JP6796947B2 - 組み付け商品陳列台及びその組み付け方法 - Google Patents

組み付け商品陳列台及びその組み付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、スーパーなどで使用される2つの陳列形態を採り得る組み付け商品陳列台及びその組み付け方法に関するものである。
スーパーや量販店で使用される商品陳列台としては、所謂ゴンドラと称される上下多段の陳列台、大陳列面を有する平台、傾斜状の陳列台あるいはひな壇状の陳列台が知られている(特許文献1〜特許文献6)。
一方、近年、売り場における商品の陳列の演出を高めるために、陳列台の入れ替えや模様替え等を行いたい場合がある。すなわち、上下多段の陳列台に代えて、ひな壇状の陳列台を増やす場合や、逆にひな壇状の陳列台に代えて、大きな陳列面積を有する平台を増やす場合等である。更に、陳列台の入れ替えには、現時点では不要であっても、将来の使用に備えて、保管場所に陳列台の保管を行うことがある。
特開2006−141664号公報 特開2006−34552号公報 特開2006−15043号公報 特開2005−334613号公報 特開2005−152389号公報 特開2003−135230号公報
しかしながら、従来の商品陳列台では、1台の商品陳列台において、2種以上の陳列形態の選択ができると共に、保管時のスペースを小さく採れるという点では、十分ではないという問題があった。
従って、本発明の目的は、1台(1組み)の商品陳列台において、2種以上の陳列形態の選択ができ、且つ不使用時、コンパクト化が可能な組み付け商品陳列台及びその組み付け方法を提供することにある。
すなわち、本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、子陳列台と親陳列台の組み付け体を有し、該子陳列台は、第1天板と、該第1天板と同形状であって対峙位置の第1底板と、該第1天板と該第1底板を連結する第1連結体とを有し、該親陳列台は、該第1天板より大面積の第2天板と、該第2天板と対峙位置の第2底板と、該第2天板と該第2底板を連結する第2連結体とを有し、内部に該子陳列台を収容する内部空間を有し、該親陳列台の後部側には、該第2天板の後方端からくり抜かれた該第1天板に対応するくり抜き部を有し、該第2天板のくり抜き部には、該第2天板の裏面と面一又は下方の載置面を有する前後側の載置部又は該第2天板の裏面と面一又は下方の載置面を有する左右側の載置部が現れており、該親陳列台の内部空間に該子陳列台が収容された場合、該第1天板と該第2天板とが面一となり、該載置部に該子陳列台の第1底板が載せられた場合、該第2天板と該第1底板が面一となることを特徴とする組み付け商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該第1連結体は、該第1天板及び該第1底板の左右方向の中央部に形成される板状体又は柱状体であることを特徴とする前記組み付け商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該載置部は、くり抜き部の端から内側へ数十mm、突出していることを特徴とする前記組み付け商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該第2天板には、把手用の貫通孔が形成されていることを特徴とする前記組み付け商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該第1天板には、把手用の貫通孔が形成されていることを特徴とする前記組み付け商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該第1底板には、把手用の貫通孔が形成されていることを特徴とする前記組み付け商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該くり抜き部は、該第2天板及び該第2底板の後方端からくり抜かれ、該第1天板と該第1底板に対応するものであることを特徴とする前記組み付け商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、前記組み付け商品陳列台において、該親陳列台の上方に該子陳列台を位置させ、該子陳列台を前方傾斜姿勢で下方へ下ろし、該親陳列台の内部空間に挿入し、該親陳列台の該前後側の載置部に、該子陳列台の第1天板の裏面を当接させて、該第1天板と該第2天板を面一とすることを特徴とする商品陳列台の組み付け方法を提供剃るものである。
また、本発明は、前記組み付け商品陳列台において、該親陳列台の上方に該子陳列台を位置させ、該子陳列台を横傾斜姿勢で下方へ下ろし、該親陳列台の内部空間に挿入し、該親陳列台の該左右側の載置部に、該子陳列台の第1天板の裏面を当接させて、該第1天板と該第2天板を面一とすることを特徴とする商品陳列台の組み付け方法を提供するものである。
本発明によれば、親陳列台の載置部に子陳列台の第1底板を載せて第2天板と第1底板が面一となる陳列面が段差のある第1の陳列形態と、親陳列台の内部空間に子陳列台を収納して第1天板と第2天板とが面一となる大陳列面を形成する第2の陳列形態を選択できる。また、第2の陳列形態では、子陳列台が親陳列台の内部空間に収納されており、保管の際には上方空間が空き、省スペース化が図れる。また、本発明によれば、親陳列台の平面視の大きさの範囲内における上下方向の空間内において、親陳列台と子陳列台の組み付けが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における商品陳列台の組み付け前の斜視図である。 図1の商品陳列台における子陳列台の斜視図である。 図1の商品陳列台における親陳列台の斜視図である。 図1の商品陳列台における親陳列台の他の斜視図である。 図1の商品陳列台における第1の陳列形態の斜視図である。 図1の商品陳列台における第1の陳列形態の他の斜視図である。 親陳列台に子陳列台を組み付ける方法を説明する図である。 親陳列台に子陳列台を組み付ける方法を説明する他の図である。 親陳列台に子陳列台を組み付ける方法を説明する他の図である。 親陳列台に子陳列台を組み付ける方法を説明する他の図である。 本発明の第2の実施の形態における商品陳列台の斜視図である。 親陳列台の変形例を示す斜視図である。 親陳列台の変形例を示す他の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における商品陳列台の斜視図である。 図14の商品陳列台の他の斜視図である。 載置部の変形例を示す図である。 親陳列台に子陳列台を組み付ける方法を説明する他の図である。 親陳列台に子陳列台を組み付ける方法を説明する他の図である。 本発明の第4の実施の形態における商品陳列台の斜視図である。 本発明の第5の実施の形態における商品陳列台の背面図である。 図20の商品陳列台の他の背面図である。
次に、本発明の実施の形態における組み付け商品陳列台(以下、単に「商品陳列台」とも称する。)を図1〜図10を参照して説明する。本明細書において、前後及び左右は使用状態における正面から見た方向を言う。商品陳列台10は、子陳列台1と親陳列台2の組み付け体を包含するものである。子陳列台1は、図1及び図2に示すように、第1天板11と、第1天板11と同形状であって上下方向における対峙位置の第1底板12と、第1天板11と第1底板12を連結する第1連結体13とを有する。第1天板11と第1底板12は、板厚が同じであれば、形状等は特に制限されず、本例では、四角形又は長方形で、前方の両角がアール形状となったものである。本発明において、このアール形状は任意の構成要素である。
第1連結体13は、いわゆる連結柱であり、本例では、前後方向に延びる縦板131と左右方向に延びる横板132の平面視がT字形状の柱であり、第1連結体13の前端131aは第1天板11の前端11aより後方に位置し、且つ第1天板11の左右方向の中央部に位置するものである。第1連結体13の前端131aを第1天板11の前端11aより後方に位置させることで、親陳列台2の内部空間に子陳列台1を収納する際、前方載置部3を避けることができる。従って、前方載置部3の左右方向の中央部が切り欠かれたものであれば、第1連結体13の前端131aは、第1天板11の前端11aと同じであってもよい。また、第1連結体13を第1天板11の左右方向の中央部とすることで、子陳列台1と親陳列台2を組み付けた際、より大きな陳列面積を採ることができる。従って、第1連結体13の形状及び設置位置は、親陳列台2の内部空間に子陳列台1を収納する際、前方載置部3及び後方載置部4を回避するものであれば、特に制限されない。
また、子陳列台1の第1天板11及び第1底板12の左右方向の端部近傍には、把手用の1対の貫通孔14、15が形成されている。これにより、子陳列台1の取り外し、取り付けが容易となる。第1底板12に貫通孔15を設けることで、第1天板11と同形状となり、部品の種類を減らせる。
親陳列台2は、図3及び図4に示すように、第1天板11より大面積の第2天板21と、第2天板21と同形状であって上下方向の対峙位置の第2底板22と、第2天板21と第2底板22を連結する第2連結体23とを有し、内部に子陳列台1を収容する内部空間Xを有する。なお、親陳列台2が、床等の設置面に置かれる場合、第2底板22は、第2天板21と同形状でなくともよい。
第2連結体23は、本例では、第2連結体23の前端231aは第2天板21の前端21aより後方に位置し、内部空間Xを包囲する壁体である。第2連結体23の前端231aを第2天板21の前端21aより後方に位置させることで、仮に、親陳列台2が子陳列台となった際、親陳列台の内部空間に収納する際、前方載置部を避けることができる(図14及び図15参照)。従って、親陳列台2が設置面に置かれる最下の陳列台の場合、第2連結体23の前端231aは、第2天板21の前端21aと同じであってもよい。また、第2連結体23を内部空間Xの後方を除く3方を包囲する壁体とすることで、内部空間Xのスペースを確保すると共に、内部構造が見えない目隠しとなる。従って、第2連結体23の形状及び設置位置は、親陳列台2の内部空間Xを確保するものであれば、特に制限されない。
商品陳列台10において、第1天板11、第1底板12及び第2天板21の板厚が同じである。これにより、第1天板11と第2天板21で形成する陳列面及び第1底板12と第2天板21で形成する陳列面は、いずれも面一となる。また、商品陳列台10は、子陳列台1と親陳列台2の高さは同じである。すなわち、第1連結体13の高さと第2連結体23の高さは同じである。これにより、親陳列台2を子陳列台とした際、2つで形成される陳列面を面一とすることができる。なお、親陳列台2が設置面に接する陳列台であれば、親陳列台2の高さを、子陳列台1の高さより大とすることができる。親陳列台2の高さが、子陳列台1の高さより大であっても、親陳列台2の内部空間Xに子陳列台1が収容された際、第1天板1は親陳列台2の前方載置部3及び後方載置部4に吊り下げ状態となるものの、第1天板11と第2天板21で形成する陳列面は面一となる。また、親陳列台2が設置面に接する陳列台であれば図14及び図15に示すように、第2底板22の裏面にキャスター等を設置してもよい。
商品陳列台10において、親陳列台2の後部側には、第2天板21及び第2底板22の後方端からくり抜かれた第1天板11と第1底板12に対応するくり抜き部5を有する。くり抜き部5は、平面視において、第1天板11及び第1底板21と同形状である。これにより、子陳列台1を親陳列台2の内部空間Xに収納した際、隙間のない大きな陳列面を形成することができる。なお、内部空間Xはくり抜き部5がそのまま上下方向にも連続している空間である。
親陳列台2において、第2天板21のくり抜き部5には、第2天板21の裏面と略面一の載置面を有するくり抜き部5の前方側の前方載置部3と、第2天板21の裏面と略面一の載置面を有するくり抜き部5の後部側の後方載置部4が現れている。すなわち、前方載置部3は、子陳列台1の第1底板の一部(前方縁)を支持するものであり、平面視において、第2天板21のくり抜き部5の前方の一部を遮断するように表れる。また、後方載置部4は、子陳列台1の第1底板の一部(後方縁)を支持するものであり、平面視において、くり抜き部5の後方の一部を遮断するように表れる。また、前方載置部3及び後方載置部4共に、第2天板21の裏面と略面一の載置面を有することで、子陳列台1が前方載置部3及び後方載置部4に載せられた際、第1底板12と第2天板21が面一となる。前方載置部3は、本例では、くり抜き部5の前端から後方側へ数十(20〜50)mm程度、突出する左右方向に延びる板状体である。この板状体は第2天板21の裏面に固定されている。後方載置部4は、本例では、くり抜き部5の後方両側端から内側へ数十(20〜50)mm程度、突出する幅寸法(前後方向の長さ)が数十(20〜50)mm程度の左右1対の支持体である。この支持体は第2天板21の裏面と第2連結体23に固定されている。
後方載置部4は、本例では、載置面41の後方端から起立する後方係止壁42を有する金具が使用されている。これにより、子陳列台1の後方への移動を規制でき、子陳列台1の設置が安定する。前方載置部3と後方載置部4間の空間は、可能な限り大きく採ることが、子陳列台1を親陳列台2の内部空間Xへ挿入する際、挿入し易くなる点で好ましい。本発明において、前方載置部3及び後方載置部4共に、図3及び図4の形態に限定されず、前方載置部3は、図12及び図13に示すような、板状体の中央部が切り欠かれた左右1対の支持体3a、3aであってもよく、また、後方載置部4は、後方係止壁42のない単なる1対の板状体4a、4aであってもよく、また、図13に示すように、左右方向に連続して延びる板状体4bであってもよい。後方載置部4が左右方向に連続して延びる板状体4bの場合、子陳列台1の第1連結体13の後端は、第1天板11及び第1底板12の後端より、少なくとも板状体4bの前後幅寸法以上、内側に位置させる。これにより、子陳列台1は、親陳列台2の内部空間Xに収容できる。
また、親陳列台2の第2天板21及び第2底板22の左右方向の端部近傍には、把手用の1対の貫通孔24、25が形成されている。これにより、親陳列台2の移動が容易となり、また、親陳列台2を子陳列台とした際、その取り外し、取り付けが容易となる。また、第2底板22に貫通孔25を設けることで、第2天板21と同形状となり、部品の種類が減らせる。
商品陳列台10は、2つの陳列形態を選択的に採ることができる。すなわち、商品陳列台10において、図10に示すように、親陳列台2の内部空間Xに子陳列台1が収容された場合、第1天板11と第2天板21とが面一となり、図5に示すように、前方載置部3と後方載置部4に子陳列台1の第1底板12が載せられた場合、第2天板21と第1底板12が面一となる。図10の商品陳列台10においては、第1天板11と第2天板21とで大陳列面を形成することができる。また、子陳列台1が親陳列台2に包含されているため、保管時、上下方向において省スペースが可能となる。
次に、商品陳列台10の組み付け方法について、図5〜図10を参照して説明する。先ず、図5及び図6の第1の陳列形態から図10の第2の陳列形態とする方法について説明する。第1の陳列形態は、子陳列台1が、親陳列台2の前方載置部3及び後方載置部4に載せられ、第1底板12と第2天板21で第1段の陳列面を形成し、第1天板11で第2段の陳列面を形成する。すなわち、第1の陳列形態は、ひな壇形状の陳列面を形成する。第1底板12と第2天板21間は、ほとんど隙間がなく、大きな陳列面を形成できる。なお、親陳列台2の第2底板22上にも陳列面があり、これを利用すると、3段の陳列面となる。親陳列台2の後方は空いているため、後端を壁面につけると3方からのアクセスが可能となり、意匠性も高まり便利である。
次に、子陳列台1の第1天板11の貫通孔14に手を入れ、把手して子陳列台1を持ち上げ、子陳列台1を前方傾斜姿勢で下方へ下ろし、親陳列台2の内部空間Xに挿入する(図7及び図8参照)。前方載置部3と後方載置部4間の開口部は、前後方向において第2底板12前後方向長さより小であり、斜め姿勢により、下方の移動させることができる。この際、子陳列台1の第1底板12の後端が親陳列台2の第2天板21の後端より前方に位置するように、前方載置部3の前後方向長さと第1連結部13の第1天板11及び第1底板12からの前後方向の引っ込み寸法を採れば、商品陳列台10の後方端が壁面に付いた状態においても組み付け及び組み外しが可能となる。
斜め姿勢の子陳列台1の第1底板12が、親陳列台2の前方載置部3と後方載置部4より下方に位置した際、子陳列台1を起立姿勢に戻す(図9参照)。次に、その起立姿勢を維持しつつ更に、下方に移動させる。これにより、第1天板11の裏面が前方載置部3と後方載置部4の載置面41に当接して第2の陳列形態を形成する(図10参照)。第2の陳列形態は、第1天板11と第2天板21が面一となり、大陳列面を形成する。なお、第2底板22上を陳列面とすると、趣のある2段の陳列面を形成できる。
本発明の商品陳列台10は、後端を壁面に接して設置すれば、3方向からのアクセスが可能となると共に、内部を隠すことができる。このような場合、第1の陳列形態から第2の陳列形態又は第2の陳列形態から第1の陳列形態への変更は、単に子陳列台1を適宜の角度で持ち上げたり、下ろしたりすることで可能となり、壁面はその変更の際の障害とはならない。その場合、親陳列台2の内部空間Xの前後の開口長さと子陳列台1の挿入姿勢における第1底板12の水平長さとの関係で決定すればよい。この点について、図17及び図18を参照して説明する。図17(A)は、親陳列台2の上方に子陳列台1を位置させたものであり、前方傾斜姿勢における子陳列台1の第1底板12の水平距離(線分AE)が親陳列台2の前後の載置部3、4間の開口寸法(線分GH)より小となるような条件である。これにより、子陳列台1は、そのまま下ろせば親陳列台2の内部空間Xに第1底板12が入り込む。図17(B)は、図17(A)の傾斜姿勢を保ち、下ろした場合、子陳列台1の第1連結体3と親陳列台2の前方載置部3が接触(接点F)し、第1底板12の後端が親陳列台2の後方載置台4の内側端部に接触した図である。そして、図18(C)の三角形BCEにおけるCEと三角形BHIにおけるHIの関係がCE≦HIとなれば、親陳列台2の平面視の大きさの範囲内における上下方向の空間内において、親陳列台2と子陳列台1の組み付けが可能となる。図18(A)〜(C)はCE≦HIを満たした商品陳列台であり、(A)〜(C)に向けて、第1連結体3の前端からの引っ込み度を順に小とした図である。図18(C)において、第1底板12が親陳列台2の内部空間Xに挿入された場合、第1底板12の前端が第2連結体23に当たり、第1底板12の後端が壁面に当たる可能性もあり、この場合、第1連結体13の引っ込み度を若干、大きくなるように修正すればよい。
次に、図10の第2の陳列形態から図5及び図6の第1の陳列形態とする方法について説明する。第2の陳列形態から第1の陳列形態とする方法は、前記第1の陳列形態から第2の陳列形態とする方法の逆の順序で行えばよい。すなわち、図10の商品陳列台10において、第1天板11の貫通孔14に手を入れ、第1天板11を把手し、子陳列台1を持ち上げる(図9参照)。第1底板12が、親陳列台2の前方載置部3と後方載置部4より下方に位置する状態において、子陳列台1を前方下り傾斜姿勢とする。平面視で、子陳列台1の前後方向長さが、前方載置部3と後方載置部4間の開口の前後方向長さより小の状態において、子陳列台1を上方に引き上げる。子陳列台1が親陳列台2の上方に位置したら、子陳列台1を起立姿勢とし、起立姿勢のまま第1底板12を前方載置部3と後方載置部4に載せる。これにより、第1の陳列形態の商品陳列台10が完成する(図5及び図6)。
第1の実施の形態の商品陳列台10によれば、2段又は3段のひな壇状の第1の陳列形態と、1段の平台又は2段の第2の陳列形態を選択できる。また、第2の陳列形態では、子陳列台1が親陳列台2の内部空間Xに収納されており、保管の際には上方空間が空き、省スペース化が図れる。また、商品陳列台10によれば、親陳列台2の平面視の大きさの範囲内における上下方向の空間内において、親陳列台2と子陳列台1の組み付けが可能となり、小さなスペースにおいて組み替えが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態における商品陳列台を図11を参照して説明する。図11において、図1〜図10と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図11において、図1〜図10と異なる点は、第1連結体及び第2連結体である。商品陳列台10aにおける第1連結体13aは、前後方向に離れて設置される2本の柱状体である。前方の柱状体13aは、第1天板11及び第1底板12の前端より後方に位置し、後方の柱状体13aは、第1天板11及び第1底板12の後端に位置する。商品陳列台10aにおける第2連結体23aは、くり抜き部5周りの第2天板21及び第2底板22の四箇所に離れて設置される4本の柱状体である。前方の1対の柱状体23aは、第2天板21及び第2底板22の前端より後方に位置し、後方の1対の柱状体23aは、第2天板21及び第2底板22の後端に位置する。第2の実施の形態の商品陳列台10aによれば、第1の実施の形態の商品陳列台10と同様の効果を奏する。
次に、本発明の第3の実施の形態における商品陳列台を図14及び図15を参照して説明する。図14及び図15において、図1〜図10と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図14及び図15において、図1〜図10と異なる点は、第1の実施の形態の商品陳列台の親陳列台を子陳列台とする親陳列台(親の親)2Aを設け、更にその親陳列台(親の親の親)2Bを設けた点である。すなわち、商品陳列台20における親の親陳列台2Aは、親陳列台2を内部に収容する内部空間を有するもので、親陳列台2と同様に、第3天板211、第3底板212、第3連結体213、前方載置部及び後方載置部を有し、親陳列台2よりも1周り大の寸法を有するものである。このような、親の親陳列台2Aは、図14に示すように、親陳列台2を前方載置部及び後方載置部に載せて段差陳列面を形成することができる。また、子陳列台1及び親陳列台2を内部に収容できる。
また、親の親の親陳列台2Bは、親の親陳列台2Aを内部に収容する内部空間を有するもので、親の親陳列台2Aと同様に、第4天板214、第4底板215、第4連結体216、前方載置部及び後方載置部を有し、親陳列台2Aよりも1周り大の寸法を有するものである。このような、親の親の親陳列台2Bは、図14に示すように、親の親陳列台2Aを前方載置部及び後方載置部に載せて段差陳列面を形成することができる。また、子陳列台1、親陳列台2及び親の親陳列台2Aを内部に収容できる。これにより、4つの陳列台による大陳列面を形成することができる。また、この収納形態は、不使用時の保管形態でもあり、上下方向における空間をコンパクト化したものである。このような商品陳列台20は、商品陳列台10と同様の効果を奏する他、4段の段差陳列面を形成できる。また、親陳列台は、上記第3の実施の形態以外に、更に設置数を増やして、より多くの多段陳列面を形成することもできる。
本発明は、上記実施の形態例に限定されず、種々の変形例を採ることができる。子陳列台1の第1天板11及び第2底板12の把手用の貫通孔は、設置を省略できる。この際、親陳列台2の第2天板21aのくり抜き部5側の縁部及び第2底板22aのくり抜き部5側の縁部に、それぞれ把手用の切欠部24a、25aを形成すればよい。これにより、第2の陳列形態において、子陳列台1を容易に持ち上げることができる。本発明の商品陳列台は、木製又は樹脂製であってもよく、後方載置部は金属製であってもよい。
また、本発明において、載置部は、図1〜図13の前後側の載置部に限定されず、左右側の載置部であってもよい(図16参照)。すなわち、図16の親陳列台2cは、第2天板21aのくり抜き部5に、第2天板21aの裏面と略面一の載置面311b、411bを有する左右側の載置部3b、4bが現れたものである。この場合、子陳列台1を親陳列台2の内部空間Xに収容させる際、子陳列台1を横斜め姿勢にして入れ込むことになる。横斜め姿勢とは、正面から見て、右傾斜姿勢又は左傾斜姿勢を言う。本例においても、第1の陳列形態及び第2の陳列形態を採ることができ、商品陳列台10と同様の効果を奏する。
次に、本発明の第4の実施の形態における商品陳列台を図19を参照して説明する。図19において、図6と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図19の商品陳列台10Cにおいて、図6の商品陳列台10と異なる点は、子陳列台1Cの第1底板12Cの厚みと、前後の載置部3C、4Cの載置面高さと、第1連結部13Cの高さである。すなわち、第1底板12Cの板厚が、図6の第1天板11及び第2天板21の板厚よりh分、大である。また、前後の載置部3C(前方の載置部は図19では隠れて見えない。)、4Cの載置面は、第2天板の裏面より下方に位置し、且つ載置部3C、4Cの載置面高さは、図6の載置部3、4よりh分低い。また、第1連結部13Cの高さ(上下方向長さ)は、図6の第1連結部13の高さより、低い。第3の実施の形態の商品陳列台10Cにおいても、商品陳列台10と同様に、親陳列台2Cの内部空間Xに子陳列台1Cが収容された場合、第1天板11と第2天板21とが面一となり、図19に示すように、前方載置部3Cと後方載置部4Cに子陳列台1Cの第1底板12Cが載せられた場合、第2天板21と第1底板12Cが面一となる。
本発明においては、第1天板、第1底板及び第2天板の板厚が同じ場合と、第1天板と第2天板の板厚が同じで、第1底板の板厚が第1天板や第2天板の板厚と異なる場合を含む。
次に、本発明の第5の実施の形態における商品陳列台を図20及び図21を参照して説明する。図20及び図21において、図14及び図15と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図20及び図21の商品陳列台20Dにおいて、図14及び図15の商品陳列台20と異なる点は、親陳列台の第2底板はくり抜きのない板状体を採用した点である。すなわち、図14及び図15の商品陳列台20におけるくり抜き部は、親陳列台の第2天板及び第2底板ともにくり抜かれ、内部空間Xを形成しているが、本例の商品陳列台20Dは、親陳列台の後部側は、第2天板の後方端からくり抜かれているものの、第1底板に対応する第2底板には、くり抜き部が形成されていない。そして、商品陳列台20Dは、板厚分ずつ子陳列台の連結体の高さが低くなっている。すなわち、(連結体23Dの高さH2)=(連結体13Dの高さH1+板厚t)であり、(連結体23Eの高さH3)=(連結体23Dの高さH2+板厚t)であり、(連結体23Fの高さH4)=(連結体23Eの高さH3+板厚t)である。商品陳列台20Dにおいても、商品陳列台10や20と同様に、第1の陳列形態と第2の陳列形態のいずれかを選択できる。
本発明によれば、部品の種類が少なく、1台(1組み)で、2種以上の陳列面を選択でき、演出効果に優れた商品陳列台とすることができ、コストパーフォマンスに優れる。また、顧客も後方を除く、3方から商品にアクセスでき、商品を手に取り易い。
1 子陳列台
2 親陳列台
3 前方載置部
4 後方載置部
5 くり抜き部
10 商品陳列台
11 第1天板
12 第1底板
13 第1連結体
14、15、24、25 把手用の貫通孔
21 第2天板
22 第2底板
23 第2連結体
X 内部空間

Claims (8)

  1. 子陳列台と親陳列台の組み付け体を有し、
    該子陳列台は、第1天板と、該第1天板と同形状であって対峙位置の第1底板と、該第1天板と該第1底板を連結し、前端は該第1天板の前端より後方に位置し、且つ該第1天板の左右方向の中央部に形成される板状体又は柱状体である第1連結体とを有し、
    該親陳列台は、該第1天板より大面積の第2天板と、該第2天板と対峙位置の第2底板と、該第2天板と該第2底板を連結する第2連結体とを有し、内部に該子陳列台を収容する内部空間を有し、
    該親陳列台の後部側には、該第2天板の後方端からくり抜かれた該第1天板に対応するくり抜き部を有し、
    該第2天板のくり抜き部には、該第2天板の裏面と面一又は下方の載置面を有する前後側の載置部又は該第2天板の裏面と面一又は下方の載置面を有する左右側の載置部が現れており、
    該親陳列台の内部空間に該子陳列台が収容された場合、該第1天板と該第2天板とが面一となり、該載置部に該子陳列台の第1底板が載せられた場合、該第2天板と該第1底板が面一となることを特徴とする組み付け商品陳列台。
  2. 該載置部は、くり抜き部の端から内側へ突出していることを特徴とする請求項1記載の組み付け商品陳列台。
  3. 該第2天板には、把手用の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の組み付け商品陳列台。
  4. 該第1天板には、把手用の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の組み付け商品陳列台。
  5. 該第1底板には、把手用の貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の組み付け商品陳列台。
  6. 該くり抜き部は、該第2天板及び該第2底板の後方端からくり抜かれ、該第1天板と該第1底板に対応するものであることを特徴とする請求項1記載の組み付け商品陳列台。
  7. 請求項1記載の組み付け商品陳列台において、該親陳列台の上方に該子陳列台を位置させ、該子陳列台を前方傾斜姿勢で下方へ下ろし、該親陳列台の内部空間に挿入し、該親陳列台の該前後側の載置部に、該子陳列台の第1天板の裏面を当接させて、該第1天板と該第2天板を面一とすることを特徴とする組み付け商品陳列台の組み付け方法。
  8. 請求項1記載の組み付け商品陳列台において、該親陳列台の上方に該子陳列台を位置させ、該子陳列台を横傾斜姿勢で下方へ下ろし、該親陳列台の内部空間に挿入し、該親陳列台の該左右側の載置部に、該子陳列台の第1天板の裏面を当接させて、該第1天板と該第2天板を面一とすることを特徴とする組み付け商品陳列台の組み付け方法。
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