JPH01299915A - 鉄筋籠の建込方法及びその建込装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は大容量、大重量の鉄筋篭を効率良く掘削溝内に
建て込める、鉄筋篭の建込方法及びその建込装置に関す
る。

〈従来の技術〉 従来、鉄筋篭を掘削溝内に建て込む方法としては次の二
つの方法が知られている。

■クレーンで吊り上げて建て込む方法。

■複数の油圧ジヤツキを備えた建込架台を用いて建て込
む方法。

く本発明が解決しようとする問題点〉 上記した従来の鉄筋篭の建込方法には、次のような問題
点がある。

（イ）■の建込方法にあっては、鉄筋篭が数百トンにも
及ぶ重量物である場合は、大型のクレーンを必要とする
。

その為、作業性及び経済性が低下するだけでなく、鉄筋
篭の重量に制約を受けるといった不都合がある。

（ロ）■の建込方法の場合、−回に建込できる長さは、
油圧ジヤツキの１ストロークにより決まってしまう。

そこで、建込架台を大型化して鉄筋篭の一回の建込長さ
を大きくすると、作業性、経済性が悪くなり、又、逆に
建込架台を小型化すると鉄筋篭の一回の建込長さが短（
なって作業性が低下するといった問題がある。

〈本発明の目的〉 本発明は以上の点に鑑みて成されたもので、次のような
鉄筋篭の建込技術を提供することを目的とする。

（イ）建て込みに使用するクレーンの小型化が図れる、
鉄筋篭の建込技術。

（ロ）作業性及び経済１１の向上が図れる、鉄筋篭の建
込技術。

（ハ）鉄筋篭を連続して建て込みできる、鉄筋篭の建込
技術。

〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

まず、建込装置について説明する。

（イ）建込装置 第１．２図に建込装置１の全体を示す。

建込装置１は掘削溝２の両側に配置する架台３と、各架
台３頂部に縦方向に向けて併設した複数組の第１ジヤツ
キ４、第２ジヤツキ５と、両架台３．３間を水平に連絡
し、各ジヤツキ４に昇降自在に垂下された受材７とから
なる。

［架台１ 架台３は、鋼材を用いてトラス構造に形成した剛性体で
ある。

［ジヤツキ］ 第１ジヤツキ４及び第２ジヤツキ５は、共にセンターホ
ール型のジヤツキで、各架台３の対向位置の頂部にこれ
らのジヤツキ４．５の二台を一組として固定する。

本実施例では、各架台３の両端部に、第１ジヤツキ４及
び第２ジヤツキ５を１組づつ配置した場合について説明
する。

各ジヤツキ４．５にはワイヤーや鋼棒等の吊材８の上部
を挿入して把持すると共に、各吊材８の下端を受材７に
離脱可能な構造で接続する。

吊材８と受材７の連結構造としては、例えば第３図に示
すように各吊材８の下端に筒状の昇降筒９を固着し、こ
の昇降筒９の空間内に受材８を出し入れして着脱する構
造が考えられる。

［受材〕 受材７としては、掘削溝２の溝幅程度の長さを有する鋼
材等を使用する。

（ロ）鉄筋篭 本発明で使用する鉄筋篭Ａは、建て込みながらその上部
に溶接等により接続する組立式のものであり、この鉄筋
篭Ａの一部に水平方向にアングル等の係止部材６を固着
しておく。

〈作用〉 次に鉄筋篭Ａの建込方法について説明する。

（イ）建込装置のセット（第４図） 前記構造の建込装置１を掘削溝２に跨がせて設置する。

各第１ジヤツキ４に把持された吊材８の下端を受材７ａ
に接続し、各第１ジヤツキ４を操作して受材７ａを架台
３の上方に位置させておく。

（ロ）鉄筋篭のセット（第４図） 次に、クレーンを用いて吊り上げた鉄筋篭Ａを、建込装
置１の受材７ａの中に挿入し、鉄筋篭Ａの係止部材６を
受材７に当接させる。

鉄筋篭Ａが短形であるから、使用するクレーンは、小型
のもので充分である。

（ハ）第１ジヤツキによる建て込み（第４図）鉄筋篭Ａ
の重量を建込装置１で支持しながら、第１ジヤツキ４を
操作して受材７ａを降下させる。

すると、受材７ａに係止する鉄筋ｉＥＡがゆっ（りと掘
削溝２内に建て込まれる。

（ニ）受材の付は替え（￥４５図） 受材７ａが架台３の下部に到達したら、第１ジヤツキ４
による鉄筋篭Ａの垂下状態を維持する。　この状態で、
第２ジヤツキ５に垂下する吊材８の下端に別途の受材７
ｂを接続し、この受材７ｂを鉄筋篭Ａの上位に係止し、
第２ジヤツキ５で鉄筋篭Ａを支持する。

建込装置１の下位に位置する受材７ａから吊材８を切り
離した後、この受材７ａを撤去する。

（ホ）第２ジヤツキによる建て込み（第５図）次に、第
２ジヤツキ５に垂下する受材７ｂを降下して鉄筋篭Ａを
更に建て込む。

以下、鉄筋篭Ａの上部に延長用の鉄筋篭Ａを継ぎ足しな
がら、第１ジヤツキ４と第２ジヤツキ５を交互に操作し
て、所定の深さまで鉄筋篭Ａを込む。

〈その他の実施例〉 第６図に示すように対向する各架台３に、独立した短形
の受材１０を用いて鉄筋篭Ａを支持することも可能であ
る。

又、第７図に示すように、鉄筋篭Ａ側にビン穴を有する
連結部材１１を取り付けると共に、各ジヤツキ′４．５
の吊材８にピン穴付きの独立したブラケット１２を固着
し、連結部材１１とブラケット１２間をビンで接続して
鉄筋篭Ａを建て込んでも良い。

く本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるからつぎのような効果
を期待することができる。

（イ）センターホール型のジヤツキを用いて、鉄筋篭を
組み立てながら掘削溝内に建て込み、掘削溝内の鉄筋篭
の重量は複数のセンターホール型のジヤツキで支持する
。

従って、使用するクレーンは、延長用の鉄筋篭を吊り下
げられる小型のクレーンで充分である。

（ロ）センターホール型のジヤツキを用いることで架台
の大きさを小さくできるから、経済的である。

（ハ）鉄筋篭を組み立てながら建て込めるので、連続し
た建て込みが可能となり、作業性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明に係る建込装置の正面図第２図：第１図
の建込装置の平面図 第３図：受材と吊材の着脱構造を示す説明図第４．５図
：鉄筋篭の建込方法の説明図第６．７図：その他の鉄筋
篭の垂下方法の説明図第４図 Ａ鎮１を電 ／″

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）掘削溝の両側に跨がせて据え付けた架台の上部に
   、センターホール型の第１ジャッキ及び第２ジャッキを
   並列に装備すると共に、 第１ジャッキ及び第２ジャッキに受材を昇降自在に垂下
   してなる建込装置を用い、 第１ジャッキ及び第２ジャッキを交互に昇降操作して、
   受材による組立式の鉄筋篭の係止位置を移動しながら鉄
   筋篭を掘削溝内に建て込む、鉄筋篭の建込方法。
2. （２）掘削溝の両側に配置する一対の架台と、各架台の
   対向する頂部に縦方向に向けて装備した複数組みのセン
   ターホール型の第１ジャッキ及び第２ジャッキと、 対向する両架台間に位置し、前記第１ジャッキ及び第２
   ジャッキに昇降自在に垂下された受材とからなる、 鉄筋篭の建込装置。