JP2002356296A - 門型クレーン - Google Patents

門型クレーン

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JP2002356296A
JP2002356296A JP2001160956A JP2001160956A JP2002356296A JP 2002356296 A JP2002356296 A JP 2002356296A JP 2001160956 A JP2001160956 A JP 2001160956A JP 2001160956 A JP2001160956 A JP 2001160956A JP 2002356296 A JP2002356296 A JP 2002356296A
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pole
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Osamu Hasegawa
收 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可搬型の簡易な構造で、クレーンの高さを小
幅に調整することができ、部屋の隅や壁際においても作
業性のよい門型クレーンを提供する。 【解決手段】 略水平方向の横行レール1と、該横行レ
ール両端付近をそれぞれ支持する昇降ポール2と、両側
の昇降ポールを任意な高さにそれぞれ支持する支柱3と
からなり、前記昇降ポール下方に引揚げローラ6を設
け、該引揚げローラを経由したワイヤ7を前記支柱に設
けた巻上げ手段に連結して昇降ポールを昇降するように
し、同一の支柱の対向する側面左右へそれぞれ左右で穿
孔高さを異にした高さ調整孔9を設け、左右の調整孔で
調整幅を小幅としたことを特徴とする門型クレーン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に据付け型のク
レーンその他の吊り上げ設備のない場所で、簡単に組み
立てて、重量物を吊り上げたり、移動させるのに使用さ
れる簡易な構造の門型クレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】新規に高重量物の機器を室内へ据え付け
たり、機器のメンテナンス時や、交換時に、ほとんどの
場合は、据付け型のクレーンその他の吊り上げ設備が無
いため、高重量物の吊上げに適した構造のクレーン等を
搬入して使用される。門型クレーンの使用もそのような
場所において好ましい吊り上げ設備の一つである。しか
し、これまでの門型クレーンは、例えば特開平8-310786
号や特開平11-222378号等にみられるが、一見すると簡
易にみえるが、実際には分解や組立が煩わしいし、持ち
運びが容易ではない。また、作業性からみた場合でも、
壁際での吊上げや据え付け作業があったり、吊る位置が
高低まちまちであるが、それに微妙に適合させることが
できないものが多い。前記特開平8-310786号や特開平11
-222378号においても支柱を内支柱と外支柱として伸縮
可能とし、内外一方の支柱又は双方に所定間隔で設けた
調整孔へ調整ピンを挿通して吊上げ高さを調整するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような吊上げ高
さを調整する機構は、所定間隔で設けた調整孔の間隔が
調整代であり、調整代を微細にしようとすると、調整孔
の間隔を狭めて多数設けなければならない。しかし、支
柱に対して調整孔を多く設けると、支柱の強度が低下し
てしまう難点がある。また、支柱を内支柱と外支柱とし
て伸縮可能とした場合、前記特開平8-310786号や特開平
11-222378号においては支柱を延ばす作業を作業員の力
作業に頼ることとなる。門型クレーンの支柱を延ばすた
めに油圧シリンダーを設けた例も、例えば特開2001-130
868号にみられるが、装置が複雑となるし、高価となら
ざるを得ない。また、重量的にも構造的にも可搬型に相
応しくないものとなる。
【0004】そこで、本発明は門型クレーンを可搬型の
簡易な構造とし、支柱の伸縮を作業者の人力によって容
易にできるものとし、クレーンの高さを小幅に調整する
ことができ、しかも、部屋の隅や壁際においても作業性
のよい構造とするべく検討した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の門型クレーン
は、略水平方向の横行レールと、該横行レールの両端付
近をそれぞれ支持する昇降ポールと、両側(両方)の昇降
ポールを任意な高さにそれぞれ支持する支柱とからな
り、前記昇降ポール下方に引揚げローラを設け、該引揚
げローラを経由したワイヤを前記支柱に設けた巻上げ手
段に連結して昇降ポールを昇降するようにしたことを特
徴とする。ここにいう昇降ポールは前記内支柱と同様な
内筒構造であり、水平方向の横行レールを下方から支持
する。また、この昇降ポールを任意な高さに支持する支
柱は、前記外支柱と同様な外筒構造である。昇降ポール
と支柱は内外逆にして、昇降ポールを外筒、支柱を内筒
とすることもできる。昇降ポール下方に引揚げローラを
設けると、該引揚げローラを経由したワイヤを巻上げ手
段により巻上げることによって、昇降ポールが上昇し、
同時に横行レールも上昇させることができる。
【0006】本発明では同一支柱の対向する側面左右へ
それぞれ左右で穿孔高さを異にした高さ調整孔を設け
て、左右の調整孔で調整幅を小幅とした。すなわち、対
向する側面へそれぞれ穿孔高さを異にした高さ調整孔を
設けている。対向する2つの側面のそれぞれ高さの異な
る孔のいずれかを選択してピンを挿入すると、昇降ポー
ルの降下を規制することができるので、支柱の強度低下
を防ぎながら調整幅を従来よりも小幅とすることができ
るのである。
【0007】また、横行レールに対しては滑車付吊り台
車を設けて、該滑車付吊り台車に吊り手段を設けること
によって、吊り対象の重量物を横行レールに従って横
(長手)方向へ移動させることができる。
【0008】更に、本発明の門型クレーンでは、支柱の
下部に台座を設け、その台座に支柱を水平方向に移動調
整可能な固定手段を設けている。ここにいう水平方向調
整可能とは、門型クレーンを横行レールの直角方向に調
整可能とすることである。このことにより、壁面等の際
(接近した位置)にまで重量物の吊り操作を可能としたの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の門型
クレーンを詳細に説明する。図1は本発明の門型クレー
ンの正面図、図2は側面図である。これらの図にみられ
るように、本発明の門型クレーンは、略水平方向の横行
レール1と、該横行レール1の両端付近をそれぞれ支持
する昇降ポール2,2と、両側(両方)の昇降ポール2,2
を任意な高さにそれぞれ支持する支柱3,3とによって
門型に形成している。昇降ポール2,2は角パイプを用
いた内筒構造であり、水平方向の横行レール1を下方か
ら支持する。支柱3,3が外筒となっている。横行レー
ル1に対しては滑車付吊り台車4を設けることができ、
この滑車付吊り台車4にフック等を有する公知の吊り手
段5を設けて、重量物を吊ると共に、横行レール1に従
って横方向へ移動させることができるようにしている。
横行レール1、昇降ポール2、支柱3、滑車付吊り台車
4等は分解された状態で可搬型となり、簡易な構造と
し、支柱の伸縮を作業者の人力によって容易にできるも
のとしている。
【0010】本発明の門型クレーンは、横行レール1も
滑車付吊り台車4も適当な高さに維持して使用できるよ
うにしている。そのために、図3及び図4に要部拡大図
を示すように、昇降ポール2の下方に引揚げローラ6を
設け、支柱3の上方に基部7aを固定し前記引揚げローラ
6を経由したワイヤ7を前記支柱3の上方に設けた巻上
げ手段8のワイヤ巻き上げ器に連結して昇降ポール2を
昇降させるようにしている。このように、昇降ポール2
の下方に引揚げローラ6を設けると、該引揚げローラを
経由したワイヤ7を巻上げ手段8により巻上げることに
よって、昇降ポール2が上昇し、同時に横行レール1及
び吊り手段5を上昇させることができる。巻上げ手段8
は両側(両方)の昇降ポール2,2へ個々に設けてもよい
し、巻上げ手段8を片側へ設けてチェーン等で他側のワ
イヤも同時に巻き上げるようにしてもよい。
【0011】この装置では同一の支柱3において、対向
する左右側面へそれぞれ穿孔高さを異にした高さ調整孔
9を設けている。その様子を図5及び図6に示す。図5
は支柱3の右側面図であり、図6は同じ支柱3の左側面
図である。図5に示す支柱3の右側面の調整孔9aを選択
してピンを挿入して昇降ポール2の下方を支持した場
合、昇降ポールの長さに下方から調整孔9a迄の高さh1
加えると横行レール1の高さとなる。右側面にのみ高さ
調整孔が設けられていると、次に高くする場合には調整
孔9cを選択することとなる(高さh3)。しかし、本発明の
ように同じ支柱3の左側面に設けられた高さの異なる調
整孔9bを選択してピンを挿入して昇降ポール2の下方を
支持すると、調整孔9b迄の高さh2と小幅に高さを上げる
ことができるのである。対向する左右側面に設けられた
総ての高さ調整孔を一方の側面へ設けることが支柱の強
度低下を招く点をこのような構造にして解決したのであ
る。
【0012】更に、本発明の門型クレーンでは、前後方
向の台座10,10を設け、その台座10,10に支柱3,3をそ
れぞれ固定している。支柱3,3の立設を強固にするた
めに上方から下方の土台の前後部に引張筋11,11を設
け、そのターンバックルによって緊張状態としている。
下部の台座10には支柱3を固定するための多数個のボル
ト孔があり、水平方向に移動調整可能な固定手段として
いる。門型クレーンを横行レールの直角方向にすなわ
ち、前後方向に調整可能とすることにより、壁面等の際
(接近した位置)にまで重量物の吊り操作を可能としたの
である。
【0013】
【発明の効果】本発明によって、門型クレーンを可搬型
の簡易な構造とし、支柱の伸縮を作業者の人力によって
容易にできるものとすると共に、支柱の強度を確保した
上で、クレーンの高さを小幅に調整することができるよ
うにした。加えて、部屋の隅や壁際においても使用し易
い構造とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の門型クレーンの正面図である。
【図2】本発明の門型クレーンの側面図である。
【図3】本発明の門型クレーンの側面要部拡大図であ
る。
【図4】本発明の門型クレーンの側面要部拡大図であ
る。
【図5】支柱の右側面図である。
【図6】支柱の左側面図である。
【符号の説明】
1 横行レール 2 昇降ポール 3 支柱 4 滑車付吊り台車 5 吊り手段 6 引揚げローラ 7 ワイヤ 8 巻上げ手段 9 高さ調整孔 10 台座 11 引張筋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平方向の横行レールと、該横行レー
    ル両端付近をそれぞれ支持する昇降ポールと、両側の昇
    降ポールを任意な高さにそれぞれ支持する支柱とからな
    り、前記昇降ポール下方に引揚げローラを設け、該引揚
    げローラを経由したワイヤを前記支柱に設けた巻上げ手
    段に連結して昇降ポールを昇降するようにしたことを特
    徴とする門型クレーン。
  2. 【請求項2】 同一の支柱の対向する側面左右へそれぞ
    れ左右で穿孔高さを異にした高さ調整孔を設け、左右の
    調整孔で調整幅を小幅とした請求項1記載の門型クレー
    ン。
  3. 【請求項3】 横行レールに対し、滑車付吊り台車を設
    け、該滑車付吊り台車に吊り手段を設けた請求項1記載
    の門型クレーン。
  4. 【請求項4】 支柱の下部に設けた台座に支柱の水平方
    向移動調整固定手段を設けた請求項1又は2記載の門型
    クレーン。
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