JP6514677B2 - ボイラー整備用炉内足場システム及びその施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、引き揚げプラットフォームを利用してボイラー整備用炉内足場を設置することにより、ボイラー整備用炉内足場の上下部の荷重を分散させて崩壊の危険を防止することができるとともに、炉内足場の安全性を向上させることができる、ボイラー整備用炉内足場システム及びその施工方法に関する。
周知の通り、火力発電所は、ボイラーから発生する高圧の蒸気でタービンを回転させて発電させるものであって、定期的に点検作業及び保守作業を実施しなければならない。このような点検作業及び保守作業のために足場を用いて作業台を設置した後、作業者が、設置された作業台を移動しながらボイラーを点検及び整備し、作業が完了すると、設置された作業台及び足場を解体する過程を行うことができる。
上述したような足場に関連して、バーティカルチューブ作業用炉内ワイヤー足場が開示されているが、この種の足場は、フレーム、側面連結部材、長さ連結部材などの構成部材から構成され、バーティカルチューブの破裂または穿孔などによる突発性の緊急事態発生の際に、大きさの限られた火力発電所ボイラーのマンホールを介して炉の内部へ容易に移動することができるという長所がある。
このようなバーティカルチューブ作業用炉内ワイヤー足場は、ボイラー内部への接近性には優れるが、複数の作業者が同時に作業を行うことができず、ボイラーの高さが数十mに達するため、作業場所が高所に位置する場合、長さ連結部材を用いて複数のフレームを長さ方向に連結しなければならないので、作業の安全性や足場の耐久性などが著しく低下するという問題点がある。
さらに、発電所用大型ボイラーの内部点検及び作業用足場は、設置高さが約50mなどと非常に高く、下部から積み上げる構造の足場システムは、構造上、下端部に荷重が集中して崩壊するおそれが高いという問題点がある。
韓国登録特許第10−1266282号公報 韓国登録特許第10−1288744号公報
そこで、本発明は、引き揚げプラットフォームを利用してボイラー整備用炉内足場を設置することにより、ボイラー整備用炉内足場の上下部の荷重を分散させて崩壊の危険を防止することができるとともに、炉内足場の安全性を向上させることができる、ボイラー整備用炉内足場システム及びその施工方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、ボイラーのヘビーガーダー部(heavy girder)に備えられた引き揚げ装置によって、ボイラーの内部に引き込まれた複数のストランド及び複数の支持ワイヤーロープを介してマトリクス状の引き揚げプラットフォームを引き揚げ及び支持し、引き揚げプラットフォームに備えられた複数の引き揚げワイヤーロープによって、ボイラーの内部側面に複数の段をなすように設置される炉内足場を支持することにより、ボイラー整備用炉内足場を利用した作業の安全性を向上させることができるとともに、足場の耐久性を向上させることができる、ボイラー整備用炉内足場システム及びその施工方法を提供することを目的とする。
本発明の実施例の目的は上述した目的に制限されず、上述していない別の目的は以降の記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるだろう。
本発明のある観点によれば、ボイラーの内部側面に複数の段をなすように設置される炉内足場と、マトリクス状に設けられ、複数の引き揚げワイヤーロープを介して前記炉内足場を支持する引き揚げプラットフォームと、前記ボイラーのヘビーガーダー部(heavy girder)に設けられ、前記ボイラーの内部に引き込まれた複数のストランド(strand)及び複数の支持ワイヤーロープを介して前記引き揚げプラットフォームを引き揚げ及び支持する引き揚げ装置とを含んでなる、ボイラー整備用炉内足場システムが提供される。
本発明の他の観点によれば、ボイラーのヘビーガーダー部(heavy girder)に複数の引き揚げ装置を設置する段階と、前記引き揚げ装置に連結された複数のストランド(strand)を前記ボイラーの内部に引き込み及び下降させる段階と、マトリクス状に引き揚げプラットフォームを製作する段階と、前記製作された引き揚げプラットフォームを、前記複数のストランドと連結された複数の支持ワイヤーロープを介して互いに結合させる段階と、前記引き揚げプラットフォームの下部に複数の引き揚げワイヤーロープを連結する段階と、前記引き揚げプラットフォームを所定の高さだけ上昇させた後、前記ボイラーの内部側面に、前記複数の引き揚げワイヤーロープに連結される炉内足場を設置するが、複数の段をなすように繰り返し設置する段階とを含んでなる、ボイラー整備用炉内足場システムの施工方法が提供される。
本発明は、引き揚げプラットフォームを利用してボイラー整備用炉内足場を設置することにより、ボイラー整備用炉内足場の上下部の荷重を分散させて崩壊の危険を防止することができるとともに、炉内足場の安全性を向上させることができる。
また、本発明は、ボイラーのヘビーガーダー部(heavy girder)に備えられた引き揚げ装置によって、ボイラーの内部に引き込まれた複数のストランド及び複数の支持ワイヤーロープを介してマトリクス状の引き揚げプラットフォームを引き揚げ及び支持し、引き揚げプラットフォームに備えられた複数の引き揚げワイヤーロープによって、ボイラーの内部側面に複数の段をなすように設置される炉内足場を支持することにより、ボイラー整備用炉内足場を利用した作業の安全性を向上させることができるとともに、足場の耐久性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムを例示する図である。 本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムの引き揚げ装置を例示する図である。 本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムの引き揚げプラットフォームを例示する図である。 本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムの炉内足場を例示する図である。 本発明の他の実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムを施工する過程を示す段階別フローチャートである。 本発明の他の実施形態によって油圧方式の引き揚げ装置を適用した施工過程を示す図である。 本発明の他の実施形態によってウインチ方式の引き揚げ装置を適用した施工過程を示す図である。
本発明の実施形態に対する利点、特徴、及びそれらの達成方法は、添付図面と一緒に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になるだろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態に実現できる。但し、本実施形態は、本発明の開示を完全たるものとし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。本発明は請求項の範疇のみによって定義される。明細書全体にわたって、同じ参照符号は同じ構成要素を示す。
本発明の実施形態を説明するにあたり、公知の機能または構成についての具体的な説明が本発明の要旨を無駄に不明確にする可能性があると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は、本発明の実施形態における機能を考慮して定義された用語であって、これは使用者や運用者の意図または慣例などによって変わり得る。よって、その定義は本明細書全般にわたっての内容に基づいて下されるべきである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1a及び図1bは本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムを例示する図、図2a乃至図2eは本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムの引き揚げ装置を例示する図、図3a乃至図3iは本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムの引き揚げプラットフォームを例示する図、図4a乃至図4hは本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムの炉内足場を例示する図である。
図1a及び図1b、図2a乃至図2e、図3a乃至図3i、及び図4a乃至図4hを参照すると、本発明の一実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムは、引き揚げ装置100、引き揚げプラットフォーム200、炉内足場300などを含むことができる。
引き揚げ装置100は、ボイラー10のヘビーガーダー部30に設けられ、ボイラー10の内部に引き込まれた複数のストランド110及び複数の支持ワイヤーロープ120を介して引き揚げプラットフォーム200を引き揚げ及び支持するもので、ヘビーガーダー部30に油圧方式130またはウインチ方式140で備えられ得る。
例えば、油圧方式130の場合は、ストランド110が巻き取られるストランド巻取り機131が備えられ、巻き取られるストランド110をガイドするストランドガイド133が備えられ、ストランド110を昇降させる油圧ユニット135及び油圧リフト機構137が備えられ、これらの構成部はストランド110の数だけ複数個備えられ得る。
また、ウインチ方式140の場合は、ストランド110を昇降させるウインチドラム141及びウインチモーター143が備えられ、これらの構成部はストランド110の数だけ複数個備えられ得る。
一方、複数のストランド110にそれぞれ結合される複数の支持ワイヤーロープ120は、複数のアンカーホルダー150によってそれぞれ連結されるが、このようなアンカーホルダー150は、ホルダー側面プレート151aとホルダー支持プレート151bとが互いに結合されてなるホルダー本体151、ホルダー支持プレート151bを貫通して結合されたストランド110をホルダー支持プレート151bの下部で支持する支持錘152、及びホルダー側面プレート151aの下端部に貫通結合されて支持ワイヤーロープ120と締結されるロープ締結ロッド153などをそれぞれ含むことができる。
ここで、ホルダー側面プレート151aは、一定の間隔で離隔した状態で両側に配置され、その上端部の内側に1つのホルダー支持プレート151bが結合され、その下方へ一定の間隔離隔した位置に他のホルダー支持プレート151bが結合され得るが、上側のホルダー支持プレート151bはストランド110が貫通結合される貫通孔が設けられてもよく、下側のホルダー支持プレート151bは支持錘152が貫通結合される貫通孔が設けられてもよい。
これにより、支持錘152は、上端にストランド110が結合固定された状態で、下側のホルダー支持プレート151bを貫通して上部へ移動した後、上側のホルダー支持プレート151bの下部に支持される形で結合できる。ここで、ストランド110は支持錘152の上下部を貫通して結合できる。
このような複数のアンカーホルダー150を介して、複数のストランド110と複数の支持ワイヤーロープ120とが堅固かつ安定的に締結及び連結できる。
引き揚げプラットフォーム200は、マトリクス状に設けられ、複数の引き揚げワイヤーロープを介して炉内足場300を支持するもので、複数のストランド110がそれぞれ結合された複数のアンカーホルダー150に複数の支持ワイヤーロープ120の各一端を締結しながら、支持ワイヤーロープ120の各他端に締結された複数の連結ラグ(lug)210によって引き揚げ装置100に連結できる。
ここで、複数の連結ラグ210は、第1四角形プラットフォームユニット220の複数の横フレーム221と複数の縦フレーム222を構成する上部水平フレームが装着及び支持されるU字状のフレーム装着口211、フレーム装着口211の外部両側に貫通孔と一定の間隔を持つように備えられる2つのワイヤーラグ片212、2つのワイヤーラグ片212の各貫通孔に貫通結合されて複数の支持ワイヤーロープ120の他端が締結される2つのワイヤー締結ロッド213、ワイヤー締結ロッド213に両端が貫通結合されて一定の間隔を持つように備えられる2つの固定カバー214、及び固定カバー214に設けられた貫通孔に貫通結合される結合ロッド215などを含むことができる。
このような複数の連結ラグ210に備えられる2つのワイヤー締結ロッド213を介して支持ワイヤーロープ120の他端をそれぞれ連結することにより、引き揚げプラットフォーム200及び炉内足場300の荷重を分散させることができる。
上述したような引き揚げプラットフォーム200は、相対的に広い幅の第1四角形プラットフォームユニット220と、第1四角形プラットフォームユニット220より相対的に狭い幅の第2四角形プラットフォームユニット230とがマトリクス状に結合されるが、複数個配置された第1四角形プラットフォームユニット220の外部に第2四角形プラットフォームユニット230が複数個配置できる。
ここで、第1四角形プラットフォームユニット220は、四角形のマトリクス状を有するように配列された複数の横フレーム221と複数の縦フレーム222から構成され、横フレーム221と縦フレーム222は、それぞれ2つの水平フレームの間に複数の垂直フレームが結合された形で備えられてもよく、水平フレームと垂直フレームが構成する四角形の空間の内部対角線として対角線フレームが備えられることで、堅固且つ安定的に結合できる。
また、第1四角形プラットフォームユニット220は、複数の横フレーム221と複数の縦フレーム222との堅固かつ安定的な結合のために、各結合部分に複数の第1フレーム連結ドラム223がそれぞれ備えられ、各対角線上に位置する第1フレーム連結ドラム223同士の間には複数の第1対角線支持フレーム224がそれぞれ備えられ得る。
このような第1フレーム連結ドラム223の下部には連結ドラム受け台223aが結合されて堅固な構造で設置でき、第1対角線支持フレーム224は、一つの四角形から隣接する四角形へジグザグ状の配列となるように備えられることにより、第1四角形プラットフォームユニット220を堅固かつ安定的に支持及び結合させることができる。
また、第2四角形プラットフォームユニット230は、四角形のマトリクス状を有する第1四角形プラットフォームユニット220の外側方向に結合されるもので、外側方向に備えられる複数の延長フレーム231とこれらをそれぞれ連結する複数の連結フレーム232とから構成され、複数の延長フレーム231と複数の連結フレーム232は、それぞれ2つの水平フレームの間に複数の垂直フレームが結合された形で備えられてもよく、水平フレームと垂直フレームが構成する四角形空間の内部対角線として対角線フレームが備えられることで、堅固かつ安定的に結合できる。
そして、第2四角形プラットフォームユニット230は、複数の延長フレーム231と複数の連結フレーム232との堅固かつ安定的な結合のために、外側の結合部分に複数の第2フレーム連結ドラム233がそれぞれ備えられ、第2フレーム連結ドラム233と各対角線上に位置する第1フレーム連結ドラム223との間に複数の第2対角線支持フレーム234がそれぞれ備えられ得る。
このような第2対角線支持フレーム234は、一つの四角形から隣接の四角形へジグザグ状の配列となるように備えられることにより、第2四角形プラットフォームユニット230を堅固かつ安定的に支持及び結合させることができる。
一方、引き揚げプラットフォーム200は、マトリクス状において、少なくとも一つの行と少なくとも一つの行、或いは少なくとも一つの列と少なくとも一つの列に分離されるが、分離された形態によって炉内足場300の段高さが異なるように備えられ得る。
例えば、引き揚げプラットフォーム200の全体構造が5×5のマトリクス状に備えられる場合、第1四角形プラットフォームユニット220が3×5のマトリクス状の第1−1四角形プラットフォームユニットと2×5のマトリクス状の第1−2四角形プラットフォームユニットに分離された状態で備えられながら、第1−1四角形プラットフォームユニット及び第1−2四角形プラットフォームユニットの各外部に第2四角形プラットフォームユニット230が備えられ得る。
このような分離された形態の引き揚げプラットフォーム200は、段高さが異なるように備えられ得るが、3×5のマトリクス状の第1−1四角形プラットフォームユニットとその外部に備えられる第2四角形プラットフォームユニット230を設置し、第1−2四角形プラットフォームユニットとその外部に備えられる第2四角形プラットフォームユニット230を別途設置した後、高く設置しようとする一つのプラットフォーム構造物の下部に後述の炉内足場300を先ず設置した後に上昇させ、所定の高さだけ上昇すると、一つのプラットフォーム構造物の下部だけでなく、他のプラットフォーム構造物の下部に炉内足場300を設置する方式で施工することができる。
ここで、一つのプラットフォーム構造物の下部及び他のプラットフォーム構造物の下部に炉内足場300を設置する場合には、段全体が相互連結されるように設置され、その後は、同様に、当該段を設置した後に上昇させる過程を繰り返し行うことができる。
一方、引き揚げプラットフォーム200は、作業者がプラットフォームの上部で移動しながら様々な作業(例えば、壁面支持台の設置、整備用足場の設置など)を行うことができるように、その上部にプラットフォーム足場板240が複数個備えられる。
このようなプラットフォーム足場板240は、第1四角形プラットフォームユニット220及び第2四角形プラットフォームユニット230の上部に足場板支持のために配列される複数の支持パイプ240aの上部に配置されるが、一定の幅を有する平らなプレート241と、第1四角形プラットフォームユニット220または第2四角形プラットフォームユニット230の上部に結合させるためにプレート241の両端に備えられる複数の結合リング242とから構成できる。
引き揚げプラットフォーム200は、ボイラー10の内部に形成されたノーズ部(nose)50の下端部に支持されるように壁面支持台250が備えられるが、このような壁面支持台250は、第1四角形プラットフォームユニット220または第2四角形プラットフォームユニット230の上部に結合固定される下部固定フレーム251と、ノーズ部50の下端部の傾いた側面に固定される上部固定フレーム252と、下部固定フレーム251及び上部固定フレーム252を相互支持する複数の垂直支持フレーム253などを含んでなることができる。
このような壁面支持台250は、引き揚げプラットフォーム200がノーズ部50の下端部まで上昇した後に設置でき、内側に傾いた側面を有するノーズ部50の下端部に引き揚げプラットフォーム200を堅固に固定させることができる。
また、引き揚げプラットフォーム200は、上部にボイラー10の垂直チューブを整備するための整備用足場260が備えられるが、このような整備用足場260は、ボイラー10の内側面に固定される第1垂直固定フレーム261と、第1四角形プラットフォームユニット220または第2四角形プラットフォームユニット230の上部に固定支持される第2垂直固定フレーム262と、第1垂直固定フレーム261の上部と第2垂直固定フレーム262の上部とを連結及び支持する水平支持フレーム263などを含むことができる。
このような整備用足場260を用いて、ボイラー10の内側面に安定的に支持された状態で垂直チューブを整備することができる。
炉内足場300は、ボイラー10の内部側面に複数の段をなすように設置されるもので、引き揚げプラットフォーム200の下部に結合された複数の締結ラグ310により固定された複数の引き揚げワイヤーロープ320が下方に延長されるように備えられ得る。
ここで、複数の締結ラグ310は、H形のラグ本体311と、ラグ本体311の上端部を貫通して設けられ、内側に装着された引き揚げプラットフォーム200の下端構造物に結合されるプラットフォーム固定ロッド312と、ラグ本体311の下端部を貫通して設けられ、引き揚げワイヤーロープ320が締結されるワイヤー締結ロッド313などを含むことにより、引き揚げプラットフォーム200の下部に複数の引き揚げワイヤーロープ320を堅固に結合させることができる。
また、炉内足場300は、各段が、外側クロスバー固定用フランジ331及びこれと一定の間隔離隔した内側クロスバー固定用フランジ332にそれぞれボイラー10の内部側面に対して平行に外側クロスバー333及び内側クロスバー334が締結され、外側クロスバー固定用フランジ331と内側クロスバー固定用フランジ332とを垂直連結する足場板固定台335に作業足場板336が備えられ得る。
このような外側クロスバー固定用フランジ331及び内側クロスバー固定用フランジ332は、上下部を貫通して複数の引き揚げワイヤーロープ320がそれぞれ固定結合され、外側クロスバー333、内側クロスバー334及び足場板固定台335が複数の固定ピン337でそれぞれ固定できる。
ここで、外側クロスバー固定用フランジ331及び内側クロスバー固定用フランジ332は、上下部を貫通して引き揚げワイヤーロープ320が挿入された状態で固定できる中央固定ホールが中央部に設けられ、外側クロスバー333、内側クロスバー334及び足場板固定台335が結合される外側部に外側クロスバー333、内側クロスバー334及び足場板固定台335が結合された状態で固定ピン337が挿入されてそれぞれ固定できる外側固定ホールが設けられ得る。
さらに、作業足場板336は、足場板固定台335の間に安定的に装着結合できるように、複数の結合リングが長さ方向の側面に備えられることにより、作業足場板336が足場板固定台335に堅固に設置できる。
また、炉内足場300の各段には各コーナーにコーナー足場板338が備えられ、コーナー足場板338の両側に隣接する内側クロスバー334を相互連結してコーナー足場板338を水平に支持するコーナー支持台339が備えられ得る。
このようなコーナー足場板338は、各コーナーに対応する形態である三角形状に設けられ、両側に備えられた複数の締結リングや複数の固定クランプなどによって隣接の足場板固定台335に堅固に固定することができる。
一方、炉内足場300の各段には、複数の引き揚げワイヤーロープ320を水平に相互連結するハンドレール340が外側及び内側にそれぞれ少なくとも一つ備えられ得る。
ここで、ハンドレール340は、外側クロスバー固定用フランジ331または内側クロスバー固定用フランジ332に挿着された二つの引き揚げワイヤーロープ320の間を連結(または締結)する端部締結具と締結ピンによって引き揚げワイヤーロープ320に安定的に締結及び固定できる。よって、作業者が足場の内側空間に墜落することを防止することができる。
炉内足場300は、外側クロスバー333に一端が固定され且つ他端がボイラー10の内側面に密着する複数のマグネチック支持台341、及び炉内足場300の各段を連結する移動用階段342を備えることができる。
このようなマグネチック支持台341は、炉内足場300とボイラー10の内側面との支持力を向上させるために、各段の四辺ごとに少なくとも2つ設置でき、一端が当該設置位置の外側クロスバー333に固定され且つ他端が当該設置位置の内側面に密着できる。
もちろん、引き揚げプラットフォーム200によって引き揚げながら、炉内足場300の全体段がすべて設置された状態で当該設置位置にマグネチック支持台341が密着固定できる。
上述したようなボイラー整備用炉内足場システムでは、ボイラー10のループチューブの上部に荷重分散構造物を設置した後、荷重分散ワイヤーロープをボイラー10の内部に引き込み及び下降させた後、引き揚げプラットフォーム200の上部に固定結合されたターンバックルと連結することにより、引き揚げプラットフォーム200及び炉内足場300の荷重を効果的に分散させることができる。
したがって、本発明は、引き揚げプラットフォームを利用してボイラー整備用炉内足場を設置することにより、ボイラー整備用炉内足場の上下部の荷重を分散させて崩壊の危険を防止することができ、炉内足場の安全性を向上させることができる。
また、本発明は、ボイラーのヘビーガーダー部に備えられた引き揚げ装置によって、ボイラーの内部に引き込まれた複数のストランド及び複数の支持ワイヤーロープを介してマトリクス状の引き揚げプラットフォームを引き揚げ及び支持し、引き揚げプラットフォームに備えられた複数の引き揚げワイヤーロープによって、ボイラーの内部側面に複数の段をなすように設置される炉内足場を支持することにより、ボイラー整備用炉内足場を利用した作業の安全性を向上させることができ、足場の耐久性を向上させることができる。
次に、上述したような構成を有するボイラー整備用炉内足場システムにおいて、ボイラーのヘビーガーダー部に複数の引き揚げ装置を設置し、引き揚げ装置に連結された複数のストランドをボイラーの内部に引き込み及び下降させた後、マトリクス状に引き揚げプラットフォームを製作し、製作された引き揚げプラットフォームを、複数のストランドと連結された複数の支持ワイヤーロープを介して結合させ、引き揚げプラットフォームの下部に複数の引き揚げワイヤーロープを連結させた状態で、引き揚げプラットフォームを所定の高さだけ上昇させた後、ボイラーの内部側面に、複数の引き揚げワイヤーロープに連結される炉内足場を設置するが、複数の段をなすように繰り返し設置する過程について詳細に説明する。
図5は本発明の他の実施形態に係るボイラー整備用炉内足場システムを施工する過程を示す段階別フローチャート、図6a乃至図6iは本発明の他の実施形態によって油圧方式の引き揚げ装置を適用した施工過程を示す図、図7a乃至図7gは本発明の他の実施形態によってウインチ方式の引き揚げ装置を適用した施工過程を示す図である。
図5、図6a乃至図6i、及び図7a乃至図7gを参照すると、ボイラー10のヘビーガーダー部30に複数の引き揚げ装置100を設置することができる(段階502)。
ここで、引き揚げ装置100は、ヘビーガーダー部30に油圧方式130またはウインチ方式140で備えられ得るが、油圧方式130の場合は、図6aに示すように、ストランド110が巻き取られるストランド巻取り機131が備えられ、巻き取られるストランド110をガイドするストランドガイド133が備えられ、ストランド110を昇降させる油圧ユニット135及び油圧リフト機構137が備えられ得る。これらの構成部はストランド110の数だけ複数個備えられ得る。
また、ウインチ方式140の場合は、図7aに示すように、ストランド110を昇降させるウインチドラム141及びウインチモーター143が備えられ、これらの構成部はストランド110の数だけ複数個備えられ得る。
次いで、引き揚げ装置100に連結された複数のストランドをボイラー10の内部に引き込み及び下降させることができる(段階504)。
例えば、図6aに示すような油圧方式130の引き揚げ装置100をヘビーガーダー部30に設置した後、図6b、図6c及び図7bに示すように、複数のストランド110をボイラー10の内部に引き込み及び下降させて底部まで下降させることができる。
その後、ボイラー10の内側底面でマトリクス状に引き揚げプラットフォーム200を作製することができる(段階506)。
例えば、図6b及び図6cの引き揚げプラットフォーム200は、相対的に広い幅の第1四角形プラットフォームユニット220と、第1四角形プラットフォームユニット220より相対的に狭い幅の第2四角形プラットフォームユニット230とがマトリクス状(例えば、5×5など)に結合できる。
また、引き揚げプラットフォーム200は、マトリクス状において、少なくとも一つの行と少なくとも一つの行、或いは少なくとも一つの列と少なくとも一つの列に分離されるが、分離された形態によって炉内足場300の段高さが異なるように備えられ得るが、引き揚げプラットフォーム200の全体構造が5×5のマトリクス状に備えられる場合、第1四角形プラットフォームユニット220が3×5のマトリクス状の第1−1四角形プラットフォームユニットと2×5のマトリクス状の第1−2四角形プラットフォームユニットに分離された状態で備えられながら、第1−1四角形プラットフォームユニット及び第1−2四角形プラットフォームユニットの各外部に第2四角形プラットフォームユニット230が備えられ得る。
さらに、引き揚げプラットフォーム200には、その上部にプラットフォーム足場板240が複数個備えられ得る。
前記段階506で製作された引き揚げプラットフォーム200を、複数のストランド110と連結された複数の支持ワイヤーロープ120によって結合させることができる(段階508)。
例えば、図6eに示すように、引き揚げプラットフォーム200は、複数のストランド110がそれぞれ結合された複数のアンカーホルダー150に複数の支持ワイヤーロープ120の各一端を締結しながら、支持ワイヤーロープ120の各他端に締結された複数の連結ラグ210によって引き揚げ装置100に連結することができる。
このような複数の連結ラグ210に備えられる2つのワイヤー締結ロッド213を介して支持ワイヤーロープ120の他端をそれぞれ連結することにより、引き揚げプラットフォーム200及び炉内足場300の荷重を分散させることができる。
次いで、引き揚げプラットフォーム200の下部に複数の引き揚げワイヤーロープ320を連結することができる(段階510)。
例えば、図6eに示すように、引き揚げプラットフォーム200の下部に結合された複数の締結ラグ310によって、複数の引き揚げワイヤーロープ320が下方に延長されるように固定することにより、引き揚げプラットフォーム200の下部に複数の引き揚げワイヤーロープ320を堅固に結合させることができる。
次いで、引き揚げプラットフォーム200を所定の高さ(例えば、炉内足場300の1段高さ、2段高さ、ノーズ部50の高さなど)だけ上昇させた後、ボイラー10の内部側面に、複数の引き揚げワイヤーロープ320に連結される炉内足場300を設置するが、複数の段をなすように繰り返し設置することができる(段階512)。
例えば、炉内足場300は、各段に複数の引き揚げワイヤーロープ320がそれぞれ固定結合される外側クロスバー固定用フランジ331及び内側クロスバー固定用フランジ332に外側クロスバー333、内側クロスバー334、足場板固定台335及び作業足場板336が設置でき、各コーナーにコーナー足場板338が設置でき、作業者が足場の内側空間に墜落することを防止するために、複数の引き揚げワイヤーロープ320を水平に互いに連結するハンドレール340が外側及び内側にそれぞれ少なくとも一つ備えられ得る。
また、炉内足場300は、外側クロスバー333に一端が固定され且つ他端がボイラー10の内側面に密着するマグネチック支持台341を複数設置することができ、炉内足場300の各段を連結する移動用階段342を設置することができる。
一方、炉内足場300を複数の段をなすように繰り返し設置する過程は、引き揚げ装置100が油圧方式130で設置される場合と、引き揚げ装置がウインチ方式140で設置される場合に、互いに異なる方式を取る。
例えば、図6e乃至図6iに示すように、ヘビーガーダー部30に油圧方式130で引き揚げ装置100が設置される場合は、引き揚げプラットフォーム200を炉内足場300の1段高さ、2段高さなどだけ上昇させた後、引き揚げプラットフォーム200に隣接する上端から下端に複数の段をなすように繰り返し設置することができるが、このような繰り返し設置の際に、ボイラー10の内部に形成されたノーズ部50の下端部まで設置されると、ボイラー10の内部に形成されたノーズ部50の下端部に支持されるように壁面支持台250を設置し、上部にはボイラー10の垂直チューブを整備するための整備用足場260をさらに設置することができる。
また、図7c乃至図7gに示すように、ヘビーガーダー部30にウインチ方式140で引き揚げ装置100が設置される場合は、引き揚げプラットフォーム200をノーズ部50の高さまで上昇させた後、炉内足場300を、下端から上端へ複数の段をなすように繰り返し設置することができる。
ここで、引き揚げプラットフォーム200がノーズ部50の高さまで上昇した状態で、ボイラー10の内部に形成されたノーズ部50の下端部に支持されるように壁面支持台250を設置し、炉内足場30の設置が完了すると、引き揚げプラットフォーム200の上部に、ボイラー10の垂直チューブを整備するための整備用足場260を設置することができる。
上述したような段階512では、引き揚げプラットフォーム200が複数の段をなすように設置できるが、全体構造が5×5のマトリクス状に備えられた引き揚げプラットフォーム200において、第1四角形プラットフォームユニット220が3×5のマトリクス状の第1−1四角形プラットフォームユニットと2×5のマトリクス状の第1−2四角形プラットフォームユニットに分離された状態で設置する場合には、第1−1四角形プラットフォームユニット及び第1−2四角形プラットフォームユニットの各外部に第2四角形プラットフォームユニット230が備えられ得るが、3×5のマトリクス状の第1−1四角形プラットフォームユニット及びその外部に備えられる第2四角形プラットフォームユニット230を設置し、第1−2四角形プラットフォームユニット及びその外部に備えられる第2四角形プラットフォームユニット230を別途設置することができる。
次に、油圧方式130では、高く設置しようとする一つのプラットフォーム構造物の下部に後述の炉内足場300を先ず設置した後に上昇させ、所定の高さだけ上昇すると、一つのプラットフォーム構造物の下部だけでなく、他のプラットフォーム構造物の下部に炉内足場300を設置する方式で施工することができる。
ここで、一つのプラットフォーム構造物の下部及び他のプラットフォーム構造物の下部に炉内足場300を設置する場合には、段全体が相互連結されるように設置され、その後は、同様に、当該段を設置した後に上昇させる過程を繰り返し行うことにより、施工することができる。
一方、ウインチ方式140では、互いに分離された状態で段の高さが異なるように上昇させた後、上述したような炉内足場300の各段を設置及び施工することができるのはもちろんのことである。
したがって、本発明は、引き揚げプラットフォームを利用してボイラー整備用炉内足場を設置することにより、ボイラー整備用炉内足場の上下部の荷重を分散させて崩壊の危険を防止することができ、炉内足場の安全性を向上させることができる。
また、本発明は、ボイラーのヘビーガーダー部に備えられた引き揚げ装置によって、ボイラーの内部に引き込まれた複数のストランド及び複数の支持ワイヤーロープを介してマトリクス状の引き揚げプラットフォームを引き揚げ及び支持し、引き揚げプラットフォームに備えられた複数の引き揚げワイヤーロープによって、ボイラーの内部側面に複数の段をなすように設置される炉内足場を支持することにより、ボイラー整備用炉内足場を利用した作業の安全性を向上させることができ、足場の耐久性を向上させることができる。
以上、本発明の様々な実施形態を提示して説明したが、本発明は、必ずしもこれに限定されるものではなく、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱することなく、様々な置換、変形及び変更を加え得るのを容易に理解することができるだろう。
10 ボイラー
30 ヘビーガーダー部
50 ノーズ部
100 引き揚げ装置
110 複数のストランド
120 複数の支持ワイヤーロープ
130 油圧方式
140 ウインチ方式
150 複数のアンカーホルダー
200 引き揚げプラットフォーム
210 複数の連結ラグ
220 第1四角形プラットフォームユニット
230 第2四角形プラットフォームユニット
240 プラットフォーム足場板
250 壁面支持台
260 整備用足場
300 炉内足場
310 複数の締結ラグ
320 複数の引き揚げワイヤーロープ

Claims (28)

  1. ボイラーの内部側面に複数の段をなすように設置される炉内足場と、
    3以上の横フレームと3以上の縦フレームから構成されるマトリクス状に設けられた第1四角形プラットフォームユニット、及びその外側に配設された、前記第1四角形プラットフォームユニットよりも相対的に幅の狭い第2四角形プラットフォームユニットからなる引き揚げプラットフォームと、
    前記ボイラーのヘビーガーダー部(heavy girder)に設けられ、前記ボイラーの内部に引き込まれた複数のストランド(strand)と、前記ストランドそれぞれに複数結合される支持ワイヤーロープを介して前記第1四角形プラットフォームユニットに接続され、前記引き揚げプラットフォームを引き揚げ及び支持する引き揚げ装置とを含んでな
    第2四角形プラットフォームユニットが、複数の引き揚げワイヤーロープを介して前記炉内足場を懸吊することを特徴とする、ボイラー整備用炉内足場システム。
  2. 前記引き揚げプラットフォームは、前記複数のストランドがそれぞれ結合された複数のアンカーホルダーに前記支持ワイヤーロープの各一端を締結しながら、前記支持ワイヤーロープの各他端に締結された連結ラグ(lug)によって前記引き揚げ装置に連結される、請求項1に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  3. 数個配置された前記第1四角形プラットフォームユニットの外部に前記第2四角形プラットフォームユニットが複数個配置される、請求項2に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  4. 前記引き揚げプラットフォームは、前記マトリクス状の形態が、少なくとも一つの行と少なくとも一つの行、或いは少なくとも一つの列と少なくとも一つの列に分離され、分離された形態によって前記炉内足場の段高さが異なるように備えられる、請求項3に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  5. 前記引き揚げプラットフォームは上部にプラットフォーム足場板が複数個備えられる、請求項4に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  6. 前記引き揚げプラットフォームは、前記ボイラーの内部に形成されたノーズ部(nose)の下端部に支持されるように壁面支持台が備えられる、請求項4に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  7. 前記引き揚げプラットフォームは、上部に、前記ボイラーの垂直チューブを整備するための整備用足場が備えられる、請求項4に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  8. 前記炉内足場は、各段が、外側クロスバー固定用フランジ及びこれと一定の間隔離隔した内側クロスバー固定用フランジに、それぞれ前記ボイラーの内部側面に対して平行に外側クロスバー及び内側クロスバーが締結され、前記外側クロスバー固定用フランジと内側クロスバー固定用フランジとを垂直連結する足場板固定台に作業足場板が備えられる、請求項4に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  9. 前記外側クロスバー固定用フランジ及び内側クロスバー固定用フランジは、上下部を貫通して前記引き揚げワイヤーロープがそれぞれ固定結合され、前記外側クロスバー、内側クロスバー及び足場板固定台が固定ピンでそれぞれ固定される、請求項8に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  10. 前記炉内足場は、各コーナーにコーナー足場板が備えられ、前記コーナー足場板の両側に隣接する前記内側クロスバーを相互連結して前記コーナー足場板を水平に支持するコーナー支持台が備えられる、請求項9に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  11. 前記炉内足場は、前記引き揚げワイヤーロープを水平に相互連結するハンドレールが外側と内側にそれぞれ少なくとも一つ備えられる、請求項10に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  12. 前記炉内足場は、前記外側クロスバーに一端が固定され且つ他端が前記ボイラーの内側面に密着するマグネチック支持台が複数個備えられる、請求項11に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  13. 前記炉内足場は、各段を連結する移動用階段を備える、請求項12に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  14. 前記引き揚げ装置は、前記ヘビーガーダー部に油圧方式またはウインチ方式で備えられる、請求項4に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  15. 前記引き揚げ装置は、前記油圧方式の場合、前記ストランドが巻き取られるストランド巻取り機が備えられ、巻き取られる前記ストランドをガイドするストランドガイドが備えられ、前記ストランドを前記油圧方式で昇降させる油圧ユニット及び油圧リフト機構が備えられる、請求項14に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  16. 前記引き揚げ装置は、前記ウインチ方式の場合、前記ストランドを前記ウインチ方式で昇降させるウインチドラム及びウインチモーターが備えられる、請求項14に記載のボイラー整備用炉内足場システム。
  17. ボイラーのヘビーガーダー部(heavy girder)に引き揚げ装置を複数個設置する段階と、
    前記引き揚げ装置に連結された複数のストランド(strand)を前記ボイラーの内部に引き込み及び下降させる段階と、
    3以上の横フレームと3以上の縦フレームから構成されるマトリクス状に設けられた第1四角形プラットフォームユニット、及びその外側に配設された、前記第1四角形プラットフォームユニットよりも相対的に幅の狭い第2四角形プラットフォームユニットからなる引き揚げプラットフォームを製作する段階と、
    前記第1四角形プラットフォームを、前記複数のストランドのそれぞれに複数結合される支持ワイヤーロープを介して互いに結合させる段階と、
    前記第2四角形プラットフォームの下部に複数の引き揚げワイヤーロープを連結する段階と、
    前記引き揚げプラットフォームを所定の高さだけ上昇させた後、前記ボイラーの内部側面に、前記複数の引き揚げワイヤーロープに連結される炉内足場を、前記炉内足場が複数の段をなすように繰り返し設置する段階とを含んでなる、ボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  18. 前記複数の支持ワイヤーロープを介して結合させる段階において、前記複数のストランドがそれぞれ結合された複数のアンカーホルダーに前記支持ワイヤーロープの各一端を締結しながら、前記支持ワイヤーロープの各他端に締結された連結ラグ(lug)によって前記引き揚げ装置に連結する、請求項17に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  19. 前記引き揚げプラットフォームを製作する段階において、複数個配置された前記第1四角形プラットフォームユニットの外部に前記第2四角形プラットフォームユニットが複数個配置される、請求項18に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  20. 前記引き揚げプラットフォームを製作する段階において、前記マトリクス状の形態が、少なくとも一つの行と少なくとも一つの行、或いは少なくとも一つの列と少なくとも一つの列に分離されて製作され、
    前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階において、前記引き揚げプラットフォームの分離された形態によって前記炉内足場の段高さが異なるように設置される、請求項19に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  21. 前記ボイラー整備用炉内足場システムの施工方法は、前記ヘビーガーダー部に油圧方式で前記引き揚げ装置が設置される場合、前記引き揚げプラットフォームに隣接する上端から下端へ前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階が行われ、
    前記繰り返し設置する段階において、前記ボイラーの内部に形成されたノーズ部の下端部まで設置されると、前記ノーズ部の下端部に支持されるように壁面支持台を設置し、前記引き揚げプラットフォームの上部に、前記ボイラーの垂直チューブを整備するための整備用足場を設置する、請求項20に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  22. 前記ボイラー整備用炉内足場システムの施工方法は、前記ヘビーガーダー部にウインチ方式で前記引き揚げ装置が設置される場合、下端から上端へ前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階が行われ、
    前記繰り返し設置する段階において、前記ボイラーの内部に形成されたノーズ部の下端部まで上昇させた後、前記ノーズ部の下端部に支持されるように壁面支持台を設置し、前記引き揚げプラットフォームの上部に、前記ボイラーの垂直チューブを整備するための整備用足場を設置する、請求項20に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  23. 前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階において、各段が、外側クロスバー固定用フランジ及びこれと一定の間隔離隔した内側クロスバー固定用フランジに、それぞれ前記ボイラーの内部側面に対して平行に外側クロスバー及び内側クロスバーが締結され、前記外側クロスバー固定用フランジと内側クロスバー固定用フランジとを垂直連結する足場板固定台に作業足場板を設置する、請求項20に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  24. 前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階において、前記外側クロスバー固定用フランジ及び内側クロスバー固定用フランジの各上部に前記引き揚げワイヤーロープがそれぞれ固定結合され、前記外側クロスバー、内側クロスバー及び足場板固定台が固定ピンでそれぞれ固定される、請求項23に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  25. 前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階では、各コーナーにコーナー足場板を設置し、前記コーナー足場板の両側に隣接する前記内側クロスバーを相互連結して前記コーナー足場板を水平に支持するコーナー支持台を設置する、請求項24に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  26. 前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階では、前記引き揚げワイヤーロープを水平に相互連結するハンドレールを外側及び内側にそれぞれ少なくとも一つ設置する、請求項25に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  27. 前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階において、前記外側クロスバーに一端が固定され且つ他端が前記ボイラーの内側面に密着するマグネチック支持台を複数個設置する、請求項26に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
  28. 前記複数の段をなすように繰り返し設置する段階において、各段を連結する移動用階段を設置する、請求項27に記載のボイラー整備用炉内足場システムの施工方法。
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