JP3240667B2 - スピンドルモータの製造方法 - Google Patents

スピンドルモータの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スピンドルモータの
製造方法に関する
【0002】
【従来の技術】ハードデイスク用スピンドルモータは、
モータベースがベースシャーシに固定され、デイスクが
ハブのデイスク着座面(取付け面)に取り付けられて、
ハブを回転してデイスクを回転するようになっている。
そして、モータベースと被固定部材との接触面を基準面
として、ハブのデイスク着座面の高さ精度が要求され、
またデイスクの面振れを防ぐためにハブのデイスク着座
面の振れ精度が要求されるために、モータを組み立てた
後、ハブのデイスク着座面の切削加工が行われている。
【0003】そして、ハードデイスク用スピンドルモー
タのハブには、従来、アルミニウムが用いられていた。
従って、ハブが高価となり、また重量があるという欠点
があった。
【0004】そこで、ハブを樹脂で形成することが考え
られている。
【0005】これにより、ハブの低コスト化,軽量化を
図ることができ、従って、スピンドルモータの低コスト
化,軽量化、更には、これを用いたハードデイスク装置
の低コスト化,軽量化を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハブを
樹脂で形成すると、デイスクの着座面の切削加工が、発
塵する等により、金属切削の場合に比して難しくなり、
また高精度に行うことができなくなり、したがってま
た、切削面の面粗度が粗くなるという問題点が生じる。
【0007】また、面粗度が粗くなるため、切削加工の
際に生じる切粉が、綿棒を使ってアルコールにより拭き
取る等のクリーニング作業を行った後も、切削面の溝、
孔等に残り、ハードデイスク装置の駆動の際に、この切
粉がデイスクに付着してヘッドに衝突し、ヘッドクラッ
シュの原因になるという問題点が生じる。
【0008】上記問題点は、ハードデイスク用スピンド
ルモータに限らず、モータベースが被固定部材に固定さ
れ、被回転部材がハブの被回転部材の取付け面に取り付
けられ、モータベースと被固定部材との接触面を基準面
として、ハブの被回転部材の取付け面を、基準面との間
の距離を精確にするために、切削加工するスピンドルモ
ータに、同様に生じる。
【0009】そこで本発明の目的は、このようなスピン
ドルモータにおいて、ハブを樹脂で形成した場合におい
ても、上記問題点を解決することが可能なスピンドルモ
ータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ベースシャーシとベースシャーシに固定
されるモータベースとモータベースに支持された回転軸
と回転軸と共に回転されデイスク取付面を有するハブと
を有するスピンドルモータの製造方法において、ハブを
樹脂材により成形し、ハブのデイスク取付面の表面にめ
っきを施し、めっき部分を切削加工することによりデイ
スク取付面の高さ精度を出すものである。
【0011】
【作用】切削加工は、ハブの被回転部材の取付け面に施
されためっきの部分に対して行う。これにより切削加工
が容易となり、切削加工を高精度に行うことが可能とな
り、また、面粗度を高くすることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0013】図1において、軸の中心線から左側の図は
ハードデイスク装置にスピンドルモータ1を実装したと
きの図として示してある。
【0014】モータベース2は、中央部にボス部2aを
有しており、ボス部2a内に一対の予圧がかけられた状
態の軸受3,4を介して、回転軸6が支持される。ボス
部2aの外周には鉄芯7aに巻かれたコイル7bが配設
してある。次に、モータベース2の底部には、ボス部2
aの軸線方向に垂直なフランジ2bが設けてあり、ベー
スシャーシ8に接触して固定される。フランジ2bのベ
ースシャーシ8との接触面2cがモータの組み立ての基
準面となる。
【0015】次に、ハブ9は、キャップ型の形状をして
おり、モータベース2のボス部2aを覆う状態で、頂部
中央部に開けられた嵌合孔9aを回転軸6の上端部に圧
入することにより、または上端部に嵌合した後、接着す
ること等により、回転軸6に締結してある。ハブ9の内
面には、鉄芯7aに巻かれたコイル7bに対向して、マ
グネット10および磁路形成のためのバックヨーク11
が設けてある。ハブ9は上部に後述するデイスククラン
パ15を取り付けるためのねじ孔9bが形成してある。
次に、ハブ9の底部には、フランジ状に、デイスクの着
座部9cが形成してあり、その上面9dがデイスクの着
座面となっている。そして、デイスクの着座面9dの基
準面2cからの高さ精度は、記録再生用ヘッドの高さ方
向の調整が微調整しか行うことができないために、高精
度が要求され、また、デイスクの面振れを防ぐためにデ
イスクの着座面9dの振れ精度が高精度に要求される。
【0016】ハブ9は、エポキシ樹脂やPPS(ポリフ
ェニレンサルファイド)等のベース樹脂に、ガラス繊維
や炭素繊維あるいは無機質充填材等の混入物を混入した
ものからなる、樹脂材が用いられており、従って、混入
物のために強度が強化されており、また低熱膨張の性質
を得ることを可能にしている。また、ハブ9の軽量化を
図ることが可能となっている。ハブ9は、射出成形や圧
縮成形等により、容易に,かつ低コストに、所定形状に
成形される。
【0017】次に、ハブ9のデイスクの着座面9dの表
面には、めっきによるコーティングが施してある。めっ
きによるコーティングは、電解または無電解ニッケルめ
っきを施すことにより形成してある。めっき部分には切
削加工が行われるので、めっき厚は、10μm以上であ
ることが好ましい。
【0018】このように構成してあり、樹脂材によるハ
ブ9を含めて、各部品を製作した後、これらを組み立て
る。そして、デイスクの着座面9dの切削加工を次によ
うにして行う。
【0019】すなわち、基準面2cを所定位置に合わせ
て、モータベース2を切削機に固定し、外部よりジョイ
ントを介してハブ9を回転させる。そして、バイトを着
座面9dに当てて、着座面9dの表面のめっき部分に対
して切削加工を行う。このとき切削部分は金属であるた
めに、発塵することがなく、切削加工が極めて容易にな
り、また極めて高い寸法精度で切削を行うことが可能と
なり、また切削面の面粗度を極めて良好に保つことが可
能となる。
【0020】この後、切削面のクリーニングを十分に行
う。切削面の面粗度は極めて良好なために、切削の際に
生じた切削面の溝等に切粉が残る等が生じない。
【0021】このようにして作られたスピンドルモータ
1は、モータベース2をハードデイスク装置のベースシ
ャーシ8に取り付けることにより、ハードデイスク装置
に固定され、ハブ9のデイスク着座面9dにデイスク1
2が載置され、さらにその上に、他のデイスク13がデ
イスクスペーサ14を介して載置され、デイスククラン
パ15が、デイスク13の上より当接して、ねじ16を
ねじ孔9bに螺合することによりハブ9に固定される。
これによりデイスク12,13がハブの着座面9dの上
に固定される。そして、記録再生ヘッド(図示省略)の
微調整を行う。基準面2cに対するデイスク着座面9d
の高さ精度が良好に保たれているので、記録再生ヘッド
を正しい位置に位置させることができる。
【0022】そして上記のようにして製作されたハード
デイスク装置を駆動すると、デイスク着座面9dが良好
に切削加工してあるので、デイスクの面振れが十分に防
止され、良好な記録再生が行われる。そして、モータを
回転しても、切粉は着座面9dに残っていないために、
切粉がデイスクに付着してヘッドクラッシュによりヘッ
ドが破損する等が生じず、良好なデイスクの記録再生が
持続して行われる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、このように構成してあるの
で、ハブ,更にはスピンドルモータやそれを用いる装置
の低コスト化,軽量化を図ることができると同時に、ハ
ブの被回転部材の取付け面の切削加工を容易にかつ高精
度に行うことが可能であり、また面粗度を極めて高くす
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードデイスク用スピンドルモータの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 2 モータベース6 回転軸ベースシャーシ 9 ハブ 9d デイスク取付面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00 H02K 21/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースシャーシと、 上記ベースシャーシに固定されるモータベースと、 上記モータベースに支持された回転軸と、 上記回転軸と共に回転されデイスク取付面を有するハブ
    と、を有するスピンドルモータの製造方法において、 上記ハブを樹脂材により成形し、 上記ハブのデイスク取付面の表面にめっきを施し、 上記めっき部分を切削加工することによりデイスク取付
    面の高さ精度を出す ことを特徴とするスピンドルモータ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記めっき部分の厚さが10μm以上で
    ある ことを特徴とする請求項1に記載のスピンドルモー
    タの製造方法。
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CN102421682B (zh) * 2009-05-13 2014-04-02 四国化工机株式会社 食品填充密封容器的制造方法
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