JP3169825U - さく井用やぐら - Google Patents

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Abstract

【課題】組立、分離が可能で、保管や運搬に便利なさく井用やぐらを提供する。【解決手段】四隅の支柱と、隣り合う各支柱間に渡設した横材で構成したやぐらであって、四隅の各支柱を同一水平面の位置で複数に分割し、分割部を着脱自在に構成し、組立・分離が可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、井戸や温泉等(以下「井戸等」という。)を掘削する装置に関連して設置するやぐらに関するものである。
従来、井戸等を掘削する装置として種々のものが提案されている。
例えば、やぐらを組み、その上端に設けたガイド滑車にロープを掛け回し、垂下したロープに掛設した昇降用滑車を介して掘削機を取り付けたケーブルパーカッション形式のものが知られている。
井戸等のさく井工事の手順としては、先ず、やぐらを立てる場所の土地を水平に整地して、やぐらを組み、資材を搬入し、さく井をするための機械の組み立てを行なうもので、危険な作業を伴うこともある。
そして、やぐらの組立てには、移動クレーン車と作業員2〜3名が必要で、その工程に2〜3日を要している。
また、従来のさく井工事のやぐら台では、1000Kg前後の資材をやぐらのそばに寄せ、吊り上げる時にやぐらに衝突しないように人力で支える等の作業が必要であったり、さらに、作業員が高いやぐらに登っての作業は、危険と無駄が多かった。
特開平09−144468 特開2010−24704
従来のやぐらは、四隅の支柱と、隣り合う各支柱間に渡設した横材、更に必要な補強材で構成したもので、必要により天井面にはロープを掛設するためのガイド滑車が設けられ、製造場所でやぐらを組み立て、構成材が連結固定された状態でさく井業者へ納入されるものである。
そして、使用時には保管場所から大型運送車に積載して現場へ運び、別途に製造されている台枠に立設固定するものである。
したがって、保管場所の問題、運搬の問題、現場への搬送ルートの制約の問題、及び立設固定に大型重機が必要となる問題等が潜在している。
また、やぐらの天井面に設けたガイド滑車に昇降用のロープを掛け回し、そのロープに吊設した昇降用滑車を介して掘削機を取り付けるため、ケーシングパイプの取付時等の高さ位置によっては、掘削機が吊り下げられる正面の支柱間に渡設されている横材と干渉するため、その虞のある横材を一時的に取り除く必要もあった。
さらに、前記昇降用滑車の回転軸を、正面支柱間を結ぶ想像線に対して並行にロープを掛設するか、直交させてロープを掛設するかの選択が作業上必要な場合があり、斯かる掛設に対応できるガイド滑車をやぐらの天井面に配設されていることが望まれている。
そこで、本考案はこのような課題を解決する機能を有するさく井用やぐらを提供せんとするものである。
本考案の請求項1の井戸や温泉等のさく井用やぐらは、四隅の支柱と、隣り合う各支柱間に渡設した横材で構成したやぐらであって、四隅の各支柱を同一水平面の位置で複数に分割し、当該分割部を着脱自在に構成し、組立・分離が可能としたことを特徴とするものである。
請求項2の井戸や温泉等のさく井用やぐらの考案は、請求項1において、掘削機が吊り下げられる正面の支柱間に渡設する横材を、当該支柱が形成する面よりも内側であって、他の隣り合う支柱間である両側面に渡設した横材の中間部に突合して渡設したことを特徴とするものである。
請求項3の井戸や温泉等のさく井用やぐらの考案は、請求項1又は2において、やぐらの天面に、吊り下げロープ用の一対のガイド滑車が二組設けられ、一つの組は正面支柱間を結ぶ想像線に対して直交する線上の前後に配置し、他方の組は前記想像線に対して、前方のガイド滑車が後方のガイド滑車より側方に偏って傾斜した線上に配置したことを特徴とするものである。
請求項1の考案は、やぐらの四隅の各支柱を同一水平面の位置で複数に分割し、当該分割部を着脱自在に構成し、組立・分離が可能であるから、やぐらの不使用時には分割・分離し、分割した下部の分割やぐら内に上部の分割やぐらを挿通しておけば、保存場所も小スペースでよく、搬入・搬出も迅速に行なえる効果を有する。
また、運搬時の取り扱い至便となり、更に、小型の荷台での運搬が充分に可能と成り、小路地への運行も支障なく行なえる効果を発揮するものである。
請求項2の考案は、掘削機が吊り下げられる正面の支柱間に渡設する横材を、当該支柱が形成する面よりも内側であって、他の隣り合う支柱間である両側面に渡設した横材の中間部に突合して渡設したものであるから、吊り下げられる掘削機に対して、吊り下げる面のやぐらの支柱間よりも横材が内側に位置するため、干渉を回避でき、ケーシングパイプの装着も迅速容易にそのまま行なえる格別の効果を有する。
請求項3の考案は、やぐらの天面に、吊り下げロープ用の一対の滑車が二組設けられ、一つの組は正面支柱間を結ぶ想像線に対して直交する線上の前後に配置し、他方の組は前記想像線に対して、前方のガイド滑車が後方のガイド滑車より側方に偏って傾斜した線上に配置したため、掘削機の昇降用滑車の回転軸を、正面支柱間を結ぶ想像線に対して並行にロープを掛設することも、直交させてロープを掛設することにも対応できる効果を有するものである。
本考案の一実施の形態を示す正面図である。 図1の側面図である。 図1の天面図である。 図1のA−A線端面図である。 使用状態を示す簡略化した側面図である。
本考案の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の一実施の形態を示す正面図、図2は同側面図、図3は同天面図、図4は図1のA−A線端面図及び図5は使用状態を示す簡略化した側面図である。
本考案のさく井用やぐらは、四隅の支柱1A、1B、1C、1Dと、隣り合う各支柱間に渡設した横材2A、2B、2C、2Dと、補強材3、3・・・と、天板4及びガイド滑車5A、5Bより構成され、井戸等の掘削時には台枠9に各支柱を固定して立設するものとなる。
正面となる前面の支柱1A、1Bは、垂直に起立すると共に互いに下方が横方向へ広がって起立し、後面の支柱1C、1Dは前面の支柱と同様に下方が横方向へ広がると同時に、後方へも傾斜して起立するべく、横材3、3・・・を支柱間の各面に渡設して位置決めされている。
両側面(支柱1Aと支柱1D間と支柱1Bと支柱1C間)及び背面(支柱1Cと支柱1D間)となる面の同一平面上に定間隔で渡設される横材2D、2B及び2Cは、両端が各支柱1A、1B、1C、1Dに突合して溶着してある。
そして、正面に渡設されて横材2Aは、両側面に渡設した横材2D、2Bの中間部に両端を突合して溶着してある。
すなわち、正面の支柱1A、1Bが形成する面よりも内側に横材2Aが位置することになる。
このことは、図5に示すように、正面の支柱1A、1B間に渡設する横材2Aが内側に位置するため、正面に吊り下げられる掘削機8やケーシングパイプ7との干渉を回避でき、ケーシングパイプ7の装着もそのまま行なえる作用を奏する。
そして、各横材2D、2B、2Cと支柱1A、1D、1B、1Cの間、及び同一平面上の横材2A、2B、2C、2D同士の間には、補強材3、3、3・・・・が添設して溶着してある。
また、支各柱1A、1B、1C、1Dは、中間部の同一平面上において切断され、上下に分割されているけれど、横材2A等や補強材3で固定的に構成しているから、上部やぐらと下部やぐらに分離して形態を維持できることになる。
支柱1A、1Bの分割部において、上部支柱と下部支柱の前方向へ連結継部材11A、11Bと12A、12Bを突設し、その重合部の貫通孔に連結ピン13A、13Bを挿脱して連結・分離を可能としてある。
支柱1C、1Dの分割部においても同様に、上部支柱と下部支柱の後方向へ連結継部材11C、11D(図示なし。)と12C、12D(図示なし。)を突設し、その重合部の貫通孔に連結ピン13C、13D(図示なし。)を挿脱して連結・分離を可能としてある。
したがって、組立・分離は容易に行なうことができ、不使用時には分割した下部の分割やぐら内に上部の分割やぐらを挿通しておけば、保存場所も小スペースでよく、運搬時の取り扱い至便となり、小型の荷台での運搬が可能となるものである。
やぐらの組立・分離には、クレーン等の重機が必要となるけれど、分割して軽量となった各分割部に応じた小型の重機で良くなる。
組立の方法としては、上部の分割やぐらを下部の分割やぐらに載置・維持して各連結部材を連結する方法が考えられる。
また、上部の分割やぐらを寝かした状態で正面側の支柱1A、1Bの連結部材11A、11Bと下部の分割やぐらの連結部材12A、12Bを連結した後、該連結部を支点として上部の分割やぐらを起こして背面側の支柱1C、1Dの連結部材11C、11D(図示なし。)と12C、12D(図示なし。)を連結する方法もある。
やぐらの上面に天板4が冠着してあり、天板4には吊り下げロープ6の一対のガイド滑車5A、5Bが二組載置されている。
一つの組のガイド滑車5A、5Bは正面支柱1A、1B間を結ぶ想像線Lに対して直交する線上の前後に配置し、他方の組のガイド滑車5A、5Bは前記想像線Lに対して、前方のガイド滑車5Aが後方のガイド滑車5Bより側方に偏って傾斜した線上に配置されている。
図中4Aは天板4に穿設したロープ挿通孔である。
そこで、先端をやぐら上部の係止片14に固定した吊り下げロープ6が、昇降用滑車10を掛吊し、ガイド滑車5A、5Bを経て台枠9に装置した巻取り機によって制御される方式において、昇降用滑車10の回転軸が、正面支柱間を結ぶ想像線Lに対して並行に、又は直交した状態でロープを掛設するかの選択を、二組のガイド滑車からなすことができる。
図面の実施の形態は一例であり、支柱を三分割にすることも、支柱を分離・連結する構成を異なる手段とすることも可能である。
また、やぐらを構成する支柱等の材質及び形状も強度や耐久性を考慮した設計上の事項であり、本発明の思想を逸脱することない範囲の他の実施の形態にも適用が可能である。
1A、1B、1C、1D 支柱
2A、2B、2C、2D 横材
3 補強材
4 天板
5A、5B ガイド滑車
6 吊り下げロープ
7 ケーシングパイプ
8 掘削機
9 台枠
10 昇降用滑車
11A、11B、11C 連結継部材
12A、12B、12C 連結継部材
13A、13B、13C 連結ピン
14 係止片

Claims (3)

  1. 四隅の支柱と、隣り合う各支柱間に渡設した横材で構成したやぐらであって、四隅の各支柱を同一水平面の位置で複数に分割し、当該分割部を着脱自在に構成し、組立・分離が可能としたことを特徴とする井戸や温泉等のさく井用やぐら。
  2. 掘削機が吊り下げられる正面の支柱間に渡設する横材を、当該支柱が形成する面よりも内側であって、他の隣り合う支柱間である両側面に渡設した横材の中間部に突合して渡設したことを特徴とする請求項1記載の井戸や温泉等のさく井用やぐら。
  3. やぐらの天面に、吊り下げロープ用の一対のガイド滑車が二組設けられ、一つの組は正面支柱間を結ぶ想像線に対して直交する線上の前後に配置し、他方の組は前記想像線に対して、前方のガイド滑車が後方のガイド滑車より側方に偏って傾斜した線上に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の井戸や温泉等のさく井用やぐら。
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