JP6820605B2 - 吊り具及び重量物の搬送方法 - Google Patents

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本開示は、吊り具及び重量物の搬送方法に関する。
特許文献1は、フォークリフト用の補助具を開示する。補助具本体に基杆(さお)が横に固定される(第2欄上から7〜8行目)。基杆には副杆が挿通自在に遊挿される。また、フォークリフトのフォークが補助具本体のフォーク挿通孔に挿通される。
実公昭54−34934号公報
運搬されるべき重量物のサイズが大きくなると、重量物とフォークリフト又はフォークリフトに取り付けられた吊り具との干渉が生じてしまう。このような場合、フォークリフトを活用することを断念し、より大型なクレーン車を手配することが必要になり、運搬コストが増加してしまう。特許文献1においては、横方向に延びる基杆を用い、更には、延長用の副杆を用いることにより、より大サイズの重量物の運搬にも対応することができる。しかしながら、より大サイズの重量物は、より大きい重量を有することが度々あり、フォークリフトによる運搬の安定性が低下してしまうことが懸念される。
本開示の一態様に係る吊り具は、フォークリフトの昇降部と一緒に昇降可能である吊り具であって、吊り具本体と、昇降部において上下に配された少なくとも2つの横材に対して吊り具本体を取り付けるための2以上の取付具を備える。吊り具本体は、2以上の取付具を介して少なくとも2つの横材に対して取り付けられた状態において、上側の横材よりも下側の横材に近い位置又は高さにある基端部から前方斜め上方に延びる少なくとも1つの主杆部を備える。2以上の取付具を介して吊り具本体が少なくとも2つの横材に対して取り付けられる時、又は、これに加えて当該吊り具により重量物が吊られる時、ある取付具は、下側の横材に対してフォークリフトの車両部に向けて押す力を与え、別の取付具は、主杆部が昇降部から離れるように基端部に関して枢動することを阻止するべく、上側の横材に対してフォークリフトの車両部から離れる方向に押す又は引く力を与える。
幾つかの実施形態においては、吊り具本体は、2以上の取付具を介して少なくとも2つの横材に対して取り付けられた状態において、主杆部の延在方向に沿って下側の横材から離間した位置にある基端部から上側の横材に向けて延びる副杆部を有する。副杆部が枢動可能に設けられ得る。
幾つかの実施形態においては、別の取付具は、副杆部の取付端部に軸着する上端部を有し、2以上の取付具を介して吊り具本体が少なくとも2つの横材に対して取り付けられる時、上端部は、上側の横材よりも高い位置に配される。
幾つかの実施形態においては、吊り具本体は、少なくとも2つの主杆部と少なくとも1つの副杆部を含む少なくとも3つの杆部を備える分岐構造のフレームを含む。幾つかの実施形態においては、杆部は、取付具に対して着脱可能に軸着可能である取付部を有する。取付部が、杆部の端部又はその近傍に位置し得る。
幾つかの実施形態においては、フレームの上面に延長杆が配置及び固定可能であり、延長杆の先端部には重量物の吊り下げ用の環部又は孔部が設けられる。幾つかの実施形態においては、ある取付具は、主杆部の端部又はその近傍に設けられた軸部を支持する軸支部を有する。
幾つかの実施形態においては、別の取付具は、主杆部が昇降部から離れるように基端部に関して枢動することを阻止するべく、上側の横材に対してフォークリフトの車両部から離れる方向に押す又は引く力を与えることの代替として、主杆部が昇降部から離れることを阻止するべく、上側の横材に対してフォークリフトの車両部から離れる方向に押す又は引く力を与えるものである。2以上の取付具は、第1及び第2フォークと、主杆部の基端部と先端部の間の中間部と上側の横材を連結するためのチェーン材を含む。
幾つかの実施形態においては、吊り具本体は、少なくとも1つの主杆部が角度調整可能に設けられた基部を更に備える。基部は、第1及び第2フォークの各フォーク爪が個別に挿入される第1及び第2挿入部と、主杆部の基端部を軸支する軸支部と、軸支部と一体又は別体であり、主杆部の中間部を支持するための中間支持部を備える。中間支持部は、主杆部を2以上の異なる角度で支持できるように構成される。幾つかの場合、主杆部の中間部には、チェーン材を介した上側の横材との連結のための環部が設けられる。
幾つかの実施形態においては、2以上の取付具は、横材に対してネジ・ボルト締結に依らずに取り付けられる3以上の取付具を含む。
本開示の別態様に係る重量物の搬送方法は、フォークリフトの昇降部において上下に離間して配される一対の横材に対して吊り具本体を2以上の取付具を用いて取り付ける工程にして、2以上の取付具は、横材に対してネジ・ボルト締結に依らずに取り付けられる3以上の取付具を含む、工程と、フォークリフトの昇降部の上昇又は下降に応じて吊り具本体に吊られた重量物が上下に変位する工程を含む。吊り具本体は、2以上の取付具を介して一対の横材に対して取り付けられた状態において、上側の横材よりも下側の横材に近い位置又は高さにある基端部から前方斜め上方に延びる少なくとも1つの主杆部を備える。2以上の取付具を介して吊り具本体が一対の横材に対して取り付けられる時、又は、これに加えて吊り具により重量物が吊られる時、ある取付具は、下側の横材に対してフォークリフトの車両部に向けて押す力を与え、別の取付具は、主杆部が昇降部から離れることを阻止するべく、上側の横材に対してフォークリフトの車両部から離れる方向に押す又は引く力を与える。
本開示の一態様によれば、より大きい重量の重量物を安定して運搬することが促進される。
本開示の一態様に係るフォークリフトに対して取り付けられた吊り具の概略的な側面図であり、吊り具本体が3つの取付具を介してフォークリフトの昇降部の一対の横材に取り付けられている。 本開示の一態様に係る吊り具本体(延長杆を除く)の概略的な側面図であり、主杆部に対して副杆部が枢動可能に設けられる。 本開示の一態様に係る吊り具本体(延長杆を除く)の概略的な上面図であり、一対の主杆部がテーパー状に設けられ、各主杆部の結合部近傍に副杆部の枢動点が設けられる。 左右外側の取付具と吊り具本体の主杆部の取付部の連結状態を示す概略図である。横材への各取付具の取付状態も示される。 左右中央の別の取付具と副杆部の取付部の連結状態を示す概略図である。横材への取付具の取付状態も示される。 第1延長杆が吊り具本体のフレーム上面上に配置及び固定された状態を示す概略的な部分側面図である。 第2延長杆が第1延長杆に挿入及び固定された状態を示す概略的な部分側面図である。 取付具と主杆部の取付部の別の連結状態を示す概略図である。 取付具と副杆部の取付部の別の連結状態を示す概略図である。 別の吊り具本体の概略的な部分上面図である。 本開示の別態様に係るフォークリフトに対して取り付けられた吊り具の概略的な側面図であり、吊り具本体が3つの取付具を介してフォークリフトの昇降部の一対の横材に取り付けられている。 図11に示した吊り具本体の概略的な部分上面模式図である。
以下、図1乃至図12を参照しつつ、本発明の非限定の実施形態と、これに内包又は関連した複数の特徴について説明する。当業者は、各実施形態及び/又は各特徴を組み合わせることができ、また、この組み合わせによる相乗効果も理解可能である。各特徴は、例えば、図面に図示された吊り具及び/又は運搬方法にのみ有効であるものではなく、不図示の他の様々な吊り具及び/又は運搬方法にも通用する普遍的な特徴である。
本明細書では、前後方向がフォークリフト1を基準として理解される。上下方向は、前後方向に直交し、鉛直方向に沿う又は平行な方向である。左右方向は、前後方向及び上下方向に直交する方向である。フォークリフト1は、2以上の車輪が設けられた車両部1aを有し、また、車両部1aの前方に設けられた昇降部2を昇降可能に構成される。典型的には、フォークリフト1は、市場で入手できるものであり、マスト、リフトチェーン、リフトシリンダといった機械要素を有する。昇降部2は、例えば、枠状部材であるが、これに限られるべきものではない。昇降部2には上下一対の横材2a,2bが設けられる。横材2a,2bは、上下方向において異なる位置又は高さに配置される。横材2a,2bは、例えば、フォークが掛けられるフォークレールであるが、これに限られず、後述の取付具21〜23の取付のための専用部材でも良い。横材2a,2bは、必ずしも横方向(左右方向)に直線状に延びるものに限られないことに留意されたい。
吊り具3は、フォークリフト1の昇降部2と一緒に昇降可能であり、吊り具本体10と、昇降部2において上下に配された少なくとも2つの横材2a,2bに対して吊り具本体10を取り付けるための2以上の取付具21〜23を有する。吊り具本体10は、2以上の取付具21〜23を介して一対の横材2a,2bに対して取り付けられた状態において、上側の横材2aよりも下側の横材2bに近い位置又は高さにある基端部11a,12aから前方斜め上方に延びる少なくとも1つの主杆部11,12を有する。本実施形態においては、主杆部11,12が、上側の横材2aよりも下側の横材2bに近い位置又は高さにある基端部11a,12aから前方斜め上方に延びる。吊り具3の主杆部11,12の重心がフォークリフト1寄りに設定され、フォークリフト1は、より安定して重量物の重量を受けることができ、また、概して、フォークリフト1は、より低い位置又は高さで吊り具本体10の重量及び運搬されるべき重量物の重量を受けることができる。なお、フォークリフト1が吊り具3を用いて重量物を運搬する時、重量物が持つ慣性に応じてフォークリフト1にも揺れが生じる。より迅速に運搬することが求められる場合、このようなフォークリフト1が受ける揺れは無視できないものである。
更には、後述の記述からよく理解されるように、2以上の取付具21〜23を介して吊り具本体10が一対の横材2a,2bに対して取り付けられる時、又は、これに加えて吊り具3により重量物が吊られる時、ある取付具21,22は、下側の横材2bに対してフォークリフト1の車両部1aに向けて押す力を与え、別の取付具23は、主杆部11,12が昇降部2から離れることを阻止するべく、又は、主杆部11,12が昇降部2から離れるように基端部11a,12aに関して枢動することを阻止するべく、上側の横材2aに対してフォークリフト1の車両部1aから離れる方向に押す又は引く力を与える。上側の横材2aよりも下側の横材2bに近い位置又は高さにある基端部11a,12aから前方斜め上方に延びる主杆部11,12の重心がフォークリフト1寄りに設定され、また、主杆部11,12が2以上の取付具21〜23を介して一対の横材2a,2bに対して安定して取り付けられる。吊り具本体10が取付具21〜23を介して一対の横材2a,2bに取り付けられる時、異なる横材2a,2bに対して反対方向の力が付与され、安定した取り付けが達成される。追加又は代替として、ネジ・ボルト締結の使用が回避され、運搬時の振動に伴うネジ・ボルト締結の緩みの発生といった問題が生じることが回避される。
吊り具本体10が有する主杆部11の個数は、複数であることが有利であるが、必ずしもこの限りではない。例えば、図1に示す形態では、図3に示すように、吊り具3は、2つの主杆部11,12を有する。他方、図10及び図11に示す形態では、吊り具本体10は、1つの主杆部11を有する。主杆部11,12は、断面矩形の鋼管から成り得る。鋼管の溶接に基づいて複数の主杆部11,12同士を直接的又は他の鋼材を介して強固に連結することができる。必ずしもこの限りではないが、取付具21,22に対して主杆部11,12が軸着する形態が想定される(特に図4参照)。これによりフォークリフト1の横材2a,2bに対して取付具21,22を取り付け、続いて、取付具21,22に対して主杆部11,12を取り付ける作業の迅速化が促進される。なお、取付具21,22と主杆部11,12の軸着は、吊り具本体10が前方に枢動してしまうことに帰結する。これは、主杆部と上側の横材との機械的な連結に基づいて、例えば、図5に示す副杆部13と取付具23の連結に基づいて阻止することができる。
吊り具本体10は、主杆部11,12に加えて副杆部13を有することができる(図1参照)。2以上の取付具21〜23を介して一対の横材2a,2bに対して吊り具本体10が取り付けられた状態において、副杆部13の基端部13cが、主杆部11,12の延在方向に沿って下側の横材2bから離間した位置にあり、副杆部13は、その基端部13cから上側の横材2aに向けて延びる。副杆部13は、1以上の鋼板及び/又は1以上の鋼管(言わば、鋼材)から成り得る。副杆部13が(基端部13cに関して、又は、主杆部11,12に対して)枢動可能に設けられる場合、昇降部2の一対の横材2a,2bの上下間隔がフォークリフト1のサイズ又は種類毎に異なる場合にも対処可能である。つまり、共通の仕様の吊り具3を様々なサイズ又は種類のフォークリフト1に用いることができる。
副杆部13は、取付具23に連結される(図5参照)。取付具23は、主杆部11,12が昇降部2から離れることを阻止するべく、又は、主杆部11,12が昇降部2から離れるように基端部11a,12aに関して枢動することを阻止するべく、フォークリフト1の車両部1aから離れる方向に押す又は引く力を上側の横材2aに与える(図5参照)。副杆部13と取付具23の連結に基づいて昇降部2から主杆部11,12が離れ、また枢動して離れることが阻止される。
以下、図1乃至図10に示す幾つかの形態を参照して説明する。吊り具本体10は、(例えば、三つ叉の)分岐構造のフレーム10fを有し得る(図2及び図3参照)。フレーム10fは、少なくとも3つの杆部11〜13を含み、つまり、少なくとも2つの主杆部11,12と少なくとも1つの副杆部13を含む。必ずしもこの限りではないが、フレーム10fは、上から見て三角形状のフレーム基部10gを有し、上面視して副杆部13がフレーム基部10gを2分割する態様で延びる。フレーム10fにおいて、左右一対の主杆部11,12は、前方斜め上方に延びるに応じて接近する(図3参照)。フレーム10fは、主杆部11,12をそれらの基端部側の位置で連結する連結部15を有するが、場合によっては省略可能である。一対の主杆部11,12それぞれは、その先端部側の位置で他方の主杆部11,12に連結する。
主杆部11,12又はフレーム10fは、オプションとして、主杆部11,12とは異なる角度で主杆部11,12から前方に延びる延長部14を有し、延長部14の先端部に重量物の吊り下げ用の環部又は孔部(図示例では環部)19が設けられる。主杆部11,12よりも小さい角度で延びる延長部14に環部又は孔部19を設けることにより重量物との干渉を回避しつつフォークリフト1により近い位置で重量物を吊ることができる。吊り具本体10を側面視する時、主杆部11,12の延在方向と、これに直交する平面PL9のなす角θ1と、延長部14の延在方向と平面PL9に平行な平面PL8のなす角θ2は、θ1>θ2を満足する(図2参照)。なお、環部又は孔部19に対して重量物を吊るため、不図示のチェーンブロック等を用いることができる。
2以上の取付具21〜23により一対の横材2a,2bに対して吊り具本体10が取り付けられた状態において、主杆部11,12は、上側の横材2aよりも下側の横材2bに近い位置又は高さにある基端部11a,12aから前方斜め上方に延び、他方、副杆部13は、主杆部11,12の延在方向に沿って下側の横材2bから離間した位置にある基端部13cから上側の横材2aに向けて延びる。吊り具本体10が取付具21〜23を介して一対の横材2a,2bに取り付けられた状態において吊り具本体10を側面視する時、主杆部11,12と副杆部13が鋭角のなす角θ3を為すように延びる。
フォークリフト1に対して吊り具本体10を取り付ける場合、まず、フォークリフト1の上側の横材2a,2bに対して(左右外側の)取付具21,22を取り付け、各取付具21,22に対して主杆部11,12の取付部11b,12bを取り付ける。横材2a,2bに対する取付具21,22の取り付けや、取付具21,22に対する吊り具本体10(主杆部11,12)の取り付けは、ネジ・ボルト締結(ネジとネジ穴の組み合わせ、ボルトとナットの組み合わせ等)を用いることなく行うことができる。これにより、運搬時の振動に伴うネジ・ボルト締結の緩みの発生といった問題が生じることが回避される。重量物の搬送時には重量物の慣性に応じて吊り具本体10や取付具21〜23にも相当な力を受けることが想定される。なお、図示例では、副杆部13の取付部13bと取付具23の上端部23aの軸着にはピンが用いられるが、適切な抜け止めによりピンの脱落が阻止される。
上述のように、取付具21,22に対して主杆部11,12が軸着する形態が想定され(図4参照)、追加又は代替として、取付具23に対して副杆部13が軸着する形態も想定される。換言すれば、杆部11〜13は、取付具21〜23に対して着脱可能に軸着可能である取付部11b,12b,13bを有し得る。杆部11〜13と取付具21〜23の軸着によって取付具23に対する吊り具本体10の動きが許容され、重量物の安定した又は円滑な運搬が促進される。取付部11b,12b,13bは、杆部11,12,13の端部11a,12a,13a又はその近傍に位置することが望ましい。
幾つかの場合、取付部11b,12bが左右方向に延びる軸部(主杆部11,12の端部11a,12a又はその近傍に設けられた軸部)であり、取付具21,22は、その軸部を支持する軸支部21b,22bを有する。軸支部21b,22bは、上方に開口した凹部であり得る。軸部を凹部に嵌合することにより取付具21,22に対する吊り具本体10(主杆部11,12)の取り付けが完了する。吊り具本体10は、取付具21〜23を介してフォークリフト1に対してより近い位置で取り付けられる。
続いて、フォークリフト1の横材2a,2bの後方に取付具23を配置し、この状態で取付具23に対して副杆部13を取り付ける。なお、取付具23に対して副杆部13を取り付けた後、フォークリフト1の上下の横材2a,2bの後方に取付具23を配置することも想定される。このようにして一対の横材2a,2bに対して取付具21〜23を介して吊り具本体10が取り付けられる。取付具23と副杆部13が着脱可能に軸着する形態が有利であり、取付具23と副杆部13を容易に連結及び連結解除できる。副杆部13の取付部13bは、例えば、軸穴であり、取付部13bの軸穴と取付具23の軸穴23bが重ね合わされた状態でピン9が挿入される(図5参照)。なお、軸着の態様は様々であり、必ずしもピンを用いる態様に限られない。取付部13bに左右方向に延びる軸部が設けられ、取付具23の上端部23aにその軸部を受ける凹部が設けられる形態も想定される。
(左右外側の)取付具21,22は、上側の横材2aに対して掛けることができ(図4参照)、又は下側の横材2bに掛けることができる(図8参照)。取付具21,22は、横材に嵌合する嵌合部21a,22aと、主杆部11,12の取付部11b,12bを軸支する軸支部21b,22bを有する。軸支部21b,22bが主杆部11,12の取付部11b,12bを軸支する時、取付具21,22が下側の横材2bをフォークリフト1の車両部1a側に押す(F1で示す矢印参照)。図4に示すように、取付具21,22が、嵌合部21a,22aと軸支部21b,22bの間を(横材2a,2bの前方で)上下に延びる中間部21c,22cを有することが、一対の横材2a,2bに対する取付具21,22を介した吊り具本体10のより安定した取り付けの点から有利である。なお、嵌合部21a,22aは、上側の横材2aをフォークリフト1の車両部1aから離れる方向に押す(F2で示す矢印参照)。
(左右中央の)取付具23は、下側の横材2bに嵌合する嵌合部23cを有し(図5参照)、又は上側の横材2aに対して嵌合する嵌合部23cを有し得る(図9参照)。取付具23と横材2a,2bの嵌合は、重力に応じて取付具23が落下する態様であり得るが、副杆部13を介して又はこれ以外の手段による取付具23と主杆部11,12の機械的な連結により取付具23の落下が阻止される。
図5及び図9に示すように、取付具23は、副杆部13の取付端部13aに軸着する上端部23aを有する。取付具21〜23により吊り具本体10が一対の横材2a,2bに対して取り付けられ(また、取付具23の上端部23aと副杆部13の取付端部13aが軸着する時)、上端部23aは、一対の横材2a,2bの上側の横材2aよりも高い位置に配される。この場合、取付具23と副杆部13をより容易に連結及び連結解除することができる。上述のように、取付具23の上端部23aと副杆部13の軸着の態様は様々であるが、例えば、副杆部13の取付部13bの軸穴と取付具23の軸穴23bが重ね合わされた状態でピン9が挿入される(図5参照)。取付具23の嵌合部23cが横材2a,2bに嵌合し、取付具23の上端部23aと副杆部13が軸着する時、取付具23が上側の横材2aをフォークリフト1の車両部1aから離す方向に押す(F3で示す矢印参照)。図5に示すように、取付具23が、嵌合部23cと上端部23aの間を(横材2a,2bの後方で)上下に延びる中間部23dを有することが、一対の横材2a,2bに対する取付具23を介した吊り具本体10のより安定した取り付けの点から有利である。なお、図5に示す形態では、嵌合部23cは、下側の横材2bをフォークリフト1の車両部1a側に押し得る(F4で示す矢印参照)。図9に示す形態では、フォークリフト1による重量物の運搬時、振動などの影響から、嵌合部23cが上側の横材2aをフォークリフト1の車両部1a側に押し得る(F4で示す矢印参照)。なお、上下いずれかの横材2a,2bが凹部を有し、嵌合部21a,22a,23cがその凹部に嵌合する突起29を有することも想定される(図4参照)。幾つかの場合、取付具21〜23は、屈曲した非中空の鋼材から成る。
図6に示すように、フレーム10f(端的には、延長部14)の上面に第1延長杆16が配置及び固定可能であり、第1延長杆16の先端部には重量物の吊り下げ用の環部又は孔部19(図示例では環部)が設けられる。背負い式でフレーム10f上に第1延長杆16を配置することは、環部19をより強固にフレーム10f(延長部14)に対して取り付けたことの帰結である。具体的には、環部19は、フレーム10f(延長部14)の鋼管の内壁面に溶接された停止片を有し、この停止片によりフレーム10f(延長部14)の鋼管の内幅が狭められ、フレーム10f(延長部14)の鋼管への第1延長杆16の挿入が困難になる。第1延長杆16は、その延在方向に沿って延びる補強杆16fを有することができる。
図6に示すように、フレーム10f(延長部14)の上面には、第1延長杆16を固定するための左右一対の固定壁41と、第1延長杆16の左右変位を防止する左右一対の制止壁42が設けられる。固定壁41の孔と第1延長杆16の側壁の孔にピンが挿入され、フレーム10f(延長部14)上に第1延長杆16が固定される。なお、ピンの抜け止めのために必要な措置が取られる。第1延長杆16の側壁には第1延長杆16の延在方向に沿って複数の孔が設けられ、フレーム10fからの突出長が調整可能である。
図7に示すように、第2延長杆17が第1延長杆16に挿入及び固定可能であり、第2延長杆17の先端部には重量物の吊り下げ用の環部又は孔部19(図示例では孔部)が設けられる。2段階の延長によってより大サイズの重量物を吊り上げることが可能になる。第1延長杆16の孔と第2延長杆17の孔を重ね合わせてピンを挿入することにより第1延長杆16に対して第2延長杆17を固定することができる。第2延長杆17の側壁には第2延長杆17の延在方向に沿って複数の孔が設けられ、ピンが挿入される孔の変更により第1延長杆16からの第2延長杆17の突出長が調整可能である。
なお、図10に示すように、左右一対の主杆部11,12の一方が省略され、1つの主杆部11が前方斜め上方に真っ直ぐに延在する形態も想定される。吊り具本体10の保管時の吊り具本体10の安定性や、重量物の運搬時の安定性の観点から、一対の主杆部11,12の採用が有利である。地震の発生時に吊り具本体10が転倒してしまうリスクが低減される。
図11及び図12に示す形態においても、2以上の取付具21〜23を介して吊り具本体10が一対の横材2a,2bに対して取り付けられる時、又は、これに加えて吊り具3により重量物が吊られる時、ある取付具21,22は、下側の横材2bに対してフォークリフト1の車両部1aに向けて押す力を与える。図11及び図12に示す形態では、図1等に示す形態と比較して、取付具23は、主杆部11,12が昇降部2から離れるように基端部11a,12aに関して枢動することを阻止するべく、上側の横材2aに対してフォークリフト1の車両部1aから離れる方向に押す又は引く力を与えることの代替として、主杆部11,12が昇降部2から離れることを阻止するべく、上側の横材2aに対してフォークリフト1の車両部1aから離れる方向に押す又は引く力を与えるものである。上側の横材2aよりも下側の横材2bに近い位置又は高さにある基端部11a,12aから前方斜め上方に延びる主杆部11,12の重心がフォークリフト1寄りに設定され、また、主杆部11,12が2以上の取付具21〜23を介して一対の横材2a,2bに対して安定して取り付けられる。追加又は代替として、ネジ・ボルト締結の使用が回避され、運搬時の振動に伴うネジ・ボルト締結の緩みの発生といった問題が生じることが回避される。
2以上の取付具21〜23として、第1及び第2フォーク21,22と、主杆部11の基端部11aと先端部11dの間の中間部11eと上側の横材2aを連結するためのチェーン材23が採用される。吊り具本体10は、主杆部11に加えて、主杆部11が角度調整可能に設けられた基部30を有する。基部30は、第1及び第2フォーク21,22の各フォーク爪が個別に挿入される第1及び第2挿入部31,32を有する。フォークリフト1の上側の横材2aに第1及び第2フォーク21,22を掛けた状態でフォークリフト1を前進することにより基部30の第1及び第2挿入部31,32に第1及び第2フォーク21,22の各フォーク爪を個別に挿入することができる。
基部30は、主杆部11の基端部11aを軸支する軸支部33と、軸支部33と一体又は別体であり、主杆部11の先端部11dと基端部11aの間の中間部11eを支持するための中間支持部34を備え、中間支持部34は、主杆部11を2以上の異なる角度で支持できるように構成される。軸支部33及び/又は中間支持部34は、左右一対の壁部から構築され得る。中間支持部34は、主杆部11の枢動点が存在する鉛直方向に直交する平面PL7よりも上方に順に設けられた複数の軸穴を有する。中間支持部34の軸穴と主杆部11の軸穴を重ね合わせた状態でピンを挿入することにより主杆部11を所定の角度に固定することができる。
主杆部11の中間部11eには、チェーン材23を介した上側の横材2aとの連結のための環部11hが設けられる。環部11hが主杆部11の鋼管の内壁面に溶接された停止片を有し、主杆部11に対して強固に固定される。主杆部11が鋼管であり、延長杆51が挿入及び固定可能である。
運搬方法としては、フォークリフト1の昇降部2において上下に離間して配される一対の横材2a,2bに対して吊り具本体10を2以上の取付具21〜23を用いて取り付ける工程を含む。ここで、2以上の取付具21〜23は、横材2a,2bに対してネジ・ボルト締結に依らずに取り付けられる3以上の取付具を含むことができる。運搬方法は、更に、フォークリフト1の昇降部2の上昇又は下降に応じて吊り具本体10に吊られた重量物が上下に変位する工程を含む。フォークリフト1の昇降部2を適切に高さにセットし、吊り具本体10に吊られた重量物を適切な高さにセットして運搬することができる。なお、重量物の重さに関しては一般的に人手により運搬することが困難なものと理解され、その具体的な重さに関して何ら制限がないものとする。念のため付言すれば、重量物は、少なくとも100kg又は500kg又は1tを超える重さを有する。
上述の教示を踏まえると、当業者をすれば、各実施形態に対して様々な変更を加えることができる。請求の範囲に盛り込まれた符号は、参考のためであり、請求の範囲を限定解釈する目的で参照されるべきものではない。取付具21〜23を第1乃至第3取付具と呼ぶこともできる。
1 フォークリフト
1a 車両部
2 昇降部
2a,2b 横材
3 吊り具
10 吊り具本体
21〜23 取付具

Claims (11)

  1. フォークリフト(1)の昇降部(2)と一緒に昇降可能である吊り具(3)であって、
    吊り具本体(10)と、
    前記昇降部(2)において上下に配された少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して前記吊り具本体(10)を取り付けるための2以上の取付具(21〜23)を備え、
    前記吊り具本体(10)は、前記2以上の取付具(21〜23)を介して前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して取り付けられた状態において、上側の横材(2a)よりも下側の横材(2b)に近い位置又は高さにある基端部(11a,12a)から前方斜め上方に延びる少なくとも1つの主杆部(11,12)と、前記主杆部(11,12)の延在方向に沿って前記下側の横材(2b)から離間した位置にある基端部(13c)から前記上側の横材(2a)に向けて延びる副杆部(13)を備え、
    前記2以上の取付具(21〜23)を介して前記吊り具本体(10)が前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して取り付けられる時、又は、これに加えて当該吊り具(3)により重量物が吊られる時、ある取付具(21,22)は、前記下側の横材(2b)に対して前記フォークリフト(1)の車両部(1a)に向けて押す力を与え、別の取付具(23)は、前記主杆部(11,12)が前記昇降部(2)から離れるように前記基端部(11a,12a)に関して枢動することを阻止するべく、前記上側の横材(2a)に対して前記フォークリフト(1)の車両部(1a)から離れる方向に押す又は引く力を与え、前記別の取付具(23)は、前記副杆部(13)の取付端部(13a)に軸着する上端部(23a)を有し、前記上端部(23a)は、前記上側の横材(2a)よりも高い位置に配される、吊り具。
  2. 前記副杆部(13)は、前記主杆部(11,12)に対して枢動可能に設けられる、請求項に記載の吊り具。
  3. 前記吊り具本体(10)は、少なくとも2つの前記主杆部(11,12)と少なくとも1つの前記副杆部(13)を含む少なくとも3つの杆部(11〜13)を備える分岐構造のフレーム(10f)を含む、請求項1又は2に記載の吊り具。
  4. 前記杆部(11〜13)は、前記取付具(21〜23)に対して着脱可能に軸着可能である取付部(11b,12b,13b)を有する、請求項に記載の吊り具。
  5. 前記分岐構造のフレーム(10f)の上面に延長杆(16)が配置及び固定可能であり、前記延長杆(16)の先端部には重量物の吊り下げ用の環部又は孔部(19)が設けられる、請求項3又は4に記載の吊り具。
  6. 前記ある取付具(21,22)は、前記主杆部(11,12)の端部(11a,12a)又はその近傍に設けられた軸部(11b,12b)を支持する軸支部(21b,22b)を有する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の吊り具。
  7. フォークリフト(1)の昇降部(2)と一緒に昇降可能である吊り具(3)であって、
    吊り具本体(10)と、
    前記昇降部(2)において上下に配された少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して前記吊り具本体(10)を取り付けるための第1乃至第3の取付具(21〜23)を備え、
    前記吊り具本体(10)は、分岐構造のフレーム(10f)を含み、
    前記分岐構造のフレーム(10f)は、前記第1乃至第3の取付具(21〜23)を介して前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して前記吊り具本体(10)が取り付けられた状態において、上側の横材(2a)よりも下側の横材(2b)に近い位置又は高さにある基端部(11a,12a)から前方斜め上方に延びると共に、これに応じてお互いに接近する2つの主杆部(11,12)と、前記主杆部(11,12)の延在方向に沿って前記下側の横材(2b)から離間した位置にある基端部(13c)から前記上側の横材(2a)に向けて延びる副杆部(13)を備え、
    前記第1乃至第3の取付具(21〜23)を介して前記吊り具本体(10)が前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して取り付けられる時、又は、これに加えて当該吊り具(3)により重量物が吊られる時、前記第1及び第2の取付具(21,22)それぞれは、前記下側の横材(2b)に対して前記フォークリフト(1)の車両部(1a)に向けて押す力を与え、前記第3の取付具(23)は、前記主杆部(11,12)が前記昇降部(2)から離れるように前記基端部(11a,12a)に関して枢動することを阻止するべく、前記上側の横材(2a)に対して前記フォークリフト(1)の車両部(1a)から離れる方向に押す又は引く力を与え、
    前記分岐構造のフレーム(10f)の各主杆部(11,12)は、横方向に延びる軸部(11b,12b)が設けられた基端部(11a,12a)を有し、前記軸部(11b,12b)が、前記第1又は第2の取付具(21,22)の凹部に着脱可能に嵌合して当該凹部により軸支され、
    前記分岐構造のフレーム(10f)の前記副杆部(13)は、前記第3の取付具(23)に対して軸着可能な取付端部(13a)を有する、吊り具。
  8. フォークリフト(1)の昇降部(2)と一緒に昇降可能である吊り具(3)であって、
    吊り具本体(10)と、
    前記昇降部(2)において上下に配された少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して前記吊り具本体(10)を取り付けるための2以上の取付具(21〜23)を備え、
    前記吊り具本体(10)は、分岐構造のフレーム(10f)を含み、
    前記分岐構造のフレーム(10f)は、前記2以上の取付具(21〜23)を介して前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して前記吊り具本体(10)が取り付けられた状態において、上側の横材(2a)よりも下側の横材(2b)に近い位置又は高さにある基端部(11a,12a)から前方斜め上方に延びると共に、これに応じてお互いに接近する2つの主杆部(11,12)と、前記主杆部(11,12)の延在方向に沿って前記下側の横材(2b)から離間した位置で前記主杆部(11,12)に対して枢動可能に結合した基端部(13c)から前記上側の横材(2a)に向けて延びる副杆部(13)を備え、
    前記2以上の取付具(21〜23)を介して前記吊り具本体(10)が前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して取り付けられる時、又は、これに加えて当該吊り具(3)により重量物が吊られる時、ある取付具(21,22)は、前記下側の横材(2b)に対して前記フォークリフト(1)の車両部(1a)に向けて押す力を与え、別の取付具(23)は、前記主杆部(11,12)が前記昇降部(2)から離れるように前記基端部(11a,12a)に関して枢動することを阻止するべく、前記上側の横材(2a)に対して前記フォークリフト(1)の車両部(1a)から離れる方向に押す又は引く力を与え
    前記分岐構造のフレーム(10f)は、前記2以上の取付具(21〜23)を介して前記吊り具本体(10)が前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して取り付けられる時、前記主杆部(11,12)よりも小さい角度で前記主杆部(11,12)から前方に延びる延長部(14)を更に備え、
    前記フレーム(10f)の前記延長部(14)の上面に延長杆(16)が配置及び固定可能であり、前記延長部(14)の先端部には重量物の吊り下げ用の環部又は孔部(19)が設けられる、吊り具。
  9. フォークリフト(1)の昇降部(2)と一緒に昇降可能である吊り具(3)であって、
    吊り具本体(10)と、
    前記昇降部(2)において上下に配された少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して前記吊り具本体(10)を取り付けるための2以上の取付具(21〜23)を備え、
    前記吊り具本体(10)は、前記2以上の取付具(21〜23)を介して前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して取り付けられた状態において、上側の横材(2a)よりも下側の横材(2b)に近い位置又は高さにある基端部(11a,12a)から前方斜め上方に延びる少なくとも1つの主杆部(11,12)を備え、
    前記2以上の取付具(21〜23)を介して前記吊り具本体(10)が前記少なくとも2つの横材(2a,2b)に対して取り付けられる時、又は、これに加えて当該吊り具(3)により重量物が吊られる時、ある取付具(21,22)は、前記下側の横材(2b)に対して前記フォークリフト(1)の車両部(1a)に向けて押す力を与え、別の取付具(23)は、前記主杆部(11,12)が前記昇降部(2)から離れることを阻止するべく、前記上側の横材(2a)に対して前記フォークリフト(1)の車両部(1a)から離れる方向に押す又は引く力を与え、
    前記2以上の取付具(21〜23)は、第1及び第2フォーク(21,22)と、前記主杆部(11)の基端部(11a)と先端部(11d)の間の中間部(11e)と前記上側の横材(2a)を連結するためのチェーン材(23)を含み、
    前記吊り具本体(10)は、前記少なくとも1つの主杆部(11)が角度調整可能に設けられた基部(30)を更に備え、
    前記基部(30)は、前記第1及び第2フォーク(21,22)の各フォーク爪が個別に挿入される第1及び第2挿入部(31,32)と、前記主杆部(11)の基端部(11a)を軸支する軸支部(33)と、前記軸支部(33)と一体又は別体であり、前記主杆部(11)の前記中間部(11e)を支持するための中間支持部(34)を備え、
    前記中間支持部(34)は、前記主杆部(11)を2以上の異なる角度で支持できるように構成される、吊り具。
  10. 前記主杆部(11)の中間部(11e)には、前記チェーン材(23)を介した前記上側の横材(2a)との連結のための環部(11h)が設けられる、請求項に記載の吊り具。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の吊り具が取り付けられたフォークリフト(1)を用いて重量物を搬送する、重量物の搬送方法。
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