JP6801638B2 - 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び電気・電子部品 - Google Patents
熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び電気・電子部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6801638B2 JP6801638B2 JP2017237429A JP2017237429A JP6801638B2 JP 6801638 B2 JP6801638 B2 JP 6801638B2 JP 2017237429 A JP2017237429 A JP 2017237429A JP 2017237429 A JP2017237429 A JP 2017237429A JP 6801638 B2 JP6801638 B2 JP 6801638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- integer
- component
- formula
- independent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 CCC(C)C(CC)C(C)C[C@@](C)*(CC(C)C)C1CCCC1 Chemical compound CCC(C)C(CC)C(C)C[C@@](C)*(CC(C)C)C1CCCC1 0.000 description 4
- ZWVSQVGDXVZTPM-UHFFFAOYSA-N CCC(C)(NN)OC Chemical compound CCC(C)(NN)OC ZWVSQVGDXVZTPM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- GBBPVJOQGIWRKK-UHFFFAOYSA-N CCC(C)[O](N)=C Chemical compound CCC(C)[O](N)=C GBBPVJOQGIWRKK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J11/00—Features of adhesives not provided for in group C09J9/00, e.g. additives
- C09J11/02—Non-macromolecular additives
- C09J11/04—Non-macromolecular additives inorganic
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J183/00—Adhesives based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Adhesives based on derivatives of such polymers
- C09J183/04—Polysiloxanes
- C09J183/08—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen, and oxygen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J4/00—Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/22—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
- C08G77/24—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen halogen-containing groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
- C08K3/36—Silica
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
[1]
(A)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造を有する直鎖状ポリフルオロ化合物:100質量部、
(B)1分子中に、1価のパーフルオロアルキル基若しくは1価のパーフルオロオキシアルキル基を有するか、又は2価のパーフルオロアルキレン基若しくは2価のパーフルオロオキシアルキレン基を有し、さらにケイ素原子に直結した水素原子(SiH基)を2個以上有し、かつ分子中にアルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基を有さない含フッ素オルガノ水素シロキサン:(A)成分中のアルケニル基1モルに対して(B)成分中のSiH基が0.2〜3モルとなる量、
(C)1分子中に、1価のパーフルオロアルキル基若しくは1価のパーフルオロオキシアルキル基を有するか、又は2価のパーフルオロアルキレン基若しくは2価のパーフルオロオキシアルキレン基を有し、さらにケイ素原子に直結した水素原子(SiH基)を1個以上有し、かつ分子中にアルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基を有する含フッ素オルガノ水素シロキサン:(A)成分中のアルケニル基1モルに対して(C)成分中のSiH基が0.01〜2モルとなる量、
(D)白金族金属系触媒:(A)成分に対して白金族金属原子の質量換算で0.1〜2,000ppmを含有する熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
さらに、(E)成分として、カルボン酸無水物を(A)成分100質量部に対して0.010〜10.0質量部含有する[1]に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
前記(A)成分の直鎖状ポリフルオロ化合物のアルケニル基含有量が、0.005〜0.3mol/100gである[1]又は[2]に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
前記(A)成分が有するパーフルオロポリエーテル構造が、下記一般式(1)
−(CaF2aO)b− (1)
(式(1)中、aは1〜6の整数であり、bは1〜300の整数である。)
で表わされる構造を含む[1]〜[3]のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
前記(A)成分が、下記一般式(2)
及び/又は下記一般式(3)
の直鎖状ポリフルオロ化合物である[1]〜[4]のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
前記(C)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンが有する非共有電子対を有するヘテロ原子が、窒素、酸素及び硫黄の中から選ばれる[1]〜[5]のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
前記(C)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンが有する、アルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基が、下記式(4)
で表される基である[1]〜[6]のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
[1]〜[7]のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物の硬化物を有する電気・電子部品。
車載用である[8]に記載の電気・電子部品。
(A)成分は、1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、さらに主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造を有する直鎖状ポリフルオロ化合物である。
−CaF2aO− (0)
(式(0)中、aは1〜6の整数である。)
で表される繰り返し単位を多数含むものであり、例えば下記一般式(1)で表されるもの等が挙げられる。
−(CaF2aO)b− (1)
(式(1)中、aは1〜6の整数であり、bは1〜300の整数、好ましくは1〜200の整数である。)
−CF2O−
−CF2CF2O−
−CF2CF2CF2O−
−CF(CF3)CF2O−
−CF2CF2CF2CF2O−
−CF2CF2CF2CF2CF2CF2O−
−C(CF3)2O−
−CF2O−
−CF2CF2O−
−CF2CF2CF2O−
−CF(CF3)CF2O−
(B)成分は、1分子中に、1価のパーフルオロアルキル基若しくは1価のパーフルオロオキシアルキル基を有するか、又は2価のパーフルオロアルキレン基若しくは2価のパーフルオロオキシアルキレン基を有し、さらにケイ素原子に直結した水素原子(ヒドロシリル基(SiH基))を2個以上有し、かつ分子中にアルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基を有さない含フッ素オルガノ水素シロキサンである。含フッ素オルガノ水素シロキサンは、好ましくは1分子中に上記の1価又は2価の含フッ素有機基(1価のパーフルオロアルキル基、1価のパーフルオロオキシアルキル基、2価のパーフルオロアルキレン基又は2価のパーフルオロオキシアルキレン基)を1個以上及びケイ素原子に直結した水素原子を2個以上有し、かつアルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基や環状無水カルボン酸残基等のSiH基以外のその他の官能性基を有さないものであり、上記(A)成分の架橋剤として機能するものである。なお、(B)成分は、分子中に少なくともアルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基及び環状無水カルボン酸残基を含まないものである点において、後述する(C)成分及び(E)成分のいずれとも明確に区別されるものである。
但し、ここで「その他の官能性基」とは、パーフルオロアルキル基、パーフルオロオキシアルキル基、パーフルオロアルキレン基又はパーフルオロオキシアルキレン基とシロキサンを構成するケイ素原子とを連結する2価の連結基中に含有してもよいエーテル結合酸素原子、アミド結合、カルボニル結合、エステル結合などの2価の極性基(極性構造)等は除くものとする。
ChF2h+1− (5)
(式(5)中、hは1〜10の整数、好ましくは3〜7の整数である。)
−CjF2j− (7)
(式(7)中、jは1〜20の整数、好ましくは2〜10の整数である。)
−CF2O−(CF2CF2O)m(CF2O)n−CF2− (9)
(式(9)中、m及びnはそれぞれ1〜50の整数、好ましくは1〜30の整数であり、m+nの平均値は2〜100、好ましくは2〜80である。各繰り返し単位同士はランダムに結合されていてよい。)
−CH2CH2−、
−CH2CH2CH2−、
−CH2CH2CH2OCH2−、
−CH2CH2CH2−NH−CO−、
−CH2CH2CH2−N(Ph)−CO−、
−CH2CH2CH2−N(CH3)−CO−、
−CH2CH2CH2−N(CH2CH3)−CO−、
−CH2CH2CH2−N(CH(CH3)2)−CO−、
−CH2CH2CH2−O−CO−、
−CH2CH2−Si(CH3)2−Ph’−N(CH3)−CO−、
−CH2CH2CH2−Si(CH3)2−Ph’−N(CH3)−CO−
(但し、Phはフェニル基、Ph’はフェニレン基である。)
等の炭素数2〜13のものが挙げられる。
また、(B)成分は、1分子中にSiH基を2個以上有するものであり、SiH基含有量は、0.0001〜0.02モル/gが好ましく、さらに好ましくは0.0002〜0.01モル/gである。
上記(B)成分の配合量は、上記(A)成分中のアルケニル基1モルに対して、(B)成分中のケイ素原子に直結した水素原子(SiH基)が0.2〜3モルとなる量であり、好ましくは0.3〜2モルとなる量(モル比)である。SiH基が0.2モルより少ないと、硬化後に得られる硬化物の強度が不十分になり、一方3モルより多いと、保存安定性が損なわれたり、硬化後に得られる硬化物の耐熱性が低下したりする。
(C)成分は、1分子中に、1価のパーフルオロアルキル基若しくは1価のパーフルオロオキシアルキル基を有するか、又は2価のパーフルオロアルキレン基若しくは2価のパーフルオロオキシアルキレン基を有し、さらにケイ素原子に直結した水素原子(SiH基)を1個以上有し、かつ分子中にアルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基を有する含フッ素オルガノ水素シロキサンであり、本発明の組成物を硬化して得られる硬化物に自己接着性を与える接着付与剤としての機能を有する。なお、(C)成分は、分子中に環状無水カルボン酸残基を含まないものである点において、後述する(E)成分とは明確に区別されるものである。
−CH2CH2−、
−CH2CH2CH2−、
−CH2CH2CH2OCH2−、
−CH2CH2CH2−NH−CO−、
−CH2CH2CH2−N(Ph)−CO−、
−CH2CH2CH2−N(CH3)−CO−、
−CH2CH2CH2−N(CH2CH3)−CO−、
−CH2CH2CH2−N(CH(CH3)2)−CO−、
−CH2CH2CH2−O−CO−、
−CH2CH2CH2−Si(CH3)2−O−Si(CH3)2−CH2CH2CH2−、
−CH2OCH2CH2CH2−Si(CH3)2−O−Si(CH3)2−CH2CH2−、
−CO−N(CH3)−Ph’−Si(CH3)2−CH2CH2−、
−CO−N(CH3)−Ph’−Si(CH3)2−CH2CH2−Si(CH3)2−O−Si(CH3)2−CH2CH2−、
−CO−NH−Ph’−[Si(CH3)2−CH2CH2]3−CH2−、
−CO−N(CH3)−Ph’−[Si(CH3)2−CH2CH2]3−
(但し、Phはフェニル基、Ph’はフェニレン基である。)
等の炭素数2〜20のものが挙げられる。
また、(C)成分は、1分子中にSiH基を1個以上有するものであり、SiH基含有量は、0.0001〜0.02モル/gが好ましく、さらに好ましくは0.0002〜0.01モル/gである。
で表される基が好ましい。
(D)成分である白金族金属系触媒は、ヒドロシリル化反応触媒である。ヒドロシリル化反応触媒は、組成物中に含有されるアルケニル基、特には(A)成分中のアルケニル基と、組成物中に含有されるSiH基、特には(B)成分及び(C)成分中のSiH基との付加反応を促進する触媒である。このヒドロシリル化反応触媒は、一般に貴金属又はその化合物であり、高価格であることから、比較的入手し易い白金又は白金化合物がよく用いられる。
本発明の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物は、任意成分として下記(E)成分を含有するものであることが好ましい。
本発明の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物には、その実用性を高めるために、上記の(A)〜(E)成分以外にも、任意成分として、ヒドロシリル化付加反応制御剤((F)成分)、無機質充填剤((G)成分)、可塑剤、粘度調節剤、可撓性付与剤等の各種配合剤を必要に応じて添加することができる。これら添加剤の配合量は、本発明の目的を損なわない範囲で任意である。
(式(24)中、Z’はCx'''F2x'''+1−(x’’’は1〜3の整数)で表される基であり、w’’’は1〜500の整数であり、好ましくは2〜300の整数である。)
A’’−{(OCF(CF3)CF2)y'''−(OCF2CF2)z'''−(OCF2)a''''}−O−A’’ (25)
(式(25)中、A’’は上記Z’と同じであり、y’’’及びz’’’はそれぞれ0〜300の整数であり、好ましくは0〜150の整数である。但し、y’’’とz’’’が共に0の場合は除く。また、a’’’’は1〜300の整数であり、好ましくは1〜150の整数である。各繰り返し単位同士はランダムに結合されていてよい。)
Rf−(D’’)b''''−CH=CH2 (26)
[式(26)中、
Rfは下記一般式(27)
F−[CF(CF3)CF2O]c''''−Cd''''F2d''''− (27)
(式(27)中、c’’’’は1〜200の整数、好ましくは1〜150の整数であり、d’’’’は1〜3の整数である。)
で示される基であり、
D’’は−CH2−、−OCH2−、−CH2OCH2−又は−CO−NR20−E’’−〔なお、これら各基は、左端がRfに、右端が炭素原子に結合される。また、R20は水素原子、メチル基、フェニル基又はアリル基であり、E’’は−CH2−、下記構造式(28)で示される基又は下記構造式(29)で示される基である。
b’’’’は0又は1である。]
F−(CF2CF2CF2O)e''''−CF2CF3
(e’’’’は1〜200の整数である。)
CF3−{(OCF(CF3)CF2)f''''−(OCF2)g''''}−O−CF3
(f’’’’は1〜200の整数、g’’’’は1〜200の整数である。各繰り返し単位同士はランダムに結合されていてよい。)
CF3−{(OCF2CF2)h''''−(OCF2)i''''}−O−CF3
(h’’’’は1〜200の整数、i’’’’は1〜200の整数である。各繰り返し単位同士はランダムに結合されていてよい。)
下記実施例、比較例及び参考例に用いられる(A)〜(G)成分を下記に示す。なお、下記の例において、Meはメチル基を示す。
(A−1):下記式(30)で示される直鎖状ポリフルオロ化合物(粘度10,900mPa・s、ビニル基含有量0.0120モル/100g)
(A−2):下記式(31)で示される直鎖状ポリフルオロ化合物(粘度11,000mPa・s、ビニル基含有量0.0122mol/100g)
(B−1):下記式(32)で示される含フッ素オルガノ水素シロキサン(SiH基含有量0.00523モル/g)
(C−1):下記式(34)で示される含フッ素オルガノ水素シロキサン(SiH基含有量0.00276モル/g)
(D−1):白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液(白金濃度0.5質量%)
(F−1):1−エチニル−1−ヒドロキシシクロヘキサンの50重量%トルエン溶液
(G−1):ヒュームドシリカ;Aerosil R972(Aerosil社製商品名)
まず(A)成分及び(G)成分を、表1に示す所定の量にて、プラネタリーミキサーを用いて室温で30分間混練し、さらに−98.0kPaGの減圧下、150℃で1時間混練した。次に、混練物を室温まで冷却後、(D)成分を表1に示す所定の量加えて、室温で10分間混練した。次に、(F)成分を表1に示す所定の量加えて、室温で10分間混練した。最後に、(B)、(C)及び(E)成分を表1に示す所定の量加えて、室温で10分間混練し、組成物を得た。
(A)〜(G)成分を、表2に示す所定の量とした以外は、実施例と同様にして組成物を得た。
(A)〜(G)成分を、表3に示す所定の量とした以外は、実施例と同様にして組成物を得た。
実施例1〜14、比較例1〜6及び参考例1〜6の組成物について、JIS K7117−1に準じて23℃にて測定した。実施例1〜14の結果を表1に、比較例1〜6の結果を表2に、参考例1〜6の結果を表3に示す。
実施例1〜14及び比較例1〜6
各種基材(アルミニウム、アルミナセラミックス及びPBT(ポリブチレンテレフタレート))の100mm×25mmのテストパネル2枚を、それぞれの端部が10mmずつ重複するように、厚さ1mmの実施例1〜14及び比較例1〜6の組成物の層を挟んで重ね合わせ、150℃で20分加熱することにより該組成物を硬化させ、各組成物の硬化物の試験片を作製した。次いで、この試験片について、JIS K6850に準じて引張せん断接着強さ試験(引張速度50mm/分)を行い、引張せん断接着強さ(MPa)及び凝集破壊率(面積%)を評価した。実施例1〜14の結果を表1に、比較例1〜6の結果を表2に示す。
Claims (9)
- (A)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造を有する直鎖状ポリフルオロ化合物:100質量部、
(B)1分子中に、1価のパーフルオロアルキル基若しくは1価のパーフルオロオキシアルキル基を有するか、又は2価のパーフルオロアルキレン基若しくは2価のパーフルオロオキシアルキレン基を有し、さらにケイ素原子に直結した水素原子(SiH基)を2個以上有し、かつ分子中にアルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基を有さない含フッ素オルガノ水素シロキサン:(A)成分中のアルケニル基1モルに対して(B)成分中のSiH基が0.2〜3モルとなる量、
(C)1分子中に、1価のパーフルオロアルキル基若しくは1価のパーフルオロオキシアルキル基を有するか、又は2価のパーフルオロアルキレン基若しくは2価のパーフルオロオキシアルキレン基を有し、さらにケイ素原子に直結した水素原子(SiH基)を1個以上有し、かつ分子中にアルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基を有する含フッ素オルガノ水素シロキサン:(A)成分中のアルケニル基1モルに対して(C)成分中のSiH基が0.01〜2モルとなる量、
(D)白金族金属系触媒:(A)成分に対して白金族金属原子の質量換算で0.1〜2,000ppmを含有する熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。 - さらに、(E)成分として、カルボン酸無水物を(A)成分100質量部に対して0.010〜10.0質量部含有する請求項1に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
- 前記(A)成分の直鎖状ポリフルオロ化合物のアルケニル基含有量が、0.005〜0.3mol/100gである請求項1又は2に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
- 前記(A)成分が有するパーフルオロポリエーテル構造が、下記一般式(1)
−(CaF2aO)b− (1)
(式(1)中、aは1〜6の整数であり、bは1〜300の整数である。)
で表わされる構造を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。 - 前記(A)成分が、下記一般式(2)
及び/又は下記一般式(3)
の直鎖状ポリフルオロ化合物である請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。 - 前記(C)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンが有する非共有電子対を有するヘテロ原子が、窒素、酸素及び硫黄の中から選ばれる請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。
- 前記(C)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンが有する、アルコキシシリルメチレン基が結合した非共有電子対を有するヘテロ原子含有基が、下記式(4)
で表される基である請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物の硬化物を有する電気・電子部品。
- 車載用である請求項8に記載の電気・電子部品。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017237429A JP6801638B2 (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び電気・電子部品 |
CN201811502456.2A CN109971368B (zh) | 2017-12-12 | 2018-12-10 | 热固性氟聚醚型粘接剂组合物和电气部件/电子部件 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017237429A JP6801638B2 (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び電気・電子部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019104806A JP2019104806A (ja) | 2019-06-27 |
JP6801638B2 true JP6801638B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=67062365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017237429A Active JP6801638B2 (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び電気・電子部品 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6801638B2 (ja) |
CN (1) | CN109971368B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220049561A (ko) * | 2019-08-21 | 2022-04-21 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 경화성 플루오로폴리에테르계 접착제 조성물 및 광학 부품 |
KR20220155303A (ko) * | 2020-03-17 | 2022-11-22 | 주식회사 발카 | 페이스트 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3562578B2 (ja) * | 2000-10-04 | 2004-09-08 | 信越化学工業株式会社 | 硬化性組成物 |
JP2005002142A (ja) * | 2003-06-09 | 2005-01-06 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 接着剤組成物及びその製造方法 |
JP2005082700A (ja) * | 2003-09-09 | 2005-03-31 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱硬化型フッ素系エラストマー用プライマー組成物及び接着方法 |
JP2007126496A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 接着剤組成物 |
GB0707176D0 (en) * | 2007-04-16 | 2007-05-23 | Dow Corning | Hydrosilylation curable compositions |
JP5246190B2 (ja) * | 2010-03-24 | 2013-07-24 | 信越化学工業株式会社 | 含フッ素硬化性組成物及びゴム物品 |
JP5459033B2 (ja) * | 2010-04-14 | 2014-04-02 | 信越化学工業株式会社 | 接着剤組成物 |
JP6515860B2 (ja) * | 2016-04-13 | 2019-05-22 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性含フッ素接着剤組成物及び電気・電子部品 |
-
2017
- 2017-12-12 JP JP2017237429A patent/JP6801638B2/ja active Active
-
2018
- 2018-12-10 CN CN201811502456.2A patent/CN109971368B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019104806A (ja) | 2019-06-27 |
CN109971368B (zh) | 2022-03-01 |
CN109971368A (zh) | 2019-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4573054B2 (ja) | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び接着方法 | |
JP5549554B2 (ja) | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及びその接着方法 | |
JP5811985B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
KR102264482B1 (ko) | 열전도성 함불소 접착제 조성물 및 전기·전자 부품 | |
JP6753382B2 (ja) | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び電気・電子部品 | |
JP2007126496A (ja) | 接着剤組成物 | |
JP3562578B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP2011219692A (ja) | 接着剤組成物 | |
JP2001220509A (ja) | 硬化性組成物 | |
JP6801638B2 (ja) | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び電気・電子部品 | |
JP4269127B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP4985911B2 (ja) | 導電性フルオロポリエーテル系ゴム組成物 | |
JP2004143322A (ja) | 硬化性組成物 | |
JP5387517B2 (ja) | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及びその接着方法 | |
JP2004331903A (ja) | パーフルオロアルキルエーテル系接着剤組成物の製造方法 | |
JP5578131B2 (ja) | 熱硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及びその接着方法 | |
CN109111889B (zh) | 热固性氟聚醚型粘接剂组合物以及电气部件/电子部件 | |
CN114269874B (zh) | 固化性氟聚醚系粘接剂组合物和光学部件 | |
JP7444234B2 (ja) | 硬化性フルオロポリエーテル系接着剤組成物及び光学部品 | |
JP7021617B2 (ja) | 熱硬化性フルオロポリエーテル系組成物の硬化物からなる封止層を有するウェアラブルセンサーデバイス用半導体装置 | |
TW202328281A (zh) | 氟聚醚系硬化性組成物及硬化物,以及電氣、電子零件 | |
JP2007297566A (ja) | 導電性フッ素樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191122 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20191220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6801638 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |