JP6834358B2 - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP6834358B2
JP6834358B2 JP2016214353A JP2016214353A JP6834358B2 JP 6834358 B2 JP6834358 B2 JP 6834358B2 JP 2016214353 A JP2016214353 A JP 2016214353A JP 2016214353 A JP2016214353 A JP 2016214353A JP 6834358 B2 JP6834358 B2 JP 6834358B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
thermistor
gas
detection electrodes
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016214353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018072239A (ja
Inventor
徹雄 波多
徹雄 波多
裕 松尾
裕 松尾
純也 福田
純也 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2016214353A priority Critical patent/JP6834358B2/ja
Publication of JP2018072239A publication Critical patent/JP2018072239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6834358B2 publication Critical patent/JP6834358B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

本発明は、雰囲気中に含まれる測定対象ガスの濃度を検出するガスセンサに関し、特に、サーミスタ膜とヒータを備えたガスセンサに関する。
ガスセンサとしては、接触燃焼式、半導体式、熱伝導式などの方式が知られている。これらの方式のガスセンサは、ヒータ等で加熱されたセンサ素子の抵抗値が雰囲気中の測定対象ガスの存在によって変化することを利用してガス濃度を検出するものである。
例えば、特許文献1の図10に記載されたガスセンサは、白金(Pt)等を主成分とするヒータとサーミスタ膜をこの順に積層した構成を有している。白金(Pt)等を主成分とするヒータは、膜厚が薄すぎると電気抵抗の経時変化が大きくなるという現象が発生するため、ヒータの膜厚はある程度厚くすることが好ましい。
特開2011−232291号公報
しかしながら、特許文献1の図10に記載されたガスセンサは、基板上にヒータとサーミスタ膜をこの順に積層した構成を有していることから、ヒータによって形成される凹凸面上にサーミスタ膜やサーミスタ膜の抵抗を検知するための検知電極を成膜し、パターニングする必要がある。このため、ヒータの膜厚を大きくすると、サーミスタ膜や検知電極の下地の凹凸が大きくなり、パターニングが困難となるという問題が生じる。
また、検知電極としては白金(Pt)などの金属薄膜が多く用いられるが、これらの金属は、絶縁膜として一般的に用いられる酸化シリコン(SiO)や窒化シリコン(Si)との密着性が低いため、検知電極と絶縁膜の間にチタン(Ti)やクロム(Cr)などの密着層を形成する必要がある。しかしながら、密着層を構成するチタン(Ti)やクロム(Cr)などの金属がサーミスタ膜に拡散すると、サーミスタ膜の組成や結晶構造が変化する。その結果、サーミスタ膜の温度特性が変化し、ガスの検出感度が変化するという問題もあった。
したがって、本発明は、ヒータの膜厚を大きくすることができるとともに、ガスの検出感度が安定したガスセンサを提供することを目的とする。
本発明によるガスセンサは、基板と、前記基板上に形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に形成されたサーミスタ膜と、前記サーミスタ膜上に形成された検知電極と、前記サーミスタ膜および前記検知電極を覆う第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜上に形成されたヒータとを備え、前記検知電極と前記第1の絶縁膜は、前記サーミスタ膜によって隔離されていることを特徴とする。
本発明によれば、基板上にサーミスタ膜、検知電極及びヒータをこの順に積層していることから、ヒータの膜厚を大きくしてもサーミスタ膜及び検知電極のパターニングに影響することがない。このため、ヒータの膜厚を任意の膜厚まで厚くすることができ、電気抵抗の経時変化を抑制することができる。また、検知電極と第1の絶縁膜がサーミスタ膜によって隔離されていることから、検知電極の下地に密着層を形成する必要がない。このため、密着層を構成する金属がサーミスタ膜に拡散することもない。
本発明においては、前記ヒータで前記サーミスタ膜を加熱し、雰囲気ガスの熱伝導率の変化を検知することで測定対象ガスの濃度を検出しても構わない。これによれば、CO等、熱伝導率が空気と大きく異なるガスの濃度を測定することができる。
本発明によるガスセンサは、触媒層をさらに備え、前記ヒータで加熱された前記触媒層上で測定対象ガスが接触燃焼することにより生じる熱を前記サーミスタ膜で検知することで前記測定対象ガスの濃度を検出しても構わない。これによれば、CO等の可燃性ガスの濃度を測定することができる。
本発明によれば、ヒータの膜厚が大きく、且つ、ガスの検出感度が安定したガスセンサを提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるガスセンサ10Aの構成を説明するための断面図である。 図2は、サーミスタ膜40と検知電極41,42の形状を説明するための平面図である。 図3は、本発明の第2の実施形態によるガスセンサ10Bの構成を説明するための断面図である。 図4は、ガスセンサ10Bの応答特性を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また以下に記載する構成要素には、当業者が容易に想定できるもの及び実質的に同一のものが含まれる。さらに以下に記載する構成要素は、適宜組み合わせることができる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるガスセンサ10Aの構成を説明するための断面図である。尚、図面は模式的なものであり、説明の便宜上、厚みと平面寸法との関係、デバイス相互間の厚みの比率などは、本実施形態の効果が得られる範囲内で現実の構造とは異なっていても構わない。
第1の実施形態によるガスセンサ10Aは、検出対象となるガスと雰囲気ガスである空気の熱伝導率差を利用してガス濃度を検出する熱伝導式のガスセンサであり、図1に示すように、基板20と、基板20の上面にこの順に積層された第1〜第3の絶縁膜31〜33と、第1及び第2の絶縁膜31,32間に設けられたサーミスタ膜40及び一対の検知電極41,42と、第2及び第3の絶縁膜32,33間に設けられたヒータ50とを備えている。
基板20は、適度な機械的強度を有し、且つ、エッチングなどの微細加工に適した材質であれば特に限定されるものではなく、シリコン単結晶基板、サファイア単結晶基板、セラミック基板、石英基板、ガラス基板などを用いることができる。基板20には、放熱性を低下させるためのキャビティ21が設けられている。キャビティ21により基板20が取り除かれた部分は、メンブレンと呼ばれる。メンブレンを構成すれば、基板20を薄肉化した分だけ熱容量が小さくなるため、より少ない消費電力で加熱を行うことが可能となる。
第1〜第3の絶縁膜31〜33は、酸化シリコン又は窒化シリコンなどの絶縁材料からなる。第1〜第3の絶縁膜31〜33として例えば酸化シリコンを用いる場合には、熱酸化法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法などの成膜法を用いればよい。第1〜第3の絶縁膜31〜33の膜厚は、絶縁性が確保される限り特に限定されず、例えば0.1〜1.0μm程度とすればよい。特に、第1の絶縁膜31は、基板20にキャビティ21を形成する際のエッチング停止層としても用いられるため、当該機能を果たすのに適した膜厚とすればよい。
第1〜第3の絶縁膜31〜33の材料としては、互いに同じ材料を用いることが望ましい。ヒータ50は、数十度から数百度にまで上昇し、次に常温へ下がるという激しい熱変化を繰り返し生じるため、第1〜第3の絶縁膜31〜33にも強い熱ストレスがかかり、この熱ストレスを継続的に受けると層間剥離やクラックといった破壊につながる。しかしながら、第1〜第3の絶縁膜31〜33を互いに同じ材料によって構成すれば、これらの材料特性が同じであり、且つ、密着性が強固であることから、異種材料を用いた場合と比べて、層間剥離やクラックといった破壊が生じにくくなる。
第1の絶縁膜31の上面には感温抵抗素子としてサーミスタ膜40が形成され、サーミスタ膜40の上面には一対の検知電極41,42が形成される。これらサーミスタ膜40及び検知電極41,42は、第2の絶縁膜32によって覆われている。
サーミスタ膜40は、複合金属酸化物、アモルファスシリコン、ポリシリコン、ゲルマニウムなどの負の抵抗温度係数を持つ材料からなり、スパッタ法、CVDなどの薄膜プロセスを用いて形成することができる。サーミスタ膜40の膜厚は、目標とする抵抗値に応じて調整すればよく、例えばMnNiCo系酸化物を用いて室温での抵抗値(R25)を140kΩ程度に設定するのであれば、一対の検知電極41,42間の距離にもよるが0.2〜1μm程度の膜厚に設定すればよい。ここで、感温抵抗素子としてサーミスタ膜40を用いているのは、また、白金測温体などに比べて抵抗温度係数が大きいことから、大きな検出感度を得ることができるためである。また、薄膜構造であることから、ヒータ50の発熱を効率よく検出することも可能となる。サーミスタ膜40を構成する材料は、酸化シリコンや窒化シリコンとの密着性が高いため、サーミスタ膜40と第1の絶縁膜31との間に密着層などを設ける必要はなく、第1の絶縁膜31上にサーミスタ膜40を直接形成することができる。
検知電極41,42は所定の間隔を持った一対の電極であり、両者はサーミスタ膜40を介して電気的に接続される。これにより、一対の検知電極41,42間における抵抗値は、サーミスタ膜40の抵抗値によって決まる。検知電極41,42の材料としては、第2の絶縁膜32の成膜工程および熱処理工程などのプロセスに耐えうる導電性物質であって、比較的高融点の材料、例えば、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、金(Au)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)又はこれら何れか2種以上を含む合金などが好適である。
検知電極41,42の上面には、第2の絶縁膜32に対する密着性を向上させるために、チタン(Ti)などからなる密着層49が形成されている。これに対し、検知電極41,42の下面には密着層は設けられておらず、したがって、検知電極41,42とサーミスタ膜40は直接接触する。検知電極41,42は、第2及び第3の絶縁膜32,33を貫通して設けられた電極パターン61,62にそれぞれ接続される。
図2は、サーミスタ膜40と検知電極41,42の形状を説明するための平面図である。尚、図2に示すA−A線に沿った断面が図1に相当する。
図2に示すように、サーミスタ膜40は、基板20の略中央部に設けられた矩形の主領域40aと、主領域40aの互いに対向する角部に設けられた第1及び第2の拡大領域40b、40cを有している。検知電極41は、サーミスタ膜40の主領域40a及び第1の拡大領域40bに形成されている。一方、検知電極42は、サーミスタ膜40の主領域40a及び第2の拡大領域40cに形成されている。検知電極41,42のうち、サーミスタ膜40の主領域40aに形成された部分はライン状であり、所定の間隔をもって対向している。一方、検知電極41,42のうち、サーミスタ膜40のそれぞれ第1及び第2の拡大領域40b、40cに形成された部分は、ライン状の部分よりも幅が拡大されたパッド形状を有しており、この部分においてそれぞれ電極パターン61,62に接続される。
本実施形態では、検知電極41,42の全ての部分がサーミスタ膜40上に形成されており、検知電極41,42と第1の絶縁膜31が接する部分がない。つまり、検知電極41,42と第1の絶縁膜31は、サーミスタ膜40によって完全に隔離されている。このため、検知電極41,42の下面に密着層などを形成する必要がない。いわば、サーミスタ膜40が第1の絶縁膜31と検知電極41,42との間の密着層を兼ねていると言える。
第1の絶縁膜31上には、サーミスタ膜40及び検知電極41,42を覆う第2の絶縁膜32が形成されている。上述の通り、検知電極41,42の上面にはチタン(Ti)などからなる密着層49が形成されているが、この密着層49はサーミスタ膜40と接しないため、密着層49を構成する金属がサーミスタ膜40に拡散することはない。また、サーミスタ膜40及び検知電極41,42は、いずれも膜厚を厚く設計する必要がないことから、これらを覆う第2の絶縁膜32の上面は、十分な平坦性が保たれる。
第2の絶縁膜32の膜厚は、サーミスタ膜40及び検知電極41,42を確実に覆うことができる膜厚であれば特に限定されず、例えば0.1〜3.0μm程度とすればよい。尚、サーミスタ膜40と還元性を持つ材料を接触させて高温状態にすると、サーミスタ膜40から酸素を奪って還元を引き起こし、サーミスタ特性に影響を与えてしまう。これを防止するためには、第2の絶縁膜32の材料としては、酸化シリコン等の還元性を持たない絶縁性酸化膜材料を用いることが望ましい。
第2の絶縁膜32上には、ヒータ50が形成される。ヒータ50は、温度によって抵抗率が変化する導電性物質からなり、比較的高融点の材料からなる金属材料、例えば、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、金(Au)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)又はこれら何れか2種以上を含む合金などが好適である。また、イオンミリングなどの高精度なドライエッチングが可能である導電材質であることが好ましく、特に、耐腐食性が高い白金(Pt)を主成分とすることがより好適である。また、第2及び第3の絶縁膜32,33との密着性を向上させるために、ヒータ50の下面及び上面にチタン(Ti)などの密着層51,52が形成されている。
ヒータ50は、膜厚が薄いと電気抵抗の経時変化が大きくなるという現象が発生するため、経時変化を抑えるためには、ある程度大きな膜厚が必要である。そして、本実施形態においては、ヒータ50の上層にサーミスタ膜40や検知電極41,42を形成する必要がないことから、ヒータ50の膜厚を任意の膜厚まで厚くすることができる。
第2の絶縁膜31上には、ヒータ50を覆う第3の絶縁膜33が形成されている。ここで、ヒータ50の膜厚を十分に厚く設計した場合、第3の絶縁膜33の上面には大きな凹凸が形成されるが、本実施形態においては第3の絶縁膜33上にパターニングが必要な他の素子を形成する必要がないことから、第3の絶縁膜33の上面が大きな凹凸面を構成していても問題がない。
電極パターン61,62はメンブレンの外に配置され、第2及び第3の絶縁膜32、33を貫通して、それぞれ検知電極41,42に接続される。電極パターン61,62の材料としては、アルミニウム(Al)や金(Au)などの金属材料が用いられる。必要に応じて積層膜を用いても構わない。電極パターン61,62は、図示しないボンディングワイヤなどを介して外部回路と電気的に接続される。
以上が本実施形態によるガスセンサ10Aの構成である。本実施形態によるガスセンサ10Aは、上述の通り、検出対象となるガスと空気の熱伝導率差を利用してガス濃度を検出する。測定対象ガスの種類としては、空気との熱伝導率に差があれば特に限定されないが、空気との熱伝導率に差が大きいCOを測定対象ガスとすることが好ましい。COは空気に比べて熱伝導率が非常に低いため、COの濃度が高くなるほど、ヒータ50の放熱性が低下し、サーミスタ膜40の温度が上昇する。サーミスタ膜40の温度変化は、一対の検知電極41,42間における抵抗値の変化となって現れるため、これを検出することによってCOの濃度を測定することが可能となる。
そして、本実施形態によるガスセンサ10Aは、サーミスタ膜40及び検知電極41,42上にヒータ50を形成していることから、ヒータ50の膜厚を十分に厚く設計した場合であっても、サーミスタ膜40及び検知電極41,42のパターニングに影響を及ぼすことがない。しかも、検知電極41,42をサーミスタ膜40の上面に形成していることから、検知電極41,42の下面に密着層を形成する必要がない。このため、密着層を構成するチタン(Ti)などの材料がサーミスタ膜40に拡散することもない。
これにより、ヒータ50の経時変化や、サーミスタ膜40の温度特性の変化を防止することが可能となる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態によるガスセンサ10Bの構成を説明するための断面図である。
本実施形態によるガスセンサ10Bは、検出対象となる可燃性ガスの触媒反応に基づいてガス濃度を検出する接触燃焼式のガスセンサであり、第3の絶縁膜33の上面に触媒層70が設けられている点において、第1の実施形態によるガスセンサ10Aと相違している。その他の構成は、第1の実施形態によるガスセンサ10Aと同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
触媒層70は、γアルミナ等からなる多孔質セラミックに白金(Pt)を担持させたものを、バインダーとともにペースト状にして、塗布・焼成を行ったものを用いることができる。尚、担持させる材料としては、金(Au)、パラジウム(Pd)又はロジウム(Rh)などであっても構わない。或いは、これら貴金属の多孔質体を触媒層70として用いても構わない。
触媒層70は、ヒータ50によって所定の温度に加熱されると、測定対象ガスである例えばCOガスと雰囲気中のOガスの反応(燃焼)を促進させ、COガスに変化させる。その際に生じる反応熱はサーミスタ膜40に伝導し、その抵抗値を変化させる。これにより、検出対象となる可燃性ガスの濃度を測定することができる。検出対象となる可燃性ガスとしては、H(水素)ガスやメタンガスであっても構わない。
図4は、本実施形態によるガスセンサ10Bの応答特性を示すグラフである。
図4に示すグラフは、ヒータ50を300℃で加熱した状態で、測定開始から400s〜1300sの期間に500ppmの一酸化炭素(CO)を空気に混入した例を示している。この場合、測定開始から400sで出力が急速に立ち上がり、測定開始から1300sで出力が急速に立ち下がる波形が得られ、出力感度は10.3μV/ppmであった。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10A,10B ガスセンサ
20 基板
21 キャビティ
31 第1の絶縁膜
32 第2の絶縁膜
33 第3の絶縁膜
40 サーミスタ膜
40a 主領域
40b,40c 拡大領域
41,42 検知電極
49 密着層
50 ヒータ
51,52 密着層
61,62 電極パターン
70 触媒層

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に形成されたサーミスタ膜と、
    前記サーミスタ膜上に形成された第1及び第2の検知電極と、
    前記サーミスタ膜および前記第1及び第2の検知電極を覆う第2の絶縁膜と、
    前記第2の絶縁膜上に形成されたヒータと、
    第1及び第2の電極パターンと、を備え、
    前記第1及び第2の検知電極は、ライン状の部分と、前記ライン状の部分よりも幅が拡大されたパッド形状を有する部分を含み、
    前記第1及び第2の検知電極の前記ライン状の部分は、所定の間隔をもって対向しており、
    前記第1及び第2の検知電極は、前記パッド形状を有する部分においてそれぞれ前記第1及び第2の電極パターンに接続され、
    前記第1及び第2の検知電極の前記ライン状の部分及び前記パッド形状を有する部分はいずれも前記サーミスタ膜上に形成されており、これにより、前記検知電極と前記第1の絶縁膜は、前記サーミスタ膜によって隔離されていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記ヒータで前記サーミスタ膜を加熱し、雰囲気ガスの熱伝導率の変化を検知することで測定対象ガスの濃度を検出することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 触媒層をさらに備え、前記ヒータで加熱された前記触媒層上で測定対象ガスが接触燃焼することにより生じる熱を前記サーミスタ膜で検知することで前記測定対象ガスの濃度を検出することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
JP2016214353A 2016-11-01 2016-11-01 ガスセンサ Active JP6834358B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016214353A JP6834358B2 (ja) 2016-11-01 2016-11-01 ガスセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016214353A JP6834358B2 (ja) 2016-11-01 2016-11-01 ガスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018072239A JP2018072239A (ja) 2018-05-10
JP6834358B2 true JP6834358B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=62115173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016214353A Active JP6834358B2 (ja) 2016-11-01 2016-11-01 ガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6834358B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3501746B2 (ja) * 1992-10-27 2004-03-02 株式会社半導体エネルギー研究所 流体の計測方法
JP5447159B2 (ja) * 2010-04-30 2014-03-19 Tdk株式会社 ガスセンサ
JP2012013603A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Yokogawa Electric Corp 接触燃焼式ガスセンサ
JP6094422B2 (ja) * 2013-08-09 2017-03-15 三菱マテリアル株式会社 温度センサ
JP6451395B2 (ja) * 2015-02-23 2019-01-16 Tdk株式会社 センサ素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018072239A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11499932B2 (en) Gas sensor
JP6160667B2 (ja) 熱伝導式ガスセンサ
US11408843B2 (en) Gas sensor
JP5447159B2 (ja) ガスセンサ
JP2017166826A (ja) ガスセンサ
JP2017223557A (ja) ガスセンサ
US11567025B2 (en) Gas sensor
JP2019158358A (ja) センサ素子及びこれを備えたガスセンサ
JP5609919B2 (ja) マイクロヒータ素子
JP6729197B2 (ja) ガスセンサ
JP6451395B2 (ja) センサ素子
JP6834358B2 (ja) ガスセンサ
JP5359985B2 (ja) ガスセンサ
JP5672339B2 (ja) ガスセンサ
JP2007017217A (ja) 薄膜ガスセンサ
TWI818072B (zh) 微機電系統氣體感測器及微機電系統氣體感測器的製造方法
KR102219542B1 (ko) 접촉 연소식 가스 센서 및 그 제조 방법
JP2008298617A (ja) 接触燃焼式ガスセンサおよび接触燃焼式ガスセンサの製造方法
JPH06174674A (ja) 半導体ガスセンサ
JPH0618465A (ja) 複合センサ
JP6805852B2 (ja) ガスセンサ素子およびガスセンサ素子の製造方法
JP6958384B2 (ja) ガスセンサ素子
JP7156013B2 (ja) ガスセンサ
JP6679787B1 (ja) Mems型半導体式ガス検知素子
JP4962087B2 (ja) 薄膜サーミスタ及び薄膜サーミスタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6834358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150