JP4812062B2 - 組立棚 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分の】
本発明は組立棚に関し、更に詳しくは、棚構造体の強度を保ちつつ必要に応じて棚の前面下部に台車等の侵入空間を確保できる組立棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、組立棚としては、L字型アングル材からなる4本の支柱の上端及び下端近傍にそれぞれねじ或いはフック等の取付部材を用いて棚板を兼ねた天板及び地板の四隅部を取り付けることにより自立性のある構造体を形成するようにしたものや、4本の支柱の上端及び下端近傍をそれぞれ奥行き方向に延びる左右2本の横架材(ブレース)と、左右方向に延びる前後2本の横架材(ビーム)とで連結することにより自立性のある構造体を形成するようにしたものや、前後方向に延びる左右2本の横架材と左右方向に延びる前後2本の横架材とを互いに一体化して四方形の枠体とし、この四方形枠体を4本の支柱の上端及び下端近傍に取り付けることにより自立性のある構造体を形成するようにしたものなどが多く用いられている。そして、天板と地板との間、上端部の横架材と下端部の横架材との間、或いは、上端部の四方形枠体と下端部の四方形枠体との間にさらに棚板を配置し支柱に支持させることにより、物品等の収容スペースを効果的に確保するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
組立棚の使用時において、組立棚の下部を前方に開放し、物品等運搬用の台車等を組立棚の下部に進入させ収容させておきたい場合がある。このような場合に、従来の組立棚においては、構造強度上の問題が生じ得る。すなわち、天板及び地板、或いは四方形枠体を用いる従来の組立棚においては、組立棚の下部に台車等の収容空間を確保するために地板或いは四方形枠体を取り除くと、4本の支柱がその下部において相互間連結手段を失うため、構造体としては非常に不安定で強度の小さいものとなってしまう。また、横架材(ブレースとビーム)を用いた従来の組立棚においては、その下部前面側の横架材(ビーム)を取り除くと、前側の左右2本の支柱間の左右方向連結力が大きく低下し、構造体としては強度が低下し不安定なものとなる。
【0004】
したがって、本発明の目的は、十分な構造体強度を確保しつつ必要に応じ下部に前方に開放する台車等の進入空間を容易に確保することができるとともに、物品等の収容スペースとして用いることもできる組立棚を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、前後左右に互いに間隔をあけて立てて配設される4本の支柱と、前記4本の支柱内に上下に間隔をあけて複数の棚板と、前記4本の支柱の上部に取り付けられる天板とを備え、下方の前記棚板を取り除いて、前面側から台車を出し入れ可能な収容空間を確保することができる組立棚であって、左右の前後2本の前記支柱を連結する2つの前後連結部と背面側の左右2本の前記支柱を連結する左右連結部とを有し、上面に前記棚板が着脱可能に取り付けられる略コ字状の連結枠と、前記支柱の上端に取り付けた前記天板と、前記天板の下方の前記支柱に上下に間隔をもって着脱可能に取り付けた複数の棚板とを備えたことを特徴とする組立棚を提供する。
【0006】
上記構成を有する組立棚においては、少なくとも支柱の下部に位置する連結枠が、4本の支柱を連結するとともに、組立棚の前面側を開放するように略コ字状の一定形状をなしているので、最下段又は下から数段分の棚板を取り除いたとき、組立棚の下部に、物品を載せた台車又は空の台車等を組立棚の前面側から出し入れ可能に収容できる収容空間を確保することができる。しかも、4本の支柱を連結する連結枠は独立して略コ字状の一定形状をなすものであるので、4本の支柱間を十分な連結強度に保ちつつ組立棚の前面側を開放することができる。したがって、棚板を取り除いた状態でも組立棚を十分な強度に保つことができる。
【0007】
また本発明は、前後左右に互いに間隔をあけて立てて配設される4本の支柱に、上下に間隔をあけて複数の棚板が支持される組立棚において、少なくとも最下段の棚板が4本の支柱を連結する連結枠に着脱可能に取り付けられ、連結枠は組立棚の前面側を開放するように略コ字状の一定形状をなしていることを特徴とする組立棚を提供する。
【0008】
上記構成を有する組立棚においては、少なくとも最下段の棚板が4本の支柱を連結する連結枠に着脱可能に取り付けられており、且つ、連結枠は組立棚の前面側を開放するように略コ字状をなしているので、最下段の棚板を取り除いたとき、組立棚の下部に、物品を載せた台車又は空の台車等を組立棚の前面側から出し入れ可能に収容できる収容空間を確保することができる。しかも、4本の支柱を連結する連結枠は独立して略コ字状の一定形状をなすものであるので、4本の支柱間を十分な連結強度に保ちつつ組立棚の前面側を開放することができる。したがって、棚板を取り除いた状態でも組立棚を十分な強度に保つことができる。
【0009】
上記構成の組立棚における好ましい一形態においては、前記連結枠が左右各々前後2本の支柱を連結する2つの前後連結部と、組立棚の背面側の左右2本の支柱を連結する左右連結部とを有し、これら前後連結部と左右連結部とが一体に形成される。
【0010】
係る構成の組立棚においては、略コ字状の一定形状をなす連結枠が一体形成品であるので、安定した剛体強度を容易に確保できるとともに、組立棚の部品点数と、組立棚の組み立て及び分解工数を減らすことができる。
【0011】
一方、上記構成の組立棚における他の好ましい形態においては、前記連結枠が左右各々前後2本の支柱を連結する2つの前後連結部材と、組立棚の背面側の左右2本の支柱を連結する左右連結部材とを有し、これら前後連結部材と左右連結部材とが接続部材を介して互いに着脱可能に位置決め固定される。
【0012】
係る構成の組立棚においては、前後連結部材と左右連結部材とを接続部材を介して互いに着脱可能に位置決め固定することにより、安定した剛体強度を有する連結枠とすることができるとともに、独立して略コ字状の一定形状をなす連結枠が前後連結部材と左右連結部材と接続部材との別体構造品であるので、構成部品の小型化による製造の簡易・容易化を達成できるとともに、組立棚を組み立てる前の部品保管及び運搬を小スペースで効率的に行うことができる。また、前後又は左右方向の寸法の異なる組立棚に対し、連結枠構成部材である前後連結部材、左右連結部材及び接続部材をそれぞれ共通部品として供給できるので、組立棚の製造効率を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0014】
図1から図6までは本発明の一実施例を示したものであり、図1は組立棚の全体斜視図、図2は図1に示す組立棚の主要部の分解斜視図、図3は図1に示す組立棚の要部を示す分解斜視図、図4(a)、(b)はそれぞれ図1に示す組立棚の組み立て方法を示す要部斜視図、図5(a)、(b)はそれぞれ図1に示す組立棚の組み立て方法を示す要部水平断面図、図6は図1に示す組立棚の組立状態を示す要部縦断面図である。
【0015】
はじめに図1を参照すると、組立棚は前後及び左右に互いに間隔をあけて立てて配設される4本の支柱11,12,13,14を備えており、各支柱11〜14はL字型のアングル材からなっている。これら4本の支柱11〜14の上端部には、棚板を兼ねた天板15の四隅がそれぞれ取り付けられている。また、天板15の下方には必要に応じて任意個数(ここでは複数)の棚板16が互いに上下に間隔をあけて支柱11〜14に支持されるように構成されている。
【0016】
支柱に対する天板15及び棚板16の支持形態は任意に選択することができるが、本発明によれば、少なくとも最下段の棚板16が4本の支柱11〜14を連結する連結枠20に着脱可能に取り付けられており、この連結枠20は組立棚の前面側を開放するように略コ字状の一定形状をなしていることが重要である。
【0017】
更に詳しく説明すると、図2に示すように、ここでは連結枠20が左右の前後2本の支柱を連結する2つの前後連結部21,22と、組立棚の背面側の左右2本の支柱13,14を連結する左右連結部23とを有し、これら前後連結部21,22と左右連結部23とが一体に形成されている。ここではこれら前後連結部21,22と左右連結部23は断面略コ字形の素材を用いて個別に形成された後、互いに溶接されて一体化されている。図3において符号24は連結部21,23の溶接部を示している。なお、一体形状の連結枠20を得る方法としては、一体成形若しくは一体板金加工を用いてもよい。
【0018】
前後連結部21,22及び左右連結部23は、例えば断面L字型のアングル材で形成してもよいが、荷物を載せた台車がぶつかっても十分耐え得る強度を確保する上で、断面略コ字状のものが好適である。
【0019】
上記構成を有する連結枠20は、左右連結部21,22の前端が前側の左右の支柱11,12に対しそれぞれ着脱可能に取り付けられる。そして、連結枠20の後端の左右両端がそれぞれ後側の左右の支柱13,14に着脱可能に取り付けられる。連結枠20はねじを用いて支柱11〜14に取り付けてもよいが、組み立て作業性を向上させるために、ここではねじを用いない取付手段が採用されている。
【0020】
すなわち、図2、図3、図4に示すように、この実施例の連結枠20においては、左右連結部21,22の前端と、左右連結部21,22の後端の隅部とにそれぞれL字型アングル材からなる延長部材25,26,27,28が例えば溶接により固着されており。各延長部材25,26,27,28には、支柱11〜14に形成された第1の取付穴29と係わり合う第1の係り合い部30と、支柱11〜14に形成された第2の取付穴31と係わり合う第2の係り合い部32とを備えたものとなっており、これら第1の取付穴29と第1の係り合い部30との係わり合い及び第2の取付穴31と第2の係り合い部32との係わり合いによって、支柱11〜14が連結枠20に対し前後方向及び左右方向に動くことのないよう強固に連結されるものとなっている。
【0021】
さらに、この実施例においては、支柱11〜14に形成された貫通穴33と延長部材25〜28に形成された貫通穴34とを整合させてファスナー部材35を差し込むことにより、延長部材25〜28が支柱11〜14に対し上下方向に動くことを防止できるので、上述した第1の係り合い部30及び第2の係り合い部32が第1の取付穴29又は第2の取付穴31から離脱することを防止できる。
【0022】
ここで、第1の係り合い部30は略十字形をなしており、延長部材25〜28の切り起こしにより突出形成されている。また、第1の係り合い部30の略十字形状に対応して、第1の取付穴29も略十字形をなしている。一方、第2の係り合い部32は軸部32aとその先端に形成された頭部32bとを有し、延長部材25〜28にかしめ、溶接等の手段で固着されている。そして、第2の取付穴31は第2の係り合い部32の頭部32bを通すことができる大きなサイズの大穴部31aと、この大穴部31aから下方に延びた小穴部31bとを有している。
【0023】
連結枠20の前端側においては、第1の係り合い部30が延長部材25,26の前面に設けられており、第2の係り合い部32が延長部材25,26の側面に設けられている。また、連結枠20の後端側においては、第1の係り合い部30が延長部材27,28の背面に設けられており、第2の係り合い部32が延長部材27,28の側面に設けられている。また、第1の係り合い部30と第2の係り合い部32はそれぞれ上下に間隔をあけて2つずつ延長部材25〜28に設けられている。
【0024】
上記の第1の係り合い部30及び第2の係り合い部32を用いて延長部材27を支柱13に取り付けるときは、図5(a),(b)に示すように、はじめに第2の係り合い部32を第2の取付穴31に通し、次いで、延長部材27を後方にに移動させ、第1の係り合い部30を第1の取付穴29に通す。その後、図4(b)に示すように、延長部材27を下方に下げると、第2の係り合い部32の軸部32aが第2の取付穴31の小穴部31bに嵌まることにより、図中左方への抜けが防止される。また、第1の係り合い部30が第1の取付穴29の下端部に嵌まることにより、前方への抜けが防止される。したがって、延長部材27は支柱13に対し前後及び左右方向に位置決めされ固定されることとなる。その後、貫通穴33,34にファスナー部材35を差し込むことにより、延長部材27が支柱13に対し上下方向に動くことを防止できる。延長部材25,26,28を支柱11,12,14に取り付けるときも、上述した手順と同様の手順で簡単に取り付けることができる。
【0025】
さらに、この実施例においては、連結枠20の上に棚板16を載せることができ、この棚板16には、上記ファスナー部材35を通すことができる貫通穴36が形成されている。したがって、図6に示すように、連結枠20の上に棚板16を載せた後、ファスナー部材35を貫通穴33,34,36に通しその先端35aを棚板16の貫通穴36の内側周縁に引っ掛けて止めることにより、棚板16を連結枠20の上に固定することができる。
【0026】
上記実施例の構成においては、少なくとも最下段の棚板16が4本の支柱11〜14を連結する連結枠20に着脱可能に取り付けられており、且つ、連結枠20は組立棚の前面側を開放するように略コ字状をなしているので、少なくとも最下段の棚板16を連結枠20から取り除くだけで、組立棚の下部に、物品を運ぶ台車等を組立棚の前面側から出し入れ可能に収容できる収容空間を確保することができる。しかも、4本の支柱11〜14を連結する連結枠20は独立して略コ字状の一定形状をなすものであるから、棚板16が取り除かれたとき、4本の支柱11〜14間を十分な連結強度に保ちつつ組立棚の前面側を開放することができる。したがって、棚板16を取り除いた状態でも組立棚を十分な強度に保つことができる。
【0027】
さらに、上記実施例の構成においては、略コ字状の一定形状をなす連結枠20が一体形成品であるので、安定した剛体強度を容易に確保できるとともに、組立棚の部品点数と、組立棚の組み立て及び分解工数を減らすことができる。
【0028】
図7から図10までは、本発明の他の実施例を示したものである。図7は組立棚の主要部を示す分解斜視図、図8は図7に示す組立棚の要部斜視図、図9は図7に示す組立棚の要部平面図、図10は図7に示す組立棚の図9中10−10線に沿った断面図である。これらの図において、上記実施例と同様の構成要素には同一の参照符号が付してある。
【0029】
これらの図を参照すると、この実施例においては、連結枠20が、左側の前後2本の支柱11,13を連結する前後連結部材210と、右側の前後2本の支柱12,14を連結する前後連結部材220と、組立棚の背面側の左右2本の支柱を連結する左右連結部材230とを有し、これら前後連結部材210,220と左右連結部材230とが接続部材240,250を介して互いに着脱可能に位置決め固定され、全体として独立した略コ字状の一定形状をなしている。
【0030】
この実施例における前後連結部材210,220と左右連結部材230は上記実施例と同様に断面略コ字形の素材からなっているが、上記実施例ではコ字形断面が連結枠20の内側に開放しているのに対し、この実施例においては、コ字形断面が連結枠20の外側に開放するように配置される。
【0031】
前後連結部材210,220の前端には上記実施例と同様の構成を有する延長部材25,26が取り付けられており、延長部材25,26は第1の係り合い部30と、第2の係り合い部32と、ファスナー部材35を用いて支柱11,12に取り付けることができるものとなっている。
【0032】
図8〜図10に示すように、右側の前後連結部材220と左右連結部材230とは、前後連結部材220の後端内側面に形成された段差部220aと、左右連結部材230の右端前面側に形成された段差部230aとが嵌まり合うように形成されている。そして、連結枠20の後端右隅部に設けられる延長部材280は、側部片280aと後部片280bとに2分割されており、側部片280aは前後連結部材220の後端外側面に形成された段差部220bに例えば溶接等で固着され、後部片280bは左右連結部材230の後端背面及び後端外側面に形成された段差部230bに例えば溶接等で固着されている。側部片280aには第2の係り合い部32が設けられ、後部片280bには第1の係り合い部30が設けられるとともに、ファスナー部材35を通す貫通穴34が形成されている。
【0033】
したがって、前後連結部材220と左右連結部材230とを連結したとき、側部片280aと後部片280bとで上記実施例の延長部材28と同様の構成を有する略L字型の延長部材280が形成されることとなる。
【0034】
前後連結部材220と左右連結部材230とを連結するための接続部材250は、前後連結部材230の後端内側面に当接する側部当接部250bと、左右連結部材230の右端内側面(前面)に当接する後部当接部250cとを底板部250aから直角に折り曲げて一体に形成したものとなっており、さらに、側部当接部250bの上端から前後連結部材220の後端上面に当接する側部上面当接部250dを直角に折り曲げて一体に形成し、また、後部当接部250cの上端から左右連結部材230の右端上面に当接する後部上面当接部250eを直角に折り曲げて一体に形成したものとなっている。
【0035】
上記構成を有する接続部材250は前後連結部材220及び左右連結部材230に対しねじで連結してもよいが、この実施例においては、側部当接部250b及び後部当接部250cにそれぞれ取付穴290が形成され、前後連結部材220の後端内側面及び左右連結部材230の右端内側面にそれぞれ係り合い部300が形成され、これら係り合い部300を取付穴290に引っ掛けて止めることができるようになっている。取付穴290及び係り合い部300はそれぞれ上下に間隔をあけて2つずつ設けられている。これら取付穴290及び係り合い部300は上記実施例における第1の取付穴29及び第1の係り合い部30と同様の形態を有するものである。
【0036】
一方、接続部材250の側部上面当接部250d及び後部上面当接部250eにはそれぞれ貫通穴310が形成され、一方、前後連結部材220の後部上面及び左右連結部材230の右端上面には貫通穴320が形成され、これら貫通穴310,320を整合させてファスナー部材330を差し込み取り付けることができるものとなっている。
【0037】
なお、連結枠20の後端左側隅部に設けられる延長部材270は、上記延長部材280と同様に前後連結部材210に固着された側部片270aと左右連結部材230に固着された後部片270bとからなっており、延長部材280とは左右対称な関係で同様の構成を有している。また、前後連結部材210と左右連結部材230とを連結するための接続部材240は、上記接続部材250と左右対称な同様の構成を有している。なお、この実施例における延長部材270,280は2分割構造をなしているが、一体形状の延長部材を前後連結部材210、220の後端部又は左右連結部材230の左右端に取り付けてもよい。
【0038】
上記構成の組立棚においては、前後連結部材210,220と左右連結部材230とを接続部材240,250を介して互いに着脱可能に位置決め固定することにより、独立して略コ字状の一定形状をなし安定した剛体強度を有する連結枠20とすることができる。そして、独立して略コ字状の一定形状をなす連結枠20が前後連結部材210,220と左右連結部材230と接続部材240,250との別体構造品であるので、連結枠構成部品の小型化による製造の簡易・容易化を達成できるとともに、組立棚を組み立てる前の部品保管及び運搬を小スペースで効率的に行うことができる。また、前後又は左右方向の寸法の異なる組立棚に対し、連結枠構成部材である前後連結部材210,220、左右連結部材230及び接続部材240,250を共通部品として供給できるので、組立棚の製造効率を向上させることができる。
【0039】
以上図示実施例につき説明したが、本発明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内でその構成要素に種々の変更を加えることができる。例えば、上記実施例においては、連結枠20に延長部材25〜27を取り付けて支柱11〜14との取り付け強度を向上させているが、特に連結枠20自体が十分な上下幅を有するときは、延長部材を省略してもよい。また、上記実施例においては最下段の棚板のみが略コ字状をなす連結枠により支持される構成となっているが、さらに上位の棚板についても略コ字状をなす連結枠により支持させることが可能であり、このように略コ字状をなす連結枠を増やせば、組立棚の構造体強度を保ちつつ組立棚の前面開放スペース(台車等の収容スペース)を上下方向に大きく拡大することができる。
【0040】
一方、図示は省略するが、棚板16は連結枠20を介することなく4本の支柱11、12、13、14に対し着脱可能に取り付けてもよい。この場合、連結枠20は支柱11〜14の下部のみに設けてもよいし、上下に間隔をあけて複数箇所に設けてもよい。最下段の棚板16若しくは下から複数段の棚板16、16…を支柱11〜14から取り外したとき、少なくとも支柱11〜14の下部に位置する連結枠20が略コ字状の一定形状をなして4本の支柱11〜14を連結しているので、組立棚の前面側を開放できるとともに、連結枠20により組立棚の構造体強度を保つことができる。
【0041】
さらに、上記実施例における、係り合い部30,32,300等は好ましい実施形態にすぎず、他の例えばフック形の係り合い部等を適用してもよい。また、接続部材240,250は前後連結部材210,220と左右連結部材230とを直角に規制して位置決め固定できるものであればよく、任意の形状のものを適用することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明においては、少なくとも支柱の下部に位置する連結枠が、4本の支柱を連結するとともに、組立棚の前面側を開放するように略コ字状の一定形状をなしているので、最下段又は下から数段分の棚板を取り除いたとき、組立棚の下部に、物品を載せた台車又は空の台車等を組立棚の前面側から出し入れ可能に収容できる収容空間を確保することができる。しかも、4本の支柱を連結する連結枠は独立して略コ字状の一定形状をなすものであるので、4本の支柱間を十分な連結強度に保ちつつ組立棚の前面側を開放することができる。
【0043】
また、少なくとも最下段の棚板が4本の支柱を連結する連結枠に着脱可能に取り付けられる場合、少なくとも最下段の棚板を支持し且つ4本の支柱を連結する連結枠が独立して略コ字状の一定形状をなすものとされているので、最下段の棚板を取り除いたとき4本の支柱間を十分な連結強度に保ちつつ組立棚の前面側を開放することができる。したがって、棚板を取り除いた状態でも組立棚を十分な強度に保つことができる。また、この連結枠に棚板を着脱可能に取り付けることができるので、物品収容スペースとして有効に利用することも可能である。
【0044】
したがって、本発明によれば、十分な構造体強度を確保しつつ必要に応じ下部に前方に開放する台車等の進入空間を容易に確保することができるとともに、物品等の収容スペースとして用いることもできる組立棚を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す組立棚の全体斜視図である。
【図2】図1に示す組立棚の主要部の分解斜視図である。
【図3】図1に示す組立棚の要部を示す分解斜視図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれ図1に示す組立棚の組み立て方法を示す要部斜視図である。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ図1に示す組立棚の組み立て方法を示す要部水平断面図である。
【図6】図1に示す組立棚の組立状態を示す要部縦断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す組立棚の主要部の分解斜視図である。
【図8】図7に示す組立棚の要部斜視図である。
【図9】図7に示す組立棚の要部平面図である。
【図10】図7に示す組立棚の図9中10−10線に沿った断面図である。
【符号の説明】
11、12,13,14 支柱
15 天板(棚板)
16 棚板
20 連結枠
21,22 前後連結部
23 左右連結部
24 溶接部
25,26,27,28 延長部材
29 第1の取付穴
30 第1の係り合い部
31 第2の取付穴
32 第2の係り合い部
33,34,36 貫通穴
35 ファスナー部材
210,220 前後連結部材
230 左右連結部材
240,250 接続部材
270,280 延長部材
290 取付穴
300 係り合い部
310,320 貫通穴
330 ファスナー部材

Claims (3)

  1. 前後左右に互いに間隔をあけて立てて配設される4本の支柱と、前記4本の支柱内に上下に間隔をあけて複数の棚板と、前記4本の支柱の上部に取り付けられる天板とを備え、下方の前記棚板を取り除いて、前面側から台車を出し入れ可能な収容空間を確保することができる組立棚であって
    左右の前後2本の前記支柱を連結する2つの前後連結部と背面側の左右2本の前記支柱を連結する左右連結部とを有し、上面に前記棚板が着脱可能に取り付けられる略コ字状の連結枠と、
    前記支柱の上端に取り付けた前記天板と、
    前記天板の下方の前記支柱に上下に間隔をもって着脱可能に取り付けた複数の棚板とを備えた
    ことを特徴とする組立棚。
  2. 前記連結枠が左右の前後2本の支柱を連結する2つの前後連結部と、組立棚の背面側の左右2本の支柱を連結する左右連結部とを有し、これら前後連結部と左右連結部とが一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の組立棚。
  3. 前記連結枠が左右の前後2本の支柱を連結する2つの前後連結部材と、組立棚の背面側の左右2本の支柱を連結する左右連結部材とを有し、これら前後連結部材と左右連結部材とが接続部材を介して互いに着脱可能に位置決め固定されている
    ことを特徴とする請求項1記載の組立棚。
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