JP6492606B2 - クレーンのカウンタウェイト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クレーンに設けられるカウンタウェイト装置に関する。
従来、クレーンに設けられるカウンタウェイト装置として、ベースと、その上に積み重ねられる複数のカウンタウェイトと、を備えたものが知られている。このタイプのカウンタウェイト装置では、クレーンの走行時に発生する振動や旋回時の慣性等によってその積み重ねられたカウンタウェイトの山が大きく崩れながら地面上に落下しないように、これらのカウンタウェイトをある程度の拘束力によって積み重ね状態に保持する機能を有することが望まれる。
このような機能を有するカウンタウェイト装置として、特許文献1には、複数のカウンタウェイトのそれぞれの側面に突起が設けられるとともに、上下方向に互いに隣接するカウンタウェイトの突起同士を連結する複数の連結部材を備えたものが開示されている。
また、特許文献2には、ベースウェイト上に積み重ねられたカウンタウェイトを固縛するためのカウンタウェイト固縛装置が開示されている。この装置は、第1連結部材、第2連結部材及び第3連結部材を備える。前記第1連結部材は、前記各カウンタウェイトに形成された第1差込み孔に対して上下方向に差し込まれるとともに、前記ベースウェイトに結合される下端部を有する。同様に、前記第2連結部材は、前記各カウンタウェイトに形成された第2差込み孔に対して上下方向に差し込まれるとともに、前記ベースウェイトに結合される下端部を有する。前記第3連結部材は、前記第1及び第2連結部材の上端部同士を連結することにより、前記複数のカウンタウェイトを上から拘束する。
特開2008−254860号公報 特開2014−118224号公報
前記各特許文献に記載される技術は、いずれも、積み重ねられたカウンタウェイト群のさらに上側の位置での作業、すなわち高所作業が必須である。この作業のためには、別の作業車の使用、高所作業の安全確保のための足場の施工、あるいはカウンタウェイトへの手摺りの付設が必要であり、必要な作業時間及び作業人数の増大は免れ得ない。特に大型のクレーンにおいては、積み重ねられるカウンタウェイトの総数及び総高も大きく、前記高所作業の困難性は顕著となる。
さらに、特許文献1に記載の技術では、互いに隣接するカウンタウェイト同士を一組ずつ連結する必要があり、そのための作業は煩雑である。また、特許文献2に記載の技術では、最上段のカウンタウェイトからさらに上向きに突出する第1及び第2連結部材の上端部同士を第3連結部材によって連結する必要があり、そのための複雑な作業が当該最上段のカウンタウェイトよりもさらに高い位置で行われなければならない。
本発明は、ベース及びその上に積み重ねられる複数のカウンタウェイトを備えたカウンタウェイト装置であって、高所作業の不要化または軽減を可能にしながら前記各カウンタウェイトを簡便にかつ有効に前記ベース上に拘束することができる装置を提供すること、当該装置を備えたクレーンを提供すること、及びクレーンに複数のカウンタウェイトを搭載する方法であって高所作業の不要化または軽減を可能にしながら前記各カウンタウェイトを簡便にかつ有効に前記ベース上に拘束することができる方法を提供すること、を目的とする。
本発明が提供する装置は、クレーンに設けられるカウンタウェイト装置であって、ベースと、このベースの上に積み重ねられる複数のカウンタウェイトと、これらのカウンタウェイトが前記ベース上に積み重ねられた積重ね状態で当該カウンタウェイトを前記ベース上に拘束する拘束部材と、を備える。前記複数のカウンタウェイトは、最上段のカウンタウェイトを含む複数の被拘束カウンタウェイトを含む。各被拘束カウンタウェイトは、被拘束部が設けられた側面を有する。これら被拘束カウンタウェイトの被拘束部は前記積重ね状態で互いに上下方向に並ぶ位置に設けられ、それぞれの被拘束部は、前記積重ね状態において上向きに開放され上側被拘束面を有する。前記拘束部材は、上下方向に延びる拘束部材本体と、この拘束部材本体において前記各被拘束部に対応する複数の高さ位置で当該拘束部材本体から水平方向に延びる複数の上側拘束部と、を有する。前記複数の上側拘束部のそれぞれは、当該複数の上側拘束部にそれぞれ対応する記積重ね状態において上向きに開放された複数の前記被拘束部の上側被拘束面に対して上側から当接することにより各被拘束カウンタウェイトを上側から拘束する。前記拘束部材本体は、前記複数の上側拘束部のそれぞれが前記各上側被拘束面に上側から当接した状態で前記ベースに連結されることが可能なベース連結部を有し、当該複数の上側拘束部と当該ベース連結部との間で前記複数の被拘束部をそれぞれ上下方向に拘束する。
ここで、前記ベースは、クレーンの本体とは別の部材として形成されたもの、例えばベースウェイト、カウンタウェイト台車、あるいはパレット装置であってもよいし、クレーンの本体の一部であってもよい。
このカウンタウェイト装置によれば、ベース上に複数のカウンタウェイトが積み重ねられた状態で、そのうちの被拘束カウンタウェイトの被拘束部の上側被拘束面に対してそれぞれ拘束部材の上側拘束部が上側から当接し、かつ、当該拘束部材の拘束部材本体のベース連結部がベースに連結されることにより、前記複数のカウンタウェイトを一括して前記ベース上に拘束することができ、これにより、クレーンの走行時に発生する振動や旋回時の慣性等による各カウンタウェイトの崩落を有効に抑止することができる。しかも、各カウンタウェイトの拘束は、共通の拘束部材本体からそれぞれ突出する上側拘束部を各上側被拘束面に対して上側から当接させる当接作業と、当該拘束部材本体のベース連結部をベースに連結する連結作業とによって達成され、これらの作業はいずれも地上または地上に近い高さ位置で行うことが可能であるから、高所作業を不要にし、あるいはこれを軽減することができる。従って、当該高所作業のために必要であった人員の削減や設備の簡略化が可能であり、また安全性も向上する。さらに、前記複数の上側拘束部は共通の拘束部材本体から突出しているため、これらの上側拘束部についての前記当接作業を一括して行うことが可能であり、この点においても作業効率は向上する。
前記各被拘束部は、前記上側被拘束面に加え、当該被拘束部が設けられる側面の法線方向と直交する水平方向である第1水平方向及びこれと反対の第2水平方向にそれぞれ開放される第1水平被拘束面及び第2水平被拘束面を有し、前記上側拘束部が前記上側被拘束面に当接した状態で前記第1及び第2水平被拘束面がそれぞれ前記拘束部材によって前記第1及び第2水平方向に拘束されることが、好ましい。このようにして各被拘束部が上側と第1及び第2水平方向の両側から拘束されることによって、積み重ねられたカウンタウェイトの崩落等の抑止がより確実になる。
この場合、前記第1及び第2の水平被拘束面は、前記拘束部材本体によって第1及び第2水平方向にそれぞれ拘束されるように配置されることが、好ましい。このように、上側拘束部だけでなく拘束部材本体を各被拘束部の拘束に活用することによって、拘束部材の構造の簡素化が可能になる。
具体的には、前記各被拘束部が、前記各被拘束カウンタウェイトの側面から突出する被拘束突出部を含み、この被拘束突出部が前記上側被拘束面並びに前記第1及び第2水平被拘束面を有していてこれら第1及び第2水平被拘束面が前記第1及び第2水平方向に沿って両外側を向く一方、前記拘束部材本体は、それぞれが前記第1及び第2水平被拘束面と前記第1及び第2水平方向に対向するように前記被拘束突出部の両外側に配置される第1及び第2拘束部材本体を含み、前記各上側拘束部は、前記第1及び第2拘束部材本体が並ぶ水平方向に延びて当該水平方向に前記第1及び第2拘束部材本体を相互連結し、当該第1及び第2拘束部材本体がそれぞれ前記第1及び第2水平被拘束面に対向する状態で前記各上側拘束部が前記上側被拘束面に当接するものが、好ましい。
あるいは、前記各被拘束部が、前記各被拘束カウンタウェイトの側面から突出する一対の突出部であって、前記拘束部材本体を受け入れる拘束用空間を挟んで前記第1及び第2水平方向と平行な方向に並ぶ第1被拘束突出部及び第2被拘束突出部を含み、第1及び第2被拘束突出部の少なくとも一方が前記上側被拘束面を有するとともに、第1被拘束突出部及び第2被拘束突出部がそれぞれ前記拘束用空間に面する第1水平被拘束面及び第2水平被拘束面を有し、前記拘束部材の上側拘束部は、前記拘束部材本体から前記第1及び第2水平方向のうちの少なくとも一方の方向であって前記上側被拘束面に向かう方向に突出し、当該拘束部材本体が前記拘束用空間内にある状態で前記上側被拘束面に当接するものでもよい。
この場合、前記第1及び第2被拘束突出部がそれぞれ前記上側被拘束面を有し、前記拘束部材の上側拘束部が、前記拘束部材本体から前記第1及び第2水平方向に沿って両外側に突出する第1拘束突出部及び第2拘束突出部を含み、当該拘束部材本体が前記拘束用空間内にある状態で前記第1及び第2拘束突出部がそれぞれ前記第1及び第2被拘束突出部の上側被拘束面に当接するものであれば、より安定した拘束を行うことが可能になる。
前記各被拘束カウンタウェイトは、水平方向について互いに異なる複数の位置にそれぞれ前記被拘束部を有することが、好ましい。この場合、前記拘束部材として、前記各被拘束部にそれぞれ対応した複数の拘束部材を備えるのが、よい。このようにして各被拘束カウンタウェイトが互いに水平方向に異なる複数の位置でそれぞれ前記拘束部材に拘束されることにより、積み重ねられたカウンタウェイトの崩落等の抑止がより確実になる。
また、本発明では、前記複数のカウンタウェイトの全てが被拘束カウンタウェイトであることが、より好ましい。このことは、共通の拘束部材を用いて各カウンタウェイトを直接拘束することを可能にするとともに、使用されるカウンタウェイトの段数の変更にも確実に対応することを可能にする。
あるいは、前記拘束部材本体が上下方向に伸縮可能であり、その伸縮によって少なくとも最上段の上側拘束部の高さ位置が変更されるものも、有効である。この場合も、前記拘束部材本体の伸縮による前記上側拘束部の高さ位置の変更によって、使用されるカウンタウェイトの段数の変更に柔軟に対応することが可能である。
具体的には、前記拘束部材本体が、前記ベース連結部を含む下側本体と、前記複数の上側拘束部の少なくとも一部の上側拘束部であって少なくとも最上段のカウンタウェイトの上側拘束部を含み、前方下側本体に対して上下方向に異なる複数の相対位置で着脱可能に連結される上側本体と、を有し、当該相対位置の変更により前記上側本体に含まれる上側拘束部の高さ位置が変更されるものが、好適である。
また本発明は、クレーンであって、下部走行体と、この下部走行体の上に旋回可能に搭載される上部旋回体と、前記カウンタウェイト装置と、を備え、前記カウンタウェイト装置が前記上部旋回体に搭載されるクレーンを、提供する。
また本発明は、クレーンに複数のカウンタウェイトを搭載する方法を提供する。この方法は、前記複数のカウンタウェイトとして、最上段のカウンタウェイトを含む複数の被拘束カウンタウェイトを含みかつ各被拘束カウンタウェイトは被拘束部が設けられた側面を有するものを用意することと、前記各被拘束部が互いに上下方向に並びかつ上向きに開放されるように前記複数のカウンタウェイトを前記クレーンのベース上に積み重ねることと、上下方向に延びかつ前記ベースに連結可能なベース連結部を有する拘束部材本体及びこの拘束部材本体において前記各被拘束部に対応する複数の高さ位置で当該拘束部材本体から水平方向に延びる複数の上側拘束部を有する拘束部材の各上側拘束部を前記各被拘束部の上側被拘束面に対して上側から当接させることと、前記複数の上側拘束部のそれぞれ前記複数の被拘束カウンタウェイトのそれぞれの上側被拘束面に上側から当接した状態で前記拘束部材本体のベース連結部を前記ベースに連結することにより前記複数の上側拘束部と前記ベース連結部との間で前記複数の被拘束部をそれぞれ上下方向に拘束することと、を含む。
以上のように、本発明によれば、ベース及びその上に積み重ねられる複数のカウンタウェイトを備えたカウンタウェイト装置であって、高所作業の不要化または軽減を可能にしながら前記各カウンタウェイトを簡便にかつ有効に前記ベース上に拘束することができる装置、当該装置を備えたクレーン、及びクレーンに複数のカウンタウェイトを搭載する方法であって高所作業の不要化または軽減を可能にしながら前記各カウンタウェイトを簡便にかつ有効に前記ベース上に拘束することができる方法が、提供される。
本発明の第1の実施の形態に係るクレーンの側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカウンタウェイト装置の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカウンタウェイト装置の側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカウンタウェイト装置の背面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るカウンタウェイト装置の各カウンタウェイトに設けられる被拘束突出部及びこれに嵌合する拘束部材の部位を示す断面側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る前記被拘束突出部及びこれに嵌合する前記拘束部材の部位を示す一部断面正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る前記被拘束突出部及びこれに嵌合する前記拘束部材の部位を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る前記拘束部材の正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る前記拘束部材の側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るカウンタウェイト装置の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るカウンタウェイト装置の背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るカウンタウェイト装置の各カウンタウェイトに設けられる被拘束突出部及びこれに嵌合する拘束部材の部位を示す断面側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る前記被拘束突出部及びこれに嵌合する前記拘束部材の部位を示す一部断面正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る前記被拘束突出部及びこれに嵌合する前記拘束部材の部位を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る前記拘束部材の正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る前記拘束部材の側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る前記拘束部材を最も伸ばした状態を示す正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る前記拘束部材を最も伸ばした状態を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る前記拘束部材を収縮させた状態を示す正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る前記拘束部材を収縮させた状態を示す側面図である。 本発明の第4の実施の形態の要部を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態の要部を示す斜視図である。
本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るクローラ式のクレーン10を示す。このクレーン10の基本構成は、以下に示す他の実施の形態にも共通する。しかし、本発明に係るクレーンの種類及び具体的構成は限定されない。すなわち、本発明に係るクレーンはクローラクレーンに限定されず、カウンタウェイトを要する種々のクレーンを含む。
前記クレーン10は、下部走行体12と、上部旋回体14と、ブーム16と、荷吊り用ロープ17と、フック装置18と、図略の荷吊り用ウィンチと、前記ブーム16を起伏方向に動かすブーム駆動装置20と、カウンタウェイト装置30と、を備える。
前記下部走行体12は、左右一対のクローラを有する。前記上部旋回体14は、その基台となる旋回フレーム15を有し、前記下部走行体12の上に旋回可能に搭載される。前記ブーム16は、前記上部旋回体14の前端に起伏可能に、つまり水平軸回りに回動可能に、連結される基端部と、その反対側の先端部と、を有する。前記フック装置18は、前記ブーム16の先端部から前記荷吊り用ロープ17を介して吊り下げられる。前記吊り荷用ウィンチは、前記旋回フレーム15上に設置され、前記荷吊り用ロープ17の巻上げ及び巻下げを行うことにより前記フック装置18及びこれに係合される吊り荷を昇降させる。
前記ブーム駆動装置20は、ガントリ22と、下部スプレッダ24と、ガイケーブル25と、上部スプレッダ26と、ブーム起伏用ロープ28と、図略のブーム起伏用ウィンチと、を有する。前記ガントリ22は、前記上部旋回体14の後部に立設される。前記下部スプレッダ24は、複数のシーブを含み、前記ガントリ22の頂部に連結される。前記上部スプレッダ26は、複数のシーブを含み、前記ブーム16の頂部に前記ガイケーブル25を介して連結される。前記ブーム起伏用ロープ28は、前記ブーム起伏用ウィンチのウィンチドラムから繰り出され、前記下部スプレッダ24に含まれるシーブと前記上部スプレッダ26に含まれるシーブとの間に掛け渡される。前記ブーム起伏用ウィンチは、前記ウィンチドラムの回転により前記ブーム起伏用ロープ28の繰り出し及び巻き取りを行い、これにより前記ブーム16を起伏させる。
前記カウンタウェイト装置30は、前記ブーム16を介して前記旋回フレーム15の前端側に与えられる下向きの力、すなわち、当該ブーム16、フック装置18、これに係合される吊り荷等に作用する重力、に抗する下向きの力を前記旋回フレーム15の後端側に与えるべく、前記旋回フレーム15の後端部に搭載される。具体的に、この第1の実施の形態に係るカウンタウェイト装置30は、図2〜図4に示すように、ベース40と、このベース40の上に積み重ねられる複数のカウンタウェイト50と、これらのカウンタウェイト50を前記ベース40上に拘束するための複数の拘束部材60と、を備える。
前記ベース40は、この実施の形態では、図2及び図4に示すように前記旋回フレーム15の幅方向に延びる板状体であり、当該ベース40自身もカウンタウェイト(ベースウェイト)として機能する。具体的に、このベース40は、前記旋回フレーム15の後端に連結される中央部43と、この中央部43の左右両側にそれぞれ位置する左側部41及び右側部42と、を一体に有する。
本発明に係るカウンタウェイト装置のベースは、前記ベース40のように前記上部旋回体14と独立したウェイト部材として形成されるものに限定されない。当該ベースは、例えば前記上部旋回体14の旋回フレーム15に一体に組み込まれたもの、すなわち、旋回フレーム15に含まれる構造材の一部により構成されたもの、であってもよい。また、当該ベースはウェイト部材として機能しないもの、つまりカウンタウェイトを支持するための専用の部材であってもよい。
前記複数のカウンタウェイト50は、この実施の形態では、前記ベース40の左側部41及び右側部42の上にそれぞれ8段ずつ積み重ねられるとともに、互いに同一の形状を有する。
具体的に、各カウンタウェイト50は、ウェイト本体52と、嵌合部と、を有する。前記ウェイト本体52は、直方体状をなし、上面と、下面と、4つの側面、すなわち前側面、後側面、左側面及び右側面を有する。前記嵌合部は、互いに上下に隣接するカウンタウェイト50同士の水平方向の相対変位を規制するために相互嵌合される部分であり、複数の嵌合突起53と、これらに対応する複数の嵌合凹部(図4)54と、を含む。前記各嵌合突起53は、前記ウェイト本体52の上面から上向きに突出し、前記嵌合凹部54は前記ウェイト本体52の下面から上向きに凹む。前記各カウンタウェイト50が積み重ねられる際に下側のカウンタウェイト50の嵌合突起53と上側のカウンタウェイト50の嵌合凹部54とが嵌合することが可能であり、この嵌合が前記上下のカウンタウェイト50同士の水平方向の相対変位の規制を可能にする。
この実施の形態に係る前記複数のカウンタウェイト50は、それぞれが本発明にいう「被拘束カウンタウェイト」として機能する。すなわち、それぞれのカウンタウェイト50が前記拘束部材60によって直接的に拘束されることが可能である。
具体的に、前記各カウンタウェイト50には、前記複数の拘束部材60によりそれぞれ拘束される被拘束部である複数の被拘束突出部56が与えられている。これらの被拘束突出部56は、各カウンタウェイト50において少なくとも水平方向について互いに異なる位置に配設されている。詳しくは、前記ウェイト本体52の4つの側面のうちの特定側面、この実施の形態では前記旋回フレーム15の前側を向く前側面52a及び後側を向く後側面52bに、それぞれ前記被拘束突出部56が与えられている。
前記各被拘束突出部56は、図5〜図7に示すように、前記特定側面(図5〜図7は前記特定側面のうちの前側面52aのみを示す。)から外向きに突出する。各被拘束突出部56は、前記特定側面から外向きに突出する基部56aと、この基部56aの上下方向の中間部位からさらに外向きに突出する受け部56bと、この受け部56bの外側端から上向きに延びる外側壁部56cと、を一体に有する。
従って、被拘束突出部56は、開放された上面であって、前記基部56aと前記外側壁部56cとの間の領域で下向きに凹む凹面56dを含んでおり、この凹面56dが後述のように上側被拘束面を構成する。この実施の形態では、当該凹面56dは下向きに凸の円弧状の底部をもつ略U字状をなす。また、被拘束突出部56は、前記特定側面と平行な水平方向、換言すれば前記特定側面の法線方向と直交する水平方向(図5では奥行方向、図6では左右方向、図7では上下方向;以下「特定水平方向」と称する。)について一定の厚みを有しており、従って、上下方向に延びる第1側面56e及び第2側面56fを有する。後述のように、前記第1側面56eは前記拘束部材60によって前記特定水平方向のうちの第1水平方向(図6では左方向)に拘束される第1水平被拘束面を構成し、前記第2側面56fは前記拘束部材60によって前記特定水平方向のうち前記第1水平方向と反対の第2水平方向(図6では右方向)に拘束される第2水平被拘束面を構成する。
なお、前記各カウンタウェイト50のウェイト本体52の前側面52a及び後側面52bには、前記被拘束突出部56とは別に、吊り用の突出部51が設けられている。この突出部51に吊り用のロープなどが掛けられた状態で、各カウンタウェイト50を吊り下げることが可能である。
図2〜図4に示すように前記各カウンタウェイト50が積み重ねられた状態で、各カウンタウェイト50に含まれる各被拘束突出部56はその上下の他のカウンタウェイトの被拘束突出部56とともに上下方向の直線上に並ぶ。つまり、この積み重ね状態で、前記被拘束突出部56からなる上下方向の複数の列が形成され、各列に計8個の被拘束突出部56が含まれる。前記拘束部材60は、その列ごとに用意され、当該列に含まれる複数の被拘束突出部56と係合することによりこれらの被拘束突出部56を一括してベース40に拘束する。
具体的に、各拘束部材60は、図8及び図9に示すように、上下方向に延びる第1拘束板61及び第2拘束板62と、複数の拘束軸64と、を有する。
前記第1及び第2拘束板61,62は、上下方向に延びる平板状をなし、それぞれ、拘束部材本体を構成する第1拘束部材本体及び第2拘束部材本体に相当する。この拘束部材本体は、前記各拘束軸64を保持する機能と、前記ベース40に連結される機能と、前記各被拘束突出部56を前記特定水平方向に拘束する機能と、を有する。
具体的に、前記第1及び第2拘束板61,62は、その板厚方向に間隔をおいて互いに平行に配置されており、当該間隔は前記被拘束突出部56の厚み方向すなわち前記特定水平方向と平行な方向(図6では左右方向)の寸法よりも僅かに大きい寸法に設定されている。換言すれば、第1及び第2拘束板61,62は、これらの間に僅かな隙間をおいて前記各被拘束突出部56を受け入れることが可能となるように配置されている。
前記複数の拘束軸64はそれぞれ複数の上側拘束部として機能する。各拘束軸64は、円柱状をなし、前記第1及び第2拘束板61,62において前記各被拘束突出部56の上側被拘束面すなわち凹面56dに対応する位置で当該第1及び第2拘束板61,62同士を連結するように配置されている。すなわち、各拘束軸64は、使用時において当該拘束軸64の軸方向が前記特定水平方向に合致する姿勢で配置され、当該拘束軸64の両端部が前記第1及び第2拘束板61,62に連結されている。
従って、一つの拘束部材に含まれる複数の(この実施の形態では8本の)拘束軸64は、図5〜図7に示すように、当該拘束部材60に対応する列に含まれる前記被拘束突出部56の凹面56dのそれぞれに上側から同時に嵌合する、すなわち当接する、ことが可能である。さらに、この嵌合状態において、前記第1及び第2拘束板61,62は、図6及び図7に示すように前記各被拘束突出部56の第1及び第2側面56e,56fに対して前記第1及び第2水平方向に近接することが可能であり、これにより、前記第1拘束板61は前記第1水平方向(図6では左方向)について前記第1側面56eを拘束し、前記第2拘束板62は前記第2水平方向(図6では右方向)について前記第2側面56fを拘束する。
前記第1及び第2拘束板61,62の下端部は、前記嵌合状態(各拘束軸64が各被拘束突出部56の凹面56dに嵌合する状態)において前記ベース40に連結されることが可能なベース連結部を構成する。具体的に、第1及び第2拘束板61,62の下端部には、互いに合致するピン挿入孔65が形成されており、このピン挿入孔65に連結部材である連結ピン66が挿入可能となっている。一方、図3及び図4に示すように、前記ベース40において前記各拘束部材60に対応する位置には、当該ベース40の上面のうちカウンタウェイト50が載置される面よりも上向きに突出する拘束用連結部44が設けられ、この拘束用連結部44において前記嵌合状態で前記ピン挿入孔65と合致するピン挿入孔45が形成されている。従って、当該嵌合状態において前記両ピン挿入孔65及び前記ピン挿入孔45に前記連結ピン66が挿入されることにより第1及び第2拘束板61,62の下端部が前記ベース40に連結されることが可能である。前記拘束部連結部44は、前記のように第1及び第2拘束板61,62に共用されるものでもよいし、当該第1及び第2拘束板61,62のそれぞれについて個別に設けられるものでもよい。
このカウンタウェイト装置30によれば、従来の装置のように高所作業を要することなく、または高所作業を軽減しながら、クレーン10に複数のカウンタウェイト50を搭載しかつその有効な拘束を行うことが可能である。具体的には、前記ベース40の上に複数の(図では8段の)カウンタウェイト50が特定の積重ね状態、すなわち各カウンタウェイト50の被拘束突出部56が同じ方向を向いて各列において上下方向に並ぶ状態、で積み重ねられた後、作業員は、地上またはこれに近い高さ位置で、例えば前記拘束部材60の下部を把持して当該拘束部材60を略垂直姿勢に保持しながら当該拘束部材60に含まれる各拘束軸64を各カウンタウェイト50における被拘束突出部56の凹面56dに上側から嵌合し、この嵌合状態で当該拘束部材60の第1及び第2拘束板61,62の下端部を連結ピン66によってベース40の拘束用連結部44に連結すればよい。これにより、各カウンタウェイト50の被拘束突出部56は当該被拘束突出部56と嵌合する拘束軸64とベース40との間で上下方向の拘束を受けることができ、これにより、クレーン10の走行時に発生する振動や旋回時の慣性等によるカウンタウェイト50の崩落が有効に抑止される。
特に、この実施の形態では、前記各拘束軸64による上側からの拘束に加え、当該拘束軸64を保持する第1及び第2拘束板61,62が各被拘束突出部56の左右両側に位置することによって、当該被拘束突出部56の左右側面すなわち第1及び第2側面56e,56fを第1及び第2水平方向すなわち特定水平方向にも拘束するため、前記カウンタウェイト50の崩落の抑止はより確実なものになる。
なお、前記拘束部材60が長尺で大きな重量を有しているために作業員の力のみでは略垂直姿勢に保持することが困難な場合、例えば別の小型クレーン等を用いて前記拘束部材60に吊り上げ力を与えることにより、作業員は軽い力で前記嵌合作業及び連結作業を行うことが可能である。具体的には、例えば図8及び図9に示すように、拘束部材60の適当な位置に吊り下げ用の取手67が設けられることが、好ましい。この場合、吊り下げ時における拘束部材60の落下防止の観点からは、前記取手67を吊り上げる吊り具として開閉可能なもの、すなわち、吊り時に閉じる形状を有することが可能なもの、を用いるのが好ましい。
図10及び図11は、本発明の第2の実施の形態に係るカウンタウェイト装置32を示す。このカウンタウェイト装置32は、前記第1の実施の形態に係るベース40及びカウンタウェイト50と同様のベース40及びカウンタウェイト50を備えるが、各カウンタウェイト50には被拘束部として前記被拘束突出部56に代えて図12〜図14に示す一対の第1被拘束突出部57A及び第2被拘束突出部57Bが与えられている。また、カウンタウェイト装置32は、前記複数の拘束部材60のそれぞれに代えて図15及び図16に示される拘束部材70を備える。
前記第1及び第2被拘束突出部57A,57Bは、前記第1の実施の形態に係る被拘束突出部56と同様、前記各カウンタウェイト50のウェイト本体52の特定側面(第2の実施の形態では第1の実施の形態と同様に前側面52a及び後側面52bであり図10〜図12は前側面52aのみ図示)から突出する。第1及び第2被拘束突出部57A,57Bは、図13及び図14に示すような特定の幅寸法をもつ拘束用空間55を挟んで特定水平方向に並ぶ。
前記第1及び第2被拘束突出部57A,57Bは、前記第1の実施の形態に係る被拘束突出部56と同様の形状を有する。すなわち、第1及び第2被拘束突出部57A,57Bのそれぞれは、前記特定側面(前側面52aまたは後側面52b)から突出するとともに上下方向に延びる基部57aと、この基部57aの上下方向の中間部位から外向きに突出する受け部57bと、この受け部57bの外側端から上向きに延びる外側壁部57cと、を一体に有し、前記基部57aと前記外側壁部57cとの間の領域で下向きに凹む凹面57dを含んでおり、この凹面57dが前記凹面56dと同様に上向きに開放されている。これら第1及び第2被拘束突出部57A,57Bの凹面57dがそれぞれ第1及び第2上側被拘束面を構成する。各凹面57dは前記凹面56dと同様に下向きに凸の円弧状の底部をもつ略U字状をなす。
前記第1及び第2被拘束突出部57A,57Bは、特定水平方向について一定の厚みを有しており、従って、上下方向に延びる両側面を有する。これら第1及び第2被拘束突出部57A,57Bの側面のうち、前記拘束用空間55に面する側面すなわち内側面57e,57fのそれぞれが、後述のように第1水平被拘束面及び第2水平被拘束面として機能する。
前記各拘束部材70は、単一の拘束板72と、複数の(この実施の形態では8本の)拘束軸74と、を有する。
前記拘束板72は、一定の厚みを有して上下方向に延びる平板状をなし、拘束部材本体を構成する。この拘束板72は、前記第1の実施の形態に係る第1及び第2拘束板61,62と同様に、前記各拘束軸74を保持する機能と、前記ベース40に連結される機能と、前記第1及び第2被拘束突出部57A,57Bをそれぞれ第1及び第2水平方向に拘束する機能と、を有する。具体的に、当該拘束板72は、前記各第1及び第2被拘束突出部57A,57B同士の間の拘束用空間55の幅寸法よりも若干小さい板厚を有し、これにより、当該拘束用空間55内に受け入れられることが可能となっている。
前記各拘束軸74は、この実施の形態では円柱状をなし、前記拘束板72において前記第1及び第2上側被拘束面すなわち前記第1及び第2被拘束突出部57A,57Bの凹面57dに対応する位置で当該拘束板72をその板厚方向に貫通して当該拘束板72の両側に突出し、それぞれの突出部分が第1拘束突出部及び第2拘束突出部として機能する。すなわち、これらの突出部分は、前記第1及び第2被拘束突出部57A,57Bの上側被拘束面である凹面57dに対して上から当接するように当該第1及び第2被拘束突出部57A,57Bのそれぞれに嵌合することが可能である。
この嵌合状態において、前記拘束板72の両側面は、図13及び図14に示すように前記第1及び第2被拘束突出部57A,57Bの内側面57e,57fに対して前記特定水平方向に近接することが可能である。従って、前記拘束板72は、前記特定水平方向のうちの一方の方向である第1水平方向(図13では左方向)について第1被拘束突出部57Aの内側面57eを拘束するとともに、前記第1水平方向と反対の第2水平方向(図13では右方向)について第2被拘束突出部57Bの内側面57fを拘束する。
前記拘束板72の下端部は、前記第1の実施の形態に係る第1及び第2拘束板61,62の下端部と同様、前記嵌合状態において前記ベース40に連結されることが可能なベース連結部を構成する。すなわち、拘束板72の下端部には、連結部材である連結ピン76が挿入可能なピン挿入孔75が形成されている。一方、図11及び図12に示すように、前記ベース40において前記各拘束部材70に対応する位置には、当該ベース40の上面のうちカウンタウェイト50が載置される面よりも上向きに突出する一対の拘束用連結部44A,44Bが設けられ、これらの拘束用連結部44A,44Bは、前記拘束板72の下端部が挿入可能な空間を挟むとともに、前記嵌合状態で前記ピン挿入孔75と合致するピン挿入孔45をそれぞれ有する。従って、当該嵌合状態において前記両ピン挿入孔75及び前記各ピン挿入孔45に前記連結ピン76が挿入されることにより拘束板72の下端部が前記ベース40に連結されることが可能である。
このカウンタウェイト装置32によっても、高所作業を要することなく、または高所作業を軽減しながら、ベース40上に積み重ねられたカウンタウェイト50を当該ベース40上に有効に拘束することが可能である。すなわち、前記第1の実施の形態と同じく前記ベース40の上に複数のカウンタウェイト50が特定の積重ね状態、つまり各カウンタウェイト50の第1及び第2被拘束突出部57が同じ方向を向いて各列において上下方向に並ぶ状態、で積み重ねられた後、作業員は、地上またはこれに近い高さ位置で、例えば前記拘束部材70の下部を把持して当該拘束部材70を略垂直姿勢に保持しながら拘束板72を各カウンタウェイト50における第1及び第2被拘束突出部57A,57B同士の間の拘束用空間55内に挿入しながら各拘束軸74のうち当該拘束板72の両側に突出する部分すなわち第1及び第2上側拘束部を前記第1及び第2被拘束突出部57A,57Bの凹面57dに上側から嵌合し、この嵌合状態で前記拘束板72の下端部を連結ピン76によってベース40の拘束用連結部44A,44Bに連結すればよい。これにより、各カウンタウェイト50の第1及び第2被拘束突出部57A,57Bは前記拘束軸74とベース40との間で上下方向の拘束を受けることができ、これにより、第1の実施の形態と同様、クレーン10の走行時に発生する振動や旋回時の慣性等によるカウンタウェイト50の崩落が有効に抑止される。
また、この第2の実施の形態においても、前記各拘束軸74による上側からの拘束に加え、当該拘束軸74を保持する拘束板72が、拘束用空間55内に位置することによって、当該拘束用空間55を挟む第1及び第2被拘束突出部57A,57Bの内側面57e,57fをそれぞれ第1及び第2水平方向すなわち特定水平方向にも拘束するため、前記カウンタウェイト50の崩落の抑止はより確実なものになる。
この第2の実施の形態においても、前記拘束部材70を作業員の力のみでは略垂直姿勢に保持することが困難な場合、例えば別の小型クレーン等を用いて前記拘束部材70に吊り上げ力を与えることにより、作業員は軽い力で前記嵌合作業及び連結作業を行うことが可能である。
なお、この第2の実施の形態に係る拘束軸74は拘束板72の板厚方向の両側に突出するが、一方の側にのみ突出して第1及び第2被拘束突出部57A,57Bのうちの一方の被拘束突出部のみを上側から拘束するものであってもよい。
本発明において、積み重ねられるカウンタウェイトの具体的な段数は特に限定されない。また、当該段数は運転条件に応じて変更されてもよい。例えば、第1及び第2の実施の形態では、最大で8個のカウンタウェイト50が積み重ねられるが、状況に応じて当該カウンタウェイト50の個数が減らされてもよい。この場合、前記拘束部材60,70に代えてその減らされた段数に対応する別の(すなわち拘束部材60,70よりも短尺の)拘束部材が用いられてもよいし、前記拘束部材60,70がそのまま使用されてもよい。ただし、前者の場合は複数種の拘束部材を用意する必要があり、後者の場合には段数の削減の分だけ拘束部材60,70が最上段のカウンタウェイト50から上向きに大きく突出してしまうことがある。
これらは、積み重ねられるカウンタウェイトの段数の変更に対応して上下方向に伸縮可能な拘束部材を用いることによって、解消される。図17〜図20は、その拘束部材の例である、第3の実施の形態に係る拘束部材70Dを示す。この拘束部材70Dは、前記第2の実施の形態と同様に、拘束部材本体と、この拘束部材本体を複数の位置でそれぞれ貫通する複数の拘束軸74と、を有するが、前記拘束部材本体は、板厚方向に並ぶ一対の下側本体板72Aと、これら下側本体板72A同士の間に挟まれる上側本体板72Bとに分割されている。
各本体板72A,72Bには、前記第2の実施の形態に係る各カウンタウェイト50における第1及び第2被拘束突出部57A,57Bの上下方向の間隔と等しい間隔で並ぶ複数の挿通孔が設けられ、各挿通孔に前記各拘束軸74が挿通され、図略の固定ピン等によって着脱可能に固定される。また、前記下側本体板72Aの下端部に第2の実施の形態のピン挿入孔75と同様のピン挿入孔75が設けられている。
この拘束部材70Dによれば、前記下側本体板72A及び上側本体板72Bの上下方向の相対位置の変更、具体的には当該下側本体板72Aと上側本体板72Bとがオーバーラップする部分の上下方向の寸法の変更、さらに詳しくはそのオーバーラップする部分に対して挿通される拘束軸74の本数の変更、により、拘束部材70D全体の上下方向の寸法を変更することが可能である。
例えば、図17及び図18は、拘束部材70Dが最も伸ばされた状態を示しており、この状態では、下側本体板72Aと上側本体板72Bとがオーバーラップする部分(つまり下側本体板72A同士の間に上側本体板72Bが挟まれている部分)に対して2本の拘束軸74が挿通され、これにより、本体板72A,72Bからなる拘束部材本体に対して第2の実施の形態と同じく計8本の拘束軸74が装着されている。この状態から、最上位置及び最下位置の拘束軸74を除く6本の拘束軸74を抜き取り、本体板72A,72B同士のオーバーラップ部分を増やしてから図19及び図20に示すように当該オーバーラップ部分に4本の拘束軸74を改めて挿通し固定すれば、拘束部材70D全体を計6本の拘束軸74をもつ寸法に収縮させることができる。この収縮は、上側本体板72Bに保持される拘束軸74であって少なくとも最上段の拘束軸74の高さ位置を変更することを可能にする。
以上の実施の形態では、全てのカウンタウェイト50が被拘束カウンタウェイトすなわち被拘束部が設けられたカウンタウェイトに相当するが、本発明では、積み重ねられるカウンタウェイトのうちの一部のカウンタウェイトであって少なくとも最上段のカウンタウェイトを含む複数のカウンタウェイトが「被拘束カウンタウェイト」に相当するものであってもよい。例えば、合計N段のカウンタウェイトが積み重ねられる場合に、上から数えてn段(n<N)のカウンタウェイトのみが被拘束カウンタウェイトであってもよいし、上から数えて奇数段のみカウンタウェイトのみが被拘束カウンタウェイトであってもよい。
本発明において、被拘束突出部及びこれに含まれる上側被拘束面の具体的な形状は、限定されない。例えば、第1及び第2の実施の形態に係る外側壁部56c,57cは省略が可能である。これらの外側壁部56c,57cは、拘束軸64,74が被拘束突出部56,57A,57Bから外側に離脱するのを防ぐのに有効であるが、拘束状態において拘束部材60,70に許容される傾きの角度に対して被拘束突出部の突出方向についての上側被拘束面の寸法が十分に大きい場合には、前記外側壁部56c,57cを特に要しない。従って、本発明に係る上側被拘束面は、前記凹面56d,57dに限定されず、例えば水平な平面であってもよい。
本発明に係る拘束部材の具体的な形状も特に限定されない。例えば、拘束部材本体は前記の板材に限らず、丸棒からなってもよい。逆に、各上側拘束部は前記の拘束軸64,74に限らず、角材あるいは板材であってもよい。
あるいは、図5〜図7に示される実施形態とは逆に、被拘束部が軸部を有し、拘束部材が当該軸部を少なくとも上側から拘束するような下向きのフック形状を有するものでもよい。
その例を第4の実施の形態として図21に示す。この第4の実施の形態に係る装置は、複数の被拘束部58と、これらの被拘束部58を一括して拘束する拘束部材80と、を備える。
前記各被拘束部58は、それぞれのカウンタウェイト50(図21では最上段のカウンタウェイト50のみを示す。)に設けられ、軸部58aと、この軸部58aを支持する一対の支持部58bと、を有する。両支持部58bは、前記側面52sと平行な水平方向(以下「左右方向」と称する。)に間隔をおいて前記側面52sから外向きに突出する。前記軸部58aは前記側面52sから外側に離れた位置で、かつ、当該側面52sと平行かつ水平な姿勢で、前記両支持部58bの外側端部同士を連結するように当該両支持部58bにつながっている。
前記拘束部材80は、左右方向に間隔をおいて並ぶ第1及び第2拘束板81,82と、上下に並ぶ複数の連結軸84(図21では最上段の連結軸84のみを示す)と、を有する。前記第1及び第2拘束板81,82は、上下方向に延びる本体部86と、上下方向に並ぶ複数の位置で前記本体部86から前記カウンタウェイト50側に水平に突出する複数の拘束部87と、各拘束部87の先端から下向きに突出する突出部88と、を有する。前記拘束部87は前記軸部58aに対して上側から当接することによりこれを拘束する。このとき、前記突出部88は前記軸部58aと前記側面52sとの間に介在して当該突出部88と前記本体部86との間に前記軸部58aを挟み込む。前記複数の連結軸84は、それぞれの高さ位置で前記第1及び第2拘束板81,82を相互連結するように両第1及び第2拘束板81,82に固定されている。
この拘束部材80によっても、各カウンタウェイト50に設けられた被拘束部58の軸部58bを上側から一括して拘束することが可能である。さらに、第1及び第2拘束板81,82の外側面同士の間隔が両支持部58bの内側面同士の間隔よりも僅かに小さい間隔に設定されることにより、当該第1及び第2拘束板81,82の外側面によって各被拘束部58の左右方向の動きも拘束することが可能である。
本発明に係る被拘束部が設けられる側面(前記の特定側面)は前記前側面52a及び後側面52bに限定されず、クレーンの仕様に応じて適宜選定されればよい。当該側面の形状も平面に限られず、例えばカウンタウェイトが円柱状をなす場合にはその円筒状の外周面に被拘束部が設けられてもよい。この場合も、カウンタウェイトが積み重ねられた状態でそれぞれの被拘束部が上下方向に並ぶように、前記円筒状外周面上における各被拘束部の周方向の位置が定められることにより、拘束部材による一括した各被拘束部の拘束が可能である。
なお、本発明において「被拘束部が上下方向に並ぶ」とはこれらの被拘束部が厳密に上下方向の一直線上に並ぶものに限られない。例えば、これらの被拘束部が上下方向にジグザグ状に並ぶ場合でも、これらの被拘束部を単一の拘束部材によって一括して拘束できる領域内に当該被拘束部が配列されていれば、本発明に係る効果を奏することが可能である。また、各被拘束部及びそれらに対応する上側拘束部はカウンタウェイトによって互いに異なる形状を有していてもよい。カウンタウェイトそのものの形状も互いに同一である必要はない。
さらに、本発明に係る被拘束部は、前記被拘束突出部56,57A,57Bのようにカウンタウェイトの側面から突出するものに限定されない。例えば、第5の実施の形態として図22に示すように、カウンタウェイトの特定の側面52sに内側に凹む凹部58が形成されても、被拘束部が構築されることが可能である。
この第5の実施の形態に係る前記凹部59は、正面から見て矩形状をなす。一方、この第5の実施の形態に係る拘束部材90は、上下方向に延びる拘束部材本体92と、この拘束部材本体92から前記特定の側面52sに向かって水平方向に突出する複数の拘束用突出部94と、を有し、当該拘束用突出部94は前記凹部59内に対して若干の隙間をもって嵌入されることが可能な断面形状を有する。この場合も、前記凹部59を囲む面のうちの下面59sに前記拘束用突出部94が上側から当接した状態で前記拘束部材本体82の下端部がベースに連結されることにより、カウンタウェイトをベース上に拘束することが可能である。また、前記凹部59を囲む面のうちの左右両側面59sは、前記拘束用突出部94の両外側に近接することによって、水平被拘束面として機能することができる。
10 クレーン
12 下部走行体
14 上部旋回体
15 旋回フレーム
30,32 カウンタウェイト装置
40 ベース
44,44A,44B 拘束用連結部
50 カウンタウェイト
52 ウェイト本体
52a 前側面(特定側面)
52b 後側面(特定側面)
55 拘束用空間
56 被拘束突出部
56d 凹面(上側被拘束面)
56e 第1側面(第1水平被拘束面)
56f 第2側面(第2水平被拘束面)
57 被拘束突出部
57A 被拘束突出部
57B 被拘束突出部
57d 凹面(上側被拘束面)
57e 内側面(第1水平被拘束面)
57f 内側面(第2水平被拘束面)
58 被拘束部
58a 軸部
59s 下面(上側被拘束面)
60 拘束部材
61 第1拘束板(第1拘束部材本体)
62 第2拘束板(第2拘束部材本体)
64 拘束軸(上側拘束部)
65 ピン挿入孔(ベース連結部)
70,70D 拘束部材
72 拘束板(拘束部材本体)
72A 下側本体板
72B 上側本体板
74 拘束軸(上側拘束部)
75 ピン挿入孔(ベース連結部)
80 拘束部材
86 拘束部
90 拘束部材
92 拘束部材本体
94 拘束用突出部

Claims (13)

  1. クレーンに設けられるカウンタウェイト装置であって、
    ベースと、
    このベースの上に積み重ねられる複数のカウンタウェイトと、
    これらのカウンタウェイトが前記ベース上に積み重ねられた積重ね状態で当該カウンタウェイトを前記ベース上に拘束する拘束部材と、を備え、
    前記複数のカウンタウェイトは、最上段のカウンタウェイトを含む複数の被拘束カウンタウェイトを含み、各被拘束カウンタウェイトは、被拘束部が設けられた側面を有し、これら被拘束カウンタウェイトの被拘束部は前記積重ね状態で互いに上下方向に並ぶ位置に設けられ、それぞれの被拘束部は、前記積重ね状態において上向きに開放され上側被拘束面を有し、
    前記拘束部材は、上下方向に延びる拘束部材本体と、この拘束部材本体において前記各被拘束部に対応する複数の高さ位置で当該拘束部材本体から水平方向に延びる複数の上側拘束部と、を有し、当該複数の上側拘束部のそれぞれは、当該複数の上側拘束部にそれぞれ対応する、前記積重ね状態で上向きに開放された複数の前記被拘束部の上側被拘束面に対して上側から当接することにより各被拘束カウンタウェイトを上側から拘束し、前記拘束部材本体は、前記複数の上側拘束部のそれぞれが前記上側被拘束面に上側から当接した状態で前記ベースに連結されることが可能なベース連結部を有し、当該複数の上側拘束部と当該ベース連結部との間で前記複数の被拘束部をそれぞれ上下方向に拘束する、カウンタウェイト装置。
  2. 請求項1記載のカウンタウェイト装置であって、前記各被拘束部は、前記上側被拘束面に加え、当該被拘束部が設けられる側面の法線方向と直交する水平方向である第1水平方向及びこれと反対の第2水平方向にそれぞれ開放される第1水平被拘束面及び第2水平被拘束面を有し、前記上側拘束部が前記上側被拘束面に当接した状態で前記第1及び第2水平被拘束面がそれぞれ前記拘束部材によって前記第1及び第2水平方向に拘束される、カウンタウェイト装置。
  3. 請求項2記載のカウンタウェイト装置であって、前記第1及び第2の水平被拘束面は、前記拘束部材本体によって第1及び第2水平方向にそれぞれ拘束されるように配置される、カウンタウェイト装置。
  4. 請求項3記載のカウンタウェイト装置であって、前記各被拘束部が、前記各被拘束カウンタウェイトの側面から突出する被拘束突出部を含み、この被拘束突出部が前記上側被拘束面並びに前記第1及び第2水平被拘束面を有していてこれら第1及び第2水平被拘束面が前記第1及び第2水平方向に沿って両外側を向く一方、前記拘束部材本体は、それぞれが前記第1及び第2水平被拘束面と前記第1及び第2水平方向に対向するように前記被拘束突出部の両外側に配置される第1及び第2拘束部材本体を含み、前記各上側拘束部は、前記第1及び第2拘束部材本体が並ぶ水平方向に延びて当該水平方向に前記第1及び第2拘束部材本体を相互連結し、当該第1及び第2拘束部材本体がそれぞれ前記第1及び第2水平被拘束面に対向する状態で前記各上側拘束部が前記上側被拘束面に当接する、カウンタウェイト装置。
  5. 請求項3記載のカウンタウェイト装置であって、前記各被拘束部が、前記各被拘束カウンタウェイトの側面から突出する一対の突出部であって、前記拘束部材本体を受け入れる拘束用空間を挟んで前記第1及び第2水平方向と平行な方向に並ぶ第1被拘束突出部及び第2被拘束突出部を含み、第1及び第2被拘束突出部の少なくとも一方が前記上側被拘束面を有するとともに、第1被拘束突出部及び第2被拘束突出部がそれぞれ前記拘束用空間に面する第1水平被拘束面及び第2水平被拘束面を有し、前記拘束部材の上側拘束部は、前記拘束部材本体から前記第1及び第2水平方向のうちの少なくとも一方の方向であって前記上側被拘束面に向かう方向に突出し、当該拘束部材本体が前記拘束用空間内にある状態で前記上側被拘束面に当接する、カウンタウェイト装置。
  6. 請求項5記載のカウンタウェイト装置であって、前記第1及び第2被拘束突出部がそれぞれ前記上側被拘束面を有し、前記拘束部材の上側拘束部が、前記拘束部材本体から前記第1及び第2水平方向に沿って両外側に突出する第1拘束突出部及び第2拘束突出部を含み、当該拘束部材本体が前記拘束用空間内にある状態で前記第1及び第2拘束突出部がそれぞれ前記第1及び第2被拘束突出部の上側被拘束面に当接する、カウンタウェイト装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のカウンタウェイト装置であって、前記各被拘束カウンタウェイトは、水平方向について互いに異なる複数の位置にそれぞれ前記被拘束部を有し、前記カウンタウェイト装置は、前記拘束部材として、前記各被拘束部にそれぞれ対応した複数の拘束部材を備える、カウンタウェイト装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のカウンタウェイト装置であって、前記複数のカウンタウェイトの全てが被拘束カウンタウェイトである、カウンタウェイト装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のカウンタウェイト装置であって、前記拘束部材本体が上下方向に伸縮可能であり、その伸縮によって少なくとも最上段の上側拘束部の高さ位置が変更される、カウンタウェイト装置。
  10. 請求項9記載のカウンタウェイト装置であって、前記拘束部材本体が、前記ベース連結部を含む下側本体と、前記複数の上側拘束部の少なくとも一部の上側拘束部であって少なくとも最上段のカウンタウェイトの上側拘束部を含み、前方下側本体に対して上下方向に異なる複数の相対位置で着脱可能に連結される上側本体と、を有し、当該相対位置の変更により前記上側本体に含まれる上側拘束部の高さ位置が変更される、カウンタウェイト装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のカウンタウェイト装置であって、前記拘束部材は、この拘束部材を吊り上げるための取手を有する、カウンタウェイト装置。
  12. クレーンであって、
    下部走行体と、
    この下部走行体の上に旋回可能に搭載される上部旋回体と、
    請求項1〜11のいずれかに記載のカウンタウェイト装置と、を備え、このカウンタウェイト装置が前記上部旋回体に搭載される、クレーン。
  13. クレーンに複数のカウンタウェイトを搭載する方法であって、
    前記複数のカウンタウェイトとして、最上段のカウンタウェイトを含む複数の被拘束カウンタウェイトを含みかつ各被拘束カウンタウェイトは被拘束部が設けられた側面を有するものを用意することと、
    前記各被拘束部が互いに上下方向に並びかつ上向きに開放されるように前記複数のカウンタウェイトを前記クレーンのベース上に積み重ねることと、
    上下方向に延びかつ前記ベースに連結可能なベース連結部を有する拘束部材本体及びこの拘束部材本体において前記各被拘束部に対応する複数の高さ位置で当該拘束部材本体から水平方向に延びる複数の上側拘束部を有する拘束部材の各上側拘束部を前記各被拘束部の上側被拘束面に対して上側から当接させることと、
    前記複数の上側拘束部のそれぞれ前記複数の被拘束カウンタウェイトのそれぞれの上側被拘束面に上側から当接した状態で前記拘束部材本体のベース連結部を前記ベースに連結することにより前記複数の上側拘束部と前記ベース連結部との間で前記複数の被拘束部をそれぞれ上下方向に拘束することと、を含む、クレーンへのカウンタウェイトの搭載方法。
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