JP4469049B2 - ガスこんろ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はガスこんろの構造に関し、詳しくは五徳部分の構造に関するるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、実公平1−38406号公報に開示されるガスこんろがあり、図9に示すように形成されている。ガスこんろ本体1の上面の天板2には開口3を設けてあり、開口3には汁受け皿4を配置してあり、汁受け皿4の中央には汁受け皿4を通して上方に突出するようにバーナ5を備えている。五徳6は環状の五徳プレート6aの上に複数の五徳爪6bを突設して形成されている。この五徳6は汁受け皿4の上方に配置され、五徳プレート6aの外周を天板2の開口3縁に載せることで支持してある。汁受け皿4の外周には導入穴7を設けてあり、ガスこんろ本体1内から燃焼用二次空気を五徳プレート6aの下面に沿って導入してバーナ5の炎孔8に導くことができるようになっている。五徳6の上に鍋9を載置し、バーナ4を燃焼させることにより加熱調理されるが、汁受け皿4に導入穴7を設けてあるためにガスこんろ本体1内の空気が導入穴7から五徳プレート6aの下面に沿って流入し、バーナ5で燃焼する火炎に燃焼用二次空気として供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例にあっては、汁受け皿4に導入穴7が設けてあるためにガスこんろ本体1側から空気が導入されてバーナ5に燃焼用二次空気として供給されるようになっているが、この種の五徳爪6の高さhは25〜35mmと高くしてあり、バーナ5で燃焼するとき五徳6の外周側から五徳プレート6aと鍋9との間を通っても火炎に燃焼用二次空気を供給できる構造になっている。このように五徳爪6bの高さhが高いとバーナ5から鍋9が離れ過ぎて鍋9を加熱する熱効率が悪くなるという問題があり、また五徳6の外周から燃焼用二次空気が導入されると、この空気で冷却されることでも熱効率が悪くなるという問題もある。また五徳爪6bの高さhが高いと、鍋9がずれるとひっくり返りやすくなって安定性が悪いという問題がある。また五徳爪6bの高さhが高いと上面にフラット感がなくて外観が悪いという問題がある。
【0004】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、熱効率を向上でき、しかも鍋を安定よく載せることができると共に外観よくできるガスこんろを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の請求項1のガスこんろは、ガスこんろ本体1の天板2に汁受け皿4と汁受け皿4を通して上方に突出するバーナ5を配置し、汁受け皿4の上に五徳6を配置したガスこんろにおいて、五徳6を環状の五徳プレート6aと五徳プレート6aの上面から上方に突設した複数の五徳爪6bとで形成し、上記環状の五徳プレート6aを外周から内周に向けて徐々に下がるように傾斜させ、汁受け皿4の外周にガスこんろ本体1内と連通する燃焼用二次空気の導入穴7を設け、五徳爪6bの上に鍋9を載置した状態で上記導入穴7から導入された空気が五徳プレート6aの下面に沿ってバーナ5のある中央側に案内されると共に中央側から五徳プレート6aの上面に沿って外周側に案内される二次空気の通路を形成し、バーナ5が最大燃焼量で燃焼し且つ五徳6の上に五徳径より大きい鍋9が置かれた状態で天板2上部の外周側から五徳プレート6aの上面側に燃焼用二次空気が供給されないか、または殆ど供給されないようにするため、五徳プレート6aの任意の位置の径をD(mm)、その位置の五徳プレート6aの上面から五徳爪6bの最上面までの垂直方向の距離をH(mm)、バーナ5の最大燃焼量でのインプットをIp(kW)としたとき、850>D×H/Ip>600の関係になるように五徳6を形成して成ることを特徴とする。前記850>D×H/Ip>600の関係にすることで、バーナ5が最大燃焼量で燃焼し且つ五徳6の上に五徳径より大きい鍋9が置かれた状態で天板2上部の外周側から五徳プレート6aの上面側に燃焼用二次空気が殆ど供給されないように五徳6の高さを低くするとき最適の高さに形成できる。そして、バーナ5を最大燃焼量で燃焼させて五徳6の上に載せた鍋9を加熱するとき、汁受け皿4の外周の導入穴7からガスこんろ本体1内の空気が導入され、この空気が五徳プレート6aの下面に沿ってバーナ5のある中央側に案内されると共に中央側から五徳プレート6aの上面に沿って外周側に案内されるように流れてバーナ5に燃焼用二次空気として供給されてバーナ5が燃焼する。このとき、天板2上部の外周側から五徳プレート6aの上面側に燃焼用二次空気が供給されないか、または殆ど供給されないように五徳6の高さを低くしてあることにより、鍋9がバーナ5に近づいて熱効率が向上する。また天板2の外周側から空気が供給されないか、または殆ど供給されないことにより、冷却されにくいと共に炎が拡散しなくて熱効率が向上する。また五徳6の高さが低くなることにより鍋9を安定よく載せることができると共に外観を向上できる。さらに燃焼用二次空気は殆どガスこんろ本体1内から供給されてガスこんろ本体1側が冷却され、五徳6を低くしてもガスこんろ本体1側の温度が上がる危険性を防止できる。
【0006】
また本発明の請求項2のガスこんろは、請求項1において、バーナ5の外周の炎孔8は斜め上方を向くように形成し、バーナ5の中央部に上下に貫する穴部10を設けることでガスこんろ本体1内とバーナ5上部を連通させる燃焼用二次空気の通路を形成し、バーナ5の上方にバーナ5の炎孔8部分の外径より大きいキャップ状カバー11を装着し、バーナ5上面とキャップ状カバー11との間に上記穴部10を通った燃焼用二次空気を案内する隙間を形成して成ることを特徴とする。バーナ5の外周に形成された炎孔8は斜め上方を向くように形成されたことにより鍋9への有効伝熱面積を大きくでき、しかも炎孔8に形成される火炎Fの方向と燃焼用二次空気の流れる方向とを揃え、燃焼用二次空気を円滑に供給して安定した燃焼をさせることができる。またバーナ5の中央部に上下に貫通する穴部10を設けることでガスこんろ本体1内とバーナ5上部を連通させる燃焼用二次空気の通路を形成したことによりバーナ5の中央部からも燃焼用二次空気を供給できて燃焼用二次空気を十分に供給できる。
【0008】
また本発明の請求項3のガスこんろは、請求項1または請求項2において、バーナ5の炎孔8が水平面に対して略30°の傾斜で斜め上方を向き、バーナ5の一次空気の吸引率を0.65乃至0.8にしたことを特徴とする。炎孔8が略30°の角度で斜め上方を向くことにより、鍋9との有効伝熱面積を大きくすると共に燃焼に必要な高さが抑えられる。バーナ5の一次空気の吸引率が0.65乃至0.8と高くしたことにより、燃焼速度が速くなると共に火炎Fが短くなり、バーナ5から五徳爪6bの鍋9と接触する上面までの高さを低くできる。
【0009】
また本発明の請求項4のガスこんろは、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、天板2に設けた開口3に汁受け皿4を配置し、五徳6の五徳プレート6aの外周を天板2の開口3縁の受け部12に載置し、天板2の上記受け部12の近傍の外側に下方向に傾斜する傾斜面を設け、上記受け部12の内側に受け部12に浸入した煮汁が溜まる煮汁溜まり部13を設けたことを特徴とする。鍋9から天板2の上に煮汁がこぼれても受け部12の近傍の傾斜面にて五徳プレート6aと天板2との間の隙間から受け部12に煮汁が滴下しにくいようにでき、しかもたとえ受け部12に煮汁が滴下しても煮汁溜まり部13にて煮汁が受けられてガスこんろ本体1内に滴下しないようでき、従ってガスこんろ本体1内に煮汁が滴下するのを確実に防止できる。
【0010】
また本発明の請求項5のガスこんろは、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、バーナ5の外周に設けた段部14の上に汁受け皿4の内周の開口16を挿通して汁受け皿4の内周縁で段部14の上を覆い、段部14に煮汁溜まり部15を設けたことを特徴とする。バーナ5の外周に設けた段部14の上に汁受け皿4の内周の開口16を挿通して汁受け皿4の内周縁で段部14の上を覆ったことによりバーナ5と汁受け皿4との間から下に煮汁が滴下するのを防止でき、たとえバーナ5と汁受け皿4との間から段部14に煮汁が滴下しても煮汁溜まり部15に受けられてガスこんろ本体1内に滴下しないようにでき、従ってガスこんろ本体1内に煮汁が滴下するのを確実に防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に示すようにガスこんろ本体1の上面には天板2を設けてあり、天板2には円形の開口3を設けてあり、この開口3には汁受け皿4を配置してある。汁受け皿4は図4に示すように丸皿状に形成されており、底面の中央に開口16を有すると共に側面上端の外周にフランジ17を有する。天板2の開口3の縁部には全周に亙って受け部18を設けてあり、受け部18に汁受け皿4の周縁のフランジ17を載せてある。汁受け皿4の側面には周方向に等間隔になるように長孔状の導入穴7を穿孔してあり、ガスこんろ本体1内から導入穴7を介して汁受け皿4内に燃焼用二次空気となる空気を導入できるようになっている。
【0012】
バーナ5はバーナ本体5aの上にバーナキャップ5bを着脱自在に載置して形成され、外周に全周に亙るように炎孔8が均等に形成されている。かかる炎孔8は斜め上方に傾斜しており、本例の場合、水平面に対して略30°の角度で傾斜している。このバーナ5は汁受け皿4の開口16に挿通してあり、バーナ5の上部が汁受け皿4の上に露出している。バーナ5には混合管19を一体に設けてあり、混合管19でガスに燃焼用一次空気としての空気を混合してバーナ5に供給できるようになっている。またバーナ5には点火プラグ20aとターゲット20bよりなる点火装置20を装着してある。バーナ5の上面の上方にはバーナの炎孔8の部分の外径より径の大きい丸皿状のキャップ状カバー11をバーナ5上面に所定の間隔を隔てて配置してあり、キャップ状カバー11をバーナ5の上面に取り付けてある。このキャップ状カバー11は丸皿状に形成されており、煮汁を受ける皿の役目を果たす。バーナ5は円環状に形成されており、バーナ5内の穴部10からガスこんろ本体1内の空気が燃焼用二次空気として供給され、バーナ5上面とキャップ状カバー11の間の隙間を介して全周に亙る炎孔8の上方に炎孔8の方向と略平行な方向に燃焼用二次空気が供給されるようになっている。
【0013】
五徳6は図5に示すように円環状の五徳プレート6aの上面に複数個の五徳爪6bを上方に突出するように形成されている。本例の場合、5個の五徳爪6bを周方向に等間隔になるように設けてある。また本例の場合、五徳爪6bの上面が水平面になっているが、内方に向かって下がるように傾斜した傾斜面でもよい。また五徳プレート6aの外周には下方に垂下した外周縁21を有し、天板2の開口3縁の受け部18の外周に設けた受け部12に外周縁21が載置されることで五徳6がセットされる。五徳プレート6aの外周の上面は天板2と面一であるが、外周から内周に向けて徐々に下がるように傾斜させてある。上記のように五徳プレート6aが配置されるが、汁受け皿4の外周にガスこんろ本体1内と連通する燃焼用二次空気の導入穴7を設けてあるために、五徳爪6bの上に鍋9を載置した状態で上記導入穴7から導入された空気が五徳プレート6aの下面に沿ってバーナ5のある中央側に案内されると共に中央側から五徳プレート6aの上面に沿って外周側に案内される二次空気の通路が形成されるようになっている。
【0014】
また五徳6の高さは、バーナ5が最大燃焼量で燃焼し且つ五徳6の上に五徳径より大きい鍋9が置かれた状態で天板2上部の外周側から五徳プレート6aの上面側に燃焼用二次空気が供給されないか、または殆ど供給されない程度に低く設定してある。上記のように五徳6の高さを低くするとき次のような関係になるように設定している。つまり、五徳プレート6aの任意の位置の径(直径)をD(mm)、その位置の五徳プレート6aの上面から五徳爪6bの最上面(鍋9と接触する面)までの垂直方向の距離をH(mm)、バーナの最大燃焼量でのインプットをIp(kW)としたとき、850>D×H/Ip>600の関係になるようにしてある。この関係はD×H/Ip≒748が望ましい。図1はD×H/Ip≒748の式を元にIpが4.01kWの条件の元に設計したものである。
これによるとD1=200mm(五徳プレートの最外周の径)の位置における高さH1は、
H1=748×4.01/200≒15(mm)
D2=170mmの位置における高さH2は、
H2=748×4.01/170≒17.6(mm)
D3=120mm(五徳プレートの最内周の径)の位置における高さH3
H3=748×4.01/120≒25(mm)である。
図1の例の五徳6の場合、天板2上面から五徳爪6bの最上面までの高さが約15mmとなるように低くしてある(従来例はこの高さは25〜35mmである)。
【0015】
上記のようにガスこんろが形成されるが、五徳6の上に五徳6の径より径の大きい鍋9を載置して炎孔8で火炎Fが斜め上方に突出するように燃焼させることにより鍋9が加熱されるが、炎孔8で燃焼するとき、ガスこんろ本体1内の空気は導入穴7から汁受け皿4内に流入し、この空気が五徳プレート6aの下面に沿ってバーナ5のある中央側に案内されると共に中央側から五徳プレート6aの上面に沿って外周側に案内されるように流れてバーナ5の火炎Fに燃焼用二次空気として供給され、またガスこんろ本体1内からバーナ5の穴部10を介して供給される空気もバーナ5上面とキャップ状カバー11との間の隙間でガイドして火炎Fに燃焼用二次空気として供給される。このとき五徳6の高さが低くなっていることにより天板2の上の外周から五徳プレート6aの上面に殆ど燃焼用二次空気が供給されることがない。
【0016】
上記のようにバーナ5で燃焼させることにより鍋9が加熱されるが、天板2上部の外周側から五徳プレート6aの上面側に燃焼用二次空気が供給されないか、または殆ど供給されないように五徳6の高さを低くしてあることにより、鍋9がバーナ5に近づいて熱効率が向上する。また天板2の外周側から空気が供給されないか、または殆ど供給されないことにより、冷却されにくいと共に炎が拡散しなくて熱効率が向上する。また五徳6の高さが低くなることにより鍋9を安定よく載せることができると共に外観を向上できる。さらに燃焼用二次空気は殆どガスこんろ本体1内から供給されてガスこんろ本体1側が冷却され、五徳爪6bを低くしてもガスこんろ本体1側の温度が上がる危険性を防止できる。またバーナ5の外周に形成された炎孔8は略30°の角度で斜め上方を向くように形成されたために炎孔8に形成される火炎Fの方向と燃焼用二次空気の流れる方向とを揃え、燃焼用二次空気を円滑に供給して安定した燃焼をさせることができる。またバーナ5の中央部に上下に貫通する穴部10を設けることでガスこんろ本体1内とバーナ5上部を連通させる燃焼用二次空気の通路を形成したことによりバーナ5の中央部からも燃焼用二次空気を供給できて燃焼用二次空気を十分に供給できる。
【0017】
次に図1に示すものものと同じ構造のもので五徳6の高さを変えて熱効率等を試験した結果について述べる。バーナ5で燃焼させるガス種は13Aであり、バーナ5へのインプットは4.01kwである。五徳6の径は200mmであり、最外周の五徳プレート6aの上面から五徳爪6bの鍋9に接触する面までの高さを五徳高さ(前記のH1)として下記のように変化させて試験した。また鍋はJIS試験で規定された平底の280mmφの鍋を用いた。そしてJISの試験方法にて試験して熱効率、五徳プレート6aの外周のCO2濃度、五徳プレート6aの表面温度(五徳プレート6aの外周の表面温度)を測定した結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
そして五徳6の高さと熱効率の関係をグラフにしたのは図6であり、五徳6の高さと五徳プレート6a上面とのCO2濃度の関係をグラフにしたのが図7であり、五徳6の高さと五徳プレート6aの表面温度の関係をグラフにしたのが図8である。
この結果等により次のこと判明した。
(1)五徳高さが低くなる程、熱効率が高くなるが、その限界は約15mmである。15mm以下になると、五徳プレート6a等の下部側に吸熱されて熱効率が低下する傾向にある。
(2)五徳高さが15mm以上になるとCO2濃度が低下するが、17mmまでは火炎や燃焼ガスの拡散した外側が、五徳プレート6a上に至ってることがわかる。
(3)上記試験とは別に空気の流れを可視化したとき、五徳高さを17mm以上にしたとき天板2の方からバーナ5の方に燃焼用の二次空気が逆流するのが確認された。
(4)五徳高さが高くなる程、五徳プレート6aの表面温度が低くなるが、これは火炎の輻射熱による受熱量の減少と天板2の上からの燃焼用二次空気の流入量の増加によるものと考えられる。
従って、D×H/Ip≒748という式から求められるように五徳高さを約15mmにすると、熱効率が最大になると共に十分に燃焼用二次空気が供給されて最も良好であることがわかる。
【0020】
また本発明では850>D×H/Ip>600の関係になるようにように範囲を設定したがこれは次の理由である。
D×H/Ip≒600の現象(五徳径が200mmで五徳高さ12mm)では、火炎の下部に吸熱(五徳プレートの温度が400℃以上と高い)されて熱効率が低下する傾向を示し、また適正二次空気の減少でCOが増加傾向となるためである。またD×H/Ip≒848の現象(五徳径が200mmで五徳高さ17mm)では、五徳プレートの外周側から空気が流入(逆流)し、火炎の拡散が大きくなり、火炎温度の低下により熱効率の低下の傾向を示すためである。
【0021】
また上記のようにガスこんろでは汁受け皿4の側面に導入穴7からガスこんろ本体1内の空気が燃焼用二次空気として供給されるが、この導入穴7の総面積を所定の面積に設定することにより適正な空気量が供給されるようにコントロールできる。このとき汁受け皿4に穿孔する穴の面積で空気量をコントロールするので正確にコントロールできる。つまり、五徳プレート6aの内周とバーナ5の外周に形成される隙間で空気量をコントロールしようとした場合、五徳プレート6aやバーナ5の位置ばらつきにて周方向の面積のばらつきが大きくなり、二次空気のバランスが悪くなるが、汁受け皿4に周方向に等間隔に穿設した導入穴7でコントロールすると、周方向にばらつきなく均一に所定の空気量を供給することができる。本例の場合、導入穴7の面積で燃焼用二次空気の空気量をコントロールしているため、導入穴7の総面積より、五徳プレート6aの内周とバーナ5の外周に形成される隙間の総面積を十分に大きくしてある。
【0022】
またバーナ5に設けられる炎孔8の仰角は鍋9への伝熱面積を多く、且つ燃焼に必要な高さが得られるように上向き約30°が好ましい。またバーナ5の混合管19で燃焼用一次空気が混合されるが、一次空気の吸引率を高くすることが望ましい。従来の一次空気の吸引率は従来0.45〜0.50であったが、本例では0.65〜0.80と高くしている。このように一次空気の吸引率を高くすると、燃焼速度が速くなり、且つ火炎Fが短くなり、バーナ5から五徳爪6bの鍋9と接触する上面までの高さを低くできる。
【0023】
また天板2の開口3縁の受け部18の外周に設けた受け部12に五徳プレート6aの外周縁21が載置されることで五徳6がセットされるが、五徳プレート6aの外周縁21の外周側に隙間ができて天板2にこぼれた煮汁が隙間から受け部12に滴下するおそれがあるが、これを防止するために天板2の上記隙間の近傍の外側に凹曲部25を設けてあり、この凹曲部25にて外側に下方に傾斜する傾斜面を設けてある。このように凹曲部25があると、天板2に煮汁がこぼれても凹曲部25に傾斜に沿って流れ、隙間から受け部12に滴下しにくい。また受け部12と受け部18との間には煮汁が溜まる煮汁溜まり部13を全周に亙って設けてあり、上記隙間から受け部12に煮汁が滴下しても煮汁溜まり部13に受けられてそれ以上浸入せず、ガスこんろ本体1内に煮汁が滴下するのを確実に防止できる。
【0024】
また汁受け皿4の内周の開口16はバーナ5の段部14の上に挿通してあり、汁受け皿4の内周縁で段部14の上を覆ってあり、この段部14には全周に亙るように煮汁溜まり部15を設けてある。汁受け皿4の内周の開口16をバーナ5の段部14の上に挿通して汁受け皿4の内周縁で段部14の上を覆ったことによりバーナ5と汁受け皿4との間から下に煮汁が滴下するのを防止でき、たとえバーナ5と汁受け皿4との間から段部14に煮汁が滴下しても煮汁溜まり部15に受けられてガスこんろ本体1内に滴下しないようでき、従ってガスこんろ本体1内に煮汁が滴下するのを確実に防止できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、五徳を環状の五徳プレートと五徳プレートの上面から上方に突設した複数の五徳爪とで形成し、上記環状の五徳プレートを外周から内周に向けて徐々に下がるように傾斜させ、汁受け皿の外周にガスこんろ本体内と連通する燃焼用二次空気の導入穴を設け、五徳爪の上に鍋を載置した状態で上記導入穴から導入された空気が五徳プレートの下面に沿ってバーナのある中央側に案内されると共に中央側から五徳プレートの上面に沿って外周側に案内される二次空気の通路を形成し、バーナが最大燃焼量で燃焼し且つ五徳の上に五徳径より大きい鍋が置かれた状態で天板上部の外周側から五徳プレートの上面側に燃焼用二次空気が供給されないか、または殆ど供給されないようにするため、五徳プレートの任意の位置の径をD(mm)、その位置の五徳プレートの上面から五徳爪の最上面までの垂直方向の距離をH(mm)、バーナの最大燃焼量でのインプットをIp(kW)としたとき、850>D×H/Ip>600の関係になるように五徳を形成したので、バーナが最大燃焼量で燃焼し且つ五徳の上に五徳径より大きい鍋が置かれた状態で天板上部の外周側から五徳プレートの上面側に燃焼用二次空気が殆ど供給されないように五徳の高さを低くするとき最適の高さに形成できる。そして、五徳の高さを低くしたので、バーナを最大燃焼量で燃焼させて五徳の上に載せた鍋を加熱するとき、汁受け皿の外周の導入穴からガスこんろ本体内の空気が導入され、この空気が五徳プレートの下面に沿ってバーナのある中央側に案内されると共に中央側から五徳プレートの上面に沿って外周側に案内されるように流れてバーナに燃焼用二次空気として供給されてバーナが燃焼するものであって、天板上部の外周側から五徳プレートの上面側に燃焼用二次空気が供給されないか、または殆ど供給されないように五徳の高さを低くしてあることにより、鍋がバーナに近づいて熱効率が向上するものであり、また天板の外周側から空気が供給されないか、または殆ど供給されないことにより、冷却されにくいと共に炎が拡散しなくて熱効率が向上するものであり、また五徳の高さが低くなることにより鍋を安定よく載せることができると共に外観を向上できるものであり、さらに燃焼用二次空気は殆どガスこんろ本体内から供給されてガスこんろ本体側が冷却され、五徳を低くしてもガスこんろ本体側の温度が上がる危険性を防止できるものである。
【0026】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、バーナの外周の炎孔は斜め上方を向くように形成したので、鍋への有効伝熱面積を大きくできるの勿論、バーナの中央部に上下に貫通する穴部を設けることでガスこんろ本体内とバーナ上部を連通させる燃焼用二次空気の通路を形成し、バーナの上方にバーナの炎孔部分の外径より大きいキャップ状カバーを装着し、バーナ上面とキャップ状カバーとの間に上記穴部を通った燃焼用二次空気を案内する隙間を形成しているので、炎孔の火炎の方向と燃焼用二次空気の流れる方向とを揃え、燃焼用二次空気を円滑に供給して安定した燃焼をさせることができるものであり、またバーナの中央部に上下に貫通する穴部を設けることでガスこんろ本体内とバーナ上部を連通させる燃焼用二次空気の通路を形成したことによりバーナの中央部からも燃焼用二次空気を供給できて燃焼用二次空気を十分に供給できるものである。
【0028】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、バーナの炎孔が水平面に対して略30°の傾斜で斜め上方を向くので、鍋との有効伝熱面積を大きくすると共に燃焼に必要な高さが抑えられるものであり、しかもバーナの一次空気の吸引率を0.65乃至0.8にしたので、燃焼速度が速くなると共に火炎が短くなり、バーナから五徳爪の鍋と接触する上面までの高さを低くできるものである。
【0029】
また本発明の請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、天板に設けた開口に汁受け皿を配置し、五徳の五徳プレートの外周を天板の開口縁の受け部に載置し、天板の上記受け部の近傍の外側に下方向に傾斜する傾斜面を設けたので、鍋から天板の上に煮汁がこぼれても受け部の近傍の傾斜面にて五徳プレートと天板との間の隙間から受け部に煮汁が滴下しにくいようにできるものであり、しかも上記受け部の内側に受け部に浸入した煮汁が溜まる煮汁溜まり部を設けたので、たとえ受け部に煮汁が滴下しても煮汁溜まり部にて煮汁が受けられてガスこんろ本体内に滴下しないようできるものであり、従ってガスこんろ本体内に煮汁が滴下するのを確実に防止できるものである。
【0030】
また本発明の請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、バーナの外周に設けた段部の上に汁受け皿の内周の開口を挿通して汁受け皿の内周縁で段部の上を覆ったので、バーナと汁受け皿との間から下に煮汁が滴下するのを防止できるものであり、しかも段部に煮汁溜まり部を設けたので、たとえバーナと汁受け皿との間から段部に煮汁が滴下しても煮汁溜まり部に受けられてガスこんろ本体内に滴下しないようできるものであり、従ってガスこんろ本体内に煮汁が滴下するのを確実に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の要部を示し、図3(a)のX−X線方向に破断した断面図である。
【図2】同上のバーナと汁受け皿の間の部分を拡大せる断面図である。
【図3】(a)は同上のバーナと混合管の部分を平面図、(b)は(a)のY−Y線断面図である。
【図4】同上の汁受け皿を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】同上の五徳を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図6】同上の具体的な一例の五徳高さと熱効率の関係を示すグラフである。
【図7】同上の具体的な一例の五徳高さと五徳プレート上面のCO2濃度の関係を示すグラフである。
【図8】同上の具体的な一例の五徳高さと五徳プレートの表面温度の関係を示すグラフである。
【図9】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 ガスこんろ本体
2 天板
3 開口
4 汁受け皿
5 バーナ
6 五徳
6a 五徳プレート
6b 五徳爪
7 導入穴
8 炎孔
9 鍋
10 穴部
11 キャップ状カバー
12 受け部
13 煮汁溜まり部
14 段部
15 煮汁溜まり部
Claims (5)
- ガスこんろ本体の天板に汁受け皿と汁受け皿を通して上方に突出するバーナを配置し、汁受け皿の上に五徳を配置したガスこんろにおいて、五徳を環状の五徳プレートと五徳プレートの上面から上方に突設した複数の五徳爪とで形成し、上記環状の五徳プレートを外周から内周に向けて徐々に下がるように傾斜させ、汁受け皿の外周にガスこんろ本体内と連通する燃焼用二次空気の導入穴を設け、五徳爪の上に鍋を載置した状態で上記導入穴から導入された空気が五徳プレートの下面に沿ってバーナのある中央側に案内されると共に中央側から五徳プレートの上面に沿って外周側に案内される二次空気の通路を形成し、バーナが最大燃焼量で燃焼し且つ五徳の上に五徳径より大きい鍋が置かれた状態で天板上部の外周側から五徳プレートの上面側に燃焼用二次空気が供給されないか、または殆ど供給されないようにするため、五徳プレートの任意の位置の径をD(mm)、その位置の五徳プレートの上面から五徳爪の最上面までの垂直方向の距離をH(mm)、バーナの最大燃焼量でのインプットをIp(kW)としたとき、850>D×H/Ip>600の関係になるように五徳を形成して成ることを特徴とするガスこんろ。
- バーナの外周の炎孔は斜め上方を向くように形成し、バーナの中央部に上下に貫通する穴部を設けることでガスこんろ本体内とバーナ上部を連通させる燃焼用二次空気の通路を形成し、バーナの上方にバーナの炎孔部分の外径より大きいキャップ状カバーを装着し、バーナ上面とキャップ状カバーとの間に上記穴部を通った燃焼用二次空気を案内する隙間を形成して成ることを特徴とする請求項1記載のガスこんろ。
- バーナの炎孔が水平面に対して略30°の傾斜で斜め上方を向き、バーナの一次空気の吸引率を0.65乃至0.8にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のガスこんろ。
- 天板に設けた開口に汁受け皿を配置し、五徳の五徳プレートの外周を天板の開口縁の受け部に載置し、天板の上記受け部の近傍の外側に下方向に傾斜する傾斜面を設け、上記受け部の内側に受け部に浸入した煮汁が溜まる煮汁溜まり部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のガスこんろ。
- バーナの外周に設けた段部の上に汁受け皿の内周の開口を挿通して汁受け皿の内周縁で段部の上を覆い、段部に煮汁溜まり部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のガスこんろ。
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