JP6810102B2 - ロボットの手首構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットの手首構造に関するものである。
前腕部に第1軸線回りに回転可能に取り付けられた第1手首要素と、第1手首要素に第1軸線に対して垂直な第2軸線回りに回転可能に支持された第2手首要素と、第2手首要素に第1軸線と同一平面内に配置される第3軸線回りに回転可能に支持された第3手首要素とを備え、前腕部に第1軸線回りに配置された第1中空部が設けられ、第1手首要素に第1軸線に沿って貫通し第1中空部に連通する貫通路が設けられ、第3手首要素に、第3軸線に沿って貫通する第2中空部が設けられたロボットの手首構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この手首構造によれば、前腕部の後方から、第1中空部、貫通路および第2中空部を貫通して第3手首要素の先端まで線条体を配線することができる。これにより、線条体に大きな余長を設けなくても、第1、第2および第3手首要素の動作により線条体にかかる負担を大幅に軽減することができるという利点がある。
前腕部の後方から、第1中空部、貫通路および第2中空部を貫通して第3手首要素の先端まで続く配線ルートは、前腕部の後部に設置された中継装置を経由した溶接ワイヤおよび大電流用のケーブルなどの比較的剛性の高い線条体の配線ルートとして利用されるのが一般的である。そして、この場合には、線条体を専用のコンジット内に収容して配線される。
特開2018−001277号公報
しかしながら、微弱電流のセンサ用ケーブルおよび小径のエアチューブ等の比較的剛性の低い線条体を後付けしたい場合があるが、これらの線条体を上記コンジット内に後から収容することは困難であるとともに、センサ用ケーブルのような微弱電流用のケーブルは、ノイズを防止するために大電流のケーブルから離れた配線ルートを採用することが望まれる。一方で、このような後付けの線条体に対しても、ロボットの手首に近接する外部構造物への干渉を抑制するために、可能な限り少ない余長で線条体にかかる負担を軽減し得る配線ルートの採用が望まれる。
本発明は、第1軸線に沿って第1手首要素を貫通する貫通路から第3軸線に沿って第3手首要素を貫通する第2中空部に延びる配線ルートとは別の、最小限の余長で線条体にかかる負担を軽減し得る配線ルートで線条体を配線することができるロボットの手首構造を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、前腕部に、第1軸線回りに回転可能に支持された第1手首要素と、該第1手首要素に、前記第1軸線に直交する第2軸線回りに回転可能に支持された第2手首要素と、該第2手首要素に、前記第2軸線に直交しかつ前記第1軸線と同一平面内に配置される第3軸線回りに回転可能に支持された第3手首要素とを備え、前記第1手首要素が、前記第1軸線を含む位置において、該第1軸線に沿う方向に貫通する第1軸中空孔を備え、前記第2手首要素が、前記第2軸線を含む位置において、該第2軸線に沿う方向に貫通する第2軸中空孔を備え、前記第3手首要素が、前記第3軸線を含む位置において、該第3軸線に沿う方向に貫通する第3軸中空孔を備え、前記第1軸中空孔から前記第2軸中空孔を介さずに前記第3軸中空孔に線条体を貫通させる第1配線ルートと、前記第1手首要素の外側から前記第2軸中空孔を経由して前記第3軸中空孔に他の線条体を貫通させる第2配線ルートとが設けられているロボットの手首構造である。
本態様によれば、第1手首要素を前腕部に対して第1軸線回りに回転させ、第2手首要素を第1手首要素に対して第2軸線回りに回転させ、第3手首要素を第2手首要素に対して第3軸線回りに回転させることにより、第3手首要素に取り付けたツール等の姿勢を任意の姿勢に設定することができる。この場合において、第1手首要素からツール等にケーブルあるいはエアチューブ等の線条体を簡易に設置したい場合がある。
このような場合には、第2手首要素の第2軸線を含む位置に備えられた第2軸中空孔に線条体を貫通させることができる。これにより、第1手首要素に対する第2手首要素の第2軸線回りの回転動作に対して、第2軸中空孔を通過している線条体が反復曲げ動作のような過度の負荷を受けずに済み、耐久的に健全な状態を維持することができる。また、第2軸中空孔の両側に露出する部分の線条体に設けられる余長を最小限に抑えることができて、手首に近接する外部構造物と線条体との干渉を回避しやすくすることができる。
上記態様においては、前記第1手首要素が、前記第1軸線を含む位置において、該第1軸線に沿う方向に貫通する第1軸中空孔を備え、前記第3手首要素が、前記第3軸線を含む位置において、該第3軸線に沿う方向に貫通する第3軸中空孔を備えている。
この構成により、比較的大径の剛性の高い線条体については、前腕部側から第1軸中空孔および第3軸中空孔を貫通して第3手首要素に固定されたツール等に配線することができる。
また、上記態様においては、前記第1手首要素に、前記第2手首要素および前記第3手首要素をそれぞれ駆動する2つの駆動モータが配置され、各該駆動モータの回転をそれぞれ減速する2組のギアセットを備え、一方の該ギアセットが、前記第2軸線を中心軸として前記第2手首要素に固定された従動側第1ギアを備え、他方の前記ギアセットが、前記第3手首要素に固定された従動側ベベルギアに噛み合う駆動側ベベルギアに、前記第2軸線に沿う方向に延びるシャフトを経由して固定された従動側第2ギアを備え、前記第2軸中空孔が、前記シャフトに設けられていてもよい。
この構成により、一方の駆動モータを作動させると、駆動モータの回転が一方のギアセットにより減速されて第2手首要素が第2軸線回りに回転させられる。また、他方の駆動モータを作動させると、駆動モータの回転が他方のギアセットにより減速されて第3手首要素が第3軸線回りに回転させられる。
すなわち、一方の駆動モータの回転が一方のギアセットにより減速されて従動側第1ギアが第2軸線回りに高いトルクで回転させられる。従動側第1ギアは第2手首要素に固定されているので、第1手首要素に対して第2手首要素を高いトルクで回転させることができる。
また、他方の駆動モータの回転が他方のギアセットにより減速されて従動側第2ギアが第2軸線回りに高いトルクで回転させられる。従動側第2ギアの回転はシャフトを経由して駆動側ベベルギアに伝達され、駆動側ベベルギアに噛み合う従動側ベベルギアおよび従動側ベベルギアに固定された第3手首要素を、第2手首要素に対して第3軸線回りに高いトルクで回転させることができる。この場合に、シャフトに第2軸中空孔を設けることにより、手首機能を確保しながら、線条体の配線ルートを簡易に構成することができる。
また、上記態様においては、前記シャフトが前記駆動側ベベルギアと一体的に構成されていてもよい。
この構成により、部品点数を削減することができる。
本発明によれば、第1軸線に沿って第1手首要素を貫通する貫通路から第3軸線に沿って第3手首要素を貫通する第2中空部に延びる配線ルートとは別の、最小限の余長で線条体にかかる負担を軽減し得る配線ルートで線条体を配線することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るロボットの手首構造を示す正面図である。 図1の手首構造を示す縦断面図である。 図1の手首構造の第2手首要素および第3手首要素を示す拡大縦断面図である。
本発明の一実施形態に係るロボットの手首構造1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るロボットの手首構造1は、図1に示されるように、ロボットの前腕部100に取り付けられる手首の構造であって、第1手首要素2、第2手首要素3および第3手首要素4を備えている。
第1手首要素2は、前腕部100に、第1軸線A回りに回転可能に支持された第1手首ケーシング5を備えている。
第2手首要素3は、第1手首要素2に、第1軸線Aに直交する第2軸線B回りに回転可能に支持されている。
第3手首要素4は、第2手首要素3に、第2軸線Bに直交しかつ第1軸線Aと同一平面内に配置される第3軸線C回りに回転可能に支持されている。
第1手首ケーシング5は、図2に示されるように、第1軸線Aを含む位置に、前腕部100後方から第1軸線Aに沿う方向に貫通する第1軸中空孔6を備えている。第1軸中空孔6には、前腕部100に固定され、後述する第1の線条体27を貫通させる円筒状のガイド管9が配置されている。
また、第3手首要素4は、第3軸線Cを含む位置に、第3軸線Cに沿う方向に貫通する第3軸中空孔8を備えている。
本実施形態においては、第2手首要素3は、図2に示されるように、第2軸線Bを含む位置において、第2軸線Bに沿う方向に貫通する第2軸中空孔7を備えている。
また、第1手首ケーシング5は、第1軸線Aから一方向にオフセットした位置において第1軸線Aに沿う方向に延び、先端に第2手首要素3を支持している。第1手首ケーシング5内には、第2手首要素3および第3手首要素4を回転駆動するモータ(駆動モータ)10,11が固定されている。
第2手首要素3を回転駆動するモータ10と、第2手首要素3との間には、モータ10の回転速度を所定の減速比で減速するハイポイドギアセット(ギアセット)12が配置されている。ハイポイドギアセット12は、モータ10により回転駆動される図示しないピニオンギアと、第2手首要素3に固定されピニオンギアに噛み合うリングギア(従動側第1ギア)13とを備えている。
さらに具体的には、第2手首要素3は、図3に示されるように、第2手首ケーシング14と、第1手首要素2に外輪が固定され、第2手首ケーシング14に内輪が固定されたクロスローラベアリング15とを備えている。ハイポイドギアセット12のリングギア13はクロスローラベアリング15の内輪に固定されている。これにより、モータ10の作動によりピニオンギアを回転駆動すると、ピニオンギアに噛み合うリングギア13が第2軸線B回りに回転させられる結果、リングギア13が固定されたクロスローラベアリング15の内輪および内輪に固定された第2手首ケーシング14が第2軸線B回りに回転させられる。
第3手首要素4を回転駆動するモータ11と、第3手首要素4との間には、モータ11の回転速度を所定の減速比で減速するハイポイドギアセット(ギアセット)16と、第2軸線B回りの回転を第3軸線C回りの回転に変換するベベルギアセット17とが配置されている。このハイポイドギアセット16も、モータ11により回転駆動されるピニオンギア18aと、第2手首要素3に固定されピニオンギア18aに噛み合うリングギア(従動側第2ギア)18bとを備えている。
さらに具体的には、第3手首要素4は、図3に示されるように、第2手首ケーシング14に第3軸線C回りに回転可能に支持された円筒状の第3手首ケーシング19を備えている。
ベベルギアセット17は、第2軸線B回りに回転可能に支持された駆動側ベベルギア20と、第3手首ケーシング19に固定された従動側ベベルギア21とを備えている。
駆動側ベベルギア20は、第2軸線Bに沿って延びるシャフト22と一体に構成され、第2手首要素3のクロスローラベアリング15の内輪に対して、ボールベアリング23により第2軸線B回りに回転可能に支持されている。リングギア18bはシャフト22に固定されている。クロスローラベアリング15の内輪を加工してボールベアリング23の外輪を直接嵌合させることにより、部品点数を削減している。また、駆動側ベベルギア20をシャフト22と一体に構成することによっても部品点数を削減している。
本実施形態においては、第2軸中空孔7はシャフト22を軸線方向に貫通して設けられている。クロスローラベアリング15の内輪にシャフト22を回転可能に支持するボールベアリング23の外輪を直接嵌合させることにより、部品を削減してボールベアリング23の内径寸法を大きく確保することができる。これにより、シャフト22の外径を大きく確保して、第2軸中空孔7の内径を大きく確保している。
図中、符号24は、第1手首ケーシング5に設けられ、2つのハイポイドギアセット12,16、クロスローラベアリング15、ボールベアリング23およびベベルギアセット17を収容する空間を閉塞するカバーである。シャフト22の一端は、カバー24を貫通して配置され、シャフト22の一端とカバー24との間には、上記空間を密封するシール部材25が配置されている。また、シャフト22の他端は、第2手首ケーシング14を貫通して配置され、シャフト22の他端と第2手首ケーシング14との間にも、上記空間を密封するシール部材26が配置されている。
このように構成された本実施形態に係るロボットの手首構造1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係るロボットの手首構造1によれば、第1手首ケーシング5に設けられた第1軸中空孔6が第1軸線Aに沿って設けられているので、前腕部100の後方から第1軸中空孔6を貫通して配線された鎖線で示す第1の線条体27は、第1手首ケーシング5の第1軸線A回りの回転によって大きな負荷を受けずに済む。また、第3手首ケーシング19に設けられた第3軸中空孔8が、第3軸線Cに沿って設けられているので、第3軸中空孔8を貫通する第1の線条体27は、第3手首ケーシング19の第3軸線C回りの回転によっても大きな負荷を受けずに済む。
さらに、第1軸線Aと第3軸線Cとが同一平面内に常に配置され、第1手首ケーシング5が第1軸線Aに対して一方向にオフセットしているので、第1軸中空孔6を貫通した第1の線条体27は、第1手首ケーシング5に干渉することなく、そのまま第3軸中空孔8を貫通し、第3手首ケーシング19の先端に取り付けられている図示しないツールに接続される。第2手首要素3を第2軸線B回りに回転させると、第1軸中空孔6および第3軸中空孔8を貫通している第1の線条体27は、第2手首要素3の回転角度に応じた角度の曲げを受けるが、第2軸線Bが第1軸線Aおよび第3軸線Cに直交しているので、第1の線条体27には曲げのみが作用し、大きな負荷を受けずに済む。
さらに、本実施形態に係るロボットの手首構造1によれば、第2手首要素3が、第2軸線Bに沿って貫通する第2軸中空孔7を備えているので、図1に示されるように、第1手首ケーシング5の外側から第2軸中空孔7および第3軸中空孔8を貫通して、第2の線条体28を配線することができる。第2の線条体28としては、第1軸中空孔6を貫通する第1の線条体27よりも細く柔軟なものが選択される。例えば、微弱な信号を伝送するケーブルあるいは空気圧を供給するエアチューブ等を挙げることができる。
この配線ルートによれば、第2の線条体28は第2軸線Bに沿って配置されるので、第1手首要素2に対する第2手首要素3の第2軸線B回りの回転動作に対して、過度の負荷を受けずに済み、耐久的に健全な状態を維持することができる。また、第2軸中空孔7の両側に露出する部分の第2の線条体28に設けられる余長を最小限に抑えることができて、手首に近接する外部構造物と第2の線条体28との干渉を回避し易くすることができるという利点がある。
上述したように、第1手首ケーシング5には第2手首要素3および第3手首要素4を回転駆動するモータ10,11が配置されているので、これらのモータ10,11への配線は、ロボットの内部を通過する配線ルートに沿って行われる。したがって、ロボットの内部を通過する配線ルートに沿って、第2の線条体28に接続する線条体を第1手首ケーシング5の中継ボックス29まで配線しておくことにより、ユーザは中継ボックス29からツールまで第2の線条体28を配線すればよい。これにより、第2の線条体28の配線作業をより容易にすることができる。
また、本実施形態によれば、第2軸線B回りに回転するシャフト22に第2軸中空孔7を設けたので、手首構造1を軽量化することができる。さらに、シャフト22の両端をシール部材25,26によって密封し、第2軸中空孔7をハイポイドギアセット12,16等が配置されている空間から隔離したので、空間内に充填される潤滑材の量を大幅に低減することができる。これにより、潤滑材の削減と、さらなる軽量化とを図ることができる。
1 手首構造
2 第1手首要素
3 第2手首要素
4 第3手首要素
6 第1軸中空孔
7 第2軸中空孔
8 第3軸中空孔
10,11 モータ(駆動モータ)
12,16 ハイポイドギアセット(ギアセット)
13 リングギア(従動側第1ギア)
18b リングギア(従動側第2ギア)
20 駆動側ベベルギア
21 従動側ベベルギア
22 シャフト
A 第1軸線
B 第2軸線
C 第3軸線
100 前腕部

Claims (3)

  1. 前腕部に、第1軸線回りに回転可能に支持された第1手首要素と、
    該第1手首要素に、前記第1軸線に直交する第2軸線回りに回転可能に支持された第2手首要素と、
    該第2手首要素に、前記第2軸線に直交しかつ前記第1軸線と同一平面内に配置される第3軸線回りに回転可能に支持された第3手首要素とを備え、
    前記第1手首要素が、前記第1軸線を含む位置において、該第1軸線に沿う方向に貫通する第1軸中空孔を備え、
    前記第2手首要素が、前記第2軸線を含む位置において、該第2軸線に沿う方向に貫通する第2軸中空孔を備え
    前記第3手首要素が、前記第3軸線を含む位置において、該第3軸線に沿う方向に貫通する第3軸中空孔を備え、
    前記第1軸中空孔から前記第2軸中空孔を介さずに前記第3軸中空孔に線条体を貫通させる第1配線ルートと、前記第1手首要素の外側から前記第2軸中空孔を経由して前記第3軸中空孔に他の線条体を貫通させる第2配線ルートとが設けられているロボットの手首構造。
  2. 前記第1手首要素に、前記第2手首要素および前記第3手首要素をそれぞれ駆動する2つの駆動モータが配置され、
    各該駆動モータの回転をそれぞれ減速する2組のギアセットを備え、
    一方の該ギアセットが、前記第2軸線を中心軸として前記第2手首要素に固定された従動側第1ギアを備え、
    他方の前記ギアセットが、前記第3手首要素に固定された従動側ベベルギアに噛み合う駆動側ベベルギアに、前記第2軸線に沿う方向に延びるシャフトを経由して固定された従動側第2ギアを備え、
    前記第2軸中空孔が、前記シャフトに設けられている請求項1に記載のロボットの手首構造。
  3. 前記シャフトが前記駆動側ベベルギアと一体的に構成されている請求項に記載のロボットの手首構造。
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