JP2646109B2 - 鉄筋籠の建込方法及びその建込装置 - Google Patents
鉄筋籠の建込方法及びその建込装置Info
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- reinforcing cage
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- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は大容量、大重量の鉄筋籠を効率良く掘削溝内
に建て込める、鉄筋籠の建込方法及びその建込装置に関
する。
に建て込める、鉄筋籠の建込方法及びその建込装置に関
する。
<従来の技術> 従来、鉄筋籠を掘削溝内に建て込む方法としては次の
二つの方法が知られている。
二つの方法が知られている。
クレーンで吊り上げて建て込む方法。
複数の油圧ジャッキを備えた建込架台を用いて建て込
む方法。
む方法。
<本発明が解決しようとする問題点> 上記した従来の鉄筋籠の建込方法には、次のような問
題点がある。
題点がある。
(イ)の建込方法にあっては、鉄筋籠が数百トンにも
及ぶ重量物である場合は、大型のクレーンを必要とす
る。
及ぶ重量物である場合は、大型のクレーンを必要とす
る。
その為、作業性及び経済性が低下するだけでなく、鉄
筋籠の重量に制約を受けるといった不都合がある。
筋籠の重量に制約を受けるといった不都合がある。
(ロ)の建込方法の場合、一回に建込できる長さは、
油圧ジャッキの1ストロークにより決まってしまう。
油圧ジャッキの1ストロークにより決まってしまう。
そこで、建込架台を大型化して鉄筋籠の一回の建込長
さを大きくすると、作業性、経済性が悪くなり、又、逆
に建込架台を小型化すると鉄筋籠の一回の建込長さが短
くなって作業性が低下するといった問題がある。
さを大きくすると、作業性、経済性が悪くなり、又、逆
に建込架台を小型化すると鉄筋籠の一回の建込長さが短
くなって作業性が低下するといった問題がある。
<本発明の目的> 本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、次のよう
な鉄筋籠の建込技術を提供することを目的とする。
な鉄筋籠の建込技術を提供することを目的とする。
(イ)建て込みに使用するクレーンの小型化が図れる、
鉄筋籠の建込技術。
鉄筋籠の建込技術。
(ロ)作業性及び経済性の向上が図れる、鉄筋籠の建込
技術。
技術。
(ハ)鉄筋籠を連続して建て込みできる、鉄筋籠の建込
技術。
技術。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
まず、建込装置について説明する。
(イ)建込装置 第1、第2図に建込装置1の全体を示す。
建込装置1は掘削溝2の両側に配置する架台3と、各
架台3頂部に縦方向に向けて併設した複数組の第1ジャ
ッキ4、第2ジャッキ5と、両架台3、3間を水平に連
絡し、各ジャッキ4に昇降自在に垂下された受材7とか
らなる。
架台3頂部に縦方向に向けて併設した複数組の第1ジャ
ッキ4、第2ジャッキ5と、両架台3、3間を水平に連
絡し、各ジャッキ4に昇降自在に垂下された受材7とか
らなる。
[架台] 架台3は、鋼材を用いてトラス構造に形成した剛性体
である。
である。
[ジャッキ] 第1ジャッキ4及び第2ジャッキ5は、共にセンター
ホール型のジャッキで、各架台3の対向位置の頂部にこ
れらのジャッキ4、5の二台を一組として固定する。
ホール型のジャッキで、各架台3の対向位置の頂部にこ
れらのジャッキ4、5の二台を一組として固定する。
本実施例では、各架台3の両端部に、第1ジャッキ4
及び第2ジャッキ5を1組づつ配置した場合について説
明する。
及び第2ジャッキ5を1組づつ配置した場合について説
明する。
各ジャッキ4、5にはワイヤーや鋼棒等の吊材8の上
部を挿入して把持すると共に、各吊材8の下端を受材7
に離脱可能な構造で接続する。
部を挿入して把持すると共に、各吊材8の下端を受材7
に離脱可能な構造で接続する。
吊材8と受材7の連結構造としては、例えば第3図に
示すように各吊材8の下端に筒状の昇降筒9を固着し、
この昇降筒9の空間内に受材8を出し入れして着脱する
構造が考えられる。
示すように各吊材8の下端に筒状の昇降筒9を固着し、
この昇降筒9の空間内に受材8を出し入れして着脱する
構造が考えられる。
[受材] 受材7としては、掘削溝2の溝幅程度の長さを有する
鋼材等を使用する。
鋼材等を使用する。
(ロ)鉄筋籠 本発明で使用する鉄筋籠Aは、建て込みながらその上
部に溶接等により接続する組立式のものであり、この鉄
筋籠Aの一部に水平方向にアングル等の係止部材6を固
着しておく。
部に溶接等により接続する組立式のものであり、この鉄
筋籠Aの一部に水平方向にアングル等の係止部材6を固
着しておく。
<作用> 次に鉄筋籠Aの建込方法について説明する。
(イ)建込装置のセット(第4図) 前記構造の建込装置1を掘削溝2に跨がせて設置す
る。
る。
各第1ジャッキ4に把持された吊材8の下端を受材7a
に接続し、各第1ジャッキ4を操作して受材7aを架台3
の上方に位置させておく。
に接続し、各第1ジャッキ4を操作して受材7aを架台3
の上方に位置させておく。
(ロ)鉄筋籠のセット(第4図) 次に、クレーンを用いて吊り上げた鉄筋籠Aを、建込
装置1の受材7aの中に挿入し、鉄筋籠Aの係止部材6を
受材7に当接させる。
装置1の受材7aの中に挿入し、鉄筋籠Aの係止部材6を
受材7に当接させる。
鉄筋籠Aが短形であるから、使用するクレーンは、小
型のもので充分である。
型のもので充分である。
(ハ)第1ジャッキによる建て込み(第4図) 鉄筋籠Aの重量を建込装置1で支持しながら、第1ジ
ャッキ4を操作して受材7aを降下させる。
ャッキ4を操作して受材7aを降下させる。
すると、受材7aに係止する鉄筋籠Aがゆっくりと掘削
溝2内に建て込まれる。
溝2内に建て込まれる。
(ニ)受材の付け替え(第5図) 受材7aが架台3の下部に到達したら、第1ジャッキ4
による鉄筋籠Aの垂下状態を維持する。この状態で、第
2ジャッキ5に垂下する吊材8の下端に別途の受材7bを
接続し、この受材7bを鉄筋籠Aの上位に係止し、第2ジ
ャッキ5で鉄筋籠Aを支持する。
による鉄筋籠Aの垂下状態を維持する。この状態で、第
2ジャッキ5に垂下する吊材8の下端に別途の受材7bを
接続し、この受材7bを鉄筋籠Aの上位に係止し、第2ジ
ャッキ5で鉄筋籠Aを支持する。
建込装置1の下位に位置する受材7aから吊材8を切り
離した後、この受材7aを撤去する。
離した後、この受材7aを撤去する。
(ホ)第2ジャッキによる建て込み(第5図) 次に、第2ジャッキ5に垂下する受材7bを降下して鉄
筋籠Aを更に建て込む。
筋籠Aを更に建て込む。
以下、鉄筋籠Aの上部に延長用の鉄筋籠Aを継ぎ足し
ながら、第1ジャッキ4と第2ジャッキ5を交互に操作
して、所定の深さまで鉄筋籠Aを込む。
ながら、第1ジャッキ4と第2ジャッキ5を交互に操作
して、所定の深さまで鉄筋籠Aを込む。
<その他の実施例> 第6図に示すように対向する各架台3に、独立した短
形の受材10を用いて鉄筋籠Aを支持することも可能であ
る。
形の受材10を用いて鉄筋籠Aを支持することも可能であ
る。
又、第7図に示すように、鉄筋籠A側にピン穴を有す
る連結部材11を取り付けると共に、各ジャッキ4、5の
吊材8にピン穴付きの独立したブラケット12を固着し、
連結部材11とブラケット12間をピンで接続して鉄筋籠A
を建て込んでも良い。
る連結部材11を取り付けると共に、各ジャッキ4、5の
吊材8にピン穴付きの独立したブラケット12を固着し、
連結部材11とブラケット12間をピンで接続して鉄筋籠A
を建て込んでも良い。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるからつぎのような効
果を期待することができる。
果を期待することができる。
(イ)センターホール型のジャッキを用いて、鉄筋籠を
組み立てながら掘削溝内に建て込み、掘削溝内の鉄筋籠
の重量は複数のセンターホール型のジャッキで支持す
る。
組み立てながら掘削溝内に建て込み、掘削溝内の鉄筋籠
の重量は複数のセンターホール型のジャッキで支持す
る。
従って、使用するクレーンは、延長用の鉄筋籠を吊り
下げられる小型のクレーンで充分である。
下げられる小型のクレーンで充分である。
(ロ)センターホール型のジャッキを用いることで架台
の大きさを小さくできるから、経済的である。
の大きさを小さくできるから、経済的である。
(ハ)鉄筋籠を組み立てながら建て込めるので、連続し
た建て込みが可能となり、作業性が向上する。
た建て込みが可能となり、作業性が向上する。
第1図:本発明に係る建込装置の正面図 第2図:第1図の建込装置の平面図 第3図:受材と吊材の着脱構造を示す説明図 第4、5図:鉄筋籠の建込方法の説明図 第6、7図:その他の鉄筋籠の垂下方法の説明図
Claims (2)
- 【請求項1】掘削溝の両側に跨がせて据え付けた架台の
上部に、センターホール型の第1ジャッキ及び第2ジャ
ッキを並列に装備すると共に、 第1ジャッキ及び第2ジャッキに受材を昇降自在に垂下
してなる建込装置を用い、 第1ジャッキ及び第2ジャッキを交互に昇降操作して、
受材による組立式の鉄筋籠の係止位置を移動しながら鉄
筋籠を掘削溝内に建て込む、鉄筋籠の建込方法。 - 【請求項2】掘削溝の両側に配置する一対の架台と、 各架台の対向する頂部に縦方向に向けて装備した複数組
みのセンターホール型の第1ジャッキ及び第2ジャッキ
と、 対向する両架台間に位置し、前記第1ジャッキ及び第2
ジャッキに昇降自在に垂下された受材とからなる、 鉄筋籠の建込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12797088A JP2646109B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 鉄筋籠の建込方法及びその建込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12797088A JP2646109B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 鉄筋籠の建込方法及びその建込装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01299915A JPH01299915A (ja) | 1989-12-04 |
JP2646109B2 true JP2646109B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=14973192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12797088A Expired - Lifetime JP2646109B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 鉄筋籠の建込方法及びその建込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2646109B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105649346B (zh) * | 2015-12-25 | 2018-01-30 | 中交路桥华南工程有限公司 | 组拆式钢筋笼安装平台 |
CN113353782B (zh) * | 2021-06-08 | 2022-05-20 | 中铁四局集团第五工程有限公司 | 一种低净空地连墙钢筋笼快速吊装施工方法 |
-
1988
- 1988-05-25 JP JP12797088A patent/JP2646109B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01299915A (ja) | 1989-12-04 |
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