JP3100435B2 - ディスク装置のディスク高さ位置設定構造 - Google Patents

ディスク装置のディスク高さ位置設定構造

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JP3100435B2
JP3100435B2 JP03276353A JP27635391A JP3100435B2 JP 3100435 B2 JP3100435 B2 JP 3100435B2 JP 03276353 A JP03276353 A JP 03276353A JP 27635391 A JP27635391 A JP 27635391A JP 3100435 B2 JP3100435 B2 JP 3100435B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク装置のディス
クの高さ位置を設定するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置等のディスク装
置は、図2に示すように、読取・書込ヘッド(以下、単
に「ヘッド」と称する。)10,11を有するシャーシ
12に、磁気ディスク等のディスクDを回転させる一般
にスピンドルモータといわれているモータ13がボルト
14によって取付けられた構造になっている。スピンド
ルモータ13は、モータ全体をシャーシ12に支持する
フレーム15と、ディスクDが装着され一対のベアリン
グ16,17によってフレーム15に対し回転するロー
タ18とを有している。ロータ18は、ロータ18内周
に具えられた磁石19とフレーム15に具えられた電機
子20との磁気作用によって回転するようになってい
る。
【0003】ヘッド10,11は、ディスクDから情報
を読取るとき、或いは、ディスクDに情報を書込むとき
回転してディスクDに接近離間するようにシャーシ12
上のヘッド支持軸21に具えられている。ヘッド支持軸
21は、シャーシ12に圧入され、鍔22が形成されて
いる。鍔22の上面23はヘッドアッセンブリ24の受
け止め、ヘッド10,11の位置決めを行なうためのヘ
ッド位置決め面になっている。
【0004】ディスク装置25の性能は、ヘッド10,
11とディスクDとの相対位置関係に左右される。ヘッ
ド10,11はディスクDに接触するようになってい
る。このため、下側のヘッド11とロータ18上のディ
スク装着面26とを同一レベルにしてある。そこで、ス
ピンドルモータ13の取付面27とロータ18上のディ
スク装着面26との間の寸法Bから、スピンドルモータ
13の取付面27と鍔22の上面23との寸法Cを引い
た残りの寸法Aを、ヘッドアッセンブリ24の下面28
から下側のヘッド11までの予め決められた寸法Eと同
一にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ディスク装置25の上記Aの寸法、即ち、ディスク装着
面26の高さは、別に組立られたスピンドルモータ13
の上記Bの寸法公差と、上記Cの寸法公差との累積によ
って所定の公差内に納めることできないことがある。こ
のため、上記寸法Aを上記寸法Eと同一にすることがで
きず、ヘッド10,11とディスクDとの相対位置関係
に狂いが生じるという問題点を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、スピンドルモ
ータのフレームの延長上に立設され読取・書込ヘッドを
支持する支持軸と、前記支持軸に形成され前記読取・書
込ヘッドを位置決めするヘッド位置決め面と、前記フレ
ーム上に形成され前記スピンドルモータに搭載されるデ
ィスクの高さ位置を設定する基準面とを有し、前記基準
面から前記スピンドルモータのディスク装着面までの寸
法が、前記基準面から前記ヘッド位置決め面までの測定
寸法と前記ヘッド位置決め面から前記ヘッドまでの規定
の寸法との和になるように前記ディスク装着面の高さ位
置が調整されることを特徴とするディスク装置のディス
ク高さ位置設定構造により、前記の課題を解決したもの
である。
【0007】
【作用】ディスク装着面の高さ調節は、先ず、基準面と
ヘッド位置決め面との寸法を測定し、その後、基準面か
らディスクが装着されるスピンドルモータのディスク装
着面までの寸法を調整しながらスピンドルモータの各部
品を組込み、ヘッド位置決め面とディスク装着面との寸
法をヘッド位置決め面とヘッドとの予め決められた寸法
に一致させることによって行なわれる。これによって、
ヘッドとディスクとが同一レベルに調節される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ディスク装置40は、図1に示すように、ディス
クDを回転させるスピンドルモータ44のフレーム43
にヘッド41,42が一体に組込まれた構造になってい
る。フレーム43はアルミダイキャストによって成形さ
れている。スピンドルモータ44のフレーム43は、図
1において左の方へ延長されており、従来のフレームに
相当する部分とシャーシに相当する部分とが一体に成形
された形状になっている。フレーム43に形成された円
筒状の軸45には一対のベアリング46,47を介して
ロータ48が設けられている。ロータ48は、ロータ4
8の内周に具えられた磁石49と軸45に具えられた電
機子50との磁気作用によって回転するようになってい
る。ロータ48の上面51はディスクDが装着されるデ
ィスク装着面となっている。
【0009】フレーム43上には突部52が一体に成形
されている。突部52は、軸45を中心とした同心円上
に等間隔に3箇形成されている。突部52は、フレーム
43をアルミダイキャストによって一体成形した後、型
から取り外すとき、押出ピン(図示省略)が当接する部
分である。この突部52の先端53は、フレーム43成
形後、機械(例えば、フライス)加工が施され、平坦に
形成される。3つの突部52の先端53によって形成さ
れる面が基準面となる。先端53の高さは、フレーム4
3の他の部分の高さを設定する親基準面(図示省略)に
基づいて設定される。
【0010】ヘッド41,42は、ディスクDから情報
を読取るとき、或いは、ディスクDに情報を書込むとき
回動してディスクDに接近離間するようにフレーム43
上のヘッド支持軸54に具えられている。ヘッド41,
42は一対のベアリング58,59によってヘッド支持
軸54に設けられている。ヘッド支持軸54は、フレー
ム43に圧入され、鍔55が形成されている。鍔55の
上面56はヘッドアッセンブリ57を受け止め、ヘッド
41,42の位置決めを行なうためのヘッド位置決め面
になっている。なお、ヘッド支持軸54はフレーム43
と一体に成形されてもよい。
【0011】ディスク装着面51の高さ調整と、ディス
ク装置40のフレーム43へのスピンドルモータ44の
組込みは次の手順によって行なわれる。フレーム43に
ヘッド支持軸54を圧入する。次に、基準面53とヘッ
ド位置決め面56との寸法(図1中Fで示す寸法)を測
定する。その後、上側のベアリング46の圧入位置を調
整しながら、基準面53からディスク装着面51までの
寸法(図1中Gで示す寸法)を測る。ベアリング46の
位置を変えることによりベアリング46に接触している
ロータ48の高さを調整することができる。この調整
は、G寸法からF寸法を引いた値、即ち、ヘッド位置決
め面56とディスク装着面51との寸法(図1中Hで示
す寸法)がヘッド位置決め面56とヘッド42との予め
決められた寸法(図1中Kで示す寸法)と一致するまで
行なう。以上の組立はモータ製造工場において行なわ
れ、ディスク装置製造工場において、ヘッド支持軸54
にヘッドアッセンブリ57が組込まれる。
【0012】これによって、各部の部品公差や組立公差
の影響を受けることなく、ヘッド42とディスクDとを
同一レベルに調整することができ、ディスク装置40の
性能を向上させることができる。なお、ヘッド位置決め
面56は実際には点に近い広さであるため、この面56
から直接ディスク装着面51までの寸法を測定すること
は困難である。このため、測定しやすい基準面53を基
準にして各寸法を測るようにしている。
【0013】
【発明の効果】本発明のディスク装置のディスク高さ位
置設定構造は、基準面を基準にして、ディスク装着面の
高さを調整することができるようになっているため、各
部の部品公差や組立公差の影響を受けることなくヘッド
とディスクとを同一レベルにすることができ、ディスク
装置の性能を向上させることができる。又、従来のスピ
ンドルモータのフレーム相当する部分とディスク装置の
シャーシに相当する部分とを一体に成形したため、ディ
スク装置の構造を簡素化することができる。そして、請
求項2のように、基準面を押出ピンが当接する突部の先
端面にすることにより、従来、フレームを成形型から外
した後、不要とされていた突部の有効利用を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク高さ位置設定構造を具えたデ
ィスク装置をスピンドルモータの軸とヘッド支持軸とに
沿って破断した断面図である。
【図2】ディスク高さ位置設定構造を具えていない従来
のディスク装置をスピンドルモータの軸とヘッド支持軸
とに沿って破断した断面図である。
【符号の説明】
D ディスク 40 ディスク装置 41,42 読取・書込ヘッド 43 フレーム 44 スピンドルモータ51 ディスク装着面 53 突部の先端(基準面) 54 ヘッド支持軸(支持軸) 56 ヘッド位置決め面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 25/04 G11B 33/12 - 33/14 G11B 21/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルモータのフレームの延長上に
    立設され読取・書込ヘッドを支持する支持軸と、前記支
    持軸に形成され前記読取・書込ヘッドを位置決めするヘ
    ッド位置決め面と、前記フレーム上に形成され前記スピ
    ンドルモータに搭載されるディスクの高さ位置を設定す
    る基準面とを有し、 前記基準面から前記スピンドルモータのディスク装着面
    までの寸法が、前記基準面から前記ヘッド位置決め面ま
    での測定寸法と前記ヘッド位置決め面から前記ヘッドま
    での規定の寸法との和になるように前記ディスク装着面
    の高さ位置が調整されることを特徴とする、 ディスク装置のディスク高さ位置設定構造。
  2. 【請求項2】 前記基準面は成形されたフレームを成形
    型から取り外す押出ピンが当接する突部の先端面であ
    る、請求項1記載のディスク装置のディスク高さ位置設
    定構造。
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