JP6825162B1 - 剃刀 - Google Patents
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Abstract
Description
使用者により把持される把持部と、前記把持部と一体的に形成されたヘッド支持部と、前記ヘッド支持部に搭載された剃刀ヘッドと、を備え、折り曲げられることで組み立てられる剃刀であって、
前記把持部及び前記ヘッド支持部の全体が紙で形成され、
前記剃刀ヘッドは、全体が金属で形成されるとともに、刃体と、前記刃体を収容する枠体とを有し、
前記ヘッド支持部は、前記剃刀ヘッドの幅方向の少なくとも両端部を支持する両端支持部を有し、
前記枠体は、周縁部の少なくとも一部に、前記ヘッド支持部と対向する側から形成され、前記刃体により切断された体毛が通過可能であるとともに、前記ヘッド支持部から前記剃刀ヘッドを離脱させる際の力点部を備える切り欠き部を有する、
剃刀である。
前記切り欠き部と対向する位置の少なくとも一部には前記ヘッド支持部が位置しない。
前記剃刀ヘッドは、前記刃体により切断された体毛が通過可能である開口部を有し、
前記開口部は、前記ヘッド支持部と対向する面であって、対向する位置に前記ヘッド支持部が位置しない場所に設けられる。
前記剃刀ヘッドは、前記切り欠き部が形成された縁部とは逆側の縁部に近い側で、前記ヘッド支持部と接着される。
前記枠体は、前記刃体が露出する開口部及び前記切り欠き部を有するフロントケースと、リアケースとを含み、
前記フロントケースは、前記リアケースと対向する側が開放された箱状であって、
前記リアケースは、前記フロントケースと対向する側が開放された箱状であって、
前記フロントケースは前記リアケースを覆うよう配置され、
前記切り欠き部が形成された前記フロントケースの縁部と、該縁部に対抗するリアケースの縁部とは、0.5mm以上3mm以下の距離を有する。
前記剃刀ヘッドは、前記枠体の前記周縁部から所定の範囲に設けられた接着禁止領域を除く接着領域で、前記両端支持部に直接接着される。
前記枠体は、前記接着領域の少なくとも一部が平面状である。
前記ヘッド支持部は、前記両端支持部と前記把持部との間に形成された三角形状の三角形部をさらに有し、
組み立て前の状態では、
前記ヘッド支持部と前記把持部とが平面状になっており、
前記把持部は、前記幅方向と交差する長手方向に延びて形成され、前記長手方向に延びる中心線に対して対称であって、前記ヘッド支持部の前記三角形部に連結し、前記三角形部との連結部に沿って枝分かれした先細り形状であり、前記三角形部が前記中心線と交わる頂点の近傍において前記幅方向に狭く形成された幅狭部を有し、前記幅狭部から前記連結部とは逆側の端部に向かって前記幅方向に広がるよう形成されており、前記端部は湾曲形状であり、前記中心線に沿って前記頂点から前記端部にかけて中心折り目が形成され、前記連結部に沿って連結折り目が形成され、
前記剃刀ヘッドは、前記幅方向の両端近傍に矩形かつ平面状の矩形平面部をそれぞれ有し、前記矩形平面部が前記両端支持部のおもて面に接着され、
前記把持部の前記縁部に沿って外側に突出するよう形成されるとともに、前記中心線側に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、
前記折り曲げ部は、前記把持部の幅よりも小さい幅を有し、
組み立て時には、使用者によって前記連結折り目及び前記中心折り目に沿って折り曲げられ、これによって前記ヘッド支持部が前記中心線に対して裏面側に傾斜し、
組み立て後の状態では、
前記把持部の前記中心線の部分が背部となり、前記把持部の縁部が腹部となり、
前記背部から連続した前記ヘッド支持部は、前記腹部側に向かって屈曲した状態となる。
使用者により把持される把持部と、前記把持部と一体的に形成されたヘッド支持部と、前記ヘッド支持部に搭載された剃刀ヘッドと、を備え、折り曲げられることで組み立てられる剃刀であって、
前記把持部及び前記ヘッド支持部の全体が紙で形成され、
前記剃刀ヘッドの全体が金属で形成され、
組み立て前の状態では、
前記ヘッド支持部と前記把持部とが平面状になっており、
前記ヘッド支持部は、前記剃刀ヘッドの幅方向の少なくとも両端部を支持する両端支持部と、前記両端支持部と前記把持部との間に形成された三角形状の三角形部と、を有し、
前記把持部は、前記幅方向と交差する長手方向に延びて形成され、前記長手方向に延びる中心線に対して対称であって、前記ヘッド支持部の前記三角形部に連結し、前記三角形部との連結部に沿って枝分かれした先細り形状であり、前記三角形部が前記中心線と交わる頂点の近傍において前記幅方向に狭く形成された幅狭部を有し、前記幅狭部から前記連結部とは逆側の端部に向かって前記幅方向に広がるよう形成されており、前記端部は湾曲形状であり、前記中心線に沿って前記頂点から前記端部にかけて中心折り目が形成され、前記連結部に沿って連結折り目が形成され、
前記剃刀ヘッドは、前記幅方向の両端近傍に矩形かつ実質的に平面状の矩形平面部をそれぞれ有し、前記矩形平面部が前記両端支持部のおもて面に接着され、
前記把持部の前記縁部に沿って外側に突出するよう形成されるとともに、前記中心線側に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、
前記折り曲げ部は、前記把持部の幅よりも小さい幅を有し、
組み立て時には、使用者によって前記連結折り目及び前記中心折り目に沿って折り曲げられ、これによって前記ヘッド支持部が前記中心線に対して裏面側に傾斜し、
組み立て後の状態では、
前記把持部の前記中心線の部分が背部となり、前記把持部の縁部が腹部となり、
前記背部から連続した前記ヘッド支持部は、前記腹部側に向かって屈曲した状態となる、
剃刀である。
前記ヘッド支持部の前記把持部側とは逆側に設けられ、折り曲げられて前記把持部または前記ヘッド支持部と嵌合されるヘッド固定部をさらに備える。
前記把持部は、前記長手方向と交わる面における断面が多角形状で固定されるよう組み立てられる。
組み立て前の状態において、前記把持部は、前記長手方向に延びる長孔部を有している。
前記剃刀ヘッドの前記把持部側の一部が前記両端支持部から前記把持部側に突出しており、
使用後には前記剃刀ヘッドが前記ヘッド支持部から分離可能である。
前記ヘッド支持部及び前記把持部は、使用者が前記剃刀ヘッドを肌に接触させたとき、前記剃刀ヘッドが使用者の肌に付勢されるよう弾性的に変形するよう構成されている。
前記把持部は、
前記中心線に対して一方側に形成された、押圧することで変形する挿入部と、
前記中心線に対して他方側の、組み立て後の状態において前記挿入部に対向する位置に形成された、押圧することで変形する挿入孔部と、を有し、
組み立て後の状態では、前記挿入部が前記挿入孔部に挿入され嵌合することで前記把持部が前記中心折り目に沿って折り曲げられた状態で固定される。
前記把持部は、
組み立て後の状態において、前記背部から前記腹部に向かうよう形成された切り込み部を有し、
前記切り込み部を折り曲げることで前記把持部が前記中心折り目に沿って折り曲げられた状態で固定される。
組み立て前の状態において、前記把持部の2つの前記縁部のうち、一方の前記縁部から外側に突出するよう形成される突出部と、
他方の前記縁部に形成される切り欠き部と、をさらに備え、
組み立て後の状態では、前記突出部が前記切り欠き部に挿入され嵌合することで前記把持部が前記中心折り目に沿って折り曲げられた状態で固定される。
<(1)剃刀1の構成>
図1は、本実施形態の製造途中における剃刀をおもて側から見た平面図である。図2は、本実施形態の製造完了時における剃刀をおもて側から見た平面図である。図3は、図1に示す剃刀の挿入部及び挿入孔部近傍の拡大図である。図4は、本実施形態の組み立て後の状態における剃刀の斜視図である。図5は、本実施形態の組み立て後の状態の剃刀を幅方向から見た平面図である。図6は、本実施形態の組み立て後の状態の剃刀をおもて側から見た平面図である。図7は、本実施形態の組み立て後の状態の剃刀を裏側から見た平面図である。図8は、本実施形態の組み立て後の状態の剃刀を上側から見た平面図である。図9は、本実施形態の組み立て後の状態の剃刀を下側から見た平面図である。図10は、本実施形態の剃刀ヘッドをおもて側から見た平面図である。図11は、本実施形態の剃刀ヘッドを裏側から見た平面図である。
図1に示されるように、本体40は、紙で一体的に形成される。本体40は、耐水性を有する紙素材、または表面を耐水コーティングされた紙素材により形成されることが好ましい。本実施形態では、本体40は、本体40の輪郭に沿って紙を切断することによって平面状に形成される。本体40の厚さは、例えば、略1ミリメートルである。本体40は、xy平面に平行に延在し、y軸に平行な中心線CLを基準として左右対称な外形を有する。ここで、平面状の本体40の右側の端部、左側の端部、上端の端部及び下側の端部を、それぞれ右端部40a、左端部40b、上端部40c及び下端部40dと定義する。本実施形態では、右端部40aから左端部40bまでの全幅W1は、略57ミリメートルである。上端部40cから下端部40dまでの全長L1は、略89ミリメートルである。
本体40には、剃刀1の製造時及び組み立て時に折り曲げやすいように、中心折り目41、連結折り目42a及び42bならびに反転折り目43a及び43が形成される。折り目は、例えば、紙に形成された筋またはミシン目である。中心折り目41は、本体40の下端部40dから中心線CLに沿って上側に延びるように形成される。中心折り目41は、中心線CL上に位置する頂点17から上側に向かって、連結折り目42aと連結折り目42bとに枝分かれする。
ヘッド支持部31は、矩形部32及び三角形部33を含んで構成される。矩形部32は、幅方向すなわちx軸方向に延びた略矩形状を有する。矩形部32は、剃刀ヘッド61の少なくとも両端を支持しており、本発明における「両端支持部の」一例である。矩形部32のx軸方向の幅W4は、略42ミリメートルである。矩形部32のz軸+側すなわちおもて側には、平坦な貼り付け面32aが形成される。貼り付け面32aには、幅方向の両端近傍にそれぞれ接着剤64が塗布されて剃刀ヘッド61が接着される。
把持部11は、y軸方向に延びるよう形成され、ユーザなどにより把持される。把持部11は、中心線CLに対して左右対称に形成され、頂点17の近傍において幅方向に狭く形成された幅狭部11cを有する。本実施形態では、幅狭部11cのx軸方向の幅W2は、略22ミリメートルである。
把持部11は、挿入部51及び挿入孔部52を含んで構成される。挿入部51は、中心線CLに対して一方側に形成され、押圧することで変形する。挿入孔部52は、中心線CLに対して他方側の、組み立て後の状態において挿入部51に対向する位置に形成され、押圧することで変形する。本実施形態では、挿入部51及び挿入孔部52は、それぞれ把持部11a及び11bに形成される。なお、挿入部51及び挿入孔部52は、それぞれ把持部11b及び11aに形成されてもよい。挿入部51及び挿入孔部52の具体的な構成は、主に図3の拡大図に示されている。
図1及び図2に示されるように、折り曲げ部14bは、把持部11bの左側の縁部12bに沿って外側に突出するよう形成される。折り曲げ部14bの幅方向の長さは、把持部11の幅方向の長さより小さい。平面状の本体40をおもて側から平面視したときに、折り曲げ部14bのy軸方向に沿った長さ(以下、折り曲げ部長L3と称することがある。)を、把持部11bのy軸方向に沿った長さ(以下、把持部長L2と称することがある。)で除した値が、0.25以上である。本実施形態では、折り曲げ部長L3及び把持部長L2は、それぞれ略46ミリメートル及び略80ミリメートルである。そして、折り曲げ部長L3を把持部長L2で除した値が、略0.58である。
図10及び図11に示されるように、剃刀ヘッド61は、全体が金属によって形成され、枠体及び刃体62を含んで構成される。枠体は、フロントケース65及びリアケース66を含んで構成される。フロントケース65とリアケース66とが連結されることで枠体が箱状になり、内部空間が形成される。刃体62は、当該内部空間に収容される。
図2に示される製造完了状態の剃刀1は、組み立て時には、おもて側が凸となるように、ユーザによって中心折り目41ならびに連結折り目42a及び42bに沿って折り曲げられる。具体的には、ユーザは、例えば、剃刀1の組み立て時には、中心折り目41に沿って把持部11を折り曲げる。把持部11の折り曲げは、例えば片手で行うことができる。把持部11が折り曲げられることによって、連結折り目42a及び42bも自然と折り曲げられる。製造完了時に折り曲げ部14a及び14bが既に折り曲げられているので、ユーザは、剃刀1の組み立てを片手で行うことができる。
剃刀1は、例えば、1つずつ紙で包装される。なお、剃刀1は、2つ以上をまとめて紙で包装されてもよい。このように、剃刀1を紙で包装すると、出張または旅行などの機会に剃刀1の持ち運びを容易にすることができる。また、包装紙を本体40とまとめて「紙」の分類で廃棄することができる。
次に、本発明の実施形態の変形例1〜6について説明する。これらの変形例は、実施形態と比較して、本体の形状などが異なっている。以下の説明では、実施形態との相違点について説明し、実施形態と共通な部分については説明を省略する。また、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図12は、実施形態の変形例1の製造完了時における剃刀をおもて側から見た平面図である。実施形態の変形例1の剃刀2は、図1に示す剃刀1と比べて、折り曲げ部14a及び14bを備えず、把持部11の外形が異なっている。剃刀2は、折り曲げ部14a及び14bを備えないため、本体40と剃刀ヘッド61とが連結されることで、図12に示す完成品となる。このように、折り曲げ部14a及び14bを設けない構成により、折り曲げ加工の削減によって製造を簡素化することができるので、剃刀2の製造コストを低減することができる。また、紙の使用量を低減することができるので、剃刀2の製造における材料コストを低減することができる。
図13は、実施形態の変形例2の製造完了時における剃刀をおもて側から見た平面図である。図14は、図13に示す剃刀の切り込み部近傍の拡大図である。図13及び図14に示されるように、実施形態の変形例2の剃刀3は、図1に示す剃刀1と比べて、折り曲げ部14a及び14bならびに挿入部51及び挿入孔部52の代わりに、切り込み部71を備え、把持部11の外形が異なっている。剃刀3は、折り曲げ部14a及び14bを備えないため、本体40と剃刀ヘッド61とが連結されることで、図13に示す完成品となる。このように、折り曲げ部14a及び14bを設けない構成により、折り曲げ加工の削減によって製造を簡素化することができるので、剃刀3の製造コストを低減することができる。また、紙の使用量を低減することができるので、剃刀3の製造における材料コストを低減することができる。
本実施形態では、切り込み部71は、中心線CLを基準として左右対称であり、かつx軸に平行な対称線SLを基準として上下対称に形成される。
剃刀3が組み立てられた後の状態では、切り込み71a及び71bは、背部21から腹部22a及び22bにそれぞれ向かいながら互い近づくように形成されている。図15は、実施形態の変形例2の小片部が右側に折り曲げられた状態の切り込み部近傍を背側から見た拡大図である。図15に示されるように、ユーザは、例えば、剃刀3の組み立て後の状態において、小片部71cを手で掴んで右側に折り曲げる。小片部71cが折れ曲がるときに、切り込み71a及び71bが開裂し、把持部11では、切り込み71aによる切断端である本体上側端部71dと、切り込み71bによる切断端である本体下側端部71eとが形成される。一方、小片部71cでは、切り込み71aによる切断端である小片上側端部71fと、切り込み71bによる切断端である小片下側端部71gとが形成される。
図16は、実施形態の変形例3の製造完了時における剃刀をおもて側から見た平面図である。図16に示されるように、実施形態の変形例3の剃刀4は、図1に示す剃刀1と比べて、折り曲げ部14a及び14bならびに挿入部51及び挿入孔部52の代わりに、右側突出部81、左上側突出部82a及び左下側突出部82bを備え、把持部11の外形が異なっている。剃刀4は、折り曲げ部14a及び14bを備えないため、本体40と剃刀ヘッド61とが連結されることで、図16に示す完成品となる。このように、折り曲げ部14a及び14bを設けない構成により、折り曲げ加工の削減によって製造を簡素化することができるので、剃刀4の製造コストを低減することができる。また、紙の使用量を低減することができるので、剃刀4の製造における材料コストを低減することができる。
右側突出部81は、把持部11の縁部12aから外側に突出するよう形成される。本実施形態では、右側突出部81は、xy平面と略平行に延在し、本体40と一体で形成される。具体的には、右側突出部81は、平面状の本体40をおもて側から平面視したときに、上側凸部81a及び下側凸部81bを形成しながら縁部12aから右側に向かって延びる形状を有する。
左上側突出部82a及び左下側突出部82bは、xy平面と略平行に延在し、本体40と一体で形成される。左上側突出部82aと左下側突出部82bとの間には、切り欠き部82が形成される。
組み立て後の状態では、右側突出部81が切り欠き部82に挿入され嵌合することで把持部11が中心折り目41に沿って折り曲げられた状態で固定される。図17は、実施形態の変形例3の右側突出部81が切り欠き部82に嵌合された状態の右側突出部81近傍を腹側から見た拡大図である。図16及び図17に示されるように、ユーザは、例えば、剃刀4の組み立て後の状態において、右側突出部81を凹部間折り目81eに沿ってx軸−側に折り曲げる。右側突出部81が折れ曲がった状態では、右側突出部81の上側凹部81c及び下側凹部81dは、切り欠き部82の左上側突出部82aと左下側突出部82bとのとの間(詳細には、図17に図示しない上側凹部82eと下側凹部82fとの間)に配置される。
図18は、本実施形態の変形例4の剃刀をおもて側から見た平面図である。図19は、本実施形態の変形例4の剃刀ヘッドが取り外された状態の剃刀をおもて側から見た平面図である。図20は、本実施形態の変形例4の組み立て後の状態の剃刀をおもて側から見た平面図である。図21は、本実施形態の変形例4の組み立て後の状態の剃刀を幅方向から見た平面図である。図22は、本実施形態の変形例4の組み立て後の状態の剃刀を裏側から見た平面図である。図23は、本実施形態の変形例4の組み立て後の状態の剃刀を下側から見た平面図である。図24は、本実施形態の変形例4の剃刀ヘッドの斜視図である。
剃刀5の組み立て方法の一例について説明する。剃刀5の組み立て時には、ユーザによって、おもて側が凸となるように、把持部11a及び折り曲げ部14aが反転折り目43aa及び43abに沿って折り曲げたられるとともに、把持部11b及び折り曲げ部14bが反転折り目43ba及び43bbに沿って折り曲げられる(第1折り曲げステップ)。第1折り曲げステップでは、前述したように、長孔43ad及び43bdが形成される。
図25は、本実施形態の変形例5の剃刀をおもて側から見た平面図である。図26は、本実施形態の変形例5の組み立て後の状態の剃刀をおもて側から見た平面図である。図27は、本実施形態の変形例5の組み立て後の状態の剃刀を裏側から見た平面図である。
剃刀6の組み立て方法の一例について説明する。剃刀6の組み立てについては、変形例4の剃刀5の組み立てとの相違点について詳細に説明し、剃刀5の組み立てとの一致点については簡潔に説明する。
図28は、本実施形態の変形例6の剃刀をおもて側から見た平面図である。図28に示されるように、剃刀5は、台紙200にはめ込まれている。剃刀5の外周は、例えば、ミシン目になっており、台紙200から剃刀5を取り外して使用することができる。
以上、実施形態を例示して説明した本発明は、以下のような特徴を有する。
以上、本発明の実施形態及び変形例についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一構成例及び一作動例としての説明であって、本発明の範囲はこれらの実施形態及び変形例に留まらず、同様の技術思想に基づいて当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
11a、11b…把持部
11c…幅狭部
11d…幅広部
12a、12b…縁部
14a、14b…折り曲げ部
15a、15b…切り欠き部
16a、16b…縁
17…頂点
18…長孔部
21…背部
22a、22b…腹部
31…ヘッド支持部
32…矩形部
32a…貼り付け面
33…三角形部
35a…右端支持部
35b…左端支持部
40…本体
40d…下端部
41…中心折り目
42a、42b…連結折り目
43a、43b…反転折り目
46a、46b…連結部
51…挿入部
52…挿入孔部
61…剃刀ヘッド
61a、61b…はみ出し部分
62…刃体
64…接着剤
65、65x…フロントケース
65h、65i…切り欠き部
66、66x…リアケース
71…切り込み部
81…右側突出部
82…切り欠き部
100…ヘッド固定部
101…折り目
102…裏蓋部
102a…くびれ部
103a、103b…差込部
104a、104b…折り目
200…台紙
Claims (8)
- 使用者により把持される把持部と、前記把持部と一体的に形成されたヘッド支持部と、
前記ヘッド支持部に搭載された剃刀ヘッドと、を備え、折り曲げられることで組み立てられる剃刀であって、
前記把持部及び前記ヘッド支持部の全体が紙で形成され、
前記剃刀ヘッドは、全体が金属で形成されるとともに、刃体と、前記刃体を収容する枠体とを有し、
前記ヘッド支持部は、前記剃刀ヘッドの幅方向の少なくとも両端部を支持する両端支持部を有し、
前記枠体は、周縁部の少なくとも一部に、前記ヘッド支持部と対向する側から形成され、前記刃体により切断された体毛が通過可能であるとともに、前記ヘッド支持部から前記剃刀ヘッドを離脱させる際の力点部を備える切り欠き部を有する、
剃刀。 - 前記切り欠き部と対向する位置の少なくとも一部には前記ヘッド支持部が位置しない、
請求項1に記載の剃刀。 - 前記剃刀ヘッドは、前記刃体により切断された体毛が通過可能である開口部を有し、
前記開口部は、前記ヘッド支持部と対向する面であって、対向する位置に前記ヘッド支持部が位置しない場所に設けられる、
請求項1または請求項2に記載の剃刀。 - 前記剃刀ヘッドは、前記切り欠き部が形成された縁部とは逆側の縁部に近い側で、前記ヘッド支持部と接着される、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の剃刀。 - 前記枠体は、前記刃体が露出する開口部及び前記切り欠き部を有するフロントケースと、リアケースとを含み、
前記フロントケースは、前記リアケースと対向する側が開放された箱状であって、
前記リアケースは、前記フロントケースと対向する側が開放された箱状であって、
前記フロントケースは前記リアケースを覆うよう配置され、
前記切り欠き部が形成された前記フロントケースの縁部と、該縁部に対抗するリアケースの縁部とは、0.5mm以上3mm以下の距離を有する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の剃刀。 - 前記剃刀ヘッドは、前記枠体の前記周縁部から所定の範囲に設けられた接着禁止領域を除く接着領域で、前記両端支持部に直接接着される、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の剃刀。 - 前記枠体は、前記接着領域の少なくとも一部が平面状である、
請求項6に記載の剃刀。 - 前記ヘッド支持部は、前記両端支持部と前記把持部との間に形成された三角形状の三角形部をさらに有し、
組み立て前の状態では、
前記ヘッド支持部と前記把持部とが平面状になっており、
前記把持部は、前記幅方向と交差する長手方向に延びて形成され、前記長手方向に延びる中心線に対して対称であって、前記ヘッド支持部の前記三角形部に連結し、前記三角形部との連結部に沿って枝分かれした先細り形状であり、前記三角形部が前記中心線と交わる頂点の近傍において前記幅方向に狭く形成された幅狭部を有し、前記幅狭部から前記連結部とは逆側の端部に向かって前記幅方向に広がるよう形成されており、前記端部は湾曲形状であり、前記中心線に沿って前記頂点から前記端部にかけて中心折り目が形成され、前記連結部に沿って連結折り目が形成され、
前記剃刀ヘッドは、前記幅方向の両端近傍に矩形かつ平面状の矩形平面部をそれぞれ有し、前記矩形平面部が前記両端支持部のおもて面に接着され、
前記把持部の縁部に沿って外側に突出するよう形成されるとともに、前記中心線側に折り曲げ可能な折り曲げ部を備え、
前記折り曲げ部は、前記把持部の幅よりも小さい幅を有し、
組み立て時には、使用者によって前記連結折り目及び前記中心折り目に沿って折り曲げられ、これによって前記ヘッド支持部が前記中心線に対して裏面側に傾斜し、
組み立て後の状態では、
前記把持部の前記中心線の部分が背部となり、前記把持部の縁部が腹部となり、
前記背部から連続した前記ヘッド支持部は、前記腹部側に向かって屈曲した状態となる、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の剃刀。
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