JP6822801B2 - ワーク搬出入装置及び平面加工システム - Google Patents

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本発明は、平面研磨装置や平面研削装置(以下、これらを一括して平面加工装置という)に対してワークを搬出入するためのワーク搬出入装置、及び、このワーク搬出入装置と平面加工装置とからなる平面加工システムに関する。
従来、平面加工装置に対するワーク搬出入装置は、種々提供されている。
例えば、特許文献1(特開2001−88022号公報)には、研磨加工部とこれに隣接して配置されたワーク載置部との間で、複数のワークが保持されたキャリアを搬送ロボットにより搬出入する研磨装置が記載されている。
この研磨装置では、ワーク載置部を未加工ワークと加工済みワークとの収容部として用いることで、研磨装置全体の小型化を図っている。
また、特許文献2(特開2002−184725号公報)には、複数のワークが保持されたキャリアを、ラップ盤の内歯車に形成した開閉自在な通用口を介してラップ盤との間で搬出入するラップ盤用ワーク搬出入装置が記載されている。
このワーク搬出入装置によれば、ラップ盤に対して複数のワークをキャリア単位で搬出入することができ、加工前後のワークの交換に要する時間を大幅に短縮することが可能である。
一方、各種基板の搬送工程において、基板を一時的にストックする装置として下記のものが知られている。
例えば、特許文献3(特開平2−144308号公報)には、回路基板を搬入する搬入側コンベアと、搬入された回路基板を上昇させる上昇循環エレベータと、搬送方向に沿って配置されて回路基板を下降させる下降循環エレベータと、下降した回路基板を搬出する搬出側コンベアと、を備えた回路基板のストック装置が記載されている。
このストック装置によれば、回路基板の先入れ先出し動作を基板の搬送状況に即応させて円滑に行うことができ、また、装置全体の設置スペースも比較的少ないという特徴がある。
また、特許文献4(実開平2−129342号/実用新案登録第2507416号公報)には、基板搬送路の上方にカセットを配置し、後段の処理工程で故障が発生した時に上手側の搬送路上の基板を1枚ずつ上昇させてカセット内に回収し、前記故障が解消された時点でカセット内の基板を払い出して下降させ、基板搬送路に戻すようにした基板のバッファ装置が記載されている。
この従来技術では、基板のバッファ処理を基板搬送路の上方空間にて行うことにより、バッファ装置の設置面積を基板搬送路の幅から大きくはみ出さない範囲に収めて装置全体の小型化を図っている。
特開2001−88022号公報(図1,図7〜図12等) 特開2002−184725号公報(図3,図4等) 特開平2−144308号公報(第1図〜第3図等) 実開平2−129342号/実用新案登録第2507416号公報(図1〜図3等)
特許文献1に係る従来技術では、ワーク載置部の平面的な占有面積が研磨加工部と同等またはそれ以上になるため、装置全体の設置面積が大きくなり、省スペース化が困難である。
また、特許文献2に係る従来技術では、ラップ盤との間でキャリアを搬出入するための通用口の開閉機構が複雑であり、その開閉制御に多くの時間を必要として生産性の向上が難しいという問題がある。
更に、特許文献3に係る従来技術では、回路基板の搬入/搬出タイミングがずれると、途中のストック部に回路基板が存在しない空きスペースが生まれることが避けられないと共に、ストック部相互の間隔が一定であるため、基板の収容効率は必ずしも高いとは言えない。
特許文献4に係る従来技術では、カセット内のワークの在荷情報や入出庫情報を適切に管理して回収手段及び払い出し手段の駆動タイミングを制御することにより、ワークの先入れ先出し操作が可能になるが、制御方法が複雑化するという問題がある。
また、回収手段及び払い出し手段として、動作範囲が大きい二つの昇降装置が必要なため、設備費用が高くなり、これらの昇降装置は基板を保持したアームを所定の範囲で上下動させるため、消費電力も大きい。更に、基板を保管するカセットの大きさには制約があるので、基板の収容量や収容効率を高めることが困難であった。
そこで、本発明の解決課題は、全体的な構造の簡略化及び占有スペースの減少を図って設備費用を低減すると共に、ワークの収容効率を高め、複雑な制御動作を必要とせずに多数のワークを容易に搬送可能としたワーク搬出入装置、及び、このワーク搬出入装置と平面加工装置とからなる平面加工システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係るワーク搬出入装置は、キャリアに装填されたワークの平面加工装置としての平面研磨装置または平面研削装置に対して、前記ワークを搬出入するためのワーク搬出入装置において、
ワークストッカーに貯蔵された複数の未加工ワークを、パレットに載置されたキャリアに装填するワーク装填部と、
前記ワーク装填部から未加工ワークを有するキャリアがパレットごと搬送され、当該パレットが順次下方から積層されて待機すると共に、待機状態のパレットがキャリア及び未加工ワークを保持しつつ順次上方へ搬送されるローディング部と、
前記ローディング部から順次取り出した最上段のパレットが載置される固定式置台を有し、当該パレットが前記平面加工装置の搬送台との間で搬出及び搬入されるキャリア搬出入部と、
前記平面加工装置により加工され、かつ前記キャリア搬出入部を介して順次搬出されたパレット上のキャリアから加工済みワークを分離して回収するワーク回収部と、
前記ワーク回収部から加工済みワーク回収後のキャリアを搭載したパレットが搬送され、当該パレットが順次上方から積層されて待機するアンローディング部と、
前記パレットを把持して所定位置に搬送するために鉛直方向に多段に配置された複数のハンド部と、
を少なくとも備え、
前記パレットは、
未加工ワークの厚さ以上の間隔をパレットの積層方向に確保可能なスペーサを備え、前記スペーサの各積層面にそれぞれ形成された凹部と凸部とを互いに係合させることで複数のパレットを積層可能であり、
前記ハンド部は、
未加工ワークを有するキャリアが載置された前記ワーク装填部のパレットを把持して前記ローディング部に搬送し、かつ、当該ローディング部から取り出したパレットを、前記キャリア搬出入部、前記ワーク回収部、前記アンローディング部、前記ワーク装填部の順に、把持しつつ循環搬送させることを特徴とする。
請求項2に係るワーク搬出入装置は、請求項1に記載したワーク搬出入装置において、
前記パレットは、キャリアとの間に配置される固定中間板及び可動中間板を備え、前記ワーク回収部は、前記可動中間板の移動によりキャリアを保持したままでワークを落下させて回収する構造を有することを特徴とする。
請求項3に係るワーク搬出入装置は、請求項1または2に記載したワーク搬出入装置において、
前記アンローディング部では、
積層された複数のパレットを開閉式置台により支持し、前記開閉式置台とその下層に配置されたリフタとの相互動作により、積層されたパレットの最下段のパレットを下段のハンド部により取り出して前記ワーク装填部に搬送すると共に、前記ワーク回収部のパレットを中段のハンド部により搬送して順次最上段から積層することを特徴とする。
請求項4に係るワーク搬出入装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載したワーク搬出入装置において、
前記ローディング部では、
積層された複数のパレットを開閉式置台により支持し、前記開閉式置台とその下層に配置されたリフタとの相互動作により、積層されたパレットの最上段のパレットを上段のハンド部により取り出して前記キャリア搬出入部へ搬送すると共に、前記ワーク装填部のパレットを下段のハンド部により搬送して順次最下段から積層することを特徴とする。
請求項5に係る平面加工システムは、上下定盤と、ピンギアを備えた非回転のインターナルギアと、前記インターナルギアの一部を昇降させるインターナルギア昇降部と、前記下定盤に隣接して配置され、かつ前記ピンギアの挿通孔を有する前記搬送台を介してキャリアを搬出入するキャリア搬送ロボットと、を少なくとも有する、ワークの平面加工装置としての平面研磨装置または平面研削装置と、
請求項1〜4の何れか1項に記載した前記ワーク搬出入装置と、
を備え、
加工前の工程においては、前記インターナルギア昇降部を下降させて、前記下定盤の表面、前記搬送台の表面及び前記固定式置台上の未加工ワークを搭載したパレットの前記固定中間板及び前記可動中間板の表面を連続平面として形成し、前記キャリア搬送ロボットは、前記固定中間板及び前記可動中間板の表面から前記下定盤の表面までの連続平面上で、前記未加工ワークを保持したキャリアを前記下定盤に搬入し、
加工後の工程においては、前記キャリア搬送ロボットは、前記下定盤の表面、前記搬送台の表面、及び、前記固定式置台上の加工済みワークを搭載したパレットの前記固定中間板及び前記可動中間板の表面までの連続平面上で、前記加工済みワークを保持したキャリアを前記下定盤から搬出することを特徴とする。
本発明においては、スペーサを介してパレットを直接的に複数、積層することができると共に、ローディング部、アンローディング部等では収容するための棚等の設備を省略して複数のパレットを積層状態にして待機させるようにしたため、占有スペースの減少を図ると同時に設備費用を低減することができる。また、パレットを多段に積層することによりワークの収容効率が向上し、パレットの搬送にも複雑な制御動作を必要とせずにパレットの先入れ・先出し動作を確実に行うことができ、簡単な構成によりワーク搬出入装置を実現することができる。
また、このワーク搬出入装置を平面加工装置に適用することにより、ワークの搬出入及び加工を効率良く実現可能で省スペースかつ低コストの平面加工システムを構築することができる。
本発明の実施形態において、複数のワークが装填されたキャリアをパレットに搭載した状態の説明図である。 実施形態におけるハンド部の平面図である。 実施形態が適用される平面加工システムの全体構成図である。 実施形態が適用される平面研磨装置の平面図(図4(a))及び正面図(図4(b))である。 実施形態のローディング部において、積層状態のパレット群のうち最上段のパレットを取り出す動作の説明図である。 実施形態における搬送台、パレット、キャリア、固定式置台等の位置関係を示す平面図(図6(a))及び正面図(図6(b))である。 実施形態における下定盤、搬送台、インターナルギア等の位置関係を示す側面図である。 実施形態におけるワーク回収部の動作説明図である。 実施形態におけるドレッサ搭載パレットの説明図である。 実施形態におけるパレット及びワーク等の搬送経路、並びに位置検出センサの配置を示す図である。 実施形態のローディング部において、積層状態のパレット群のうち最下段のパレットを取り出す動作の説明図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、図1は、複数(例えば6個)のワークが装填されたキャリアをパレットに搭載した状態の説明図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA−A矢視図、図1(c)は正面図である。
これらの図において、平板状のパレット10には、後述するキャリア20に装填されたワーク30を下方へ落とし込むための円形の貫通孔10aが形成されている。パレット10の表面の左右両側には、上部スペーサ11,12が固定され、パレット10の裏面の左右両側には、上部スペーサ11,12に対応する位置に下部スペーサ18,19がそれぞれ固定されている。
上部スペーサ11,12の前端部及び後端部には、各一対の係合凸部11a,12aが形成され、下部スペーサ18,19の前端部及び後端部には、下段に積層される他の上部スペーサ11,12の係合凸部11a,12aに係合する各一対の係合凹部18a,19aがそれぞれ形成されている。
すなわち、上部スペーサ11,12及び下部スペーサ18,19と一体化されたパレット10は、係合凸部11a,12aと係合凹部18a,19aとの係合によって上下方向に複数段、積層可能である。ここで、上部スペーサ11,12及び下部スペーサ18,19の高さは、キャリア20やワーク30の厚さに応じて決定されるものであり、詳しくは、係合凸部11a,12aと係合凹部18a,19aとを係合させて2個のパレット10を積層した状態で、未加工ワーク30の厚さ以上の間隔がパレット10の積層方向(上下方向)に確保されることが必要である。
なお、パレット10(上部スペーサ11,12及び下部スペーサ18,19)の積層面にそれぞれ形成される係合凸部や係合凹部の数、位置等は、図示例に何ら限定されるものではない。
パレット10の表面の前後には、上部スペーサ11,12に直交するように固定中間板13,14が配置され、これらの固定中間板13,14に挟まれた中央部には、図1(a)のX方向に摺動可能な可動中間板15が配置されている。この可動中間板15は、固定中間板13,14の側面及びパレット10の表面、並びに、上部スペーサ12に形成された切欠部の上面をガイドとして摺動する。
可動中間板15の一端部には一対の嵌合孔15aが形成されており、後述するように、可動中間板駆動装置90の嵌合ピン94を嵌合孔15aに嵌合させた状態で可動中間板15を水平方向に引き出すことができる。
一方の固定中間板14には、円弧状の位置決め治具14aと、ローラ状の一対の位置決め治具14bとが配置されている。ここで、円弧状の位置決め治具14aは、可動中間板15に載置される歯車状のキャリア20の外周面に接触し、また、位置決め治具14bは、キャリア20の歯部に緩く係合するようになっている。これらの位置決め治具14a,14b、及び上部スペーサ11,12は、搬送中及びワーク回収動作時のキャリア20の位置ずれを防止するためのものである。
また、図1(a)に示すように、パレット10の左右両端部の後部近傍には、後述するハンド部40の把持凸部43a,44aよりやや大きい形状の把持凹部16,17がそれぞれ形成されている。
次に、図2は、パレット10を把持し、搬送するためのハンド部40の平面図である。
このハンド部40の構造は、図3に示す下段ハンド部40A、一対の上段ハンド部40B1,40B2、及び、一対の中段ハンド部40C1,40C2に共通している。
図2において、ハンド部40は平面から見てコ字型であり、基辺部42の中央のハンド基部41と、基辺部42の両端に一体的に形成された側辺部43,44とを備え、側辺部43,44の先端には、内側に向けて把持凸部43a,44aがそれぞれ設けられている。
基辺部42及び側辺部43,44によって包囲される空間には、図1(a)に示したパレット10が収容される。前述したごとく、パレット10の把持凹部16,17の形状は把持凸部43a,44aよりやや大きくなっており、把持凸部43a,44aは把持凹部16,17を上下方向(図1(a),図2における紙面に直交する方向)に通り抜け可能である。図示されていないが、ハンド部40とパレット10との接触面には、前述した係合凸部11a,12a及び係合凹部18a,19aのような構造を設けてハンド部40とパレット10との位置決め、把持を一層確実に行うこともできる。
次いで、本実施形態に係るワーク搬出入装置を、平面加工装置の一種である平面研磨装置に適用した平面加工システムについて説明する。
図3は、この平面加工システムの全体構成を示しており、図3(a)は平面加工システムの平面図、図3(b)は図3(a)に対応させたワーク搬出入装置の主要部の正面図である。
図3(a)において、平面研磨装置100は、複数のワーク30が装填された歯車状のキャリア20が周方向に沿って複数、配置される下定盤101と、下定盤101の中心部に配置されてキャリア20に噛み合うサンギア102と、下定盤101の外周部に配置されてキャリア20に噛み合うインターナルギア103と、支柱104を中心に回転して下定盤101との間でワーク30を圧接する上定盤109(図4を参照)と、下定盤101の半径方向に沿って外部に配置された搬送台105と、ロボットハンド106aにより把持したキャリア20を下定盤101と外部のパレット10との間で搬送台105を介して搬送するキャリア搬送ロボット106と、を備えている。
複数のキャリア20は、下定盤101と上定盤109との間で、自転するサンギア102と非回転のインターナルギア103とに噛み合っており、下定盤101、上定盤109及びサンギア102の回転に伴って自転しつつ公転する、いわゆる遊星歯車運動を行う。これにより、キャリア20に装填された複数のワーク30の表裏面が下定盤101と上定盤109とによって研磨される。
ここで、図4は、平面研磨装置100の主要部を示しており、図4(a)は平面図、図4(b)は正面図である。
図4(a)において、107は前記支柱104を中心として旋回する上定盤支持旋回アーム、108は旋回アーム107の先端に設けられた上定盤昇降シリンダ、109は上定盤である。また、図4(b)において、110は加工装置本体、111はカバー、111aはカバー111に形成されて前記搬送台105を収容可能な切欠部である。
なお、搬送台105を介して、下定盤101との間でキャリア20を搬入または搬出する動作については、後述する。
次に、図3に戻って、平面研磨装置100との間でワーク30を搬出入するワーク搬出入装置の構成及び動作について説明する。
まず、ワークストッカー50には、研磨するべき多数のワーク30が積層されて円周上に収容されている。これらのワーク30をワーク装填ロボット60による取り出し位置に移動させ、例えばリフトアップ方式によりワーク30を把持してワーク装填部P1のパレット10上のキャリア20に順次装填する。なお、ワーク装填部P1のパレット10は、下段ハンド部40Aにより把持されて後述のアンローディング部P5から移送される。
ワークストッカー50やワーク装填ロボット60、ワーク装填部P1等の構造、動作は、ワーク30の形状、重量、キャリア20への装填数などに応じて適宜選定すれば良く、図示例に何ら限定されるものではない。
所定数のワーク30が装填されたキャリア20は、パレット10ごと下段ハンド部40Aにより把持され、適宜な搬送装置により次段のローディング部P2のリフタ71の上に搬送される。
ローディング部P2には開閉式置台81が配置されており、この開閉式置台81を外側へ開動作させてリフタ71及びパレット10を上昇させ、その後、開閉式置台81を内側に閉動作させることによりパレット10の下面両端部を開閉式置台81にて保持する。上記の動作を繰り返せば、キャリア20が載置されたパレット10を開閉式置台81の上に多段に積層することができる。ここで、積層されるパレット10の数は、同時に研磨加工されるワーク装填キャリアの1バッチ分(例えば5個)以上、理想的には2バッチ分(10個)程度とすることが望ましい。
パレット10を多段に積層する際には、図1に示した係合凸部11a,12aと係合凹部18a,19aとが直接、係合することにより、積層されたパレット群の全体的な高さが必要以上に高くならず、省スペース化を図ることができる。
ローディング部P2に積層されたパレット群のうち、最上段のパレット10は、後述の下定盤101からのパレット10の取り出し動作及び搬送動作と連動しながら、上段ハンド部40B1により把持されて隣のキャリア搬出入部P3の固定式置台83の上に搬送される。一対の上段ハンド部40B1,40B2はハンド基部41同士が連結されており、両者は一体的に水平方向へ移動可能である。
図5は、上段ハンド部40B1によるパレット10の取り出し動作を示している。
図5(a)の上段ハンド部40B1の把持凸部43a,44aはパレット10側の把持凹部16,17を通り抜け可能であるから、上段ハンド部40B1を下降させて図5(b)に示すように最上段のパレット10の下方に上段ハンド部40B1を位置決めする。
その後、図5(b)における矢印Y方向に上段ハンド部40B1を若干、水平移動させ、図5(c)に示すごとく、パレット10の四隅を把持凸部43a,44a及び基辺部42の両端部に係止させる。この状態で上段ハンド部40B1を矢印Z方向に上昇させれば、最上段のパレット10のみを取り出すことができる。
図3に戻って、キャリア搬出入部P3の固定式置台83に載置されたパレット10上のキャリア20は、ロボットハンド106aにより把持され、搬送台105を介して平面研磨装置100の下定盤101の上に搬送される。
ここで、図6(a)はキャリア搬出入部P3における搬送台105、パレット10、キャリア、固定式置台83等の位置関係を示す平面図、図6(b)はパレット10、固定式置台83等の位置関係を示す正面図である。
搬送台105の上のキャリア20をキャリア搬送ロボット106により下定盤101に搬送する際には、図7に示すように、搬送台105付近のインターナルギア103の一部(ピンギア)を予め上方へ貫通する構造としておき、キャリア20を搬出するときにインターナルギア103のみを下降させ、搬送台105の表面と下定盤101の表面とをほぼ面一状にすれば良い。このようにすることにより、上記の一連の動作を円滑かつ高速化することができる。
すなわち、インターナルギア103のピンギアが搬送台105の挿通孔から突出した状態(図7(a))から、インターナルギア昇降部112を下降させて搬送台105の表面と下定盤101の表面とをほぼ面一状にし(図7(b))、キャリア搬送ロボット106のロボットハンド106aを用いて、未加工のワーク30が装填されたキャリア20を搬送台105から下定盤101の上に搬入する(図7(c))。そして、インターナルギア昇降部112を上昇させ、キャリア20の外周の歯をピンギアに噛み合わせる(図7(d))。
なお、加工済みのワーク30をキャリア20ごと搬出する際には、上記と逆の動作を行えば良い。
ワーク30が装填されたキャリア20を下定盤101の所定位置に順次、配置していく工程や、下定盤101及び上定盤を用いてワーク30の表裏面を研磨加工する工程自体は本発明の要旨ではないため、ここでは詳述を省略する。
キャリア搬出入部P3の固定式置台83の下方には、アンローディング部P5が配置されている。このアンローディング部P5では、後段のワーク回収部P4により加工済みのワーク30を回収してキャリア20のみが載置されたパレット10が、開閉式置台82の上に複数、積層される。この開閉式置台82の動作は、ローディング部P2の開閉式置台81と同様である。
また、開閉式置台82の下方にはリフタ72が配置されており、このリフタ72により、積層状態のパレット10を最下段から取り出すことができ、取り出したパレット10を下段ハンド部40Aにより把持してワーク装填部P1に搬送するようになっている。
説明が前後するが、初期状態から研磨加工を開始するまでの動作として、ローディング部P2から最上段のパレット10の取り出しが始まった段階で、アンローディング部P5の積層状態のパレット10を下段ハンド部40Aにより把持してワーク装填部P1へ搬送し、ワーク30の装填動作を開始する。そして、ワーク30を装填した後のパレット10は、下段ハンド部40Aにより把持されてローディング部P2のリフタ71の上方へ搬送され、開閉式置台81及びリフタ71の動作により積層状態のパレット群の最下段に格納される。
キャリア搬出入部P3においてキャリア20が下定盤101に搬送され、空になったパレット10は、上段ハンド部40B2により把持されてワーク回収部P4の昇降式置台84の上に載置される。次に、昇降式置台84をリフタ73により下降させ、昇降式置台84上のパレット10を中段ハンド部40C2により把持して予備収容部P6のリフタ74の上に載置する。なお、中段ハンド部40C1,40C2もハンド基部41同士が連結されており、両者は一体的に水平方向へ移動可能である。
ただし、機能的には、中段ハンド部40C2を省略して中段ハンド部40C1の横行動作範囲を広げて運用することもできる。なお、加工の最初の工程だけを手動操作にて行い、図3(a)の左方側からワーク装填済のキャリア20を順次投入して加工を開始する場合には、予備収納部P6を省略することが可能である。
以上の動作を4回繰り返すことにより、下定盤101には、ワーク30が装填された4個のキャリア20が配置される。
次いで、5個目のキャリア20をキャリア搬送ロボット106により下定盤101に搬送した後は、空のパレット10をキャリア搬出入部P3の固定式置台83に載置したままとし、ローディング部P2のパレット群から、ワーク装填済のキャリア20が載置された次のパレット10を上段アーム部40B1により把持しておく。
この状態のまま、平面研磨装置100により1バッチ分の全てのワーク30を研磨加工し、加工が終了するまで待機する。
1バッチ分の研磨加工が終了したら、キャリア搬送ロボット106により下定盤101からキャリア20を取り出し、キャリア搬出入部P3の固定式置台83上のパレット10に収容する。キャリア20の取り出しに当たっては、下定盤101への搬入時と同様に、インターナルギア103のピンギアを下降させて搬送台105の表面と下定盤101の表面とをほぼ面一状にする。
その後、上段ハンド部40B2により固定式置台83上のパレット10を把持して、加工済みのワーク30が収容されているパレット10を搬送し、ワーク回収部P4の昇降式置台84に載置する動作と、上段ハンド部40B1が把持している未加工ワーク30が装填されたパレット10をキャリア搬出入部P3の固定式置台83上に収容する動作と、を同時に行う。
このようにしてワーク回収部P4、キャリア搬出入部P3にそれぞれ移動した上段ハンド部40B2,40B1は、パレット10を置台84,83に載置した後に、元の位置、すなわちキャリア搬出入部P3、ローディング部P2にそれぞれ戻しておく。
この状態で、キャリア搬出入部P3には未加工のワーク30が装填されたキャリア20を有するパレット10が1個存在し、ローディング部P2には同じく未加工のワーク30が装填されたキャリア20を有するパレット10が複数、積層されている。また、平面研磨装置100の下定盤101には、搬出された1個のキャリア20分のスペースが確保されている。
従って、キャリア搬送ロボット106により、キャリア搬出入部P3に存在する未加工のワーク30が装填されたキャリア20を下定盤101の上記スペースに搬送することができる。
これにより、1個のキャリア20のアンロード及びロードが終了する。更に、平面研磨装置100では、下定盤101から次にアンロードする加工済みワーク30を有するキャリア20を、インターナルギア103の上昇及びサンギア102の回転による各キャリアの自公転動作を行うことにより、搬送台105側の搬出入位置に移送する。
以上の動作を繰り返し行うことで、1バッチ分のキャリア20の搬出入を行うものである。
なお、この実施形態では、加工済みのワーク30を有するキャリア20を搬出する動作に続けて未加工のワーク30を有するキャリア20を搬入する動作を5回繰り返すことにより、次の工程に進んでいる。しかし、他の基本工程として、加工済みのワーク30を有するキャリア20を搬出する動作を5回行い、その後に未加工ワーク30を有するキャリア20を搬入する動作を5回行って、次の工程に進むような場合も考えられる。
この場合にも、予備収容部P6を用いれば、動作工程としては問題なく適用することができる。
この間、ワーク装填部P1及びローディング部P2では、キャリア20へのワーク30の装填動作とパレット10の積層動作をそれぞれ行っており、少なくとも次のバッチの加工を開始するまでに、未加工ワーク30を装填した1バッチ分のキャリア20をローディング部P2に待機させるように一連の動作を行う。
前述したように、1バッチ分の加工が終了するまでに最大2バッチ分程度の未加工ワーク30をローディング部P2にストックしておくことは、パレット10の継続的な循環運用、自動加工運転が可能であることを意味する。
次に、加工済みワーク30の回収動作について説明する。
図8は、ワーク回収部P4の動作を示す図である。1バッチ分の加工済みワーク30は、ワーク回収部P4の昇降式置台84に載置されたパレット10の可動中間板15(図1を参照)を可動中間板駆動装置90により水平方向に摺動させ、キャリア20に装填された加工済みワーク30をパレット10の貫通孔10aから落とし込んで行う。
すなわち、可動中間板駆動装置90は、パレット10から引き出した可動中間板15を支持する中間板支持板91と、この中間板支持板91の上方に配置されたガイド部92と、可動中間板15の嵌合孔15aに嵌合する嵌合ピン94が下端部に形成されたピン嵌合部93とを備え、ピン嵌合部93はガイド部92に沿って図8の左右方向に移動可能である。
ワーク回収部P4の昇降式置台84の下方には、回収ボックス86が固定されており、昇降式置台84及び回収ボックス86はリフタ73の動作により一体的に昇降可能である。更に、回収ボックス86内には、キャリア20から落下した加工済みワーク30を受け止める置台85が設けられている。
なお、加工済みワーク30は整列状態で回収しても良いし、バラの状態で回収しても良い。
加工済みワーク30の回収動作は、以下の通りである。
まず、図8(a)に示すようにピン嵌合部93の嵌合ピン94を可動中間板15の嵌合孔15aに嵌合させ、ピン嵌合部93をガイド部92に沿って図の右側に移動させて可動中間板15を引き出し、図8(b)の状態とする。これにより、パレット10の貫通孔10aがキャリア20内の全てのワーク30の下方に位置するため、全てのワーク30が貫通孔10aを介して回収ボックス86内の置台85の上に落下する。なお、置台85の下方に図示しない昇降装置を配置することにより落下するワーク30を受け取る高さを一定かつ最小化し、ワーク同士が接触するときの衝撃を最小化してワーク30の損傷を防止することも有効である。
次いで、図8(c)に示すように、ピン嵌合部93をガイド部92に沿って図の左側に復帰させ、その後に図8(d)に示す如くリフタ73を下降させる。
更に、図8(e)に示すように、中段ハンド部40C1をパレット10の上方へ移送し、前述の図5(b)と同様に把持凸部43a,44aを把持凹部16,17に通過させて図8(f)の如く中段ハンド部40C1をパレット10の下方に配置する。この状態で昇降式置台84及び回収ボックス86を下降させると共に、中段ハンド部40C1を前後に若干移動させて図5(c)と同様の状態とし、図8(g)に示すように、中段ハンド部40C1及びパレット10を昇降式置台84から分離する。
その後、キャリア20が載置されたパレット10を中段ハンド部40C1により把持してアンローディング部P5に移送すると共に、中段ハンド部40C1を図5(b)の状態にして上方へ移動させることにより、パレット10を積層状態のパレット群の最上段に載置する。
以上のように、この実施形態によれば、加工済みワーク30の回収動作を簡易な構造により高速に実現可能であるため、ワーク搬出入装置と平面研磨装置との間のキャリア搬送動作には何ら影響を与えずに全体の工程を円滑に行うことができる。
なお、中段ハンド部40C1と一体的に移動する他方の中段ハンド部40C2は、ワーク回収部P5と次段の予備収容部P6との間で、キャリア20が保持されていない空のパレット10や後述のドレッサ搭載パレットを自動的に搬送するために用いられる。
ワーク30の加工工程を完全に終了する場合には、加工済みワーク30を有する1個目のキャリア20を平面研磨装置100から搬出して加工済みワーク30を回収し、キャリア20のみが載置されたパレット10を中段ハンド部40C1により把持してアンローディング部P5に移送し、積層する。この間、当然ながらローディング部P2からのパレット10の取り出しは行わない。
同時に、予備収容部P6に予め保管されている、キャリア30が保持されていない空のパレット10を中段ハンド部40C2により把持してワーク回収部P4の昇降式置台84に載置し、更に、このパレット10を上段ハンド部40B2により把持してアンローディング部P5の固定式置台83に載置する。
平面研磨装置100では、次に回収する加工済みワーク30が装填されたキャリア20を先に示した手順により位置決めし、固定式置台83上のパレット10に搬出する。
その後は上記の動作を繰り返すことにより、全ての加工済みワーク30を回収し、キャリア20のみが載置されたパレット10をアンローディング部P5に移送して積層すると共に、この状態で、予備収容部P6に保管されていた空のパレット10が全てなくなるようにする。
また、予備収容部P6において、空のパレット10の下にドレッサが搭載された図9のドレッサ搭載パレット10Dを少なくとも1バッチ分、積層しておけば、加工工程の終了後に、平面研磨装置100の下定盤101及び上定盤に対するドレッシング作業を連続して行うことができる。
なお、図9に示すように、ドレッサ搭載パレット10Dは専用パレット10’にドレッサ25を搭載して構成されている。
ドレッシング作業を行う場合は、予備収容部P6のドレッサ搭載パレット10Dを中段ハンド部40C2により把持し、昇降式置台84及び固定式置台83を介して平面研磨装置100にドレッサ25を搬入する。また、ドレッサ25を搬出した後の専用パレット10’は、昇降式置台84を介してアンローディング部P5に積層しておく。
この動作を繰り返して必要数のドレッサ25を順次、平面研磨装置100に搬入し、ドレッシングを行う。
ドレッサ25を回収する際には、アンローディング部P5に積層されている専用パレット10’を昇降式置台84及び固定式置台83を介して搬送台105の端部に移送して行い、ドレッサ回収後のドレッサ搭載パレット10Dは昇降式置台84を介して予備収容部P6に積層される。
ここで、図10は、本実施形態におけるパレット及びワーク等の搬送経路を、位置検出センサS1〜S8の配置と共に示したものである。なお、搬送経路については一方向の矢印によって表してあり、これまでの説明によってパレット及びワーク等の搬送経路は明らかであるため、再度の説明を省略する。
また、位置検出センサS1〜S8の機能は以下のとおりである。
基本的に、各ハンド部40A,40B1,40B2,40C1,40C2やリフタ71〜74は位置決め制御機能を有しており、シリンダ等の単動動作においても各動作の終端を検出するためのセンサを備えている。このため、各パレット10の初期の状態を認識していれば、各パレット10の動作状況をおおよそ把握することができ、この情報に基づいて全体の動作を制御することが可能である。
しかし、何らかのトラブルが発生した時に制御装置をリセットしたり、パレット10を個別に取り出し、または挿入する等の非常動作を行った場合には、再始動時に機械的な干渉等を起こす懸念がある。
本実施形態では、積層されたパレット群の上方において、上段ハンド部40B1,40B2や中段ハンド部40C1,40C2とパレットとの位置関係が重要になるが、図10のように位置検出センサS1〜S5等を配置すれば各リフタ71,72,74によるパレットの上昇端位置を検出することができ、各部の機械的な干渉の未然防止に寄与することができる。これにより、パレットの積層段数に関係なく一連の搬出入動作を確実に行うことができ、必ずしも管理情報に頼る必要もない。
下段ハンド部40Aについては、ローディング部P2やアンローディング部P5のリフタ71,72との間での機械的干渉を確実に検出するために、下段ハンド40Aの位置を検出するセンサS6〜S8が配置されている。例えば、リフタ71が動作するときには下段ハンド部40Aの右端が位置検出センサS8により検出されることを条件とする、等の運用が可能である。
なお、上述した実施形態では、ローディング部P2における積層状態のパレット群の最上段のパレット10から搬出しているが、平面加工装置の種類や構造、または平面加工装置に対する位置関係等に応じて、図11に示すように最下段のパレット10から搬出するように運用しても良い。
すなわち、図11(a)〜(f)に示すように、開閉式置台81及びリフタ71の動作によって最下段のパレット10を積層状態のパレット群から取り出し、続いて図11(g)〜(i)に示すように、取り出したパレット10を下段ハンド部40A及びリフタ71の動作によって水平方向に移動可能にすることもできる。なお、この動作を逆にたどれば、積層状態のパレット群の最下段にパレットを挿入可能であるのは言うまでもない。
本発明は、平面研磨装置や平面研削装置等の平面加工装置に対してワークを搬出入するワーク搬出入装置、及び、これらの全体からなる平面加工システムとして利用可能であり、平面加工装置はワークの片面加工装置、両面加工装置の何れにも適用可能である。
10:パレット
10’:専用パレット
10D:ドレッサ搭載パレット
10a:貫通孔
11,12:上部スペーサ
11a,12a:係合凸部
13,14:固定中間板
14a:キャリア位置決め治具1
14b:キャリア位置決め治具2
15:可動中間板
15a:嵌合孔
16,17:把持凹部
18,19:下部スペーサ
18a,19a:係合凹部
20:キャリア
25:ドレッサ
30:ワーク
40:ハンド部
40A:下段ハンド部
40B1,40B2:上段ハンド部
40C1,40C2:中段ハンド部
41:ハンド基部
42:基辺部
43,44:側辺部
43a,44a:把持凸部
50:ワークストッカー
60:ワーク装填ロボット
71,72,73,74:リフタ
81,82:開閉式置台
83:固定式置台
84:昇降式置台
85:置台
86:回収ボックス
90:可動中間板駆動装置
91:中間板支持板
92:ガイド部
93:ピン嵌合部
94:嵌合ピン
100:平面研磨装置
101:下定盤
102:サンギア
103:インターナルギア
104:支柱
105:搬送台
106:キャリア搬送ロボット
106a:ロボットハンド
107:上定盤支持旋回アーム
108:上定盤昇降シリンダ
109:上定盤
110:加工装置本体
111:カバー
111a:切欠部
112:インターナルギア昇降部
P1:ワーク装填部
P2:ローディング部
P3:キャリア搬出入部
P4:ワーク回収部
P5:アンローディング部
P6:予備収容部
S1〜S8:位置検出センサ

Claims (5)

  1. キャリアに装填されたワークの平面加工装置としての平面研磨装置または平面研削装置に対して、前記ワークを搬出入するためのワーク搬出入装置において、
    ワークストッカーに貯蔵された複数の未加工ワークを、パレットに載置されたキャリアに装填するワーク装填部と、
    前記ワーク装填部から未加工ワークを有するキャリアがパレットごと搬送され、当該パレットが順次下方から積層されて待機すると共に、待機状態のパレットがキャリア及び未加工ワークを保持しつつ順次上方へ搬送されるローディング部と、
    前記ローディング部から順次取り出した最上段のパレットが載置される固定式置台を有し、当該パレットが前記平面加工装置の搬送台との間で搬出及び搬入されるキャリア搬出入部と、
    前記平面加工装置により加工され、かつ前記キャリア搬出入部を介して順次搬出されたパレット上のキャリアから加工済みワークを分離して回収するワーク回収部と、
    前記ワーク回収部から加工済みワーク回収後のキャリアを搭載したパレットが搬送され、当該パレットが順次上方から積層されて待機するアンローディング部と、
    前記パレットを把持して所定位置に搬送するために鉛直方向に多段に配置された複数のハンド部と、
    を少なくとも備え、
    前記パレットは、
    未加工ワークの厚さ以上の間隔をパレットの積層方向に確保可能なスペーサを備え、前記スペーサの各積層面にそれぞれ形成された凹部と凸部とを互いに係合させることで複数のパレットを積層可能であり、
    前記ハンド部は、
    未加工ワークを有するキャリアが載置された前記ワーク装填部のパレットを把持して前記ローディング部に搬送し、かつ、当該ローディング部から取り出したパレットを、前記キャリア搬出入部、前記ワーク回収部、前記アンローディング部、前記ワーク装填部の順に、把持しつつ循環搬送させることを特徴とするワーク搬出入装置。
  2. 請求項1に記載したワーク搬出入装置において、
    前記パレットは、キャリアとの間に配置される固定中間板及び可動中間板を備え、前記ワーク回収部は、前記可動中間板の移動によりキャリアを保持したままでワークを落下させて回収する構造を有することを特徴とするワーク搬出入装置。
  3. 請求項1または2に記載したワーク搬出入装置において、
    前記アンローディング部では、
    積層された複数のパレットを開閉式置台により支持し、前記開閉式置台とその下層に配置されたリフタとの相互動作により、積層されたパレットの最下段のパレットを下段のハンド部により取り出して前記ワーク装填部に搬送すると共に、前記ワーク回収部のパレットを中段のハンド部により搬送して順次最上段から積層することを特徴とするワーク搬出入装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載したワーク搬出入装置において、
    前記ローディング部では、
    積層された複数のパレットを開閉式置台により支持し、前記開閉式置台とその下層に配置されたリフタとの相互動作により、積層されたパレットの最上段のパレットを上段のハンド部により取り出して前記キャリア搬出入部へ搬送すると共に、前記ワーク装填部のパレットを下段のハンド部により搬送して順次最下段から積層することを特徴とするワーク搬出入装置。
  5. 上下定盤と、ピンギアを備えた非回転のインターナルギアと、前記インターナルギアの一部を昇降させるインターナルギア昇降部と、前記下定盤に隣接して配置され、かつ前記ピンギアの挿通孔を有する前記搬送台を介してキャリアを搬出入するキャリア搬送ロボットと、を少なくとも有する、ワークの平面加工装置としての平面研磨装置または平面研削装置と、
    請求項1〜4の何れか1項に記載した前記ワーク搬出入装置と、
    を備え、
    加工前の工程においては、前記インターナルギア昇降部を下降させて、前記下定盤の表面、前記搬送台の表面及び前記固定式置台上の未加工ワークを搭載したパレットの前記固定中間板及び前記可動中間板の表面を連続平面として形成し、前記キャリア搬送ロボットは、前記固定中間板及び前記可動中間板の表面から前記下定盤の表面までの連続平面上で、前記未加工ワークを保持したキャリアを前記下定盤に搬入し、
    加工後の工程においては、前記キャリア搬送ロボットは、前記下定盤の表面、前記搬送台の表面、及び、前記固定式置台上の加工済みワークを搭載したパレットの前記固定中間板及び前記可動中間板の表面までの連続平面上で、前記加工済みワークを保持したキャリアを前記下定盤から搬出することを特徴とする平面加工システム。
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