JP2014000612A - 産業用ロボットの手首構造部 - Google Patents

産業用ロボットの手首構造部 Download PDF

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Abstract

【課題】手首機枠の幅を小さくして、手首正面から見たときの干渉半径を小さくする。
【解決手段】手首構造部の平歯車減速機構部は、手首内枠駆動モータの出力軸に装着された第一平歯車と、手首ハウジング用機枠に取付けられた第一補助軸に回転可能に支持されると共に第一平歯車に係合する第二平歯車と、第二平歯車と一体に第一補助軸に回転可能に支持される第三平歯車と、第二補助軸に回転可能に支持されると共に第三平歯車に係合する第四平歯車と、第四平歯車と一体に第二補助軸に回転可能に支持される第五平歯車と、第三補助軸に回転可能に支持されると共に第五平歯車に係合する第六平歯車と、手首内枠の回動軸上に取付けられていて第六歯車に係合する第七平歯車と、を含んでおり、第四平歯車が第一平歯車よりも手首ハウジング用機枠に近接して配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、産業用ロボットの手首構造部に関する。特に、本発明は、産業用ロボットのアーム先端に設けられる手首構造部に関する。
産業用ロボットの手首構造部は、手首機枠および手首機枠に対して回動可能な手首内枠とを含んでいる。手首内枠には、手首要素、例えばハンド、ツール等が作業ツール取付部を介して取付けられている。手首機枠に内蔵された駆動モータの出力軸の回転は平歯車減速機構部により減速され、それにより、手首内枠が手首機枠に対して回動される。
特許文献1においては、手首機枠の一側に多段平歯車列からなる平歯車減速機構部が配置されている。平歯車減速機構部においては、手首内枠の動作軸回りに回動可能な出力平歯車が、補助軸回りに回転可能な小径平歯車に係合している。この小径平歯車には大径平歯車が一体的に形成されている。特許文献2においても概ね同様な構成の減速機構部が開示されている。
特開平7−52074号公報 特開平6−297377号公報
引用文献1等に記載の構成においては、手首内枠の回動軸方向において手首機枠と前述した小径平歯車との間の間隔を最小にするために、前述した大径平歯車は手首機枠の中心軸線から遠方の位置に配置されている。従って、平歯車減速機構部が手首機枠の一側から手首内枠の回動軸方向において外側に突出するようになり、その結果、減速機室を被覆するカバーも外側に突出する。それゆえ、従来技術においては、手首内枠の回動軸方向における手首機枠の幅が大きくなり、従って、手首正面から見たときの干渉半径も大きくなるという問題点があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、手首内枠の回動軸方向における手首機枠の幅を小さくして、手首正面から見たときの干渉半径を小さくすることのできる産業用ロボットの手首構造部を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、ロボットのアームの先端に結合され、複数の動作自由度を有する手首構造部であって、手首機枠内に相互に分離された異なる手首室を形成する手首ハウジング用機枠と、前記手首室のうちの一つの手首室内に回動可能に保持される手首内枠と、前記手首室のうちの他の手首室において、出力軸が前記手首内枠の回動軸と平行になるように配置されていて前記手首内枠を駆動する手首内枠駆動モータと、前記手首内枠に収納されると共に前記手首内枠の回動軸と直交する回転出力を出力する他の駆動モータと、前記手首ハウジング用機枠の一側を被覆して減速機室を形成するカバーと、前記減速機室内に配置されていて、前記手首内枠駆動モータの出力軸から取出された回転力を前記手首内枠へ減速して伝達する平歯車減速機構部とを備えた、手首構造部において、前記平歯車減速機構部は、前記手首内枠駆動モータの出力軸に装着された第一平歯車と、前記手首ハウジング用機枠に取付けられた第一補助軸に回転可能に支持されると共に前記第一平歯車よりも大径であって前記第一平歯車に係合する第二平歯車と、前記第二平歯車と一体に前記第一補助軸に回転可能に支持されると共に前記第二平歯車よりも小径の第三平歯車と、前記手首ハウジング用機枠に取付けられた第二補助軸に回転可能に支持されると共に前記第三平歯車よりも大径であって前記第三平歯車に係合する第四平歯車と、前記第四平歯車と一体に前記第二補助軸に回転可能に支持されると共に前記第四平歯車よりも小径の第五平歯車と、前記手首ハウジング用機枠内に取付けられた第三補助軸に回転可能に支持されると共に前記第五平歯車よりも大径であって前記第五平歯車に係合する第六平歯車と、前記手首内枠の回動軸上に取付けられていて前記第六歯車に係合する第七平歯車と、を含んでおり、前記第四平歯車が前記第一平歯車よりも手首ハウジング用機枠に近接して配置されていることを特徴とする手首構造部が提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記手首内枠駆動モータの出力軸の先端は、前記第一平歯車から前記第七平歯車よりも外側に突出している。
1番目の発明においては、出力平歯車としての第七平歯車がアイドラ歯車としての第六平歯車に係合する。そして、小径の第五平歯車は、第七平歯車と第六平歯車との係合位置とは反対側において第六平歯車に係合する。このような構成であるので、従来技術とは異なり、第五平歯車と一体的な第四平歯車を手首の中心軸線に対し近位に配置すると共に、第五平歯車を手首の中心軸線に対し遠位に配置できる。その結果、減速室を被覆するカバーと手首ハウジング用機枠との間の距離を最小限にすることができる。つまり、手首内枠の回動軸方向における手首機枠の幅を小さくできる。それゆえ、手首正面から見たときの干渉半径を小さくすることも可能である。
2番目の発明においては、手首内枠駆動モータの出力軸の先端が第一平歯車から第七平歯車よりも外側に突出している場合には、手首内枠駆動用モータの全長が長い場合であっても、平歯車減速機構部を手首の中心軸線に近接して配置することができる。従って、手首正面から見たときの干渉半径をさらに小さくすることができる。
本発明に基づく手首構造部を備えたロボットの全体構成を示す図である。 本発明に基づく手首構造部の斜視図である。 本発明に基づく手首構造部の断面図である。 図3Aに示される手首構造部のカバーを外した状態における側面図である。 図3Aに示される手首構造部の手首先端から見た端面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明に基づく手首構造部を備えたロボットの全体構成を示す図である。図1に示されるロボット1は六軸構成の垂直多関節ロボットである。ロボット1の先端に位置する手首2は、六自由度で搭載されている。ロボット1の各軸には、各軸を駆動するためのサーボモータ(図1には示さない)が内蔵されている。これらサーボモータは、該サーボモータのそれぞれから延びる制御ケーブルによってロボット制御装置5に接続されており、各サーボモータはロボット制御装置5によって制御される。
図1に示されるように、ロボット1の手首2の先端には、作業ツール3、例えばグリッパまたは溶接トーチ等が取付けられている。作業ツール3は、部品を把持、搬送したり、ワークを溶接するのに使用される。図1に示される作業ツール用線条体4は、作業ツール3に電力またはエアなどを供給するのに使用される。
図2は本発明に基づく手首構造部の斜視図である。図2において、手首2は、手首機枠11と、手首機枠11に対してJ5軸回りに回動可能に取付けられた手首内枠12とを主に含んでいる。手首内枠12は作業ツール取付部18を備えており、作業ツール3(図2には示さない)と一緒にJ6軸回りに回転駆動される。
また、図2に示されるように、手首機枠11の一側にはカバー15が取付けられている。カバー15は外方にわずかに湾曲した形状であり、カバー15と手首機枠11との間には平歯車減速機構部30が配置されている。
図3Aは本発明に基づく手首構造部の断面図であり、図3Bは図3Aに示される手首構造部のカバーを外した状態における側面図である。以下、図2から図3Bを参照して、平歯車減速機構部20について説明する。
図3Aに示されるように、手首機枠11内には、手首ハウジング用機枠13が配置されている。図3Aから分かるように、手首ハウジング用機枠13が手首機枠11内部を複数の手首室に隔離している。そして、それら手首室のうちの一つの手首室には、手首内枠12がJ5軸回りに回動可能に配置されている。図示されるように、手首内枠12内には、作業ツール3(図3Aには示さない)を駆動するための駆動モータ22が配置されている。
また、他の手首室には、手首内枠12を回転駆動させる手首内枠駆動モータ21が配置されている。図3Aに示されるように、手首内枠駆動モータ21はその出力軸が手首2の中心軸線(図3AにおいてJ6軸と同じ)に対して垂直になるように配置されている。
さらに、手首ハウジング用機枠13の一側は、カバー15により被覆されている。カバー15と手首ハウジング用機枠13の一側との間の空間は減速機室16であり、減速機室16には平歯車減速機構部30が配置されている。
平歯車減速機構部30は第一平歯車31〜第七平歯車37と、第一補助軸41から第三補助軸43とを主に含んでいる。図3Aに示されるように、第一平歯車31は手首内枠駆動モータ21の出力軸に取付けられている。また、手首ハウジング用機枠13の一側には、第一補助軸41、第二補助軸42および第三補助軸43が手首内枠駆動モータ21の出力軸に対して平行に配置されている。図3Bから分かるように、これら第一補助軸41〜第三補助軸43は手首2の中心軸線に対して垂直である。
第一補助軸41には第二平歯車32が回転可能に支持されていて、第一平歯車31に係合している。図3A等に示されるように、第二平歯車32は第一平歯車31よりも大径であり、或る実施形態においては第二平歯車32の直径は第一平歯車31の直径の約4倍である。
図3Aおよび図3Bから分かるように、第二平歯車32と一体的な第三平歯車33が第一補助軸41に回転可能に支持されている。図3Aに示されるように、第三平歯車33は第二平歯車32よりも手首2の中心軸線に近位に位置している。
また、第二平歯車32は第三平歯車33よりも大径であり、或る実施形態においては第二平歯車32の直径は第一平歯車31の直径の約4倍である。そして、第三平歯車33は、第二補助軸42に回転可能に支持された第四平歯車34に係合している。
図3Aおよび図3Bから分かるように、第四平歯車34と一体的な第五平歯車35が第二補助軸42に回転可能に支持されている。図3Aに示されるように、第五平歯車35は第四平歯車34よりも手首2の中心軸線に遠位に位置している。
また、第四平歯車34は第五平歯車35よりも大径であり、或る実施形態においては第四平歯車34の直径は第五平歯車35の直径の約4倍である。そして、第五平歯車35は、第三補助軸43に回転可能に支持された第六平歯車36に係合している。この第六平歯車36はアイドラ歯車としての役目を果たす。
さらに、図3Aおよび図3Bから分かるように手首内枠12の回動軸J5には第七平歯車37が回転可能に支持されている。そして、第七平歯車37は第六平歯車36に係合している。第六平歯車36の回転は第七平歯車37に伝達されて、手首内枠12を回動軸J5回りに回転させるので、第七平歯車37は出力平歯車としての役目を果たす。
動作時には、手首内枠駆動モータ21の駆動トルクが第一平歯車31を通じて第二平歯車32に伝達される。そして、駆動トルクは第二平歯車32と一体的な第三平歯車33を介して第四平歯車34に伝達される。次いで、駆動トルクは第四平歯車34と一体的な第五平歯車35を介して第六平歯車36に伝達され、第六平歯車36を介して第七平歯車37に伝達される。これにより、手首内枠駆動モータ21の駆動トルクが第七平歯車37に伝達されて、手首内枠12が回動軸J5回りに回動される。
手首内枠12に配置される駆動モータ22の出力軸は、図示しない他の減速機に接続されており、駆動モータ22の駆動力は減速されて作業ツール取付部18を回転駆動する。他の減速機は作業ツール取付部18に内蔵されていてもよい。駆動モータ22の寸法は、その出力軸の仕様から手首内枠駆動モータ21の寸法と同じになることが多く、駆動モータ22のJ6軸方向における長さは第七平歯車37の直径と概ね等しい。
本発明においては出力平歯車としての第七平歯車37がアイドラ歯車としての第六平歯車36に係合している。そして、小径の第五平歯車35は、第七平歯車37と第六平歯車36との係合位置とは反対側において第六平歯車36に係合する。このような構成であるので、従来技術とは異なり、第五平歯車35と一体的な第四平歯車34を手首の中心軸線に対し第一平歯車31に対し近位に配置すると共に、第五平歯車35を手首の中心軸線に対し遠位に配置することができる。
その結果、減速室16を被覆するカバー15と手首ハウジング用機枠13との間の距離を最小限にできる。言い換えれば、本発明では、手首内枠12の回動軸J5の方向における手首機枠11の幅を小さくすることが可能である。
ここで、図3Cは、図3Aに示される手首構造部の手首先端から見た端面図である。図3Cに示されるように、J6軸から最遠方に位置するカバー15の一部分までの距離は手首2の干渉半径Rである。本発明では、上記のような構造であるので、回動軸J5方向において手首機枠11を小さくすることができ、その結果、カバー15も回動軸J5の方向に小さくすることができる。つまり、本発明では、従来技術に比較して、手首の干渉半径Rを小さくできるのが分かるであろう。
また、第一平歯車31の径は歯車の歯数と歯形の大きさ(以下、モジュール)により決まり、係合する第二平歯車32の径は第一平歯車31との速度比により決まる。係合する歯車間のモジュールは同じにする必要があるため、速度比は第一平歯車31の歯数と第二平歯車32の歯数の比となる。カバー15の高さを最小限にするために第二平歯車32の径を小さくするには、第二平歯車32の歯数を減らして速度比を小さくするか第一平歯車31の径を小さくする必要がある。速度比を小さくすると出力されるトルクも小さくなってしまい、第一平歯車31の径を小さくするとモジュールが小さくなり、歯面強さが不足してしまう。大抵の場合、第一平歯車31の歯数は、手首内枠駆動モータ21のシャフトの径とモジュールから最小の歯数としている。
本発明においては、第一平歯車31および第二平歯車32の間の速度比、第三平歯車33および第四平歯車34の間の速度比、ならびに第五平歯車35および第六平歯車36の間の速度比はいずれも約1:4と、平歯車間の速度比を互いにほぼ等しくしているため、カバー15の高さを必要最小限に抑えられる。前述の場合、手首内枠駆動モータ21の最高回転数が5000rpmである場合に、回動軸J5の最高速度が400deg/secにされる。
また、駆動モータ22および作業ツール取付部18と一体的な手首内枠12は、その長手方向の中心が回動軸J5に位置するように配置されるのが好ましい。その理由は、手首内枠12のバランスをとるためである。言い換えれば、手首内枠12がJ6軸方向において外側に突出すると、重量のある作業ツール3を作業ツール取付部18に取付けるのが困難となり、また、手首内枠12がJ6軸方向において内側に後退すると、手首内枠12が作業ツール用線条体4に干渉しやすくなる。このため、図3Aに示されるように第七平歯車37に係合する第六平歯車36の第三補助軸43は、駆動モータ22の後端に対応する場所に位置決めされるのが好ましい。
さらに、図3Cに示される干渉半径Rを小さくするために、回動軸J5方向における手首内枠12の幅も最小限に抑えられている。そして、第七平歯車37が手首の中心軸線の近位に配置されている。このような構成においては、アイドラ歯車としての第六平歯車36が必須である。そして、第六平歯車36を排除した場合には、従来技術のように第四平歯車34を手首2の中心軸線の遠位に配置する必要がある。
それゆえ、本発明においては、平歯車減速機構部30の長所、例えば保守作業の簡便化、構造の単純化、製造コストの低減などを維持しつつ、J6軸からの干渉半径Rを小さくすることができる。
ところで、図3Aを参照して分かるように、手首内枠駆動モータ21の出力軸の先端は、第一平歯車31〜第七平歯車37よりも手首2の中心軸線に対して遠方に位置している。言い換えれば、手首内枠駆動モータ21の出力軸の先端は、第一平歯車31〜第七平歯車37よりも外側に突出している。このような場合には、手首機枠11の大部分が外側に突出するのを抑えることができ、回動軸J5方向における手首2の幅をさらに小さくすることができる。また、このような構成においては、手首内枠駆動モータ21内の軸受に作用するモーメントを小さくすることもでき、手首内枠駆動モータ21の外部に軸受を配置する必要もなくなる。
1 ロボット
2 手首
3 作業ツール
5 ロボット制御装置
11 手首機枠
12 手首内枠
13 手首ハウジング用機枠
15 カバー
16 減速室
18 作業ツール取付部
21 手首内枠駆動モータ
22 駆動モータ
30 平歯車減速機構部
31 第一平歯車
32 第二平歯車
33 第三平歯車
34 第四平歯車
35 第五平歯車
36 第六平歯車
37 第七平歯車
41 第一補助軸
42 第二補助軸
43 第三補助軸
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、ロボットのアームの先端に結合され、複数の動作自由度を有する手首構造部であって、手首機枠内に相互に分離された異なる手首室を形成する手首ハウジング用機枠と、前記手首室のうちの一つの手首室内に回動可能に保持される手首内枠と、前記手首室のうちの他の手首室において、出力軸が前記手首内枠の回動軸と平行になるように配置されていて前記手首内枠を駆動する手首内枠駆動モータと、前記手首内枠に収納されると共に前記手首内枠の回動軸と直交する回転出力を出力する他の駆動モータと、前記手首ハウジング用機枠の一側を被覆して減速機室を形成するカバーと、前記減速機室内に配置されていて、前記手首内枠駆動モータの出力軸から取出された回転力を前記手首内枠へ減速して伝達する平歯車減速機構部とを備えた、手首構造部において、前記平歯車減速機構部は、前記手首内枠駆動モータの出力軸に装着された第一平歯車と、前記手首ハウジング用機枠に取付けられた第一補助軸に回転可能に支持されると共に前記第一平歯車よりも大径であって前記第一平歯車に係合する第二平歯車と、前記第二平歯車と一体に前記第一補助軸に回転可能に支持されると共に前記第二平歯車よりも小径の第三平歯車と、前記手首ハウジング用機枠に取付けられた第二補助軸に回転可能に支持されると共に前記第三平歯車よりも大径であって前記第三平歯車に係合する第四平歯車と、前記第四平歯車と一体に前記第二補助軸に回転可能に支持されると共に前記第四平歯車よりも小径の第五平歯車と、前記手首ハウジング用機枠内に取付けられた第三補助軸に回転可能に支持されると共に前記第五平歯車よりも大径であって前記第五平歯車に係合する第六平歯車と、前記手首内枠の回動軸上に取付けられていて前記第六平歯車に係合する第七平歯車と、を含んでおり、前記第四平歯車が前記第一平歯車よりも手首の中心軸線に近接して手首ハウジング用機枠に配置されていることを特徴とする手首構造部が提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記手首内枠駆動モータの出力軸の先端は、前記第一平歯車から前記第七平歯車よりも外側に突出している。

Claims (2)

  1. ロボットのアームの先端に結合され、複数の動作自由度を有する手首構造部であって、
    手首機枠内に相互に分離された異なる手首室を形成する手首ハウジング用機枠と、
    前記手首室のうちの一つの手首室内に回動可能に保持される手首内枠と、
    前記手首室のうちの他の手首室において、出力軸が前記手首内枠の回動軸と平行になるように配置されていて前記手首内枠を駆動する手首内枠駆動モータと、
    前記手首内枠に収納されると共に前記手首内枠の回動軸と直交する回転出力を出力する他の駆動モータと、
    前記手首ハウジング用機枠の一側を被覆して減速機室を形成するカバーと、
    前記減速機室内に配置されていて、前記手首内枠駆動モータの出力軸から取出された回転力を前記手首内枠へ減速して伝達する平歯車減速機構部とを備えた、手首構造部において、
    前記平歯車減速機構部は、前記手首内枠駆動モータの出力軸に装着された第一平歯車と、
    前記手首ハウジング用機枠に取付けられた第一補助軸に回転可能に支持されると共に前記第一平歯車よりも大径であって前記第一平歯車に係合する第二平歯車と、
    前記第二平歯車と一体に前記第一補助軸に回転可能に支持されると共に前記第二平歯車よりも小径の第三平歯車と、
    前記手首ハウジング用機枠に取付けられた第二補助軸に回転可能に支持されると共に前記第三平歯車よりも大径であって前記第三平歯車に係合する第四平歯車と、
    前記第四平歯車と一体に前記第二補助軸に回転可能に支持されると共に前記第四平歯車よりも小径の第五平歯車と、
    前記手首ハウジング用機枠内に取付けられた第三補助軸に回転可能に支持されると共に前記第五平歯車よりも大径であって前記第五平歯車に係合する第六平歯車と、
    前記手首内枠の回動軸上に取付けられていて前記第六歯車に係合する第七平歯車と、を含んでおり、
    前記第四平歯車が前記第一平歯車よりも手首ハウジング用機枠に近接して配置されていることを特徴とする手首構造部。
  2. 前記手首内枠駆動モータの出力軸の先端は、前記第一平歯車から前記第七平歯車よりも外側に突出している請求項1に記載の手首構造部。
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