JP2003009482A - スピンドルモータ及びその製造方法 - Google Patents

スピンドルモータ及びその製造方法

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JP2003009482A
JP2003009482A JP2002059970A JP2002059970A JP2003009482A JP 2003009482 A JP2003009482 A JP 2003009482A JP 2002059970 A JP2002059970 A JP 2002059970A JP 2002059970 A JP2002059970 A JP 2002059970A JP 2003009482 A JP2003009482 A JP 2003009482A
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hot melt
melt adhesive
spindle motor
urethane foam
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Hisashi Ogino
久史 荻野
Ryoichi Sugita
良一 杉田
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Mabuchi Motor Co Ltd
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Mabuchi Motor Co Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターンテーブルを高精度に切削するような高
コストの工程を不要にして、金属製ターンテーブルとシ
ャフトの直角度を容易に確保することを目的としてい
る。 【解決手段】 本発明のスピンドルモータは、ディスク
を支持するターンテーブル2と、該ターンテーブル2の
ディスク載置面と直角を維持するように該ターンテーブ
ルに取り付けたシャフト1を備えて、該シャフトを回転
自在に支持する。このターンテーブル2のディスク載置
面上において外周側にホットメルト(又は発泡ウレタ
ン)3が接着される。そして、このホットメルト3のデ
ィスク載置側面をシャフト1と直角を維持するように平
坦にして固化したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響、映像、情報
機器用光ディスク等のディスク駆動に使用されるスピン
ドルモータ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等を駆動する回転駆動装置
は、ディスクを支持するターンテーブルとこのターンテ
ーブルを回転自在に支持するスピンドルモータから構成
される。このような光ディスクの回転駆動装置におい
て、ディスクの面ぶれが大きくなるとトラッキングエラ
ーが発生し、正確なデータの認識或いはデータの書き込
みが困難になる。一方、近年の記録媒体の高密度化に対
応して、ディスクに記録されるデータ間ピッチがますま
す小さくなると共に、ディスク回転は高速化する傾向に
ある。そのため、ディスクの面ぶれに対する精度の要求
は、より一層厳しいものとなっている。
【0003】図5は、従来公知の光ディスク駆動用スピ
ンドルモータを示している(特開平10−145997
号公報参照)。ターンテーブル2は材質を樹脂として、
シャフト1を、ロータヨーク13等と共にインサートモ
ールドで一体化させている。そして、ターンテーブル2
の中心部に既に着磁を施したクランプマグネット6を備
え、その外周部には摩擦係数の大きなゴム製のリングシ
ート11を貼り付け、光ディスクとのスリップ防止を図
っている。ロータヨーク13には、内周面に所定の着磁
を施したロータマグネット14を挿入し接着固定してい
る。
【0004】このように、図示の従来技術は、シャフト
1を、ロータヨーク13等と共に一体にインサートモー
ルドすることにより、シャフト1とターンテーブル2と
の直角度を確保し、また、固定をより強固なものとし
て、信頼性の高い構成にしている。
【0005】しかし、樹脂製のターンテーブル2をイン
サート成形するものであるため、金型構造が複雑とな
り、コスト高となるだけでなく、成形に要する時間が長
くなるという問題がある。また、ターンテーブル2が樹
脂であることよりして、温度、湿度、荷重等の種々の要
因により変形することがある。さらに、ターンテーブル
の強度を確保するため、厚みを厚くする必要があり、薄
型化が困難であるという問題もある。さらに、ディスク
の滑り止めのために、ゴムなどの別部品を接着する必要
があるが、それ故に、ターンテーブルにゴムを均一に接
着することには困難を伴う。
【0006】図6は、図5とは別の従来公知の光ディス
ク駆動用スピンドルモータを示している(特開平11−
356023号公報参照)。このモータのロータは、軸
ホルダ16に直接回転自在に装着したシャフト1と、こ
のシャフト1を圧入することによって取り付けられたロ
ータケース12と、このロータケース12の内側におい
て圧入固着したリング状ロータマグネット14とから構
成される。ターンテーブルとして機能するロータケース
12の上面の外周にメディア載置部15を形成する。こ
のようにしたロータケース12をシャフト1に圧入後、
このシャフト1を基準にしてメディア載置部15を切削
加工することにより、軸垂直度を出したものである。そ
して、このメディア載置部に防錆を兼ねたゴム系の塗料
を塗布してスリップ防止膜が形成される。
【0007】このように、図示の従来技術は、軸垂直度
を確保するために、シャフトとターンテーブルを組み立
て後、シャフト基準でターンテーブルを切削加工するこ
とを必要とするが、このような切削加工は加工に時間が
掛かり、コスト高の要因となる。さらに、ディスクの滑
り止めのために、ゴムなどの別部品を接着する必要があ
るが、それ故に、ターンテーブルにゴムを均一に接着す
ることには困難を伴う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る問題点
を解決して、ターンテーブルを高精度に切削するような
高コストの工程を不要にして、金属製ターンテーブルと
シャフトの直角度を容易に確保することを目的としてい
る。
【0009】また、本発明は、滑り止め部品の厚み管理
を不要にし、各部品に高精度を求めることなく、かつ、
工程管理を厳しくすることなく、最終的には、シャフト
とターンテーブルの高精度の直角度を得ることを目的と
している。
【0010】さらに、本発明は、ロータ或いはターンテ
ーブルに回転軸周りのアンバランスがあっても、それを
補正する手段を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスピンドルモー
タは、ディスクを支持するターンテーブルと、該ターン
テーブルのディスク載置面と直角を維持するように該タ
ーンテーブルに取り付けたシャフトを備えて、該シャフ
トを回転自在に支持する。このターンテーブルのディス
ク載置面上において外周側にホットメルト接着剤又は発
泡ウレタンが接着される。そして、このホットメルト接
着剤又は発泡ウレタンのディスク載置側面をシャフトと
直角を維持するように平坦にして固化したものである。
【0012】また、本発明のスピンドルモータの製造方
法は、ターンテーブルを少なくともシャフトと一体に組
み立てた後に、ターンテーブルのディスク載置面上にお
いて外周側にホットメルト接着剤又は発泡ウレタンを塗
布すると共に、該ターンテーブルのホットメルト接着剤
又は発泡ウレタンを塗布した部分を加熱する。そして、
シャフトと直角を維持するように、該ホットメルト接着
剤又は発泡ウレタンの軟化温度よりも低温の押し当て面
を該ホットメルト接着剤又は発泡ウレタンに押し当てて
固化する。その後、押し当て面をホットメルト接着剤又
は発泡ウレタンより離すことにより、該ホットメルト接
着剤又は発泡ウレタンのディスク載置側面をシャフトと
直角を維持するように平坦にして形成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、例示に基づき本発明を説明
する。図1は、インナーロータタイプのブラシレススピ
ンドルモータの斜視図、図2は、そのスピンドルモータ
のロータのみを取り出して拡大して示す斜視図、図3
は、このスピンドルモータの磁気回路を説明するための
図であり、ターンテーブル等の図示は省略している。図
4は、ターンテーブルの直角度を得るための手段を製造
する方法を説明するための図であるが、そこには、ま
た、ロータが断面図で示されている。
【0014】本発明の特徴とするターンテーブルの構成
について説明する前に、例示のスピンドルモータ自体の
回転動作について最初に説明するが、このような構成の
スピンドルモータは、本出願人が、特願2000−11
1533号として先に出願したような構成にすることが
できる。
【0015】図示のブラシレススピンドルモータは、シ
ャーシ9に取り付けられるか或いはシャーシ9と一体に
形成される軸受保持部(図示せず)に、シャフト1が支
持され、かつ、シャフト1の基端は、高摺動性のシャフ
ト受け(図示せず)にピボット支承されている。複数
(図3には、2つが例示)のメインマグネット22、2
2'が、メインヨーク21(図4)の外周側に取り付け
られて、一方のメインマグネット22は、外周面がN極
に、他方のメインマグネット22'はS極に着磁されて
いる(図3)。このメインマグネット22、22'の外
周側に径方向に空隙を介して電機子が取り付けられる。
図示の例において、電機子は3極構成のものであり、シ
ャーシ9の上に取り付けられた3つのボビン28に巻か
れた巻線及び磁束経路用部材とから成っている。3つの
巻線は、シャフト1を中心として対称に配置することも
できるが、図示の例は、モータ全体の形状を任意のもの
にして、限られたスペースに配置することを可能とする
ために、非対称に配置したものである。また、モータを
薄型化するために、各巻線の軸線が、シャフト軸方向に
配置されている。
【0016】軟質磁性材により構成される各磁束経路用
部材は、特に図3に示すように、各巻線毎に配置され、
それぞれ、上部板状部25と、巻線中央に位置して該上
部板状部25と磁性材でもあるシャーシ9とを連結する
連結部材26と、上部板状部25と結合されると共に空
隙を介してメインマグネット22,22'に対向する円
筒部27とから構成されている。N極のメインマグネッ
ト22が、図中央の円筒部27に対向するときを例にし
て、図3を参照して磁束経路について説明する。メイン
マグネット22で発生した磁束は、空隙を通して円筒部
27に入る。次いで、磁束は、矢印F2に示すように、
上部板状部25から、連結部材26に入り、連結部材2
6の下方で2つに分岐し、一方は、矢印F4に示すよう
に、そして他方は矢印F6に示すように、それぞれシャ
ーシ9を通って隣の連結部材26に入る。そこから、矢
印F5或いはF7に示す経路を通って上部板状部25か
ら円筒部27を経て、他方のメインマグネット22'に
戻る。このような構成のモータは、磁束を複数回3次元
的に曲げる構成としたことにより、巻線部の嵩方向寸法
を増すことなく巻回数を増やして、高出力トルクを得る
ことを可能としたものである。
【0017】次に、本発明の特徴とするターンテーブル
の構成を含むロータ構成について、図2に加えて、図4
を参照して説明する。図4は、ロータ構成を上型23と
共に、図2のラインA−A'に沿って切断した断面図で
ある。金属製のターンテーブル2はプレス加工されて、
中央に穴があけられ、そこにシャフト1が圧入される。
またこのターンテーブル2の下面には円筒状側面部を有
するメインヨーク21の上面が固着され、かつ、その側
面部の外周面には、メインマグネット22、22'が固
着される。さらに、ターンテーブル2の上面中央部に
は、調芯バネ4、クランプヨーク5、及びクランプマグ
ネット6が固着されて、光ディスクを装着するための手
段を構成している。以上述べた光ディスク等を駆動する
ためのロータ構成及び光ディスク装着手段自体は通常の
ものであるので、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0018】但し、この後のロータ組み立て工程におい
て、後述するように、ディスク回転中の面ぶれを抑制す
る手段が取り付けられるので、この段階のシャフト1と
ターンテーブル2との直角度は、格別に高精度のものは
必要なく、それ故、ターンテーブル2のシャフト1取り
付け用の穴やディスク載置面は、必ずしも切削加工する
必要はなく、前述したようにプレス加工により行うこと
が可能になる。これによって、製造コストを安価にする
ことができる。
【0019】このようにしてロータが組み立てられた
後、ディスク回転中の面ぶれを抑制するための手段とな
るホットメルト接着剤又は発泡ウレタン3が、その上面
7を平坦にして、ターンテーブル2の上面(ディスク載
置面)上の外周側に接着される。なお、上面7の平坦性
は、必ずしも滑らかな平滑面である必要はなく、ディス
クをシャフト1と直角に維持できるように全体的に平坦
であれば、表面に細かな凹凸があっても何ら問題になら
ない。このホットメルト接着剤又は発泡ウレタン3は、
リング状に連続して、或いは図2に見られる不連続の3
個のように、所定の間隔をあける等、ディスクを適切に
保持できる形状であれば、どのようにも形成することが
できる。また、回転軸周りに、対称にではなく、或いは
等間隔にすることなく設けられる。これは、ロータ或い
はターンテーブルの回転軸周りのアンバランスを測定
し、そのアンバランスを補正するように設ける。
【0020】ホットメルト接着剤又は発泡ウレタン自体
は、熱可塑性樹脂に属する周知の材質である。このホッ
トメルト接着剤又は発泡ウレタンは、温かいものにはく
っつき易い一方、冷たいものにはくっつき難い性質を有
している。さらに、ホットメルト接着剤又は発泡ウレタ
ンは、冷えると直ちに固化するから、その形状を自由自
在に成型することができ、かつ、固化した状態では、デ
ィスクに対する滑り止めとして機能するのに十分な摩擦
力を有している。
【0021】発泡ウレタンもまた、ホットメルト接着剤
と同様な性質を有しており、同様な工程で接着すること
ができるので、以下、ホットメルト接着剤を例にして説
明する。固着工程として、第一に、ホットメルト接着剤
をノズルなどから、ターンテーブル2の上面外周側の所
定位置に、リング状或いは所定の間隔をあけて不連続に
仮塗布する。なお、ホットメルト接着剤自体は温められ
ているが、ターンテーブルは常温であるので、ホットメ
ルト接着剤は塗布するにつれて固化し、しかも、強固に
は接着しない。
【0022】第二に、ターンテーブルのホットメルト接
着剤を塗布した部分を、例えば50℃〜200℃の温度
まで加熱する。これは、例えば、ターンテーブル外周側
の下側を熱源上に載置して、それに接触させることによ
り行うことができる。これによって、ホットメルト接着
剤は冷却後も確実にターンテーブルに固着することにな
る。なお、加熱したターンテーブル上に、ホットメルト
接着剤を塗布することも可能であるが、上述のように加
熱前のターンテーブル上に塗布することにより、設備を
簡略化できる利点がある。
【0023】第三に、ロータを図4に示すように、上型
23の下に移動させて、ホットメルト接着剤の軟化温度
よりも低温な上型23の押し当て面24を、加熱された
状態のホットメルト接着剤に押し当てる。これによっ
て、ホットメルト接着剤は冷却されて、固化される。
【0024】また、その押し当ての際に、ホットメルト
接着剤上面7に摩擦係数の高い部材を付設するか、或い
は摩擦係数を高めるよう加工することができる。これ
は、例えば、押し当て面24に微小穴或いは微小突起な
どの凹凸を設けることにより、それに対応して固化した
ホットメルト接着剤上面7に微小な凹凸を設ける等する
ことにより行うことができる。このホットメルト接着剤
上面7の微小な凹凸が摩擦係数を高め、ディスクを吸引
・吸着することが可能になる。或いは、押し当て面24
を押し当てる前に、溶解したホットメルト接着剤上面7
に、例えばゴムのような、摩擦係数の高い部材を載置す
ることにより行うことができる。これによって、ホット
メルト接着剤にてターンテーブルと摩擦係数の高い部材
が接着固定されることになり、尚かつ、摩擦係数の高い
部材の表面は、上型23に倣うのでシャフトに垂直に形
成することができる。
【0025】上型23の温度は、ホットメルト接着剤の
軟化温度以下であれば、例えば常温であれば十分である
が、製造ラインにおいて連続的に製造する場合、上型2
3の押し当て面24の温度は、加熱したターンテーブル
に接触することにより、徐々に温度上昇するので、冷却
することが望ましい。また、冷却した方が、ホットメル
ト接着剤の冷却も早くなるので、作業時間も短くなる。
そして、この押し当てのとき、ロータのシャフト1と、
上型23の押し当て面24を、高精度に直角に維持する
ことにより、シャフト1に直角な面が、ホットメルト接
着剤上面7に容易に形成される。また、この押し当て後
のホットメルト接着剤3が、ターンテーブル2から大き
くはみ出せば、それを切除することも必要になるが、上
記の仮塗布の段階での塗布位置、及び塗布量、さらに
は、押し当てた後の最終的な最適厚さ等の条件を、実験
的或いは経験的に見つけてこれら条件を適切に設定する
ことによるのみで、ホットメルト接着剤がはみ出さない
ようにすることが可能である。
【0026】第四に、上型23をホットメルト接着剤3
から離す。ホットメルト接着剤3は、前述したような性
質を有しているので、ホットメルト接着剤3は、金属製
のターンテーブル2には接着するものの、上型23の押
し当て面24からは容易に分離される。
【0027】以上、ロータとして組み立てられた後にホ
ットメルト接着剤を固着する場合について、説明した
が、本発明は、発泡ウレタンを同様に用いることができ
る。また、本発明は、シャフトを基準にターンテーブル
の直角度を得るものであるから、少なくともターンテー
ブルとシャフトを組み立てた後には適用可能である。そ
れ故、例えば、図1に示すようなモータとして組み立て
られた後に、このようなホットメルト接着剤又は発泡ウ
レタンを固着することも可能である。さらには、図7及
び図8を参照して今説明するように、アウターロータタ
イプブラシレススピンドルモータにも適用可能である。
【0028】図7は、本発明をアウターロータタイプブ
ラシレススピンドルモータに適用した際のマグネットロ
ータの斜視図であり、また、図8はモータ断面図を示し
ている。このモータのロータは、シャーシ9に固定され
た軸ホルダに直接回転自在に装着したシャフト1と、こ
のシャフト1を圧入することによって取り付けられたロ
ータケース12と、このロータケース12の内側におい
て圧入固着したリング状ロータマグネット14とから構
成される。ターンテーブルとして機能するロータケース
12の上面(ディスク載置面)の外周にメディア載置部
を形成する。このようなロータケースの上面にメディア
載置部を設けるアウターロータタイプブラシレススピン
ドルモータ自体は、例えば、図6を参照して説明した従
来技術に示されるように通常のものであるので、これ以
上の説明は省略する。
【0029】このようなタイプのメディア載置部におい
ても、本発明の技術を適用して、ホットメルト接着剤
(又は発泡ウレタン)3を接着して、平坦にして固化す
ることにより、ディスク搭載面のシャフトとの直角度を
容易に確保することができる。前述の例と同様に、少な
くともターンテーブルとシャフトを組み立てた後には適
用可能であり、それ故、例えば、モータとしての組み立
てを一応完成した後においても適用可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は、金属製ターンテーブルにホッ
トメルト接着剤又は発泡ウレタンを塗布するという技術
を採用したことにより、ターンテーブルを高精度に切削
するような高コストの工程を不要にして、金属製ターン
テーブルとシャフトの直角度を容易に確保することがで
きる。さらに、本発明は、ターンテーブルとして機能す
るロータケースの上面の外周にメディア載置部を形成し
たアウターロータタイプのブラシレススピンドルモータ
にも適用可能である。
【0031】また、本発明は、滑り止め部品の厚み管理
を不要にすることができる。また、本発明は、ゴムなど
の滑り止め部品を、均一に貼り付け、接着するという困
難な工程を削除することができる。
【0032】また、本発明は、各部品に高精度を求める
ことなく、かつ、工程管理を厳しくすることなく、最終
的には、高精度の直角度を得ることができる。
【0033】さらに、本発明は、ロータ或いはターンテ
ーブルに回転軸周りのアンバランスがあっても、それを
補正することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】インナーロータタイプのブラシレススピンドル
モータの斜視図である。
【図2】図1に示したスピンドルモータのロータのみを
取り出して示す斜視図である。
【図3】図1に示したスピンドルモータの磁気回路を説
明するための図である。
【図4】ロータ構成を上型と共に、図2のラインA−
A'に沿って切断した断面図である。
【図5】従来公知の光ディスク駆動用スピンドルモータ
を示す図である。
【図6】図5とは別の従来公知の光ディスク駆動用スピ
ンドルモータを示す図である。
【図7】本発明をアウターロータタイプブラシレススピ
ンドルモータに適用した際のマグネットロータの斜視図
である。
【図8】本発明をアウターロータタイプブラシレススピ
ンドルモータに適用した際のモータ断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ターンテーブル 3 ホットメルト接着剤 4 調芯バネ 5 クランプヨーク 6 クランプマグネット 7 ホットメルト接着剤上面 9 シャーシ 11 ゴム製リングシート 12 ロータケース 13 ロータヨーク 14 ロータマグネット 15 メディア載置部 16 軸ホルダ 21 メインヨーク 22、22' メインマグネット 23 上型 24 押し当て面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 29/00 H02K 29/00 Z Fターム(参考) 5D109 DA14 5D138 RA05 TA02 TA07 TA48 TA49 TA50 5H019 AA06 AA10 CC03 CC04 DD01 FF01 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 BB16 PP01 PP02 PP28 SS18 SS53 TT26 TT31 5H621 BB07 GA01 GA04 JK01 JK13 JK15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを支持するターンテーブルと、
    該ターンテーブルのディスク載置面と直角を維持するよ
    うに該ターンテーブルに取り付けたシャフトを備えて、
    該シャフトを回転自在に支持するスピンドルモータにお
    いて、 前記ターンテーブルのディスク載置面上において外周側
    にホットメルト接着剤又は発泡ウレタンを接着し、 該ホットメルト接着剤又は発泡ウレタンのディスク載置
    側面を前記シャフトと直角を維持するように平坦にして
    固化した、ことから成るスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記ホットメルト接着剤又は発泡ウレタ
    ンは、リング状に連続して、或いは不連続に間隔をあけ
    て形成された請求項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記ホットメルト接着剤又は発泡ウレタ
    ンは、ロータ或いはターンテーブルの回転軸周りのアン
    バランスを補正するように形成された請求項1に記載の
    スピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 前記ホットメルト接着剤又は発泡ウレタ
    ンのディスク載置側面に摩擦係数の高い部材を付設する
    か、或いは摩擦係数を高めるように加工した請求項1に
    記載のスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 前記モータは、インナーロータタイプの
    ものである請求項1に記載のスピンドルモータ。
  6. 【請求項6】 前記モータは、アウターロータタイプの
    ものであって、ロータケースのディスク載置面が前記タ
    ーンテーブルとして機能する請求項1に記載のスピンド
    ルモータ。
  7. 【請求項7】 ディスクを支持するターンテーブルと、
    該ターンテーブルのディスク載置面と直角を維持するよ
    うに該ターンテーブルに取り付けたシャフトを備えて、
    該シャフトを回転自在に支持するスピンドルモータの製
    造方法において、 前記ターンテーブルを少なくとも前記シャフトと一体に
    組み立てた後に、前記ターンテーブルのディスク載置面
    上において外周側にホットメルト接着剤又は発泡ウレタ
    ンを塗布すると共に、該ターンテーブルの該ホットメル
    ト接着剤又は発泡ウレタンを塗布した部分を加熱し、 前記シャフトと直角を維持するように、前記ホットメル
    ト接着剤又は発泡ウレタンの軟化温度よりも低温の押し
    当て面を該ホットメルト接着剤又は発泡ウレタンに押し
    当てて固化し、 その後、前記押し当て面を前記ホットメルト接着剤又は
    発泡ウレタンより離すことにより、該ホットメルト接着
    剤又は発泡ウレタンのディスク載置側面を前記シャフト
    と直角を維持するように平坦にして形成した、ことから
    成るスピンドルモータの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ホットメルト接着剤又は発泡ウレタ
    ンは、リング状に連続して、或いは不連続に間隔をあけ
    て形成された請求項7に記載のスピンドルモータの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記ホットメルト接着剤又は発泡ウレタ
    ンは、ロータ或いはターンテーブルの回転軸周りのアン
    バランスを補正するように形成された請求項7に記載の
    スピンドルモータの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記ホットメルト接着剤又は発泡ウレ
    タンのディスク載置側面に摩擦係数の高い部材を付設す
    るか、或いは摩擦係数を高めるように加工した請求項7
    に記載のスピンドルモータの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記モータは、インナーロータタイプ
    のものである請求項7に記載のスピンドルモータの製造
    方法。
  12. 【請求項12】 前記モータは、アウターロータタイプ
    のものであって、ロータケースのディスク載置面が前記
    ターンテーブルとして機能する請求項7に記載のスピン
    ドルモータの製造方法。
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