JP6333879B2 - ロボットアーム - Google Patents
ロボットアーム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6333879B2 JP6333879B2 JP2016075384A JP2016075384A JP6333879B2 JP 6333879 B2 JP6333879 B2 JP 6333879B2 JP 2016075384 A JP2016075384 A JP 2016075384A JP 2016075384 A JP2016075384 A JP 2016075384A JP 6333879 B2 JP6333879 B2 JP 6333879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- gear
- motor
- forearm
- hypoid gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J9/00—Programme-controlled manipulators
- B25J9/10—Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
- B25J9/102—Gears specially adapted therefor, e.g. reduction gears
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/02—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
- F16H1/04—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members
- F16H1/12—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes
- F16H1/14—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes comprising conical gears only
- F16H1/145—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes comprising conical gears only with offset axes, e.g. hypoïd gearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/02—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
- F16H1/20—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving more than two intermeshing members
- F16H1/206—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving more than two intermeshing members characterised by the driving or driven member being composed of two or more gear wheels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H2057/02039—Gearboxes for particular applications
- F16H2057/02069—Gearboxes for particular applications for industrial applications
- F16H2057/02073—Reduction gearboxes for industry
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/038—Gearboxes for accommodating bevel gears
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S901/00—Robots
- Y10S901/19—Drive system for arm
- Y10S901/23—Electric motor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S901/00—Robots
- Y10S901/19—Drive system for arm
- Y10S901/25—Gearing
- Y10S901/26—Gearing including bevel gear
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S901/00—Robots
- Y10S901/27—Arm part
- Y10S901/28—Joint
- Y10S901/29—Wrist
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Robotics (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Description
本発明は、ロボットアームに関するものである。
従来、ロボットの前腕の先端において手首ユニットを前腕の長手軸回りに回転させる駆動機構として、手首ユニットの各手首軸を駆動するためのケーブル等の線条体や、手首の先端に取り付けた周辺装置用の線条体を通過させる中空部を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この駆動機構は、手首ユニットに連結されるリング状の出力ハイポイドギアが、前腕の長手軸と同軸に軸受を介して前腕の基端部に回転可能に支持され、出力ハイポイドギアに噛み合う入力ハイポイドギアが軸受を介して鉛直方向に延びる軸線回りに回転可能に支持され、平歯車対を介して入力ハイポイドギアに回転力を供給する手首駆動用モータが前腕の鉛直下方に延びるように配置されたものである。これにより、前腕の内部に、前腕の長手軸方向に貫通する中空部を大きく確保できるとともに、手首駆動用モータの回転を、平歯車対およびハイポイドギアセットの2段で減速して手首ユニットを高トルクで回転駆動することができるようになっている。
しかしながら、特許文献1の駆動機構では、前腕の鉛直下方に手首駆動用モータが大きく張り出すため、上腕を前方に倒したときに、張り出した手首駆動用モータが周辺物体に干渉する虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、手首駆動用モータの前腕下方への張り出しを軽減し、周辺物体との干渉を低減することができるロボットアームを提供することを目的としている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、手首駆動用モータの前腕下方への張り出しを軽減し、周辺物体との干渉を低減することができるロボットアームを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、水平な第1軸線回りに揺動可能に設けられた上腕と、該上腕の先端に、該上腕の長手軸に垂直な第2軸線回りに揺動可能に設けられた前腕と、該前腕の先端に、前記第2軸線に垂直な第3軸線回りに回転可能に設けられ、かつ、該第3軸線が貫通する中空部を有する第1手首要素と、前記前腕に配置され、前記第1手首要素を前記第3軸線回りに回転させるモータと、該モータの回転を減速して前記第1手首要素に伝達する減速機構とを備え、前記モータが、前記第3軸線を含み前記第2軸線に垂直な第1平面を挟んで前記上腕とは反対側に、前記第2軸線を含みかつ前記第3軸線に垂直な第2平面よりも前記第1手首要素側に配置される第3平面に沿って、斜め下方に延びる回転中心軸を備え、前記減速機構が、前記第3軸線と同軸のリング状に形成され前記第1手首要素に固定された出力ハイポイドギアと、該出力ハイポイドギアに噛み合う入力ハイポイドギアとを備えるハイポイドギアセットと、前記入力ハイポイドギアに固定された大歯車と、前記モータのシャフトに固定され前記大歯車に噛み合う小歯車とを備えるギアセットとを備えるロボットアームを提供する。
本発明の一態様は、水平な第1軸線回りに揺動可能に設けられた上腕と、該上腕の先端に、該上腕の長手軸に垂直な第2軸線回りに揺動可能に設けられた前腕と、該前腕の先端に、前記第2軸線に垂直な第3軸線回りに回転可能に設けられ、かつ、該第3軸線が貫通する中空部を有する第1手首要素と、前記前腕に配置され、前記第1手首要素を前記第3軸線回りに回転させるモータと、該モータの回転を減速して前記第1手首要素に伝達する減速機構とを備え、前記モータが、前記第3軸線を含み前記第2軸線に垂直な第1平面を挟んで前記上腕とは反対側に、前記第2軸線を含みかつ前記第3軸線に垂直な第2平面よりも前記第1手首要素側に配置される第3平面に沿って、斜め下方に延びる回転中心軸を備え、前記減速機構が、前記第3軸線と同軸のリング状に形成され前記第1手首要素に固定された出力ハイポイドギアと、該出力ハイポイドギアに噛み合う入力ハイポイドギアとを備えるハイポイドギアセットと、前記入力ハイポイドギアに固定された大歯車と、前記モータのシャフトに固定され前記大歯車に噛み合う小歯車とを備えるギアセットとを備えるロボットアームを提供する。
本態様によれば、モータの作動によりモータのシャフトに固定された小歯車が回転させられると、小歯車の回転が小歯車に噛み合う大歯車に減速されて伝達され、大歯車に固定された入力ハイポイドギアが回転させられる。入力ハイポイドギアが回転させられると、入力ハイポイドギアの回転が入力ハイポイドギアに噛み合う出力ハイポイドギアに減速されて伝達され、出力ハイポイドギアに固定された第1手首要素が第3軸線回りに回転させられる。すなわち、モータの回転は、小歯車と大歯車とのギアセットおよびハイポイドギアセットによって2段階に減速されて第1手首要素を回転させるようになる。
この場合において、モータが、第3軸線を含み第2軸線に垂直な第1平面を挟んで上腕とは反対側に、第2軸線を含みかつ第3軸線に垂直な第2平面よりも第1手首要素側に配置される第3平面に沿って、斜め下方に延びる回転中心軸を備えるので、鉛直下方に張り出していた従来の駆動機構と比較して、前腕の鉛直下方へのモータの張り出し量を低減することができる。その結果、第1軸線回りに上腕を前方に揺動させたときに前腕の下方に張り出したモータが周辺物体に干渉する可能性を低減することができる。
上記態様においては、前記入力ハイポイドギアと前記大歯車とが一体的に形成されていてもよい。
このようにすることで、部品点数を削減することができるとともに、大歯車から入力ハイポイドギアへの駆動トルクの伝達をより確実に行うことができる。
このようにすることで、部品点数を削減することができるとともに、大歯車から入力ハイポイドギアへの駆動トルクの伝達をより確実に行うことができる。
また、上記態様においては、前記モータおよび前記入力ハイポイドギアが、前記小歯車と前記大歯車とを噛み合わせた状態で同一のハウジング部材に組み付けられ、該ハウジング部材が前記前腕に固定されていてもよい。
このようにすることで、ハウジング部材にモータおよび入力ハイポイドギアを小歯車と大歯車とを噛み合わせた状態で組み付けることができ、モータおよび入力ハイポイドギアを部分組立して部品点数を最小化することができる。
このようにすることで、ハウジング部材にモータおよび入力ハイポイドギアを小歯車と大歯車とを噛み合わせた状態で組み付けることができ、モータおよび入力ハイポイドギアを部分組立して部品点数を最小化することができる。
また、上記態様においては、前記大歯車および前記小歯車が平歯車であってもよい。
このようにすることで、モータのシャフトに軸力を作用させずに済む。
このようにすることで、モータのシャフトに軸力を作用させずに済む。
本発明によれば、手首駆動用モータの前腕下方への張り出しを軽減し、周辺物体との干渉を低減することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るロボットアーム1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るロボットアーム1は、図1および図2に示されるように、水平な第1軸線回りに揺動可能に設けられた上腕2と、該上腕2の先端に、第1軸線に平行な水平な第2軸線B回りに揺動可能に設けられた前腕3と、前腕3の先端に第2軸線Bに垂直な第3軸線C回りに回転可能に設けられた円筒状の第1手首要素4と、第3軸線Cに直交する第4軸線D回りに揺動可能に設けられた第2手首要素5と、第4軸線Dに直交する第5軸線E回りに回転可能に設けられた第3手首要素6とを備えている。
本実施形態に係るロボットアーム1は、図1および図2に示されるように、水平な第1軸線回りに揺動可能に設けられた上腕2と、該上腕2の先端に、第1軸線に平行な水平な第2軸線B回りに揺動可能に設けられた前腕3と、前腕3の先端に第2軸線Bに垂直な第3軸線C回りに回転可能に設けられた円筒状の第1手首要素4と、第3軸線Cに直交する第4軸線D回りに揺動可能に設けられた第2手首要素5と、第4軸線Dに直交する第5軸線E回りに回転可能に設けられた第3手首要素6とを備えている。
前腕3には、第1手首要素4を第3軸線C回りに回転させる回転力を発生させるモータ7と、該モータ7の回転を減速して第1手首要素4に伝達する減速機構8とが備えられている。
モータ7は、図1に示されるように、第3軸線Cを含み第2軸線Bに垂直な第1平面Lを挟んで上腕2とは反対側に配置されている。また、モータ7は、図2に示されるように、第2軸線Bを含みかつ第3軸線Cに垂直な第2平面Mよりも第1手首要素4側に配置される第3平面Nに沿って、図1に示されるように斜め下方に延びる回転中心軸Rを備えている。
モータ7は、図1に示されるように、第3軸線Cを含み第2軸線Bに垂直な第1平面Lを挟んで上腕2とは反対側に配置されている。また、モータ7は、図2に示されるように、第2軸線Bを含みかつ第3軸線Cに垂直な第2平面Mよりも第1手首要素4側に配置される第3平面Nに沿って、図1に示されるように斜め下方に延びる回転中心軸Rを備えている。
減速機構8は、ハイポイドギアセット9と平歯車セット(ギアセット)10とを備えている。
ハイポイドギアセット9は、第3軸線Cと同軸のリングギアからなる出力ハイポイドギア11と、該出力ハイポイドギア11に噛み合う入力ハイポイドギア12とを備えている。
ハイポイドギアセット9は、第3軸線Cと同軸のリングギアからなる出力ハイポイドギア11と、該出力ハイポイドギア11に噛み合う入力ハイポイドギア12とを備えている。
出力ハイポイドギア11は、第1手首要素4の基端に固定されている。
入力ハイポイドギア12は、図1に示されるように、前腕3の側面斜め下方に着脱可能に取り付けられるハウジング部材13に、一対の軸受14によって回転可能に支持されている。
入力ハイポイドギア12は、図1に示されるように、前腕3の側面斜め下方に着脱可能に取り付けられるハウジング部材13に、一対の軸受14によって回転可能に支持されている。
平歯車セット10は、入力ハイポイドギア12に一体的に設けられた、平歯車からなる大歯車15と、モータ7のシャフトに固定された平歯車からなる小歯車16とを備えている。
モータ7は、入力ハイポイドギア12を回転可能に支持するハウジング部材13に、その回転中心軸Rを入力ハイポイドギア12の回転軸線Oに平行に配置して固定されている。
モータ7は、入力ハイポイドギア12を回転可能に支持するハウジング部材13に、その回転中心軸Rを入力ハイポイドギア12の回転軸線Oに平行に配置して固定されている。
このように構成された本実施形態に係るロボットアーム1の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係るロボットアーム1によれば、モータ7の作動によりモータ7のシャフトに固定された小歯車16が回転中心軸R回りに回転させられると、小歯車16の回転が小歯車16に噛み合う大歯車15にギア比に基づく減速比によって減速されて伝達され、大歯車15に一体的に設けられた入力ハイポイドギア12が回転させられる。
本実施形態に係るロボットアーム1によれば、モータ7の作動によりモータ7のシャフトに固定された小歯車16が回転中心軸R回りに回転させられると、小歯車16の回転が小歯車16に噛み合う大歯車15にギア比に基づく減速比によって減速されて伝達され、大歯車15に一体的に設けられた入力ハイポイドギア12が回転させられる。
入力ハイポイドギア12が回転させられると、入力ハイポイドギア12の回転が入力ハイポイドギア12に噛み合う出力ハイポイドギア11にギア比に基づく減速比によって減速されて伝達される。出力ハイポイドギア11には第1手首要素4が固定されているので、出力ハイポイドギア11に伝達された回転によって第1手首要素4が第3軸線C回りに回転させられる。
すなわち、モータ7の回転は、小歯車16と大歯車15とからなる平歯車セット10および入力ハイポイドギア12と出力ハイポイドギア11とからなるハイポイドギアセット9によって2段階に減速されて第1手首要素4を回転させるようになる。
このようにすることで、前腕3の第3軸線Cの周囲に、該第3軸線Cに沿って第3手首要素6の先端近傍まで貫通する中空部17を確保することができる。すなわち、中空の円筒状の第1手首要素4に、同軸に配置されるリングギアからなる出力ハイポイドギア11を固定しているので、出力ハイポイドギア11の中央の孔および第1手首要素4を第3軸線Cに沿う方向に貫通して中空部17が形成される。
このようにすることで、前腕3の第3軸線Cの周囲に、該第3軸線Cに沿って第3手首要素6の先端近傍まで貫通する中空部17を確保することができる。すなわち、中空の円筒状の第1手首要素4に、同軸に配置されるリングギアからなる出力ハイポイドギア11を固定しているので、出力ハイポイドギア11の中央の孔および第1手首要素4を第3軸線Cに沿う方向に貫通して中空部17が形成される。
したがって、この中空部17を利用して、第2手首要素5および第3手首要素6を駆動するための、図示されていない第1手首要素4の内部に格納されているモータに接続するケーブルや第3手首要素6の先端に取り付けた溶接トーチ等の周辺装置に電力、信号、ワイヤおよびガス等を供給する複数の線条体を通して配線することができる。
この場合において、本実施形態においては、第1手首要素4を回転させるモータ7が、第1平面Lを挟んで上腕2とは反対側に、第3平面Nに沿って斜め下方に延びるように設置されているので、図3および図4に参考例として示されるように、モータ51が鉛直下方に張り出していた従来のロボットアーム50と比較して、前腕3の鉛直下方へのモータ7の張り出し量を低減することができるという利点がある。
すなわち、図3および図4に示されるように、第1軸線回りに上腕53を揺動させて、上腕53を前方に倒すとともに、上腕53に対して前腕52を第2軸線F回りに揺動させて前腕52の姿勢を水平状態に維持したときに、従来のロボットアーム50では、前腕52の下方に張り出したモータ51が、前腕52の下方に位置する周辺物体に干渉する可能性が高いが、本実施形態に係るロボットアーム1によれば、図2に示されるように、前腕3を構成している部品の輪郭のほぼ内側にモータ7を配置することができ、モータ7が周辺物体に干渉する可能性を低減することができるという利点がある。
また、本実施形態に係るロボットアーム1によれば、入力ハイポイドギア12と大歯車15とが一体的に形成されているので、別々に製造して組み立てるよりも部品点数が少なく、製造コストおよび組立コストを低減することができるという利点がある。
また、このように大歯車15と一体的に形成された入力ハイポイドギア12が、ハウジング部材13に軸受14によって回転可能に組み付けられているとともに、大歯車15に噛み合う小歯車16をシャフトに取り付けたモータ7が、同じハウジング部材13に固定されているので、平歯車セット10の噛み合わせを調整した状態でモータ7および入力ハイポイドギア12を部分組立として製造し、部分組立の状態で前腕3に組み付けることができる。これにより、分点数を最小化することができる。
また、このように大歯車15と一体的に形成された入力ハイポイドギア12が、ハウジング部材13に軸受14によって回転可能に組み付けられているとともに、大歯車15に噛み合う小歯車16をシャフトに取り付けたモータ7が、同じハウジング部材13に固定されているので、平歯車セット10の噛み合わせを調整した状態でモータ7および入力ハイポイドギア12を部分組立として製造し、部分組立の状態で前腕3に組み付けることができる。これにより、分点数を最小化することができる。
また、モータ7に取り付けた小歯車16および入力ハイポイドギア12に一体的に形成された大歯車15が平歯車によって構成されているので、モータ7の回転に伴い噛み合わせ位置で軸方向に沿う力を発生させずに済むという利点がある。これにより、モータ7にかかる軸力を低減してモータ7を健全な状態に維持することができる。
1 ロボットアーム
2 上腕
3 前腕
4 第1手首要素
7 モータ
8 減速機構
9 ハイポイドギアセット
10 平歯車セット(ギアセット)
11 出力ハイポイドギア
12 入力ハイポイドギア
13 ハウジング部材
15 大歯車
16 小歯車
17 中空部
B 第2軸線
C 第3軸線
L 第1平面
M 第2平面
N 第3平面
R 回転中心軸
2 上腕
3 前腕
4 第1手首要素
7 モータ
8 減速機構
9 ハイポイドギアセット
10 平歯車セット(ギアセット)
11 出力ハイポイドギア
12 入力ハイポイドギア
13 ハウジング部材
15 大歯車
16 小歯車
17 中空部
B 第2軸線
C 第3軸線
L 第1平面
M 第2平面
N 第3平面
R 回転中心軸
Claims (4)
- 水平な第1軸線回りに揺動可能に設けられた上腕と、
該上腕の先端に、該上腕の長手軸に垂直な第2軸線回りに揺動可能に設けられた前腕と、
該前腕の先端に、前記第2軸線に垂直な第3軸線回りに回転可能に設けられ、かつ、該第3軸線が貫通する中空部を有する第1手首要素と、
前記前腕に配置され、前記第1手首要素を前記第3軸線回りに回転させるモータと、該モータの回転を減速して前記第1手首要素に伝達する減速機構とを備え、
前記モータが、前記第3軸線を含み前記第2軸線に垂直な第1平面を挟んで前記上腕とは反対側に、前記第2軸線を含みかつ前記第3軸線に垂直な第2平面よりも前記第1手首要素側に配置される第3平面に沿って、斜め下方に延びる回転中心軸を備え、
前記減速機構が、前記第3軸線と同軸のリング状に形成され前記第1手首要素に固定された出力ハイポイドギアと、該出力ハイポイドギアに噛み合う入力ハイポイドギアとを備えるハイポイドギアセットと、前記入力ハイポイドギアに固定された大歯車と、前記モータのシャフトに固定され前記大歯車に噛み合う小歯車とを備えるギアセットとを備えるロボットアーム。 - 前記入力ハイポイドギアと前記大歯車とが一体的に形成されている請求項1に記載のロボットアーム。
- 前記モータおよび前記入力ハイポイドギアが、前記小歯車と前記大歯車とを噛み合わせた状態で同一のハウジング部材に組み付けられ、
該ハウジング部材が前記前腕に固定されている請求項1または請求項2に記載のロボットアーム。 - 前記大歯車および前記小歯車が平歯車である請求項1から請求項3のいずれかに記載のロボットアーム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016075384A JP6333879B2 (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | ロボットアーム |
US15/460,325 US10081101B2 (en) | 2016-04-04 | 2017-03-16 | Robot arm |
CN201710188300.0A CN107263529A (zh) | 2016-04-04 | 2017-03-27 | 机器人手臂 |
DE102017205422.0A DE102017205422A1 (de) | 2016-04-04 | 2017-03-30 | Roboterarm |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016075384A JP6333879B2 (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | ロボットアーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017185574A JP2017185574A (ja) | 2017-10-12 |
JP6333879B2 true JP6333879B2 (ja) | 2018-05-30 |
Family
ID=59885424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016075384A Active JP6333879B2 (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | ロボットアーム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10081101B2 (ja) |
JP (1) | JP6333879B2 (ja) |
CN (1) | CN107263529A (ja) |
DE (1) | DE102017205422A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10139095B2 (en) | 2012-05-04 | 2018-11-27 | GE Lighting Solutions, LLC | Reflector and lamp comprised thereof |
US10340424B2 (en) | 2002-08-30 | 2019-07-02 | GE Lighting Solutions, LLC | Light emitting diode component |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6640821B2 (ja) | 2017-11-24 | 2020-02-05 | ファナック株式会社 | ロボットの構造 |
JP6708679B2 (ja) * | 2018-03-06 | 2020-06-10 | ファナック株式会社 | ロボットの関節軸構造およびロボット |
JP6730351B2 (ja) * | 2018-03-20 | 2020-07-29 | ファナック株式会社 | ロボットのアーム構造およびロボット |
JP6777687B2 (ja) * | 2018-06-12 | 2020-10-28 | ファナック株式会社 | 複数の接続インタフェースを備えるロボットアーム |
JP7101134B2 (ja) * | 2019-03-11 | 2022-07-14 | ファナック株式会社 | ロボット |
CN115835941A (zh) | 2020-07-21 | 2023-03-21 | 发那科株式会社 | 工业用机器人的臂构造 |
TWM624165U (zh) * | 2021-11-17 | 2022-03-01 | 正崴精密工業股份有限公司 | 電機控制手臂伸縮旋轉及模組化 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2550375Y2 (ja) * | 1993-06-29 | 1997-10-08 | 川崎重工業株式会社 | 産業用ロボット |
SE502608C2 (sv) * | 1994-05-13 | 1995-11-20 | Asea Brown Boveri | Drivenhet för industrirobot |
JP4464073B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2010-05-19 | 川崎重工業株式会社 | ロボットの関節構造 |
JP4286684B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2009-07-01 | 株式会社ダイヘン | アーク溶接ロボットにおけるケーブル配設構造 |
JP2006026748A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Daihen Corp | ロボット手首機構およびそれに取り付けられたエンドエフェクタ操作方法 |
JP4233578B2 (ja) * | 2006-08-10 | 2009-03-04 | ファナック株式会社 | 産業用ロボットの手首駆動構造 |
JP4326558B2 (ja) | 2006-08-24 | 2009-09-09 | ファナック株式会社 | 産業用ロボットアームの駆動機構 |
JP4280295B2 (ja) * | 2007-06-20 | 2009-06-17 | ファナック株式会社 | 産業用ロボット |
JP5387611B2 (ja) * | 2011-04-19 | 2014-01-15 | 株式会社安川電機 | 駆動機構およびロボット |
JP5423750B2 (ja) * | 2011-09-27 | 2014-02-19 | 株式会社安川電機 | ギヤユニットおよびロボット |
JP5539454B2 (ja) | 2012-07-20 | 2014-07-02 | ファナック株式会社 | 中空部材を備えた産業用ロボットの線条体処理構造 |
JP5413524B1 (ja) | 2013-01-17 | 2014-02-12 | 株式会社安川電機 | ロボット |
JP6443456B2 (ja) * | 2014-11-26 | 2018-12-26 | 株式会社安川電機 | ロボットアーム、ロボットシステム |
CN204382295U (zh) * | 2014-12-12 | 2015-06-10 | 上海新时达电气股份有限公司 | 机器人的大臂驱动机构 |
CN104802163B (zh) * | 2015-04-01 | 2017-07-14 | 湖北骐通智能科技股份有限公司 | 机器人手腕体 |
JP6426646B2 (ja) * | 2016-03-23 | 2018-11-21 | ファナック株式会社 | ロボットの手首構造 |
-
2016
- 2016-04-04 JP JP2016075384A patent/JP6333879B2/ja active Active
-
2017
- 2017-03-16 US US15/460,325 patent/US10081101B2/en active Active
- 2017-03-27 CN CN201710188300.0A patent/CN107263529A/zh active Pending
- 2017-03-30 DE DE102017205422.0A patent/DE102017205422A1/de active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10340424B2 (en) | 2002-08-30 | 2019-07-02 | GE Lighting Solutions, LLC | Light emitting diode component |
US10139095B2 (en) | 2012-05-04 | 2018-11-27 | GE Lighting Solutions, LLC | Reflector and lamp comprised thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US10081101B2 (en) | 2018-09-25 |
US20170282358A1 (en) | 2017-10-05 |
CN107263529A (zh) | 2017-10-20 |
JP2017185574A (ja) | 2017-10-12 |
DE102017205422A1 (de) | 2017-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6333879B2 (ja) | ロボットアーム | |
US9095982B2 (en) | Drive apparatus and robot | |
EP1886773B1 (en) | Wrist driving structure for industrial robot | |
JP5159994B1 (ja) | ロボット関節構造 | |
JP5746093B2 (ja) | 産業用ロボットの手首装置 | |
US10882193B2 (en) | Robot structure | |
JP6088362B2 (ja) | 回動三軸の自由度を有する産業用ロボットの手首駆動構造部 | |
US11230002B2 (en) | Robot | |
US10401711B2 (en) | Multidirectional drive device, and automatic camera | |
JP6438193B2 (ja) | 多関節ロボットの手首構造 | |
JP2014213437A (ja) | 産業用ロボットの手首構造 | |
JP2014151413A (ja) | 関節機構およびロボット | |
CN110682325B (zh) | 机器人的手腕结构 | |
US20210162587A1 (en) | Robot arm driving unit | |
JP2006026807A (ja) | ロボットハンド等の関節機構 | |
TWI750400B (zh) | 回轉傳遞機構及具備此之釣具用捲線器 | |
JP2006026806A (ja) | ロボットハンド等の関節機構 | |
JP2021091068A (ja) | ロボットの関節構造 | |
JP2008000803A (ja) | プレス機 | |
JP2017141851A (ja) | 歯車装置及び歯車装置の組立方法 | |
JP7453382B2 (ja) | 産業用ロボットのアーム構造 | |
WO2022163789A1 (ja) | アームロボット | |
TW201201985A (en) | Robot | |
JP2014156135A (ja) | 電動舵取機およびその据え付け方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180308 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180425 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6333879 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |