JP6197686B2 - 連結ピン装置 - Google Patents

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本発明は、連結ピン装置に関するものである。
従来より、油圧ショベルやクローラクレーン等のクローラ式車両をトレーラに積み込んで輸送する場合、トランスリフタ装置によって下部走行体を持ち上げてトラックフレームからサイドフレームを一旦取り外し、トラックフレームの前後をトレーラの左右に向けた状態でトレーラに搭載させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1のクローラ式車両では、トラックフレームの前後両側(トレーラに搭載したときには左右両側)に、トランスリフタアームを取り付けるための取付ブラケットが設けられているので、前後の取付ブラケット間の距離がトラックフレームの輸送幅の最広部となる。そのため、トラックフレームからサイドフレームを取り外したとしても、トラックフレームの輸送幅がトレーラ輸送時の車幅制限を超えてしまうおそれがあった。
そこで、本発明者は、図9に示すように、トラックフレーム12の上面に固定ブラケット13を立設させることで、トラックフレーム12の輸送幅がトレーラ輸送時の車幅制限を超えないようにすることを考えた。そして、リフタ本体部31から固定ブラケット13側に向かって支持アーム部35が張り出すように構成されたトランスリフタ装置30を用い、固定ブラケット13と支持アーム部35とに形成されているピン孔に連結ピン36を嵌め込むことで、トラックフレーム12とトランスリフタ装置30とを着脱可能に取り付けることを考えた。
特開2010−064595号公報
しかしながら、図9に示すような連結ピン36を用いてトラックフレーム12とトランスリフタ装置30とを連結させる構成では、連結ピン36をピン孔に嵌め込む作業を行う際に、作業者がトランスリフタ装置30の手前側からピン孔の位置まで手を伸ばしながら、重量物である連結ピン36を持ち上げてピン孔に嵌め込む必要があるので、作業性を向上させる対策が望まれていた。
また、連結ピン36をピン孔から引き抜く作業を行う際には、連結ピン36の先端部が支持アーム部35から離脱したときに、連結ピン36が落下してしまうおそれがあるので、連結ピン36を落下させないための対策が望まれていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、連結ピンの嵌め込み作業を容易に行うとともに、連結ピンを引き抜いたときに連結ピンが落下するのを防止することにある。
本発明は、被連結体の被連結部及び連結体の連結部にそれぞれ形成されたピン孔に跨がって連結ピンを嵌め込むことで、該被連結体に対して該連結体を着脱可能に連結させるための連結ピン装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記被連結体には、互いに間隔をあけて一対の前記被連結部が設けられ、
前記連結体には、一対の前記被連結部の間で互いに間隔をあけて一対の前記連結部が設けられ、
前記連結ピンは、一対の前記被連結部及び前記連結部をそれぞれ連結するために一対に設けられており、
一対の前記連結部の間に配設されて前記連結ピンの軸方向に沿って平行に延びるガイド部と、
一対の前記連結ピンの基端部をそれぞれ保持するとともに、該連結ピンが前記被連結部のピン孔及び前記連結部のピン孔に嵌め込まれた連結位置と、該連結ピンが該被連結部のピン孔から取り外され且つ該連結ピンの先端部が該連結部のピン孔に嵌め込まれた解除位置との間で、前記ガイド部に支持されながら移動可能な一対のピン保持部とを備えたことを特徴とするものである。
第1の発明では、一対のピン保持部は、ガイド部材に支持されながら連結位置と解除位置との間で移動可能となっている。連結位置は、連結ピンが被連結体のピン孔及び連結体のピン孔に嵌め込まれた位置である。解除位置は、連結ピンが被連結体のピン孔から取り外され且つ連結ピンの先端部が連結体のピン孔に嵌め込まれた位置である。
このような構成とすれば、作業者は、一対の連結ピンの重量を1つのガイド部で支持しながら連結ピンの着脱作業をスムーズに行うことができる。また、解除位置では、連結ピンの先端部が連結体のピン孔に嵌め込まれたままとなっている。これにより、連結ピンが連結体のピン孔から完全には抜けない状態となり、連結ピンが落下してしまうおそれがない。また、再度、連結ピンを被連結体のピン孔に嵌め込む際に、連結ピンを持ち上げて連結体のピン孔に差し込む作業が不要となり、スムーズに嵌め込み作業を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記ピン保持部に当接して該ピン保持部を前記解除位置に位置付けるストッパ部を備えたことを特徴とするものである。
第2の発明では、ピン保持部がストッパ部に当接するまで移動させるだけで、ピン保持部を解除位置に位置付けることができるから、連結ピンが意図せずに落下してしまうおそれがない。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記被連結体は、クローラ式車両の下部走行体であり、
前記連結体は、前記下部走行体の前後両側に配設されて該下部走行体を持ち上げるための前後一対のトランスリフタ装置であり、
左右方向に貫通して前記連結ピンが嵌め込まれるブラケット側ピン孔が形成され且つ互いに間隔をあけて配設された左右一対の固定ブラケットが、前記下部走行体のトラックフレームの上面における前後両側にそれぞれ設けられ、
前記トランスリフタ装置は、リフタ本体部と、該リフタ本体部を昇降させるリフトシリンダと、該リフタ本体部から前記固定ブラケット側に向かって張り出し且つ前記ブラケット側ピン孔に対応して左右方向に貫通して前記連結ピンが嵌め込まれるアーム側ピン孔が形成された左右一対の支持アーム部とを有し、
前記被連結部は、左右一対の前記固定ブラケットで構成され、
前記連結部は、左右一対の前記支持アーム部で構成されていることを特徴とするものである。
第3の発明では、連結ピンをアーム側ピン孔及びブラケット側ピン孔に嵌め込む作業を行う際に、作業者がトランスリフタ装置の手前側からアーム側ピン孔の位置まで手を伸ばしながら、重量物である連結ピンを持ち上げてピン孔に嵌め込む必要がなく、作業性が向上する。また、連結ピンをブラケット側ピン孔から引き抜く作業を行う際に、連結ピンの先端部が支持アーム部から離脱しないため、連結ピンが落下してしまうおそれがない。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のうち何れか1つにおいて、
一対の前記ピン保持部がそれぞれ前記解除位置にあるときに該ピン保持部同士を係合させることで該連結ピンの軸方向の移動を規制する規制部材を備えたことを特徴とするものである。
第4の発明では、解除位置においてピン保持部同士を規制部材によって係合させることで、一対の連結ピンを解除位置に位置付けて固定することができる。
第5の発明は、第4の発明において、
前記規制部材は、前記ピン保持部が前記連結位置にあるときに前記連結ピンの先端部に係合させることで該連結ピンの軸方向の移動を規制するように構成されていることを特徴とするものである。
第5の発明では、解除位置においてピン保持部に係合させていた規制部材を、連結位置において連結ピンの先端部に係合させることで、連結ピンを連結位置に位置付けて固定することができる。また、連結ピンから取り外した後で規制部材が紛失するおそれもない。
本発明によれば、作業者は、一対の連結ピンの重量を1つのガイド部で支持しながら連結ピンの着脱作業をスムーズに行うことができる。また、解除位置では、連結ピンの先端部が連結体のピン孔に嵌め込まれたままとなっている。これにより、連結ピンが連結体のピン孔から完全には抜けない状態となり、連結ピンが落下してしまうおそれがない。また、再度、連結ピンを被連結体のピン孔に嵌め込む際に、連結ピンを持ち上げて連結体のピン孔に差し込む作業が不要となり、スムーズに嵌め込み作業を行うことができる。
本発明の実施形態に係るクローラ式車両の下部走行体の構成を示す平面図である。 トラックフレームにトランスリフタ装置を取り付けた状態を示す平面図である。 トラックフレームにトランスリフタ装置を取り付けた状態を示す側面図である。 連結ピン装置の構成を示す側面図である。 連結ピンを連結位置に位置付けた状態を示す平面図である。 連結ピンを解除位置に位置付けた状態を示す平面図である。 メインブームと中継ブームとの連結作業を連結ピン装置を用いて行うときの平面図である。 アッパーフレームとブームシリンダとの連結作業を連結ピン装置を用いて行うときの平面図である。 従来のトラックフレーム及びトランスリフタ装置の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。各図には、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。特に言及しない限り、上下等の方向についてはこれら矢印で示す方向に従って説明する。
図1は、クローラ式車両の下部走行体の構成を示す平面図である。本実施形態のクローラ式車両10は、例えば、解体機、油圧ショベル、クローラクレーン等である。
図1に示すように、クローラ式車両10の下部走行体11は、トラックフレーム12と、左右一対のサイドフレーム20とを備えている。トラックフレーム12の上面側の中心部には、旋回ベアリング(図示省略)が締結されるベアリング台18が設けられている。上部旋回体(図示省略)は、旋回ベアリングを介して下部走行体11に対して旋回自在に載置されている。
トラックフレーム12の前側及び後側には、アクスル15が左右に延びている。アクスル15は、左右のサイドフレーム20のアクスル嵌入孔20aに挿入されている。左右のサイドフレーム20の外周には、クローラ21が装着されている。
左右のサイドフレーム20は、左右のクローラ間隔が最大となるクローラ幅拡張位置と、クローラ間隔が最小となるクローラ幅縮小位置との間で左右方向に移動可能に設けられている。左右のサイドフレーム20は、下部走行体11に設けた油圧シリンダ19によって伸縮される。左右のサイドフレーム20は、トラックフレーム12に対し、クローラ幅拡張位置及びクローラ幅縮小位置でそれぞれ連結リンク(図示省略)によって連結される。
左右のサイドフレーム20は、トラックフレーム12に対して着脱可能に取り付けられている。ここで、トラックフレーム12からサイドフレーム20を着脱する作業を行うにあたっては、下部走行体11全体をトランスリフタ装置30で持ち上げる必要がある。以下、下部走行体11を被連結体、トランスリフタ装置30を連結体とした場合の、下部走行体11のトラックフレーム12に対するトランスリフタ装置30の連結構造について説明する。
図2にも示すように、トラックフレーム12の上面における前後両側には、固定ブラケット13(被連結部)がそれぞれ設けられている。具体的には、左右方向に間隔をあけて配設された左右一対の固定ブラケット13が、トラックフレーム12の前側及び後側にそれぞれ設けられている。固定ブラケット13には、左右方向に貫通するブラケット側ピン孔13aが形成されている。
トラックフレーム12の前後両側には、トラックフレーム12を持ち上げるための前後一対のトランスリフタ装置30が配設されている。トランスリフタ装置30は、リフタ本体部31と、リフトシリンダ32と、リフタ本体部31からトラックフレーム12側に向かって張り出した支持アーム部35(連結部)と、固定ブラケット13と支持アーム部35とを連結する連結ピン36とを有する。
リフタ本体部31は、トラックフレーム12に沿って左右方向に延びており、その左右両端部には、リフトシリンダ32を保持するシリンダブラケット33が取り付けられている。リフトシリンダ32は、シリンダロッド(図示省略)が上下方向に進退することでリフタ本体部31を昇降させる。
支持アーム部35は、リフタ本体部31の上面から固定ブラケット13側に向かって一体に張り出している。具体的に、前側のトランスリフタ装置30には、固定ブラケット13を挟むように配設された左右一対の支持アーム部35の組が、左右方向に間隔をあけて2組設けられている。また、後側のトランスリフタ装置30にも同様に、固定ブラケット13を挟むように配設された左右一対の支持アーム部35の組が、左右方向に間隔をあけて2組設けられている。
左右一組の支持アーム部35は、補強梁47によって互いに連結されている。具体的に、補強梁47の左右両端部には、補強梁ブラケット47aが取り付けられており、補強梁ブラケット47aが左右一組の支持アーム部35にそれぞれ取り付けられている。
支持アーム部35には、ブラケット側ピン孔13aに対応して左右方向に貫通するアーム側ピン孔35aが形成されている。支持アーム部35の先端部は、アーム側ピン孔35aの形成位置よりもリフタ本体部31に対して反対方向に突出して延びている。
アーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aには、連結ピン36が着脱可能に嵌め込まれている。具体的に、連結ピン36の先端部は、アーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aに嵌め込まれたときに支持アーム部35よりも外方に突出している。連結ピン36の先端部には、規制部材としての抜け止めピン37が着脱可能に係合されており、連結ピン36が軸方向に抜けないように固定されている。
図3に示すように、トランスリフタ装置30とトラックフレーム12とは、連結ピン36がアーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aに嵌め込まれることで着脱可能に取り付けられている。そして、リフトシリンダ32によってトラックフレーム12を持ち上げると、支持アーム部35の先端部がトラックフレーム12の上部に当接してトラックフレーム12の支持反力を受ける。トラックフレーム12における支持アーム部35の先端部に当接する面には、補強部材14が設けられている。
図4及び図5に示すように、トランスリフタ装置30には、作業者が、連結ピン36をアーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aに嵌め込む作業を行い易くするために、連結ピン装置40が設けられている。連結ピン装置40は、ガイド部42と、左右一対のピン保持部43と、ストッパ部45とを有する。
ガイド部42は、連結ピン36の軸方向に沿って平行に延びる棒状の部材で形成されている。ガイド部42は、トランスリフタ装置30側から見て連結ピン36よりも奥側(図5では後側)に配設され、左右一組の支持アーム部35の間に跨がって延びている。ガイド部42は、ガイドブラケット42aによって左右一組の支持アーム部35にそれぞれ取り付けられている。
左右一対のピン保持部43は、前後方向に立設して延びる板状体で形成されている。左右一対の連結ピン36の基端部は、締結ボルト48によってピン保持部43にそれぞれ締結固定されることで、ピン保持部43の前後方向の略中央位置に保持されている。
トランスリフタ装置30側から見て、ピン保持部43の奥側(図5では後側)には、ガイド部42に挿通するためのガイド孔43aが形成されている。これにより、左右一対のピン保持部43は、1つのガイド部42に支持されながら左右方向に移動可能となっている。具体的に、ピン保持部43は、連結ピン36がアーム側ピン孔35a及びブラケット側ピン孔13aに嵌め込まれた連結位置と、連結ピン36がブラケット側ピン孔13aから取り外され且つ連結ピン36の先端部がアーム側ピン孔35aに嵌め込まれた解除位置(図6参照)との間で移動可能となっている。
ピン保持部43の手前側(図5では前側)には、車両左右方向の内方側に向かって張り出したフランジ部44が設けられている。フランジ部44には、係合孔44aが形成されている。
ピン保持部43は、左右の連結ピン36に対応して左右両側にそれぞれ設けられている。ここで、右側のピン保持部43のフランジ部44と、左側のピン保持部43のフランジ部44とは、その高さ位置が異なっている。具体的に、右側のピン保持部43のフランジ部44は、左側のピン保持部43のフランジ部44よりも高い位置で左側に張り出している。これにより、右側及び左側のピン保持部43を解除位置に位置付けたときに、互いのフランジ部44が平面視で重なり合うとともに、係合孔44aが平面視で連通するようになっている。
ストッパ部45は、ガイド部42に取り付けられており、ピン保持部43を連結位置から解除位置に移動させたときにピン保持部43に当接して、ピン保持部43を解除位置に位置付けるためのものである。ストッパ部45は、左右のピン保持部43に対応して2つ設けられている。
このような構成とすれば、作業者は、左右一対の連結ピン36の重量を1つのガイド部42で支持しながら連結ピン36の着脱作業をスムーズに行うことができる。また、図6に示すように、解除位置では、ピン保持部43がストッパ部45に当接することで、連結ピン36の先端部がアーム側ピン孔35aに嵌め込まれたままとなっている。これにより、連結ピン36がアーム側ピン孔35aから完全には抜けない状態となり、連結ピン36が落下してしまうおそれがない。
ここで、解除位置では、左右のピン保持部43のフランジ部44が平面視で互いに重なり合っているので、フランジ部44同士を抜け止めピン37で係合させて固定するようにしている。具体的には、連結位置において連結ピン36の先端部に着脱可能に取り付けていた抜け止めピン37を利用して、解除位置において左右のフランジ部44の係合孔44aに抜け止めピン37を係合させるようにしている。
これにより、連結ピン36を解除位置に位置付けて固定することができるとともに、連結ピン36から取り外した後の抜け止めピン37が紛失するおそれも無い。なお、抜け止めピン37の代わりに、締結ボルト及び締結ナットを用いてフランジ部44同士を固定するようにしてもよい。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、被連結体の一例として下部走行体11のトラックフレーム12を、連結体の一例としてトランスリフタ装置30を挙げて説明したが、この形態に限定するものではない。つまり、連結ピン36を着脱可能に嵌め込むことで、被連結体に対して連結体を連結させるようにした構成であれば、本実施形態の連結ピン装置40を適用することができる。
例えば、図7に示すように、メインブーム51と中継ブーム55とを分割した状態で搬送可能な作業アタッチメント50において、メインブーム51と中継ブーム55とを連結ピン36で着脱可能に連結させる場合にも、本実施形態の連結ピン装置40を適用することができる。
具体的に、図7では、中継ブーム55が被連結体、メインブーム51が連結体である。中継ブーム55の基端側の左側壁部及び右側壁部が左右一対の被連結部56を構成している。被連結部56には、連結ピン36を嵌め込むためのピン孔57が形成されている。
メインブーム51の先端側には、中継ブーム55の左右一対の被連結部56をそれぞれ挟み込むための連結部52が、左右一対に設けられている。連結部52には、連結ピン36を嵌め込むためのピン孔53が形成されている。ガイド部45は、左右一対の連結部52の間に跨がって延びている。
また、図8に示すように、作業機械のアッパーフレーム60と作業アタッチメントのブームシリンダ65とを連結ピン36で着脱可能に連結させる場合にも、本実施形態の連結ピン装置40を適用することができる。
具体的に、図8では、ブームシリンダ65が被連結体、アッパーフレーム60が連結体である。ブームシリンダ65は、左右一対に設けられている。ブームシリンダ65の基端側には、連結ピン36を嵌め込むためのピン孔67が形成されたフランジ状の被連結部66が設けられている。
アッパーフレーム60は、底板61と、底板61上に立設して前後方向に延びる左右一対の縦板62とを有する。アッパーフレーム60の前側には、左側及び右側の縦板62との間で左右のブームシリンダ65の被連結部66をそれぞれ挟み込むための連結部63が、左右一対に設けられている。縦板62及び連結部63には、連結ピン36を嵌め込むためのピン孔64が形成されている。ガイド部45は、左右一対の連結部63の間に跨がって延びている。
また、本実施形態では、ストッパ部45は、左右一対のピン保持部43に対応して2つ設けられているが、この形態に限定するものではない。例えば、左右方向に延びる1つのストッパ部45をガイド部42の中央位置に取り付け、ストッパ部45の左端部及び右端部にそれぞれ左右のピン保持部43を当接させることで、左右のピン保持部43を1つのストッパ部45で解除位置に位置付けるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、連結ピンの嵌め込み作業を容易に行うとともに、連結ピンを引き抜いたときに連結ピンが落下するのを防止することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 クローラ式車両
11 下部走行体(被連結体)
12 トラックフレーム
13 固定ブラケット(被連結部)
13a ブラケット側ピン孔
30 トランスリフタ装置(連結体)
31 リフタ本体部
32 リフトシリンダ
35 支持アーム部(連結部)
35a アーム側ピン孔
36 連結ピン
37 抜け止めピン(規制部材)
40 連結ピン装置
42 ガイド部
43 ピン保持部
45 ストッパ部

Claims (5)

  1. 被連結体の被連結部及び連結体の連結部にそれぞれ形成されたピン孔に跨がって連結ピンを嵌め込むことで、該被連結体に対して該連結体を着脱可能に連結させるための連結ピン装置であって、
    前記被連結体には、互いに間隔をあけて一対の前記被連結部が設けられ、
    前記連結体には、一対の前記被連結部の間で互いに間隔をあけて一対の前記連結部が設けられ、
    前記連結ピンは、一対の前記被連結部及び前記連結部をそれぞれ連結するために一対に設けられており、
    一対の前記連結部の間に配設されて前記連結ピンの軸方向に沿って平行に延びるガイド部と、
    一対の前記連結ピンの基端部をそれぞれ保持するとともに、該連結ピンが前記被連結部のピン孔及び前記連結部のピン孔に嵌め込まれた連結位置と、該連結ピンが該被連結部のピン孔から取り外され且つ該連結ピンの先端部が該連結部のピン孔に嵌め込まれた解除位置との間で、前記ガイド部に支持されながら移動可能な一対のピン保持部とを備えたことを特徴とする連結ピン装置。
  2. 請求項1において、
    前記ピン保持部に当接して該ピン保持部を前記解除位置に位置付けるストッパ部を備えたことを特徴とする連結ピン装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記被連結体は、クローラ式車両の下部走行体であり、
    前記連結体は、前記下部走行体の前後両側に配設されて該下部走行体を持ち上げるための前後一対のトランスリフタ装置であり、
    左右方向に貫通して前記連結ピンが嵌め込まれるブラケット側ピン孔が形成され且つ互いに間隔をあけて配設された左右一対の固定ブラケットが、前記下部走行体のトラックフレームの上面における前後両側にそれぞれ設けられ、
    前記トランスリフタ装置は、リフタ本体部と、該リフタ本体部を昇降させるリフトシリンダと、該リフタ本体部から前記固定ブラケット側に向かって張り出し且つ前記ブラケット側ピン孔に対応して左右方向に貫通して前記連結ピンが嵌め込まれるアーム側ピン孔が形成された左右一対の支持アーム部とを有し、
    前記被連結部は、左右一対の前記固定ブラケットで構成され、
    前記連結部は、左右一対の前記支持アーム部で構成されていることを特徴とする連結ピン装置。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
    一対の前記ピン保持部がそれぞれ前記解除位置にあるときに該ピン保持部同士を係合させることで該連結ピンの軸方向の移動を規制する規制部材を備えたことを特徴とする連結ピン装置。
  5. 請求項4において、
    前記規制部材は、前記ピン保持部が前記連結位置にあるときに前記連結ピンの先端部に係合させることで該連結ピンの軸方向の移動を規制するように構成されていることを特徴とする連結ピン装置。
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