JP3852566B2 - インクカートリッジの取り出し規制装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のインクカートリッジを収納可能なキャリッジに係り、特に該キャリッジがホームポジションに位置するときに機能するインクカートリッジの取り出し規制装置及びその規制装置を備えたインクジェット式プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット式のカラープリンタでは、各色のインクが単一のカートリッジに分かれて収納されていたため、一色のインクがなくなると他の色が残っていてもカートリッジ全体を取り替えなければならなかった。これに対し最近では、カラー印刷に必要な各色のインクを各々独立したカートリッジに入れて、一色のインクがなくなった場合にはその色のインクカートリッジだけを独立して交換できるようにした製品が開発されている。
【0003】
このような複数のインクカートリッジを収納するキャリッジでは、各インクカートリッジの幅が狭いため、キャリッジが印刷動作をしないときに位置するホームポジションに在るときに、その一部のインクカートリッジがメンテナンス用の開口部に面するような構造になっていると、ユーザーが不用意にインクカートリッジを取り出して再度元の位置に戻すなどの行為を行うことが可能になる。しかし、ユーザーがインクカートリッジの装入脱着すなわち装脱を行うと、例えばインクカートリッジを抜いたときにキャリッジ側に設けられているインク供給針に空気が入り込み、再度インクカートリッジを装着したときに、インク供給針内に空気が残ったままの状態となる等の問題が生じる。この状態で印刷を行えば、空気の入った部分でインクの供給が途絶えるため、印刷のかすれや印刷されない部分を生じることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、このようなユーザーの行為によって生じ得る印刷の不具合を防止するために、キャリッジがホームポジションにあるときは、複数のインクカートリッジのいずれも取り出すことができないようにし、インクカートリッジの装脱用の位置をホームポジションとは別に設けたインクカートリッジの取り出し規制装置及び該規制装置を備えたインクジェット式プリンタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載のインクカートリッジの取り出し規制装置は、カートリッジ装脱用開口部を備える記録装置本体と、前記記録装置本体内において走査可能であり、複数のインクカートリッジを収納可能な収納部を備えるキャリッジと、該キャリッジの収納部上方に開閉可能に設けられ、閉鎖時には収納部に収納されたインクカートリッジの取り出しを不可能にするカバーとを備え、前記キャリッジがその走査可能な範囲内において印刷動作をしていないときに位置するホームポジションと、キャリッジがメンテナンス時に前記カートリッジ装脱用開口部内に位置する交換ポジションとを有し、前記カバーは回動支点を中心にして上方へ回動式に開放可能であり、前記キャリッジが前記ホームポジションに位置するときは、前記カバーの少なくとも一部が前記記録装置本体の内面に当接してカバーの回動を規制して前記カバーは開放不可能に構成され、前記ホームポジションは、前記交換ポジションに対応するカートリッジ装脱用開口部から前記キャリッジの走査方向に僅かにずれた位置にあって、両ポジションは互いに一部が重なって構成されており、キャリッジがホームポジションに位置するときには該キャリッジの一部と前記交換ポジションであるカートリッジ装脱用開口部の一部とが重なり、前記キャリッジが前記交換ポジションに移動した際には、キャリッジの一部と前記ホームポジションの一部とが重なることを特徴とするインクカートリッジの取り出し規制装置。
【0006】
本発明によれば、キャリッジがホームポジションに位置するときは、カバーを開くことができないから、ユーザーが誤ってインクカートリッジを抜き取ったり、それを再装着することができない。従ってインク供給針内に空気が入り、印刷に不具合を生じる等の問題を確実に防止することができる。一方、インクカートリッジのインクがなくなったときには、ユーザーはメンテナンスモードに切り替えることによりキャリッジが交換ポジションに位置するようになるから、カバーを開放してインクカートリッジを交換することができる。メンテナンスモードでは、インクカートリッジの交換時に自動的にインク供給針内の空気抜き動作が行われるから、印刷に不具合を生じることがない。
【0007】
また、本願請求項1に記載のインクカートリッジの取り出し規制装置において、前記カバーは回動支点を中心にして上方へ回動式に開放可能であり、前記ホームポジションにおいては、前記カバーの少なくとも一部が前記記録装置本体の内面に当接してカバーの回動を規制していることを特徴とするものである。
本発明によれば、キャリッジがホームポジションに位置するときは、カバーを上方へ回動させて開放しようとしてもカバーの一部が記録装置本体の内面に当接して物理的に回動することができない。
【0008】
また、本願請求項1に記載のインクカートリッジの取り出し規制装置において、前記ホームポジションは、前記交換ポジションに対応するカートリッジ装脱用開口部から前記キャリッジの走査方向に僅かにずれた位置にあり、キャリッジがホームポジションに位置するときに該キャリッジの一部が前記カートリッジ装脱用開口部に臨んでいることを特徴とするものである。
【0009】
本発明によれば、ホームポジションから交換ポジションに移行する場合またはその逆の場合に、キャリッジを僅かに走査するだけで、容易に且つ短時間でホームポジションと交換ポジション相互の切換を行うことができる。また、キャリッジがホームポジションに位置するときに該キャリッジの一部が前記カートリッジ装脱用開口部に臨んでいる構成、すなわちホームポジションと交換ポジションとが一部重なっている構成としたことにより、非印刷時にキャリッジを位置させるためのホームポジションを設けるに当たって、記録装置本体の幅方向の寸法を差ほど大型化しないで済む効果が得られる。
【0010】
また、本願請求項2に記載のインクカートリッジの取り出し規制装置は、請求項1において、前記複数のインクカートリッジは各々色の異なるインクを収納しており、前記カバーの裏面には、各色のインクカートリッジを挿入すべき収納部内の位置を示す表示が付されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、カバーを開けた状態でインクカートリッジを交換するときに、新たに挿入するインクカートリッジに付された色表示とカバーの裏面に付された表示とを比較することで、インクカートリッジの誤装着を防止することができる。特に、複数のインクカートリッジを一緒に交換するときにその効果は顕著である。
【0011】
また、本願請求項3に記載のインクジェット式プリンタは、請求項1または2に記載のインクカートリッジの取り出し規制装置を備えることを特徴とするものである。本発明に係るインクジェット式プリンタよれば、ユーザーが過ってホームポジションに位置するキャリッジからインクカートリッジを抜き取ったり、それを再装着する等の虞を確実に防止することができるから、これに起因する印刷の不具合を解消することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るカートリッジ取り出し規制装置を適用したインクジェットプリンタ1を示す。図2は本発明のインクカートリッジの取り出し規制装置を適用したインクジェットプリンタの平面図であり、キャリッジが交換ポジションに位置する状態を示す。図3はカートリッジ装脱用開口部周辺を拡大して示す斜視図である。図4はキャリッジのカバーを開けてインクカートリッジを交換可能な状態を示す斜視図である。
【0013】
インクジェットプリンタ1は、プリンタ本体3と、該プリンタ本体3の後方上部に設けられる給紙部5と、プリンタ本体3の前方に形成される排紙部7とを備えて成る。
プリンタ本体3の上面には幅方向に長い切り欠き部9が形成されており、切り欠き部9の右側には切り欠き部9の他の部分よりも前後方向に長い寸法を有し、後述するキャリッジよりも一回り大きいカートリッジ装脱用開口部11が形成されている。
【0014】
プリンタ本体3の内部には、支持バー15に沿って左右方向に走査できるキャリッジ13が設けられている。キャリッジ13は印刷動作をしていないときにはプリンタ本体3の右側に位置するホームポジションに待機している(図1に示す状態)。本発明は、このキャリッジ13のホームポジションとカートリッジ装着可能な交換ポジションとの関係に関するものであるが、その説明をする前にキャリッジ13及びこれに搭載されるインクカートリッジ17の構造について説明する。
【0015】
図5に示す如く、キャリッジ13は上面が開放したバケット状になっており、その下端には印刷ヘッド19が設けられるとともに、背面には支持バー15によって案内される案内部21が形成されている。キャリッジ13の内側には複数のインクカートリッジ17を収納するための収納部23が形成され、収納部23の上部にはインクカートリッジ17の収納状態を維持してインクカートリッジ17を不用意に取り出すことができないようにカバー25が設けられている。
【0016】
カバー25は、手前側の回動支点27を中心にして手前側上方に回動することにより、収納部23の上部を開放してインクカートリッジ17の出し入れを可能にしている。カバー25にはインクカートリッジ17の色表示部28の位置に対応して、該色表示部28が見えるように窓部29が形成されている。またカバー25の裏面には、各色のインクカートリッジ17のセット位置を示すようにインクの色表示(図示せず)及び色の名前表示(図示せず)が付されている。
【0017】
ここでキャリッジ13内に収納されるインクカートリッジ17について説明する。図6は本発明で使用する7種類のインクカートリッジ17を下側から見た斜視図であり、図7は該インクカートリッジの側面側及び上面側を示す斜視図である。図8はキャリッジの収納部内を示す拡大斜視図であり、図9はキャリッジの収納部内に一部のインクカートリッジが収納された状態を示す斜視図である。
【0018】
インクカートリッジの種類は、図7の右奥側から順にダークイエロー、ブラック、濃シアン、淡シアン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの7種類であり、以下、各色のカートリッジをインクカートリッジ17a〜17gとして区別する。各インクカートリッジ17a〜17gはそれぞれ独立して交換可能なように互いに分離されており、スナップ嵌め部26の作用によりインクカートリッジをキャリッジ13の収納部23の所定位置にスナップ嵌め式に押し込んで固定できるようになっている。
【0019】
各インクカートリッジ17a〜17gの下面には、インクを印刷ヘッド19に供給するためのインク供給部31が形成されており、またカートリッジ下面の装着時に手前となる側には、各インクカートリッジ17a〜17gの収納部23内での位置を確認するための係合案内部33a〜33gが形成されている。各係合案内部33a〜33gは種々の形態の突出リブ35及び受入凹部37の組み合わせによって構成されており、突出リブ35及び受入凹部37の形態の組み合わせはインクの色によって各インクカートリッジ17a〜17g毎に異なる。
【0020】
インクカートリッジ17a〜17gはこのような構成を備えるものであり、次にこのようなインクカートリッジに対応するキャリッジ13の構成について説明する。図8はキャリッジ13の収納部23内を示す斜視図である。収納部23の下面には、各インクカートリッジ17a〜17gのインク供給部31に対応する位置にインク受入部38が形成されており、インク受入部38には印刷ヘッド19へ連絡するインク供給針40が設けられている。インク供給針40は、インクカートリッジ17のインク供給部31に刺さることでインクを印刷ヘッド19へ導くことができる。
【0021】
また収納部23の下面には、各インクカートリッジ17a〜17gの係合案内部33a〜33gに対応する位置に係合受け部39a〜39gが形成されている。各係合受け部39a〜39gは、各インクカートリッジの係合案内部33a〜33gと対応する形態の突出リブ35及び受入凹部37を有し、鍵と錠のような関係で、各係合受け部39a〜39gがそれぞれ対応する特定の係合案内部33a〜33gにのみ係合し合うようになっている。
【0022】
このような構造を採用することにより、例えばイエローのインクカートリッジ17gを収納部23内の所定の位置(即ち係合受け部39gが形成されている位置)以外の場所へセットしようと試みても、イエローのインクカートリッジ17gの係合案内部33gは係合受け部39g以外の係合受け部39a〜39fのいずれにも係合することができないから、カートリッジを誤って所定の位置以外の場所へセットすることを確実に防止することができる。このような関係は、後述するブラックインクの場合を除き、全てのインクカートリッジに関して云えることであるから、全てのインクカートリッジ17a〜17gを間違えることなく所定の位置へセットすることができる。
【0023】
本実施の形態では、図8に示す如く、ブラックのインクカートリッジ17bをセットする位置の係合受け部39bはダークイエローのインクカートリッジ17aをセットする位置の係合受け部39aの形態とほぼ同じであり、係合受け部39bにおける特定リブ42bが係合受け部39aにおける特定リブ42aより長くなっている点でのみ異なる。これに対応してダークイエローのインクカートリッジ17aにおける特定リブ42aに対応する位置での受入凹部44aは、特定リブ42aの長さに丁度対応する長さになっており、ブラックのインクカートリッジ17bにおける特定リブ42bに対応する位置での受入凹部44bは、特定リブ42bの長さに丁度対応する長さになっている。
【0024】
この結果、ブラックのインクカートリッジ17bは、本来ダークイエローのインクカートリッジ17aをセットすべき位置(図8の最も右側の位置)にもセットすることができ、反対にダークイエローのインクカートリッジ17aは本来ブラックのインクカートリッジ17bをセットすべき位置(図8の最も右側から2番目の位置)にはセットできない。
【0025】
このような構造を採用することにより、ブラックインクによるテキスト印刷においては、ブラックのインクカートリッジ17bを本来の収納部23内の位置に加えて、本来ダークイエローのインクカートリッジ17aがセットされる位置(図8の最も右側の位置)にもセットすることができるようになる。これにより、ブラックインクを供給するインクカートリッジのノズル数が2倍になるため、本来2パス(同じ行をヘッドが2回通過すること)でないと綺麗なテキスト印刷が行えないところを1パス(ヘッドが1回だけ通過すること)で同様な印刷を行えるようになる。この結果、印刷のスループットを高めることができる。その一方、ダークイエローのインクが存在していなくてもカラー印刷は行うことができるから、より高品質のカラー印刷を行いたい場合だけダークイエローのインクカートリッジ17aを使用すればよい。
【0026】
本実施の形態では係合案内部33a〜33gが突出リブ35及び受入凹部37の組み合わせにより構成され、各係合受け部39a〜39gがこれに対応する形態を有するようになっているが、この他にも例えば図10に示す如く係合案内部33又は係合受け部39の一方が所定の位置に垂直方向に延びる突起41を備え、他方が該突起41の位置と正確に対応する位置に、丁度突起41を受け入れることができるような受入孔43を備え、これら突起41と受入孔43の位置を各インクカートリッジ17a〜17g毎に変えるようにしてもよい。
【0027】
また図11に示す如く、係合案内部33又は係合受け部39の一方が例えば三角形状や四角形状などの形状突起45を備え、他方が該形状突起45に対応する位置に該形状突起45と正確に一致する形状及び大きさの形状凹部47を備えるようにし、これら形状突起45と形状凹部47の形状を各インクカートリッジ17a〜17g毎に変えるようにしてもよい。
【0028】
次に図1〜図4に戻り、本発明の特徴であるインクカートリッジ17の取り替え位置に関して説明する。上述したようにキャリッジ13は印刷動作をしていないときにはプリンタ本体3の右側に位置するホームポジションに待機している(図1に示す状態)。キャリッジ13がホームポジションに位置するとき、キャリッジ13のほぼ右側3分の1の部分はカートリッジ装脱用開口部11よりも右側のプリンタ本体3の領域(符号49で示す)の下側に位置する。
【0029】
図1から明らかなように、この状態ではカバー25がプリンタ本体3の内側に当接して開けることができないから、プリンタ使用者は誤ってインクカートリッジ17を取り出して再挿入するような動作を行うことができない。そのためインクカートリッジ17を取り出したときにインク供給針40内に空気が入り、印刷中にインクの供給が一時的に途絶えるなどの弊害を予防することができる。
【0030】
使用者がいずれかのインクカートリッジ17を取り替えるためには、プリンタ本体3上の操作ボタン51を押して印刷モードからメンテナンスモードに切り替える必要がある。メンテナンスモードに切り替わると、キャリッジ13は図1に示す位置から若干左側へ移行して、図2に示す如くカートリッジ装脱用開口部11内に位置するようになる。この位置ではカバー25を上方へ回動させることが可能であるから、使用者はカバー25を開けてインクのなくなったインクカートリッジ17を取り出し、新しいものと交換することができる。
【0031】
尚、新しいインクカートリッジ17のインクの色が所望のものと異なることに使用者が気が付かずに収納部23にセットしようとしても、上述した係合案内部33と係合受け部39の形状の不一致によりそのインクカートリッジ17は収納部23内に収まることができないから、使用者は誤った色のインクカートリッジ17をセットしようとしていたことに気が付くことができる。
【0032】
メンテナンスモードにおいてインクカートリッジ17を交換した後、再度操作ボタン51を押すことにより、インクカートリッジ17の挿入時にインク供給針40に入った空気を除去するために空気排出動作が開始される。そして空気排出動作が完了したらキャリッジ13はホームポジションへ戻り、印刷モードとなる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、キャリッジがホームポジションに位置するとき、カバーを開くことができないから、ユーザーが誤ってインクカートリッジを抜き取ったり、それを再装着することができない。従ってインク供給針内に空気が入り、印刷に不具合を生じることを確実に防止することができる。一方、インクカートリッジのインクがなくなったときには、ユーザーはメンテナンスモードに切り替えることによりキャリッジが交換ポジションに位置するようになるから、カバーを開放してインクカートリッジを交換することができる。メンテナンスモードでは、インクカートリッジの交換時に自動的にインク供給針内の空気抜き動作が行われるから、印刷に不具合を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクカートリッジの取り出し規制装置を適用したインクジェットプリンタの平面図であり、キャリッジがホームポジションに位置する状態を示す。
【図2】本発明のインクカートリッジの取り出し規制装置を適用したインクジェットプリンタの平面図であり、キャリッジが交換ポジションに位置する状態を示す。
【図3】カートリッジ装脱用開口部周辺を拡大して示す斜視図である。
【図4】キャリッジのカバーを開けてインクカートリッジを交換可能な状態を示す斜視図である。
【図5】キャリッジの拡大斜視図である。
【図6】7種類のインクカートリッジの下面側を示す斜視図である。
【図7】7種類のインクカートリッジの側面側及び上面側を示す斜視図である。
【図8】キャリッジの収納部内を示す拡大斜視図である。
【図9】キャリッジの収納部内に一部のインクカートリッジが収納された状態を示す斜視図である。
【図10】インクカートリッジの誤装着を防止するため、突起と該突起に対応する受入孔の位置を変えた形態を示す斜視図である。
【図11】インクカートリッジの誤装着を防止するため、形状突起と形状凹部の形状を変えた形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 プリンタ本体
9 切り欠き部
11 カートリッジ装脱用開口部
13 キャリッジ
17、17a〜17g インクカートリッジ
19 印刷ヘッド
23 収納部
25 カバー
26 スナップ嵌め部
27 回動支点
28 色表示部
29 窓部
31 インク供給部
33、33a〜33g 係合案内部
35 突出リブ
37 受入凹部
38 インク受入部
39、39a〜39g 係合受け部
40 インク供給針
41 突起
42a、42b 特定リブ
43 受入孔
44a、44b 受入凹部
45 形状突起
47 形状凹部
49 プリンタ本体の領域
51 操作ボタン

Claims (3)

  1. カートリッジ装脱用開口部を備える記録装置本体と、
    前記記録装置本体内において走査可能であり、複数のインクカートリッジを収納可能な収納部を備えるキャリッジと、
    該キャリッジの収納部上方に開閉可能に設けられ、閉鎖時には収納部に収納されたインクカートリッジの取り出しを不可能にするカバーとを備え、
    前記キャリッジがその走査可能な範囲内において印刷動作をしていないときに位置するホームポジションと、キャリッジがメンテナンス時に前記カートリッジ装脱用開口部内に位置する交換ポジションとを有し、
    前記カバーは回動支点を中心にして上方へ回動式に開放可能であり、前記キャリッジが前記ホームポジションに位置するときは、前記カバーの少なくとも一部が前記記録装置本体の内面に当接してカバーの回動を規制して前記カバーは開放不可能に構成され、
    前記ホームポジションは、前記交換ポジションに対応するカートリッジ装脱用開口部から前記キャリッジの走査方向に僅かにずれた位置にあって、両ポジションは互いに一部が重なって構成されており、キャリッジがホームポジションに位置するときには該キャリッジの一部と前記交換ポジションであるカートリッジ装脱用開口部の一部とが重なり、前記キャリッジが前記交換ポジションに移動した際には、キャリッジの一部と前記ホームポジションの一部とが重なることを特徴とするインクカートリッジの取り出し規制装置。
  2. 請求項1において、前記複数のインクカートリッジは各々色の異なるインクを収納しており、前記カバーの裏面には、各色のインクカートリッジを挿入すべき収納部内の位置を示す表示が付されていることを特徴とするインクカートリッジの取り出し規制装置。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載のインクカートリッジの取り出し規制装置を備えることを特徴とするインクジェット式プリンタ。
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