JP6814576B2 - ガス炊飯器 - Google Patents
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Description
前記バーナヘッドの下方に、環状の二次空気制限板を有し、
前記二次空気制限板は、前記二次空気制限板の上面側及び下面側にそれぞれ、前記バーナヘッドの下方からの空気が内周縁側から外周縁側に向かって分離して流れる空気通路が形成されるように前記バーナヘッドの下面と離間して設けられていると共に、前記二次空気制限板の外周縁が前記外向き炎孔よりも外側に位置するように設けられているガス炊飯器である。
炊飯時には、環状のバーナヘッドの外周縁に配設された外向き炎孔に形成される火炎によって炊飯釜の釜底下面が加熱される。このバーナヘッドの下方には、バーナヘッドの下面と離間して二次空気制限板が設けられているから、二次空気制限板の上下両面側にはそれぞれ、外側に向かって空気が流れる2つの空気通路が形成される。
これにより、バーナヘッドの下方から、二次空気として外向き炎孔に向かって送られる外部の空気(フレッシュエアー)は、バーナヘッドの下方に設けられている二次空気制限板によって前記2つの空気通路に分かれて流れて行くこととなり、二次空気制限板の上面側の空気通路を流れ、外向き炎孔に直接送られる第1のフレッシュエアーの流量は、二次空気制限板によって制限されることから、二次空気制限板が設けられていない場合よりも減少し、空気不足状態となる。一方、二次空気制限板の外周縁は外向き炎孔よりも外側に位置するから、二次空気制限板の下面側の空気流路を流れる第2のフレッシュエアーは、前記外向き炎孔よりも外側へ向かって流れていく。そのため、外向き炎孔に形成された火炎は、不足する二次空気を求めて二次空気制限板の外周縁よりも外側を流れる第2のフレッシュエアーへ向かって延びる。これにより、二次空気制限板が設けられていない場合よりも外側へ長く延びた火炎を形成することができ、小径のバーナヘッドで、大径の炊飯釜の釜底の周縁を加熱することができる。
前記二次空気制限板の外周縁は、前記汁受け皿の中央孔よりも外側に位置するように設けられる。
このものでは、ガスバーナの下方から送られてくるフレッシュエアーは汁受け皿で堰き止められ、二次空気制限板の外周縁よりも内側に位置する汁受け皿の中央孔を通って上方に流れる。バーナヘッドと汁受け皿との間に設けられている二次空気制限板の外周縁は外向き炎孔よりも外側に位置すると共に、汁受け皿の中央孔よりも外側に位置するから、中央孔を通ったフレッシュエアーは、直接、外向き炎孔に向かって流れず、二次空気制限板の上下両面側に形成される空気通路を流れる。これにより、二次空気制限板の下面側の空気通路を流れる第2のフレッシュエアーを外向き炎孔よりも外側に導くことができるから、外向き炎孔に形成される火炎を確実に二次空気制限板の外周縁に向かって延ばすことができる。
前記二次空気制限板は、前記バーナヘッドの下面のテーパ面と略同一のテーパ角度を有するテーパ状に設けられる。
このものでは、外向き炎孔に形成される火炎は、二次空気制限板の上面側の空気通路を流れてくる第1のフレッシュエアーによって、斜め上方に向かって形成され、この火炎は、二次空気制限板の下面側の空気通路を流れてくる第2のフレッシュエアーを求め、炊飯釜の釜底の周縁に向かってさらに斜め上方へ延びる。これにより、炊飯釜の釜底全体を火炎及びその燃焼排気で一層確実に加熱することができる。
このものでは、二次空気制限板の下面側の空気通路を流れる第2のフレッシュエアーの流量を、二次空気制限板の上面側の空気通路を流れる第1のフレッシュエアーのそれよりも多くすることができる。これにより、外向き炎孔に形成される二次空気不足の火炎は、二次空気制限板の外周縁の外側に向かって流れる二次空気を求めてより長く延び、さらに長い火炎を形成することができる。
バーナヘッドの外周縁に形成されている外向き炎孔からは外方に向かって火炎が噴出するため、炊飯釜の釜底の中央部が加熱されにくいが、このものでは、内方に向かって火炎が噴出する内向き炎孔も設けられるから、炊飯釜の釜底を一層確実に均一に加熱することができる。
本発明の実施の形態に係るガス炊飯器は、図1に示すように、炊飯釜(3)と、下ケース(31)と、下ケース(31)上に載置され且つ炊飯釜(3)を収容する上ケース(32)とを備えている。
下ケース(31)の上方開放端には、環状の汁受け皿(33)が外嵌するように装着されており、この汁受け皿(33)の中央孔(30)から、環状のバーナヘッド(21)が上方に突出するように、ガスバーナ(2)が下ケース(31)内に収容されている。
同様に、二次空気制限板(1)の外周縁(1b)は、汁受け皿(33)の中央孔(30)よりも外側にて上方に位置しており、汁受け皿(33)の中央孔(30)から二次空気制限板(1)の外周縁(1b)までの半径方向の距離(D3)は、約5mmに設定されている。
さらに、バーナヘッド(21)の下面(23)と二次空気制限板(1)の上面との最短距離(d1)(上記した固定具(1)の高さ(h)に相当する)は、二次空気制限板(1)の下面と汁受け皿(33)の上面との間の最短距離(d2)(例えば、15mm)よりも小さくなるように設定されている。
第1の空気通路(11)を形成しているバーナヘッド(21)の下面(23)と二次空気制限板(1)の上面との間の最短距離(d1)よりも、第2の空気通路(12)を形成している二次空気制限板(1)の下面と汁受け皿(33)の上面との間の最短距離(d2)の方が広く設定されていると共に、二次空気制限板(1)の外周縁(1b)は、外向き炎孔(20)よりも外側へ延在しているから、バーナヘッド(21)の外向き炎孔(20)に直接流れる第1のフレッシュエアーの流量は、第2の空気通路(12)へ流れる第2のフレッシュエアーのそれよりも少なくなり、二次空気制限板(1)が形成されていない場合に比べて確実に減少する。よって、外向き炎孔(20)に形成される火炎(F2)は、二次空気不足となる。
(1a)・・・・・・・・・二次空気制限板の内周縁
(1b)・・・・・・・・・二次空気制限板の外周縁
(11)・・・・・・・・・第1の空気通路
(12)・・・・・・・・・第2の空気通路
(2) ・・・・・・・・・ガスバーナ
(20)・・・・・・・・・外向き炎孔
(21)・・・・・・・・・バーナヘッド
(3) ・・・・・・・・・炊飯釜
Claims (5)
- 炊飯釜の下方に設置され且つ外周縁に複数の外向き炎孔が配設された環状のバーナヘッドを有するガスバーナを備えたガス炊飯器において、
前記バーナヘッドの下方に、環状の二次空気制限板を有し、
前記二次空気制限板は、前記二次空気制限板の上面側及び下面側にそれぞれ、前記バーナヘッドの下方からの空気が内周縁側から外周縁側に向かって分離して流れる空気通路が形成されるように前記バーナヘッドの下面と離間して設けられていると共に、前記二次空気制限板の外周縁が前記外向き炎孔よりも外側に位置するように設けられているガス炊飯器。 - 請求項1に記載のガス炊飯器は、前記二次空気制限板の下方に、中央孔を有する環状の汁受け皿を有し、
前記二次空気制限板の外周縁は、前記汁受け皿の中央孔よりも外側に位置するように設けられているガス炊飯器。 - 請求項1または2に記載のガス炊飯器において、前記バーナヘッドの下面は、外側に向かって上昇するテーパ面で形成されており、
前記二次空気制限板は、前記バーナヘッドの下面のテーパ面と略同一のテーパ角度を有するテーパ状に設けられているガス炊飯器。 - 請求項2に記載のガス炊飯器において、前記二次空気制限板は、前記バーナヘッドの下面と前記二次空気制限板の上面との間の最短距離が、前記二次空気制限板の下面と前記汁受け皿の上面との間の最短距離よりも小さくなるように設けられているガス炊飯器。
- 請求項1から4のいずれかに記載のガス炊飯器は、前記バーナヘッドの上面に、内方に向かって火炎が噴出する内向き炎孔が配設されているガス炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016178142A JP6814576B2 (ja) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | ガス炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016178142A JP6814576B2 (ja) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | ガス炊飯器 |
Publications (2)
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JP2018042633A JP2018042633A (ja) | 2018-03-22 |
JP6814576B2 true JP6814576B2 (ja) | 2021-01-20 |
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ID=61692350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016178142A Active JP6814576B2 (ja) | 2016-09-13 | 2016-09-13 | ガス炊飯器 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS50121093U (ja) * | 1974-03-23 | 1975-10-03 | ||
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-
2016
- 2016-09-13 JP JP2016178142A patent/JP6814576B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2018042633A (ja) | 2018-03-22 |
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