JP2000334184A - 紙製折り畳みカミソリ - Google Patents

紙製折り畳みカミソリ

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JP2000334184A
JP2000334184A JP11147488A JP14748899A JP2000334184A JP 2000334184 A JP2000334184 A JP 2000334184A JP 11147488 A JP11147488 A JP 11147488A JP 14748899 A JP14748899 A JP 14748899A JP 2000334184 A JP2000334184 A JP 2000334184A
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rectangular
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JP11147488A
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Suehito Ando
末人 安藤
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JUJO CENTRAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚紙製の使い捨て形のカミソリを、デザインが
良好で、十分な強度を保持し、折り畳み成形が容易で、
しかも保管時の安全性が高く低コストなものとする。 【解決手段】手指に把持する柄部形成用の主体片の先端
に山折りと谷折りとを行いうる山谷折線を介してカミソ
リ刃の固定された矩形片とその先端部分の固定片とを連
続させ、該矩形片と固定片とを主体片の裏面側へ折曲
し、前記矩形片を主体片の先端に位置させ、甲底辺を主
体片で抱持し、係止してカミソリに組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カミソリ刃以外の
構成部材が厚紙で構成され、二つ折りの収納形態から、
折り畳みによって、安定した使用形態のカミソリを構成
できる紙製折り畳みカミソリの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】使用時に手指によって折り畳み成形する
紙製のカミソリとして、実用新案登録第2547644
号公報に示されているごとき簡易カミソリが提案されて
いるが、使用時の形態に対するデザイン、強度、折り畳
みの容易さ、低コスト等に関するユーザーの諸要求を満
たし難い問題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、デザイン、
強度、折り畳みの容易さ、コスト、紙料部分への色彩、
模様、文字等の任意の印刷適性、耐水加工適性の付与等
に関するユーザーの諸要求を出来得る限り解決すること
を課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、略
長方形状の厚紙製の主体片の谷折線が形成されている一
方の短辺に、左右部分が線対称の第1台形片が頂辺と底
辺とのいずれか一方の辺で連続させられ、第1台形片の
他方の辺に、山折りと谷折りとを可能とする山谷折線を
介して、カミソリ刃の固着された矩形片が一方の長辺で
連続させられ、矩形片の他方の長辺に、山折りと谷折り
とを可能とする山谷折線を介して、左右部分が線対称の
第2台形片が底辺と頂辺とのいずれか一方の辺で連続さ
せられ、第2台形片の他方の辺に、前記矩形片を主体片
に固定する固定片が山折りと谷折りとを可能とする山谷
折線で連続させられていると共に、第1台形片と矩形片
との連続線の両端と、主体片の他方の短辺の中央域との
間に主体片の2条の山折線が形成されており、前記カミ
ソリ刃の固着された矩形片が前記2条の山谷折線で主体
片裏面方向へ折曲され、前記固定片が前記山谷折線で主
体片裏面側に折曲、当接させられ、固定片と主体片とが
係止されるという構成の紙製折り畳みカミソリとした。
【0005】この結果、カミソリ柄の手指による把持力
がカミソリ刃固着部片の挟圧力としても作用し使用時の
カミソリ刃の安定化を図ると共に、外観的に金属板製や
プラスチック製の簡便カミソリに近い印象を与えること
ができ、折り畳みも容易であり、紙料の使用量も最低限
としたものであり、ユーザーが使用するまでは、二つ折
りとすることによりカミソリ刃部分とを完全に掩蔽し
て、カミソリ刃による手指、衣類等の損傷を完全に防止
できる包装を行いうるようにしたものである。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明に、
第1台形片の頂辺に連続する矩形片の長辺の長さが該頂
辺の長さより長く、該連続部分の両端と、主体片の自由
短辺の中央域との間に2条の山折線が形成され、該2条
の山折線の中央域には、固定片両側から張り出す耳片を
挿入する係止スリットが形成されているという構成要件
を付加することにより、カミソリ柄の部分を、主体片と
固定片のみで、指により確実に把持できるボリュームの
ある形態に維持でき、留め具等を使用する必要がないた
め、低コスト化を図りうるようにしたものである。
【0007】請求項3の発明では、請求項2の発明に、
第1台形片と矩形片との連続部分の両端と主体片の自由
短辺の中央域との間に形成された2条の山折線が、互い
に相手側山折線に向かって凸の凸弧形とされているとい
う構成要件を付加することにより、カミソリ柄に、カミ
ソリ刃の向く面と反対側を向く緩凸弧面を形成され、強
度の向上と外観の佳良化を図った。
【0008】請求項4の発明では、第1台形片が略逆台
形状で、その頂辺の長さが矩形片の長辺の長さより長
く、主体片の中央域には、間隔を存して長さ方向に2条
の山折線が形成され、その上端が、第1台形片の頂辺と
矩形片の長辺との連続部の両端に山折線で連続させられ
ており、固定片の長さが、主体片の長さと略均しくされ
ると共に固定片には、前記主体片の2条の山折線の間隔
に対し、長くとも等間隔とされた2条の谷折線が形成さ
れており、主体片の前記2条の山折線の両側にはそれぞ
れスリットが山折線長さ方向に形成され、前記固定片の
両側には、主体片のスリットに挿入される係止耳片が突
設されているという構成を、請求項1の発明の付加し、
カミソリ柄部分の保形性を向上させ、把持時の操作性を
向上させた。
【0009】請求項5の発明では、第1台形片が略逆台
形状であり、その頂辺の長さが矩形片の長辺の長さより
長く、該頂辺と長辺との連続部の両端と主体片の中央域
において、上下の短辺間に形成された2条の山折線の上
端とが、山折線で連結されており、矩形片の他方の長辺
に連続する第2台形片の頂辺の長さが前記主体片の2条
の山折線の上端の間隔と略等しい長さとされ、該頂辺に
連続する固定片の長さと幅とが主体片の長さと幅とに略
等しく設定され、固定片の中央域には第2台形片の頂辺
との連続部を起点とする2条の谷折線が形成され、その
両側には、該谷折線と平行にスリットが形成され、主体
片の両側には、固定片のスリットに挿入される係止耳辺
が切り込み形成されているという構成を請求項1の発明
に付加し、カミソリ柄の保形性、操作性をより向上させ
た。
【0010】請求項6の発明では、第1台形片が略逆台
形状で、その頂辺の長さが矩形片の長辺の長さより長
く、該頂辺と長辺との連続部の両端と主体片の自由短辺
の中央域との間に形成された山折線が略Y字形とされて
おり、固定片の長さが長くとも主体片の長さと略均し
く、固定片の最大幅部が主体片の幅より僅かに狭くされ
ており、固定片と矩形片との間に第2台形片が連続配置
され、その底辺が山折りと谷折りとを可能とする山谷折
線を介して矩形片に連続させられており、前記固定片の
中央と第2台形片の底辺の両端との間に一連の略Y字形
の谷折線が形成されていると共に、主体片の両側に山折
線を介して固定片抱持用の抱持片が連続させられ、一方
の前記山折線の一部にスリットが開設され、他方の抱持
片の側辺に前記スリットに挿入される耳片が突設されて
いるという構成を請求項1の発明に付加し、カミソリ柄
の保形性、操作性を更に向上させた。
【0011】以上説明した請求項1ないし請求項6のい
ずれの発明にも、第1台形片の左右の各側辺部分が、折
り畳まれてカミソリ形態とされたときの、カミソリ刃の
固着されている矩形片の背面両側寄り位置に当接し、カ
ミソリとしての使用時の矩形片の変位を防止するバック
アップ機能を奏するよう請求項7の発明が適用されてお
り、また請求項1ないし請求項7の発明が適用されてい
る各発明の主体片、第1台形片、第2台形片等の紙料各
片の表裏両面は、請求項8の発明では、印刷適性、或い
は耐水適性が付与されている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、請求項1、請
求項2、請求項3および請求項7の各発明を併せ適用し
た実施の一例を示しており、図1に示されるように、略
長方形状の厚紙製の主体片1の一方の短辺2に、左右部
分が線対称の第1台形片3が、底辺4で連続させられて
おり、該第1台形片3の頂辺5に山折りと谷折りとを可
能とする山谷折線6を介して、カミソリ刃7の固着され
た矩形片8が、一方の長辺9で連結させられ、該矩形片
8の他方の長辺10に山折りと谷折りとを可能とする山
谷折線11を介して、左右部分が線対称の第2台形片1
2が底辺13と頂辺14とのいずれか一方、図示例では
底辺13において連続させられている。
【0013】第2台形片12の他方の辺、図示例では頂
辺14に、前記矩形片8を主体片1に固定する固定片1
5が、山折りと谷折りとを可能とする山谷折線16で連
続させられており、固定片15の両側縁は、前記頂辺1
4から外側方へ張り出した耳片17、18とされてい
る。
【0014】前記第1台形片3と矩形片8との連続線た
る第1台形片3の頂辺5の両端と主体片1の自由短辺1
9の中央域20との間に、主体片1の、2条の山折線2
1、22が形成されている。
【0015】図示例の山折線21、22は、互いに相手
側の山折線に向かって中央部分が突出する凸の緩凸弧形
とされ、両山折線21、22の略中央部分には、それぞ
れ主体片1の山折線21、22と略平行にスリット2
5、26が切り割られて形成されており、スリット2
5、26の下方には円弧状のスリット27が形成されて
いる。
【0016】前記山折線21、22は緩凸弧形とされて
いるが、図5に示す山折線28、29のごとく、直線形
状であってもよい。
【0017】図1に示されるごとく展開状態の紙製折り
畳みカミソリは、販売時、不使用時の格納時等の際は、
一方の短辺2に形成されている山折線2Aと頂辺5の山
谷折線とを利用して、第1台形片3と矩形片8と、第2
台形片12と固定片15とを、図において紙面表側へ折
り返して主体片1に重ね、固定片15の頂辺30を、ス
リット27へ差し込むことにより、図2に示されるよう
に、カミソリ刃7が矩形片8と主体片1とで掩蔽された
安全保持形態とされる。
【0018】カミソリとして使用する際はカミソリ刃7
の固着されている矩形片8と第2台形片12と固定片1
5とを山谷折線6、11、16により、図において紙面
裏側へ折り返し、固定片15の左右の側辺の耳片17、
18をスリット25、26に挿入することにより、図
3、図4に示す使用状態に折り畳まれ組み立てられる。
【0019】この実施例において、第1台形片3の左右
の両側辺31、32は、図4に示されるごとく、矩形片
8の背面の両側寄り位置に当接し、使用時において、カ
ミソリ刃7の固着された矩形片8をバックアップし、カ
ミソリ刃7の振れ、変位等を防止する。
【0020】図1ないし図4に示す実施例では主体片1
の長さ方向に形成されている山折線21、22が緩円弧
状とされ、図3、図4に示される如く折り畳まれ、使用
状態とされた主体片1部分が緩弧状の外表面33を形成
し、カミソリとしての使用時の柄部分の強度を補強して
いるが、材質によっては、かかる強度の補強は不必要で
あり、その際は図5に示すように直線の山折線28、2
9で十分である。
【0021】また図示例では、山折線21、22に形成
されたスリット25、26が耳片を形成できるような形
状とされ、固定片15の張出片17、18を掩蔽するよ
うに意図されているが、単なる緩曲線、直線等の形状で
あってもよいことは勿論である。
【0022】図6、図7および図8は、請求項1、請求
項4および請求項7の各発明を併せ適用した実施の一例
を示しており、図1ないし図5に示す実施例と異なる構
成を説明すると、略長方形状の厚紙製の主体片101の
一方の短辺102に左右部分が線対称の逆台形状の第1
台形片103が短い底辺104で山折りと谷折りとが可
能な山谷折線105により連続させられており、第1台
形片103の頂辺106の長さが、カミソリ刃107の
固着されている矩形片108の長辺109の長さより長
く、主体片101の中央域には、間隔を存して長さ方向
に2条の山折線110、111が形成されており、その
上端が、第1台形片103の頂辺106と矩形片108
の長辺109との連続部の両端に、山折線112、11
3に連続させられている。
【0023】矩形片108に第2台形片114を介して
連続させられている固定片115は、その長さが主体片
101の長さと略均しくされており、該固定片115の
中央域には、前記主体片101の中央域の山折線11
0、111の間隔に対し、長くとも等間隔を存して2条
の谷折線116、117が形成されている。
【0024】前記主体片101の2条の山折線110、
111の両側には、それぞれスリット118、119が
山折線110、111の長さ方向に形成されていると共
に、前記固定片115の左右両側には、前記スリット1
18、119に挿入される係止耳片120、121が突
設されている。
【0025】この実施例においても矩形片108、第2
台形片114、固定片115を、図において紙面表面側
へ主体片101に重なるよう折曲し、固定片115の上
辺122を主体片101のスリット123に係止するこ
とにより、カミソリ刃107が第2台形片114により
掩蔽されるので、カミソリ刃107の露出による不測の
傷害の発生を防止できる。
【0026】カミソリに折り畳み形成するには図1ない
し図5示す実施例と同じく、矩形片108、第2台形片
114,固定片115を図において紙面裏側へ折り返す
と共に山折線110、111、112、113で予め樋
形状に形成してある主体片101の裏面に当接させ、係
止耳片120121をスリット118、119に挿入、
係止することにより、図7、図8に示すカミソリが形成
され、第1台形片103の頂辺106の左右の張り出し
縁124、125は、矩形片108の裏面両側に当接
し、矩形片108がカミソリとしての使用中に変位しな
いようバックアップしており、柄部分は2重の樋形状と
なり、十分な剛性を保持する。
【0027】図9、図10および図11は、請求項1、
請求項5および請求項7の各発明を併せ適用した実施の
一例を示しており、図6、図7および図8に示す実施例
に対し、主体片201および固定片215の構成のみが
相違しているほかは、図6、図7および図8に示す実施
例と同一構成である。
【0028】この実施例では、主体片201の両側中央
域に切り込み部202、203、204、205によっ
て係止耳片220、221が形成され、他方固定片21
5には、係止耳片220、221が挿入されるスリット
218、219が形成されている。
【0029】この実施例も、図6、図7および図8に示
す実施例と同じく、固定片215が紙面裏側へ折曲され
て主体片201の裏面に当接され、スリット218、2
19に主体片201の係止耳片220、221が挿入さ
れることにより、カミソリの柄部分が形成されるが、図
10および図11に示されるごとく係止耳片220、2
21が柄部分の内側へ突出されることとなり、柄部分の
形態が安定し、カミソリとしての使用感が良好となる。
【0030】図12、図13および図14は、請求項
1、請求項6および請求項7の各発明を併せ適用した実
施の一例を示しており、カミソリの柄部分が閉じ断面の
三角柱状となる点で他の実施例と異なる。
【0031】この実施例では、主体片301の一方の短
片302に略逆台形状の第1台形片303が底辺304
で連続させられ、頂辺305が、符号305A、305B
で示される延長部分を有し、矩形片308の長辺309
より長く、頂辺305と頂辺309との山折りと谷折り
とを可能とする山谷折線たる連続部の両端と主体片30
1の自由短辺319の中央域との間に略Y字形の山折線
321、322、323が形成されている。
【0032】矩形片308に山谷折線311で連続する
第2台形片312の頂辺314に連続する固定片315
の長さLAは長くとも主体片301の長さLBと略均しくさ
れ、固定片315の最大幅WAは、主体片301の幅WBよ
り僅かに狭く形成されている。
【0033】第2台形片312の底辺の両端、ずなわち
山谷折線311の両端と固定片315の中央との間には
一連の略Y字形の谷折線316、317、318が形成
されている。
【0034】主体片301の両側には、山折線324、
325を介して固定片315を抱持する抱持片326、
327が連続させられ、山折線324の中央部には、ス
リット328が開設され、一方の抱持片327の側辺に
は、前記スリット328に挿入される耳片329が突設
されている。
【0035】また第1台形片303の頂辺305におい
て、符号305A、305Bが付された延出部分は、第1台形片
303から斜め上方へ突出した突片330、331とさ
れると共に、固定片315の図において上端両側には突
出部332、333が突出させられ、主体片301の両
側の抱持片326、327の図において下端334、3
35は主体片301の自由短辺319より長さHだけ短
寸の位置に形成されている。
【0036】この実施例も不使用時には図2に示すごと
くカミソリ刃336が掩蔽されるがカミソリとして組み
立てる際は頂辺305の位置の山谷折線と山谷折線31
1とで矩形片308を図において裏面方向へ折り返すと
共に、第1台形片303の突片330、331を山折線
337、338で同じく図において裏面方向へ折曲し、
折曲された矩形片308の背面に当接させる。
【0037】ついで固定片315を谷折線316、31
7、318で断面略三角樋状に折曲すると共に、主体片
301も山折線321、322、323で断面略三角樋
状に折曲し、その背面に固定片315で形成された断面
略三角樋状の折曲体を当接させる。
【0038】ついで、山折線324、325で抱持片3
26、327を折曲し、前記固定片315で形成された
断面略三角樋状の折曲体を抱持し、耳片329をスリッ
ト328に挿入し、主体片301で形成された断面略三
角樋状の折曲体内に位置させることにより、図13、図
14に示される形状のカミソリが形成され、固定片31
5の突出部332、333は、抱持片326、327の
下端334、335と主体片301の自由短辺319と
の段差部に位置し、主体片301による固定片315の
係止を確実なものとする。
【0039】以上説明した各実施例における主体片、第
1台形片、第2台形片その他の各紙料各片の表裏両面
は、請求項8の発明では、その適用により、色彩、模
様、文字等の任意の印刷を施しうる表面構造とされる
か、適度の耐水性を付与できる表面構造とされている。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によると、カミソリが使
用者によって開封されるまでの間、あるいは再度の使用
のため一時的に保管される際には、第2台形片と固定片
とを、カミソリ刃の固定されている矩形片を掩蔽するよ
う主体片表面側に折曲し、係止することにより、カミソ
リ刃が露出しないよう安全にカバーできる効果がある。
【0041】カミソリとして使用する際は、前記保管の
ための係止を解き、カミソリ刃の固定されている矩形片
と第2台形片と固定片とを山谷折線で主体片裏面に当接
するまで折曲し、次いで主体片を山折線で折曲し固定片
を主体片に係止するという簡単な折曲動作でカミソリを
使用状態とすることができる。
【0042】カミソリ刃の固定されている矩形片は、主
体片と該片に係止される固定片とによって、対向する長
辺を固定されるので、柄部分に対する姿勢が安定し、確
実で安全なひげ剃りを行いうるし、柄部分は長さ方向と
直交する縦断面が略コ字形に成形できるので、良好な外
観と安定した把持性能とを具備しうる効果がある。
【0043】請求項2の発明によると、主体片に対する
固定片の係止がスリットと耳片との嵌入係止となり柄部
分が強い把持に耐えうる強度を保持できる効果を奏す
る。
【0044】請求項3の発明によると主体片で形成され
る柄部が、カミソリ刃と直交して緩凸弧状に湾曲した立
体構造となり、外観が著しく良好となると共に、ひげ剃
り時の柄部のへたりを完全に防止できる効果を奏する。
【0045】請求項4の発明によると、カミソリ刃の固
定されている矩形片の頂辺の長さより、該長辺に連続し
ている第1台形片の頂辺の長さが長く、その長い部分
に、カミソリに折り畳み成形された際に前記矩形片をバ
ックアップする機能を持たせうるし、柄部は縦断面コ字
形の形態を全長にわたって保持できるので、厚紙製の折
り畳みカミソリでありながら著しく強度の大きいカミソ
リに組み立てうる効果を奏する。
【0046】請求項5の発明によると、請求項4の発明
と同じ効果を奏するほかに、柄部の外観ならびに把持時
のフィーリングを向上させうる効果を奏する。
【0047】請求項6の発明によると、請求項4の発明
と同様に、カミソリ刃の固定されている矩形片のバック
アップ機能を持つほかに、柄部を、縦断面が閉三角断面
の三角柱状に成形できるので、紙製でありながら剛性が
著しく高いカミソリに組み立てうる効果を奏する。
【0048】請求項7の発明によると、第1台形片の左
右の側辺がカミソリに組み立てられた時点でカミソリ刃
の固定されている矩形片の背面両側寄り位置で該矩形片
に接するので、ひげ剃り時における矩形片の変位を防止
でき、使用感を著しく向上させうる効果を奏する。
【0049】請求項8の発明によると、主体片、第1台
形片、第2台形片その他の紙料各片の表裏両面が、任意
所望の印刷を施したり、カミソリ刃の繰り返し使用の限
度内の耐水性を保有できる程度の耐水加工を施しうる構
造とされているので、請求項1乃至請求項7の各発明に
係る紙製折り畳みカミソリをサービスとして提供するホ
テル等の事業主体の宣伝媒体として有効に機能する効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の展開図である。
【図2】 図1に示すものの保管時の略示側面図であ
る。
【図3】 図1に示すものの組み立て時の下面を示す斜
視図である。
【図4】 図3に示すものの上面を示す斜示図である。
【図5】 第2の実施例の展開図である。
【図6】 第3の実施例の展開図である。
【図7】 図6に示すものの組み立て時の下面を示す斜
視図である。
【図8】 図7に示すものの上面を示す斜視図である。
【図9】 第4の実施例の展開図である。
【図10】 図9に示すものの組み立て時の下面を示す
斜視図である。
【図11】 図10に示すものの上面を示す斜視図であ
る。
【図12】 第5の実施例の展開図である。
【図13】 図12に示すものの組み立て時の下面を示
す斜視図である。
【図14】 図13に示すものの上面を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 主体片 2 短辺 3 第1台形片 4 底辺 5 頂辺 6、11、16 山谷折線 7 カミソリ刃 8 矩形片 9 一方の長辺 10 他方の長辺 12 第2台形片 13 底辺 14 頂辺 15 固定片 17、18 耳片 21、22 山折線 25、26 係止スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略長方形状の厚紙製の主体片の谷折線が形
    成されている一方の短辺に、左右部分が線対称の第1台
    形片が頂辺と底辺とのいずれか一方の辺で連続させら
    れ、 第1台形片の他方の辺に、山折りと谷折りとを可能とす
    る山谷折線を介して、カミソリ刃の固着された矩形片が
    一方の長辺で連続させられ、 矩形片の他方の長辺に、山折りと谷折りとを可能とする
    山谷折線を介して、左右部分が線対称の第2台形片が底
    辺と頂辺とのいずれか一方の辺で連続させられ、 第2台形片の他方の辺に、前記矩形片を主体片に固定す
    る固定片が山折りと谷折りとを可能とする山谷折線で連
    続させられていると共に、 第1台形片と矩形片との連続線の両端と、主体片の他方
    の短辺の中央域との間に主体片の2条の山折線が形成さ
    れており、 前記カミソリ刃の固着された矩形片が前記2条の山谷折
    線で主体片裏面方向へ折曲され、前記固定片が前記山谷
    折線で主体片裏面側に折曲、当接させられ、固定片と主
    体片とが係止される紙製折り畳みカミソリ。
  2. 【請求項2】第1台形片の頂辺に連続する矩形片の長辺
    の長さが該頂辺の長さより長く、該連続部分の両端と、
    主体片の自由短辺の中央域との間に2条の山折線が形成
    され、該2条の山折線の中央域には、固定片両側から張
    り出す耳片を挿入する係止スリットが形成されている請
    求項1記載の紙製折り畳みカミソリ。
  3. 【請求項3】第1台形片と矩形片との連続部分の両端と
    主体片の自由短辺の中央域との間に形成された2条の山
    折線が、互いに相手側山折線に向かって凸の凸弧形とさ
    れている請求項2記載の紙製折り畳みカミソリ。
  4. 【請求項4】第1台形片が略逆台形状で、その頂辺の長
    さが矩形片の長辺の長さより長く、主体片の中央域に
    は、間隔を存して長さ方向に2条の山折線が形成され、
    その上端が、第1台形片の頂辺と矩形片の長辺との連続
    部の両端に山折線で連続させられており、固定片の長さ
    が、主体片の長さと略均しくされると共に固定片には、
    前記主体片の2条の山折線の間隔に対し、長くとも等間
    隔とされた2条の谷折線が形成されており、主体片の前
    記2条の山折線の両側にはそれぞれスリットが山折線長
    さ方向に形成され、前記固定片の両側には、主体片のス
    リットに挿入される係止耳片が突設されている請求項1
    記載の紙製折り畳みカミソリ。
  5. 【請求項5】第1台形片が略逆台形状であり、その頂辺
    の長さが矩形片の長辺の長さより長く、該頂辺と長辺と
    の連続部の両端と主体片の中央域において、上下の短辺
    間に形成された2条の山折線の上端とが、山折線で連結
    されており、矩形片の他方の長辺に連続する第2台形片
    の頂辺の長さが前記主体片の2条の山折線の上端の間隔
    と略等しい長さとされ、該頂辺に連続する固定片の長さ
    と幅とが主体片の長さと幅とに略等しく設定され、固定
    片の中央域には第2台形片の頂辺との連続部を起点とす
    る2条の谷折線が形成され、その両側には、該谷折線と
    平行にスリットが形成され、主体片の両側には、固定片
    のスリットに挿入される係止耳辺が切り込み形成されて
    いる請求項1記載の紙製折り畳みカミソリ。
  6. 【請求項6】第1台形片が略逆台形状で、その頂辺の長
    さが矩形片の長辺の長さより長く、該頂辺と長辺との連
    続部の両端と主体片の自由短辺の中央域との間に形成さ
    れた山折線が略Y字形とされており、固定片の長さが長
    くとも主体片の長さと略均しく、固定片の最大幅部が主
    体片の幅より僅かに狭くされており、固定片と矩形片と
    の間に第2台形片が連続配置され、その底辺が山折りと
    谷折りとを可能とする山谷折線を介して矩形片に連続さ
    せられており、前記固定片の中央と第2台形片の底辺の
    両端との間に一連の略Y字形の谷折線が形成されている
    と共に、主体片の両側に山折線を介して固定片抱持用の
    抱持片が連続させられ、一方の前記山折線の一部にスリ
    ットが開設され、他方の抱持片の側辺に前記スリットに
    挿入される耳片が突設されている請求項1記載の紙製折
    り畳みカミソリ。
  7. 【請求項7】第1台形片の左右の各側辺は、折り畳まれ
    てカミソリ形態とされた際、カミソリ刃の固着された矩
    形片の背面両側寄り位置に当接するバックアップ部材と
    なる請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の紙製折
    り畳みカミソリ。
  8. 【請求項8】主体片、第1台形片、第2台形片等の各片
    の表裏両面が印刷適性、或いは耐水性付与適性を有する
    表面構造とされている請求項1乃至請求項7のいずれか
    に記載の紙製折り畳みカミソリ。
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