JP6799871B1 - 魚釣り用リール - Google Patents

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【課題】手動式リールとしても電動式リールとしても好適に使用できる魚釣り用リールを実現する。【解決手段】スプール10の軸心に回転可能に挿通されている主軸30と、主軸30に連結されてリール本体部20に回転可能に支持されているローター40と、ローター40と一体に設けられているベイルアーム41と、主軸30の一端側に設けられているネジ歯車50と、ネジ歯車50と歯合する冠歯車60と、リール本体部20に回転可能に軸支されて一端部71が外部に露出している駆動軸70と、駆動軸70の一端部71に着脱可能なモーター動力部80と、ハンドル軸91を介してリール本体部20に回転可能に軸支されているハンドル90と、ハンドル90が回転された駆動力を冠歯車60に伝達する第1の回転伝達機構1と、駆動軸70を介して入力されたモーター動力部80の駆動力を冠歯車60に伝達する第2の回転伝達機構2と、を備える魚釣り用リール100。【選択図】図1

Description

本発明は、手動式リールとしても電動式リールとしても使用可能な魚釣り用リールに関する。
従来、魚釣り用リールとして、糸の巻き取りが手動式のリールと電動式のリールがそれぞれ市販されており、ユーザーは狙う魚の釣り方(仕掛け)や、狙う魚のいる深度などに応じて、それらを適宜使い分けている。
例えば、手動式リールは、リール本体に回転可能に備えられているスプール(糸巻き)と、リール本体に回転可能に装着されているハンドルと、そのハンドルを回転させた駆動力をスプールに伝達するハンドル回転伝達機構などを備えている。
また、電動式リールは上記手動式リールの構成に加え、リール本体に配設されているモーターと、そのモーターの駆動力をスプールに伝達するモーター回転伝達機構などを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
また、手動式リールにモーターを接続して、電動式リールとしても使用可能にする技術(例えば、特許文献2参照。)や、手動式リールに電動ドライバーを取り付けて、電動式リールとしても使用可能にする技術(例えば、特許文献3参照。)が知られている。
特開2016−86657号公報 特開平3−187330号公報 特開2012−79号公報
ところで、特許文献1のようにモーターが内蔵されている電動式リールは重く、サイズが大型化してしまいがちであった。
また、特許文献2の魚釣り用リールの場合、モーターを接続するためにハンドルを取り外さなければならず、手動式と電動式の切り替えが煩雑であった。
また、特許文献3の魚釣り用リールの場合、リールに対して垂直に取り付けられた電動ドライバーを操作しつつ、そのリールが装着されている釣り竿を使いこなすことは困難であり、実用的ではなかった。
そこで、本発明者らは鋭意検討し、リール自体のサイズが大型化することなく、手動式でも電動式でも釣り糸の巻き取りが可能な魚釣り用リールを開発するに至った。
本発明の目的は、手動式リールとしても電動式リールとしても好適に使用できる魚釣り用リールを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は
スプールが取り付けられているリール本体部と、
前記スプールの軸心に設けられている中空部に回転可能に挿通されている主軸と、
前記主軸に連結されて、前記リール本体部に回転可能に支持されているローターと、
前記スプールの周囲を回るように前記ローターに設けられているベイルアームと、
前記主軸の一端側に設けられているネジ歯車と、
前記ネジ歯車と歯合する冠歯車と、
前記主軸と交差する向きで前記リール本体部に回転可能に挿通されており、一端部が前記リール本体部から外部に露出している駆動軸と、
前記駆動軸の一端部に着脱可能とされ、前記リール本体部の外部に配置されるモーター動力部と、
前記駆動軸と軸心が一致するハンドル軸を介して前記リール本体部に回転可能に軸支されているハンドルと、
前記ハンドルが回転された駆動力を前記冠歯車に伝達する第1の回転伝達機構と、
前記駆動軸を介して入力された前記モーター動力部の駆動力を前記冠歯車に伝達する第2の回転伝達機構と、
を備えた魚釣り用リールであって、
前記第1の回転伝達機構と前記第2の回転伝達機構はそれぞれ遊星歯車機構であり、その遊星歯車機構の内歯車の側面に前記冠歯車が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の魚釣り用リールにおいて、
前記内歯車は、前記第1の回転伝達機構と前記第2の回転伝達機構に共有されている部材であることを特徴とする。
本発明によれば、手動式リールとしても電動式リールとしても好適に使用できる魚釣り用リールが得られる。
本実施形態の魚釣り用リールを示す断面図であり、手動式リールの態様(a)と、電動式リールの態様(b)を示している。 魚釣り用リールの変形例を示す断面図であり、手動式リールの態様(a)と、電動式リールの態様(b)を示している。 魚釣り用リールの変形例を示す断面図であり、手動式リールの態様(a)と、電動式リールの態様(b)を示している。
以下、図面を参照して、本発明に係る魚釣り用リールの実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(実施形態1)
本実施形態の魚釣り用リール100は、例えば、図1(a)(b)に示すように、スプール10が取り付けられているリール本体部20と、スプール10の軸心に設けられている中空部10aに回転可能に挿通されている主軸30と、主軸30に連結されてリール本体部20に回転可能に支持されているローター40と、スプール10の周囲を回るようにローター40に設けられているベイルアーム41と、主軸30の一端側に設けられているネジ歯車50と、ネジ歯車50と歯合する冠歯車60と、主軸30と交差する向きでリール本体部20に回転可能に挿通されており、一端部71がリール本体部20から外部に露出している駆動軸70と、駆動軸70の一端部71に着脱可能とされ、リール本体部20の外部に配置されるモーター動力部80と、駆動軸70と軸心が一致するハンドル軸91を介してリール本体部20に回転可能に軸支されているハンドル90と、ハンドル90が回転された駆動力を冠歯車60に伝達する第1の回転伝達機構1と、駆動軸70を介して入力されたモーター動力部80の駆動力を冠歯車60に伝達する第2の回転伝達機構2等を備えている。
この魚釣り用リール100は、所謂スピニングリールである。
スプール10には、釣り糸(ライン)が結ばれており、スプール10の周囲を回るベイルアーム41によって、その釣り糸(図示省略)がスプール10に巻回されるようになっている。
リール本体部20は、例えばベアリングを介して、主軸30を回転可能に軸支している。
また、リール本体部20は、主軸30と直交する向きの駆動軸70を回転可能に軸支しているとともに、その駆動軸70と軸心が一致するハンドル軸91を回転可能に軸支している。つまり、リール本体部20には駆動軸70とハンドル軸91が一直線上に連なるように配されている。
主軸30にはローター40が連結されており、主軸30を中心に回転するローター40と一体のベイルアーム41がスプール10の周囲を回るようになっている。
また、主軸30の他端部にはドラグノブ30aが取り付けられている。
主軸30の一端部にはネジ歯車50(ウォーム)が設けられており、そのネジ歯車50にはハンドル90やモーター動力部80によって回転される冠歯車60(フェースギア)が歯合している。
この冠歯車60の回転がネジ歯車50に伝わって、主軸30が回転するようになっている。
ハンドル90は、リール本体部20に装着されている。
具体的には、ハンドル90は、リール本体部20に軸支されているハンドル軸91の一端部に取り付けられており、ハンドル軸91の他端部に第1の回転伝達機構1が配設されている。
このハンドル90を回した回転力は、ハンドル軸91を介して第1の回転伝達機構1に伝わる。
そして、ハンドル軸91の他端部に配設されている第1の回転伝達機構1は、ネジ歯車50に歯合している冠歯車60にハンドル90が回転された駆動力を伝達するように構成されている。
モーター動力部80は、例えば、モーター81と、そのモーター81に繋がれているフレキシブルシャフト82とコントローラー83、図示しない電源等を備えている。
フレキシブルシャフト82は、モーター81の回転動力を離れた位置に伝達する周知の長尺な部材であり、可撓性を有している。このフレキシブルシャフト82の端部82aが、駆動軸70の一端部71に接続可能に構成されている。
その駆動軸70の他端部に第2の回転伝達機構2が配設されている。
コントローラー83は、モーター81のオン/オフの切り替えなどを行う操作スイッチを備えている。
このモーター動力部80のモーター81の回転動力は、フレキシブルシャフト82と駆動軸70を介して第2の回転伝達機構2に伝わる。
そして、駆動軸70の他端部に配設されている第2の回転伝達機構2は、ネジ歯車50に歯合している冠歯車60にモーター81の回転動力を伝達するように構成されている。
なお、フレキシブルシャフト82の長さやコントローラー83のケーブルの長さは任意であり、ユーザーがモーター81やコントローラー83を設置する箇所に応じた長さのものを用いればよい。
また、ここではケーブルを介してモーター81に繋がれた有線タイプのコントローラー83を図示したが、もちろん無線通信タイプのコントローラー83でもよい。
第1の回転伝達機構1は、遊星歯車機構であり、ハンドル軸91の他端部に固定されている太陽歯車11と、複数の遊星歯車12と、遊星キャリア13等を備えて構成されている。
この第1の回転伝達機構1(遊星歯車12)は内歯車3に歯合されている。この内歯車3は、第1の回転伝達機構1(遊星歯車機構)の要素の1つである。なお、内歯車3は、第2の回転伝達機構2と共有している。
ここでの第1の回転伝達機構1は、スター型の遊星歯車機構である。
また、太陽歯車11とハンドル軸91の間には、一方向ベアリングなどのワンウェイクラッチ(図示省略)が配設されている。このワンウェイクラッチによってハンドル90による一方向の回転力を内歯車3に伝達できるとともに、逆方向の回転力を遮断することができる。
第2の回転伝達機構2は、遊星歯車機構であり、駆動軸70の他端部に固定されている太陽歯車21と、複数の遊星歯車22と、遊星キャリア23等を備えて構成されている。
この第2の回転伝達機構2(遊星歯車22)は内歯車3に歯合されている。この内歯車3は、第2の回転伝達機構2(遊星歯車機構)の要素の1つである。なお、内歯車3は、第1の回転伝達機構1と共有している。
ここでの第2の回転伝達機構2は、スター型の遊星歯車機構である。
また、太陽歯車21と駆動軸70の間には、一方向ベアリングなどのワンウェイクラッチ(図示省略)が配設されている。このワンウェイクラッチによってモーター動力部80による一方向の回転力を内歯車3に伝達できるとともに、逆方向の回転力を遮断することができる。
内歯車3は、前述したように、第1の回転伝達機構1と第2の回転伝達機構2に共有される部材であり、遊星歯車機構の要素の1つである。
この内歯車3の側面に冠歯車60が設けられており、その冠歯車60がネジ歯車50に歯合している。
なお、内歯車3は、図示しない支持体によって、リール本体部20内に回転可能に支持されている。
このような構成の魚釣り用リール100を手動式リールとして使用する場合は、図1(a)に示すように、モーター動力部80を駆動軸70から取り外す。
そして、魚釣り用リール100のハンドル90を所定の方向に回転させると、その回転力がハンドル軸91、第1の回転伝達機構1(内歯車3)、冠歯車60へと順に伝わって、冠歯車60の回転がネジ歯車50に伝わるので、そのネジ歯車50が設けられている主軸30を回転させて、ローター40(ベイルアーム41)を回転させることができる。
このようにして魚釣り用リール100のハンドル90を回転させた駆動力が主軸30に伝達され、ローター40(ベイルアーム41)を回転させることができるので、スプール10に釣り糸を巻き取ることができる。
また、この魚釣り用リール100を電動式リールとして使用する場合は、図1(b)に示すように、モーター動力部80を駆動軸70に接続する。
そして、コントローラー83を操作してモーター動力部80のモーター81を作動させると、そのモーター81の回転力がフレキシブルシャフト82、駆動軸70、第2の回転伝達機構2(内歯車3)、冠歯車60へと順に伝わって、冠歯車60の回転がネジ歯車50に伝わるので、そのネジ歯車50が設けられている主軸30を回転させて、ローター40(ベイルアーム41)を回転させることができる。
このようにして魚釣り用リール100のモーター動力部80(モーター81)を作動させた駆動力が主軸30に伝達され、ローター40(ベイルアーム41)を回転させることができるので、スプール10に釣り糸を巻き取ることができる。
なお、魚釣り用リール100を電動式リールとして使用する際、モーター81を設置する箇所は任意であり、そのモーター81はユーザーのウエストバック内に収容しておいても、ユーザーの足元に置いておいてもよい。
また、コントローラー83の設置箇所も任意であり、ユーザーが操作し易い箇所であれば、リール本体部20の外面に取り付けておいても、ユーザーの足元に置いておいてもよい。
このように、本実施形態の魚釣り用リール100は、手動式リールとしても電動式リールとしても好適に使用できる。
特に、モーター81(モーター動力部80)をリール本体部20の外側に配置させるようにしたことで、魚釣り用リール100のリール自体を軽量化することができ、リールの操作性を向上させることができる。
また、従来の電動式リールのように、リール本体にモーターが内蔵されている場合、モーターの発熱が内部にこもって焼き付きを起こしてしまうことがあったが、本実施形態の魚釣り用リール100のような外付けのモーター81(モーター動力部80)であれば放熱し易いので、焼き付きのような不具合の発生を低減することができる。
また、従来の電動式リールのように、リール本体にモーターが内蔵されている場合、モーターの大きさはリール本体のサイズに応じて制限されてしてしまうことがあるが、本実施形態の魚釣り用リール100のような外付けのモーター81であれば、リール本体部20の大きさによって制限されないので、任意のモーター81を使用し易くなる。例えば、任意の大きさのモーター81や任意の性能のモーター81を使用することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図2(a)(b)に示すように、第1の回転伝達機構1が、ソーラー型の遊星歯車機構であってもよい。
ソーラー型の遊星歯車機構である第1の回転伝達機構1は、ハンドル軸91の他端部に固定されている遊星キャリア13と、遊星キャリア13に支持されている複数の遊星歯車12と、太陽歯車11等を備えて構成されている。この太陽歯車11は、第2の回転伝達機構10の遊星キャリア23から延在する軸に取り付けられている。
このように、この魚釣り用リール100では、第1の回転伝達機構1と第2の回転伝達機構2が連結されている。
このような構成を有する魚釣り用リール100も、手動式リールとしても電動式リールとしても好適に使用できる。
(実施形態2)
次に、本発明に係る魚釣り用リールの実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同一部分には同符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
実施形態2の魚釣り用リール100は、例えば、図3(a)(b)に示すように、スプール10が取り付けられているリール本体部20と、スプール10の軸心に設けられている中空部10aに回転可能に挿通されている主軸30と、主軸30に連結されてリール本体部20に回転可能に支持されているローター40と、スプール10の周囲を回るようにローター40に設けられているベイルアーム41と、主軸30の一端側に設けられているネジ歯車50と、ネジ歯車50と歯合する第1冠歯車61および第2冠歯車62と、主軸30と交差する向きでリール本体部20に回転可能に挿通されており、一端部71がリール本体部20から外部に露出している駆動軸70と、駆動軸70の一端部71に着脱可能とされ、リール本体部20の外部に配置されるモーター動力部80と、主軸30と交差する向きでリール本体部20に回転可能に挿通されているハンドル軸91を介してリール本体部20に回転可能に軸支されているハンドル90と、ハンドル90が回転された駆動力を第1冠歯車61に伝達する第1の回転伝達機構1と、駆動軸70を介して入力されたモーター動力部80の駆動力を第2冠歯車62に伝達する第2の回転伝達機構2等を備えている。
なお、ここでの駆動軸70とハンドル軸91は主軸30と直交している。また、駆動軸70とハンドル軸91の軸心は一致していることが好ましい。
第1の回転伝達機構1は、遊星歯車機構であり、ハンドル軸91の他端部に固定されている太陽歯車11と、複数の遊星歯車12と、遊星キャリア13等を備えて構成されている。
この第1の回転伝達機構1(遊星歯車12)は内歯車31に歯合されている。この内歯車31は、第1の回転伝達機構1(遊星歯車機構)の要素の1つである。なお、内歯車31は、図示しない支持体によって、リール本体部20内に回転可能に支持されている。
その内歯車31の側面に第1冠歯車61が設けられており、その冠歯車61がネジ歯車50に歯合している。
ここでの第1の回転伝達機構1は、スター型の遊星歯車機構である。
また、太陽歯車11とハンドル軸91の間には、一方向ベアリングなどのワンウェイクラッチ(図示省略)が配設されている。このワンウェイクラッチによってハンドル90による一方向の回転力を内歯車31に伝達できるとともに、逆方向の回転力を遮断することができる。
第2の回転伝達機構2は、遊星歯車機構であり、駆動軸70の他端部に固定されている太陽歯車21と、複数の遊星歯車22と、遊星キャリア23等を備えて構成されている。
この第2の回転伝達機構2(遊星歯車22)は内歯車32に歯合されている。この内歯車32は、第2の回転伝達機構2(遊星歯車機構)の要素の1つである。なお、内歯車32は、図示しない支持体によって、リール本体部20内に回転可能に支持されている。
その内歯車32の側面に第2冠歯車62が設けられており、その冠歯車62がネジ歯車50に歯合している。
ここでの第2の回転伝達機構2は、スター型の遊星歯車機構である。
また、太陽歯車21と駆動軸70の間には、一方向ベアリングなどのワンウェイクラッチ(図示省略)が配設されている。このワンウェイクラッチによってモーター動力部80による一方向の回転力を内歯車32に伝達できるとともに、逆方向の回転力を遮断することができる。
実施形態2の魚釣り用リール100を手動式リールとして使用する場合は、図3(a)に示すように、モーター動力部80を駆動軸70から取り外す。
そして、魚釣り用リール100のハンドル90を所定の方向に回転させると、その回転力がハンドル軸91、第1の回転伝達機構1(内歯車31)、第1冠歯車61へと順に伝わって、第1冠歯車61の回転がネジ歯車50に伝わるので、そのネジ歯車50が設けられている主軸30を回転させて、ローター40(ベイルアーム41)を回転させることができる。
このようにして魚釣り用リール100のハンドル90を回転させた駆動力が主軸30に伝達され、ローター40(ベイルアーム41)を回転させることができるので、スプール10に釣り糸を巻き取ることができる。
また、実施形態2の魚釣り用リール100を電動式リールとして使用する場合は、図3(b)に示すように、モーター動力部80を駆動軸70に接続する。
そして、コントローラー83を操作してモーター動力部80のモーター81を作動させると、そのモーター81の回転力がフレキシブルシャフト82、駆動軸70、第2の回転伝達機構2(内歯車32)、第2冠歯車62へと順に伝わって、第2冠歯車62の回転がネジ歯車50に伝わるので、そのネジ歯車50が設けられている主軸30を回転させて、ローター40(ベイルアーム41)を回転させることができる。
このようにして魚釣り用リール100のモーター動力部80(モーター81)を作動させた駆動力が主軸30に伝達され、ローター40(ベイルアーム41)を回転させることができるので、スプール10に釣り糸を巻き取ることができる。
このように、実施形態2の魚釣り用リール100は、手動式リールとしても電動式リールとしても好適に使用できる。
なお、以上の実施の形態においては、魚釣り用リール100を手動式リールとして使用する場合と電動式リールとして使用する場合とについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、モーター動力部80を駆動軸70に接続した状態で魚釣り用リール100を手動式で使用する場合に、モーター81(モーター動力部80)の駆動力をユーザーがハンドル90を回す際の補助力として活用する電動アシスト機能付きの魚釣り用リールとして使用するようにしてもよい。
また、実施形態1においては、第1の回転伝達機構1と第2の回転伝達機構2がスター型の遊星歯車機構である場合と、第1の回転伝達機構2がソーラー型の遊星歯車機構で第2の回転伝達機構2がスター型の遊星歯車機構である場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各回転伝達機構(1,2)は他の遊星歯車機構であってもよい。例えば、第1の回転伝達機構1と第2の回転伝達機構2が一体の遊星歯車機構(換言すれば、第1の回転伝達機構1と第2の回転伝達機構2が一つの遊星歯車機構)であってもよい。
また、第1の回転伝達機構1と第2の回転伝達機構2は遊星歯車機構であることに限らず、他の歯車機構であってもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 第1の回転伝達機構
11 太陽歯車
12 遊星歯車
13 遊星キャリア
2 第2の回転伝達機構
21 太陽歯車
22 遊星歯車
23 遊星キャリア
3 内歯車
31、32 内歯車
10 スプール
10a 中空部
20 リール本体部
30 主軸
40 ローター
41 ベイルアーム
50 ネジ歯車
60 冠歯車
61 第1冠歯車
62 第2冠歯車
70 駆動軸
71 一端部
80 モーター動力部
81 モーター
82 フレキシブルシャフト
83 コントローラー
90 ハンドル
91 ハンドル軸
100 魚釣り用リール

Claims (2)

  1. スプールが取り付けられているリール本体部と、
    前記スプールの軸心に設けられている中空部に回転可能に挿通されている主軸と、
    前記主軸に連結されて、前記リール本体部に回転可能に支持されているローターと、
    前記スプールの周囲を回るように前記ローターに設けられているベイルアームと、
    前記主軸の一端側に設けられているネジ歯車と、
    前記ネジ歯車と歯合する冠歯車と、
    前記主軸と交差する向きで前記リール本体部に回転可能に挿通されており、一端部が前記リール本体部から外部に露出している駆動軸と、
    前記駆動軸の一端部に着脱可能とされ、前記リール本体部の外部に配置されるモーター動力部と、
    前記駆動軸と軸心が一致するハンドル軸を介して前記リール本体部に回転可能に軸支されているハンドルと、
    前記ハンドルが回転された駆動力を前記冠歯車に伝達する第1の回転伝達機構と、
    前記駆動軸を介して入力された前記モーター動力部の駆動力を前記冠歯車に伝達する第2の回転伝達機構と、
    を備えた魚釣り用リールであって、
    前記第1の回転伝達機構と前記第2の回転伝達機構はそれぞれ遊星歯車機構であり、その遊星歯車機構の内歯車の側面に前記冠歯車が設けられていることを特徴とする魚釣り用リール。
  2. 前記内歯車は、前記第1の回転伝達機構と前記第2の回転伝達機構に共有されている部材であることを特徴とする請求項に記載の魚釣り用リール。
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