JP3234125B2 - 重量物移動装置用吊り治具 - Google Patents

重量物移動装置用吊り治具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電盤など重量物の据
付,撤去作業に使用する重量物移動装置に付属の吊り治
具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、配電盤の据付時には、配電盤を
電気室内の所定の位置まで移動させる必要がある。その
作業には、一般にクレーン,ホイストなどの重量物移動
装置を使用している。一種の門形クレーンの重量物移動
装置を使用した場合には、図9,図10に示すように装
置の吊りビーム3に取り付けた荷吊り用滑車6Aから垂
下された荷吊り用ワイヤ41の先端フックに通常のワイ
ヤ101を掛けて、配電盤100を吊り上げ、移動す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9,図1
0に示すように配電盤100を通常のワイヤ101を使
用して荷吊り用ワイヤ41の先端フックに吊り下げる場
合、下式により求めた吊り代H0が必要となる。なお、
配電盤100の上面の吊りフック(4点吊りの場合)の
奥行き方向の間隔をWとしている。
【0004】 H0=(W/2)(1/tan30°)≒0.87W 従って、W=800(mm)の場合は H0=800×0.87≒700(mm) となる。この値は、据付場所に高さの制約があることを
考慮すると、かなり大きなものである。吊り上げに際し
ては、この吊り代を確保しなければならないが、重量物
移動装置の高さが電気室の天井面の高さ(照明器具が突
出している場合は、床面から照明器具までの高さ)で制
限されるため、配電盤100の上面と上記の荷吊り用ワ
イヤ41の先端フックとの間に0.87Wの吊り代を確
保できないことがある。即ち、作業不可能ということに
なる。
【0005】そこで本発明は、上記の課題を解決し、少
ない吊り代で重量物の吊り上げ,移動を円滑に、かつ安
全に行うことができる重量物移動装置用吊り治具を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口を下向き
とする溝形鋼の上面中央部に長手方向の吊りフック用長
穴を設け、内側にこの長穴と直交するようにフック引っ
掛け棒を固着して、重量物移動装置の荷吊り用ワイヤの
先端フックが掛けられるフック引っ掛け部を形成すると
ともに、その両側の上面に長手方向のスリットを設け、
各スリットに重量物吊り上げ用フックを吊り下げ支持す
るアイボルトを溝形鋼上面で支持することで、溝形鋼内
にアイボルトが位置した状態として、重量物吊り上げ用
フックを移動自在に装着したことを特徴とする。
【0007】
【作用】通常のワイヤを使用するには吊り代が少ないと
判断した場合、吊り治具を使用し、その中央のフック引
っ掛け部に荷吊り用ワイヤのフックを掛けて、重量物の
上方へ移動させる。そして、吊り治具の重量物吊り上げ
用フックを重量物上面の吊りフックに引っ掛け、ワイヤ
巻取手段の寸動操作で掛かり具合を確認する。この後、
所要の吊り上げ高さ、例えば100(mm)の吊り上げ
高さとして、移動する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
【0009】本発明による重量物移動装置用吊り治具の
実施例を図1〜図5に示す。図1は平面図、図2は正面
図、図3はA−A矢視断面図、図4は掛けフック部(重
量物吊り上げ用フック部)の正面図、図5は掛けフック
部の側面図である。図1〜図3に示すように溝形鋼11
0の中央部の溝底面部に吊りフック用長穴111を設
け、その両側に掛けフック移動スリット112を設けて
いる。中央部の溝底面には補強板113を溶接により固
定している。この補強板113にも長穴111と同じ大
きさの長穴を設けるとともに、中央に長穴111と直交
するようにフック引っ掛け棒114を溶接により固定し
ている。つまり、溝形鋼110の中央に重量物移動装置
の荷吊り用ワイヤ41(図7,図8参照)の先端フック
を掛けるフック引っ掛け部を形成している。なお、中央
部の溝内部及び開口部にはリブ115及びカバー116
を溶接により固定している。
【0010】前記フック移動スリット112に移動自在
に装着する掛けフック部120は、図4,図5に示すよ
うに構成している。即ち、フック本体(重量物吊り上げ
用フック)121をアイボルト122に連結し、アイボ
ルト122に取付座123,座金124,溝付き六角ナ
ット125,スプリングピン126,プラスチックボー
ル127を組み付けている。前記溝形鋼110には、ア
イボルト122がスリット112を貫通し、取付座12
3が上面(溝底部の外面)を摺動するように装着してい
る。
【0011】このようにフック引っ掛け棒114を溝形
鋼110の溝内に位置させ、かつ重量物吊り上げ用フッ
ク(掛けフック)部120を溝形鋼110の上面から吊
り下げた構造とすると、荷吊り用ワイヤ41の先端フッ
クを中央部の長穴111に差し込み、フック引っ掛け棒
114に引っ掛けた状態、つまり重量物移動装置に吊り
治具を装備した状態では、荷吊り用ワイヤ41の先端フ
ックと掛けフック部120のフック本体121との間隔
が小さいため、掛けフック部120を重量物上面の吊り
フックに掛けた時の荷吊り用ワイヤ41の先端フックと
重量物(配電盤)の上面との間隔、いわゆる吊り代H0
が通常のワイヤを使用した場合の値(H0≒0.87
W)に比べて大幅に短縮される。例えば、図6に示すよ
うに溝形鋼110のサイズを100×50×t5とし、
補強板113の板厚を6(mm)、フック引っ掛け棒1
14の直径を9(mm)、溝形鋼110の上面(取付座
123の下面)とフック本体121の受け面最下部との
間の寸法を126(mm)、重量物上面の吊りフックの
高さを55(mm)とすると、 H0=55+(126−5−6−9)=161(mm) となる。
【0012】上記吊り治具を本出願人が先に出願した
「重量物移動装置」(特願平7−111645号)で使
用した場合について説明する。まず、「重量物移動装
置」の概要について述べる。図7,図8に示すように、
下部柱材11と上部柱材12をスライド結合構造とし、
手巻ウインチ13により伸縮可能とした一対の支柱1
と、柱取付穴を一定のピッチで設けて支柱の上端間を連
結するI形の吊りビーム3と、支柱を立設するキャスタ
付き脚部2とで門形パターンを形成する。支柱1に荷吊
り用の手巻ウインチ4と滑車6Bを取り付け、吊りビー
ム3にその柱取付穴を利用して荷吊り用滑車6Aを取り
付ける。吊りビーム3の高さは、作業前に設定値に調節
してロックピン96で固定し、重量物の上げ下げは荷吊
り用ウインチ4で操作する。また、組立,解体に使用す
るビーム吊り上げ用滑車付きアームと仮設用アングルを
付属させる。
【0013】現場への搬入は解体した状態で行われる。
この状態では、支柱1は、上部柱材12と下部柱材11
に分離されており、柱昇降用のワイヤは上部柱材に取り
付けられている。組み立ては、脚部2への下部柱材11
の取り付け、上部柱材12の下部柱材11への挿入の順
序で行われ、自立用ベース5をキャスタ22より下降さ
せた状態で支柱1の立て起こしを行い自立させる。次
に、仮設用アングルを一対の脚部2,2間に掛け渡して
取付用ボルトで固定する。下部柱材11の上端部に滑車
付きアームを取り付け、荷吊り用ウインチ4のワイヤ4
1を滑車に掛けて吊りビーム3を支柱1の上端まで巻き
上げる。吊りビーム3を柱上端に固定した後、仮設用部
材を取り外し、荷吊り用滑車6Aを所要の位置に取り付
けて、ワイヤ41を掛け替える。この後、柱昇降用ウイ
ンチ13により両支柱1,1が同じ高さとなるように上
部柱材12を上昇させ、所要の高さの所でロックピン9
6を挿入して固定する。そして、自立用ベース5を上昇
させてキャスタ22で支持するようにすれば、準備完了
となる。即ち、一種の移動式門形クレーンとして重量物
の上げ下げ,移動を行うことになる。
【0014】図9,図10のように通常のワイヤ101
を使用した場合の吊り代H0は、前述したように700
(mm)であるから、配電盤100の上面から重量物移
動装置の上面(吊りビーム3の上面)までの必要間隔H
は H=700+400+125=1225(mm) となる。高さが2350(mm)、W=800(mm)
の配電盤を吊り上げようとした場合の最低天井高さHt
は、吊り上げ高さを100(mm)とすると、 Ht=1225+2350+100=3675(mm) となる。これでは、重量物移動装置の最大高さが332
5(mm)であるため、吊り上げ不可能となる。
【0015】これに対し、前記実施例の吊り治具を使用
した場合は、荷吊り用ワイヤ41の先端フックの厚みを
17(mm)、吊りビーム3の高さ寸法を125(m
m)とすると(図9参照)、 H=161+(400−17)+125=669(m
m) Ht=669+2350+100=3119(mm) となる。
【0016】従って、有効高さが3200(mm)以上
の電気室での作業が可能となり、重量物の吊り代が少な
い状況の現場でも円滑、かつ安全に作業を行うことがで
きるようになる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、溝形材の
中央部にフック引っ掛け部を形成し、その両側に重量物
吊り上げ用フックを移動自在に装着したので、吊り代の
大幅な短縮が可能となり、通常のワイヤでは使用不可能
な状況下でも重量物を円滑に、かつ安全に移動すること
ができる。しかも、各種の重量物上面の吊りフック間隔
に容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による重量物移動装置用吊り治具の実施
例を示す平面図。
【図2】本発明による重量物移動装置用吊り治具の実施
例を示す正面図。
【図3】図1のA−A矢視断面図。
【図4】本発明による重量物移動装置用吊り治具の実施
例における掛けフック部を示す正面図。
【図5】本発明による重量物移動装置用吊り治具の実施
例における掛けフック部を示す側面図。
【図6】実施例における吊り代の縮小度合いを説明する
ための略図。
【図7】本発明による重量物移動装置用吊り治具を使用
する重量物移動装置の構成例を示す正面図。
【図8】本発明による重量物移動装置用吊り治具を使用
する重量物移動装置の構成例を示す側面図。
【図9】従来の重量物吊り上げ状況の一例を示す正面
図。
【図10】図9のB−B矢視図。
【符号の説明】
1…支柱 2…キャスタ付き脚部 3…吊りビーム 4…荷吊り用手巻ウインチ 5…自立用ベース 6A,6B…荷吊り用滑車 11…下部柱材 12…上部柱材 13…柱昇降用手巻ウインチ 41…荷吊り用ワイヤ 100…重量物(配電盤) 110…溝形鋼 111…吊りフック用長穴 112…掛けフック移動スリット 114…フック引っ掛け棒 120…掛けフック部121…フック本体(重量物吊り上げ用フック)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−25583(JP,A) 実開 昭56−140581(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/00 - 1/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を下向きとする溝形鋼の上面中央部
    に長手方向の吊りフック用長穴を設け、内側にこの長穴
    と直交するようにフック引っ掛け棒を固着して、重量物
    移動装置の荷吊り用ワイヤの先端フックが掛けられるフ
    ック引っ掛け部を形成するとともに、その両側の上面に
    長手方向のスリットを設け、各スリットに重量物吊り上
    げ用フックを吊り下げ支持するアイボルトを溝形鋼上面
    で支持することで、溝形鋼内にアイボルトが位置した状
    態として、重量物吊り上げ用フックを移動自在に装着し
    たことを特徴とする重量物移動装置用吊り治具。
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