JP4482738B2 - 足場ユニット用玉掛吊具 - Google Patents
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Description
また、上記特許文献3に示されるような吊支部材を用いて吊り上げるものにおいては、(1)可撓性条体の長さ、(2)可撓性条体の取付位置などに十分な注意を払うと共に、同じくゆっくり吊り上げて作業を行わないと、足場ユニットのバランスが崩れて大きな事故につながる恐れがあるものであった。
いずれにおいても、足場ユニット101にはその一部に内側方向及び垂直方向の過大な強い力が加わるため、足場ユニット101の破損・変形を招いたり、その衝撃により足場ユニット101を構成する建枠、足場板、交差筋かい部材の連結が外れ、図13に示す如く足場ユニット101が上下方向に折り曲げられて2つに分裂したり、更には図14に示す如く上下方向に折り曲げられて空中分解して地上に落下するなどの問題を有していた。
本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたもので、ワイヤーロープの吊架構成を工夫して吊架する足場ユニットに内側方向の寄せ力が発生しないように構成することにより、吊り上げた足場ユニットに予期せぬ風圧や、ショック等の外力が加わり、同足場ユニットが揺れたり、足場ユニットが傾向いても、本発明の工夫された吊架構成にて負荷を受け止めるようにして同足場ユニットにかかる負荷を軽減し、足場ユニットを上下方向に折り曲げ不能な状態にして左右方向に均等に吊り上げるようにして足場ユニットが破損・変形したり、空中分解して落下するのを防止できると共に、取付作業も簡単な足場ユニット用玉掛吊具を提供するものである。
前記足場ユニットの最上層より上部に位置させて左右一対の横梁部材を左右方向に適宜間隔を有する形態で該足場ユニットを横断する前後方向の向きに配置させ、該左右一対の横梁部材の長さを足場ユニットの前後幅よりも長く構成すると共に、該横梁部材の両端部に該足場ユニットの前後幅と略同一若しくは該足場ユニットの前後幅より若干幅広の間隔とした上下方向に貫通する挿通孔を各二個形成し、この各二個の挿通孔を介して足場ユニット吊り上げ用のワイヤーロープを足場ユニットの前面側と後面側の前後両側面に各二本を沿わせる方向に導き構成する一方、
該足場ユニットの前面側と後面側の前後両側面にそれぞれ横桟部材を配置するのに、該横桟部材の長さを左右方向に複数列に亘って延長接続される足場ユニットを構成する建枠の複数に亘る長さに構成すると共に、該横桟部材の両端部に足場ユニットの前後に導かれたワイヤーロープの下端が接続された筒体を設け、該筒体に足場ユニットの左右方向に複数列延長接続された各建枠とそれぞれ連結するための複数の玉掛吊具用の連結部材を移動自在に設ける構成となして、横桟部材が吊り上げられると玉掛吊具用の連結部材を介して、左右方向に複数列に亘って延長接続される各建枠を横桟部材で上下方向に折り曲げ不能な状態にして左右均等に吊り上げるようにしたことを最も主要な特徴とする。
図4は足場ユニット用玉掛吊具の横桟部材を示す正面斜視図。図5は足場ユニット用玉掛吊具と足場ユニットとの結合状態を示し、(イ)は足場ユニットの建枠に門型建枠を用いた場合の側面説明図、(ロ)は足場ユニットの建枠に棒状建枠を用いた場合の側面説明図。図6は図4の横桟部材の筒部の要部断面図である。
この構成により左右方向に複数列に亘って延長接続される建枠を横桟部材で上下方向に折り曲げ不能な状態にして左右均等に吊り上げるようにしてある。
先ず、組み立て分解自在な部材を接続して枠組み構成される建枠(門型または棒状)2、足場板3、交差筋かい部材4を用い、例えば図7、図10に示すように、足場の左右方向の長さを5スパンとなるよう複数列に亘って延長接続し、上下方向の高さを1層の大きさにした下部足場ユニット1aと、足場の長さを5スパンと複数列に亘って延長接続し、高さを2層の大きさとなるよう複数層に亘って延長接続されて櫓状に組み立てられた上部足場ユニット1bとを予め地上において組み立てておく。
そして、クレーン5のフック6にワイヤーロープ8を引っ掛けて前後方向に設けられた左右一対の横梁部材9、9と左右方向に設けられた前後の横桟部材12、12とを有する足場ユニット用玉掛吊具本体7を吊り上げ、地上からの作業者がガイドロープ15を前後に引いて前後の横桟部材12、12の間隔を広げるようにして上部足場ユニット1bの上部より足場ユニット用玉掛吊具本体7を降ろし上部足場ユニット1bを跨らせるようにして被せる。これにより、左右一対の横梁部材9、9は上部足場ユニット1bの上面左右に前後方向に沿って配置される一方、前後の横桟部材12、12は上部足場ユニット1bの前後側面に沿わせる左右方向に配置されることになる。
このように、例えば、先ず高さが1層の下部足場ユニットと、高さが2層の上部足場ユニットを組んで、これをクレーンで吊り上げて高さが3層の足場ユニットとなるようにし、この3層の足場ユニットを更に積み木のように先に設置した3層の足場ユニットに積み上げ接合して組み立てるので、作業者の人力により櫓状に組み上げる足場ユニットは高さが1層、2層と低い状態で行えるので楽に作業を進めることができる。
また、上記実施例においては、補助ワイヤーロープ16を2本設け、それぞれ足場ユニット1の左半分と右半分に絡めるようにしたが、多少長さが長くなり扱い難いが1本の補助ワイヤーロープ16とし、この補助ワイヤーロープ16を足場ユニット1の全幅に亘って絡めるようにしてもよい。
また、上記足場ユニット用玉掛吊具本体7は棒状部材からなる横梁部材と筒状部材からなる横桟部材などの加工が簡単な構成にして安価に提供することができると共に、その装着作業も特段の作業を要することなく誰でも簡単且つ容易に行えるものである。さらに、横桟部材12の筒体13の色を前後で異ならしめると、作業する際にその確認や指示がし易くより作業性を高めることができるものである。
2 建枠
3 足場板
4 交差筋かい部材
5 クレーン
7 足場ユニット用玉掛吊具本体
8、8a、8b ワイヤーロープ
9 横梁部材
10 挿通孔
11 ロック機構
12 横桟部材
13、13a、13b 筒体
13c 係止孔
13d ピン
14 連結部材
14a 可動部材
14b フック
14c 結束帯
15 ガイドロープ
16 補助ワイヤーロープ
Claims (5)
- 組み立て分解自在な部材を接続して枠組み構成される建枠を左右方向に複数列に亘って延長接続し、上下方向に複数層に亘って延長接続して櫓状に連結してなる足場ユニットを構成し、該櫓状に連結した足場ユニットを吊架する際に用いられる足場ユニット用玉掛吊具を構成するのに、
前記足場ユニットの最上層より上部に位置させて左右一対の横梁部材を左右方向に適宜間隔を有する形態で該足場ユニットを横断する前後方向の向きに配置させ、該左右一対の横梁部材の長さを足場ユニットの前後幅よりも長く構成すると共に、該横梁部材の両端部に該足場ユニットの前後幅と略同一若しくは該足場ユニットの前後幅より若干幅広の間隔とした上下方向に貫通する挿通孔を各二個形成し、この各二個の挿通孔を介して足場ユニット吊り上げ用のワイヤーロープを足場ユニットの前面側と後面側の前後両側面に各二本を沿わせる方向に導き構成する一方、
該足場ユニットの前面側と後面側の前後両側面にそれぞれ横桟部材を配置するのに、該横桟部材の長さを左右方向に複数列に亘って延長接続される足場ユニットを構成する建枠の複数に亘る長さに構成すると共に、該横桟部材の両端部に足場ユニットの前後に導かれたワイヤーロープの下端が接続された筒体を設け、該筒体に足場ユニットの左右方向に複数列延長接続された各建枠とそれぞれ連結するための複数の玉掛吊具用の連結部材を移動自在に設ける構成となして、横桟部材が吊り上げられると玉掛吊具用の連結部材を介して、左右方向に複数列に亘って延長接続される各建枠を横桟部材で上下方向に折り曲げ不能な状態にして左右均等に吊り上げるようにしてなる事を特徴とする足場ユニット用玉掛吊具。 - 上記横梁部材の挿通孔部位に、ワイヤーロープの上下移動をロックするロック手段を設けて横梁部材の連結位置の調整ができるようにした事を特徴とする請求項1記載の足場ユニット用玉掛吊具。
- 上記横桟部材の筒体は、大小の筒体を嵌め合わせた構成とし、小なる筒体を大なる筒体から引き出して長さ調整可能とした事を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の足場ユニット用玉掛吊具。
- 上記ワイヤーロープは、足場ユニットの前側と後側により長さを異ならしめた事を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の足場ユニット用玉掛吊具。
- 上記前後一対の横桟部材の内いずれか一方に、足場ユニットの全幅に絡めるための補助ワイヤーロープを設けた事を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の足場ユニット用玉掛吊具。
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