JP6668098B2 - 流体動圧軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体動圧軸受装置に関する。
流体動圧軸受装置は、軸受スリーブとその内周に挿入された軸部材との相対回転により、軸部材の外周面と軸受スリーブの内周面との間のラジアル軸受隙間に生じる流体膜の動圧作用で、軸部材を相対回転自在に非接触支持するものである。流体動圧軸受装置は、回転精度及び静粛性に優れるという特性から、HDDのディスク駆動装置のスピンドルモータ等に好適に使用される。
例えば、下記の特許文献1〜3参照には、種々の流体動圧軸受装置が提案されている。これらの文献に開示されている流体動圧軸受装置では、軸受スリーブが円筒状のハウジングの内周に固定されている。
特開2004−116667号公報 特開2010−96202号公報 特開2010−255777号公報
流体動圧軸受装置において、軸受スリーブの内周面の精度(真円度や円筒度等)は、ラジアル軸受隙間の幅精度、ひいては軸部材の相対回転精度に影響するため、非常に重要となる。例えば、軸受スリーブをハウジングの内周に圧入すると、圧入による締め付け力により軸受スリーブが変形し、内周面の精度が悪化する恐れがある。
一方、軸受スリーブの外周面とハウジングの内周面とを隙間を介して嵌合させた状態で、この隙間に接着剤を介在させる隙間接着により両者を固定すれば、軸受スリーブがハウジングから締め付け力を受けない。従って、従来は、軸受スリーブとハウジングとを隙間接着で固定すれば、軸受スリーブの内周面の精度悪化を防止できると考えられていた。しかし、本発明者の検証によると、軸受スリーブとハウジングとを隙間接着で固定した場合でも、軸受スリーブの内周面の精度が悪化することがあることが明らかになった。その理由を、図8及び図9を用いて説明する。
一般に、ハウジングと軸受スリーブとの接着は熱硬化性接着剤(以下、単に接着剤とも言う。)を用いて行われ、具体的には以下のような手順で行われる。まず、図8(a)に示すように、軸受スリーブ108の外周面108aとハウジング107の内周面107aとを隙間を介して嵌合させ、この隙間に接着剤Gを介在させる。そして、軸受スリーブ108及びハウジング107を所定位置で保持した状態で一定時間焼成し、接着剤Gを硬化させる。
このように軸受スリーブ108及びハウジング107を加熱すると、両者の線膨張係数の差により、両者の間の隙間幅が変化する。例えば、軸受スリーブ108の線膨張係数αよりもハウジング107の線膨張係数αが大きい場合(α<α)、図8(b)に示すように、昇温時にハウジング107が軸受スリーブ108よりも大きく膨張するため、これらの間の隙間幅が大きくなる(W<W’)。このとき、接着剤Gの粘度が低下することで、ハウジング107と軸受スリーブ8との間の隙間が接着剤Gで満たされた状態で維持され、この状態で接着剤Gが硬化する。
その後、ハウジング107及び軸受スリーブ108を常温まで冷却することで、ハウジング107及び軸受スリーブ108が収縮する。このとき、軸受スリーブ108とハウジング107との間の隙間幅W’は加熱前の隙間幅Wに戻ろうとするが、図8(c)に示すように、広がった隙間幅W’で硬化した接着剤Gが、軸受スリーブ8とハウジング107との間の隙間幅の縮小を阻害する。その結果、本来であれば収縮量が小さいはずの軸受スリーブ108が、収縮量が大きいハウジング107により接着剤Gを介して内径向きに圧迫され、この圧迫力により軸受スリーブ108の内周面が変形する恐れがある。
一方、軸受スリーブ108の線膨張係数αよりもハウジング107の線膨張係数αが小さい場合(α>α)、図9(b)に示すように、昇温時に軸受スリーブ108がハウジング107よりも大きく膨張するため、これらの間の隙間幅が小さくなり(W>W”)、小さくなった隙間幅W”で接着剤Gが硬化する。その後、冷却することにより、軸受スリーブ108及びハウジング107が収縮し、これらの間の隙間幅W”は加熱前の隙間幅Wに戻ろうとする。しかし、図9(c)に示すように、狭まった隙間幅W”で硬化した接着剤Gが、軸受スリーブ108とハウジング107との間の隙間幅の拡大を阻害する。その結果、本来であれば収縮量が大きい軸受スリーブ108が、収縮量が小さいハウジング107に接着剤Gを介して外径向きに引っ張られ、この引張力により軸受スリーブ108の内周面が変形する恐れがある。
以上の事情に鑑み、本発明は、軸受スリーブとハウジングとが熱硬化性接着剤で固定された流体動圧軸受装置において、軸受スリーブの内周面の精度の悪化を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、軸部材と、内周に前記軸部材が挿入された軸受スリーブと、内周面に前記軸受スリーブが熱硬化性接着剤により固定されたハウジングと、前記軸部材の外周面と前記軸受スリーブの内周面との間のラジアル軸受隙間に生じる流体膜で前記軸部材を相対回転自在に非接触支持するラジアル軸受部とを備えた流体動圧軸受装置であって、前記軸受スリーブの線膨張係数αと、前記ハウジングの線膨張係数αとの差(α−α)が、−10×10−6〜6×10−6[1/K]の範囲内である流体動圧軸受装置を提供する。
このように、本発明では、ハウジングの線膨張係数αと軸受スリーブの線膨張係数αとの差の絶対値が小さくなるように、両者の材料を選定する。これにより、ハウジングと軸受スリーブの熱変形量の差を抑えることができるため、接着剤を硬化させた後の冷却時に、軸受スリーブがハウジングから受ける圧迫力あるいは引張力が緩和され、軸受スリーブの内周面の寸法変化を抑制することができる。従って、軸受スリーブの製造工程において予め内周面(軸受面)を高精度に形成しておけば、その後の組立工程において軸受面の精度の悪化を抑制することができる。
ところで、上述のように、軸受スリーブの線膨張係数αよりもハウジングの線膨張係数αが大きい場合、接着剤を硬化させた後の冷却により、軸受スリーブの外周面とハウジングの内周面との間の隙間W’が小さくなろうとし、この隙間の縮小が、硬化した接着剤により阻害される(図8参照)。このとき、一般に、接着剤の線膨張係数はハウジングや軸受スリーブよりもかなり大きいため、硬化した接着剤の半径方向寸法が冷却により若干収縮する。これにより、軸受スリーブとハウジングとの間の隙間が縮小しようとする量(W’−W)の一部を、接着剤の収縮で吸収することができるため、軸受スリーブに加わる圧迫力が緩和される。
また、軸受スリーブ及びハウジングを同じ材料で形成すれば、軸受スリーブの線膨張係数αとハウジングの線膨張係数αとが等しくなるため、上記の線膨張係数の条件を満たす。
軸受スリーブの外周面の軸方向一部領域のみがハウジングの内周面に接着剤を介して固定される場合、軸受スリーブのうち、ハウジングに固定された軸方向領域のみに、ハウジングと軸受スリーブの線膨張係数差に起因する圧迫力あるいは引張力が加わる。その結果、軸受スリーブのうち、ハウジングに固定された軸方向領域とハウジングに固定されていない軸方向領域との間に内径差が生じやすい。従って、上記のように、ハウジングの線膨張係数αと軸受スリーブの線膨張係数αとの差の絶対値を小さく管理することが特に有効となる。
以上のように、本発明では、ハウジングと軸受スリーブとの線膨張係数の差の絶対値を小さくすることで、軸受スリーブがハウジングから受ける力が緩和されるため、軸受スリーブの内周面の精度の悪化を防止することができる。
スピンドルモータの断面図である。 本発明の一実施形態に係る流体動圧軸受装置の断面図である。 軸受スリーブの断面図である。 軸受スリーブの下面図である。 他の実施形態に係る流体動圧軸受装置の断面図である。 他の実施形態に係る流体動圧軸受装置の断面図である。 接着前後の軸受スリーブの内径寸法変化量の測定結果を示すグラフである。 (a)〜(c)は、ハウジングの線膨張係数が軸受スリーブの線膨張係数より大きい場合に、接着前後で軸受スリーブの内径寸法が変化する理由を説明する図であり、上段は軸受スリーブ及びハウジングの軸直交方向断面図、下段は同軸方向断面図である。 (a)〜(c)は、ハウジングの線膨張係数が軸受スリーブの線膨張係数より小さい場合に、接着前後で軸受スリーブの内径寸法が変化する理由を説明する図であり、上段は軸受スリーブ及びハウジングの軸直交方向断面図、下段は同軸方向断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る流体動圧軸受装置1を組み込んだ情報機器用スピンドルモータの一構成例を示している。このスピンドルモータは、HDD等のディスク駆動装置に用いられるもので、軸部材2を回転自在に非接触支持する流体動圧軸受装置1と、軸部材2に装着されたディスクハブ3と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたモータステータ4およびモータロータ5とを備えている。ステータ4はケーシング6の外周に取付けられ、ロータ5はディスクハブ3の内周に取付けられる。流体動圧軸受装置1のハウジング7は、ケーシング6の内周に装着される。ディスクハブ3には、磁気ディスク等のディスクDが一又は複数枚保持される。ステータ4に通電すると、ステータ4とロータ5との間の電磁力でロータ5が回転し、それによって、ディスクハブ3および軸部材2が一体となって回転する。
図2に示すように、流体動圧軸受装置1は、軸部材2と、ハウジング7と、ハウジング7の内周面7aに固定された軸受スリーブ8と、ハウジング7の軸方向一端の開口部に設けられたシール部9と、ハウジング7の軸方向他端を閉塞する蓋部材10とを有する。図示例では、ハウジング7及びシール部9が一部品で構成されている。尚、以下の説明では、便宜上、軸方向でハウジング7の閉塞側を下側、ハウジング7の開口側を上側と言うが、これは流体動圧軸受装置1の使用態様を限定する趣旨ではない。
軸部材2は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料で形成され、軸部2aと、軸部2aの下端に一体又は別体に設けられたフランジ部2bとを備える。
ハウジング7は、円筒状を成し、その内周面7aには軸受スリーブ8の外周面8dが固定される。詳しくは、ハウジング7の内周面7aと軸受スリーブ8の外周面8dとが半径方向隙間を介して嵌合し、この半径方向隙間に熱硬化性接着剤が満たされている。熱硬化性接着剤としては、例えばエポキシ樹脂系接着剤などを使用することができる。
ハウジング7の内周面7aには、接着剤溜まりとして機能する凹部が設けられる。図示例では、凹部として、全周で連続した環状溝7bが設けられる。図示例では、ハウジング7の内周面7aの軸方向一箇所に環状溝7bが設けられているが、環状溝7bを軸方向に離隔した複数箇所に設けてもよい。凹部の内部は、熱硬化性接着剤で満たされている。この他、接着剤溜まりとして、多数の点状(ディンプル状)の凹部を設けてもよい。また、接着剤溜まりとしての凹部を、ハウジング7の内周面7aではなく、軸受スリーブ8の外周面8dに設けたり、あるいはこれらの双方に設けてもよい。また、特に必要がなければ、凹部を省略して、ハウジング7の内周面7a及び軸受スリーブ8の外周面8dを平滑な円筒面としてもよい。
ハウジング7は、樹脂あるいは金属で形成される。例えば、ハウジング7を金属で形成する場合、鉄系金属や銅系金属を使用することができる。鉄系材料としては、鋼材が使用でき、例えばクロム鋼やステンレス鋼(オーステナイト系ステンレス鋼や、マルテンサイト系ステンレス鋼)を使用できる。銅系金属としては、例えば真鍮を使用できる。これらの金属材料に、プレス成形等の塑性加工や、切削等の機械加工を施すことで、ハウジング7が形成される。
また、ハウジング7を樹脂の射出成形で形成する場合、射出する樹脂材料としては熱可塑性樹脂をベース樹脂とするものが使用できる。ベース樹脂としては、例えば、液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の結晶性樹脂、あるいはポリサルフォン(PSU)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニルサルフォン(PPSU)等の非晶性樹脂が使用される。上記の樹脂材料には、必要に応じて一種あるいは複数種の充填材が配合される。充填材としては、炭素繊維、ガラス繊維等の繊維状充填材や、チタン酸カリウム等のウィスカ状充填材、カーボンナノチューブ等のカーボンナノマテリアル等の導電化材、フッ素粉末等の離型材等を使用できる。ハウジング7の線膨張係数αを抑えるためには、繊維状充填材を配合することが好ましい。
軸受スリーブ8は円筒状を成し、その内周面8aにラジアル軸受面が形成される。本実施形態では、図3に示すように、軸受スリーブ8の内周面8aの軸方向に離隔した2箇所にラジアル軸受面が形成され、各ラジアル軸受面に、ラジアル動圧発生部としてへリングボーン形状に配列された動圧溝8a1,8a2が設けられる。図中クロスハッチングで示す領域は、内径側に盛り上がった丘部を示している。上側の動圧溝8a1は軸方向で非対称な形状を成し、下側の動圧溝8a2は軸方向で対称な形状を成している。軸方向非対称形状の上側の動圧溝8a1により、ラジアル軸受隙間の潤滑流体が軸方向に押し込まれ、ハウジング7の内部で潤滑流体が強制的に循環される。尚、上下の動圧溝8a1,8a2の双方を軸方向対称形状としてもよい。また、上下の動圧溝8a1,8a2を軸方向で連続させたり、上下の動圧溝8a1,8a2の一方あるいは双方を省略したりしてもよい。
軸受スリーブ8の下側端面8bにはスラスト軸受面が形成され、このスラスト軸受面に、図4に示すようなスパイラル形状の動圧溝8b1が形成される。図示例の動圧溝8b1は、潤滑流体を内径側に押し込むポンプインタイプである。
軸受スリーブ8の上側端面8cには、図3に示すように、環状溝8c1と、環状溝8c1の内径側に設けられた複数の半径方向溝8c2とが形成される。軸受スリーブ8の外周面8dには、複数の軸方向溝8d1が円周方向等間隔に設けられる。これらの軸方向溝8d1、環状溝8c1、及び半径方向溝8c2等を介して、軸部材2のフランジ部2bの外径側の空間がシール空間Sと連通することで、この空間における負圧の発生が防止される。
軸受スリーブ8は、金属あるいは樹脂で形成される。例えば、軸受スリーブ8は、焼結金属、特に銅を主成分とする銅系の焼結金属や、鉄を主成分とする鉄系の焼結金属、あるいは銅及び鉄を主成分とする銅鉄系の焼結金属で形成することができる。この他、銅系金属や鉄系金属等からなる溶製材で軸受スリーブ8を形成してもよい。本実施形態の軸受スリーブ8は、銅、鉄、及びステンレス鋼を含む銅鉄系の焼結金属で形成される。
軸受スリーブ8は、例えば以下の手順で製造される。まず、各種粉末を混合して原料粉末を作製する。具体的には、銅系金属粉末又は鉄系金属粉末あるいはこれらの双方を含む主成分金属粉と、錫粉、亜鉛粉、リン合金粉等の低融点金属粉と、黒鉛粉等の固体潤滑剤粉とを混合して、原料粉末が作製される。本実施形態では、銅粉、鉄粉、ステンレス鋼粉、錫粉、及び黒鉛粉を混合して原料粉末が作製される。原料粉末には、必要に応じて各種成形潤滑剤(例えば、離型性向上のための潤滑剤)を添加しても良い。
次に、上記の原料粉末を圧縮成形することにより、軸受スリーブ8と略同形状の円筒状の圧粉体を成形する。この圧縮成形により、圧粉体の端面8cに環状溝8c1及び半径方向溝8c2が成形される。次に、圧粉体を所定の焼結温度で焼結することで焼結体が形成される。そして、焼結体にサイジングを施すことにより、焼結体(特にラジアル軸受面及びスラスト軸受面)が所定寸法に成形される。これと同時に、焼結体の内周面8aに動圧溝8a1,8a2が成形されると共に、端面8bに動圧溝8b1が成形される。以上により、軸受スリーブ8が完成する。
軸受スリーブ8の線膨張係数αと、ハウジング7の線膨張係数αとの差(α−α)は、−10×10−6〜6×10−6[1/K]、好ましくは−7×10−6〜3×10−6[1/K]、より好ましくは−5×10−6〜3×10−6[1/K]の範囲内に設定される。換言すると、軸受スリーブ8及びハウジング7の線膨張係数α及びαが上記の条件を満たすように、これらの材料が選定される。本実施形態では、ハウジング7が軸受スリーブ8よりも線膨張係数の大きい材料で形成される。上記の線膨張係数の条件を満たすためには、例えばハウジング7をマルテンサイト系ステンレス鋼で形成し、軸受スリーブ8を、銅、鉄、及びステンレス鋼を含む焼結金属で形成することが好ましい。
シール部9は、ハウジング7の上端から内径側に突出している。本実施形態では、シール部9がハウジング7と一体に形成される。シール部9の内周面9aは、下方に向けて漸次縮径したテーパ状を成す。シール部9の内周面9aと軸部2aの外周面2a1との間には、下方に向けて半径方向幅を徐々に狭めたシール空間Sが形成される。この他、シール部9の内周面を円筒面とする一方で、軸部2aの外周面に上方に向けて漸次縮径するテーパ面を設け、これらの間にシール空間Sを形成してもよい。
蓋部材10は、例えば、金属材料(黄銅等)や樹脂材料で形成され、ハウジング7の内周面7aの下端部に、圧入、接着等の適宜の手段で固定される。図4に示すように、蓋部材10の端面10aにはスラスト軸受面が形成され、このスラスト軸受面に、例えばポンプインタイプのスパイラル形状の動圧溝が形成される。尚、動圧溝の形状として、ヘリングボーン形状や放射溝形状等を採用しても良い。
以下、上記の流体動圧軸受装置1の組立方法、特に、軸受スリーブ8とハウジング7とを隙間接着により固定する方法を説明する。
まず、軸受スリーブ8の外周面8d又はハウジング7の内周面7a、あるいはこれらの双方に接着剤を塗布する。そして、軸受スリーブ8をハウジング7の内周に挿入して、軸受スリーブ8の上側端面8cをシール部9に当接させる。このとき、軸受スリーブ8の外周面8dとハウジング7の内周面7aとは半径方向の隙間を介して嵌合し、この隙間に接着剤が満たされている(図8(a)参照)。
そして、軸受スリーブ8とハウジング7とを所定の相対位置で保持した状態で、これらを加熱する。本実施形態では、ハウジング7の線膨張係数αが軸受スリーブ8の線膨張係数αよりも大きいため、ハウジング7の内周面7aの拡径量が軸受スリーブ8の外周面8dの拡径量を上回り、これらの間の隙間が広がる(図8(b)参照)。そして、広がった状態の隙間内で接着剤が硬化し、これにより軸受スリーブ8とハウジング7とが固定される。
その後、固定された軸受スリーブ8及びハウジング7を常温まで冷却する。これにより、ハウジング7及び軸受スリーブ8が収縮し、これらの間の隙間が小さくなろうとする。しかし、ハウジング7と軸受スリーブ8との間には、隙間が広がった状態で硬化した接着剤が介在しているため、隙間の縮小が阻害される。その結果、ハウジング7の収縮により軸受スリーブ8が内径向きに圧迫される(図8(c)参照)。
本実施形態では、軸受スリーブ8の線膨張係数αとハウジング7の線膨張係数αとの差(α−α)の絶対値が小さく管理されているため、加熱時における軸受スリーブ8とハウジング7との膨張量差が小さくなり、これらの間の隙間の変化量も小さくなる。これにより、冷却時における軸受スリーブ8とハウジング7との収縮量差が小さくなるため、ハウジング7の収縮により軸受スリーブ8に加わる圧迫力が緩和され、軸受スリーブ8の変形、特に内周面(ラジアル軸受面)の変形が抑えられる。
また、本実施形態では、軸受スリーブ8の線膨張係数αよりもハウジング7の線膨張係数αが大きい(特に、α−αが−2×10−6[1/K]以下である)ため、冷却時には両者の間の隙間が小さくなろうとする。このとき、軸受スリーブ8とハウジング7との間で硬化した接着剤が冷却により若干収縮することにより、軸受スリーブ8とハウジング7との間の隙間が縮小しようとする量(W’−W)の一部が、接着剤の収縮で吸収されるため、軸受スリーブ8に加わる圧迫力が一層緩和され、軸受スリーブ8の変形がさらに抑制される。
そして、ハウジング7に固定された軸受スリーブ8の内周に軸部材2の軸部2aを挿入する。その後、蓋部材10をハウジング7の内周面7aの下端部の所定位置に配置する。具体的には、まず、軸部材2のフランジ部2bの上側端面2b1を軸受スリーブ8の下側端面8bに当接させると共に、軸部材2のフランジ部2bの下側端面2b2に蓋部材10の端面10aを当接させる(すなわち、両スラスト軸受隙間を0の状態とする)。その後、軸部材2を両スラスト軸受隙間の設定値の合計分だけ下方に押し下げて、蓋部材10をハウジング7に対して移動させ、この位置でハウジング7と蓋部材10とを固定する。その後、シール空間Sから潤滑油を注入することで、ハウジング7の内部の空間が、軸受スリーブ8の内部気孔を含め、潤滑油で充満される。潤滑油の油面は、シール空間Sの範囲内に維持される。以上により、流体動圧軸受装置1が完成する。
軸部材2が回転すると、軸受スリーブ8の内周面8a(ラジアル軸受面)と軸部2aの外周面2a1との間にラジアル軸受隙間が形成される。そして、動圧溝8a1,8a2によりラジアル軸受隙間に形成された油膜の圧力が高められ、これにより軸部材2がラジアル方向に非接触支持する第1ラジアル軸受部R1及び第2ラジアル軸受部R2が構成される。これと同時に、軸受スリーブ8の下側端面8b(スラスト軸受面)とフランジ部2bの上側端面2b1との間、及び、蓋部材10の端面10a(スラスト軸受面)とフランジ部2bの下側端面2b2との間に、それぞれスラスト軸受隙間が形成される。そして、軸受スリーブ8の下側端面8bの動圧溝8b1及び蓋部材10の端面10aの動圧溝により、各スラスト軸受隙間に形成された油膜の圧力が高められ、これにより軸部材を両スラスト方向に非接触支持する第1スラスト軸受部T1及び第2スラスト軸受部T2が構成される。
本発明の実施形態は上記に限られない。以下、他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と重複する点については説明を省略する。
図5に示す流体動圧軸受装置21は、シール部9とハウジング7とが別体に形成されると共に、ハウジング7と蓋部材10とが一体に形成されている点で上記の実施形態と異なる。シール部9は、金属あるいは樹脂で形成され、ハウジング7の上端部の内周に、圧入、接着等の適宜の手段で固定される。
図6に示す流体動圧軸受装置31は、主にシール構造が上記の実施形態と異なる。具体的に、この流体動圧軸受装置31では、円盤部19a及び円筒部19bを有するシール部材19が、軸受スリーブ8の上端に固定されている。シール部材19は、樹脂あるいは金属で形成される。円盤部19aの内周面19a1は、下方へ向けて漸次縮径したテーパ状とされる。円筒部19bの内周面19b1は、軸受スリーブ8の外周面8dの上端に圧入される。円筒部19bの外周面19b2は、円筒面状とされる。円盤部19aの下側端面19a2には半径方向溝19a20が形成され、円筒部19bの内周面19b1には軸方向溝19b10が形成される。
ハウジング7の内周面7aには、上端に設けられた上側の大径部7a1と、下端に設けられた下側の大径部7a2と、これらの間に設けられた小径部7a3とを有する。上側の大径部7a1は、下方に向けて漸次縮径したテーパ状に形成される。小径部7a3には、軸受スリーブ8の外周面8dが隙間接着により固定される。小径部7a3と上側の大径部7a1との間に設けられた肩面7a4は、シール部材19の円筒部19bの下端と微小隙間を介して軸方向で対向している。下側の大径部7a2には、蓋部材10の外周面が固定される。蓋部材10の外径端には、上向きに突出した環状の突出部10bが形成され、これによりハウジング7に固定される外周面の面積の拡大を図っている。尚、蓋部材10とハウジング7とを一体に形成し、図5のように有底筒状の一部品としてもよい。
シール部材19の円盤部19aの内周面19a1と軸部材2の軸部2aの外周面2a1との間には、下方に向けて半径方向幅を漸次縮小した楔状の第1のシール空間S1が形成される。シール部材19の円筒部19bの外周面19b2とハウジング7の内周面7aの上側の大径部7a1との間には、下方に向けて半径方向幅を漸次縮小した楔状の第2のシール空間S2が形成される。第1のシール空間S1と第2のシール空間S2とは、シール部材19の半径方向溝19a20及び軸方向溝19b10を介して連通される。
流体動圧軸受装置31では、軸受スリーブ8の外周面の軸方向一部領域のみが、ハウジング7の内周面7aに固定されている。このため、軸受スリーブ8のうち、ハウジング7の内周面7aの小径部7a3に固定された軸方向領域P1では、上述したように、接着時の加熱及び冷却による軸受スリーブ8及びハウジング7の膨張・収縮により、軸受スリーブ8に半径方向の力が加わる。一方、軸受スリーブ8のうち、ハウジング7の内周面7aに固定されていない軸方向領域P2には、上記のような接着に起因する力は加わらない。このように、軸受スリーブ8の軸方向領域P1,P2でハウジング7から受ける力が異なるため、軸受スリーブ8の変形量が軸方向で異なり、内周面8aの精度が低下しやすい。従って、上記のように軸受スリーブ8の線膨張係数αとハウジング7の線膨張係数αとの差の絶対値を小さくして、ハウジング7の収縮により軸受スリーブ8の軸方向領域P1に加わる力を小さくすることが有効となる。
また、この実施形態では、シール部材19の円筒部19bが軸受スリーブ8の外周面8dの軸方向領域P2に圧入されているため、軸方向領域P2に内径向きの圧迫力が加わる。この場合、軸受スリーブ8の軸方向領域P1にも、ハウジング7の収縮により内径向きの圧迫力が加わるように、軸受スリーブ8及びハウジング7の線膨張係数を設定することが好ましい。具体的には、軸受スリーブ8の線膨張係数αよりもハウジング7の線膨張係数αが大きくなるように、好ましくは、軸受スリーブ8の線膨張係数αとハウジング7の線膨張係数αとの差(α−α)が−2×10−6[1/K]以下となるように、両部材の材料を選定することが望ましい。このように、軸受スリーブ8の軸方向領域P1及び軸方向領域P2の双方に内径向きの圧迫力が加わることで、軸受スリーブ8の軸方向略全域において内径向きの圧迫力が加わるため、軸受スリーブ8の内径の軸方向のバラつきが抑えられ、内周面8aの精度が維持される。
以上のような流体動圧軸受装置1,21,31において、軸受スリーブ8とハウジング7とを同一の材料で形成すれば、軸受スリーブ8の線膨張係数αとハウジング7の線膨張係数αとが一致するため、これらを接着するための加熱及び冷却により軸受スリーブ8に加わる力を抑えることができる。
また、上記の実施形態では、軸受スリーブ8の内周面8aにヘリングボーン形状の動圧溝8a1,8a2を設けた場合を示したが、これに限られない。例えば、軸受スリーブ8の内周面8aに他の形状の動圧溝を設けたり、軸受スリーブ8の内周面8aを円筒面とする一方で、軸部材2の外周面2a1に動圧溝を設けたりしてもよい。また、軸受スリーブ8の内周面8aと軸部材2の外周面2a1の双方を円筒面とし、軸部材2の振れ回りで動圧を発生させる、いわゆる真円軸受を構成してもよい。
また、上記の流体動圧軸受装置は、軸受スリーブ8を固定側、軸部材2を回転側とする構成に限らず、軸部材2を固定側、軸受スリーブ8を回転側とする構成、あるいは、軸部材2及び軸受スリーブ8の双方を回転させる構成に適用することもできる。
また、上記の流体動圧軸受装置は、情報機器のスピンドルモータに限らず、レーザビームプリンタのポリゴンスキャナモータ、プロジェクタのカラーホイール、あるいは電気機器の冷却用のファンモータ等、他の小型モータにも広く使用することができる。
本発明の効果を確認するために、以下の試験を行った。試験片としては、図6に示す流体動圧軸受装置31の軸受スリーブ8及びハウジング7を用いた。各試験片の材質等は以下の通りである。
[実施例1]
軸受スリーブ:銅,鉄,及びステンレス鋼を含む焼結金属(線膨張係数α=12.3×10−6[1/K])
ハウジング:真鍮(線膨張係数α=20.8×10−6[1/K])
α−α=−8.5×10−6[1/K]
[実施例2]
軸受スリーブ:銅,鉄,及びステンレス鋼を含む焼結金属(線膨張係数α=12.3×10−6[1/K])
ハウジング:オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304(JIS記号):線膨張係数17.3×10−6[1/K])
α−α=−5.0×10−6[1/K]
[実施例3]
軸受スリーブ:銅,鉄,及びステンレス鋼を含む焼結金属(線膨張係数α=12.3×10−6[1/K])
ハウジング:マルテンサイト系ステンレス鋼(SUS440C(JIS記号):線膨張係数10.2×10−6[1/K])
α−α=+2.1×10−6[1/K]
上記の実施例1〜3に係る軸受スリーブ8とハウジング7とを熱硬化性接着剤で固定し、冷却後の軸受スリーブ8の内周面8aのうち、ハウジング7の内周面7aの小径部7a3に固定された軸方向領域P1の内径寸法D1(具体的には、下側のラジアル軸受面の環状丘部における内径寸法。図3参照。)と、ハウジング7に固定されていない軸方向領域P2の内径寸法D2(具体的には、上側のラジアル軸受面の環状丘部における内径寸法。図3参照。)とを測定した。尚、軸受スリーブ8のうち、ハウジング7に固定されていない軸方向領域P2は、接着に起因する半径方向の力を受けない。従って、この軸方向領域P2における内径寸法D2と、ハウジング7に固定された軸方向領域P1の内径寸法D1との差を、接着前後における軸受スリーブ8の内径寸法の変化量とみなすことができる。
測定結果を図7に示す。軸受スリーブ8の上側部分の内径寸法D1と下側部分の内径寸法D2との差(D1−D2)の平均値は、実施例1が−1.1μm、実施例2が−0.2μm、実施例3が+0.5μmであった。このように、α−αが本発明で規定する範囲内である実施例1〜3の何れも、接着前後における軸受スリーブ8の内径寸法の変化量(絶対値)の平均値が1.1μm以下という小さい値であった。特に、実施例1〜3のうち、真鍮製のハウジングを用いた実施例1よりも、ステンレス鋼製のハウジングを用いた実施例2,3の方が、軸受スリーブの内径寸法変化量が小さかった。さらに、オーステナイト系ステンレス鋼製のハウジングを用いた実施例2よりも、マルテンサイト系ステンレス鋼製のハウジングを用いた実施例3の方が、軸受スリーブの内径寸法変化量が小さかった。このことから、焼結金属、特に銅鉄系の焼結金属からなる軸受スリーブを用いた場合、ステンレス鋼製のハウジングを用いることが好ましく、特にマルテンサイト系ステンレス鋼製のハウジングを用いることがさらに好ましいと言える。
また、図7に示すように、α−αの値と接着前後の軸受スリーブの内径寸法変化量との関係は、直線で近似できる。この近似直線から、軸受スリーブとハウジングの線膨張係数の差が0である場合(すなわち同一材料で形成した場合)、接着前後の軸受スリーブの内径寸法変化量は0ではなく、接着後の内径が若干大きくなっている。これは、以下の理由によるものと考えられる。すなわち、軸受スリーブとハウジングの線膨張係数が同じである場合、加熱及び冷却しても両者の間の隙間の大きさは変わらないが、この隙間に満たされた接着剤が硬化後の冷却時に収縮することにより、半径方向の厚さが若干薄くなる。この接着剤の厚さの減少分だけ軸受スリーブが外径側に引っ張られて、軸受スリーブの内径が若干大きくなったと考えられる。このように、接着剤の収縮も、接着前後の軸受スリーブの内径寸法変化量に影響していることが明らかになった。従って、ハウジングの線膨張係数を軸受スリーブの線膨張係数よりも大きくし、接着後の両者の間の隙間が小さくなるようにすることで、この隙間の縮小量の一部を接着剤の厚さの減少分で吸収できるため、軸受スリーブに加わる内径向きの力が緩和できる。
1,21,31 流体動圧軸受装置
2 軸部材
7 ハウジング
8 軸受スリーブ
9 シール部
10 蓋部材
G 熱硬化性接着剤
R1,R2 ラジアル軸受部
T1,T2 スラスト軸受部
S シール空間
α ハウジングの線膨張係数
α 軸受スリーブの線膨張係数

Claims (3)

  1. 軸部材と、焼結金属からなり、内周に前記軸部材が挿入された軸受スリーブと、内周面に前記軸受スリーブが熱硬化性接着剤により固定され、前記軸受スリーブの外周面全面を覆うハウジングと、前記軸部材の外周面と前記軸受スリーブの内周面との間のラジアル軸受隙間に生じる流体膜で前記軸部材を相対回転自在に非接触支持するラジアル軸受部とを備えた流体動圧軸受装置であって、
    前記軸受スリーブの線膨張係数α S よりも、前記ハウジングの線膨張係数α H が大きく、且つ、前記軸受スリーブの線膨張係数αSと、前記ハウジングの線膨張係数αHとの差(αS−αH)が、−10×10-6[1/K]の範囲内である流体動圧軸受装置。
  2. 前記軸受スリーブの外周面のうち、軸方向一部領域のみが前記ハウジングの内周面に前記熱硬化性接着剤を介して固定された請求項1に記載の流体動圧軸受装置。
  3. 請求項1又は2に記載の流体動圧軸受装置と、ステータコイルと、ロータマグネットとを有するモータ。
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