JP7453382B2 - 産業用ロボットのアーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、産業用ロボットのアーム構造に関する。
従来、アーム先端に複数の手首要素を備える産業用ロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような産業用ロボットでは、アームをモジュール化することによって、標準タイプ、可搬重量の大きい重可搬タイプ等の特性の異なるバリエーションモデルがラインナップされる場合がある。
特開2017-185574号公報
例えば、産業用ロボットを標準タイプから重可搬タイプの特性を有するバリエーションモデルに変更する場合、手首要素の可搬重量を大きくするためには、手首要素の駆動ユニットの減速比を変更する必要がある。しかし、減速比を変更するためには、駆動ユニットの減速機構を構成する歯車の大きさ及び数を変更しなくてはならない。そのため、減速比に対応する新たな駆動ユニットを持つ手首要素を用意する必要がある。
したがって、複数の手首要素を備える産業用ロボットにおいては、同一の手首要素で複数種類の特性を持たせることができるようにすることによって、バリエーションモデルを容易に実現できるようにすることが望まれる。
本開示の一態様は、複数の手首要素を備えた産業用ロボットのアーム構造であって、筐体内に、前記複数の手首要素をそれぞれ駆動する第1モータ及び第2モータと、前記第1モータの第1出力軸に装着される第1歯車と、前記第2モータの第2出力軸に装着される第2歯車と、を備え、前記第2モータは、前記第1モータよりも前方に配置され、且つ、前記第2出力軸の軸線が前記第1出力軸の軸線に対して側方にオフセットするように配置され、前記第1モータ及び前記第2モータの後方には、空間部がそれぞれ設けられている。
一態様によれば、同一の手首要素で複数種類の特性を持たせることができ、バリエーションモデルを容易に実現できる産業用ロボットのアーム構造を提供することができる。
産業用ロボットの一実施形態を示す側面図である。 図1Aに示す産業用ロボットの手首部を図中B方向から見た図である。 産業用ロボットのアーム構造を示す平面図である。 産業用ロボットのアーム構造の先端を示す断面図である。 図2中の(iv)-(iv)線に沿う断面図である。 図2中の(v)-(v)線に沿う断面図である。
以下、本開示の一態様に係る産業用ロボットのアーム構造について、図面を参照して説明する。本実施形態に示す産業用ロボット1は、図1A、図1Bに示すように、基台2上に回動可能に支持される上腕3と、上腕3の上端部に回動可能に支持される前腕4と、前腕4の前端部に回動可能に支持される手首部5と、を備える。
産業用ロボット1は、各回動部が回動することによって、様々な姿勢に3次元的に変化する。しかし、本明細書において、産業用ロボット1の方向は、便宜的に、各図中に示すX1方向を「前方」、X2方向を「後方」、Y1方向を「上方」、Y2方向を「下方」、Z1-Z2方向に沿う方向を「側方」と定義する。
手首部5は、産業用ロボット1のアーム構造に対応する。手首部5は、第1手首要素51と、第2手首要素52と、第3手首要素53と、によって構成される。
第1手首要素51は、前腕4の前端部から、図1A、図1BにおけるX1方向に沿って長尺に延びている。第1手首要素51は、前腕4の前端部に、第1手首要素51の長さ方向に延在する第1軸線J1回りに回転可能に支持される。
第2手首要素52は、第1手首要素51の前端部から、図1BにおけるY2方向に向けて突出するように設けられる。第2手首要素52は、第1手首要素51の前端部に、第1軸線J1と交差する第2軸線J2回りに回転可能に支持される。
第3手首要素53は、第2手首要素52の前端部から、図1A及び図1BにおけるX1方向に向けて突出するように設けられる。第3手首要素53は、第2手首要素52の前端部に、第2軸線J2と交差する第3軸線J3回りに回転可能に支持される。本実施形態において、第3軸線J3は、第1軸線J1と平行に配置されている。
手首部5の構成についてさらに詳しく説明する。手首部5の第1手首要素51は、前腕4の前端部から前方に向けて延在する。第1手首要素51の後端部は、前腕4の前端部に回転可能に支持されている。前腕4内には、第1手首要素51を所定の減速比で減速して回転させるためのモータ及び減速機構(いずれも図示せず)が設けられている。第1手首要素51は、モータの駆動によって、減速機構を介して第1軸線J1回りに回転する。
第1手首要素51は、前側ケース510Aと後側ケース510Bとからなる筐体510を有する。前側ケース510Aと後側ケース510Bとは、第1軸線J1に垂直な接合面MSを介して一体に締結されている。後側ケース510Bの上側面には、後側ケース510Bの内側にアクセスするための蓋体511が着脱可能に設けられている。図2に示すように、蓋体511が取り外された後側ケース510Bには、後側ケース510Bの内側を大きく開放する開口部511aが形成される。
後側ケース510Bの内側には、第2手首要素52を駆動する第1モータ6と、第3手首要素53を駆動する第2モータ7と、が収納されている。第1モータ6及び第2モータ7は、産業用ロボット1のロボット制御装置(図示せず)から送られる指令に従って駆動する。第1モータ6の第1出力軸61と第2モータ7の第2出力軸71とは、互いに平行に配置され、いずれも第1手首要素51の前方に向けて突出している。第1出力軸61及び第2出力軸71は、第1軸線J1及び第3軸線J3とも平行である。
図1A、図1B及び図2に示すように、第1モータ6の位置と第2モータ7の位置とは、後側ケース510Bの内側において前後方向にずれている。第2モータ7は、第1モータ6よりも前方に配置されている。詳しくは、第1モータ6は、第2モータ7に対して、第1手首要素51の後端側に片寄って配置されている。第2モータ7は、第1モータ6に対して、前側ケース510Aとの接合面MS側に片寄って配置されている。第2モータ7は、第1モータ6の第1出力軸61よりも前方に配置されている。第1モータ6の第1出力軸61と第2モータ7の第2出力軸71とは、重なっていない。
さらに、図2に示すように、第1モータ6の位置と第2モータ7の位置とは、後側ケース510Bの内側において側方にずれている。第1モータ6の第1出力軸61と第2モータ7の第2出力軸71とは、同一軸線上に配置されず、第2モータ7は、第1モータ6に対して、側方にオフセットして配置されている。詳しくは、第1モータ6は、第1軸線J1に対してZ2方向に片寄って配置されている。第2モータ7は、第1軸線J1に対してZ1方向に片寄って配置されている。
第2モータ7の本体部分70は、第1モータ6の第1出力軸61の軸線J6よりもZ1方向にずれている。しかし、第1モータ6と第2モータ7とを第1軸線J1に沿う方向から見た場合、第1モータ6の本体部分60と第2モータ7の本体部分70とは一部重なって配置されている。これによって、第1軸線J1に直交する第1手首要素51の断面積は、小さく抑えられている。
後側ケース510Bの内側には、第1モータ6の取り付けのための第1台座部63及び第2モータ7の取り付けのための第2台座部73が、それぞれ一体に設けられている。第1モータ6の第1出力軸61側及び第2モータ7の第2出力軸71側が、第1台座部63及び第2台座部73を介して、それぞれ後側ケース510Bに取り付けられる。これによって、第1モータ6及び第2モータ7は、後側ケース510Bに固定される。第1モータ6及び第2モータ7の第1台座部63及び第2台座部73への取付構造については、さらに後述する。
前側ケース510Aの内側には、第1モータ6の回転速度を所定の減速比で減速する減速機構8と、第2モータ7の回転速度を所定の減速比で減速する減速機構9と、が設けられている。減速機構8,9は、第1モータ6及び第2モータ7によって回転駆動されるピニオンギヤ81,91と、ピニオンギヤ81,91にそれぞれ噛合するリングギヤ82,92と、をそれぞれ有するハイポイドギヤセットによって構成される。
ピニオンギヤ81は、第1モータ6からリングギヤ82に亘って長尺に延在する第1駆動軸810の前端部に設けられる。第1駆動軸810は、第1モータ6の第1出力軸61の軸線J6に平行に配置される。図2に示すように、第2モータ7の本体部分70は、第1駆動軸810に対して側方(Z1方向側)に並んで配置されている。第1駆動軸810は、長手方向に沿って延在する軸線J8回りに回転可能に設けられる。軸線J8は、第1出力軸61の軸線J6よりも僅かに下方に配置される。第1駆動軸810の後端部は、第1出力軸61の近傍に配置されている。図4に示すように、第1駆動軸810の後端部には、平歯車811が設けられている。平歯車811は、後述するように、第1出力軸61に装着される第1歯車62と噛合している。
ピニオンギヤ91は、第2モータ7からリングギヤ92に亘って長尺に延在する第2駆動軸910の前端部に設けられる。第2駆動軸910は、第2モータ7の第2出力軸71の軸線J7に平行に配置され、長手方向に沿って延在する軸線J9回りに回転可能に設けられる。軸線J9は、第2出力軸71の軸線J7よりも僅かに上方に配置される。第2駆動軸910の後端部は、第2出力軸71の近傍に配置されている。図5に示すように、第2駆動軸910の後端部には、平歯車911が設けられている。平歯車911は、後述するように、第2出力軸71に装着される第2歯車72と噛合している。
図2及び図3に示すように、前側ケース510Aの前端部には、ピニオンギヤ81が噛合するリングギヤ82と、ピニオンギヤ91が噛合するリングギヤ92と、がそれぞれ第2軸線J2回りに回転可能に設けられている。リングギヤ82は、リングギヤ92よりも大径であり、リングギヤ92よりも下方に配置されている。
図3に示すように、リングギヤ82は、ベアリング512を介して、第1手首要素51内に回転可能に支持されている。リングギヤ82は、第2手首要素52に一体に連結されている。したがって、第2手首要素52は、リングギヤ82の回転によって、第2軸線J2回りに回転駆動される。
図3に示すように、リングギヤ92は、前側ケース510Aの前端部に配置される円筒体513の外周に取り付けられている。円筒体513は、第2軸線J2に同軸に配置され、リングギヤ92から下方に向けて延在している。円筒体513はリングギヤ82を貫通し、ベアリング515を介して、リングギヤ82の内周側に回転可能に支持されている。円筒体513の下端部の外周には、傘歯車514が一体に設けられている。
第3手首要素53は、第3軸線J3に同軸の円筒状に形成される。第3手首要素53の後端部の外周には、傘歯車531が一体に設けられている。傘歯車531は、傘歯車514に噛合している。したがって、リングギヤ92の回転によって傘歯車514が第2軸線J2回りに回転すると、傘歯車531が回転する。これによって、第3手首要素53は、第3軸線J3回りに回転駆動される。
第3手首要素53の前端部には取付面532が形成される。取付面532には、産業用ロボット1の作業内容に応じたアタッチメント(図示せず)が着脱可能に取り付けられる。アタッチメントは、例えば、ロボットハンド、溶接トーチ等である。
図2に示すように、後側ケース510Bの内側において、第1モータ6及び第2モータ7のそれぞれの後方には、空間部SP1,SP2が形成される。空間部SP1は、第1モータ6の本体部分60の後端面60aと、後側ケース510Bの内側の後端面51aとの間に配置される。空間部SP2は、第2モータ7の本体部分70の後端面70aの後方であり、且つ、第1台座部63のZ1方向の側方に配置される。
空間部SP1,SP2は、後側ケース510Bの内側に、第1モータ6及び第2モータ7に代えて、第1モータ6及び第2モータ7よりも後方に延出する大きさを有するモータを取り付け可能とするために十分な大きさを有する。そのため、空間部SP1,SP2は、第2手首要素52及び第3手首要素53を駆動するモータを、第1モータ6及び第2モータ7よりも軸線J6,J7に沿って長尺な高トルクのモータに交換する際の作業スペース及び取り付けスペースとして利用可能である。
図4に示すように、第1モータ6の第1出力軸61には、第1駆動軸810の後端部の平歯車811に噛合する第1歯車62が装着されている。第1歯車62は、第1出力軸61の外周に嵌合することによって、第1出力軸61に取り付けられる基部621と、基部621よりも軸線J6に沿って第1モータ6の前方に延出する歯車部622と、を一体に有する。歯車部622は、第1出力軸61の外径と同等の外径を有し、外周に第1駆動軸810の平歯車811と噛合する歯部が形成されている。歯車部622の外径は、歯車部622の歯部先端を外周とする円の直径である。
第1モータ6は、第1歯車62の基部621によって第1台座部63に取り付けられる。具体的には、第1台座部63には、第1手首要素51の後方に向けて開口し、第1出力軸61が挿入される取付孔631を有する。第1歯車62の基部621の外周には、外部支持軸受64が取り付けられている。第1出力軸61に装着された第1歯車62及び外部支持軸受64は、第1台座部63の後方側から取付孔631に挿入される。外部支持軸受64の外輪641は、取付孔631の内周面に嵌合し、第1出力軸61を位置決めしている。これによって、第1モータ6は、第1出力軸61と第1歯車62とが同軸になるように、第1台座部63に回転可能に支持される。取付孔631に支持された第1歯車62は、取付孔631から前方に突出して、第1駆動軸810の後端部の平歯車811と噛合している。
図5に示すように、第2モータ7の第2出力軸71には、第2駆動軸910の後端部の平歯車911に噛合する第2歯車72が装着されている。第2歯車72は、第2出力軸71の外周に嵌合することによって取り付けられる基部721と、基部721よりも軸線J7に沿って第2モータ7の前方に延出する歯車部722と、を一体に有する。平歯車911は、歯車部722に噛合している。歯車部722は、第2出力軸71の外径と同等の外径を有し、外周に第2駆動軸910の平歯車911と噛合する歯部が形成されている。歯車部722の外径は、歯車部722の歯部先端を外周とする円の直径である。
第2モータ7は、第2歯車72の基部721によって第2台座部73に取り付けられる。具体的には、第2台座部73には、第1手首要素51の後方に向けて開口し、第2出力軸71が挿入される取付孔731を有する。第2歯車72の基部721の外周には、外部支持軸受74が取り付けられている。第2出力軸71に装着された第2歯車72及び外部支持軸受74は、第2台座部73の後方側から取付孔731に挿入される。外部支持軸受74の外輪741は、取付孔731の内周面に嵌合し、第2出力軸71を位置決めしている。これによって、第2モータ7は、第2出力軸71と第2歯車72とが同軸になるように、第2台座部73に回転可能に支持される。取付孔731に支持された第2歯車72は、取付孔731から前方に突出し、第2駆動軸910の後端部の平歯車911と噛合している。
なお、第1出力軸61と第1歯車62の歯車部622との外径が「同等」、及び第2出力軸71と第2歯車72の歯車部722との外径が「同等」とは、両者の外径が完全に一致する場合に制限されず、両者の外径が実質的に同じであることを意味する。第1歯車62及び第2歯車72が、第1モータ6及び第2モータ7の交換時に、取付孔631,731を通してそれぞれ取り外し可能であれば、両者の外径に製造上の誤差等の僅かな相違があってもよい。
このように、第1モータ6の第1出力軸61に装着される第1歯車62は、第1出力軸61の外径と同等の外径を有し、第2モータ7の第2出力軸71に装着される第2歯車72は、第2出力軸71の外径と同等の外径を有する。さらに、第1モータ6及び第2モータ7の後方には、それぞれ空間部SP1,SP2が設けられている。これらの構成によって、作業者が、交換のために第1モータ6及び第2モータ7を取り外す際には、以下のようにして、第1台座部63及び第2台座部73から第1モータ6及び第2モータ7を容易に取り外すことができる。
第1モータ6を取り外す場合、作業者は、第1モータ6を、空間部SP1に向けて後方に真っすぐ引き抜き、外部支持軸受64を第1台座部63の取付孔631から取り外す。これによって、第1歯車62と平歯車811との噛合が解除される。その後、作業者は、第1モータ6の後端側を上方に持ち上げて斜めに傾けながらさらに後方に引き抜くことによって、第1出力軸61及び第1歯車62を取付孔631から後方に引き出す。第1歯車62は、第1出力軸61の外径と同等の外径を有するため、第1モータ6を斜めに傾けることによって、取付孔631から容易に取り外すことができる。取付孔631の内径も必要最小限で済む。したがって、第1台座部63の小型化が可能であり、第1手首要素51も小型化できる。
第2モータ7を取り外す場合も、第1モータ6と同様にして第2台座部73から容易に取り外すことができる。さらに、第1モータ6及び第2モータ7に代えて、第1モータ6及び第2モータ7よりも長尺な高トルクのモータを取り付けることによって、より大きい可搬重量を有するアーム構造に変更する場合は、上記と逆の作業が行われる。第1モータ6及び第2モータ7の後方には、それぞれ空間部SP1,SP2が設けられるため、第1モータ6及び第2モータ7よりも長尺なモータであっても、後側ケース510Bの内側に容易に取り付け可能である。これによって、産業用ロボット1は、手首要素を交換することなく、モータの入れ替えのみで、第2手首要素52及び第3手首要素53の駆動ユニットの特性を、可搬重量の大きい特性に変更することができる。したがって、産業用ロボット1は、駆動ユニットの特性の異なるバリエーションモデルを、同一の手首要素によって実現することができる。
第1歯車62及び第2歯車72は、第1出力軸61及び第2出力軸71の外径とそれぞれ同等の外径を有する小径の歯車である。そのため、第1モータ6及び第2モータのそれぞれの最大トルク発生時に、歯面に大きな斥力が生じる。しかし、第1歯車62及び第2歯車72は、それぞれの基部621,721の外周に取り付けられた外部支持軸受64,74によって、第1台座部63及び第2台座部73の取付孔631,731に支持されている。そのため、第1歯車62及び第2歯車72は、第1出力軸61及び第2出力軸71の回転トルクを平歯車811,911に安定して伝達することができる。
しかも、第1モータ6及び第2モータ7は、第1歯車62及び第2歯車72の基部621,721の外周に取り付けられた外部支持軸受64,74の外輪641,741と、取付孔631,731との嵌合によって、第1出力軸61及び第2出力軸71の部位で支持される。そのため、第1台座部63及び第2台座部73に対する第1モータ6及び第2モータ7の取り付け精度が確保し易い。第1台座部63及び第2台座部73の取付孔631,731の孔径は小さくて済むため、第1台座部63及び第2台座部73も小型化できる。
さらに、第1歯車62の歯車部622は、外部支持軸受64から前方に突出して第1駆動軸810の平歯車811と噛合し、第2歯車72の歯車部722は、外部支持軸受74から前方に突出して第2駆動軸910の平歯車911と噛合している。そのため、第1歯車62と平歯車811との噛合部位及び第2歯車72と平歯車911との噛合部位は、それぞれ外部支持軸受64,74と取付孔631,731との嵌合部位の直ぐ近くに配置される。これによって、第1モータ6及び第2モータ7の駆動力は、第1駆動軸810及び第2駆動軸910に安定して伝達可能である。さらに、平歯車811,911と第1歯車62及び第2歯車72との位置精度も確保し易い。
また、第1歯車62及び第2歯車72は小径であるため、第1歯車62と平歯車811との噛合部位及び第2歯車72と平歯車911との噛合部位のそれぞれの減速比を大きくすることができる。そのため、この産業用ロボット1は、可搬重量の増加に対応し易くなる効果もある。
上記実施形態では、第2モータ7が、第1モータ6よりも第1手首要素51の前方側に配置されているが、これに制限されない。第1モータ6が、第2モータ7よりも第1手首要素51の前方側に配置されてもよい。
上記実施形態では、第1手首要素51の筐体510が、第1軸線J1に垂直な接合面MSを介して、前側ケース510Aと後側ケース510Bとに分割されるが、第1モータ6及び第2モータ7を互いにオフセットして配置させることができるものであれば、筐体510の構成は制限されない。
上記実施形態では、第1駆動軸810及び第2駆動軸910のそれぞれの後端部は、平歯車811,911のみによって、第1歯車62及び第2歯車72からの駆動力が伝達されるよう構成されている。しかし、第1歯車62及び第2歯車72と第1駆動軸810及び第2駆動軸910との間には、減速比の調整のために、平歯車811,911の他に、さらに歯車が追加されてもよい。
1 産業用ロボット
51 第1手首要素
52 第2手首要素
53 第3手首要素
510 筐体
6 第1モータ
61 第1出力軸
62 第1歯車
7 第2モータ
71 第2出力軸
72 第2歯車
63 第1台座部
631 取付孔
64 外部支持軸受
641 外輪
73 第2台座部
731 取付孔
74 外部支持軸受
741 外輪
810 第1駆動軸
811 平歯車
910 第2駆動軸
911 平歯車
J6,J7 軸線
SP1,SP2 空間部

Claims (3)

  1. 複数の手首要素を備えた産業用ロボットのアーム構造であって、
    筐体内に、前記複数の手首要素をそれぞれ駆動する第1モータ及び第2モータと、
    前記第1モータの第1出力軸に装着される第1歯車と、
    前記第2モータの第2出力軸に装着される第2歯車と、
    前記第1出力軸及び前記第1歯車が挿入される取付孔を有する第1台座部と、
    前記第2出力軸及び前記第2歯車が挿入される取付孔を有する第2台座部と、を備え、
    前記第2モータは、前記第1モータよりも前方に配置され、且つ、前記第2出力軸の軸線が前記第1出力軸の軸線に対して側方にオフセットするように配置され、
    前記第1モータ及び前記第2モータの後方には、空間部がそれぞれ設けられており
    前記第1歯車は、前記第1出力軸の外周に嵌合する基部と、当該基部よりも前記第1モータの前方に延出する歯車部と、を有し、
    前記第2歯車は、前記第2出力軸の外周に嵌合する基部と、当該基部よりも前記第2モータの前方に延出する歯車部と、を有し、
    前記第1歯車の前記基部の外周及び前記第2歯車の前記基部の外周に、外部支持軸受がそれぞれ装着され、それぞれの前記外部支持軸受の外輪が前記第1台座部の前記取付孔の内周面及び前記第2台座部の前記取付孔の内周面に嵌合することによって、前記第1モータの前記第1出力軸及び第1歯車と、前記第2モータの前記第2出力軸及び第2歯車と、がそれぞれの前記外部支持軸受に同軸状に支持された状態で、前記第1モータ及び前記第2モータが、前記第1台座部及び前記第2台座部にそれぞれ位置決めされている、産業用ロボットのアーム構造。
  2. 記第1歯車の前記歯車部は、前記第1出力軸と同等の外径を有し、
    前記第2歯車の前記歯車部は、前記第2出力軸と同等の外径を有する、請求項に記載の産業用ロボットのアーム構造。
  3. 前記複数の手首要素のうちの1つの前記手首要素に前記第1モータの駆動力を伝達するとともに後端部に歯車を有する第1駆動軸と、
    前記複数の手首要素のうちの他の1つの前記手首要素に前記第2モータの駆動力を伝達するとともに後端部に歯車を有する第2駆動軸と、をさらに有し、
    前記第1歯車の前記歯車部は、前記外部支持軸受から前方に突出して前記第1駆動軸の前記歯車と噛合し、
    前記第2歯車の前記歯車部は、前記外部支持軸受から前方に突出して前記第2駆動軸の前記歯車と噛合する、請求項1又は2に記載の産業用ロボットのアーム構造。
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