JP3056009B2 - ボイラ炉内の足場ステージの吊り上げ装置とその吊り固定装置 - Google Patents

ボイラ炉内の足場ステージの吊り上げ装置とその吊り固定装置

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JP3056009B2 JP4232774A JP23277492A JP3056009B2 JP 3056009 B2 JP3056009 B2 JP 3056009B2 JP 4232774 A JP4232774 A JP 4232774A JP 23277492 A JP23277492 A JP 23277492A JP 3056009 B2 JP3056009 B2 JP 3056009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電所等における
石炭焚きボイラ、重油焚きボイラ、LG焚きボイラ等
を対象とし、当該ボイラ炉内の定期点検、検査及び小修
理工事を行うために、ボイラ炉内で組み立て構成される
足場ステージの吊り上げ装置とその吊り固定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電所では、過酷な条件下で
使用されるボイラ炉内のバーナー機器や、炉内壁面の全
面に配管された水冷壁管や、炉上方部の過熱器エレメン
トや再熱器エレメント等に対して、1〜2年のサイクル
で点検、検査及び小補修工事を行うための定期点検を実
施している。
【0003】この定期点検時には、ボイラを停止して炉
内を冷却させた後、炉底部の側壁にあるマンホールから
丸太や鋼管等の足場資材を搬入し、鳶職等の特殊技能労
働者が実願平3−49933号の明細書、図面に開示し
た「ワーキングステーション」の図4に示すように、前
記足場資材を使用してボイラの内壁面に沿って多段の固
定足場を組み立て、定期点検等の作業終了後に解体する
組立足場の掛払作業を行っている。
【0004】ところが、此種の足場組立作業に関して、
年々減少する鳶職等の技能、現場労働者の要員不足が深
刻化しており、作業の効率化、機械化が強く望まれてい
る。
【0005】
【先行技術】そこで、此種の掛払作業の効率化と、多種
多様な型式で大きさも様々なボイラ炉に対する汎用性に
対処するために、前記した実願平3−49933号に示
すような「ワーキングステーション」や、実願平3−7
7801号の明細書、図面に示すような「ワーキングス
テーションの吊り下げ装置」を提案している。
【0006】その内、後者の吊り下げ装置を、実際のボ
イラ炉内での足場ステージに具現化し、実用的に有効に
機能させるには、足場ステージを可能な限り少ない吊点
数、即ち、4点程度で安全にバランス良く吊り上げるこ
とができる、具体的で、実用的な足場ステージの吊り上
げ装置が望まれている。
【0007】蓋し、火力発電所におけるボイラ炉の大き
さは、幅と奥行きが7〜26メートル程度の範囲、高さ
が25〜60メートル程度の範囲で個別に設計されてお
り、それに対応しようとする場合、足場ステージの自重
と吊り上げ機器類の自重と、足場ステージの上に固定さ
れる組立足場を含む重さの総合計が、比較的軽いもので
5〜6トン程度、大型な足場ステージの場合には20ト
ン程度にもなる。
【0008】そのようなものを吊り上げるには、数十箇
所の吊り点をボイラ炉の天井に形成せねばならず、そ
れが既設のボイラ炉の場合には、その天井壁の多数位置
を穿孔作業して貫通させることで、当該天井の上部側
に形成した吊り鉄構側と連結構成せねばならない。それ
では、穿孔作業が極めて大変なことになる。
【0009】その為に、かなりの重量となる足場ステー
ジを、可能な限り少ない吊り点数で、安全且つ安定的に
吊り上げることのできる構成で、その上、足場ステージ
に構成する機器類も、それを吊り上げるに、可能な限り
自重が小さく、その大きさと機器能力も適切なものを構
成することが要請される。
【0010】勿論、火炉の上方部まで足場ステージを昇
降自在にした状態下での点検、検査作業は、安全性の観
点から許されておらず、それが為、炉上方部へ足場ステ
ージを吊り上げた後には、当該足場ステージを安定的
固定せねばならない。
【0011】また、足場ステージを炉内壁面に沿って上
昇させて固定しただけでは、ボイラ火炉の上部側の隔壁
型過熱器エレメントや板型過熱器エレメント、それに代
わる再熱器管、ボイラ炉の上方位置で炉内へ向かって張
り出したアーチ部へのアクセス等ができない型式のボイ
ラ炉もある。
【0012】それに対応するためには、足場ステージを
ボイラ炉の上方部まで吊り上げて吊りロッドやフラット
バーで固定した後、当該足場ステージを固定ベースとし
て、隔壁型過熱器エレメントや板型過熱器エレメント等
の構成を利用しつつ、それらの間に従来型の足場、即
ち、鋼管や帯板等で固定足場を組み立てて対応せねばな
らない。
【0013】また、足場ステージを吊り上げる際には、
当然ながら、ボイラ炉の内壁面に配管構成されている水
冷壁管を損傷させることなく吊り上げることができ、し
かも、その吊上げ装置を足場ステージに取り付ける作
業が、簡単且つ少人数で行え、また、その吊り上げ装置
の操作も、簡単で集中的に行えることが必要となる。と
ころが、前記した先行技術の場合には、その点で実際的
でなく不十分である。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、前
記の条件を満たすことで課題を解決するために、火力発
電所のボイラ炉内の上方部に足場ステージを取り付けて
なる足場装置において、ボイラ炉の炉底部で組み立てた
足場ステージの四隅部に下部側滑車を掛架し、当該下部
側滑車の近傍に吊り荷重計付きの巻き上げ機とワイヤロ
ープの巻き取り機を配設し、ボイラ炉の天井壁の上部側
設けた吊り鉄構側に上部側滑車を掛架し、当該上部側
滑車と下部側滑車と前記巻き取り機と吊り荷重計付きの
巻き上げ機にかけてワイヤロープを掛架支持してなり、
前記吊り上げ装置によりボイラ炉内の上方部に吊り上げ
た足場ステージを、上端部が前記吊り鉄構側に固定さ
れ、ボイラ炉の天井部を貫通させて垂下形成した吊りロ
ッド又はフラットバーの下端部に固定するボイラ炉内の
足場ステージの吊り上げ装置と、その吊り固定装置を提
供したのである。
【0015】
【作用】炉底部に形成した作業ステージにセットした足
場ステージの制御盤による遠隔制御方式で、足場ステー
ジの四隅部の巻き上げ機を略同期させて作動し、巻き上
げ機の吊り荷重計にかかる負荷を監視しながら、足場ス
テージを可能な限り水平状態に維持しつつ吊り上げる。
【0016】その際、足場ステージの四隅部の吊り荷重
計の示すデータによって、4機の巻き上げ機を必要に応
じて個別に作動させることで、足場ステージのバランス
を取りながら吊り上げ作動が行われる。
【0017】そして、足場ステージがボイラ炉の上部側
にあるアーチ部の下部側まで吊り上げられた後は、吊り
鉄構に上端部固定され、ボイラ炉の天井壁を貫通させ
て垂下形成した吊りロッド又はフラットバーの下端部
を、吊り上げた足場ステージに連結固定する。
【0018】その上で、コンドラを吊り上げる上部側滑
車を足場ステージに取り付け、当該ゴンドラを昇降させ
ることで、足場ステージの上に足場資材を吊り上げた上
で、当該足場資材と既設の隔壁型エレメントや板型エレ
メントを利用することで、固定足場が構成され、各種の
配管類とエレメント類の点検検査に供される。
【0019】また、ボイラ炉の水冷壁管とバーナー類に
ついては、内壁面に沿って昇降自在に吊設したゴンドラ
に乗った作業者が、当該ゴンドラを適宜上げ下げしなが
ら点検検査に供される。
【0020】
【実施例】先ず、火力発電所におけるボイラ炉には、単
一炉、隔壁炉、双炉等の型式があるが、その内、単一炉
に属するボイラ炉の概要を説明する。このボイラ炉は、
図2と図3に示すように、本体部が縦長の角筒構造に
形成され、その下部側をホッパー構造とする炉構造を呈
している。
【0021】そこで、このボイラ炉を上中下に区した
場合、本体部の上方部Aの炉内、即ち、ボイラ炉
方部の後壁部から炉内へ向かって張り出したアーチ部1
から上部側の領域Aには、上部火炉2が形成され、その
下部側から下方にかけての中間位置の炉本体部の領域
には、燃焼火炉3が形成され、この燃焼火炉3の底部か
ら下方にかけての炉底部の領域Cには、ホッパー4が
形成されている。
【0022】5はホッパー部4の側壁部に開口形成した
マンホールであって、ボイラ炉の点検、検査時には、各
種の足場資材や足場ステージの吊り上げ装置等の機器類
が搬入される。6は燃焼火炉3の下部寄りの内壁面に
けられているバーナー部である。7は隔壁型過熱器エレ
メント又は再熱器、8は板型過熱器エレメント又は再熱
器であって、アーチ部1から上部側の上部火炉2に、間
隔を隔てて並設されている。9は水冷壁管であって、ボ
イラ炉の全内壁面の全面に密間隔に配管構成されてい
る。10はボイラ炉の天井壁であって、その天井面にも
水冷壁管9が配管されている。
【0023】次に、定期点検、修理等の対象となる既設
のボイラ炉に、本発明に係る足場ステージSを構成する
前段階の諸構成を説明する。11は天井壁10の上方部
設けた格子状の吊り鉄構12は天井壁10に穿孔加
工した貫通口であって、炉内に2基の足場ステージSを
構成するに先立って、予め、必要最低限の範囲の数、
えば、合計20箇所程度の貫通口12が穿孔加工され、
作業終了後には再び完全に閉成するか、次回の作業時に
おける再度の穿孔作業を不要とするため、開口自在な状
態にして閉成される。
【0024】Kは作業ステージであって、燃焼火炉3と
ホッパー部4との境界部分の炉底部に組立設置され、
ンホール5や炉内のピープホールやホッパー部4の底部
から搬入される鋼管、型鋼、帯板等の足場資材により、
先ず、作業ステージKのステージ枠をフレーム形成し、
その上面に帯板を適宜固定することにより組み立てら
れ、足場ステージSの組立、解体等を行うため受台とし
て機能する。
【0025】そこで、この作業ステージKをベースとし
て、その上面で足場ステージSを組み立てるには、鋼
管、型鋼、帯板等の足場資材を、再び、マンホール5や
炉内のピープホールやホッパー部4の底部から作業ステ
ージKの上に搬入する。
【0026】この足場資材により、作業ステージKの上
で、足場ステージSのステージ枠14の2基を夫々格子
状にフレーム形成し、夫々のステージ枠14の必要箇所
に帯板を固定したり、ネットを張設するなどして足場ス
テージSの2基を並設する。
【0027】更に、足場ステージSを吊り上げるための
構成機器、具体的には、図1に示すような3連滑車の下
部側滑車15と、吊り荷重計16とモータ駆動する巻き
上げ機17と、それらが取り付けられる係止部材18
と、モータ駆動によりワイヤロープ19を巻き取る巻き
取り機20と、同じく3連滑車の上部側滑車21等を、
1基当たり4セット搬入し、また、足場ステージSの外
周部に取り付けられる硬質ゴム製ガイドローラ22と、
それを出没させるシリンダ23等を1基当たり4〜8個
搬入する。
【0028】そこで、足場ステージSの四隅部に吊り荷
重計16と下部側滑車15の係止部材18を設け、その
近傍に吊り荷重計16付き巻き上げ機17の振れ止め用
支持部材24を取り付け、その上で、係止部材18の係
止部に下部側滑車15を掛架し、また、それと適度な間
隔を隔てた位置の係止部に吊り荷重計16を掛架すると
共に、ワイヤロープ19の巻き上げ機20を支持部材2
4で挟着支持して回転しないように振れ止め支持する。
また、巻き上げ機17で巻き取られるワイヤワロープ1
9を、ガイドローラ25を介して巻き取り機20に巻き
取られるように配置する。
【0029】そして、ボイラ炉の天井壁10の貫通口1
2から足場ステージSの四隅部に垂れ下げたロープ等に
より、上部側滑車21を鉛直上方へ引き上げた上で天井
壁10の上部側に設けた吊り鉄構11に掛架する。ま
た、作業ステージKに載置され、足場ステージSの空間
位置に露呈した状態で据え付けられた制御盤26と、足
場ステージSの四隅部に配設した吊り荷重計16と巻き
上げ機17と巻き取り機20と、ガイドローラ22を出
没させるシリンダ23とをケーブルで夫々接続する。
【0030】そこで、制御盤26から足場ステージSの
吊り上げ装置の構成機器に対して、吊り上げ指令を出す
ことで、四隅部の吊り上げ装置が同期作動して足場ステ
ージSが炉内を上昇する。後は、吊り荷重計16の示す
数値によって、制御盤26からの巻き上げ機17と巻き
取り機20への回転を適正に作動制御することで、足場
ステージSが水平状態をバランス良く維持しながらアー
チ部1の付近まで引き上げられる。その際、足場ステー
ジSが前後左右に揺れることで、炉内壁面の水冷壁管9
に接触しようとするも、足場ステージSの外周部にある
ガイドローラ22がクッション機能することで、水冷壁
管9が損傷しないようにしている。
【0031】次いで、前記の上部側滑車21とは異なる
位置の吊り鉄構11に、吊り上げた足場ステージSを均
等に固定する、吊りロッド又はフラットバー27の上端
部を固定し、その下端部を足場ステージSの1基当たり
6〜8箇所の位置で固定することにより、足場ステージ
Sがボイラ炉の上方部に安全且つ安定的に吊り固定され
る。当然のことながら、吊りロッド又はフラットバー2
7は、天井壁10の貫通口12を貫通させた上で垂れ下
げられ、その下端部を、アーチ部1まで吊り上げられた
足場ステージSのフレーム適所に固定支持される。
【0032】この足場ステージSには、その底部側の適
所にゴンドラGを吊り下げる係止部28が設けられてお
り、当該係止部28にゴンドラGの上部側滑車29を掛
架しておく或は、ボイラ炉の上方部に足場ステージS
を吊り上げ、吊りロッドやフラットバー27で足場ステ
ージSを安全且つ安定的に吊り固定した後で、ゴンドラ
Gの上部側滑車29をロープ等で引き上げて係止部28
に掛架した上で、ゴンドラGを昇降自在に吊設する。
【0033】そこで、ゴンドラGに構成した吊り上げ装
置を作動することで、燃焼室3の前後左右の水冷壁管9
の点検修理や、吊り固定した足場ステージS上への鋼
管、型鋼、帯板等の足場資材の引き上げに使用される。
また、足場ステージSへ供給された鋼管、型鋼、帯板等
の足場資材と、上部火炉2にある既設の隔壁型過熱器エ
レメント7や板型過熱器エレメント8等を利用すること
で固定足場が組み立てられ、これにて足場ステージSに
上部火炉2の構成機器を点検、検査する為の固定足場が
形成される。
【0034】
【発明の効果】本発明は、前記のように火力発電所のボ
イラ炉内の上方部に足場ステージを取り付けてなる足場
装置において、ボイラ炉の炉底部で組み立てた足場ステ
ージの四隅部に下部側滑車を掛架し、当該下部側滑車の
近傍に吊り荷重計付きの巻き上げ機とワイヤロープの巻
き取り機を配設し、ボイラ炉の天井壁の上方部に設けた
吊り鉄構側に上部側滑車を掛架し、当該上部側滑車と下
部側滑車と前記巻き取り機と吊り荷重計付きの巻き上げ
機にかけてワイヤロープを掛架支持してなる足場ステー
ジの吊り上げ装置とその吊り固定装置を提供したので、
ボイラ炉という限られた炉内での足場ステージとしての
実用性に極めて優れる。
【0035】この点、前記した先行技術の場合には、単
なる滑車による吊り上げ装置が提案されているのみで、
足場ステージの自重とその上に構成される固定足場の重
量を加算した場合、少なくて数トンから20トン程度に
もなる足場ステージに対する吊り上げ装置として具体
に乏しい。それに対し、本発明に係る吊り上げ装置の場
合には、吊り荷重計付き巻き上げ機と、ワイヤロープの
巻き取り機等をも組み合わせた具体的な構成を有し、し
かも、それを炉底部にセットした制御盤から遠隔操作す
るようにもしているので、足場ステージを効率よく安全
且つ安定的に引き上げるに、頗る利便である。
【0036】特に、本発明の場合には、従来の実開平3
−14243号公報や実開平3−14244号公報に示
す回廊構造の「ワークステーション」にない、ワイヤロ
ープの巻き取り機をも組み込んでいるので、上部側滑車
と下部側滑車を多重連、例えば、3連滑車とするような
場合には、本来、上部火炉と炉底部との間に200M〜
300Mにも及ぶワイヤロープが、足場ステージの上げ
下げに伴って、当該足場ステージの上に繰り出された
り、或いは、炉底部に垂れ下げられて積上げられ ような
こともなく、上昇に伴って排出されるワイヤロープの整
理性と収納性に優れる。また、下降に伴って繰り出され
るワイヤロープが絡み付くことなく補給されるので、足
場ステージの下降が円滑に行うことができる意味で、頗
る実用的な装置である。
【0037】また、アーチ部まで引き上げられた後に
は、上部側滑車の取付位置とは異なる位置に配設した吊
りロッド又はフラットバーに置き換えて足場ステージを
固定支持するので、当該足場ステージの上に固定足場を
組み立てて点検検査に供するも、極めて安定した状態の
下での作業に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る足場ステージの吊り上げ装置を示
す斜視図である。
【図2】ボイラ炉の上方部に吊り上げられる1基の足場
ステージと、炉底部の作業ステージの片側半分に載置さ
れた他の足場ステージを示す装置全体の斜視図である。
【図3】ボイラ炉の上方部に吊設固定した足場ステージ
と、その足場ステージに吊設したゴンドラと、炉底部に
設置した作業ステージ等を示す縦断概要図である。
【符号の説明】
S 足場ステージ K 作業ステージ G ゴンドラ A 上方部の領域本体部の領域 C 炉底部の領域 1 アーチ部 2 上部火炉 3 燃焼火炉ホッパー部 5 マンホール 6 バーナー部 7 隔壁型過熱器 8 板型過熱器 9 水冷壁管 10 天井壁 11 吊り鉄構 12 貫通孔 14 ステージ枠 15 下部側滑車 16 吊り荷重計 17 巻き上げ機 18 係止部材 19 ワイヤロープ 20 巻き取り機 21 上部側滑車 22 ガイドローラ 23 シリンダ 24 支持部材 25 ガイドローラ 26 制御盤 27 吊りロッド又はフラットバー 28 係止部 29 上部側滑車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木部 茂 名古屋市港区潮見町34番地 中部電力株 式会社火力センター内 (72)発明者 深堀 和實 名古屋市中区金山一丁目12番14号 株式 会社中部プラントサービス内 (72)発明者 押金 富士夫 名古屋市中区金山一丁目12番14号 株式 会社中部プラントサービス内 (72)発明者 古市 政彦 名古屋市中区金山一丁目12番14号 株式 会社中部プラントサービス内 (56)参考文献 実開 平3−14243(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 3/10 E04G 1/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火力発電所のボイラ炉内の上方部に足場
    ステージを取り付けてなる足場装置において、ボイラ炉
    の炉底部で組み立てた足場ステージの四隅部に下部側滑
    車を掛架し、当該下部側滑車の近傍に吊り荷重計付きの
    巻き上げ機とワイヤロープの巻き取り機を配設し、ボイ
    ラ炉の天井壁の上部側に設けた吊り鉄構側に上部側滑車
    を掛架し、当該上部側滑車と下部側滑車と前記巻き取り
    機と吊り荷重計付きの巻き上げ機にかけてワイヤロープ
    掛架支持してなり、 前記吊り上げ装置によりボイラ炉内の上方部に吊り上げ
    た足場ステージを、上端部が前記吊り鉄構側に固定さ
    れ、ボイラ炉の天井部を貫通させて垂下形成した吊りロ
    ッド又はフラットバーの下端部に固定したこと特徴とす
    ボイラ炉内の足場ステージの吊り上げ装置。
  2. 【請求項2】 火力発電所のボイラ炉内の上方部に足場
    ステージを取り付けてなる足場装置において、ボイラ炉
    の炉底部で組み立てた足場ステージの四隅部に下部側滑
    車を掛架し、当該下部側滑車の近傍に吊り荷重計付きの
    巻き上げ機とワイヤロープの巻き取り機を配設し、ボイ
    ラ炉の天井壁の上部側に設けた吊り鉄構側に上部側滑車
    を掛架し、当該上部側滑車と下部側滑車と前記巻き取り
    機と吊り荷重計付きの巻き上げ機にかけてワイヤロープ
    を掛架支持してなる足場ステージの吊り上げ装置であっ
    て、 前記吊り上げ装置によりボイラ炉の上方部へ足場ステー
    ジを吊り上げた後、当該足場ステージを、前記吊り鉄構
    に上端部が固定されボイラ炉の天井壁を貫通した吊りロ
    ッド又はフラットバーにより固定したことを特徴とする
    ボイラ炉内の足場ステージの吊り固定装置。
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