JP6806580B2 - フローティングコネクタおよび電子機器モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、コネクタおよびコネクタを備えた電子機器モジュールに係り、特に、フローティングコネクタおよびフローティングコネクタを備えた電子機器モジュールに関する。
従来から、コネクタ同士を嵌合する際にそれらの位置ずれを吸収するフローティングコネクタが使用されているが、例えば、特許文献1に、図20、図21、図22および図23に示されるようなフローティングコネクタが開示されている。このフローティングコネクタは、ハウジング1と複数のコンタクト2を備えており、それぞれのコンタクト2は、曲げ加工された帯状の金属片からなり、接点部3と、基板8に接続される基板接続部4と、接点部3と基板接続部4の間に形成され、かつ、ハウジング1に固定される固定部5を有している。また、コンタクト2は、固定部5と基板接続部4とを連結する腕部6を180°折り曲げた弾性部7を有しており、ハウジング1に固定された複数のコンタクト2が連動する。
弾性部7を含む腕部6がコネクタ接続方向D1に弾性伸縮することにより、ハウジング1は、コネクタ接続方向D1に沿った直線運動のフローティング動作を行うことができる。更に、図23に示すように、弾性部7を含む腕部6が弾性的なねじれ変形をすることにより、ハウジング1は、コネクタ接続方向D1に垂直な方向D3に沿った直線運動のフローティング動作を行うことができる。
特開2010−118314号公報
特許文献1に開示されたフローティングコネクタにおいて、フローティングコネクタが相手側コネクタと嵌合する際に生じる外力を軽減してフローティング動作を行うためには、弾性部7を含む腕部6が弾性変形しやすいように、腕部6を長く延ばす必要がある。
しかしながら、ハウジング1に対して方向D3に沿った外力が負荷されていない状態の図22およびハウジング1に対して方向D3に沿った外力が負荷されている状態の図23に示すように、ハウジング1が方向D3に沿った直線運動のフローティング動作をする際には、腕部6のうち方向D2に沿って延びる部分は弾性変形せずに、腕部6を180°折り曲げた弾性部7のみがねじれ変形をしている。したがって、ハウジング1が方向D3に沿ったフローティング動作を行うために必要な力を小さくするには、腕部6を180°折り曲げた弾性部7をコネクタ接続方向D1に沿って長く延ばす必要があるため、コネクタ接続方向D1におけるフローティングコネクタの実装面積が大きくなるという問題がある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、実装面積を小さく保ちつつ、フローティング動作を行うために必要な力を自在に設計できるフローティングコネクタを提供することを目的とする。
この発明に係るフローティングコネクタは、相手側コネクタが嵌合軸に沿って嵌合される際の位置ずれを吸収するフローティングコネクタであって、嵌合軸を中心とする開口部を含む基部と、基部の表面に平行に配置され且つ相手側コネクタと接触するための一対の接点部と、基部と接点部とを連結する腕部とを備え、腕部は、基部から嵌合軸に平行な方向に延び且つ途中で屈曲する根本部と、根本部から嵌合軸に交差する方向に延びる一対の分岐部を含み、根本部は、嵌合軸に平行な方向に延びる弾性変形部を含み、一対の接点部は、腕部の一対の分岐部の先端部分に形成され、且つ、開口部の中心を通る嵌合軸を挟んで対向するように配置されており、一対の接点部は、弾性変形部が、弾性変形部自身を中心としてねじれ変形をすることにより嵌合軸に垂直な面内において円弧運動のフローティング動作を行うものである。
一対の分岐部は、根本部から分かれ始める基端部を有し、基端部は、嵌合軸に直交する方向において開口部の外側に位置し、弾性変形部は、嵌合軸に垂直な面内において弾性伸縮することが抑制されることが好ましい。
一対の分岐部は、根本部から基部の表面に沿って延びことが好ましい。
更に、一対の分岐部は、撓み変形をすることにより一対の接点部を嵌合軸に垂直な面内で弾性的に変位させることが好ましい。
フローティングコネクタは、折り曲げられた1枚の金属板からなり、基部は、嵌合軸に垂直な方向に延び、基部と一対の接点部とが互いに平行に配置されるように腕部が折り曲げられていることが好ましい。
また、フローティングコネクタは、嵌合軸に平行な方向において一対の接点部と対向するように配置され、嵌合軸に平行な方向に変位した一対の接点部に接触することで嵌合軸に平行な方向における一対の接点部の過度の変位を防止するための一対の接点ガイド部を更に有することが好ましい。
また、フローティングコネクタは、相手側コネクタの抜き挿しをガイドするためのコネクタガイド部を更に有することが好ましい。
また、この発明に係る電子機器モジュールは、上述したフローティングコネクタからなる複数のフローティングコネクタを備える電子機器モジュールであって、複数のフローティングコネクタの一対の接点部に、衣服側コネクタが有する複数の相手側コネクタをそれぞれ電気的に接続することにより、ウエアラブルデバイスとして使用されることが好ましい。
この発明によれば、腕部は、嵌合軸に平行な方向に延びる弾性変形部を含み、接点部は、弾性変形部がねじれ変形をすることにより嵌合軸に垂直な面内において円弧運動のフローティング動作を行うため、実装面積を小さく保ちつつ、フローティング動作を行うために必要な力を自在に設計できるフローティングコネクタが実現される。
この発明の実施の形態1に係るフローティングコネクタを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るフローティングコネクタを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るフローティングコネクタを上方から見た平面図である。 実施の形態1に係るフローティングコネクタを下方から見た底面図である。 実施の形態1に係るフローティングコネクタにおける腕部の斜視図である。 実施の形態2に係る電子機器モジュールを下方から見た底面図である。 実施の形態2に係る電子機器モジュールを上方から見た平面図である。 実施の形態2に係る電子機器モジュールの側面図である。 実施の形態2に係る電子機器モジュールから基板を除いて上方から見た平面図である。 4つのフローティングコネクタが取り付けられた基板を下方から見た底面図である。 実施の形態2に係る電子機器モジュールと相手側モジュールとを接続した状態の側面図である。 実施の形態2に係る電子機器モジュールと相手側モジュールとを接続して上方から見た平面図である。 実施の形態2に係る接続前の電子機器モジュールと相手側モジュールとを示す斜視図である。 実施の形態3に係るフローティングコネクタを上方から見た斜視図である。 実施の形態3に係るフローティングコネクタを下方から見た斜視図である。 実施の形態4に係るフローティングコネクタを上方から見た斜視図である。 実施の形態4に係るフローティングコネクタを下方から見た斜視図である。 実施の形態4に係るフローティングコネクタのコネクタ本体の斜視図である。 実施の形態4に係るフローティングコネクタのガイド部材の斜視図である。 特許文献1に開示された従来のフローティングコネクタを背面から見た斜視図である。 特許文献1に開示された従来のフローティングコネクタの断面図である。 特許文献1に開示された従来のフローティングコネクタに外力が負荷されていない状態の背面図である。 特許文献1に開示された従来のフローティングコネクタに外力が負荷されている状態の背面図である。
実施の形態1
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、実施の形態1に係るフローティングコネクタ11を上方から見た斜視図である。また、図2は、このフローティングコネクタ11を下方から見た斜視図である。このフローティングコネクタ11は、折り曲げられた1枚の金属板からなり、平板状の基部12と、この基部12の一端から延びる腕部13と、腕部13の先端に形成された一対の接点部13Cとを有している。
ここで、便宜上、基部12の表面12AがXY平面に沿って延び、この表面12Aに垂直で、基部12から腕部13に向かう方向を+Z方向と呼び、+Z方向とは反対方向を−Z方向と呼ぶ。
図2に示すように、フローティングコネクタ11の基部12に、表面12Aに垂直に延びる嵌合軸Fを中心とする開口部12Bが形成されている。また、基部12には、基部12の+X方向端部および−X方向端部からそれぞれ+Z方向に延び、開口部12Bを挟んで対向する一対の接点ガイド部12Cと、それぞれ基部12から+Z方向に延びて互いに同一のXY面上に位置する3つの基板実装部12Dが形成されている。
図3は、フローティングコネクタ11を+Z方向から見た平面図である。図1および図3に示されるように、フローティングコネクタ11の腕部13は、基部12の−Y方向端部から+Z方向側に延び、途中で−Z方向側に屈曲する根本部13Aと、根本部13Aの+Y方向側端部から基部12の表面12Aに沿って延びる一対の分岐部13Bとを含んでいる。接点部13Cは、分岐部13Bの先端にそれぞれ形成されており、開口部12Bの中心を通る嵌合軸Fを挟んで互いに対向するように配置されている。すなわち、接点部13Cと基部12とは、腕部13により連結されている。また、腕部13は、基部12の表面12Aと一対の接点部13Cとが互いに平行に配置されるように折り曲げられている。
開口部12Bは、基部12において、+Y方向側に偏った位置に形成された孔であり、図示しない相手側コネクタのプラグ等のコンタクトが挿入されるための孔である。
基部12に形成された一対の接点ガイド部12Cは、腕部13の一対の分岐部13Bの先端部分にそれぞれ形成された接点部13Cが、+Z方向において過度に変位することを防止するための部分である。一対の接点ガイド部12Cは、それぞれ、基部12の+X方向および−X方向から+Z方向に延び、+Y方向から−Y方向に折り返された折り返し部14を有し、開口部12Bを挟んで互いに対向して配置されている。一対の接点ガイド部12Cの折り返し部14は、その−Z方向端部がそれぞれ一対の分岐部13Bの接点部13Cよりもわずかに+Z方向側に位置するように配置され、+Z方向に変位した接点部13Cに接触することで、接点部13Cの過度な変位を防止する。
3つの基板実装部12Dは、フローティングコネクタ11を図示しない基板に実装し、かつ、電気的に接続するための部分である。これらの基板実装部12Dは、半田付けおよび溶接等により、図示しない基板と電気的に接続される。
腕部13の根本部13Aは、基部12の−Y方向端部から+Z方向側に延び、途中から−Z方向側に屈曲している。根本部13Aの+Z方向側に延びる部分には、+Z方向に延びる、すなわち、嵌合軸Fに平行な弾性変形部15が含まれている。この弾性変形部15は、弾性変形部15自身を中心とした弾性的なねじれ変形をすることができ、弾性変形部15がZ方向に長く設定される程、弾性変形部15に負荷される応力が分散されて、より柔軟にねじれ変形をすることができる。
腕部13の一対の分岐部13Bは、根本部13Aの+Y方向側端部から+X方向および−X方向に分岐して−Y方向側に向かって延び、途中で+Y方向側に延びている。このように、一対の分岐部13Bは、腕の長さがY方向において長く設定されているため、+X方向および−X方向の外力を受けた際に+X方向および−X方向にそれぞれ撓み変形をすることができる。
ここで、図4は、実施の形態1のフローティングコネクタ11を−Z方向から見た平面図である。図3および図4に示すように、腕部13の一対の分岐部13Bの基端部16、すなわち、一対の分岐部13Bが根本部13Aの+Y方向側端部から2つに分かれ始める部分は、フローティングコネクタ11を+Z方向および−Z方向から見た場合に、基部12の開口部12Bの内側に含まれないことが好ましい。すなわち、一対の分岐部13Bの基端部16は、フローティングコネクタ11を+Z方向および−Z方向から見た場合に、基部12の開口部12Bの外側に位置していることが好ましい。このように一対の分岐部13Bの基端部16を配置することにより、外部から挿入される図示しない相手側コネクタのコンタクトが一対の分岐部13Bの基端部16に接触しないため、腕部13は、−Y方向に外力を受けることがなく、弾性変形部15がXY面内において弾性伸縮することが抑制される。
一対の分岐部13Bの先端部分にそれぞれ形成された接点部13Cは、基部12の開口部12Bに挿入された図示しない相手側コネクタのコンタクトに接触することにより、フローティングコネクタ11と相手側コネクタとを電気的に接続するための部分である。
図3および図4に示すように、一対の分岐部13Bの先端部分に形成された接点部13Cは、嵌合軸Fを挟んで互いに対向して配置される。また、これらの一対の接点部13Cは、それぞれY方向に所定の長さを有している。更に、それぞれの接点部13Cは、フローティングコネクタ11を+Z方向および−Z方向から見た場合に、それぞれの接点部13Cの先端部分が、基部12に形成されている開口部12Bの内側に含まれるように配置される。
腕部13が以上のような構成を有することにより、図示しない相手側コネクタのコンタクトが基部12の開口部12Bに挿入される際に、その挿入位置が嵌合軸FからX方向にずれた場合には、腕部13の根本部13Aに含まれる弾性変形部15がXY面内においてねじれ変形をする。この際に、一対の分岐部13Bにそれぞれ形成された接点部13Cは、図5に示すように、XY面に平行な面内において円弧Aに沿った円弧運動のフローティング動作をする。ここで、図5は、フローティングコネクタ11の構成要素のうち腕部13のみを示した図である。また、相手側コネクタのコンタクトの挿入位置が嵌合軸FからY方向にずれた場合でも、一対の接点部13CがY方向に所定の長さを有していることにより、一対の接点部13Cは、相手側コネクタのコンタクトに接触することができる。このように、フローティングコネクタ11は、X方向およびY方向における相手側コネクタのコンタクトの位置ずれを吸収することができる。
また、弾性変形部15をZ方向に長く設定する程、相手側コネクタのコンタクトの挿入位置が嵌合軸Fからずれた際に弾性変形部15に負荷される応力が分散され、弾性変形部15がより柔軟にねじれ変形をすることができるため、フローティングコネクタ11の実装面積、すなわち、フローティングコネクタ11をX方向およびY方向に長く設定する必要がない。
したがって、以上で説明した実施の形態1のフローティングコネクタ11によれば、X方向およびY方向における実装面積を小さく保ちつつ、フローティング動作を行うために必要な力を自在に設計できる。
なお、以上の説明において、フローティングコネクタ11が折り曲げられた1枚の金属板からなるものとして説明したが、フローティングコネクタ11は、腕部13の一対の分岐部13BがXY面内において撓み変形をすることができ、また、腕部13の根本部13Aの弾性変形部15が嵌合軸Fと平行な軸の周りで弾性的なねじれ変形をすることができ、また、それぞれの接点部13Cからそれぞれの基板実装部12Dまで電気的な導通がなされていれば、1枚の金属板から形成されていなくても良い。例えば、フローティングコネクタ11は、それぞれの接点部13Cからそれぞれの基板実装部12Dまでメッキ等を用いた電気的な配線がなされていれば、絶縁性樹脂等の絶縁性材料を用いて形成されることができ、絶縁性材料と金属等の導電性材料とを部分的に用いて形成されることもできる。
また、説明のために、一対の分岐部13Bと基部12の表面12Aとが互いに平行であるとしたが、一対の分岐部13Bは、XY面内で撓み変形をすることができれば、基部12の表面12Aと互いに平行でなくても良く、嵌合軸Fに対して交差する方向に延びていれば良い。
また、一対の接点部13Cは、基部12の表面12Aと互いに平行であると説明したが、基部12の表面12Aと必ずしも互いに平行である必要はなく、嵌合軸Fに対して傾斜していても良い。
実施の形態2
実施の形態2に係る電子機器モジュールMを図6〜図8に示す。この電子機器モジュールMは、図1〜図4のフローティングコネクタ11と同一構造の4つのフローティングコネクタ21A、21B、21Cおよび21Dを備える電子機器モジュールである。そのため、以下の説明において、フローティングコネクタ21A〜21Dの構成要素を示す際に、図1〜図4のフローティングコネクタ11の構成要素と同一の参照番号を用いる。また、以下の説明において、X、YおよびZ方向は、フローティングコネクタ21Aを基準として定義する。すなわち、図1〜図4のフローティングコネクタ11の説明と同様に、フローティングコネクタ21Aの基部12の表面12AがXY平面に沿って延びており、フローティングコネクタ21Aの基部12の表面12Aに垂直、かつ、フローティングコネクタ21Aの基部12から腕部13に向かう方向を+Z方向として説明する。
図6〜図8に示されるように、電子機器モジュールMは、例えば絶縁性樹脂等の絶縁性材料からなる筐体22と、フローティングコネクタ21A〜21Dが電気的に接続される基板23と、ガスケット24とを有している。基板23は、ねじ25を用いて筐体22に固定されている。
電子機器モジュールMの筐体22は、−Z方向に突出するほぼ矩形状の矩形凸部22Eを有し、この矩形凸部22Eに、フローティングコネクタ21A〜21Dの基部12に形成された開口部12Bの大きさにそれぞれ対応した筐体開口部22A、22B、22Cおよび22Dが形成されている。また、図6に示されるように、筐体開口部22A〜22Dが形成される位置は、XY面内における電子機器モジュールMの向きを決めるために、Y方向において対称で、かつ、X方向において非対称となるように設定される。図6においては、筐体開口部22Aおよび22B間の距離が、筐体開口部22Cおよび22D間の距離よりも長くなるように筐体開口部22A〜22Dが形成されている。また、図6に示されるように、フローティングコネクタ21A〜21Dのそれぞれの2つの接点部13Cが、筐体22の筐体開口部22A〜22Dを通して露出している。
また、図7に示すように、電子機器モジュールMの筐体22は、+Z方向側端部において、−X方向側に形成された突起22Fと+X方向側に形成された突起22Gを有する。突起22Fは、扇形状を有し、筐体22の−Z方向側端部において筐体開口部22Cおよび22Dが位置する−X方向側に形成されている。一方、突起22Gは、扇形状を有さず、筐体22の−Z方向側端部において筐体開口部22Aおよび22Bが位置する−X方向側に形成されている。このように、電子機器モジュールMの使用者は、筐体22の+Z方向側端部に形成された突起22Fおよび突起22Gを確認することにより、XY面内における電子機器モジュールMの回転位置を把握することができる。
筐体22は、このように、+Z方向側端部において、突起22Fおよび突起22Gを有するため、+Z方向側から筐体22に取り付けられる基板23に、突起22Fに合わせて形成された切り欠き23Aと、突起22Gに合わせて形成された切り欠き23Bとが形成されている。
また、図8に示すように、筐体22の矩形凸部22Eの根本部分において、矩形凸部22Eの外径よりも小さい外径を有する矩形小径部22Hが形成され、この矩形小径部22Hに、ガスケット24が装着されている。
図9は、基板23およびねじ25を除いた電子機器モジュールMを+Z方向から見た部分断面図である。図9に示すように、電子機器モジュールMの筐体22には、+Z方向に開口し、フローティングコネクタ21A〜21Dがそれぞれ収納される4つのコネクタ収納室22Iが形成されている。この4つのコネクタ収納室22Iにフローティングコネクタ21A〜21Dがそれぞれ収納されることにより、フローティングコネクタ21A〜21D同士が絶縁される。また、4つのコネクタ収納室22Iの中心部分には、ねじ25をねじ込むためのねじ穴22Jが形成されている。
また、フローティングコネクタ21A〜21Dは、4つのコネクタ収納室22Iにそれぞれ収納される際に、それぞれ向きを変えて収納される。例えば、フローティングコネクタ21A〜21Dは、図9に示されるように、X方向およびY方向に隣り合うフローティングコネクタ同士の向きを、Y方向に反対向きになるように4つのコネクタ収納室22Iにそれぞれ収納される。フローティングコネクタ21A〜21Dをこのように配置することにより、フローティングコネクタ21A〜21Dのそれぞれの開口部12Bを、筐体22の筐体開口部22A〜22Dの形成位置と同様にY方向にのみ対称となるように配置することができる。
図10は、フローティングコネクタ21A〜21Dが取り付けられた基板23を−Z方向から見た平面図である。基板23の中心部分、すなわち、基板23において、4つのフローティングコネクタ21A〜21Dの配列の中心部分に、ねじ25を挿通するための孔23Cが形成されている。
次に、実施の形態2の電子機器モジュールMの使用例について、図面を用いて説明する。図11および図12に、相手側モジュールCに接続された電子機器モジュールMを示す。
図11に示されるように、電子機器モジュールMは、相手側モジュールCと接続しており、相手側モジュールCには、シート状部材41が取り付けられている。相手側モジュールCは、例えば、絶縁性樹脂等の絶縁性材料からなる上側筐体31および下側筐体32を含み、これらの上側筐体31と下側筐体32とでシート状部材41を挟み込んでいる。
また、図12に示されるように、シート状部材41に、導電性繊維等の導電性部材からなる導電層42が形成され、導電層42は、相手側モジュールCと電気的に接続されている。
図13は、接続前の電子機器モジュールMと相手側モジュールCを示す図である。図13に示すように、相手側モジュールCの上側筐体31に、電子機器モジュールMの筐体22に形成された矩形凸部22Eに嵌り合うほぼ矩形状の矩形凹部31Eが形成されている。この矩形凹部31Eには、電子機器モジュールMが相手側モジュールCに装着された際に、電子機器モジュールMの矩形凸部22Eの筐体開口部22A〜22Dと重なる位置に、相手側開口部31A、31B、31Cおよび31Dが形成されている。また、これらの相手側開口部31A〜31Dから、導電性のコネクタピン33A、33B、33Cおよび33Dが突出している。これらのコネクタピン33A〜33Dは、シート状部材41の導電層42と電気的に接続されている。
このような電子機器モジュールMと相手側モジュールCとを、図11に示されるように接続することにより、相手側モジュールCのコネクタピン33A〜33Dが電子機器モジュールMに備えられるフローティングコネクタ21A〜21Dに接触し、電子機器モジュールMと相手側モジュールCとが電気的に接続される。また、電子機器モジュールMと相手側モジュールCとが接続された状態において、電子機器モジュールMに装着されたガスケット24が、電子機器モジュールMの矩形凸部22Eと相手側モジュールCの矩形凹部31Eとに密着するため、矩形凸部22Eに形成された筐体開口部22A〜22Dおよび矩形凹部31Eに形成された相手側開口部31A〜31Dへの外部からの水の浸入を防ぐことができる。
また、電子機器モジュールMの矩形凸部22Eに形成された筐体開口部22A〜22Dおよび矩形凹部31Eに形成された相手側開口部31A〜31Dの位置は、電子機器モジュールMと相手側モジュールCとが接続した際に、XY面内において同一の位置であることが理想的であるが、特に、筐体開口部および相手側開口部が複数形成されている場合には、それぞれ製造の際に位置ずれを生じることがある。このように、筐体開口部22A〜22Dおよび相手側開口部31A〜31Dの形成位置に位置ずれが生じていた場合でも、電子機器モジュールMが備えているフローティングコネクタ21A〜21Dは、それぞれの基部12の開口部12Bに相手側モジュールCのコネクタピン33A〜33Dが挿入された際にフローティング動作を行うため、コネクタピン33A〜33Dと嵌合することができる。
また、相手側モジュールCを衣服に取り付けられる衣服側コネクタとして構成すれば、電子機器モジュールMを、衣服側モジュールに接続されるウエアラブルデバイスとして使用することができる。
なお、図6〜図10で説明した実施の形態2の電子機器モジュールMは、4つのフローティングコネクタ21A〜21Dを備えているが、フローティングコネクタの数は、3つ以下であっても良く、5つ以上であっても良い。
また、電子機器モジュールMの形状は、図1〜図4を用いて説明した実施の形態1のフローティングコネクタ11と同一のフローティングコネクタを備え、コネクタピン等の相手側コネクタのコンタクトに嵌合できるものであれば、図6〜図13を用いて説明した形状に限定されるものではない。
また、実施の形態2の電子機器モジュールMに備えられるフローティングコネクタ21A〜21Dがそれぞれ設置される向きは、コネクタピン等の相手側コネクタのコンタクトに嵌合できれば、特に限定されない。
実施の形態3
実施の形態1のフローティングコネクタ11は、腕部13の根本部13Aが含む弾性変形部15が+Z方向に長く設定されているが、弾性変形部15をZ方向に短くすることで、フローティングコネクタを薄型化することもできる。
図14および図15に、実施の形態3のフローティングコネクタ51の斜視図を示す。フローティングコネクタ51は、図1〜図4に示した実施の形態1のフローティングコネクタ11の基部12の一対の接点ガイド部12C、一対の基板実装部12D、腕部13の根本部13Aおよび弾性変形部15において異なる形状を有するが、その他の要素は、実施の形態1のフローティングコネクタ11と同一である。そのため、以下の説明では、実施の形態3のフローティングコネクタ51において、実施の形態1のフローティングコネクタ11と同一の要素については、詳細な説明は省略する。
フローティングコネクタ51は、折り曲げられた1枚の金属板からなり、基部52と腕部53とを有する。
フローティングコネクタ51の基部52は、XY平面に沿った表面52Aを有している。また、基部52に、XY面に垂直な嵌合軸Fを中心とする開口部52Bと、基部52の+X方向端部および−X方向端部からそれぞれ+Z方向に延びる一対の接点ガイド部52Cおよび4つの基板実装部52Dとがそれぞれ形成されている。
また、腕部53は、実施の形態1のフローティングコネクタ11と同様に、基部12の−Y方向端部から基部52の表面52Aに沿って延びる根本部53Aと一対の分岐部53Bを含んでおり、一対の分岐部53Bの先端部分には、それぞれ接点部53Cが形成されている。また、腕部53の根本部53Aは、+Z方向に短い距離だけ延びる弾性変形部55と、−Z方向に傾斜するなだらかな傾斜部56とを有している。
基部52の一対の接点ガイド部52Cは、実施の形態1のフローティングコネクタ11の一対の接点ガイド部12Cと同様に、腕部53の一対の分岐部53Bの先端部分に形成されたそれぞれの接点部53Cが、+Z方向側に過度に変位することを抑制するための部分である。一対の接点ガイド部52Cは、基部52の+X方向端部および−X方向端部からそれぞれ延びて、基部52の開口部52Bを挟んで対向するように折り曲げて形成されている。すなわち、一対の接点ガイド部52Cは、それぞれ+Z方向に折り曲げられた後、基部52の開口部12Bに向かってX方向に折り曲げられて形成された第1折り曲げ部54Aと、更に、その先端部分が+Z方向に折り曲げられた第2折り曲げ部54Bとを有するように形成されている。
接点ガイド部52Cの第1折り曲げ部54Aと基部52の表面52Aとの距離は、腕部53の一対の分岐部53Bの先端部分にそれぞれ形成された接点部53Cの厚さよりもわずかに長いことが好ましい。また、一対の接点ガイド部52Cは、第2折り曲げ部54Bが形成されていることにより、フローティングコネクタ51を+Z方向および−Z方向から見た場合に、基部52の開口部52Bの内側に、2つの接点部13Cのみが含まれるようにすることができる。
基部52の4つの基板実装部52Dは、図1〜図4に示した実施の形態1の基板実装部12Dと同様に、フローティングコネクタ51と図示しない基板とを電気的に接続するための部分である。4つの基板実装部52Dは、一対の接点ガイド部52Cの+Y方向側および−Y方向側にそれぞれ隣接して形成され、その先端部分は、フローティングコネクタ51の外側に向かうようにX方向にそれぞれ折り曲げられている。
腕部53の根本部53Aは、実施の形態1のフローティングコネクタ11の腕部13の根本部13Aよりも+Z方向に低く、+Z方向に短い距離だけ延びる弾性変形部55と、−Z方向になだらかに傾斜する傾斜部56とを有する。このように、腕部53の根本部53Aの弾性変形部55が短く、根本部53Aがなだらかな傾斜部56を有している場合であっても、弾性変形部55は、自身を中心としてXY面内において弾性的なねじれ変形をすることができる。
また、基部52の一対の接点ガイド部52Cおよび4つの基板実装部52Dの+Z方向の高さを、腕部53の根本部53Aの+Z方向の高さに合わせて低くすることにより、フローティングコネクタ51を+Z方向に低くすることができる。そのため、実施の形態3のフローティングコネクタ51によれば、フローティングコネクタ51を高さ方向、すなわち、+Z方向に薄型化しつつ、フローティング動作を行うことができる。
実施の形態4
図1〜図4に示す実施の形態1のフローティングコネクタ11と、図14および図15に示す実施の形態3のフローティングコネクタ51は、それぞれ折り曲げられた1枚の金属板から形成されているが、本発明のフローティングコネクタを、複数の部材から構成することもできる。
図16および図17に、実施の形態4のフローティングコネクタ61を示す。フローティングコネクタ61は、互いに嵌合しているコネクタ本体62およびガイド部材63の2つの部材からなり、コネクタ本体62およびガイド部材63は、それぞれ、折り曲げられた1枚の金属板からなる。
図18は、フローティングコネクタ61のコネクタ本体62を示す。コネクタ本体62は、基部64と腕部73を有するが、腕部73およびその構成要素は、図1〜図4に示した実施の形態1のフローティングコネクタ11およびその構成要素と同一である。すなわち、腕部73は、基部64から+Z方向に延びて途中で−Z方向に向かって屈曲する根本部73Aと、基部64の表面64Aに沿って延びる一対の分岐部73Bと、一対の分岐部73Bの先端部分にそれぞれ形成された接点部73Cとを含む。また、腕部73の根本部73Aは、+Z方向に延びる部分において弾性変形部75を含む。また、腕部73の一対の分岐部73Bは、一対の分岐部73Bが2つの部分に分岐し始める基端部76を含む。
コネクタ本体62の基部64は、+Z方向側においてXY面に平行な表面64Aを有する。また、基部64に、図示しない相手側コネクタのコンタクトが挿入される本体側開口部64Bと、+Z方向に延びる一対の屈曲延長部64Cと、一対の屈曲延長部64Cの先端部分に形成された一対の平板部64Dとが形成されている。一対の湾曲延長部64Cは、基部64の+X方向側および−X方向側において、それぞれ、コネクタ本体62の外側に向かってX方向に屈曲しながら+Z方向に延びている。また、一対の平板部64Dの+Z方向側面および−Z方向側面は、XY面に平行である。
また、基部64の一対の平板部64Dには、コネクタ本体62を金属等の導電性材料からなるねじ等を用いて図示しない基板に接続するための3つの留め孔64Eがそれぞれ形成されている。また、一対の屈曲延長部64Cに、ガイド部材63をコネクタ本体62に固定するための固定孔64Fが、それぞれ2つ形成されている。
図19は、フローティングコネクタ61のガイド部材63を示す。ガイド部材63は、図1〜図4に示す実施の形態1のフローティングコネクタ11の基部12に形成された接点ガイド部12Cと同様に、腕部73の一対の分岐部73Bの先端部分に形成された2つの接点部73Cが、+Z方向に過度に変位することを抑制するための部材である。
図19に示すように、フローティングコネクタ61のガイド部材63は、XY平面に平行な表面63Aを有しており、ガイド部材63に、コネクタ本体62の本体側開口部64Bに対応するガイド側開口部63Bが形成されている。また、ガイド部材63に、ガイド側開口部63Bの+Y方向端部および−Y方向端部から−Z方向に延びるコネクタガイド部63Cが形成されている。更に、ガイド部材63に、ガイド部材63の+X方向端部、−X方向端部および+Y方向端部から−Z方向に延びる6つの折り曲げ部63Dと、ガイド部材63の+X方向端部および−X方向端部からガイド部材63の外側に向かってX方向に延びる4つの延長部63Eとがそれぞれ形成されている。4つの延長部63Eの先端部分には、−Z方向に屈曲しながらガイド部材63の外側に向かってX方向に延びる屈曲部65がそれぞれ形成されている。
図16および図17に示されるように、ガイド部材63は、コネクタ本体62の基部64の表面64Aとガイド部材63の表面63Aとが対向するように、コネクタ本体62に固定される。この際に、ガイド部材63の2つのコネクタガイド部63Cおよび6つの折り曲げ部63Dの先端がコネクタ本体62の基部64の表面64Aに接触する。更に、ガイド部材63の4つの延長部63Eが、コネクタ本体62の4つの固定孔64Fにそれぞれ挿入され、4つの延長部63Eの先端部分に形成された屈曲部65が、コネクタ本体62の平板部64Dに−Z方向側から接触することで、ガイド部材63がコネクタ本体62に固定される。
このように、コネクタ本体62とガイド部材63とが互いに固定されている場合には、コネクタ本体62の一対の接点部73Cは、基部64の表面64Aと、ガイド部材63の表面63Aとに挟まれた状態となっている。そのため、コネクタ本体62の一対の接点部73Cは、コネクタ本体62の基部64およびガイド部材63によりZ方向の変位が制限されて、+Z方向への過度な変位が防止される。コネクタ本体62の基部64の表面64Aとガイド部材63の表面63Aとの距離は、ガイド部材63に形成された折り曲げ部63DのZ方向の幅の長さに等しいため、この幅の長さは、コネクタ本体62の一対の接点部73Cの厚さよりもわずかに長いことが好ましい。
また、嵌合軸Fに沿って図示しない相手側コネクタのコンタクトがフローティングコネクタ61に挿入される際に、相手側コネクタのコンタクトが嵌合軸Fに対して斜めに傾くことがある。このような場合には、ガイド部材63の2つのコネクタガイド部63Cは、相手側コネクタのコンタクトの抜き挿しをガイドする役割を有する。すなわち、相手側コネクタのコンタクトの先端部分がガイド部材63のコネクタガイド部63Cに接触するため、相手側コネクタのコンタクトは、コネクタ本体62の本体側開口部62Bの内周部分およびガイド部材63のガイド側開口部63Bの内周部分に引っ掛からずに、スムーズにフローティングコネクタ61に嵌合される。
1 ハウジング、2 コンタクト、3 接点部、4 基板接続部、5 固定部、6 腕部、7 弾性部、8 基板、11,21A,21B,21C,21D,51,61 フローティングコネクタ、12,52,64 基部、12A,52A,63A,64A 表面、12B,52B 開口部、12C,52C ガイド部、12D,52D 基板実装部、13,53,73 腕部、13A,53A,73A 根本部、13B,53B,73B 分岐部、13C,53C,73C 接点部、14 折り返し部、15,55,75 弾性変形部、16,76 基端部、22 筐体、22A,22B,22C,22D 筐体開口部、22E 矩形凸部、22F,22G 突起、22H 矩形小径部、22I コネクタ収納室、22J ねじ穴、23 基板、23A,23B 切り欠き、24 ガスケット、25 ねじ、31 上側筐体、31A,31B,31C,31D 相手側開口部、31E 矩形凹部、32 下側筐体、33A,33B,33C,33D ピンコネクタ、41 シート部材、42 導電層、54A 第1折り曲げ部、54B 第2折り曲げ部、56 傾斜部、62 コネクタ本体、63 ガイド部材、63B ガイド側開口部、63C コネクタガイド部、63D 折り曲げ部、63E 延長部、64B 本体側開口部、64C 屈曲延長部、64D 平板部、64E 留め孔、64F 固定孔、65 屈曲部、A 円弧、C 相手側モジュール、F 嵌合軸、M 電子機器モジュール。

Claims (8)

  1. 相手側コネクタが嵌合軸に沿って嵌合される際の位置ずれを吸収するフローティングコネクタであって、
    前記嵌合軸を中心とする開口部を含む基部と、
    前記基部の表面に平行に配置され且つ前記相手側コネクタと接触するための一対の接点部と、
    前記基部と前記接点部とを連結する腕部とを備え、
    前記腕部は、前記基部から前記嵌合軸に平行な方向に延び且つ途中で屈曲する根本部と、前記根本部から前記嵌合軸と交差する方向に延びる一対の分岐部を含み、
    前記根本部は、前記嵌合軸に平行な方向に延びる弾性変形部を含み
    前記一対の接点部は、前記腕部の前記一対の分岐部の先端部分に形成され、且つ、前記開口部の中心を通る前記嵌合軸を挟んで対向するように配置されており、
    前記一対の接点部は、前記弾性変形部が、前記弾性変形部自身を中心としてねじれ変形をすることにより前記嵌合軸に垂直な面内において円弧運動のフローティング動作を行うことを特徴とするフローティングコネクタ。
  2. 前記一対の分岐部は、前記根本部から分かれ始める基端部を有し、
    前記基端部は、前記嵌合軸に直交する方向において前記開口部の外側に位置し、
    前記弾性変形部は、前記嵌合軸に垂直な面内において弾性伸縮することが抑制される請求項1に記載のフローティングコネクタ。
  3. 前記一対の分岐部は、前記根本部から前記基部の表面に沿って延び請求項1または2に記載のフローティングコネクタ。
  4. 前記一対の分岐部は、撓み変形をすることにより前記一対の接点部を前記嵌合軸に垂直な面内で弾性的に変位させる請求項1または2に記載のフローティングコネクタ。
  5. 折り曲げられた1枚の金属板からなり、
    前記基部は、前記嵌合軸に垂直な方向に延び、
    前記基部と前記一対の接点部とが互いに平行に配置されるように前記腕部が折り曲げられている請求項1または2に記載のフローティングコネクタ。
  6. 前記嵌合軸に平行な方向において前記一対の接点部と対向するように配置され、前記嵌合軸に平行な方向に変位した前記一対の接点部に接触することで前記嵌合軸に平行な方向における前記一対の接点部の過度の変位を防止するための一対の接点ガイド部を更に有する請求項1または2に記載のフローティングコネクタ。
  7. 前記相手側コネクタの抜き挿しをガイドするためのコネクタガイド部を更に有する請求項1または2に記載のフローティングコネクタ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のフローティングコネクタからなる複数のフローティングコネクタを備える電子機器モジュールであって、
    前記複数のフローティングコネクタの前記一対の接点部に、衣服側コネクタが有する複数の前記相手側コネクタをそれぞれ電気的に接続することにより、ウエアラブルデバイスとして使用される電子機器モジュール。
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