JP2010084505A - 足場ユニット用玉掛吊具 - Google Patents

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Abstract

【課題】吊架した足場ユニットに予期せぬ外力が加わっても、同足場ユニットにかかる負荷を軽減し、足場ユニットが破損・変形したり、空中分解して落下するのを防止できると共に、取付作業も簡単な足場ユニット用玉掛吊具を提供する。
【解決手段】足場ユニット用玉掛吊具を、足場ユニットの上部に配置され、ワイヤーロープ8を足場ユニットの前後に導く左右一対の横梁部材と、足場ユニットの前後側面に配置され、足場ユニットの前後に導かれたワイヤーロープ8の下端が接続された筒体13と、この筒体13に移動自在に設けられた足場ユニットの各建枠と連結するための複数の連結部材14とを備えた前後一対の横桟部材12とから構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、建枠を左右方向に数列、上下方向に数層に連結してなる足場ユニットを吊架する際に用いられる足場ユニット用玉掛吊具に関するものである。
一般に、高層ビルや住宅等の建築物の建設・補修工事、高速道路の橋げた等の構造物の建設工事等には、建築あるいは構造物に沿って枠組み足場が組み立てられる。近年、この枠組み足場の組み立て方法として、少ない労働力で効率的かつ短期間に組み立てるため、例えば特開平5−287897号公報(特許文献1)、特許第2587033号公報(特許文献2)、 特開平7−18841号公報(特許文献3)、特開2003−138742号公報(特許文献4)等に示されるビテイ式枠組み足場により組み立てる方法が採用されるようになってきた。
これは、図11に示すように建枠(門型または棒状)、足場板、交差筋かい部材を用い、予め地上において足場の左右方向の長さを3〜5スパン、上下方向の高さを3〜4層位の大きさで連結した足場ユニット101を組み立てておき、この足場ユニット101をクレーン102で吊り上げ、これを水平方向に多列、垂直方向に多層連結して枠組み足場100を構築する方法である。
また、解体時には、枠組み足場100を上記同様長さを3〜5スパン、高さを3〜4層位の大きさの足場ユニット101に連結解除し、この足場ユニット101をクレーン102で吊架して地上に降ろし、地上で適宜分解して解体する。
ここで、上記足場ユニット101をクレーン102で吊り上げる場合には、一般に図11(イ)、(ロ)に示す如く、2本のワイヤーロープ104をそれぞれ足場ユニット101の左右の建枠間(スパン間)に前後から掛け渡し、その両端をクレーン102のフック103に引掛けて引き上げ吊り上げるようにしている。
また、足場ユニット用玉掛吊具として、特許文献3に示すような吊支部材も提案されている。これは、特許文献3に示すように、縦方向に延びる支持杆に対して垂直水平方向に延びる8本の吊下体を固定し、支持杆の長手方向中央部にワイヤーロープ等が引っ掛けられる引掛部を取り付けたもので、8本の吊下体にそれぞれ足場ユニット最上層の建枠上端部を鎖状体やワイヤーロープ等の可撓性条体を介して吊り上げ支持するようにしたものである。
特開平5−287897号公報 特許第2587033号公報 特開平7−18841号公報 特開2003−138742号公報
しかしながら、従来のワイヤーロープを用いて吊り上げるものにおいては、単一のクレーンのフックから放射状に垂下された複数のワイヤーロープにて足場ユニットを吊り上げる形態のものであり、吊り上げる足場ユニットに内側方向の力が作用するため、(1)ワイヤーロープの長さ、(2)左右のワイヤーロープの角度、(3)ワイヤーロープの取付位置などに十分注意を払うと共に、ゆっくり吊り上げて作業を行わないとバランスが崩れ大きな事故につながる恐れがあるものであった。
また、吊支部材を用いて吊り上げるものにおいては、(1)可撓性条体の長さ、(2)可撓性条体の取付位置などに十分注意を払うと共に、同じくゆっくり吊り上げて作業を行わないと、バランスが崩れ大きな事故につながる恐れがあるものであった。
例えば、吊り上げた足場ユニットに予期せぬ風圧や、急な上げ下げ操作時のショック等が加わると、足場ユニット101が大きく揺れ、その際の大きな負荷が足場ユニット101に加わると共に、バランスが崩れてしまうことがあった。特にワイヤーロープを用いて吊り上げるものにあっては図12に示すようにワイヤーロープ104が建枠間(スパン間)でずれてしまい足場ユニットが傾向いてバランスが崩れてしまうことがあった。
いずれにおいても、足場ユニット101にはその一部に内側方向及び垂直方向の強い力が加わるため、足場ユニット101の破損・変形を招いたり、その衝撃により足場ユニット101を構成する建枠、足場板、交差筋かい部材の連結が外れ、図13に示す如く足場ユニット101が2つに分裂したり、更には図14に示す如く空中分解して落下し、その下で作業を行っている作業者が大怪我をする大事故を招くといった問題を有していた。
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたもので、ワイヤーロープの吊架構成を工夫して吊架する足場ユニットに内側方向の力が発生しないように構成することにより、吊り上げた足場ユニットに予期せぬ風圧や、ショック等の外力が加わり、同足場ユニットが揺れたり、足場ユニットが傾向いても、同足場ユニットにかかる負荷を軽減し、足場ユニットが破損・変形したり、空中分解して落下するのを防止できると共に、取付作業も簡単な足場ユニット用玉掛吊具を提供するものである。
本発明は、左右方向に建枠を数列、上下方向に数層に連結してなる足場ユニットを吊架する際に用いられる足場ユニット用玉掛吊具を、足場ユニットの上部に前後方向に配置され、同足場ユニットの前後幅よりも長く構成すると共に、その両端部に同足場ユニット前後幅と略同一若しくは若干幅広間隔とした上下方向に貫通する挿通孔を形成し、この挿通孔を介してワイヤーロープを足場ユニットの前後側面に沿わせる方向に導く左右一対の横梁部材と、足場ユニットの前後側面に配置され、両端部に足場ユニットの前後に導かれたワイヤーロープの下端が接続された筒体と、この筒体に移動自在に設けられた足場ユニットの各建枠と連結するための複数の連結部材とを備えた前後一対の横桟部材とから構成するようにしたことを最も主要な特徴とする。
第2に、横梁部材の挿通孔部位に、ワイヤーロープをロックするロック手段を設けたことを特徴とする。
第3に、横桟部材の筒体は、大小の筒体を嵌め合わせた構成とし、小なる筒体を大なる筒体から引き出して長さ調整可能としたことを特徴とする。
第4に、ワイヤーロープは、足場ユニットの前側と後側により長さを異ならしめたことを特徴とする。
第5に、前後一対の横桟部材の内いずれか一方に、足場ユニットの全幅に絡めるための補助ワイヤーロープを設けたことを特徴とする。
本発明の足場ユニット用玉掛吊具は、前後から足場ユニット中央部の各建枠にしっかり連結されると同時に、両横梁部材・横桟部材にて足場ユニットと足場ユニット用玉掛吊具本体とを一体化して保持、即ち加わった負荷を足場ユニット用玉掛吊具本体と足場ユニット全体で受け止めることができ、これにより足場ユニットのバランスが崩れたり、足場ユニットに破損・変形、更には足場ユニットが分裂若しくは空中分解して落下するのを防止することができるという利点がある。
第2に、ワイヤーロープをロックするロック手段を設けることにより、横桟部材の高さ位置を所定位置に固定し、吊り下げ時横梁部材及び横桟部材と共に足場ユニットの中央を前後上下から更に一段と固定保持させることができるという利点がある。
第3に、筒体を長さ調整可能としてなるので、各足場ユニットの大きさに応じた長さに適宜変更し、足場ユニット中央部の建枠と連結結合できるという利点がある。
第4に、足場ユニットの前側と後側によりワイヤーロープの長さを異ならしめることにより、足場ユニットを傾かせて前後順番に片側ずつ上下の建枠の嵌合作業を行わせることができ、作業効率を著しく向上できるという利点がある。
第5に、補助ワイヤーロープを設け、この補助ワイヤーロープを足場ユニット全幅に絡めることにより、足場ユニットの組み立て作業時の連結が不十分、且つ横桟部材の連結部材を一部怠たり、吊り上げた足場ユニットが分裂したとしても、この補助ワイヤーロープにて分裂した足場ユニットの落下を防止し速やかに地上に降下させることが可能となるという利点がある。
本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて足場ユニットを吊り上げた状態を示す斜視図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具の全体構造を示し、(イ)は足場ユニット用玉掛吊具の簡略正面図、(ロ)は足場ユニット用玉掛吊具の簡略側面図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具の横梁部材のロック機構を示し、(イ)はロック機構の要部斜視図、(ロ)はロック解除状態を示す要部断面図、(ハ)はロック状態を示す要部断面図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具の横桟部材を示す斜視図である。 本発明における足場ユニットとの結合状態を示し、(イ)は足場ユニットの建枠に門型建枠を用いた場合の説明図、(ロ)は足場ユニットの建枠に棒状建枠を用いた場合の説明図である。 図4の横桟部材の筒部の要部断面図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて吊り上げ上下の足場ユニットを連結する状態を示し、(イ)は簡略側面図、(ロ)は要部拡大図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて吊り上げた足場ユニットが外力にて揺れた状態を示す説明図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて吊り上げた足場ユニットが仮に分裂した状態を示す説明図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて足場ユニットを解体する状態を示す説明図である。 従来のビテイ式枠組み足場により足場を組み立てる方法を示し、(イ)は概略斜視図、(ロ)は側面図である。 従来における吊り上げられた足場ユニットがバランスを崩した状態を示す概略斜視図である。 従来における吊り上げられた足場ユニットが分裂した状態を示す概略説明図である。 従来における吊り上げられた足場ユニットが空中分解し落下した状態を示す概略説明図である。
吊り上げられた足場ユニットが予期せぬ外力が加わって揺れたり傾向いたとしても、同足場ユニットにかかる負荷を軽減し、破損・変形更には空中分解するのを防止できると共に、取付作業も簡単な足場ユニット用玉掛吊具を、極めて簡単な構成にて実現した。以下本発明について図を用いて詳細に説明する。
図1は本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて足場ユニットを吊り上げた状態を示す斜視図。図2は足場ユニット用玉掛吊具の全体構造を示し、(イ)は足場ユニット用玉掛吊具の簡略正面図、(ロ)は足場ユニット用玉掛吊具の簡略側面図。図3は足場ユニット用玉掛吊具の横梁部材のロック機構を示し、(イ)はロック機構の要部斜視図、(ロ)はロック解除状態を示す要部断面図、(ハ)はロック状態を示す要部断面図である。図4は足場ユニット用玉掛吊具の横桟部材を示す斜視図。図5は足場ユニットとの結合状態を示し、(イ)は足場ユニットの建枠に門型建枠を用いた場合の説明図、(ロ)は足場ユニットの建枠に棒状建枠を用いた場合の説明図。図6は図4の横桟部材の筒部の要部断面図である。
図1において、1は建枠(門型または棒状)2、足場板3、交差筋かい部材4を用いて組み立てられた足場ユニットで、地上において左右方向の長さを3〜5スパン、上下方向の高さを3〜4層位の大きさで組み立てられる。同図1では長さを5スパン、高さを3層の大きさで組み立てられたものを示している。
7はこの足場ユニット1を吊り上げるための足場ユニット用玉掛吊具本体、8は図1及び図2に示すようにその中央部をクレーン5のフック6に引っ掛けられた一対のワイヤーロープで、クレーン5のフック6よりの長さを4本ともに略同一としてもよいが、図7に示すように足場ユニット1に対して前側に導かれるワイヤーロープ8aと後側に導かれるワイヤーロープ8bとの長さを若干異ならしめている。
9は足場ユニット1上部に配置された左右一対の横梁部材で、図7に示すようにその長さLを足場ユニット1の前後幅Dよりも長く構成すると共に、その両端部に同足場ユニット1前後幅Dと略同一若しくは若干幅広間隔とした挿通孔10を形成し、上記ワイヤーロープ8をこの挿通孔10を介して足場ユニット1の前後に導くようにしている。
11は上記横梁部材9の挿通孔10部位に設けたロック機構で、上下方向に貫通した挿通孔10を挟んで配置したガイド部11aと回動部11bとから構成し、図3(イ)及び(ロ)に示す如く回動部11bを垂直に起こすと、ガイド部11aと回動部11bとの間に所要の隙間が形成されるため、ワイヤーロープ8がフリーとなって横梁部材9を自由に上げ下げできる状態となる。また、図3(ハ)に示す如く回動部11bを回動して倒すと、回動部11bの角部がガイド部11aに当接しさらに押圧して両者でワイヤーロープ8を挟持するため、横梁部材9は所定位置にロックされる。このように、横梁部材9はワイヤーロープ8の前後幅を規制する機能を有することにより、クレーン5のフック6でワイヤーロープ8を吊架した場合に、横梁部材9より下部のワイヤーロープ8は垂直に垂下することとなって内側に引き寄せる力が作用しないこととなる。
12は足場ユニット1の側面に配置された前後一対の横桟部材で、図4に示すようにそれぞれ両端部に足場ユニット1の前後に導かれたワイヤーロープ8の下端が接続された筒体13と、この筒体13に設けられた足場ユニット1と連結するための例えば布製のループ状の輪体からなる連結部材14とから大略構成している。なお、前後一対の横桟部材12は、必要に応じてそれぞれ筒体13を異なる色(例えば赤色と青色)として、作業上前後いずれかの横桟部材12であるか判別可能としている。
また、上記筒体13は図6に示すように径大の筒体13a内に径小の筒体13bを差し込んだもので、足場ユニット1の横幅に応じて径小の筒体13bを引き出し長さ調整可能としている。なお、図4では径大の筒体13aの両端より径小の筒体13bを差し込むようにしているが、左右いずれか一方のみに径小の筒体13bを差し込む構成であってもよい。13cは大小の筒体13a、13bにそれぞれ形成した係止孔で、図6に示すように径小の筒体13bを引き出して筒体13の長さを調整する際に、両筒体13a、13bの係止孔13cを合致せしめ、この合致した係止孔13cにピン13dを差し込んで両者を固定するようにしている。
また、上記連結部材14は、足場ユニット1中央部において均等に建枠2と結合できるように複数個、例えば図4に示す如く5個設けられ、上記筒体13に移動自在に設けられた可動部材14aと、同可動部材14aに設けられたフック14bと、このフック14bに設けた例えば布製のループ状の輪体からなる結束帯14cとから構成している。なお、長さを調節された筒体13において、可動部材14aを足場ユニット1中央を基準に左右均等となるようにして各建枠2部位にそれぞれ移動せしめ、図5に示す如く結束帯14cを建枠2に巻き付け結束する。例えば建枠2が門型の場合には同図5(イ)の如く門型建枠2上部の補強管21が存在する部分に、建枠2が棒状の場合には同図5(ロ)の如く棒状建枠2の鍔部22部位に巻き付けて、両者を結合する。このように、横桟部材12は複数の連結部材14にて各建枠2を均等に連結し足場ユニット1と一体化することができる。
15は図4に示すように上記横桟部材12に設けられたガイドロープ、16は前後一対の横桟部材12の内いずれか一方に設けられた足場ユニット1を絡めるための一対の補助ワイヤーロープである。
その吊り上げ作業について以下説明する。
先ず、建枠(門型または棒状)2、足場板3、交差筋かい部材4を用い、例えば足場の左右方向の長さを5スパン、上下方向の高さを1層の大きさの下部足場ユニット1aと、足場の長さを5スパン、高さを2層の大きさの上部足場ユニット1bとを予め地上において組み立てておく。
そして、クレーン5のフック6にワイヤーロープ8を引っ掛けて足場ユニット用玉掛吊具本体7を吊り上げ、ガイドロープ15を前後に引いて横桟部材12を広げるようにして上部足場ユニット1bの上部より降ろし被せる。これにより、横梁部材9は上部足場ユニット1bの上面左右に前後方向に沿って配置される一方、横桟部材12は上部足場ユニット1bの前後側面に沿わせる方向に配置されることになる。
次に、横梁部材9のロック機構11の回動部11bを垂直に起こしてロック解除し、ワイヤーロープ8をフリーにして結束帯14cが上部足場ユニット1bの下段建枠2の上部部分(中央の門型建枠2上部の補強管21が存在する部分)に巻き付けできる位置に横桟部材12の高さ位置を調節した後、上記ロック機構11の回動部11bを倒してワイヤーロープ8をロックし同高さ位置に固定する。
しかる後、横桟部材12の径小の筒体13bを径大の筒体13aから引き出して所要長さに筒体13を調整しながら両筒体13a、13bの係止孔13cを合致せしめ、この合致した係止孔13cにピン13dを差し込んで両者を固定すると共に、横桟部材12の連結部材14の可動部材14aを左右均等となるようにして足場ユニット1の各建枠2部位に移動し、図5に示す如く結束帯14cを同建枠2に巻き付けその両端をフック14bに引掛けて両者を前後共に結合し、上部足場ユニット1bと横桟部材12とを一体固定化する。この際、横桟部材12は横梁部材9のロック機構によりその高さ位置が固定され、同横桟部材12は連結部材14にて上部足場ユニット1bの建枠に前後から結束結合されているので、上記横梁部材9及び横桟部材12は上部足場ユニット1bにしっかりと固定された状態、即ち足場ユニット用玉掛吊具本体7と上部足場ユニット1bとは強固に一体化されることとなる。
次に、クレーン5で引き上げ足場ユニット用玉掛吊具本体7を介して上部足場ユニット1bを吊り上げ、図7に示す如く下部足場ユニット1aの上へ降下させて上下両者の建枠2を連結し、左右方向の長さを5スパン、上下方向の高さを3層の大きさの足場ユニット1とする。これにより、今度は足場ユニット用玉掛吊具本体7と足場ユニット1とは強固に一体化された状態を保持することになる。そして、横桟部材12に設けた一対の補助ワイヤーロープ16を図1に示すように足場ユニット1の左右それぞれに亘って絡めた後、同じくクレーン5で引き上げ足場ユニット用玉掛吊具本体7を介して足場ユニット1を吊り上げ、下側の足場ユニット1の上に降ろして上下両者の建枠2を連結する。そして、補助ワイヤーロープ16及び連結帯14cを解いて足場ユニット用玉掛吊具本体7を取り外す。この作業を繰り返して最終的に水平方向に多列、垂直方向に多層連結して枠組み足場を構築する。
なお、横梁部材9に形成した挿通孔10は足場ユニット1の前後幅Dと略同一若しくは若干幅広間隔としているので、足場ユニット1吊り上げ時に横梁部材9より下部に垂下されるワイヤーロープ8には内側方向に寄せる力が作用しないので、同足場ユニット1の上部稜線部を挟んで内側方向に絞み込むことはなく、同稜線部位に負荷を与えて変形や損傷を与えるのを防止できると同時に、ワイヤーロープ8自身が擦れて損傷するといった問題も未然に防止することができる。
また、上記ワイヤーロープ8の長さを前後のワイヤーロープ8a、8bで若干異ならしめているので、図7(ロ)に示す如く吊り上げた足場ユニット1を前後方向に若干傾かせることができ、例えば前側の上方の建枠2b下端をその下の建枠2a上端と嵌合結合した後、ワイヤーロープ8を多少緩めて後側の上方の建枠2b下端をその下の建枠2a上端と嵌合結合することができる。よって、全ての建枠2を同時に嵌合結合しようとしても全建枠2の上下位置が合致せず嵌合作業に過大な労力を要するが、ガイドロープ15で調整しながら片側ずつ順番に嵌合結合させることができるので作業性が著しく向上し効率的に作業を行うことができる。
また、吊り上げた足場ユニット1に予期せぬ風圧や急な上げ下げ時のショックが加わったとしても、前後から横桟部材12の連結部材14により足場ユニット1中央部の各建枠2にしっかり連結されていると同時に、横梁部材9と横桟部材12にて足場ユニット1と足場ユニット用玉掛吊具本体7とが一体固定化され、足場ユニット用玉掛吊具本体7で足場ユニット1をしっかり保持してなるので、加わった負荷は足場ユニット用玉掛吊具本体7と足場ユニット1全体で受け止めることになり、従来のようにワイヤーロープがずれてバランスを崩したり、足場ユニット1の一部分に大きな負荷が加わって破損・変形を招いたり、更には足場ユニット1が分裂若しくは空中分解して落下するのも防止することができる。
仮に、足場ユニット1の組み立て作業時の連結が不十分、且つ横桟部材12の連結部材14を一部怠たり、吊り上げた足場ユニット1が分裂したとしても、図9に示すように補助ワイヤーロープ16にて足場ユニット1を絡めてなるので、下に落下することはなく、速やかに地上に降下させることにより事故を未然に防止することができる。
なお、上記枠組み足場を解体する場合には、組み立て手順と逆の手順、即ち足場ユニット用玉掛吊具本体7を装着した後、左右方向の長さを3〜5スパン、上下方向の高さを3〜4層位の大きさの足場ユニット1に分離し、これを図10に示すようにクレーン5で吊り下げて地上に下ろし、同足場ユニット1を必要に応じて上下に1〜2層に分離し、それぞれの足場ユニットを適宜解体する。
また、上記実施例においては、補助ワイヤーロープ16を2本設け、それぞれ足場ユニット1の左半分と右半分に絡めるようにしたが、多少長さが長くなり扱い難いが1本の補助ワイヤーロープ16とし、この補助ワイヤーロープ16を足場ユニット1の全幅に亘って絡めるようにしてもよい。
また、上記足場ユニット用玉掛吊具本体7は極めて簡単な構成にして安価に提供することができると共に、その装着作業も特段の作業を要することなく誰でも簡単且つ容易に行えるものである。さらに、横桟部材12の筒体13の色を前後で異ならしめると、作業する際にその確認や指示がし易くより作業性を高めることができるものである。
建築あるいは構造物に沿って組み立てられる枠組み足場における、建枠を数列、数層に連結してなる足場ユニットを吊り上げる際に用いられる玉掛吊具全般に適用できる。
1、1a、1b 足場ユニット
2 建枠
3 足場板
4 交差筋かい部材
5 クレーン
7 足場ユニット用玉掛吊具本体
8、8a、8b ワイヤーロープ
9 横梁部材
10 挿通孔
11 ロック機構
12 横桟部材
13、13a、13b 筒体
13c 係止孔
13d ピン
14 連結部材
14a 可動部材
14b フック
14c 結束帯
15 ガイドロープ
16 補助ワイヤーロープ
本発明は、建枠を左右方向に数列、上下方向に数層に連結してなる足場ユニットを吊架する際に用いられる足場ユニット用玉掛吊具に関するものである。
一般に、高層ビルや住宅等の建築物の建設・補修工事、高速道路の橋げた等の構造物の建設工事等には、建築あるいは構造物に沿って枠組み足場が組み立てられる。近年、この枠組み足場の組み立て方法として、少ない労働力で効率的かつ短期間に組み立てるため、例えば特開平5−287897号公報(特許文献1)、特許第2587033号公報(特許文献2)、 特開平7−18841号公報(特許文献3)、特開2003−138742号公報(特許文献4)等に示されるビテイ式枠組み足場により枠組み足場を組み立てる単位となる足場ユニットを地上で組みこれを吊架して組み立てる方法が採用されるようになってきた。
の組立方法の一例を詳細に説明すると、例えば図11に示すように建枠(門型または棒状)、足場板、交差筋かい部材を用い、予め地上において足場の左右方向の長さを3〜5スパン、上下方向の高さを3〜4層位の大きさで連結した足場ユニット101を組み立てておき、この足場ユニット101をクレーン102で吊り上げ、これを水平方向に多列、垂直方向に多層連結して枠組み足場100を構築する方法である。
また、解体時には、枠組み足場100を上記同様長さを3〜5スパン、高さを3〜4層位の大きさの足場ユニット101に連結解除し、この足場ユニット101をクレーン102で吊架して地上に降ろし、地上で適宜分解して解体する。
ここで、上記足場ユニット101をクレーン102で吊り上げる場合には、一般に図11(イ)、(ロ)に示す如く、2本のワイヤーロープ104をそれぞれ足場ユニット101の左右の建枠間(スパン間)に前後から掛け渡し、その両端をクレーン102のフック103に引掛けて引き上げ吊り上げるようにしている。
また、足場ユニット用玉掛吊具として、上記特許文献3に示されるような仮組みした上段の各門型建枠の組立枠体10を、クレーン等の揚重装置11に吊り上げられる際に使用される吊支部材12も提案されている。これは、特許文献3に示すように、縦方向に延びる支持杆13に対して垂直水平方向に延びる8本の吊下体14を固定し、支持杆13の長手方向中央部にワイヤーロープ等が引っ掛けられる引掛部15を取り付けたもので、8本の吊下体14にそれぞれ足場ユニット最上層の建枠上端部を鎖状体やワイヤーロープ等の可撓性条体を介して吊り上げ支持するようにしたものである。
特開平5−287897号公報 特許第2587033号公報 特開平7−18841号公報 特開2003−138742号公報
しかしながら、従来のワイヤーロープを用いて吊り上げるものにおいては、一般的に単一のクレーンのフックから下方に向かって末広がりとなる放射状に垂下された複数のワイヤーロープにて足場ユニットを吊り上げる形態のものであり、吊り上げる足場ユニットに該足場ユニットを上方に折り曲げる方向の内側方向寄せ力が作用するため、(1)ワイヤーロープの長さ、(2)左右のワイヤーロープの傾斜角度、(3)ワイヤーロープの取付位置などに十分注意を払うと共に、ゆっくり吊り上げて作業を行わないと足場ユニットのバランスが崩れ大きな事故につながる恐れがあるものであった。
また、上記特許文献3に示されるような吊支部材を用いて吊り上げるものにおいては、(1)可撓性条体の長さ、(2)可撓性条体の取付位置などに十分注意を払うと共に、同じくゆっくり吊り上げて作業を行わないと、足場ユニットのバランスが崩れ大きな事故につながる恐れがあるものであった。
例えば、吊り上げた足場ユニットに予期せぬ風圧や、急な上げ下げ操作時のショック等が加わると、足場ユニット101が大きく揺れ、その際の大きな負荷が足場ユニット101に加わると共に、足場ユニットのバランスが崩れてしまうことがあった。特にワイヤーロープを用いて吊り上げるものにあっては図12に示すようにワイヤーロープ104が建枠間(スパン間)でずれてしまい、足場ユニットが傾向いてバランスが崩れてしまうことがあった。
いずれにおいても、足場ユニット101にはその一部に内側方向及び垂直方向の過大な強い力が加わるため、足場ユニット101の破損・変形を招いたり、その衝撃により足場ユニット101を構成する建枠、足場板、交差筋かい部材の連結が外れ、図13に示す如く足場ユニット101が上下方向に折り曲げられて2つに分裂したり、更には図14に示す如く上下方向に折り曲げられて空中分解して地上に落下するなどの問題を有していた。
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたもので、ワイヤーロープの吊架構成を工夫して吊架する足場ユニットに内側方向の寄せ力が発生しないように構成することにより、吊り上げた足場ユニットに予期せぬ風圧や、ショック等の外力が加わり、同足場ユニットが揺れたり、足場ユニットが傾向いても、本発明の工夫された吊架構成にて負荷を受け止めるようにして同足場ユニットにかかる負荷を軽減し、足場ユニットを上下方向に折り曲げ不能な状態にして左右方向に均等に吊り上げるようにして足場ユニットが破損・変形したり、空中分解して落下するのを防止できると共に、取付作業も簡単な足場ユニット用玉掛吊具を提供するものである。
本発明は、組み立て分解自在な部材を接続して枠組み構成される建枠を左右方向に数列に亘って延長接続し、上下方向に数層に亘って延長接続して櫓状に連結してなる足場ユニットを構成し、該櫓状に連結した足場ユニットを吊架する際に用いられる足場ユニット用玉掛吊具を構成するのに
前記足場ユニットの最上層より上部に位置させて左右一対の横梁部材を左右方向に適宜間隔を有する形態で該足場ユニットを横断する前後方向の向きに配置さ該左右一対の横梁部材の長さを足場ユニットの前後幅よりも長く構成すると共に、該横梁部材の両端部に足場ユニット前後幅と略同一若しくは該足場ユニットの前後幅より若干幅広の間隔とした上下方向に貫通する挿通孔を各二個形成し、この各二個の挿通孔を介して足場ユニット吊り上げ用のワイヤーロープを足場ユニットの前面側と後面側の前後側面に各二本を沿わせる方向に導き構成する一方
足場ユニットの前面側と後面側の前後側面にそれぞれ横桟部材を配置するのに該横桟部材の長さを左右方向に複数列に亘って延長接続される足場ユニットを構成する建枠の複数に亘る長さに構成すると共に該横桟部材の両端部に足場ユニットの前後に導かれたワイヤーロープの下端が接続された筒体を設け筒体に足場ユニットの左右方向に複数列延長接続された各建枠とそれぞれ連結するための複数の玉掛吊具用の連結部材を移動自在に設ける構成となして、横桟部材が吊り上げられると玉掛吊具用の連結部材を介して、左右方向に複数列に亘って延長接続される各建枠を横桟部材で上下方向に折り曲げ不能な状態にして左右均等に吊り上げるようにしたことを最も主要な特徴とする。
第2に、横梁部材の挿通孔部位に、ワイヤーロープの上下移動をロックするロック手段を設けて横梁部材の連結位置の調整ができるようにしたことを特徴とする。
第3に、横桟部材の筒体は、大小の筒体を嵌め合わせた構成とし、小なる筒体を大なる筒体から引き出して長さ調整可能としたことを特徴とする。
第4に、ワイヤーロープは、足場ユニットの前側と後側により長さを異ならしめたことを特徴とする。
第5に、前後一対の横桟部材の内いずれか一方に、足場ユニットの全幅に絡めるための補助ワイヤーロープを設けたことを特徴とする。
本発明の足場ユニット用玉掛吊具は、足場ユニットの前後に設けた横桟部材を介して前後から足場ユニット中央部の建枠及びその左右に接続構成される各建枠にそれぞれ玉掛吊具用の連結部材を介して玉掛け連結されるので足場ユニットを地上に置いた状態で、玉掛け結合の取り付け、取り外しが容易であり、横桟部材が吊り上げられると玉掛吊具用の連結部材を介して、左右一対の横梁部材・前後の横桟部材にて足場ユニットと足場ユニット用玉掛吊具本体とを一体化して保持することができる。即ち加わった負荷を足場ユニット用玉掛吊具本体と足場ユニット全体で受け止めることができ、左右方向に複数列に亘って延長接続される各建枠を横桟部材で上下方向に折り曲げ不能な状態にして左右均等に吊り上げることができて、これにより足場ユニットのバランスが崩れたり、足場ユニットに破損・変形、更には足場ユニットが分裂若しくは空中分解して落下するのを防止することができるという利点がある。
第2に、ワイヤーロープをロックするロック手段を設けて横梁部材の連結位置の調整ができるようにしたことにより、横桟部材の高さ位置を所定位置に固定し、吊り下げ時横梁部材及び横桟部材と共に足場ユニットを左右均等に前後上下から更に一段と固定保持させることができるという利点がある。
第3に、筒体を長さ調整可能としてなるので、各足場ユニットの大きさに応じた長さに適宜変更し、足場ユニットの各建枠と左右均等に連結結合できるという利点がある。
第4に、足場ユニットの前側と後側によりワイヤーロープの長さを異ならしめることにより、足場ユニットを傾かせて前後順番に片側ずつ上下の建枠の嵌合作業を行わせることができ、作業効率を著しく向上できるという利点がある。
第5に、補助ワイヤーロープを設け、この補助ワイヤーロープを足場ユニット全幅に絡めることにより、足場ユニットの組み立て作業時の連結が不十分、且つ横桟部材の連結部材を一部怠たり、吊り上げた足場ユニットが分裂したとしても、この補助ワイヤーロープにて分裂した足場ユニットの落下を防止し速やかに地上に降下させることが可能となるという利点がある。
本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて足場ユニットを吊り上げた 状態を示す正面斜視図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具の全体構造を示し、(イ)は足場ユ ニット用玉掛吊具の簡略正面図、(ロ)は足場ユニット用玉掛吊具の簡略側面図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具の横梁部材のロック機構を示し、(イ)はロック機構の要部斜視図、(ロ)はロック解除状態を示す要部断面図、(ハ)はロック状態を示す要部断面図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具の横桟部材を示す正面斜視図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具と足場ユニットとの結合状態を示し、(イ)は足場ユニットの建枠に門型建枠を用いた場合の側面説明図、(ロ)は足場ユニットの建枠に棒状建枠を用いた場合の側面説明図である。 図4の横桟部材の筒部の要部断面図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて足場ユニット吊り上げて吊り上げ上下の足場ユニットを連結する状態を示し、(イ)は簡略側面図、(ロ)は要部拡大側面図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて吊り上げている途中で足場ユニットが外力を受けて揺れた状態を示す説明図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて吊り上げた足場ユニットが 仮に左右に分裂した状態を示す説明図である。 本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて足場ユニットを解体する 状態を示す説明図である。 従来のビテイ式枠組み足場により足場を組み立てる方法を示し、(イ)は 概略斜視図、(ロ)は側面図である。 従来における吊り上げられた足場ユニットがバランスを崩した状態を示す 概略斜視図である。 従来における吊り上げられた足場ユニットが左右に分裂した状態を示す概略説明図である。 従来における吊り上げられた足場ユニットが左右に分裂して空中分解し落下する状態を示す概略説明図である。
クレーンのフックに引っ掛けられた一対のワイヤーロープで吊り上げられた足場ユニットに予期せぬ風圧や、急な上げ下げ操作時のショック等が加わるなどの予期せぬ不測な外力が加わって、足場ユニットが揺れたり傾向いたとしても、足場ユニットにかかるワイヤーロープの負荷を軽減し、破損・変形更には空中分解するのを防止できると共に、取付作業も迅速にできる足場ユニット用玉掛吊具を、棒状部材からなる横梁部材と筒状部材からなる横桟部材などの加工が簡単な構成にて実現した。以下本発明について図を用いて詳細に説明する。
図1は本発明における足場ユニット用玉掛吊具を用いて足場ユニットを吊り上げた状態を示す正面斜視図。図2は足場ユニット用玉掛吊具の全体構造を示し、(イ)は足場ユニット用玉掛吊具の簡略正面図、(ロ)は足場ユニット用玉掛吊具の簡略側面図。図3は足場ユニット用玉掛吊具の横梁部材のロック機構を示し、(イ)はロック機構の要部斜視図、(ロ)はロック解除状態を示す要部断面図、(ハ)はロック状態を示す要部断面図である。
図4は足場ユニット用玉掛吊具の横桟部材を示す正面斜視図。図5は足場ユニット用玉掛吊具と足場ユニットとの結合状態を示し、(イ)は足場ユニットの建枠に門型建枠を用いた場合の側面説明図、(ロ)は足場ユニットの建枠に棒状建枠を用いた場合の側面説明図。図6は図4の横桟部材の筒部の要部断面図である。
図1において、1は足場ユニットで、該足場ユニット1は、組み立て分解自在な部材を接続して枠組み構成される建枠(門型または棒状)2、足場板3、交差筋かい部材4を用いて組み立てられ、地上において左右方向の長さを3〜5スパンと左右方向に複数列に亘って延長接続され、上下方向の高さを3〜4層位の大きさで複数層に亘って延長接続されて櫓状に組み立てられる。図1に示される足場ユニット1は、長さを5スパン、高さを3層の大きさで櫓状に組み立てられたものを示している。
7はこの足場ユニット1を吊り上げるための足場ユニット用玉掛吊具本体、8は図1及び図2に示すようにその中央部をクレーン5のフック6に引っ掛けられた一対のワイヤーロープで、クレーン5のフック6から下方に垂下される長さを4本ともに略同一としてもよいが、図7に示すように足場ユニット1に対して前側に導かれるワイヤーロープ8aの長さを長くし後側に導かれるワイヤーロープ8bの長さを短くして、足場ユニット1を吊り上げた時に足場ユニット1が前向きに若干倒れるように、前側ワイヤーロープ8aと後側ワイヤーロープ8bとの長さを若干異ならしめている。このようにしておくと後述するように上下の足場ユニット同士を接続する時に接続作業を効率的に遂行できる利点がある。
9は足場ユニット1の最上層より上部に配置された左右一対の横梁部材で、図1、図7に示すように該横梁部材9は、足場ユニット1の上部に位置させて左右方向に適宜間隔を有する形態で該足場ユニット1を横断する前後方向の向きに配置されており、該左右一対の横梁部材9の長さLを足場ユニット1の前後幅Dよりも長く構成すると共に、該横梁部材9の両端部に足場ユニット1前後幅Dと略同一若しくは該足場ユニット1の前後幅より若干幅広間隔とした上下方向に貫通する二個の挿通孔10、10を形成し、上記足場ユニット吊り上げ用のワイヤーロープ8を左右一対の横梁部材9に形成された各2個の挿通孔10、10を介して足場ユニット1の前面側と後面側の前後両側面に各二本を沿わせる方向に導くようにしている。
11は上記横梁部材9の挿通孔10部位に設けたロック機構で、上下方向に貫通した挿通孔10を挟んで配置したガイド部11aと回動部11bとから構成し、図3(イ)及び(ロ)に示す如く回動部11bを垂直に起こすと、ガイド部11aと回動部11bとの間に所要の隙間が形成されるため、ワイヤーロープ8が横梁部材9に対して上下移動可能な状態にフリーとなって横梁部材9を自由に上げ下げできる状態となる。また、図3(ハ)に示す如く回動部11bを回動して倒すと、回動部11bの角部がガイド部11aに当接しさらに押圧して両者でワイヤーロープ8を挟持するため、横梁部材9は連結位置の調整がされて所定位置にロックされる。このように、横梁部材9はワイヤーロープ8の前後幅を規制する機能を有することにより、クレーン5のフック6でワイヤーロープ8を吊架した場合に、横梁部材9より下部のワイヤーロープ8は垂直に垂下することとなって足場ユニット1を吊架した場合に足場ユニット1に対して前後方向に内側に引き寄せる力が作用しないこととなる。
12は足場ユニット1の前面側と後面側の前後両側面にそれぞれ配置された前後一対の横桟部材で、該横桟部材12の長さを左右方向に複数列に亘って延長接続される足場ユニット1を構成する各建枠2の複数に亘る長さ(図1、図8、図10では左右両外側の列を除く各建枠2の三列分の長さ)に構成すると共に、図4に示すようにそれぞれ両端部に足場ユニット1の前後に導かれたワイヤーロープ8の下端が接続された筒体13と、この筒体13に移動自在に設けられた足場ユニット1の左右方向に複数列延長接続された各建枠2それぞれ連結するための例えば布製のループ状の輪体からなる複数の玉掛吊具用の連結部材14とから大略構成している。なお、前後一対の横桟部材12は、必要に応じてそれぞれ筒体13を異なる色(例えば赤色と青色)として、作業上前後いずれかの横桟部材12であるか判別可能としている。
また、上記筒体13は図6に示すように径大の筒体13a内に径小の筒体13bを差し込んだもので、足場ユニット1の横幅に応じて径小の筒体13bを引き出し長さ調整可能としている。なお、図4では径大の筒体13aの両端より径小の筒体13bを差し込むようにしているが、左右いずれか一方のみに径小の筒体13bを差し込む構成であってもよい。13cは大小の筒体13a、13bにそれぞれ形成した係止孔で、図6に示すように径小の筒体13bを引き出して筒体13の長さを調整する際に、両筒体13a、13bの係止孔13cを合致せしめ、この合致した係止孔13cにピン13dを差し込んで両者を固定するようにしている。
また、上記玉掛吊具用の連結部材14は、足場ユニット1の左右方向中央部において均等に建枠2と結合できるように複数個、例えば図4に示す如く5個設けられ、上記筒体13に挿通されて移動自在に設けられたリング状の可動部材14aと、可動部材14aに吊られて設けられたフック14bと、このフック14bに引っ掛けられて設けた例えば布製のループ状の輪体からなる玉掛吊具用の結束帯14cとから構成している。なお、長さを左右方向に複数列に亘って延長接続される足場ユニット1を構成する各建枠2の複数に亘る長さに調節された筒体13において、リング状の可動部材14aを足場ユニット1の左右方向中央を基準に左右均等となるようにして左右方向に複数列に亘って延長接続された各建枠2部位に対応させてそれぞれ移動せしめ、図5に示す如く結束帯14cを建枠2に巻き付けて玉掛連結する。例えば建枠2が門型の場合には同図5(イ)の如く門型建枠2上部の補強管21が存在する部分に玉掛連結し、建枠2が棒状の場合には同図5(ロ)の如く棒状建枠2の鍔部22部位に巻き付けて玉掛連結し、横桟部材12と各建枠2の両者を結合する。このように、横桟部材12は複数の連結部材14にて左右方向に複数列に亘って延長接続される各建枠2を均等に連結し足場ユニット1と一体化することができる。
この構成により左右方向に複数列に亘って延長接続される建枠を横桟部材で上下方向に折り曲げ不能な状態にして左右均等に吊り上げるようにしてある。
15は図4に示すように上記横桟部材12に設けられたガイドロープ、16は前後一対の横桟部材12の内いずれか一方に設けられた足場ユニット1を絡めるための一対の補助ワイヤーロープである。
その吊り上げ作業について以下説明する。
先ず、組み立て分解自在な部材を接続して枠組み構成される建枠(門型または棒状)2、足場板3、交差筋かい部材4を用い、例えば図7、図10に示すように、足場の左右方向の長さを5スパンとなるよう複数列に亘って延長接続し、上下方向の高さを1層の大きさにした下部足場ユニット1aと、足場の長さを5スパンと複数列に亘って延長接続し、高さを2層の大きさとなるよう複数層に亘って延長接続されて櫓状に組み立てられた上部足場ユニット1bとを予め地上において組み立てておく。
そして、クレーン5のフック6にワイヤーロープ8を引っ掛けて前後方向に設けられた左右一対の横梁部材9、9と左右方向に設けられた前後の横桟部材12、12とを有する足場ユニット用玉掛吊具本体7を吊り上げ、地上からの作業者がガイドロープ15を前後に引いて前後の横桟部材12、12の間隔を広げるようにして上部足場ユニット1bの上部より足場ユニット用玉掛吊具本体7を降ろし上部足場ユニット1bを跨らせるようにして被せる。これにより、左右一対の横梁部材9、9は上部足場ユニット1bの上面左右に前後方向に沿って配置される一方、前後の横桟部材12、12は上部足場ユニット1bの前後側面に沿わせる左右方向に配置されることになる。
次に、横梁部材9のロック機構11の回動部11bを垂直に起こしてロック解除し、ワイヤーロープ8を横梁部材9に対して上下移動可能な状態にフリーにして結束帯14cが上部足場ユニット1bの下段建枠2の上部部分(中央の門型建枠2上部の補強管21が存在する部分)に巻き付けて玉掛けできる位置に横桟部材12の高さ位置を最上層の足場板3や建枠2の高さに合わせて連結位置を設定調節した後、上記ロック機構11の回動部11bを倒してワイヤーロープ8をロックし同設定高さ位置に固定する。
しかる後、前記上部足場ユニット1bの前面側と後面側の前後側面にそれぞれ位置される横桟部材12の長さを左右方向に複数列に亘って延長接続される足場ユニットを構成する各建枠2の複数に亘る長さに設定するために、横桟部材12の径小の筒体13bを径大の筒体13aから引き出して所要長さに筒体13を調整しながら両筒体13a、13bの係止孔13cを合致せしめ、この合致した係止孔13cにピン13dを差し込んで両者を固定すると共に、横桟部材12の連結部材14の可動部材14aを左右均等となるようにして左右方向に複数列に亘って延長接続される足場ユニット1の各建枠2部位に合わせて移動し、図5に示す如く結束帯14cを同建枠2に巻き付けその両端をフック14bに引掛けて、建枠2とフック14bの両者を前後共に玉掛け結合し、上部足場ユニット1bと横桟部材12とを一体的に連結する。この際、横桟部材12は横梁部材9のロック機構により連結位置の調整がされてその高さ位置が最上層の足場板3や建枠2に合わせた設定高さに固定され、同横桟部材12は連結部材14にて上部足場ユニット1bの建枠に前後から結束結合されているので、上記横梁部材9及び横桟部材12は上部足場ユニット1bに連結された状態、即ち足場ユニット用玉掛吊具本体7と上部足場ユニット1bとは一体化されることとなる。そして、建枠2とフック14bの両者を玉掛け結合し、上部足場ユニット1bと横桟部材12とを一体的に連結するので、上部足場ユニット1bを地上に置いた状態では上部足場ユニット1bと横桟部材12の、玉掛け結合の取り付け、取り外しが容易であり、ワイヤーロープ8により横桟部材12が上方に吊り上げられて上部足場ユニット1bを吊り上げた状態で建枠2とフック14bが一体的となり、これらの構成により、左右方向に複数列に亘って延長接続される各建枠を横桟部材12で上下方向に折り曲げ不能な状態にして上部足場ユニット1bは左右均等に吊り上げられることとなる。
次に、クレーン5で引き上げ足場ユニット用玉掛吊具本体7を介して上部足場ユニット1bを吊り上げ、図7に示す如く下部足場ユニット1aの上へ降下させて上下両者の建枠2を連結し、左右方向の長さを5スパン、上下方向の高さを3層の大きさの足場ユニット1と大きな櫓状に組立てする。これにより、今度は足場ユニット用玉掛吊具本体7と足場ユニット1とは強固に一体化された状態を保持することになる。そして、横桟部材12に設けた一対の補助ワイヤーロープ16を図1に示すように足場ユニット1の左右それぞれに亘って絡めた後、同じくクレーン5で引き上げ足場ユニット用玉掛吊具本体7を介して足場ユニット1を吊り上げ、先に櫓状に組立てた下側の足場ユニット1の上に降ろして上下両者の建枠2を連結する。そして、補助ワイヤーロープ16及び連結帯14cを解いて足場ユニット用玉掛吊具本体7を取り外す。この作業を繰り返して最終的に水平方向に多列、垂直方向に多層連結して枠組み足場を構築する。
このように、例えば、先ず高さが1層の下部足場ユニットと、高さが2層の上部足場ユニットを組んで、これをクレーンで吊り上げて高さが3層の足場ユニットとなるようにし、この3層の足場ユニットを更に積み木のように先に設置した3層の足場ユニットに積み上げ接合して組み立てるので、作業者の人力により櫓状に組み上げる足場ユニットは高さが1層、2層と低い状態で行えるので楽に作業を進めることができる。
なお、横梁部材9に形成した挿通孔10は足場ユニット1の前後幅Dと略同一若しくは若干幅広間隔としているので、足場ユニット1吊り上げ時に横梁部材9より下部に垂下されるワイヤーロープ8には前後の内側方向に寄せる力が作用しないので、同足場ユニット1の上部稜線部を挟んで内側方向に絞み込むことはなく、同足場ユニット1の稜線部位に負荷を与えて変形や損傷を与えるのを防止できると同時に、ワイヤーロープ8自身が擦れて損傷するといった問題も未然に防止することができる。
また、前述したように上記ワイヤーロープ8の長さを前後のワイヤーロープ8a、8bで若干異ならしめているので、図7(ロ)に示す如く吊り上げた足場ユニット1を前後方向に若干傾かせて前屈み気味にすることができ、例えば前側の上方の建枠2b下端をその下の建枠2a上端と先に嵌合結合した後、ワイヤーロープ8を多少緩めてやれば前側結合した位置基準でもって後側の上方の建枠2b下端をその下の建枠2a上端と嵌合結合することができる。よって、全ての建枠2を同時に嵌合結合しようとしても全建枠2の上下位置が合致せず嵌合作業に手間取るなど過大な労力を要するが、地上に位置する作業者がガイドロープ15を前後に引いて調整しながら片側ずつ順番に嵌合結合させることができるので作業性が著しく向上し効率的に作業を行うことができる。
また、吊り上げた足場ユニット1に予期せぬ風圧や急な上げ下げ時のショックが加わったとしても、前後から横桟部材12の連結部材14により足場ユニット1中央部の各建枠2にしっかり連結されていると同時に、横梁部材9と横桟部材12にて足場ユニット1と足場ユニット用玉掛吊具本体7とが一体固定化され、足場ユニット用玉掛吊具本体7で足場ユニット1をしっかり保持してなるので、加わった負荷は足場ユニット用玉掛吊具本体7と足場ユニット1全体で受け止めることになり、これらの構成により、左右方向に複数列に亘って延長接続される建枠を横桟部材で上下方向に折り曲げ不能な状態にして足場ユニット1は吊り上げ可能とされる。従って、従来のようにワイヤーロープがずれてバランスを崩したり、足場ユニット1の一部分に大きな負荷が加わって破損・変形を招いたり、更には足場ユニット1が分裂若しくは空中分解して落下するのも防止することができる。
仮に、足場ユニット1の組み立て作業時の連結が不十分、且つ横桟部材12の連結部材14を一部怠たり、吊り上げた足場ユニット1が分裂したとしても、図9に示すように補助ワイヤーロープ16にて足場ユニット1を絡めてなるので、下に落下することはなく、速やかに地上に降下させることにより事故を未然に防止することができる。
なお、上記枠組み足場を解体する場合には、組み立て手順と逆の手順、即ち足場ユニット用玉掛吊具本体7を装着した後、左右方向の長さを3〜5スパン、上下方向の高さを3〜4層位の大きさの足場ユニット1に分離し、これを図10に示すようにクレーン5で吊り下げて地上に下ろし、同足場ユニット1を必要に応じて上下に1〜2層に分離し、それぞれの足場ユニットを適宜解体する。
また、上記実施例においては、補助ワイヤーロープ16を2本設け、それぞれ足場ユニット1の左半分と右半分に絡めるようにしたが、多少長さが長くなり扱い難いが1本の補助ワイヤーロープ16とし、この補助ワイヤーロープ16を足場ユニット1の全幅に亘って絡めるようにしてもよい。
また、上記足場ユニット用玉掛吊具本体7は棒状部材からなる横梁部材と筒状部材からなる横桟部材などの加工が簡単な構成にして安価に提供することができると共に、その装着作業も特段の作業を要することなく誰でも簡単且つ容易に行えるものである。さらに、横桟部材12の筒体13の色を前後で異ならしめると、作業する際にその確認や指示がし易くより作業性を高めることができるものである。
建築あるいは構造物に沿って組み立てられる枠組み足場における、建枠を左右方向に複数列、上下方向に複数層に連結してなる足場ユニットを吊り上げる際に用いられる玉掛吊具全般に適用できる。
1、1a、1b 足場ユニット
2 建枠
3 足場板
4 交差筋かい部材
5 クレーン
7 足場ユニット用玉掛吊具本体
8、8a、8b ワイヤーロープ
9 横梁部材
10 挿通孔
11 ロック機構
12 横桟部材
13、13a、13b 筒体
13c 係止孔
13d ピン
14 連結部材
14a 可動部材
14b フック
14c 結束帯
15 ガイドロープ
16 補助ワイヤーロープ

Claims (5)

  1. 建枠を左右方向に数列、上下方向に数層に連結してなる足場ユニットを吊架する際に用いられる足場ユニット用玉掛吊具であって、
    足場ユニットの上部に前後方向に配置され、同足場ユニットの前後幅よりも長く構成すると共に、その両端部に同足場ユニット前後幅と略同一若しくは若干幅広間隔とした上下方向に貫通する挿通孔を形成し、この挿通孔を介してワイヤーロープを足場ユニットの前後側面に沿わせる方向に導く左右一対の横梁部材と、
    足場ユニットの前後側面に配置され、両端部に足場ユニットの前後に導かれたワイヤーロープの下端が接続された筒体と、この筒体に移動自在に設けられた足場ユニットの各建枠と連結するための複数の連結部材とを備えた前後一対の横桟部材と、
    から構成してなる事を特徴とする足場ユニット用玉掛吊具。
  2. 上記横梁部材の挿通孔部位に、ワイヤーロープをロックするロック手段を設けた事を特徴とする請求項1記載の足場ユニット用玉掛吊具。
  3. 上記横桟部材の筒体は、大小の筒体を嵌め合わせた構成とし、小なる筒体を大なる筒体から引き出して長さ調整可能とした事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の足場ユニット用玉掛吊具。
  4. 上記ワイヤーロープは、足場ユニットの前側と後側により長さを異ならしめた事を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の足場ユニット用玉掛吊具。
  5. 上記前後一対の横桟部材の内いずれか一方に、足場ユニットの全幅に絡めるための補助ワイヤーロープを設けた事を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の足場ユニット用玉掛吊具。
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