JP5103000B2 - ロータコアのマグネットモールド方法およびその治具 - Google Patents

ロータコアのマグネットモールド方法およびその治具 Download PDF

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Description

本発明はマグネット材をロータコアにモールドする際に発生するロータコアの変形を防止するロータコアのマグネットモールド方法およびその治具に関する。
プレスによって打ち抜き形成した鉄心片を積層したロータコアの周囲に形成された複数のマグネット孔にマグネット材を挿入し、このマグネット材をモールド樹脂にて固定する方法が知られている。
例えば、特許文献1に記載されているように、金型内にセットしたロータコアに対して外部から溶融した樹脂をマグネット孔とマグネット材との隙間に効率よく注入させるため、溶融した樹脂に一定の圧力を加えながら樹脂を隙間に注入している。
更に、具体的には、図5(A)に示すように、ロータコア50を上型51および下型52内に挟んだ状態で、上型51に設けられている樹脂溜部53に溜まっている樹脂54をプランジャ55を用いて押し出して、図5(B)に示すマグネット孔56に注入することが行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−34187号公報(図6) 特許3786946号公報
しかしながら、マグネット孔56とマグネット材57との隙間に注入された樹脂54は隙間内で様々な方向に圧力を伝播させるために、図5(C)に点線で示すように、ロータコア50の変形58が発生している。この変形はマグネット孔56の位置がロータコア50の外周端部に近いこともあり、ロータコア50の外周側に発生することが多い。特にマグネット孔56とロータコア50外周端部との間の肉薄部分は剛性が低いために変形が顕著であり、ロータコア50に変形があると外側のステータとの間の隙間が均一でなくなり、更には運転中にステータにロータが接触する等の問題が発生する。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、マグネット孔にマグネット材を樹脂封止する際に、ロータコアの変形が極めて低いロータコアのマグネットモールド方法およびその治具を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係るロータコアのマグネットモールド方法は、鉄心片を積層して形成され、中央には軸孔を備えたロータコアの周囲に形成された複数のマグネット孔にマグネット材をそれぞれ挿入した後、上型および下型の間に挟んだ状態で、モールド樹脂を前記マグネット孔に注入して前記マグネット材を固定するロータコアのマグネットモールド方法において、
前記ロータコアをリング部材中に入れて外側から拘束した状態で前記モールド樹脂を圧入し、前記ロータコアの軸孔にポール部材を入れて半径方向内側からも拘束しており、
しかも、前記ポール部材は、前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料で構成されている。
これによって、ロータコアの外形を保持した状態でモールドされ、モールド中にマグネット孔に圧力がかかっても、ロータコアが外側に膨張することはない。モールド樹脂が硬化すると外側への圧力はなくなるので、リング部材を除去してもロータコアの半径方向外側への変形はない。
なお、ここで、マグネット材は一般的に無着磁の状態でマグネット孔に挿入される。
また、第1の発明方法、前記ロータコアの軸孔にポール部材を入れて半径方向内側からも拘束している。
これによって半径方向内側への変形も防止される。
そして、前記ポール部材は、前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料で構成されている。これによって、モールド時(即ち、加熱時)に膨張しロータコアの軸孔に正確に合致するか、または、ロータコアを僅かに内側から加圧してモールド時の変形を防止する。
の発明に係るロータコアのマグネットモールド方法は、第の発明方法において、前記ポール部材の外径はモールド時に前記ロータコアの軸孔径と同一径となるように形成されている。ここで、同一径はその誤差がロータコアの軸孔径を基準として、ポール部材の外径が0μm〜+10μm程度の誤差を含んで両者が同一径であることをいう。
の発明に係るロータコアのマグネットモールド方法は、第1、第2の発明方法において、前記リング部材は前記ロータコアより熱膨張係数の小さい材料で構成されている。これによってモールド時にロータコアに保持力または圧縮力がかかる。
の発明に係るロータコアのマグネットモールド方法は、第の発明方法において、前記リング部材の内径はモールド時に前記ロータコアの外径と同一径となるように形成されている。ここで、同一径とはロータコアの外径を基準にしてリング部材の内径が−10μm〜0μmの範囲であることをいう。
の発明に係るロータコアのマグネットモールド方法は、第1、第2の発明方法において、前記リング部材は外側リング材と、該外側リング材に密着固定され円周方向に隙間を有して複数に分割された内側リング材とを有している。
の発明に係るロータコアのマグネットモールド方法は、第の発明方法において、前記外側リング材は、前記ロータコアより熱膨張係数の小さい材料または同等の材料で形成され、前記内側リング材は前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料または同等の材料で形成されている。
の発明に係るロータコアのマグネットモールド治具は、鉄心片を積層して形成され、中央には軸孔を備えたロータコアの周囲に形成された複数のマグネット孔にマグネット材をそれぞれ挿入した後、上型および下型の間に挟んだ状態で、モールド樹脂を前記マグネット孔に注入して前記マグネット材を固定するロータコアのマグネットモールド治具であって、
モールド時にその内径が前記ロータコアの外径と同一であって、しかも該ロータコアより熱膨張係数の小さい材料からなるリング部材と、その外径がモールド時に前記軸孔の直径と同一かまたは僅少の範囲で大きく、常温時には前記軸孔の直径より小さくて、前記ロータコアより熱膨張係数が大きい材料からなるポール部材とを有する。
の発明に係るロータコアのマグネットモールド治具は、鉄心片を積層して形成され、中央には軸孔を備えたロータコアの周囲に形成された複数のマグネット孔にマグネット材をそれぞれ挿入した後、上型および下型の間に挟んだ状態で、モールド樹脂を前記マグネット孔に注入して前記マグネット材を固定するロータコアのマグネットモールド治具であって、
(1)前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料で構成され、モールド時にの前記ロータコアの軸孔径と同一径となるようにその外径が形成されて前記軸孔に挿通されるポール部材と、
(2)前記ロータコアを囲繞し、前記ロータコアより熱膨張係数の小さい材料または同等の材料で形成された外側リング材と、該外側リングの内側にあって、前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料または同等の材料で形成され、モールド時には前記ロータコアの外径と同一径となるようにその内径が形成されている内側リング材を備えたリング部材とを有し、しかも、前記内側リング材は円周方向に一定の隙間を持って複数に分割されている。
請求項1〜6記載のロータコアのマグネットモールド方法においては、ロータコアをリング部材中に入れて外側から拘束した状態でモールド樹脂を圧入するので、樹脂封入時の圧力によるロータコアの外側への変形を防止できる。
このロータコアのマグネットモールド方法においては、更にロータコアの軸孔にポール部材を入れて半径方向内側から拘束しているので、ロータコアを半径方向内外から拘束してその変形を防止できる。
また、ポール部材は、ロータコアより熱膨張係数の大きい材料で構成されているので、モールド時にロータコアの軸孔に合致して軸孔拘束を行うことができる。
更に、請求項記載のロータコアのマグネットモールド方法において、ポール部材はモールド時にロータコアの軸孔径と同一径となるように形成されているので、モールド時より低い温度でポール部材の挿入および取り出しが容易となり、作業性が増す。
請求項記載のロータコアのマグネットモールド方法においては、リング部材はロータコアより熱膨張係数の小さい材料で構成されているので、モールド時にリング部材が緩むことなく、ロータコアの外側変形を防止できる。
そして、請求項記載のロータコアのマグネットモールド方法は、リング部材はモールド時にロータコアの外径と同一径となるように形成されているので、モールド時より低い温度(例えば、常温またはそれよりやや高い温度)でのリング部材のロータコアへの装着またはロータコアからの脱着が容易となる。
請求項記載のロータコアのマグネットモールド方法においては、リング部材は外側リング材と、外側リング材に密着固定され円周方向に隙間を有して複数に分割された内側リング材とを有しているので、内側リング材の各分割片が円周方向に自由に伸びることができ、これによって、熱膨張によって、外側リング材を基準にして内側リング材が内側に伸びて、ロータコアの保持を行う。
請求項記載のロータコアのマグネットモールド方法においては、外側リング材は、ロータコアより熱膨張係数の小さい材料または同等の材料で形成され、内側リング材はロータコアより熱膨張係数の大きい材料または同等の材料で形成されているので、温度上昇によって、内側リング部材は確実に半径方向内側に伸びてロータコアを拘束する。
請求項記載のロータコアのマグネットモールド治具は、モールド時にその内径がロータコアの外径と同一であって、しかもロータコアより熱膨張係数の小さい材料からなるリング部材と、その外径がモールド時に軸孔の直径と同一かまたは僅少の範囲で大きく、常温時には軸孔の直径より小さくて、ロータコアより熱膨張係数が大きい材料からなるポール部材とを有するので、リング部材とポール部材が協同してロータコアを拘束し、モールド時のロータコアの変形を防止する。
請求項記載のロータコアのマグネットモールド治具は、(1)ロータコアより熱膨張係数の大きい材料で構成され、モールド時にロータコアの軸孔径と同一径となるようにその外径が形成されて軸孔に挿通されるポール部材と、(2)ロータコアを囲繞し、ロータコアより熱膨張係数の小さい材料または同等の材料で形成された外側リング材と、外側リングの内側にあって、ロータコアより熱膨張係数の大きい材料または同等の材料で形成され、モールド時にはロータコアの外径と同一径となるようにその内径が形成されている内側リング材を備えたリング部材とを有し、しかも、内側リング材は円周方向に一定の隙間を持って複数に分割されているので、モールド時のロータコアを半径方向内側と半径方向外側から保持でき、ロータコアの内側および外側の変形を防止できる。
そして、内側リング材は円周方向に一定の隙間を持って複数に分割されているので、モールド時に外側リング材を基準にして内側リング材が膨張し、より積極的にロータコアを拘束してその変形を防止できる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態に係るロータコアのマグネットモールド方法およびその治具について説明する。
ここに、図1は本発明の第1の実施の形態に係るロータコアのマグネットモールド方法の説明図、図2は同方法に使用する治具を構成するポール部材とリング部材の平面図、図3は同断面図、図4は本発明の第2の実施の形態に係るロータコアのマグネットモールド方法の説明図である。
本発明の第1の実施の形態に係るロータコアのマグネットモールド方法は、図1に示すように、打ち抜き形成した鉄心片10をかしめ積層して形成され、中央に軸孔11を、周囲に複数のマグネット孔12を有したロータコア13に、未磁化のマグネット材14を入れて、樹脂封止する場合に、ロータコア13の変形を防止することを目的とするものである。この方法に使用する治具は、ロータコア13の軸孔11に挿入しロータコア13を半径方向内側から拘束するポール部材15と、ロータコア13をその中に入れてロータコア13を外側から拘束するリング部材16と、これらを載置するベース部材16aとを有している。
ポール部材15は、ロータコア13より熱膨張係数の大きい材料(例えば、真鍮、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼)で構成され、常温ではロータコア13の軸孔11の内径よりその直径(外径)が小さくなっているが、モールド時の温度条件下(170〜200℃)では、ロータコア13の軸孔11の直径と同一径となるようにその直径が決められている。なお、モータコアの熱膨張係数は11×10-6/K、真鍮は20.5×10-6/K、アルミニウムは23×10-6/K、ステンレス(SUS304)は17×10-6/Kである。
また、図2、図3に示すように、この実施の形態においては、軸孔11には対となる線状突起17、18が設けられているので、ポール部材15にはこの線状突起17、18が遊嵌する溝19、20が設けられているとともに、全長はロータコア13の高さより高く、更には取り出し用のボルトを螺合させる雌ねじ穴21、22が上面に設けられている。
一方、リング部材16は二重リング構造となっており、ロータコア13より熱膨張係数の小さい材料(例えば、アンバー、インバー)または同等の材料で形成された厚みが10〜20mmの範囲にある外側リング材23と、外側リング材23の内側にあって、ロータコア13より熱膨張係数の大きい材料(例えば、真鍮、アルミニウム、銅、ステンレス)または同等の材料(例えば、炭素鋼)で形成されて、例えば、0.1〜0.3mmの隙間24を有して円周方向に複数(この実施の形態では8)に分割された分割片25(厚みは10〜20mmの範囲にある)からなる内側リング材26とを有している。それぞれの分割片25には上に雌ねじ孔27、下に丸孔28が設けられて、外側リング材23の上部をボルト29で止め、下部は外側リング材23にねじ込まれる止めねじ30が設けられて、内側の丸孔28に隙間を有して嵌入している。
ベース部材16aは炭素鋼またはステンレス材からなって、ポール部材15はベース部材16aに固定されて、外側リング材23は半径方向に微小の範囲で伸縮可能に例えば長孔等を介して取付けられている。
組み立てた状態のリング部材16において、内部にロータコア13を入れてモールド時の温度に両者を昇温した場合、内側リング材26の内径が、ロータコア13の外径と同一径となるように、外側リング材23および内側リング材26を構成する各分割片25の厚みが決定されている。従って、常温またはこの常温より少し温度が高い状態では、ロータコア13とリング部材16との間に僅少の隙間があるので、リング部材16へのロータコア13の挿入およびリング部材16からロータコア13の取り出しが容易に成しえるようになっている。
この状態で、ロータコア13を下型および上型の間に挟んでモールド樹脂を圧入する場合、ロータコア13の軸孔11はポール部材15で、ロータコア13の外側はリング部材16で強固に支持されているので、モールド樹脂の圧入によるロータコア13の変形は生じないことになる。なお、前記実施の形態において、外側リング材23を鉄(炭素鋼)によって形成し、内側リング材26を構成する各分割片25を熱膨張係数の大きい材料で構成しても、ロータコア13は強固な支持を得られる。
この実施の形態においては、モールド時にリング部材16の内径とロータコア13の外径が同一になるように、外側リング材23の内径を決定しているが、リング部材16がロータコア13を外側から押圧するように外側リング材23の内径(即ち、内側リング材26の内径、厚み)を決めることもできる。
続いて、図4に示す本発明の第2の実施の形態に係るロータコアのマグネットモールド方法について説明する。
図4に示すように、この実施の形態においては、ベース部材32の中央にポール部材33が、その周囲にリング部材34が配置されている。
ポール部材33は、ロータコア13より熱膨張係数の大きい材料(例えば、真鍮、アルミニウム、ステンレス、銅等)で構成され、リング部材34はロータコア13より熱膨張係数の小さい材料(例えば、アンバー(鉄ニッケル合金)、インバー)を使用する。
ポール部材33はモールド時の温度条件下(170℃〜200℃)において、その外径がロータコア13の軸孔11の内径と同一か+10μm程度の範囲で大きくなるようにする。この場合、仮に直径52mmのポール部材33を真鍮で構成すると、常温30℃から170℃までの、寸法変化Δdaは、52mm×20.5×10-6×140であるので、約150μmとなる。一方、ロータコア13の軸孔11の内径の寸法変化Δdbは、52mm×11×10-6×140であるので、80μmとなり、真鍮製のポール部材33の方が温度変化が大きく、温度が低い場合にはポール部材33が軸孔11に遊嵌することになる。
次に、リング部材34は厚みが10〜20mmとなって、仮にロータコア13の直径が130mm(常温、30℃)とすると、その内径はモールド時で、ロータコア13の外径と0〜−10μmの範囲で同一径となっている。ロータコア13は30℃から170°に上昇すると、直径が130mm×11×10-6×140であるので、約200μm拡径し、リング部材34の内径は130mm×(1〜2)×10-6×140であるので、18〜36μm程度しか拡径しない。従って、モールド時の温度でリング部材34とロータコア13の寸法を合わせると常温ではロータコア13はリング部材34に充分な隙間を有して遊嵌することになる。
従って、以上の寸法となったポール部材33とリング部材34がベース部材32上に固定配置されている。なお、ベース部材32をアンバー等の熱膨張係数の小さい材料で構成すれば、リング部材34はベース部材32に固着されていてもよいが、ベース部材が鉄等のように熱膨張係数の比較的大きい材料で構成する場合には、リング部材34が僅少の範囲で半径方向に移動できるように、ベース部材32に取付ける必要がある。
ロータコア13をリング部材34中に入れ、かつポール部材33を軸孔11に装着しておいた状態で加熱し、樹脂封止を行うと樹脂の封止圧力によって、ロータコア13が変形しない。モールド樹脂が硬化すると、樹脂圧は生じないので、ロータコア13はそのままの状態を保持でき、温度降下によって縮径してリング部材34から容易に抜くことができる。
前記実施の形態においては、具体的に形状や寸法を特定して説明したが、本発明の要旨を変更しない範囲で、その形状および寸法は変更することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るロータコアのマグネットモールド方法の説明図である。 同方法に使用する治具を構成するポール部材とリング部材の平面図である。 同断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るロータコアのマグネットモールド方法の説明図である。 (A)〜(C)は従来例に係るロータコアのマグネットモールド方法の説明図である。
10:鉄心片、11:軸孔、12:マグネット孔、13:ロータコア、14:マグネット材、15:ポール部材、16:リング部材、16a:ベース部材、17、18:線状突起、19、20:溝、21、22:雌ねじ穴、23:外側リング材、24:隙間、25:分割片、26:内側リング材、27:雌ねじ孔、28:丸孔、29:ボルト、30:止めねじ、32:ベース部材、33:ポール部材、34:リング部材

Claims (8)

  1. 鉄心片を積層して形成され、中央には軸孔を備えたロータコアの周囲に形成された複数のマグネット孔にマグネット材をそれぞれ挿入した後、上型および下型の間に挟んだ状態で、モールド樹脂を前記マグネット孔に注入して前記マグネット材を固定するロータコアのマグネットモールド方法において、
    前記ロータコアをリング部材中に入れて外側から拘束した状態で前記モールド樹脂を圧入し、前記ロータコアの軸孔にポール部材を入れて半径方向内側からも拘束しており、
    しかも、前記ポール部材は、前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料で構成されていることを特徴とするロータコアのマグネットモールド方法。
  2. 請求項記載のロータコアのマグネットモールド方法において、前記ポール部材の外径はモールド時に前記ロータコアの軸孔径と同一径となるように形成されていることを特徴とするロータコアのマグネットモールド方法。
  3. 請求項1または2記載のロータコアのマグネットモールド方法において、前記リング部材は前記ロータコアより熱膨張係数の小さい材料で構成されていることを特徴とするロータコアのマグネットモールド方法。
  4. 請求項記載のロータコアのマグネットモールド方法において、前記リング部材の内径はモールド時に前記ロータコアの外径と同一径となるように形成されていることを特徴とするロータコアのマグネットモールド方法。
  5. 請求項1または2記載のロータコアのマグネットモールド方法において、前記リング部材は外側リング材と、該外側リング材に密着固定され円周方向に隙間を有して複数に分割された内側リング材とを有していることを特徴とするロータコアのマグネットモールド方法。
  6. 請求項記載のロータコアのマグネットモールド方法において、前記外側リング材は、前記ロータコアより熱膨張係数の小さい材料または同等の材料で形成され、前記内側リング材は前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料または同等の材料で形成されていることを特徴とするロータコアのマグネットモールド方法。
  7. 鉄心片を積層して形成され、中央には軸孔を備えたロータコアの周囲に形成された複数のマグネット孔にマグネット材をそれぞれ挿入した後、上型および下型の間に挟んだ状態で、モールド樹脂を前記マグネット孔に注入して前記マグネット材を固定するロータコアのマグネットモールド治具であって、
    モールド時にその内径が前記ロータコアの外径と同一であって、しかも該ロータコアより熱膨張係数の小さい材料からなるリング部材と、その外径がモールド時に前記軸孔の直径と同一かまたは僅少の範囲で大きく、常温時には前記軸孔の直径より小さくて、前記ロータコアより熱膨張係数が大きい材料からなるポール部材とを有することを特徴とするロータコアのマグネットモールド治具。
  8. 鉄心片を積層して形成され、中央には軸孔を備えたロータコアの周囲に形成された複数のマグネット孔にマグネット材をそれぞれ挿入した後、上型および下型の間に挟んだ状態で、モールド樹脂を前記マグネット孔に注入して前記マグネット材を固定するロータコアのマグネットモールド治具であって、
    (1)前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料で構成され、モールド時に前記ロータコアの軸孔径と同一径となるようにその外径が形成されて前記軸孔に挿通されるポール部材と、
    (2)前記ロータコアを囲繞し、前記ロータコアより熱膨張係数の小さい材料または同等の材料で形成された外側リング材と、該外側リングの内側にあって、前記ロータコアより熱膨張係数の大きい材料または同等の材料で形成され、モールド時には前記ロータコアの外径と同一径となるようにその内径が形成されている内側リング材を備えたリング部材とを有し、しかも、前記内側リング材は円周方向に一定の隙間を持って複数に分割されていることを特徴とするロータコアのマグネットモールド治具。
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