JP6814380B2 - 細胞スフェロイドの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、以下のとおりである。
[1]略水平に配置される少なくとも1つの平面視環状の流路を備える培養容器を使用し、前記流路に沿って、細胞を含む液体培地に旋回流が生じるように前記培養容器を旋回させて、前記細胞を浮遊培養してスフェロイドを形成する、細胞スフェロイドの製造方法。
[2]前記培養容器が、平面視環状の密閉された培養空間を有する容器部と、前記培養空間の内部と外部とを連通するポート部とを備え、前記容器部が、培養時に上側となる第1の容器壁および下側となる第2の容器壁を備えた、[1]に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[3]前記第1の容器壁が、柔軟性を具備している、[2]に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[4]前記第1の容器壁および前記第2の容器壁の双方が、柔軟性を具備している、[2]に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[5]前記第1の容器壁が、柔軟性を具備し、前記第2の容器壁が、形状維持性を具備している、[2]に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[6]前記容器部が、前記第2の容器壁の外周部から立ち上がる環状の外周壁と、前記第2の容器壁の内周部から立ち上がる環状の内周壁とを備えた、[5]に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[7]前記第1の容器壁および前記第2の容器壁の双方が、形状維持性を具備している、[2]に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[8]前記容器部内の気体を含めた内容物を排出したときに、前記第1の容器壁の内面と前記第2の容器壁の内面とが略密着するものである、[3]〜[6]のいずれかに記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[9]前記第1の容器壁および前記第2の容器壁の少なくとも一方が、酸素透過性である、[2]〜[8]のいずれかに記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[10]前記細胞が、iPS細胞、ES細胞、間葉系幹細胞、神経幹細胞のいずれかである、[1]〜[9]のいずれかに記載の細胞スフェロイドの製造方法。
[11]前記細胞が、肝細胞、膵島細胞、腎細胞、神経細胞、角膜内皮細胞、軟骨細胞、心筋細胞のいずれかである、[1]〜[9]のいずれかに記載の細胞スフェロイドの製造方法。
(a) 略水平に配置される少なくとも1つの平面視環状の流路を備える培養容器を準備する工程;
(b) 細胞と液体培地等を、前記流路に供給する工程;および
(c) 前記流路に沿って、前記細胞を含む液体培地に旋回流が生じるように前記培養容器を旋回させて、前記細胞を浮遊培養してスフェロイドを形成する工程。
なお、(b)の工程においては、細胞を播種した液体培地等(細胞懸濁液)を培養容器の流路に供給することが例示できるが、これに限定されるものではなく、液体培地等を培養容器の流路に予め供給した後、流路内の液体培地等に細胞を播種してもよく、また、例えば、細胞を懸濁液の状態で培養容器の流路に予め供給した後、流路内の懸濁液に液体培地等を供給してもよく、細胞と液体培地等の供給順序は特に限定されず任意である。
また、(b)の工程に替えて、(a)の工程で準備する培養容器内に予め液体培地等を密封した培地入り培養容器とし、細胞スフェロイドの製造時に培養容器内の液体培地等に細胞を播種してもよい。
工程(a)は、培養容器を準備する工程に関する。本発明の製造方法で用いられる培養容器は、略水平に配置される少なくとも1つの平面視環状の流路を備えることを特徴とする。平面視環状の流路の数は、1以上であればよく、培養容器は液体培地に旋回流が生じるように旋回させることから、好ましく1〜3程度である。流路が複数のときは、例えば、複数の流路を同心状に配置してもよく、また、大きさの等しい、あるいは、大きさの異なる複数の流路を平面方向に並ぶように配置してもよい。
培養容器は、ディッシュ(例えば、図1)の形態であっても、バッグ(例えば、図2および図3)の形態のいずれであっても、平面視環状の流路(培養空間)の内径は、旋回時に生じる容器中央部での細胞の過剰凝集を阻害できる大きさの範囲内で選択されるが、その大きさは、細胞の種類、播種密度、旋回範囲や旋回速度等によって決定される。
液体培地等の内容液を容器部に供給しても、第2の容器壁の形状が実質的に変わらないことをいう。第2の容器壁が、形状維持性を具備していることによって、旋回時の内容液の流動や、例えば、細胞観察や培地交換等の際に細胞培養容器を持ち上げたときの内容液の自重による第2の容器壁の変形を抑えることができる。なお、細胞培養容器(容器部)が大径化すれば、これに伴い容器部内の液体培地の自重も増大するため、細胞培養容器(容器部)を持ち上げたときに、内容液の自重で第2の容器壁が多少撓んでも、形状維持性を具備しているに含まれるものとする。また、第2の容器壁が形状維持性を具備している場合は、第2の容器壁うち、環状流路の底面となる部分は、従来のディッシュの底面のように平面であることが好ましい。
また、容器壁の実効面積あたりの酸素透過性は、容器壁の酸素透過性に容器壁の面積をかけた数値であって、容器壁が容器内に酸素を供給する能力を表し、一つの容器の持つ全ての容器壁の実効面積あたりの酸素透過性の総和は、その容器が容器内に酸素を供給する能力を表す。
〈細胞〉
本発明の製造方法で用いられる細胞は、スフェロイドを形成できるものであれば、特に限定はないが、例えば、動物由来細胞であり、ヒト、サル、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、マウス、ハムスターなどの哺乳動物由来細胞が挙げられる。細胞は、培養細胞として株化されたものであっても、生物組織から得られた初代細胞であってもよい。胚性幹細胞(ES細胞)、誘導多能性幹細胞(iPS細胞)、間葉系幹細胞、神経幹細胞等を用いることができ、また、分化細胞としては、肝細胞、膵島細胞、腎細胞、神経細胞、角膜内皮細胞、軟骨細胞、心筋細胞等を用いることができる。さらに、臍帯血、骨髄、脂肪、血液由来組織性幹細胞から分化誘導される細胞を用いることもできる。あるいは腫瘍化した細胞、遺伝子工学的手法により形質転換された細胞やウイルスベクターにより感染された細胞を用いることもできる。
本発明の製造方法で用いられる液体培地は、特に限定はなく、培養する細胞に合わせて適宜選択することができる。例えば、MEM、α−MEM、DMEM、RPM1、cRDF、ERDF、F12、MCDB131、F12/DMEMおよびWE等の公知の培地を挙げることができる。また、細胞がヒト幹細胞である場合、ヒト全能性幹細胞用培地として市販されている、mTeSR1(Stem Cell Tech.)、Essential 8(Life Technologies)、Ripro FF/FF2/XF(リプロセル)、StemSure(和光純薬)、CELRENA(細胞科学研究所)、S-Medium(DSファーマ)、StemFit(味の素)などを用いることができる。
なお、本発明は、凝集抑制剤を用いない製造方法に限定されるものではなく、必要に応じて凝集抑制剤を添加して、細胞スフェロイドを製造することも本発明の範囲内である。
また、図2に示す培養容器5や図3に示す培養容器14のような閉鎖系の培養容器においては、予め液体培地が封入された培地入り培養バッグとして準備し、細胞スフェロイドの製造時に細胞を容器部内の液体培地に播種してもよい。
ヒトiPS細胞株(TkDN−4M株)(東京大学ステムセルバンク)をEssential 8TM培地(Life Technologies)20mLに、1×105cells/mLで播種した細胞懸濁液を、
エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌済の図1に示す二重円型ディッシュ(ポリスチレン(親水化処理なし)製、外周壁の直径90mm、内周壁の直径50mm、外周壁の高さ12mm)の流路に加え、蓋をし、CO2インキュベーター内の旋回培養装置(Optima, Japan )に載せて、5%CO2、37℃の条件下、旋回範囲25 mm、回転速度45rpmで2日間、旋回培養を行った。
2日間の培養後、50〜150μmの粒径分布で、特に、70%が80〜115μmの粒径を有する均一なサイズの細胞スフェロイドの形成が確認された。顕微鏡写真を図5に示し、得られた粒径の分布グラフを図6に示す。
実施例1において、EOG滅菌済の二重円型ディッシュを、EOG滅菌済のペトリディッシュ(ポリスチレン(親水化処理なし)製、直径90mm×深さ12mm)に代えた以外は、実施例1と同様の方法でヒトiPS細胞の旋回培養を行った。
2日間の培養後、容器中央部に過剰凝集が生じ、1mmを超える粒径を有する細胞スフェロイドの形成が確認された。顕微鏡写真を図7に示す。
比較例1−1において、凝集抑制剤として2%KnockOutTM Serum Replacement(Life Technologies)を添加したEssential 8TM培地を用いた以外は、比較例1−1と同様の方法で旋回培養を行った。
2日間の培養後、50〜225μmの広範囲にわたる粒径を有する細胞スフェロイドの形成が確認された。得られた粒径の分布グラフを図6に示す。
実施例1において、細胞生存率改善のためにタンパク質を補う目的で、1%ウシ血清アルブミン(BSA)(脂肪酸不含、和光純薬)を添加したEssential 8TM培地を用いた以外は、実施例1と同様の方法で旋回培養を行った。
2日間の培養後、均一なサイズの細胞スフェロイドの形成が確認された。顕微鏡写真を図8(右:本発明)に示し、得られた粒径の分布グラフを図9に示す。
実施例2において、EOG滅菌済の二重円型ディッシュを、EOG滅菌済のペトリディッシュ(ポリスチレン(親水化処理なし)製、直径90mm×深さ12mm)に代えた以外は、実施例2と同様の方法でヒトiPS細胞の旋回培養を行った。
2日間の培養後、容器中央部に過剰凝集が生じ、1mmを超える粒径を有する細胞スフェロイドの形成が確認された。顕微鏡写真を図8(左:従来ディッシュ)に示す。なお、
図8(左:従来ディッシュ)においては、スケールバーが図8(右:本発明)と同じであるため、スケールバーを省略した。
ヒト胎児腎臓細胞株(HEK293株)をDMEM培地(高グルコース、10%FBS+NEAA)20mLに、1×105cells/mLで播種した細胞懸濁液を、EOG滅菌済の図1に示す二重円型ディッシュ(ポリスチレン(親水化処理なし)製、外周壁の直径90mm、内周壁の直径50mm、外周壁の高さ12mm)の流路に加え、蓋をし、CO2インキュベーター内の旋回培養装置(Optima, Japan)に載せて、5%CO2、37℃の条件下、旋回範囲25 mm、回転速度45rpmで5日間、旋回培養を行った。
5日間の培養後、均一なサイズの細胞スフェロイドの形成が確認された。顕微鏡写真を図10(右:本発明)に示す。
実施例3において、EOG滅菌済の二重円型ディッシュを、EOG滅菌済のペトリディッシュ(ポリスチレン(親水化処理なし)製、直径90mm×深さ12mm)に代えた以外は、実施例3と同様の方法でヒト胎児腎臓細胞の旋回培養を行った。
5日間の培養後、容器中央部に過剰凝集が生じ、1mmを超える粒径を有する細胞スフェロイドの形成が確認された。顕微鏡写真を図10(左:従来ディッシュ)に示す。なお、図10(左:従来ディッシュ)においては、スケールバーが図10(右:本発明)と同じであるため、スケールバーを省略した。
ヒトiPS細胞株(TkDN−4M株)(東京大学ステムセルバンク)をEssential 8TM培地(Life Technologies、1%BSA添加(脂肪酸不含、和光純薬))20mLに、2×105cells/mLで播種した細胞懸濁液を、EOG滅菌済の図2に示す浮き輪型バック(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂製、外周縁部の直径80mm、内周縁部の直径45mm)に注射筒で注入した後、同じく注射筒で無菌フィルターを通した空気25mLを注入して密封した。次いで、CO2インキュベーター内の旋回培養装置(Optima, Japan)に載せて、5%CO2、旋回範囲25mm、旋回速度45rpmで5日間、旋回培養を行った。なお、開始2日後から1日毎に培地の全量交換を行った。
2日間および5日間の培養後、それぞれ均一なサイズの細胞スフェロイドの形成が確認された。顕微鏡写真を図11(上:2日後、下:5日後)に示す。なお、図11(5日後)においては、スケールバーが図11(2日後)と同じであるため、スケールバーを省略した。
ヒト胎児腎臓細胞株(HEK293株)をDMEM培地(高グルコース、10%FBS+NEAA)20mLに、1×105cells/mLで播種した細胞懸濁液を、EOG滅菌済の図2に示す浮き輪型バック(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂製、外周縁部の直径80mm、内周縁部の直径45mm)に注射筒で注入した後、同じく注射筒で無菌フィルターを通した空気25mLを注入して密封した。次いで、CO2インキュベーター内の旋回培養装置(Optima, Japan)に載せて、5%CO2、旋回範囲25mm、回転速度45rpmで5日間、旋回培養を行った。なお、実施例5においては、培地交換は行わなかった。
5日間の培養後、均一なサイズの細胞スフェロイドの形成が確認された。顕微鏡写真を図12に示す。
また、旋回培養により、培養容器内の細胞スフェロイドが、例えば、200〜300μmの大きさに成長したら、成長した細胞スフェロイドの一部を培養容器から取り出して利用する。一方、培養容器内に残った細胞スフェロイドは、一旦破砕して小さな細胞塊にするとともに、培養容器内の液体培地を交換した後、旋回培養を再開して、再び200〜300μmの大きさに成長させる。このような、細胞スフェロイドの一部取り出し、残存する細胞スフェロイドの破砕、液体培地の交換、旋回培養の再開といったサイクルを連続して繰り返すことで、細胞スフェロイドの大量培養ができる可能性がある。
2 内周壁
3 環状流路
4 外周壁
5 培養容器
6 第1の容器壁
7 第2の容器壁
8 外周縁部
9 内周縁部
10 ポート
11 チューブ
12 導出口
13 キャップ
14 培養容器
15 第1の容器壁
16 第2の容器壁
17 外周壁
18 内周壁
19 培養空間
20 ポート
21 チューブ
22 導出口
23 キャップ
24 治具
25 連結ボルト
26 ナット
27 ワッシャー
28 第1のプレート
29 第2のプレート
Claims (12)
- 略水平に配置される少なくとも1つの平面視環状の流路を備える培養容器を使用し、前記流路に沿って、細胞を含む液体培地に旋回流が生じるように旋回振とう装置により前記培養容器を旋回させて、前記細胞を浮遊培養してスフェロイドを形成する、
細胞スフェロイドの製造方法であって、
前記培養容器が、培養空間として、環状の流路を有する容器部を備え、前記容器部が、二重円型ディッシュの形態であり、外周壁、その内側の内周壁、前記外周壁と内周壁をつなぐ容器底面とから構成される、方法。 - 略水平に配置される少なくとも1つの平面視環状の流路を備える培養容器を使用し、前記流路に沿って、細胞を含む液体培地に旋回流が生じるように旋回振とう装置により前記培養容器を旋回させて、前記細胞を浮遊培養してスフェロイドを形成する、
細胞スフェロイドの製造方法であって、
前記培養容器が、培養空間として、環状の密閉された流路を有する容器部と、前記流路の内部と外部とを連通するポート部とを備え、前記容器部が、二重円型トレイ状バッグの形態である、方法。 - 略水平に配置される少なくとも1つの平面視環状の流路を備える培養容器を使用し、前記流路に沿って、細胞を含む液体培地に旋回流が生じるように旋回振とう装置により前記培養容器を旋回させて、前記細胞を浮遊培養してスフェロイドを形成する、
細胞スフェロイドの製造方法であって、
前記培養容器が、培養空間として、環状の密閉された流路を有する容器部と、前記流路の内部と外部とを連通するポート部とを備え、前記容器部が、浮き輪型バッグの形態である、方法。 - 前記容器部が、二重円型トレイ状バッグの形態であり、培養時に上側となる第1の容器壁および下側となる第2の容器壁と、外周壁および内周壁を備えた、請求項2に記載の製造方法。
- 前記容器部が、浮き輪型バッグの形態であり、培養時に上側となる第1の容器壁と、下側となる第2の容器壁とを、それぞれの外周側に位置する外周縁および内周側に位置する内周縁で接合したものである、請求項3に記載の製造方法。
- 前記第1の容器壁が、柔軟性を具備している、請求項4又は5に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
- 前記第1の容器壁および前記第2の容器壁の双方が、柔軟性を具備している、請求項4又は5に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
- 前記第1の容器壁が、柔軟性を具備し、前記第2の容器壁が、形状維持性を具備している、請求項4又は5に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
- 前記第1の容器壁および前記第2の容器壁の双方が、形状維持性を具備している、請求項4に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
- 前記容器部が、前記第2の容器壁の外周部から立ち上がる環状の外周壁と、前記第2の容器壁の内周部から立ち上がる環状の内周壁とを備えた、請求項4に記載の細胞スフェロイドの製造方法。
- 前記第1の容器壁および前記第2の容器壁の少なくとも一方が、酸素透過性である、請求項4〜10のいずれかに記載の細胞スフェロイドの製造方法。
- 前記容器部が、複数の流路を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の細胞スフェロイドの製造方法。
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