JP6829234B2 - ステータを組み込んだモータジャケットの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータを組み込んだモータジャケットの製造方法に関する。
モータに使用されるモータジャケットの製造においては、ジャケットへのステータの組み込み方法の一つとして、「焼嵌め」と呼ばれる方法が知られている。焼嵌めに関する文献としては、例えば、下記の特許文献1がある。
焼嵌めでは、まず、加熱によってジャケットを熱膨張させる。この熱膨張により、ジャケットに形成された穴の径が一時的に拡張される。次に、熱膨張前の穴の径以上の外径を有するステータを、径が拡張された穴に挿入する。そして、ジャケットの穴にステータを挿入した後は、冷却または自然な放熱によってジャケットが収縮することに伴って、元の径の大きさに戻ろうとする穴の表面にステータが抑えつけられる状態となる。このようにして、ステータがモータのジャケットに組み込まれる。
再公表WO2016/035533号
上記の焼嵌めにより製造されるモータジャケットにおいては、収縮するジャケットからステータに対して強く押付けるような応力が加わる。この応力は、モータの品質に悪影響を及ぼすことがあった。その悪影響とは、例えば、ステータの形状を歪ませてしまうこと等である。
そこで、本発明は、ジャケットからその内部に組み込まれるステータに加えられる応力が低減されるステータを組み込んだモータジャケットの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の態様は、ステータを組み込んだモータジャケットの製造方法であって、ステータの外径よりも大きな径で形成されたジャケット穴に前記ステータを挿入する挿入工程と、前記挿入工程の後に、前記ステータの外周面と前記穴の表面との間に弾性の接着剤を注入する注入工程と、前記注入工程の後に、所定の時間だけ前記ジャケットを冷却する冷却工程と、を含む。
本発明によれば、ジャケットの穴およびステータの各々の軸心がほぼ一致した状態でステータをジャケットに組み込むことができるとともに、ジャケットからステータに加えられる応力を低減することができる。
第1の実施の形態の製造方法によってステータがジャケットに組み込まれたときの状態を示す断面図である。 第1の実施の形態のステータがジャケットに挿入された段階での状態を示した断面図である。 図3Aは、第1の実施の形態の間隙に接着剤が注入された段階での状態を示した一部拡大断面図である。図3Bは、ジャケットが冷却によって収縮したときの状態を部分的に示した一部拡大断面図である。 変形例1の製造方法によってステータがジャケットに組み込まれたときの状態を示す断面図である。 変形例3の製造方法によってステータがジャケットに組み込まれたときの状態を示す断面図である。
本発明に係るステータを組み込んだモータジャケットの製造方法について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の製造方法によってステータ10がジャケット12に組み込まれたときの状態を示す断面図である。
図1に示されたように、ステータコア10aと巻線部10bとを有するステータ10が、ジャケット12に形成された円形の穴16に挿入されている。また、巻線部10bはステータコア10aに支持されており、図1のような断面視で見ると、巻線部10bの一端と他端とのそれぞれがステータコア10aの上側と下側とから突出している。そして、このように構成されたステータ10は、穴16の内側において、接着剤14によりジャケット12と接着されている。このときのステータ10とジャケット12とは、お互いの軸心がほぼ一致している。
ジャケット12の穴16について、さらに詳しく説明する。ジャケット12に形成された穴16は、ジャケット12の開口端部18から第1の所定の深さD1まではステータコア10aの外径(ステータ10の外径)L10よりも大きな径L16で形成されている。また、穴16は、第1の所定の深さD1以降ではステータ10の外径L10よりも小さい径L16´で形成されている。
以下では、ジャケット12の開口端部18から第1の所定の深さD1までの穴16内部の領域を第1の領域16aと称する。また、第1の所定の深さD1以降の穴16内部の領域を第2の領域16bと称する。
図1のように、第1の領域16aには、ステータコア10aが収まっている。また、第2の領域16bには、巻線部10bのうちの図1中でステータコア10aの下側に位置する部分が収まっている。なお、第1の領域16aには、巻線部10bのうちの図1中でステータコア10aの上側に位置する部分も収まることが好ましい。
以下、図1の構成を得るための、製造方法を説明する。
図2は、第1の実施の形態のステータ10がジャケット12に挿入された段階での状態を示した断面図である。
まず、図2に示されたように、ステータ10を、ジャケット12に形成されており、且つ、該ステータ10の外径L10よりも大きな径L16を有する穴16に挿入する(挿入工程)。本実施の形態では、ステータ10には金属材料が含まれる。また、ジャケット12には、冷却されたときの収縮率がステータ10よりも高い金属材料または樹脂材料が含まれる。
穴16は、第1の領域16a(ジャケット12の開口端部18から第1の所定の深さD1まで)ではステータ10の外径L10よりも大きな径L16となるように形成されている。また、穴16は、第2の領域16b(第1の所定の深さD1以降)ではステータ10の外径L10よりも小さい径L16´となるように形成されている。
なお、任意の径および深さを有する穴16をジャケット12に形成する工程(穴形成工程)は、既知の方法によってもよい。したがって、穴形成工程に関する説明は、本実施の形態では割愛する。
本実施の形態では、第1の領域16aにおける穴16の径L16がステータ10の外径L10よりも大きいため、ステータ10を穴16に挿入することが容易である。したがって、ステータ10を挿入する前段階でジャケット12を熱膨張させる必要がない。また、第2の領域16bにおける穴16の径L16´は、ステータ10の外径L10よりも小さい。したがって、ステータコア10aが第2の領域16bよりも深いところまで挿入されることが防止される。
上記した穴16へのステータ10の挿入は、少なくとも、ステータコア10aの側面と穴16(ジャケット12)の表面とが直接的に接触しないように行う。これにより、図2のように、第1の領域16aにおいて、穴16の表面およびステータ10の間に間隙20が生じる。
図3Aは、第1の実施の形態の間隙20に接着剤14を注入した段階での状態を示した一部拡大断面図である。
ステータ10の穴16への挿入の完了後、穴16の表面および穴16に挿入されたステータ10の間の間隙20に接着剤14を注入する(注入工程)。これにより、図3Aに示されたように、ステータ10の側面と穴16(ジャケット12)の表面との間に接着剤14が入り込み、ステータ10とジャケット12とがお互いに接着される。ここで、上記したように、間隙20は、ステータ10の側面と穴16の表面とが直接的に接触しないように形成されている。したがって、その間隙20に注入される接着剤14もまた、ステータ10の側面と穴16の表面との直接的な接触を阻む。なお、接着剤14は、ステータ10およびジャケット12よりも弾性力が高い。
本実施の形態では、第2の領域16bにおける穴16の径L16´は、ステータ10の外径L10よりも小さい。したがって、接着剤14を注入したときに、接着剤14が第2の領域16bに侵入することが、ステータ10および穴16の表面により防止される。
図3Bは、ジャケット12が冷却によって収縮したときの状態を部分的に示した一部拡大断面図である。
間隙20に接着剤14を注入した後は、所定の時間だけジャケット12を冷却する(冷却工程)。既に説明したように、ジャケット12には、冷却による収縮率がステータ10よりも高い材料が採用されている。したがって、ジャケット12を冷却することによって、径方向で押圧するような応力がジャケット12からステータ10に加えられる。そのため、ジャケット12が冷却されると、図3Bのように、接着剤14の径方向での厚みが冷却前(図3A参照)と比較して薄くなる。
径方向で押圧するような応力がジャケット12からステータ10に加わることで、ステータ10とジャケット12とのお互いが、接着剤14によって良好に接着される。それのみならず、このとき、ステータ10の軸心は、加えられる応力の大きさがステータ10の側面の全体にわたって等しくなる位置、すなわち、穴16の軸心の方向に移動する。このように、ジャケット12を所定時間冷却することで、ステータ10および穴16の各々の軸心がほぼ一致する。
モータの品質という観点では、ステータ10がジャケット12に組み込まれた状態において、ステータ10および穴16の各々の軸心が一致していることが理想的である。しかしながら、第1の領域16aにおける穴16の径L16をステータ10の外径L10よりも大きくすると、ステータ10の挿入が容易となる一方、ステータ10と穴16との各々の軸心を一致させること、およびその状態を維持することが困難となる。そこで、本実施の形態では、以上のように、間隙20に接着剤14を注入してステータ10とジャケット12とを接着した。これにより、ジャケット12の収縮に伴って生じる応力が、接着剤14を介してステータ10に加わるようにした。このようにして、本実施の形態では、穴16の径L16がステータ10の外径L10よりも大きい場合であっても、ステータ10および穴16の各々の軸心がほぼ一致するようにした。また、接着剤14により、ステータ10の形状が応力によって歪むおそれが低減されるようにした。
以上のようにして、本実施の形態では、ジャケット12の冷却に伴って生じる応力によってステータ10および穴16の各々の軸心をほぼ一致させつつ、且つ、その応力によってステータ10の形状が歪むおそれも低減されるようにした。
所定時間だけジャケット12を冷却した後は、例えば、ジャケット12を温めたり、常温下で放置することによってジャケット12を膨張させ、常温下の状態に戻す。これにより、図1に示されたような、ステータ10がジャケット12に組み込まれた構造を得る。このとき、ステータ10とジャケット12とは接着剤14により接着されているので、ジャケット12の膨張に伴って径方向に引っ張るような応力がステータ10に加えられる。しかしながら、このときの応力の大きさはステータ10の側面の全体にわたってほぼ均一であり、ステータ10の特定の箇所に極端に大きな力が加えられることが抑制されている。そして、ステータ10の特定の箇所に極端に大きな力が加えられることが抑制されることにより、ステータ10の軸心がずれてしまうおそれが抑制される。また、本実施の形態では、ステータ10とジャケット12との間の接着剤14が応力を吸収するので、ステータ10の特定の箇所に極端に大きな力が加えられることがより一層抑制される。これにより、例えば、ステータ10の形状が歪むことが抑制される。
以上のようにして、ジャケット12へのステータ10の組み込みが完了する。上記したように、本実施の形態によれば、ジャケット12の穴16およびステータ10の各々の軸心がほぼ一致した状態でステータ10をジャケット12に組み込むことができるとともに、ジャケット12からステータ10に加えられる応力を低減することができる。
[変形例]
以上、本発明の一例として第1の実施の形態が説明されたが、上記第1の実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることはもちろんである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
(変形例1)
例えば、穴形成工程において、ステータ10の外周面と対向する穴16の表面のうちの一部領域に接着剤溜りを形成してもよい。
図4は、変形例1の製造方法によってステータ10がジャケット12に組み込まれたときの状態を示す断面図である。
変形例1では、例えば図4に示されたように、第1の領域16aにおける穴16の表面のうち、穴16の深さ方向と平行な表面の一部領域に凹部22を形成する。図4の例では、凹部22は、平面視で穴16の全周方向にわたって、且つ、穴16の深さ方向における位置を一定にして、リング状に形成されていることとする。このようにして、変形例1では、穴16の全周方向に亘った接着剤溜りを形成する。
凹部22の形成は、上述したように、穴形成工程(挿入工程の前)で行えばよい。凹部22が形成されることによって、ステータ10の外周面と対向する穴16の表面のうちの、一部領域以外の他領域の穴16の径L16の長さ(第1距離)よりも、一部領域の穴16の径L16´´の長さ(第2距離)が長くなる。したがって、接着剤溜りが形成された部分(一部領域)においては、注入工程において接着剤14を注入したときに、第1の実施の形態と比較して、接着剤14の径方向での厚みが厚くなる。これにより、接着剤溜りが形成された部分(一部領域)において、ジャケット12からステータ10に加えられる応力がより一層低減されるようになる。
なお、凹部22で構成される接着剤溜りは、穴16の全周ではなく、穴16の軸心を中心に対向する2つの凹部22であってもよい。このとき、凹部22の各々は、ジャケット12からステータ10に加えられる応力の径方向成分が穴16の深さ方向のどの位置においても釣り合うように、図4のような断面視で見たときに穴16の軸心を中心とする線対称となるように設けられることが好ましい。
(変形例2)
第1の実施の形態では、ステータ10を穴16に挿入した後、間隙20に接着剤14を注入した。例えば、接着剤14は、ステータ10を穴16に挿入する前段階において、予め穴16の表面に塗布されてもよい。これによっても、第1の実施の形態と同様に、ジャケット12からその内部に組み込まれるステータ10に加えられる応力が低減される。
(変形例3)
図5は、変形例3の製造方法によってステータ10がジャケット12に組み込まれたときの状態を示す断面図である。
例えば、一部領域からジャケット12の開口端部18まで、径の長さが第2距離である穴16を形成してもよい。例えば、図5では、径の長さが、第2の所定の深さD2(一部領域の下端位置)から開口端部18までは第2距離であり、第2の所定の深さD2以下では第1距離である穴16を形成している。これにより、第2の所定の深さD2からステータコア10aの上側までの間に、接着剤溜りを形成することができる。変形例3では、注入工程において、接着剤溜りへの接着剤14の注入を、変形例1と比較して、容易に行うことができる。
[実施の形態から得られる技術的思想]
上記実施の形態および変形例から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
ステータ(10)を組み込んだモータジャケットの製造方法であって、ジャケット(12)に形成された穴(16)にステータ(10)を挿入する挿入工程と、前記挿入工程の後に、前記ステータ(10)の外周面と前記穴(16)の表面との間に弾性の接着剤(14)を注入する注入工程と、前記注入工程の後に、所定の時間だけ前記ジャケット(12)を冷却する冷却工程と、を含む。
これにより、ジャケット(12)の穴(16)およびステータ(10)の各々の軸心がほぼ一致した状態でステータ(10)をジャケット(12)に組み込むことができるとともに、ジャケット(12)からステータ(10)に加えられる応力を低減することができる。
前記挿入工程の前に、前記ジャケット(12)に前記穴(16)を形成する穴形成工程をさらに含み、前記穴形成工程では、前記ステータ(10)の外周面と対向する前記穴(16)の表面のうちの一部領域に接着剤溜りを形成してもよい。これにより、穴(16)の径方向における接着剤(14)の長さが長くされ、ジャケット(12)からステータ(10)に加えられる応力がより低減される。
前記穴形成工程では、前記穴(16)の全周方向に亘って前記接着剤溜りを形成してもよい。これにより、穴(16)の全周方向において、ジャケット(12)からステータ(10)に加えられる応力がより低減される。
前記穴形成工程では、前記ステータ(10)の外周面と対向する前記穴(16)の表面のうちの、前記一部領域以外の他領域の前記穴(16)の径の長さを第1距離(L16)とし、前記一部領域の前記穴の径の長さを第2距離(L16´´)としたとき、該第1距離(L16)よりも該第2距離(L16´´)を長くすることで、前記接着剤溜りを形成してもよい。これにより、径の長さが第2距離(L16´´)となる一部領域において、ジャケット(12)からステータ(10)に加えられる応力がより低減される。
前記穴形成工程では、前記一部領域から前記ジャケット(12)の開口端部(18)まで、径の長さが前記第2距離(L16´´)である前記穴(16)を形成してもよい。これにより、接着剤溜りに接着剤(14)を注入することが容易となる。
10…ステータ 10a…ステータコア
10b…巻線部 12…ジャケット
14…接着剤 16…穴
16a…第1の領域 16b…第2の領域
18…開口端部 20…間隙
22…凹部 L10…ステータの外径
L16…穴の径(第1距離) L16´…第2の領域の穴の径
L16´´…穴の径(第2距離) D1…第1の所定の深さ
D2…第2の所定の深さ

Claims (5)

  1. ステータの外径よりも大きな径で形成されたジャケット穴に前記ステータを挿入する挿入工程と、
    前記挿入工程の後に、前記ステータの外周面と前記穴の表面との間に弾性の接着剤を注入する注入工程と、
    前記注入工程の後に、所定の時間だけ前記ジャケットを冷却する冷却工程と、
    を含む、ステータを組み込んだモータジャケットの製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法であって、
    前記挿入工程の前に、前記ジャケットに前記穴を形成する穴形成工程をさらに含み、
    前記穴形成工程では、前記ステータの外周面と対向する前記穴の表面のうちの一部領域に接着剤溜りを形成する、ステータを組み込んだモータジャケットの製造方法。
  3. 請求項2に記載の製造方法であって、
    前記穴形成工程では、前記穴の全周方向に亘って前記接着剤溜りを形成する、ステータを組み込んだモータジャケットの製造方法。
  4. 請求項2または3に記載の製造方法であって、
    前記穴形成工程では、前記ステータの外周面と対向する前記穴の表面のうちの、前記一部領域以外の他領域の前記穴の径の長さを第1距離とし、前記一部領域の前記穴の径の長さを第2距離としたとき、該第1距離よりも該第2距離を長くすることで、前記接着剤溜りを形成する、ステータを組み込んだモータジャケットの製造方法。
  5. 請求項4に記載の製造方法であって、
    前記穴形成工程では、前記一部領域から前記ジャケットの開口端部まで、径の長さが前記第2距離である前記穴を形成する、ステータを組み込んだモータジャケットの製造方法。
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