JP6159197B2 - 鉄塔の解体方法および解体装置 - Google Patents
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Description
(1)鉄塔の内側に、支持マスト高さ調節装置を設置する工程と、
(2)前記支持マスト高さ調節装置を利用して、該支持マスト高さ調節装置の上方に、上部に頂上台を有する支持マストを延伸させる工程であって、前記支持マストは、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなるまで、延伸される工程と、
(3)連結部材を用いて、前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所で、前記頂上台と前記鉄塔とを連結する工程と、
(4)前記鉄塔の第1の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(5)切り離された前記第1の部分の下側の部材を除去し、前記第1の部分と前記第2の部分の間に第1の空間を形成する工程と、
(6)前記支持マスト高さ調節装置により、前記支持マストを所定の高さだけ下降させる工程と、
(7)前記(5)〜(6)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第1の部分を撤去する工程と、
(8)連結部材により、前記鉄塔の第2の部分のいずれかの箇所で、前記頂上台と前記鉄塔とを連結する工程と、
(9)前記鉄塔の第2の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(10)切り離された前記第2の部分の下側の部材を除去し、前記第2の部分と前記第3の部分の間に第2の空間を形成する工程と、
(11)前記支持マスト高さ調節装置により、前記支持マストを所定の高さだけ下降させる工程と、
(12)前記(10)〜(11)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第2の部分を撤去する工程と、
(13)以下、同様に、前記鉄塔の第nの部分まで、前記工程(8)〜(12)を繰り返す工程と、
を有することを特徴とする解体方法が提供される。
前記(3)の工程と前記(4)の工程は、異なる高さの作業ステージ上で実施されても良い。
前記コーナー部材には、結合部材の一端が連結され、該結合部材の他端は、前記鉄塔を構成する組立部材に連結されても良い。
前記支持マストは、昇降の際に、前記滑車により誘導されても良い。
鉄塔の内側に設置された支持マスト高さ調節装置と、
前記支持マスト高さ調節装置の上部に組み立てられ、前記支持マスト高さ調節装置により昇降可能な支持マストであって、上部に頂上台を有し、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなる高さまで、上方に延伸する支持マストと、
一部が前記頂上台に連結され、別の一部が前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所に連結され、前記鉄塔の第1の部分が前記鉄塔の他の部分から切り離された際に、前記第1の部分を吊り下げることが可能な連結部材と、
前記支持マストの水平方向の揺れを抑制し、および/または前記支持マストの転倒を防止するマストステイと、
を有することを特徴とする解体装置が提供される。
前記コーナー部材には、結合部材の一端が連結され、該結合部材の他端は、前記鉄塔を構成する組立部材に連結されても良い。
前記支持マストは、昇降の際に、前記滑車により誘導されても良い。
(a)鉄塔の内側に、支持マスト高さ調節装置を設置する工程と、
(b)前記支持マスト高さ調節装置を利用して、該支持マスト高さ調節装置の上方に、上部に頂上台を有する支持マストを延伸させる工程であって、前記支持マストは、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなるまで、延伸される工程と、
(c)前記頂上台に支持され、巻き上げ/巻き下げ装置からのワイヤにより上下方向の移動が可能な移動滑車と、前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所とを、連結部材を用いて連結する工程と、
(d)前記鉄塔の第1の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(e)切り離された前記第1の部分の下側の部材を除去し、前記第1の部分と前記第2の部分の間に第1の空間を形成する工程と、
(f)前記巻き上げ/巻き下げ装置により、前記移動滑車を所定の高さだけ下降させる工程と、
(g)前記(e)〜(f)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第1の部分を撤去する工程と、
(h)連結部材により、前記鉄塔の第2の部分のいずれかの箇所で、前記移動滑車と前記鉄塔とを連結する工程と、
(i)前記鉄塔の第2の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(j)切り離された前記第2の部分の下側の部材を除去し、前記第2の部分と前記第3の部分の間に第2の空間を形成する工程と、
(k)前記巻き上げ/巻き下げ装置により、前記移動滑車を所定の高さだけ下降させる工程と、
(l)前記(j)〜(k)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第2の部分を撤去する工程と、
(m)以下、同様に、前記鉄塔の第nの部分まで、前記工程(h)〜(l)を繰り返す工程と、
を有することを特徴とする解体方法が提供される。
鉄塔の内側に設置された支持マスト高さ調節装置と、
前記支持マスト高さ調節装置の上部に組み立てられ、前記支持マスト高さ調節装置により昇降可能な支持マストであって、上部に頂上台を有し、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなる高さまで、上方に延伸する支持マストと、
前記頂上台に支持された移動滑車を有し、ワイヤにより前記移動滑車を上下方向に移動させることができる巻き上げ/巻き下げ装置と、
一部が前記移動滑車に連結され、別の一部が前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所に連結され、前記鉄塔の第1の部分が前記鉄塔の他の部分から切り離された際に、前記第1の部分を吊り下げることが可能な連結部材と、
前記支持マストの水平方向の揺れを抑制し、および/または前記支持マストの転倒を防止するマストステイと、
を有することを特徴とする解体装置が提供される。
頂上から順に、第1の部分、第2の部分、…、および第nの部分(ここで、nは2以上の整数)を有する鉄塔の解体方法であって、
(1)鉄塔の内側に、支持マスト高さ調節装置を設置する工程と、
(2)前記支持マスト高さ調節装置を利用して、該支持マスト高さ調節装置の上方に、上部に頂上台を有する支持マストを延伸させる工程であって、前記支持マストは、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなるまで、延伸される工程と、
(3)連結部材を用いて、前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所で、前記頂上台と前記鉄塔とを連結する工程と、
(4)前記鉄塔の第1の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(5)切り離された前記第1の部分の下側の部材を除去し、前記第1の部分と前記第2の部分の間に第1の空間を形成する工程と、
(6)前記支持マスト高さ調節装置により、前記支持マストを所定の高さだけ下降させる工程と、
(7)前記(5)〜(6)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第1の部分を撤去する工程と、
(8)連結部材により、前記鉄塔の第2の部分のいずれかの箇所で、前記頂上台と前記鉄塔とを連結する工程と、
(9)前記鉄塔の第2の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(10)切り離された前記第2の部分の下側の部材を除去し、前記第2の部分と前記第3の部分の間に第2の空間を形成する工程と、
(11)前記支持マスト高さ調節装置により、前記支持マストを所定の高さだけ下降させる工程と、
(12)前記(10)〜(11)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第2の部分を撤去する工程と、
(13)以下、同様に、前記鉄塔の第nの部分まで、前記工程(8)〜(12)を繰り返す工程と、
を有することを特徴とする解体方法が提供される。
次に、図3〜図12を参照して、本発明の一実施例による鉄塔の解体方法について、詳しく説明する。
(1)鉄塔の内側に、支持マスト高さ調節装置を設置する工程(工程S110)と、
(2)前記支持マスト高さ調節装置を利用して、該支持マスト高さ調節装置の上方に、上部に頂上台を有する支持マストを延伸させる工程であって、前記支持マストは、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなるまで、延伸される工程(工程S120)と、
(3)連結部材を用いて、前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所で、前記頂上台と前記鉄塔とを連結する工程(工程S130)と、
(4)前記鉄塔の第1の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程(工程S140)と、
(5)切り離された前記第1の部分の下側の部材を除去し、前記第1の部分と前記第2の部分の間に第1の空間を形成する工程(工程S150)と、
(6)前記支持マスト高さ調節装置により、前記支持マストを所定の高さだけ下降させる工程(工程S160)と、
(7)前記(5)〜(6)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第1の部分を撤去する工程(工程S170)と、
(8)連結部材により、前記鉄塔の第2の部分のいずれかの箇所で、前記頂上台と前記鉄塔とを連結する工程(工程S180)と、
(9)前記鉄塔の第2の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程(工程S190)と、
(10)切り離された前記第2の部分の下側の部材を除去し、前記第2の部分と前記第3の部分の間に第2の空間を形成する工程(工程S200)と、
(11)前記支持マスト高さ調節装置により、前記支持マストを所定の高さだけ下降させる工程(工程S210)と、
(12)前記(10)〜(11)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第2の部分を撤去する工程(工程S220)と、
(13)以下、同様に、前記鉄塔の第nの部分まで、前記工程(8)〜(12)を繰り返す工程(工程S230)と、
を有する。
まず、鉄塔の内側に、支持マスト高さ調節装置が設置される。
次に、支持マスト高さ調節装置140を利用して、支持マスト高さ調節装置140の上方に、支持マストが組み立てられる。また、支持マスト高さ調節装置140を利用して、支持マストが高さ方向に延伸される。
支持マスト150の高さが高くなると、これに伴い、例えば、風などの影響により、支持マスト150に水平方向から加わる荷重が無視できなくなる。そのような場合、支持マスト150の水平方向の揺れを抑制したり、転倒を防止したりするため、支持マスト150に、1または2以上のマストステイが設けられても良い。
次に、支持マスト150の最上部に設けられた頂上台160と、鉄塔110の第1の部分113−1が、第1の連結部材を用いて連結される。
次に、鉄塔110の第1の部分113−1が、鉄塔110の残りの部分から切り離される。
次に、鉄塔110の第1の部分113−1を頂上台160に吊るした状態のまま、切り離された第1の部分113−1の下側の部材が除去される。例えば、第1の部分113−1の下側に位置する組立部材が、作業員によって切除されたり、分解されたりして、第1の部分113−1の下側の部材が、第1の部分113−1の残りの部分から切り離される。
なお、取り外された第1の部分113−1の下側部分は、一旦第2の作業ステージ130b上に置載され、その後、ウインチまたは昇降リフトなどの各種手段を用いて、地上まで降ろされる。
次に、鉄塔110の第1の部分113−1を頂上台160に吊るした状態のまま、支持マスト高さ調節装置140により、支持マスト150を所定の高さだけ下降させる。
前述のように、工程S160において、鉄塔110の第1の部分113−1が下降されるため、第2の作業ステージ130b上にいる作業員186は、第1の部分113−1のより上側にアプローチすることが可能となる。
鉄塔110の第1の部分113−1が完全に撤去された後、連結部材170の、鉄塔110の第1の部分113−1に連結されていた先端が取り外され、この先端が、今度は鉄塔110の第2の部分113−2のいずれかの箇所に連結される。例えば、連結部材170の先端は、鉄塔110の第2の部分113−2の第2の作業ステージ130bに、連結されても良い。
その後は、前述の工程S140〜工程170と同様の手順で、鉄塔110の第2の部分113−2が撤去される。
以下、鉄塔110の第3の部分113−3、第4の部分113−4、第5の部分113−5、および第6の部分113−6に対しても、同様の作業が実施され、鉄塔110の各部分が撤去される。
次に、図13を参照して、本発明の一実施例による鉄塔の解体装置(以下、「第1の解体装置」と称する)について説明する。
次に、図14〜図16を参照して、本発明の一実施例による鉄塔の別の解体方法について説明する。
(a)鉄塔の内側に、支持マスト高さ調節装置を設置する工程(工程S310)と、
(b)前記支持マスト高さ調節装置を利用して、該支持マスト高さ調節装置の上方に、上部に頂上台を有する支持マストを延伸させる工程であって、前記支持マストは、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなるまで、延伸される工程(工程S320)と、
(c)前記頂上台に支持され、ワイヤ巻き取り/巻き戻し手段から延伸するワイヤにより上下方向の移動が可能な移動滑車と、前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所とを、連結部材を用いて連結する工程(工程S330)と、
(d)前記鉄塔の第1の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程(工程S340)と、
(e)切り離された前記第1の部分の下側の部材を除去し、前記第1の部分と前記第2の部分の間に第1の空間を形成する工程(工程S350)と、
(f)前記ワイヤ巻き取り/巻き戻し手段により、前記移動滑車を所定の高さだけ下降させる工程(工程S360)と、
(g)前記(e)〜(f)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第1の部分を撤去する工程(工程S370)と、
(h)連結部材により、前記鉄塔の第2の部分のいずれかの箇所で、前記移動滑車と前記鉄塔とを連結する工程(工程S380)と、
(i)前記鉄塔の第2の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程(工程S390)と、
(j)切り離された前記第2の部分の下側の部材を除去し、前記第2の部分と前記第3の部分の間に第2の空間を形成する工程(工程S400)と、
(k)前記ワイヤ巻き取り/巻き戻し手段により、前記移動滑車を所定の高さだけ下降させる工程(工程S410)と、
(l)前記(j)〜(k)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第2の部分を撤去する工程(工程S420)と、
(m)以下、同様に、前記鉄塔の第nの部分まで、前記工程(h)〜(l)を繰り返す工程(工程S430)と、
を有する。
工程S330について説明する前に、この工程において使用される巻き上げ/巻き下げ装置について簡単に説明する。
その後は、前述の工程S140〜工程S150と同様、鉄塔110の第1の部分113−1が、鉄塔110の残りの部分から切り離される。また、鉄塔110の第1の部分113−1を移動滑車397に吊るした状態のまま、切り離された第1の部分113−1の下側の部材が除去される。
次に、巻き上げ/巻き下げ装置390を用いて、地上側の巻き取り/巻き戻し手段394からのワイヤ392を延伸させて(図15参照)移動滑車397を下降させ、これにより鉄塔110の第1の部分113−1を所定の高さだけ下降させる。
次に、図17を参照して、本発明の一実施例による鉄塔の別の解体装置(以下、「第2の解体装置」と称する)について説明する。
12 頂上部
20 組立部材
25 切断箇所
30a〜30i 作業ステージ
80 クレーン
82 フック
84 吊り部材
86 作業員
110 鉄塔
113−1 第1の部分
113−2 第2の部分
113−6 第6の部分
120 組立部材
121 柱材
122 斜材
123 水平材
130(130a〜130f) 作業ステージ
140 支持マスト高さ調節装置
142 油圧式シリンダ
143 シリンダロッド
145 昇降フレーム
146 カンヌキ
150 支持マスト
152 マストブロック
152a マストブロック
153 鉄骨
154a、154b 端部
155a、155b 連結部分
160 頂上台
163 マストステイ
164 パイプ
165 コーナー部材
168 滑車
169 結合部材
170 連結部材
186 作業員
200 鉄塔の解体装置
300 鉄塔の別の解体装置
370 連結部材
390 巻き上げ/巻き下げ装置
392 ワイヤ
394 ワイヤ巻き取り/巻き戻し手段
396A、396B 固定滑車
397 移動滑車
398 連結部分
Claims (17)
- 頂上から順に、第1の部分、第2の部分、…、および第nの部分(ここで、nは2以上の整数)を有する鉄塔の解体方法であって、
(1)鉄塔の内側に、支持マスト高さ調節装置を設置する工程と、
(2)前記支持マスト高さ調節装置を利用して、該支持マスト高さ調節装置の上方に、上部に頂上台を有する支持マストを延伸させる工程であって、前記支持マストは、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなるまで、延伸される工程と、
(3)連結部材を用いて、前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所で、前記頂上台と前記鉄塔とを連結する工程と、
(4)前記鉄塔の第1の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(5)切り離された前記第1の部分の下側の部材を除去し、前記第1の部分と前記第2の部分の間に第1の空間を形成する工程と、
(6)前記支持マスト高さ調節装置により、前記支持マストを所定の高さだけ下降させる工程と、
(7)前記(5)〜(6)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第1の部分を撤去する工程と、
(8)連結部材により、前記鉄塔の第2の部分のいずれかの箇所で、前記頂上台と前記鉄塔とを連結する工程と、
(9)前記鉄塔の第2の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(10)切り離された前記第2の部分の下側の部材を除去し、前記第2の部分と前記第3の部分の間に第2の空間を形成する工程と、
(11)前記支持マスト高さ調節装置により、前記支持マストを所定の高さだけ下降させる工程と、
(12)前記(10)〜(11)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第2の部分を撤去する工程と、
(13)以下、同様に、前記鉄塔の第nの部分まで、前記工程(8)〜(12)を繰り返す工程と、
を有することを特徴とする解体方法。 - 前記(6)および/または(11)の工程における、前記支持マストの下降距離は、0.5m〜2.5mの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の解体方法。
- 前記支持マストは、複数のマストブロックを全長方向に連結することにより構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の解体方法。
- 前記(4)の工程は、前記鉄塔に設けられた作業ステージ上で実施されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の解体方法。
- 前記鉄塔には、複数の作業ステージが設けられており、
前記(3)の工程と前記(4)の工程は、異なる高さの作業ステージ上で実施されることを特徴とする請求項4に記載の解体方法。 - 前記(4)の工程と前記(5)の工程は、同じ作業ステージ上で実施されることを特徴とする請求項5に記載の解体方法。
- 前記(4)の工程と前記(8)の工程は、同じ作業ステージ上で実施されることを特徴とする請求項5または6に記載の解体方法。
- 前記支持マストには、前記支持マストの水平方向の揺れを抑制し、および/または前記支持マストの転倒を防止するマストステイが設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の解体方法。
- 前記マストステイは、上面視、前記支持マストの周囲を取り囲むパイプと、該パイプに設置され、前記支持マストのコーナー部と対向する複数のコーナー部材とを備え、
前記コーナー部材には、結合部材の一端が連結され、該結合部材の他端は、前記鉄塔を構成する組立部材に連結されることを特徴とする請求項8に記載の解体方法。 - 前記マストステイの各コーナー部材には滑車が設置され、
前記支持マストは、昇降の際に、前記滑車により誘導されることを特徴とする請求項9に記載の解体方法。 - 前記マストステイは、前記鉄塔の高さ方向に沿って、複数設置されることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一つに記載の解体方法。
- 前記鉄塔は、塔状構造物に併設されたトラス構造体、または送電線用の鉄塔であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一つに記載の解体方法。
- 頂上を含む第1の部分を有する鉄塔の解体装置であって、
鉄塔の内側に設置された支持マスト高さ調節装置と、
前記支持マスト高さ調節装置の上部に組み立てられ、前記支持マスト高さ調節装置により昇降可能な支持マストであって、上部に頂上台を有し、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなる高さまで、上方に延伸する支持マストと、
一部が前記頂上台に連結され、別の一部が前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所に連結され、前記鉄塔の第1の部分が前記鉄塔の他の部分から切り離された際に、前記第1の部分を吊り下げることが可能な連結部材と、
前記支持マストの水平方向の揺れを抑制し、および/または前記支持マストの転倒を防止するマストステイと、
を有することを特徴とする解体装置。 - 前記マストステイは、上面視、前記支持マストの周囲を取り囲むパイプと、該パイプに設置され、前記支持マストのコーナー部と対向する複数のコーナー部材とを備え、
前記コーナー部材には、結合部材の一端が連結され、該結合部材の他端は、前記鉄塔を構成する組立部材に連結されることを特徴とする請求項13に記載の解体装置。 - 前記マストステイの各コーナー部材には滑車が設置され、
前記支持マストは、昇降の際に、前記滑車により誘導されることを特徴とする請求項14に記載の解体装置。 - 頂上から順に、第1の部分、第2の部分、…、および第nの部分(ここで、nは2以上の整数)を有する鉄塔の解体方法であって、
(a)鉄塔の内側に、支持マスト高さ調節装置を設置する工程と、
(b)前記支持マスト高さ調節装置を利用して、該支持マスト高さ調節装置の上方に、上部に頂上台を有する支持マストを延伸させる工程であって、前記支持マストは、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなるまで、延伸される工程と、
(c)前記頂上台に支持され、巻き上げ/巻き下げ装置からのワイヤにより上下方向の移動が可能な移動滑車と、前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所とを、連結部材を用いて連結する工程と、
(d)前記鉄塔の第1の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(e)切り離された前記第1の部分の下側の部材を除去し、前記第1の部分と前記第2の部分の間に第1の空間を形成する工程と、
(f)前記巻き上げ/巻き下げ装置により、前記移動滑車を所定の高さだけ下降させる工程と、
(g)前記(e)〜(f)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第1の部分を撤去する工程と、
(h)連結部材により、前記鉄塔の第2の部分のいずれかの箇所で、前記移動滑車と前記鉄塔とを連結する工程と、
(i)前記鉄塔の第2の部分を前記鉄塔の残りの部分から切り離す工程と、
(j)切り離された前記第2の部分の下側の部材を除去し、前記第2の部分と前記第3の部分の間に第2の空間を形成する工程と、
(k)前記巻き上げ/巻き下げ装置により、前記移動滑車を所定の高さだけ下降させる工程と、
(l)前記(j)〜(k)の工程を複数回実施して、前記鉄塔から、前記第2の部分を撤去する工程と、
(m)以下、同様に、前記鉄塔の第nの部分まで、前記工程(h)〜(l)を繰り返す工程と、
を有することを特徴とする解体方法。 - 頂上を含む第1の部分を有する鉄塔の解体装置であって、
鉄塔の内側に設置された支持マスト高さ調節装置と、
前記支持マスト高さ調節装置の上部に組み立てられ、前記支持マスト高さ調節装置により昇降可能な支持マストであって、上部に頂上台を有し、前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さを超えるまで、または前記頂上台の高さが前記鉄塔の高さと実質的に等しくなる高さまで、上方に延伸する支持マストと、
前記頂上台に支持された移動滑車を有し、ワイヤにより前記移動滑車を上下方向に移動させることができる巻き上げ/巻き下げ装置と、
一部が前記移動滑車に連結され、別の一部が前記鉄塔の第1の部分のいずれかの箇所に連結され、前記鉄塔の第1の部分が前記鉄塔の他の部分から切り離された際に、前記第1の部分を吊り下げることが可能な連結部材と、
前記支持マストの水平方向の揺れを抑制し、および/または前記支持マストの転倒を防止するマストステイと、
を有することを特徴とする解体装置。
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