JP6798201B2 - 画像および保護層形成方法および装置 - Google Patents
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Description
そして、熱転写シートが備える基材上の染料層および転写性保護層を、複数の発熱部を略平行に備えるサーマルヘッドの熱で、被転写体上に転写する熱転写方法において、サーマルヘッドと被転写体との位置関係を、主走査方向と略平行方向にずらすことにより、被転写体上に形成した画像および保護層表面の平滑性および光沢性を向上させることができるとの知見を得た。
複数の色材層と、転写性保護層とを面順次に備えた熱転写シートを、サーマルプリンタが備える複数の発熱部が略平行に延在して配列されたサーマルヘッドと、サーマルヘッドと対向して設けられたプラテンローラーと、の間に供給する工程と、
熱転写シートの色材層をサーマルヘッドの熱により転写して、被転写体上に画像を形成する工程と、
熱転写シートの転写性保護層を前記サーマルヘッドの熱により転写して、被転写体上に保護層を形成する工程と、
色材層を少なくとも1回転写した後、サーマルヘッドと被転写体との位置関係を、主走査方向と略平行方向にずらす工程と、を含むことを特徴とする。
0.4≦q/p≦0.6 (1)
まず、熱転写シートは、サーマルプリンタが備えるサーマルヘッドと、サーマルヘッドと対向して設けられたプラテンローラーと、の間に供給される。サーマルヘッドおよびプラテンローラーは、熱転写シート上の色材層および転写性保護層と、被転写体上の受容層とが重なるように圧接可能に配設されていることが好ましい。
熱転写シートは、供給ロールから送り出すことにより、サーマルヘッドとプラテンローラーとの間に供給することができる。本発明に係る方法に用いられる熱転写シートは、図1に表されるように、少なくとも基材10、色材層11および転写性保護層12を備える。この色材層11および転写性保護層12は、後記するように、被転写体に熱転写されるものである。
また、所望により、色材層11と基材10との間に、色材プライマー層13を備えていてもよい。
また、転写性保護層12は、剥離層14、プライマー層15および接着層16からなる多層構造であってもよい。
また、熱転写シート100は、所望により、色材層11、転写性保護層12が設けられる面とは反対の面に耐熱滑性層17を備えていてもよく、
また、転写性保護層12と基材10との間に、さらに離型層を備えていてもよい(図示せず)。耐熱滑性層17と基材10との間に、さらに、背面プライマー層を備えていてもよい(図示せず)。
熱転写シートを構成する各層について以下に説明する。
まず、染料およびバインダー樹脂に、必要に応じて離型剤などの添加剤を加え、トルエン、メチルエチルケトンなどの適当な有機溶剤、または水に溶解もしくは分散させることにより色材層用塗工液(溶解液または分散液)を調製する。次いで、これを、例えば、グラビア印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法、ロールコーター、バーコーターなどの形成手段により、基材の一方の面に塗工し、乾燥させることにより形成することができる。塗工量は、乾燥時で0.2g/m2以上、5.0g/m2以下であることが好ましい。また、色材層の厚さは、0.2μm以上、5μm以下であることが好ましい。
剥離層は、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などのビニル系樹脂といった熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系樹脂などといった熱硬化性樹脂、紫外線吸収性樹脂を含むことができる。
これらの中でも、(メタ)アクリル系樹脂、セルロース系樹脂が好ましく、より具体的には、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレート、およびセルロースアセテートプロピオネートが好ましい。剥離層がこのような樹脂を含むことにより、耐光性や耐久性を維持しつつ、転写後の平滑性および光沢性を向上させることができる。
なお、剥離層は、上記のような熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を1種または2種以上含んでいてもよい。
プライマー層が、上記した樹脂を含むことにより、剥離層と接着層との密着性を向上させることができる。また、プライマー層の耐熱性を向上させることができると共に、塗工時における剥離層と、接着層との混合を抑制することができ、面質を向上させることができる。
上記した樹脂の中でも、転写性保護層は、(メタ)アクリル系樹脂および紫外線吸収性樹脂の混合物を含むことが、保護層の耐擦傷性および耐光性という観点から好ましい。
また、所望により、離型剤やレベリング剤、消泡剤などの塗工性改善剤、傾向増白剤、紫外線吸収剤などの添加剤を含むことができる。
この場合、転写性保護層は、上記樹脂などを、適当な有機溶剤、水に溶解または分散させ、塗工液(溶解液または分散液)を調製し、これを、公知のコーティング方法により、基材の一方の面に塗工し、乾燥させることにより形成することができる。塗工量は、乾燥時で0.2g/m2以上、10g/m2以下であることが好ましい。
これらの中でも、ビニル系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂およびこれらのシリコーン変性物が好ましく、より具体的には、ポリビニルブチラール、ポリアミド、セルロースアセテートブチレートが好ましい。耐熱活性層がこのような樹脂を含むことにより、転写の安定性を向上させることができ、画像形成時および保護層形成時において、熱転写シートや形成された保護層にシワが生じてしまったり、印画カスが発生してしまったりすることを防止することができる。
離型層は、ワックス類、シリコーンワックス、リン酸エステル、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、フッ素樹脂、フッ素変性樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、アクリル樹脂、熱架橋性エポキシ−アミノ樹脂及び熱架橋性アルキッド−アミノ樹脂などを含むことができる。
被転写体もまた、供給ロールから送り出すことにより、サーマルヘッドとプラテンローラーとの間に供給することができる。本発明に係る方法に用いられる被転写体200は、一実施形態において、基材シート21および受容層22を備える(図2参照)。
また、合成樹脂に白色顔料や、充填剤を加えて成膜することにより得られる、内部に微細空隙(ミクロボイド)を有するフィルム(多孔質フィルム)も使用できる。
これらの中でも、ポリビニルアルコール系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂およびポリエステル系樹脂を含むことが好ましい。受容層がこのような樹脂を含むことにより、受容層上に形成される画像の濃度を向上させることができる。
なお、受容層は、これら樹脂材料を2種以上含んでいてもよい。
サーマルプリンタは、サーマルヘッドと、サーマルヘッドと対向して設けられたプラテンローラーとを備えており、これらの間に熱転写シートおよび被転写体が挟持される。さらに、本発明に用いられるサーマルプリンタは、後述する、サーマルヘッドと被転写体との位置関係を、主走査方向と略平行方向にずらす手段(以下、場合により、「ずらし手段」と表す。)を備える。熱転写シートおよび被転写体は、回転するプラテンローラーによりサーマルヘッドに押し付けられ、その回転に応じて搬送される。この際、熱転写シートの色材層と、被転写体とが相対している。
画像データに応じて、サーマルヘッドを発熱させ、熱転写シートが備える色材層中の色材を被転写体に転写させることにより、所望により受容層を備える被転写体上に画像を形成させることができる。なお、色材層の転写は、1回または2回以上行うことができる。転写を2回以上行うことにより、高精細なフルカラーの画像を形成することができる。
サーマルヘッドを発熱させ、熱転写シートが備える転写性保護層を、被転写体に形成された画像上に転写させることにより、画像上に保護層を形成させることができる。
本発明にかかる方法は、色材層を少なくとも1回転写した後、サーマルヘッドと被転写体との位置関係を、主走査方向と略平行方向にずらす(移動させる)工程(以下、場合により「ずらし工程」と表す。)を備える。本発明に係る方法が含むずらし工程により、従来は固定されていた被転写体上における加熱位置を、変更することができる。その結果、被転写体表面に伝達される熱エネルギー分布の均一性を向上させることができ、画像および保護層表面の平滑性および光沢性を向上させることができる。
一実施形態において、サーマルヘッドと被転写体との位置関係は、ずらし手段、例えば、ステッピングモーターを使用し、サーマルヘッドの位置をずらすことにより、変更することができる。また、例えば、画像形成後、サーマルヘッドの位置を、主走査方向と略平行方向に移動させるよう、ずらし手段を設定しておくことにより、本工程を実施することができる。
さらに、ステッピングモーター等を使用して被転写体の位置をずらしてもよく、サーマルヘッドおよび被転写体の位置を共にずらしてもよい。
なお、本発明において、「主走査方向と略平行方向」とは、図4に示すx方向のことを指し、垂直方向などは含まれない。なお、図4におけるyは、熱転写シート100および被転写体200の搬送方向(副走査方向)を表す。
0.4≦q/p≦0.6 (1)
一実施形態において、画像および保護層形成装置は、サーマルヘッドと被転写体との位置関係を、主走査方向と略平行方向にずらす手段と、を備える。また、一実施形態において、画像および保護層形成装置は、サーマルヘッドおよびこのサーマルヘッドと対向して設けられたプラテンローラーを備えてなり、さらにサーマルヘッドは、略平行に延在する(配列された)複数の発熱部を有し、(1)複数の色材層と、転写性保護層とを面順次に備えた熱転写シートを、サーマルヘッドとプラテンローラーとの間に供給する手段と、(2)熱転写シートの色材層をサーマルヘッドの熱により転写して、被転写体上に画像を形成する手段と、(3)熱転写シート上の転写性保護層をサーマルヘッドの熱により転写して、被転写体上に保護層を形成する手段と、(4)色材層を少なくとも1回転写した後、サーマルヘッドと被転写体との位置関係を、主走査方向と略平行方向にずらす手段とを備える。熱転写シートや被転写体などの好ましい態様については、上記した通りであるのでここでは省略する。
基材として厚さ4.5μmポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、この上に、下記組成の耐熱滑性層用塗工液を乾燥時の塗工量が、0.8g/m2になるように塗工し、耐熱滑性層を形成させた。
・ポリビニルブチラール(水酸基価16質量%) 2.0質量部
(積水化学工業(株)製、商品名:エスレック(登録商標)BX−1)
・ポリイソシアネート(NCO=17.3質量%) 4.4質量部
(大日本インキ化学工業(株)製、商品名:バーノック(登録商標)D750)
・リン酸エステル系界面活性剤 1.3質量部
(第一工業製薬(株)製、商品名:プライサーフ(登録商標)A208N)
・フィラー 0.3質量部
(日本タルク工業(株)製、商品名:ミクロエース(登録商標)P−3)
・メチルエチルケトン 43.6質量部
・トルエン 43.6質量部
(色材プライマー層用塗工液)
・アルミナゾル(平均一次粒子径10nm×100nm、固形分10%) 30質量部
(日産化学工業(株)製、商品名:アルミナゾル200)
・ポリビニルピロリドン 3質量部
(ISP社製、商品名:K−90)
・水 50質量部
・イソプロピルアルコール 17質量部
・Disperse Yellow 201 4.0質量部
・ポリビニルアセタール樹脂 3.5質量部
(積水化学工業(株)製、商品名:エスレック(登録商標)KS−5)
・ポリエチレンワックス 0.1質量部
・メチルエチルケトン 45.0質量部
・トルエン 45.0質量部
・Disperse Red 60 1.5質量部
・Disperse Violet 26 2.0質量部
・ポリビニルアセタール樹脂 4.5質量部
(積水化学工業(株)、商品名:エスレック(登録商標)KS−5)
・ポリエチレンワックス 0.1質量部
・メチルエチルケトン 45.0質量部
・トルエン 45.0質量部
・Solvent Blue 63 2.0質量部
・Disperse Blue 354 2.0質量部
・ポリビニルアセタール樹脂 3.5質量部
(積水化学工業(株)、商品名:エスレック(登録商標)KS−5)
・ポリエチレンワックス 0.1質量部
・メチルエチルケトン 45.0質量部
・トルエン 45.0質量部
(剥離層用塗工液)
・アクリル系樹脂(Tg:105℃) 100質量部
(三菱レイヨン(株)製、商品名:BR−87)
・メチルエチルケトン 306質量部
(プライマー層用塗工液)
・アルミナゾル(平均一次粒子径10nm×100nm、固形分10%) 30質量部
(日産化学工業(株)製、商品名:アルミナゾル200)
・ポリビニルピロリドン 3質量部
(ISP社製、商品名:K−90)
・水 50質量部
・イソプロピルアルコール 17質量部
(接着層用塗工液)
・ポリエステル系樹脂 23.5質量部
(東洋紡績(株)製、商品名:バイロン(登録商標)700)
・UVA化合物 6質量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:チヌビン900)
・シリカ 0.5質量部
(富士シリシア化学(株)製、商品名:サイシリア310P)
・トルエン 35質量部
・メチルエチルケトン 35質量部
多孔質ポリエチレンフィルム(厚さ35μm、東洋紡績(株)製、商品名:トヨパール(登録商標)−SS P4255)からなる多孔質層上に、下記組成の中間層用塗工液、受容層用塗工液をグラビアリバースコート方式で、順次塗工、乾燥して、中間層、受容層を形成させた。その中間層、受容層の設けられた面と反対面の多孔質ポリエチレンフィルムに、下記組成のアンカー層用塗工液を用いて、グラビアリバースロールコート方式で塗工、乾燥して、アンカー層を形成させ、RC原紙(155g/m2、厚さ151μm、三菱製紙(株)製)と貼り合わせて被転写体を得た。上記の各々の乾燥塗工量は、中間層は1.5g/m2、受容層は5.0g/m2、アンカー層は5g/m2であった。
・ポリエステル系樹脂 50質量部
(日本合成化学工業(株)製、商品名:ポリエスター(登録商標)WR−905)
・酸化チタン 20質量部
(トーケムプロダクツ(株)製、商品名:TCA888)
・蛍光増白剤 1.2質量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、商品名:ユビテックスBAC)
・水 14.4質量部
・イソプロピルアルコール 14.4質量部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 60質量部
(日信化学工業(株)製、商品名:ソルバイン(登録商標)C)
・エポキシ変性シリコーン 1.2質量部
(信越化学工業(株)製、商品名:X−22−3000T)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部質量
(信越化学工業(株)製、商品名:X−24−510)
・メチルエチルケトン 2.5質量部
・トルエン 2.5質量部
・ポリウレタン系樹脂 30質量部
(三井化学(株)製、商品名:タケラック(登録商標)A−969V)
・ポリイソシアネート 10質量部
(三井化学(株)製、商品名:タケネート(登録商標)A−5)
・酢酸エチル 100質量部
(実施例1)
図5に表すサーマルプリンタ500(階調制御方式;1ライン周期を256になど分割したパルス長をもつ分割パルス数を0から255個まで可変できるマルチパルス方式)において、上記得られた熱転写シート100を供給ロール51から、被転写体200を供給ローラー50から送り出し、両者を、熱転写シート100の色材層(図示せず)および転写性保護層(剥離層、プライマー層および接着層)と、被転写体200の受容層と、が重なるように圧接可能に配設されたサーマルヘッド52とプラテンローラー53との間に供給した。用いたサーマルヘッド(京セラ(株)製、商品名:KEE−57−12GAN2−STA)は、略平行に延在する複数の発熱部を備えたものであり、ドットピッチpは84μmであった。
発熱体平均抵抗値:3303(Ω)
主走査方向印字密度:300(dpi)
副走査方向印字密度:300(dpi )
印画電圧:22.5(V)
1ライン周期:3.0(msec.)
印字開始温度:35(℃)
パルスデューティー:85%
発熱体平均抵抗値:3303(Ω)
主走査方向印字密度:300(dpi)
副走査方向印字密度:300(dpi)
印画電圧:18(V)
1ライン周期:3.0(msec.)
印字開始温度:35(℃)
パルスデューティー:85%
サーマルヘッド52の位置を、主走査方向と略平行方向に50μm(ドットピッチpの約0.6倍)移動させるよう、ステッピングモーター54を設定した以外は、実施例1と同様にして、画像上に保護層を形成させた。
サーマルヘッド52の位置を、主走査方向と略平行方向に25μm(ドットピッチpの約0.3倍)移動させるよう、ステッピングモーター54を設定した以外は、実施例1と同様にして、画像上に保護層を形成させた。
サーマルヘッド52の位置を、主走査方向と略平行方向に60μm(ドットピッチpの約0.7倍)移動させるよう、ステッピングモーター54を設定した以外は、実施例1と同様にして、画像上に保護層を形成させた。
ステッピングモーター54を備えないサーマルプリンタを使用した以外は、実施例1と同様にして被転写体が備える受容層上に画像および保護層を形成させた。
実施例および比較例1で形成させた画像上の保護層の光沢度を、日本電色工業(株)製のGloss Meter VG2000により測定した。なお、測定角は20度とした。測定方法は2種類設定し、被転写体の搬送方向を副走査方向、その90°回転方向を主走査方向とした。表1にJIS Z 8741(1997年発行)で定義される測定角20°における鏡面光沢度を表す。
実施例および比較例1で形成させた画像上の保護層のヘイズ値を、JIS K 7136(2000年発行)に準拠し、BYK−Gardner(GmbH)社製のマイクロ−ヘイズ プラスを用いて測定した。この測定では測定物表面に照射された光の正反射外の拡散光を検出している。測定値が低くなれば、拡散光の少ない平滑な表面であることを示す。今回は印画物表面の平滑性を判定する値として用いている。なお、ヘイズ値の測定角は2度とした。測定方向は2種類設定し、被転写体の搬送方向を副走査方向、その90°回転方向を主走査方向とした。表1に測定角2°におけるヘイズ値を表す。
11:色材層
12:転写性保護層
13:色材プライマー層
14:剥離層
15:プライマー層
16:接着層
17:耐熱滑性層
21:基材シート
22:受容層
23:中間層
24:背面層
30:発熱部
50、51:供給ローラー
52:サーマルヘッド
53:プラテンローラー
54:ステッピングモーター
55、56:巻取ロール
100:熱転写シート
200:被転写体
p:ドットピッチ
x:主走査方向(発熱部の配列方向)と略平行方向
y:熱転写シートおよび被転写体の搬送方向(副走査方向)
Claims (3)
- 被転写体上に熱転写により画像および保護層を形成する方法であって、
複数の色材層と、転写性保護層とを面順次に備えた熱転写シートを、サーマルプリンタが備える複数の発熱部が略平行に延在して配列されたサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドと対向して設けられたプラテンローラーと、の間に供給する工程と、
前記熱転写シートの色材層を前記サーマルヘッドの熱により転写して、前記被転写体上に画像を形成する工程と、
前記熱転写シートの転写性保護層を前記サーマルヘッドの熱により転写して、前記被転写体上に保護層を形成する工程と、
前記色材層を少なくとも1回転写した後、前記サーマルヘッドと前記被転写体との位置関係を、主走査方向と略平行方向にずらす工程と、を含み、
前記サーマルヘッドと前記被転写体との位置関係を、主走査方向と略平行方向にずらす工程が、前記色材層の転写後であって、前記転写性保護層の転写前に実施され、
画像形成時における前記サーマルヘッドの前記被転写体加熱位置と、保護層形成時における前記サーマルヘッドの前記被転写体加熱位置とが、一致しないことを特徴とする、画像および保護層形成方法。 - 前記サーマルヘッドが備える複数の発熱部のドットピッチをp、
前記サーマルヘッドと前記被転写体との位置関係をずらす距離をqとしたとき、下記式(1)が成立する、請求項1に記載の画像および保護層形成方法。
0.4≦q/p≦0.6 (1) - 略平行に延在する複数の発熱部を備えるサーマルヘッドと、
前記サーマルヘッドと被転写体との位置関係を、画像形成時における前記サーマルヘッドの前記被転写体加熱位置と、保護層形成時における前記サーマルヘッドの前記被転写体加熱位置とが、一致しないように、主走査方向と略平行方向にずらす手段と、を備えることを特徴とする、画像および保護層形成装置。
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