JP6825445B2 - 収容ユニットおよび収容ユニットの液体量管理方法 - Google Patents

収容ユニットおよび収容ユニットの液体量管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、インク等の液体を収容する収容ユニットおよび収容ユニットの液体量管理方
法に関する。
従来から、インク等を噴射する液体噴射部を備えた液体噴射装置と、液体噴射部に液体
を供給する容器が入った収容ユニットを備えた液体噴射システムが用いられている。この
種の液体噴射システムでは、インク残量が少なくなったことをユーザーに通知して収容ユ
ニットの交換やインクの補充を促す。例えば、交換式の収容ユニットを用いる液体噴射シ
ステムでは、液体噴射部から噴射されたインクの累積ショット数を収容ユニットに設けら
れたメモリーチップに記憶させ、累積ショット数に基づいてインク残量を判定してニアエ
ンドやインクエンドを通知する。
特許文献1の液体噴射システム(インク・ジェット・プリント・システム)では、イン
ク残量を記憶させるメモリーチップが収容ユニット(カートリッジ)と共に交換されるも
のでなく、液体噴射装置(シャシ)側に取り付けられている。そのため、収容ユニットの
交換が行われる際に、メモリーチップに記憶されるインク残量(インクレベル)をリセッ
トする必要がある。特許文献1では、リセットスイッチの操作によりメモリーチップに記
憶されるインク残量を適正な値に書き換える。
特開平10−202900号公報
特許文献1の液体噴射システムは、インク残量を適正な値に書き換えるためにリセット
スイッチの操作が必要である。従って、リセットスイッチの操作忘れによりインク残量が
適正な値に書き換えられないおそれがある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、液体量を検出することが可能な収容ユニット
および収容ユニットの液体量管理方法を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、液体噴射部に液体を供給するための収容ユニ
ットであって、前記液体を収容するための第1収容部および第2収容部と、前記第1収容
部を大気と連通するための第1大気連通部と、前記第2収容部を大気と連通するための第
2大気連通部と、前記第1収容部に前記液体を注入するための注入部と、前記液体を前記
液体噴射部に供給するための供給部と、前記第2収容部に収容された前記液体を検出する
ための検出部と、前記第2大気連通部を封止するための封止部材と、を有し、前記第1収
容部と前記第2収容部とが、設置状態における前記第1収容部と前記第2収容部の鉛直方
向の下方部分に設けられた液体連通部を介して互いに連通されている。
本発明によれば、収容ユニットに第2収容部の液体を検出する検出部が設けられている
ので、収容ユニットの液体量を自動で検出できる。従って、検出部の出力に基づいて自動
で液体量のカウント値をリセットできるので、液体量を確実にリセットできる。特に、本
発明では、第2収容部に設けられた第2大気連通部を封止部材で封止することができる。
従って、収容ユニットから液体を供給する際には第2大気連通部を封止しておけば、第1
収容部の液面が液体連通部より低くなった後で第2収容部の水位が下がり始めて検出部の
出力が変化する。従って、液体量が少なくなったことを検出できる。一方、収容ユニット
へ液体を注入(補充)する際には、第2大気連通部を開放して注入を行えば、第1収容部
の液面が検出部の検出位置まで上昇した際に検出部の出力が変化する。従って、液体の供
給時とは異なる液体量を検出できる。つまり、同一の検出位置(検出高さ)の検出部を用
いて、複数の液体量を検出できる。
本発明において、前記検出部は、前記設置状態における前記第2収容部の鉛直方向の上
方に配置されることが望ましい。このようにすれば、第2収容部の液面を検出することが
できる。
本発明において、前記検出部は、前記設置状態において、前記第1収容部における液面
の基準位置よりも鉛直方向の下方に設定された検出位置で前記液体を検出することが望ま
しい。このようにすると、基準位置よりも液面が低い状態で液体を検出できるため、基準
位置まで液体を補充したにもかかわらず液体が検出されないという誤検出を防止できる。
本発明において、前記基準位置は、前記第1収容部における前記液面の上限位置である
ことが望ましい。このようにすると、液面が上限位置に達したことを検出できる。従って
、液体量が上限量となったことを検出できるため、収容ユニットへの液体の充填が完了し
たことを検出できる。
本発明において、前記検出位置は、前記供給部からの前記液体の供給時には前記液体の
下限量を検出するための検出位置として用いられ、前記注入部への前記液体の注入時には
前記液体の上限量を検出するための検出位置として用いられることが望ましい。このよう
にすると、同一の検出位置(検出高さ)の検出部を用いて上限量と下限量を検出できる。
例えば、上述したように、液体の供給時と注入時(補充時)に、封止部材によって第2大
気連通部を開放させるか否かを切り換えれば、液体の供給時には下限量を下回ったことを
検出でき、液体の注入時には上限量に達したことを検出できる。
本発明において、前記検出部は、前記設置状態における鉛直方向の下端位置が異なる第
1電極と第2電極を備えることが望ましい。複数の電極の鉛直方向の下端位置を同じにし
てしまうと、検出と非検出が細かく繰り返されるチャタリングが発生するおそれがある。
本発明では、第1電極と第2電極の下端位置が異なっているため、チャタリングを抑制す
ることができる。
本発明において、前記封止部材は、前記注入部を封止するための第1封止部と、前記第
2大気連通部を封止するための第2封止部とを備え、前記設置状態において、前記注入部
は第1収容部の鉛直方向の上方に配置され、前記第2大気連通部は前記第2収容部の鉛直
方向の上方に配置されることが望ましい。このようにすると、1つの封止部材を用いて、
且つ、同一の動作で注入部と第2大気連通部の2箇所を封止できる。
本発明において、前記封止部材は、前記設置状態において、一端を中心として回動可能
に支持されることが望ましい。このようにすると、一端に設けられた支軸を支点として、
てこの原理を用いて封止部材を押さえることができるので、簡単な操作で、且つ、確実に
封止することができる。
また、本発明は、上記の収容ユニットの液体量管理方法であって、前記収容ユニットに
収容される液体量に対応する値をソフトカウンターでカウントし、前記検出部の出力が、
前記液体の検出なしを示す出力から前記液体の検出ありを示す出力に切り換わったことに
基づき、前記ソフトカウンターのカウント値を初期値にリセットすることを特徴とする。
このように、検出部が液体を検出して自動でソフトカウンターをリセットすれば、操作忘
れによるソフトカウンターのリセットし忘れが発生するおそれがないので、ソフトカウン
ターのカウント値を適正な値に書き換えることができる。
本発明を適用した収容ユニットを備えた液体噴射システムの平面図である。 本発明を適用した収容ユニットをXZ面で切断した断面構成を模式的に示す説明図である。 図2の収容ユニットにおけるインク量の変動を示す遷移図である。 変形例の収容ユニットをXZ面で切断した断面構成を模式的に示す説明図である。 参考例の収容ユニットをXZ面で切断した断面構成を模式的に示す説明図である。 変形例1の液体噴射システムの平面図である。 変形例2の液体噴射システムの平面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した収容ユニットおよびその液体量管理方法の
実施形態を説明する。
(液体噴射システム)
図1は本発明を適用した収容ユニットを備えた液体噴射システムの平面図である。図1
の液体噴射システム1は、インクジェットプリンター2およびインク収容ユニット3を備
える。液体噴射システム1は、液体の一例であるインクによって印刷用紙などの印刷媒体
に印刷を行う。インクジェットプリンター2は液体噴射装置の一例であり、筐体4と、筐
体4に収容される印刷機構部を備える。印刷機構部は、印刷用紙などの印刷媒体を搬送す
る図示しない媒体搬送機構と、印刷媒体に向けてインクを噴射するインクジェットヘッド
などの液体噴射部5と、液体噴射部5とインク収容ユニット3とを接続する図示しない供
給チューブ等を備える。印刷媒体は、筐体4の内部に設けられた搬送領域6に沿って搬送
され、筐体4の前面に設けられた排紙部7から排出される。
図1に示すXY方向は相互に直交する方向である。X方向の一方側を+X方向、他方側
を−X方向で示す。また、Y方向の一方側を+Y方向、他方側を−Y方向で示す。液体噴
射システム1は、使用される状態において、X方向とY方向によって規定される水平な平
面(XY面)に設置される。また、XY方向と直交するZ方向(図2参照)は鉛直方向で
ある。−Z方向が鉛直方向の下方であり、+Z方向が鉛直方向の上方である。
図1では、Y方向はインクジェットプリンター2の前後方向であり、X方向はインクジ
ェットプリンター2の幅方向である。インクジェットプリンター2の前面は+Y方向を向
いている。印刷媒体は排紙部7から+Y方向に排出される。インクジェットプリンター2
の+X方向の側面には、インク収容ユニット3を取り付けるための取付部8が設けられて
いる。図1の例では、取付部8には、複数のインク収容ユニット3が前後方向(Y方向)
に並べて取り付けられる。複数のインク収容ユニット3は、それぞれ異なるインクを収容
する。あるいは、複数のインク収容ユニット3の一部あるいは全部に同一のインクが収容
されていてもよい。
取付部8は、その一部分がインクジェットプリンター2の筐体4より前方(+Y方向)
に張り出している。インク収容ユニット3は、筐体4より前方(+Y方向)に張り出した
配置領域に取り付けられるインク収容ユニット3Aと、筐体4の側方(+X方向)に設け
られた配置領域に取り付けられる複数のインク収容ユニット3Bを備える。つまり、イン
ク収容ユニット3Aは、インクジェットプリンター2の前面に配置される。
インク収容ユニット3(3A、3B)には、インクを注入するための注入部11がそれ
ぞれ1箇所ずつ設けられている。取付部8には、インク収容ユニット3A、3B内のイン
ク量を目視で確認するための視認窓9が設けられている。視認窓9は、インク収容ユニッ
ト3A内のインク量を確認するための視認窓9Aと、インク収容ユニット3B内のインク
量を確認するための視認窓9Bを備える。視認窓9Bは、取付部8の+X方向の側面に設
けられ、+X方向を向いている。一方、視認窓9Aは、取付部8の+X方向の側面および
前面(+Y方向の面)にわたるコーナー部に設けられている。視認窓9Aは、+X方向お
よび+Y方向の2方向を向いている。
本明細書において、取付部8に取り付けられた状態をインク収容ユニット3(3A、3
B)の設置状態とする。インク収容ユニット3A、3Bには、設置状態において視認窓9
A、9Bに対面する部位にインク量の上限位置H(図2参照)を示す上限マーク10が設
けられている。すなわち、インク収容ユニット3Bには、+X方向を向く側面に上限マー
ク10が設けられている。また、インク収容ユニット3Aには、+X方向を向く側面およ
び前面(+Y方向を向く面)の2面に上限マーク10が設けられている。
このように、本形態の液体噴射システム1は、インクジェットプリンター2の前面に配
置されるインク収容ユニット3Aが、他のインク収容ユニット3Bと異なり、インクジェ
ットプリンター2の前面および側面のどちらの方向からも視認可能な視認窓9Aに面して
いる。そして、インクジェットプリンター2の前方(+Y方向)から視認可能な面、およ
び側方(+X方向)から視認可能な面のいずれにも上限マーク10が設けられている。従
って、インクジェットプリンター2の前面と側面のいずれの側からでもインク量を確認す
ることができる。
また、インク収容ユニット3Aの注入部11は、前面(+Y方向の面)と+X方向の側
面とが交差するコーナー部に配置される。これは、インクジェットプリンター2の前方(
+Y方向)および側方(+X方向)のいずれの方向からでもインクを注入可能な位置であ
る。従って、インク収容ユニット3Aは、インクジェットプリンター2の前面と側面のい
ずれの側からでもインクの補充作業を行うことができる。
(インク収容ユニット)
図2は本発明を適用したインク収容ユニット3(3A、3B)をXZ面で切断した断面
構成を模式的に示す説明図であり、上述した設置状態を示す。インク収容ユニット3は、
注入部11および後述する第2大気連通部33を封止するための封止部材20を備える。
図2に示す「開放状態」は封止部材20が注入部11を封止しない状態であり、「封止状
態」は封止部材20が注入部11を封止した状態を示す。インク収容ユニット3(3A、
3B)は、+Y方向もしくは−Y方向の側面が開口するケース30と、この開口を塞ぐよ
うに溶着などによりケース30に固定されるフィルム部材と、ケース30の鉛直方向の上
方(+Z方向)に配置される封止部材20を備える。
ケース30の内部には、隔壁31によって区画される第1収容部40と第2収容部50
が形成される。インク収容ユニット3(3A、3B)は、第1収容部40を大気と連通す
るための第1大気連通部32と、第2収容部50を大気と連通するための第2大気連通部
33と、第1収容部40にインクを注入するための注入部11と、液体噴射部5にインク
を供給するための供給部12を備える。供給部12は、設置状態におけるケース30の鉛
直方向の下端に設けられる。図2の例では、供給部12は、第2収容部50の鉛直方向の
下端に設けられる。なお、供給部12は、第1収容部40の鉛直方向の下端に設けられて
いてもよい。
ケース30は、底壁34および上壁35を備える。設置状態において、底壁34はケー
ス30の−Z方向(鉛直方向の下方)の面であり、上壁35はケース30の+Z方向(鉛
直方向の上方)の面である。また、ケース30は、+X方向の側壁36および−X方向の
側壁37を備える。ケース30において、+X方向の側壁36は視認窓9Aもしくは視認
窓9Bに対面する部位である。従って、側壁36には、インク量の上限位置Hを示す上述
した上限マーク10が形成される。図2では、インク収容ユニット3に上限マーク10に
よって示される上限位置Hまでインクが入れられた初期状態を示している。
第1収容部40と第2収容部50を区画する隔壁31は、上壁35から底壁34へ向か
って鉛直方向に延びている。第1収容部40と第2収容部50は、液体連通部38を介し
て連通する。液体連通部38は、隔壁31の鉛直方向の下端(−Z方向の端部)と底壁3
4との間に設けられた隙間である。つまり、液体連通部38は、設置状態における第1収
容部40と第2収容部50の鉛直方向の下方部分に設けられている。言い換えれば、液体
連通部38は、設置状態における第1収容部40と第2収容部50の底部に設けられてい
る。
第1大気連通部32および注入部11は、ケース30の上壁35に形成され、第1収容
部40と大気とを連通する。また、第2大気連通部33は、ケース30の上壁35に形成
され、第2収容部50と大気とを連通する。一方、供給部12は、ケース30の側壁37
の鉛直方向の下端部分に形成され、第2収容部50の底部と連通する。注入部11、第1
大気連通部32、および第2大気連通部33は、上壁35から鉛直方向の上方(+Z方向
)へ突出する筒状部である。注入部11、第1大気連通部32、および第2大気連通部3
3は、いずれも同一方向(鉛直方向の上方:+Z方向)に開口する。
(検出部)
インク収容ユニット3は、第2収容部50に収容されたインクを検出する検出部60を
備える。検出部60は、検出用基板61と、検出用基板61に設けられた2箇所の接点6
2と、一方の接点62に接続された第1電極63Aと、もう一方の接点62に接続された
第2電極63Bを備える。第1電極63A、第2電極63Bとしては、例えばSUS電極
が用いられる。なお、他の導電部材を用いてもよい。検出用基板61には、第1電極63
A、第2電極63Bとインクとの接触の有無により通電の有無が切り換わる検出回路が実
装されている。検出部60は、第2収容部50の水位が変化して第1電極63A、第2電
極63Bとインクとの接触の有無が切り換わったとき、検出回路の通電の有無が切り換わ
ることによってインク量を検出する。
検出部60は、第1電極63Aによるインクの検出位置H1が、インク量の上限位置H
に対応する高さとなっている。具体的には、第1電極63Aによるインクの検出位置H1
は、上限位置Hより一定寸法だけ鉛直方向の下方(−Z方向)に位置する。第1電極63
Aによるインクの検出位置H1は、第1電極63Aの下端位置である。従って、第1電極
63Aの下端は、上限位置Hより一定寸法だけ鉛直方向の下方(−Z方向)に位置する。
つまり、第1電極63Aの長さは、第2収容部50の水位が上限位置Hであるとき、第1
電極63Aがインクと確実に接触する長さとなっている。
また、検出部60は、第1電極63A、第2電極63Bの長さが異なる。具体的には、
第2電極63Bの下端は、第1電極63Aの下端より一定寸法だけ鉛直方向の下方(−Z
方向)に位置する。第1電極63A、第2電極63Bの寸法が異なることにより、検出部
60においてチャタリングが発生することを防止できる。
本形態では、第1電極63A、第2電極63Bがいずれもインクと接触しているときの
検出部60の出力が、検出位置H1でのインクの検出ありを示す出力であり、この出力を
、インクの「残量あり」を示す出力とする。また、第1電極63Aがインクと接触せず、
第2電極63Bがインクと接触しているときの検出部60の出力が、検出位置H1でのイ
ンクの検出なしを示す出力であり、この出力を、インクの「残量なし」を示す出力とする
(封止部材)
封止部材20は、支軸21によって回転可能に支持される。なお、図2では図示を省略
しているが、支軸21はケース30によって支持される。封止部材20は、支軸21に取
り付けられる回転支持部22と、回転支持部22からケース30の鉛直方向の上方(+Z
方向)へ延びている腕部23と、腕部23からケース30側へ突出する第1封止部24お
よび第2封止部25を備える。第1封止部24は注入部11を封止可能な形状である。ま
た、第2封止部25は第2大気連通部33を封止可能な形状である。
図2に示すように、注入部11および第2大気連通部33を封止しない開放状態では、
封止部材20は、支軸21を中心として腕部23が鉛直方向の上方(+Z方向)へ回動し
た開放位置20Aに移動している。従って、第1封止部24は注入部11から離れており
、第2封止部24は第2大気連通部33から離れている。従って、この状態で注入部11
へ補充用のインクを注入することができる。
一方、注入部11および第2大気連通部33を封止する封止状態では、封止部材20は
、支軸21を中心として腕部23が鉛直方向の下方(−Z方向)へ回動した状態となって
いる。腕部23がケース30の上壁35と略平行になる封止位置20Bまで封止部材20
を回動させると、第1封止部24は注入部11を鉛直方向の上方から封止し、同時に第2
封止部25は第2大気連通部33を鉛直方向の上方から封止する。つまり、封止部材20
は、同一の動作で、注入部11と第2大気連通部33の2箇所を封止できる。
封止部材20による注入部11と第2大気連通部33の封止動作は、回転支持部22を
支点として腕部23を回動させる動作である。従って、腕部23の先端を押さえることに
より、てこの原理で、第1封止部24と第2封止部25を注入部11と第2大気連通部3
3に押し付けることができる。よって、簡単な動作で、確実に封止状態を形成できる。
(検出部によるインク量の検出)
図3は、図2の収容ユニット(インク収容ユニット3)におけるインク量の変動を示す
遷移図である。上述したように、図2では、インク収容ユニット3に上限マーク10によ
って示される上限位置Hまでインクが入れられた初期状態を示している。インク収容ユニ
ット3へのインクの初期充填および後述するインクの補充は、封止部材20を開放位置2
0Aに移動させて行う。封止部材20を開放状態にすると、インク収容ユニット3は、第
1収容部40と第2収容部50の水位(液面の高さ)が同一になる。従って、インクの使
用開始前の初期状態では、第1収容部40と第2収容部50のインクの水位は同一であり
、両収容部の水位は、いずれも上限位置Hである。検出部60は、第2収容部50の水位
が上限位置Hであるとき、第1電極63A、第2電極63Bの下端はいずれもインクと接
触しているため、検出部60の出力は、「残量あり」を示す出力となっている。
インク収容ユニット3は、供給部12から液体噴射部5にインクを供給するとき、図2
の「封止状態」に示すように、封止部材20によって注入部11と第2大気連通部33を
封止しておき、第1大気連通部32については開放した状態とする。第2大気連通部33
を封止した状態でインクを供給すると、第2収容部50の水位は変化せず、第1収容部4
0の水位のみが低下してゆく。図3の「インク供給」の図に示すように、第1収容部40
の水位が液体連通部38の高さより上である間は、第1収容部40の水位のみが低下し、
第2収容部50の水位は変化しない。従って、第1電極63A、第2電極63Bの下端は
いずれもインクと接触したままであり、検出部60の出力は「残量あり」のままである。
第1収容部40の水位が液体連通部38の高さまで低下すると、以降は第2収容部50
の水位が低下する。図3の「残量なし検出」に示すように、第2収容部50の水位が第1
電極63Aの検出位置H1より下がると、第1電極63Aはインクと接触しなくなる。従
って、検出部60の出力が「残量あり」を示す出力から、「残量なし」を示す出力に切り
換わる。つまり、第1電極63Aの検出位置H1より第2収容部50の水位が下がったと
きのインク量を下限量とすれば、検出部60の出力に基づいてインク収容ユニット3のイ
ンク量が下限量を下回ったことを検出できる。
液体噴射システム1は、インクジェットプリンター2の制御部によって検出部60の出
力を監視し、検出部60の出力に応じて所定の報知処理を行う。例えば、インク収容ユニ
ット3のインク量が下限量を下回ったことを検出した場合、ランプ点灯、液晶表示部への
表示、ブザーによる報知、などの報知動作を行う。また、印刷ジョブの実行や受付を保留
するなどの処理を行っても良い。
ユーザーは、インク量が下限量を下回ったことを知ると、インク収容ユニット3へのイ
ンクの補充を行う。この場合、ユーザーは、封止部材20を回動させて注入部11および
第2大気連通部33を開放して、注入部11へインクを注入する。図3の「インク補充」
に示すように、インクの補充のために封止部材20を上方へ回動させて第2大気連通部3
3を開放した結果、インク収容ユニット3は、第1収容部40と第2収容部50の水位が
同一となる。すなわち、第2収容部50内のインクが液体連通部38を介して第1収容部
40へ移動するため、両収容部の水位が同一になる。この状態で、注入部11へインクを
注入すると、第1収容部40と第2収容部50の水位が同一の状態で、両収容部のインク
量が増えてゆく。
ユーザーは、視認窓9Aもしくは視認窓9Bからインク収容ユニット3内のインク量を
確認しながらインクの補充作業を行う。ユーザーは、インクの液面が上限位置Hに到達し
たことを上限マーク10に基づいて確認して、補充を停止する。本形態では、検出部60
の第1電極63Aによる検出位置H1は、上限位置Hよりも鉛直方向の下方である。従っ
て、図3の「インク補充完了」に示すように、第1収容部40と第2収容部50の水位が
上限位置Hに到達したとき、第1電極63Aの下端はインクの液面よりも下にあり、第1
電極63Aはインクと確実に接触している。つまり、インクが上限位置Hまで補充される
と、検出部60の出力は、「残量なし」から「残量あり」に切り換わる。
液体噴射システム1は、インク収容ユニット3内のインク量を管理するためのソフトカ
ウンターを備える。ソフトカウンターは、複数のインク収容ユニット3のそれぞれについ
てインク量に対応する値をカウントする。インクジェットプリンター2の制御部は、液体
噴射部5からのインクの噴射量に基づいてソフトカウンターのカウント値を加算もしくは
減算する。例えば、インクを噴射した場合に、噴射ショット数をソフトカウンターのカウ
ント値に加算もしくは減算する。インクジェットプリンター2の制御部は、インク収容ユ
ニット3へのインクの補充が完了したとき、検出部60の出力に基づいてソフトカウンタ
ーのカウント値を初期値にリセットする。すなわち、検出部60の出力がインクの検出な
しを示す「残量なし」から、インクの検出ありを示す「残量あり」に切り換わったことに
基づき、ソフトカウンターのカウント値を初期値にリセットする制御を行う。
(本形態の主な作用効果)
以上のように、本形態のインク収容ユニット3は、インク量を自動で検出する検出部6
0を備えており、インク収容ユニット3には、検出部60を配置するための第2収容部5
0が設けられている。そして、注入部11が形成された第1収容部40と、検出部60が
配置された第2収容部50とが両収容部の鉛直方向の下端に設けられた液体連通部38を
介して連通した構造になっている。また、第2収容部50に設けられた第2大気連通部3
3は、封止部材20で封止可能となっている。
従って、第2収容部50に設けられた第2大気連通部33を封止部材20で封止した状
態でインクを供給すれば、第1収容部40の水位が液体連通部38の高さまで下がった後
に、第2収容部50の水位が検出部60の検出位置H1まで低下し、検出部60の出力が
「残量なし」に切り換わる。よって、インク量が下限量より少なくなったことを検出でき
る。一方、インク収容ユニット3へインクを補充する際には、第2大気連通部33を開放
して注入部11へインクを注入すれば、第1収容部40および第2収容部50の水位が検
出部60の検出位置H1まで上昇してから検出部60の出力が「残量あり」に切り換わる
。よって、インクの供給時とは異なるインク量を検出でき、インク量が上限量に到達した
ことを検出できる。従って、インク収容ユニット3へのインクの充填が完了したことを検
出できる。
また、本形態の液体噴射システム1は、検出部60の出力に基づいて自動でインク量の
カウント値をリセットすることができる。本形態では、インクジェットプリンター2の制
御部が、インク収容ユニット3のインク量に対応する値をソフトカウンターでカウントし
て管理する。インクジェットプリンター2の制御部は、検出部60の出力が「残量なし」
から「残量あり」に切り換わると、ソフトカウンターのカウント値を初期値にリセットす
る。このように、自動でソフトカウンターのカウント値をリセットすれば、操作忘れによ
ってソフトカウンターのカウント値がリセットされないなどの事態が発生しない。よって
、ソフトカウンターのカウント値を適正な値に書き換えることができる。
本形態の検出部60は、インク収容ユニット3の設置状態における第2収容部50の鉛
直方向の上方に配置される。具体的には、検出部60の検出用基板61および2箇所の接
点62は、第2収容部50の鉛直方向の上方に配置され、2箇所の接点62からそれぞれ
、鉛直方向の下方に向けて第1電極63A、第2電極63Bを伸ばした構造となっている
。従って、第1電極63A、第2電極63Bによってインクの液面を検出することができ
、第1電極63Aとインクとの接触の有無によって、液面が検出位置H1より下がったか
否かを検出することができる。
本形態の検出部60は、インク収容ユニット3の設置状態において、第1収容部40に
おける液面の基準位置である上限位置Hよりも鉛直方向の下方の検出位置H1でインクを
検出する。従って、上限位置Hよりも液面が低い状態でインクを検出できるため、上限位
置Hまでインクを補充したにもかかわらずインクが検出されないという誤検出を防止でき
る。
本形態の検出部60は、インク収容ユニット3の設置状態において、共通の検出位置H
1によってインク量の上限量と下限量を検出できる。すなわち、封止部材20によって第
2大気連通部33を開放させるか否かを切り換えることにより、インクの供給時にはイン
ク量が下限量を下回ったことを検出でき、インクの注入時にはインク量が上限量に達した
ことを検出できる。つまり、2本の第1電極63A、第2電極63Bによって上限量と下
限量を検出できるため、電極数を削減できる。また、下限量を検出するために第1電極6
3A、第2電極63Bの下端をインク収容ユニット3の底部まで伸ばす必要がなく、第1
電極63A、第2電極63Bの長さを短くすることができる。従って、コストダウンに有
利である。
本形態の検出部60は、インク収容ユニット3の設置状態において、第1電極63A、
第2電極63Bの鉛直方向の下端位置が異なるため、チャタリングを抑制することができ
る。また、第2収容部50が第1収容部40から区画されているため、振動等によるイン
クの波立ちの影響を抑制でき、精度良くインク量を検出できる。
本形態のインク収容ユニット3は、設置状態において、封止部材20によって封止され
る注入部11と第2大気連通部33が、いずれもインク収容ユニット3の上面に設けられ
ている。従って、1つの封止部材20を用いて、且つ、同一の動作で注入部11と第2大
気連通部33の2箇所を封止できる。また、封止部材20は、第1収容部40および第2
収容部50が設けられたケース30に設けられた支軸21を中心として回動するように構
成されている。従って、回動軸である支軸21を支点として、てこの原理を用いて封止部
材20を押さえることができるので、簡単な動作で、且つ、確実に注入部11および第2
大気連通部33を封止することができる。なお、回動式の封止部材20を用いる代わりに
、ケース30の上面に沿ってスライドさせるスライド式の封止部材を用いる構成を採用し
てもよい。
なお、上記形態は、ユーザーが手動でインク収容ユニット3にインクを注入することを
想定したものであったが、検出部60の出力に基づいてインク収容ユニット3へのインク
の注入を自動で行うこともできる。この場合は、上記形態の上限位置Hを、インクの注入
を停止させるための自動停止位置とすることができる。
(変形例)
図4は変形例のインク収容ユニット103をXZ面で切断した断面構成を模式的に示す
説明図である。以下、上記形態と同一の構成は同一の符号を付して説明を省略し、異なる
構成は異なる符号を付して説明する。変形例のインク収容ユニット103は、第2収容部
150の形状が上記形態と異なる。インク収容ユニット103は、ケース130および封
止部材(図示省略)を備える。ケース130には、第1収容部140と第2収容部150
を区画する隔壁131が設けられている。隔壁131は、上壁35から鉛直方向に延びる
鉛直部分131Aと、鉛直部分131Aの下端から側壁37に向けて水平に延びる水平部
分131Bと、水平部分131Bの側壁37側の端部から鉛直方向の下方に延びる下端部
分131Cを備える。液体連通部138は、隔壁131の下端部分131Cと底壁34と
の隙間に設けられている。
インク収容ユニット103では、隔壁131と側壁37との間に隔壁139が設けられ
ている。隔壁139はケース130の上壁35と繋がっている。供給部112はケース1
30の上壁35に形成されており、隔壁131と隔壁139の間を通って第2収容部15
0の底部からインクを供給するようになっている。供給部112から液体噴射部5にイン
クを供給するとき、封止部材(図示省略)によって注入部11と第2大気連通部33を封
止しておけば、上記形態と同様に第2収容部150の水位は変化せず、第1収容部140
の水位のみが低下してゆく。第1収容部140の水位が液体連通部138の高さまで低く
なると、上記形態と同様に第2収容部50の水位が低下し、検出部60の出力が「残量な
し」を示す信号に切り換わる。
変形例のインク収容ユニット103は、第2収容部150の下側まで第1収容部140
を拡げているので、第2収容部150の容積を削減できる。また、液体連通部138の鉛
直方向の高さは上記形態と同じである。従って、「残量なし」が検出される際の第2収容
部150内のインク残量を少なくすることができる。
(参考例)
図5は参考例のインク収容ユニット203をXZ面で切断した断面構成を模式的に示す
説明図である。参考例のインク収容ユニット203は、インクを収容する収容部240と
、収容部240に収容されたインクを検出する検出部260を備える。収容部240はケ
ース230に形成される。検出部260は、上記形態と電極数が異なる。すなわち、検出
部260は、検出用基板61と、検出用基板61に設けられた3箇所の接点62と、接点
62に接続された3本の第1電極63A、第2電極63B、第3電極63Cを備える。第
1電極63A、第2電極63B、第3電極63Cは長さが異なっている。具体的には、第
1電極63Aの下端は、インク量の上限量を示す上限位置Hより一定寸法だけ鉛直方向の
下方の検出位置H1に位置し、第2電極63Bの下端は、インク量の下限量を示す下限位
置Lに位置する。また、電極63Cの下端は、第2電極63Bの下端より一定寸法だけ鉛
直方向の下方に位置する。
図5の検出部260は、第1電極63Aによるインクの検出位置H1が、インク量の上
限量に対応する高さとなっている。また、第2電極63Bによるインクの検出位置は、イ
ンク量の下限量に対応する下限位置Lである。従って、上記形態の第2収容部50のよう
な検出室をケース230に設けていなくても、上限量および下限量の2段階のインク量を
検出できる。また、第2電極63Bは、インク量が上限量から下限量まで変化する間、イ
ンクと接触する部分の長さが変化する。このため、第2電極63Bが接続される検出回路
の抵抗値は、インクと接触する部分の長さの変化に応じて変化する。従って、図5の形態
では、インク量が上限量から下限量まで変化する間、インク量に比例して検出部260の
出力が変化する。よって、検出部260の出力値に基づいてインク量を求めることができ
る。
(液体噴射システムの変形例)
図6は変形例1の液体噴射システム301の平面図であり、図7は変形例2の液体噴射
システム401の平面図である。以下、上記形態と同一の構成は同一の符号を付して説明
を省略し、異なる構成は異なる符号を付して説明する。図6、図7の液体噴射システム3
01、401は、図1の液体噴射システム1と同様に、インクジェットプリンター2の前
面側からインク量を確認することができる。また、インクジェットプリンター2の前面側
から注入部11へのインクの注入作業を行うことができる。従って、上記形態と同様に、
インク量の確認とインクの補充作業が容易である。
図6のインク収容ユニット303Aは、インク収容ユニット303Aの後端がインクジ
ェットプリンター2の筐体4の側方に回り込んでいる。このため、インク収容ユニット3
03Aは、インクジェットプリンター2の筐体4の側方に回り込んだ分だけ容量が大きく
なっており、多くのインクを収容できる。また、図6のインク収容ユニット303Aは、
図1のインク収容ユニット3Aと同様に、前面と+X方向の側面とが交差するコーナー部
に注入部11が設けられている。従って、前面と側面のどちらの方向からでもインクを注
入可能である。また、視認窓9Aは、インクジェットプリンター2の前面と側面のいずれ
の側からでもインク量を確認することができる位置に設けられている。
一方、図7のインク収容ユニット403Aは、インクジェットプリンター2の排紙部7
寄り(−X方向側)の位置に注入部11が配置されている。これは、インクジェットプリ
ンター2の前面からインクを注入可能な位置である。また、視認窓9Aは取付部8の前面
に形成されている。従って、インクジェットプリンター2の前面からのインクの注入が可
能である。よって、インク量の確認とインクの補充作業が容易である。
1…液体噴射システム、2…インクジェットプリンター、3、3A、3B…インク収容ユ
ニット、4…筐体、5…液体噴射部、6…搬送領域、7…排紙部、8…取付部、9、9A
、9B…視認窓、10…上限マーク、11…注入部、12…供給部、20…封止部材、2
0A…開放位置、20B…封止位置、21…支軸、22…回転支持部、23…腕部、24
…第1封止部、25…第2封止部、30…ケース、31…隔壁、32…第1大気連通部、
33…第2大気連通部、34…底壁、35…上壁、36、37…側壁、38…液体連通部
、40…第1収容部、50…第2収容部、60…検出部、61…検出用基板、62…接点
、63A…第1電極、63B…第2電極、63C…第3電極、103…インク収容ユニッ
ト、112…供給部、130…ケース、131…隔壁、131A…鉛直部分、131B…
水平部分、131C…下端部分、138…液体連通部、139…隔壁、140…第1収容
部、150…第2収容部、203…インク収容ユニット、230…ケース、240…収容
部、260…検出部、301…液体噴射システム、303A…インク収容ユニット、40
1…液体噴射システム、403A…インク収容ユニット、H…上限位置、H1…検出位置
、L…下限位置。

Claims (3)

  1. 液体噴射部に液体を供給するための収容ユニットであって、
    前記液体を収容するための第1収容部および第2収容部と、
    前記第1収容部を大気と連通するための第1大気連通部と、
    前記第2収容部を大気と連通するための第2大気連通部と、
    前記第1収容部に前記液体を注入するための注入部と、
    前記液体を前記液体噴射部に供給するための供給部と、
    前記第2収容部に収容された前記液体を検出するための検出部と、
    前記第2大気連通部を封止するための封止部材と、を有し、
    前記第1収容部と前記第2収容部とが、設置状態における前記第1収容部と前記第2収容部の鉛直方向の下方部分に設けられた液体連通部を介して互いに連通され
    前記検出部は、前記設置状態における前記第2収容部の鉛直方向の上方に配置され、前記第1収容部における液面の基準位置よりも鉛直方向の下方に設定された検出位置で前記液体を検出し、更に、
    前記検出位置は、前記供給部からの前記液体の供給時には前記液体の下限量を検出するための検出位置として用いられ、前記注入部への前記液体の注入時には前記液体の上限量を検出するための検出位置として用いられる
    ことを特徴とする収容ユニット。
  2. 液体噴射部に液体を供給するための収容ユニットであって、
    前記液体を収容するための第1収容部および第2収容部と、
    前記第1収容部を大気と連通するための第1大気連通部と、
    前記第2収容部を大気と連通するための第2大気連通部と、
    前記第1収容部に前記液体を注入するための注入部と、
    前記液体を前記液体噴射部に供給するための供給部と、
    前記第2収容部に収容された前記液体を検出するための検出部と、
    前記第2大気連通部を封止するための封止部材と、を有し、
    前記第1収容部と前記第2収容部とが、設置状態における前記第1収容部と前記第2収容部の鉛直方向の下方部分に設けられた液体連通部を介して互いに連通され、
    前記封止部材は、前記注入部を封止するための第1封止部と、前記第2大気連通部を封止するための第2封止部とを備え、
    前記設置状態において、前記注入部は第1収容部の鉛直方向の上方に配置され、前記第2大気連通部は前記第2収容部の鉛直方向の上方に配置されることを特徴とする収容ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の収容ユニットの液体量管理方法であって、
    前記収容ユニットに収容される液体量に対応する値をソフトカウンターでカウントし、
    前記検出部の出力が、前記液体の検出なしを示す出力から前記液体の検出ありを示す出力に切り換わったことに基づき、前記ソフトカウンターのカウント値を初期値にリセットすることを特徴とする収容ユニットの液体量管理方法。
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