JP3395876B2 - 組立て棚の棚部材連結構造 - Google Patents

組立て棚の棚部材連結構造

Info

Publication number
JP3395876B2
JP3395876B2 JP33174196A JP33174196A JP3395876B2 JP 3395876 B2 JP3395876 B2 JP 3395876B2 JP 33174196 A JP33174196 A JP 33174196A JP 33174196 A JP33174196 A JP 33174196A JP 3395876 B2 JP3395876 B2 JP 3395876B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf member
shelf
mounting
columns
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33174196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10167075A (ja
Inventor
稔洋 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP33174196A priority Critical patent/JP3395876B2/ja
Publication of JPH10167075A publication Critical patent/JPH10167075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3395876B2 publication Critical patent/JP3395876B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)
  • Handcart (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四本の支柱と、こ
の支柱のうちの相対向する二本の支柱どうしの間を通し
て四本の支柱の間に対して出し入れされる棚部材とを備
えるとともに、前記支柱のうちの組立て棚奥側に位置す
る左右一対の後支柱それぞれと、棚部材との間に、後支
柱の第1取付け孔を有する第1取付け部と、前記第1取
付け孔に抜差し自在な棚部材側の第1係止部とによって
棚部材を後支柱に分離自在に取り付ける後係合機構を備
え、前記支柱のうちの組立て棚手間側に位置する左右一
対の前支柱それぞれと、棚部材との間に、前支柱の第2
取付け孔を有する第2取付け部と、前記第2取付け孔に
抜差し自在な棚部材側の第2係止部とによって棚部材を
前支柱に分離自在に取り付ける前係合機構を備えてある
組立て棚の棚部材連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記組立て棚において、従来、図21に
示すように、棚部材20の奥側の係止部31と、この係
止部31を取り付ける後支柱10aの取付け部との間に
係合融通を備え、図21(イ)に示す如く棚部材20の
奥側を後支柱10aに取り付け、この後、図21(ロ)
に示す如く手前側を前支柱10bに取付けられるように
なったものがあった。すなわち、棚部材の取付けや取り
外しを行う際には、棚部材の奥側を後支柱に支持させな
がら棚部材全体を前後に移動操作したり、手前側を後支
柱による支持点が揺動中心になるようにして昇降操作し
たりして、手前側の係止部を前支柱の取付け部に位置合
わせするとともに取付けるとか、前支柱の取付け部から
取り外すことができ、棚部材の奥側と手前側とを一挙に
支柱に取付けたり、支柱から取り外したりするに比べ、
棚部材を楽に支持しながら取付け作業したり、取り外し
作業したりできるようになったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記した棚部材
取付け技術の場合、図21に示すように、前支柱10b
に棚部材20の手前側を取り付けるように備えられる取
付け孔16が棚部材20の係止部41を前支柱10bの
後側から挿入するように後向きの孔になっていた。この
ため、棚部材の手前側を前支柱の取付け部に取り付けた
り、この取付け部から取り外したりする際に取付け孔が
見えにくく、棚部材の係止部を支柱の取付け孔に合致さ
せにくいとともに挿入しにくいとか、係止部を取付け孔
から抜き出しにくいなど、棚部材を前支柱に取付けた
り、前支柱から取り外したりする操作の面から作業能率
が悪くなっていた。本発明の目的は、棚部材を支持面か
らも、前支柱に対する着脱面からも、楽にかつ迅速に組
み付けたり、取り外したりできるようにすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】目的達成のために、請求
項1に記載の発明は、冒頭に記した組立て棚の棚部材取
付け構造において、棚部材の奥側が左右一対の後支柱に
支持されている状態で棚部材が前支柱および後支柱に対
して前後方向に移動すること、および、後支柱よる支持
点を揺動中心にして第2係止部が第2取付け部に対して
昇降することを許容する係合融通を、左右一対の後係合
機構に備え、棚部材の手前側が前係合機構によって前支
柱に取り付けられるに伴って第2取付け部に噛み合って
棚部材の前支柱および後支柱に対する前後動を抑制する
第1位置決め部を、左右一対の第2係止部に備え、第2
取付け孔を、第2係止部が前支柱の前方側から挿入され
るように前向き孔に形成してある。すなわち、棚部材の
組み付けを行うに当たり、棚部材の第1係止部を第1取
付け部に取付けて棚部材の奥側を後支柱に支持させた状
態にしても、係合融通のために、棚部材全体を前後に移
動させたり、手前側を昇降させたりして手前側の第2係
止部を前支柱の第2取付け部に取付けられる。このと
き、第2取付け孔が前向き孔であることにより、棚部材
の第2係止部や前支柱の第2取付け孔を前支柱の前方側
から容易に見て第2係止部を第2取付け孔に容易かつ迅
速に位置合わせするとともに挿入できるものである。そ
して、手前側を前支柱に取り付けると、前記係合融通の
存在にかかわらず、棚部材が前後に動かないとか動いて
もわずかであるように前後動を第1位置決め部によって
抑制して支障なく使用できるものである。また、棚部材
の取り外しを行うに当たり、棚部材の第1係止部を第1
取付け部に取り付けて棚部材の奥側を後支柱に支持させ
たままにしても、係合融通の作用により、手前側を前支
柱の第2取付け部から上昇させたり、棚部材全体を前後
動させたりして手前側を前支柱から取り外すことができ
るものである。このとき、第2取付け孔が前向き孔であ
ることにより、棚部材の第2係止部や前支柱の第2取付
け孔を前支柱の前方側から容易に見て第2係止部を第2
取付け孔から容易かつ迅速に抜き出すことができるもの
である。 これにより、棚部材の奥側は後支柱に支持させ
て手前側のみを支持するだけで 楽に棚部材を支持して、
かつ、第2係止部や第2取付け孔を容易に見通して棚部
材の手前側を前支柱に容易、迅速に位置合わせしたり係
脱させたりして、楽にかつ能率よく組立て作業したり、
分解作業したりできる。
【0005】また、請求項1に記載の発明によれば、前
記後支柱が前記第1取付け部を複数個、前記前支柱が前
記第2連結部部を複数個それぞれ支柱上下方向に並ぶ状
態で備え、棚部材の奥側を後支柱のいずれか一つの第1
取付け部に取付け、この第1取付け部とは異なるレベル
に位置する前支柱のいずれか一つの第2取付け部に棚部
材の手前側を取付けることを前記係合融通が許容するよ
うに構成してあるものだから、棚部材の前支柱に対する
取付けレベルを後支柱に対する取付けレベルと同じにす
る他、後支柱に対する取付けレベルよりも低くしたり、
高くしたりして棚部材の取付け姿勢を前下がり姿勢とか
前上がり姿勢とかにすることができ、棚部材を楽に能率
よく組立てできるものを、物品を前方から見やすいよう
に載置できる状態に得られる。
【0006】請求項2に記載の発明は、冒頭に記した組
立て棚の棚部材取付け構造において、棚部材の奥側が左
右一対の後支柱に支持されている状態で棚部材が前支柱
および後支柱に対して前後方向に移動すること、およ
び、後支柱よる支持点を揺動中心にして第2係止部が第
2取付け部に対して昇降することを許容する係合融通
を、左右一対の後係合機構に備え、 棚部材の手前側が前
係合機構によって前支柱に取り付けられるに伴って第2
取付け部に噛み合って棚部材の前支柱および後支柱に対
する前後動を抑制する第1位置決め部を、左右一対の第
2係止部に備え、 第2取付け孔を、第2係止部が前支柱
の前方側から挿入されるように前向き孔に形成してあ
る。 すなわち、棚部材の組み付けを行うに当たり、棚部
材の第1係止部を第1取付け部に取付けて棚部材の奥側
を後支柱に支持させた状態にしても、係合融通のため
に、棚部材全体を前後に移動させたり、手前側を昇降さ
せたりして手前側の第2係止部を前支柱の第2取付け部
に取付けられる。このとき、第2取付け孔が前向き孔で
あることにより、棚部材の第2係止部や前支柱の第2取
付け孔を前支柱の前方側から容易に見て第2係止部を第
2取付け孔に容易かつ迅速に位置合わせするとともに挿
入できるものである。そして、手前側を前支柱に取り付
けると、前記係合融通の存在にかかわらず、棚部材が前
後に動かないとか動いてもわずかであるように前後動を
第1位置決め部によって抑制して支障なく使用できるも
のである。また、棚部材の取り外しを行うに当たり、棚
部材の第1係止部を第1取付け部に取り付けて棚部材の
奥側を後支柱に支持させたままにしても、係合融通の作
用により、手前側を前支柱の第2取付け部から上昇させ
たり、棚部材全体を前後動させたりして手前側を前支柱
から取り外すことができるものである。このとき、第2
取付け孔が前向き孔であることにより、棚部材の第2係
止部や前支柱の第2取付け孔を前支柱の前方側から容易
に見て第2係止部を第2取付け孔から容易かつ迅速に抜
き出すことができるものである。 これにより、棚部材の
奥側は後支柱に支持させて手前側のみを支持するだけで
楽に棚部材を支持して、かつ、第2係止部や第2取付け
孔を容易に見通して棚部 材の手前側を前支柱に容易、迅
速に位置合わせしたり係脱させたりして、楽にかつ能率
よく組立て作業したり、分解作業したりできる。
【0007】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記棚部材が積み重ねられた際、上段側の棚部材と下段側
の棚部材との前記第1係止部および前記第2係止部どう
しが当接して棚部材の載置面方向でのずれ動きを抑制す
る当たり部を前記第1係止部および第2係止部に備えて
あるものだから、棚部材を取り外した場合には、当たり
部によるずれ動きの抑制によって崩れにくいように安全
に積み重ねてコンパクトに格納でき、しかも、第1係止
部や第2係止部を崩れ防止に有効に利用して安価かつコ
ンパクトに得られる。
【0008】請求項3に記載の発明は、冒頭に記した組
立て棚の棚部材取付け構造において、棚部材の奥側が左
右一対の後支柱に支持されている状態で棚部材が前支柱
および後支柱に対して前後方向に移動すること、およ
び、後支柱よる支持点を揺動中心にして第2係止部が第
2取付け部に対して昇降することを許容する係合融通
を、左右一対の後係合機構に備え、 棚部材の手前側が前
係合機構によって前支柱に取り付けられるに伴って第2
取付け部に噛み合って棚部材の前支柱および後支柱に対
する前後動を抑制する第1位置決め部を、左右一対の第
2係止部に備え、 第2取付け孔を、第2係止部が前支柱
の前方側から挿入されるように前向き孔に形成してあ
る。 すなわち、棚部材の組み付けを行うに当たり、棚部
材の第1係止部を第1取付け部に取付けて棚部材の奥側
を後支柱に支持させた状態にしても、係合融通のため
に、棚部材全体を前後に移動させたり、手前側を昇降さ
せたりして手前側の第2係止部を前支柱の第2取付け部
に取付けられる。このとき、第2取付け孔が前向き孔で
あることにより、棚部材の第2係止部や前支柱の第2取
付け孔を前支柱の前方側から容易に見て第2係止部を第
2取付け孔に容易かつ迅速に位置合わせするとともに挿
入できるものである。そして、手前側を前支柱に取り付
けると、前記係合融通の存在にかかわらず、棚部材が前
後に動かないとか動いてもわずかであるように前後動を
第1位置決め部によって抑制して支障なく使用できるも
のである。また、棚部材の取り外しを行うに当たり、棚
部材の第1係止部を第1取付け部に取り付けて棚部材の
奥側を後支柱に支持させたままにしても、係合融通の作
用により、手前側を前支柱の第2取付け部から上昇させ
たり、棚部材全体を前後動させたりして手前側を前支柱
から取り外すことができるものである。このとき、第2
取付け孔が前向き孔であることにより、棚部材の第2係
止部や前支柱の第2取付け孔を前支柱の前方側から容易
に見て第2係止部を第2取付け孔から容易かつ迅速に抜
き出すことができるものである。 これにより、棚部材の
奥側は後支柱に支持させて手前側のみを支持するだけで
楽に棚部材を支持して、かつ、第2係止部や第2取付け
孔を容易に見通して棚部 材の手前側を前支柱に容易、迅
速に位置合わせしたり係脱させたりして、楽にかつ能率
よく組立て作業したり、分解作業したりできる。
【0009】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記前支柱および後支柱を着脱自在に立設する台車を備え
ているものだから、店舗の外部に出すとか内部に戻すと
かの移動を行う際には手押しなどによって簡単に移動で
きるとともに、不要な際には台車と支柱とに切り離して
コンパクトに格納できる。 また、請求項3に記載の発明
によれば、前記第1係止部が抜差し自在に入り込む支柱
上下向きのスリットを前記第1取付け部とは支柱周方向
に位置ずれする状態で後支柱に備えるとともに、前記後
支柱を前記第1取付け孔が前向きになる取付け姿勢と、
前記スリットが前向きになる取付け姿勢とに前記支柱連
結部に付け替えできるように構成し、前記第2係止部が
抜差し自在に入り込む支柱上下向きのスリットを前記第
2取付け部とは支柱周方向に位置ずれする状態で前支柱
に備えるとともに、前記前支柱を前記第2取付け孔が前
向きになる取付け姿勢と、前記スリットが前向きになる
取付け姿勢とに前記支柱連結部に付け替えできるように
構成してあるものだから、棚の不要な際には、支柱をス
リットが前向きになる取付け姿勢にして台車に取付け、
棚部材をこれの第1係止部や第2係止部が支柱のスリッ
トに入り込むようにして台車上に積み重ねることができ
る。すなわち、棚部材を台車上にコンパトに積み重ね、
台車を運搬車に利用して楽に搬送できるとともに、支柱
を第1係止部や第2係止部に係止して棚部材の積み崩れ
を防止する支柱に利用して安全に搬送できる。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、前記前支
柱および後支柱が分離自在に連結するとともに車体フレ
ームから上向きに突出する支柱連結部と、前記車体フレ
ームから下向き突出する台車連結部とを前記台車に備え
るとともに、前記台車が積み重ねられる際、上段側の台
車の前記台車連結部と、下段側の台車の前記支柱連結部
とが連結して車体フレームどうしの間に車輪収納スペー
スを形成するように構成してあるものだから、棚の不要
な際には、支柱の取り外した状態にした台車を、台車連
結部と支柱連結部との連結によって車輪が車体フレーム
の間に入り込んで台車段積みの障害にならないようにし
て安全に積み重ねてコンパクトに格納でき、しかも、支
柱連結部を車輪収納スペースを形成するスペーサ手段に
有効に利用して安価かつコンパクトに得られる。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、前記後支
柱が前記第1取付け部を複数個、前記前支柱が前記第2
連結部部を複数個それぞれ支柱上下方向に並ぶ状態で備
え、棚部材の奥側を後支柱のいずれか一つの第1取付け
部に取付け、この第1取付け部とは異なるレベルに位置
する前支柱のいずれか一つの第2取付け部に棚部材の手
前側を取付けることを前記係合融通が許容するように構
成してあるものだから、棚部材の前支柱に対する取付け
レベルを後支柱に対する取付けレベルと同じにする他、
後支柱に対する取付けレベルよりも低くしたり、高くし
たりして棚部材の取付け姿勢を前下がり姿勢とか前上が
り姿勢とかにすることができ、棚部材を楽に能率よく組
立てできるものを、物品を前方から見やすいように載置
できる状態に得られる。
【0012】請求項6に記載の発明によれば、前記棚部
材が積み重ねられた際、上段側の棚部材と下段側の棚部
材との前記第1係止部および前記第2係止部どうしが当
接して棚部材の載置面方向でのずれ動きを抑制する当た
り部を前記第1係止部および第2係止部に備えてあるも
のだから、棚部材を取り外した場合には、当たり部によ
るずれ動きの抑制によって崩れにくいように安全に積み
重ねてコンパクトに格納でき、しかも、第1係止部や第
2係止部を崩れ防止に有効に利用して安価かつコンパク
トに得られる。
【0013】請求項7に記載の発明によれば、前記第1
取付け孔を、前記第1係止部が後支柱の前方側から挿入
されるように前向き孔に形成してあるものだから、棚部
材の第1係止部や後支柱の第1取付け孔を後支柱の前方
側から容易に見て第1係止部を第1取付け孔に容易かつ
迅速に位置合わせするともに挿入したり、第1取付け孔
から容易かつ迅速に抜き外すことができ、棚部材の支持
面および前支柱に対する着脱面のみならず、後支柱に対
する着脱面からも楽にかつ迅速に組立てたり、分解した
りできる。
【0014】請求項8に記載の発明によれば、前記第1
位置決め部と前記第2取付け部とが噛み合うための噛合
い面を、第1位置決め部と第2取付け部との噛み合いが
深くなるほど噛合い融通が減少する傾斜面に形成し、前
記第1位置決め部が前記第2取付け部に噛み合うに伴っ
て支柱側の固定部に噛み合って棚部材の前支柱および後
支柱に対する横移動を抑制する第2位置決め部を棚部材
に備えるとともに、この第2位置決め部と前記固定部と
が噛み合うための噛合い面を、第2位置決め部と固定部
との噛み合いが深くなるほど噛合い融通が減少する傾斜
面に形成してあるものである。 すなわち、棚部材が四本
の支柱に取り付けられるに伴い、第1位置決め部が第2
取付け部に噛み合うとともに両者の噛み合い面の傾斜形
状によるカム作用で固定し合って棚部材を前支柱および
後支柱に対して前後移動しないように固定でき、さら
に、第2位置決め部が固定部に噛み合うとともに両者の
噛み合い面の傾斜形状によるカム作用で固定し合って棚
部材を前支柱および後支柱に対して横移動しないように
固定でき、棚部材を支持面からも支柱に対する着脱面か
らも楽にかつ迅速に組立てられるものを、前後方向にも
横方向にもガタ付かないように強固に組立てられる状態
にできる。
【0015】請求項9に記載の発明によれば、前記後支
柱が前記第1取付け部を複数個、前記前支柱が前記第2
取付け部を複数個それぞれ支柱上下方向に並ぶ状態で備
え、後支柱の前記複数個の第1取付け部を、後支柱の両
横側に配置される前記棚部材の前記第1係止部が係合す
るように構成するとともに、前支柱の前記複数個の第2
取付け部を、前支柱の両横側に配置される前記棚部材の
前記第2係止部が係合するように構成して、組立て棚横
方向に間隔を隔てて並ぶ二個の組立て棚の支柱どうしに
わたって前記棚部材を支持させられるように構成してあ
る。 すなわち、たとえば、花を収納するとか搬送すると
かの際には、棚部材が花丈に相当する棚間隔で蜜に並ん
で支柱に支持される多数棚段に組立て棚を構成し、数多
くの花を組立て棚に纏めて載置して数の割りには狭いス
ペースに収納するとか少ない搬送回数で能率よく搬送す
ることができ、花を陳列する際には、棚部材が花丈より
広い棚間隔で並んで支柱に支持される少数棚段に組立て
棚を構成するとともに、組立て棚から外した棚部材を組
立て棚横方向に間隔を隔てて並べた組立て棚の支柱どう
しにわたって支持させて、数多くの花を組立て棚内と、
組立て棚外とに分散させて載置して数の割りには広くて
見やすい棚間隔で陳列することができるものであり、物
品の収納や展示に使用するに当たり、それぞれに適した
形態に切り換えて多数の物品を有利に収納したり展示し
たりできる。
【0016】請求項10に記載の発明によれば、前記棚
部材の前側補強杆を棚部材本体とは別部品に作成して棚
部材本体の前端側に棚部材本体の横幅方向に沿わせて連
結するとともに、前記第2係止部を前記前側補強杆の端
部に備えさせ、前記棚部材の後側補強杆を棚部材本体と
は別部品に作成して棚部材本体の後端側に棚部材本体の
横幅方向に沿わせて連結するとともに、前記第1係止部
を前記後側補強杆の端部に備えさせてあるものだから、
たとえば棚部材本体を合成樹脂製のプレートで作成する
とともに前側補強杆や後側補強杆を金属製にし、棚部材
全体としては物品を支障なく載置できるとともに支柱に
強固に取付けられる強度を有しながら軽量なものにで
き、組立てや分解の際に容易に取扱えるとともに運搬し
やすくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示すように、台車1の四隅
部に支柱10a,10bを立設するとともに、台車1の
上方に上下複数段に位置する複数枚の棚部材20を四本
の支柱10a,10bにわたって取り付けて、例えば鉢
植え花や切り花を育成するとか陳列するなど、各種物品
を載置して収納したり陳列したりできるように、かつ、
台車1が備える四個の車輪2によって容易に移送できる
ように移動棚を構成してある。この移動棚は、台車1
と、四本の支柱10a,10bと、複数枚の棚部材20
とに分解したり、図1の完成状態に組立てたりすること
ができるように組立て棚に構成してあり、詳しくは、つ
ぎの如く構成してある。
【0018】図1および図13に示すように、前後一対
の金属製のメインフレーム3,3と、このメインフレー
ム3の両端側で両メインフレーム3,3の端部どうしを
連結する金属製の連結フレーム4および車輪取付け部材
5とによって、車体フレーム6を形成し、この車体フレ
ーム6の上面側に物品載置用の合成樹脂製プレート7を
取付け、前記一対の車輪取付け部材5,5それぞれの前
端側と後端側の下面側に前記車輪2を支持させ、車体フ
レーム6の四隅部に支柱連結用および台車連結用の車体
上下向きの角パイプ材8を付設して、前記台車1を構成
してある。すなわち、前記プレート7の上面によって物
品載置面を形成し、収納用や陳列用の物品を棚部材20
と同様に載置できるようにしてある。また、四隅部の各
パイプ材8により、上端側が車体フレーム6から上向き
に突出する支柱連結部を形成し、前記支柱10a,10
bの取付けを可能にしてある。
【0019】図2に明示するように、前記四本の支柱1
0a,10bのそれぞれは、横断面形状がC字形になる
ように板金を折り曲げ成形することによって、四つの側
面11a〜11dを備えるとともに四つの側面11a〜
11dのうちの第1側面11aに支柱本体全長にわたる
スリット12を備える角支柱本体を作成し、この角支柱
本体の下端部と上端部との内周面側に前記スリット12
を閉じる補強板金13を溶接することによって作成して
ある。そして、四本の支柱10a,10bのうちの組立
て棚奥側に位置させる左右一対の後支柱10a,10a
の場合には、角支柱本体の四つの側面11a〜11dの
うちの前記第1側面11aの両側に隣接する第2側面1
1bと第4側面11dとに、下細り形状の貫通孔で成る
第1取付け孔14を備える第1取付け部15を複数個、
後支柱10aの上下方向に並べて備えてある。四本の支
柱10a,10bのうちの組立て棚手前側に位置させる
左右一対の前支柱10b,10bの場合には、角支柱本
体の四つの側面11a〜11dのうちの前記第1側面1
1aの両側に隣接する第2側面11bと第4側面11d
とに、後支柱10aの第1取付け孔14と同じ形状およ
び大きさの下細り形状の貫通孔で成る第2取付け孔16
を備える第2取付け部17を複数個、後支柱10aの第
1取付け部15と同じ配置レベルおよび配列ピッチで前
支柱10bの上下方向に並べて備えてある。
【0020】後支柱10aも前支柱10bも、これの下
端側を台車1の前記支柱連結部8にこれの上端の支柱抜
差し口8aから挿入することによって台車1の四隅部の
うちの一つの隅部に立設でき、支柱連結部8から抜き外
すことによって台車1から取り外せる。後支柱10aも
前支柱10bも支柱連結部8に対して抜き上げて回転さ
せることにより、図1および図11に示す第1取付け姿
勢と、図12に示す第2取付け姿勢とに付け替えでき
る。そして、後支柱10aおよび前支柱10bは、前記
第1取付け姿勢にすると、スリット12が台車1の横外
側に向くとともに取付け孔14,16が台車1の前方側
に向く前向き孔になって棚部材20の取付けができる姿
勢になり、前記第2取付け姿勢にすると、スリット12
が台車1の前方側に向いて棚部材20の積み重ねができ
る姿勢になる。
【0021】図3および図4に示すように、前記複数枚
の棚部材20のそれぞれは、樹脂プレート21の前後両
端側に開口する内部空間22を複数本、樹脂プレート2
1の左右方向に並ぶ状態で備えるように成型した合成樹
脂製プレート21によって棚部材本体を作成し、この棚
部材本体21の前端側と後端側とに、棚部材本体21の
横幅方向に沿うとともに物品落ち止めの側壁を兼ねる板
金製の補強杆23,24をリベット連結し、棚部材本体
21の両横端側に、棚部材本体21の前後方向に沿うと
ともに物品落ち止めの側壁に兼ねる板金製の補強杆25
をリベット連結することによって形成してある。前記補
強杆23,24,25のうちの棚部材本体21の後端側
に位置する後側補強杆23の両端部に、フック型の第1
係止部31を備える第1連結金具30を溶接し、前記補
強杆23,24,25のうちの棚部材本体21の前端側
に位置する前側補強杆24の両端部に、フック型の第2
係止部41を備える第2連結金具40を溶接してある。
【0022】棚部材20の奥側の左端側に位置する前記
第1係止部31と、左側の後支柱10aの前記第1取付
け部15とにより、棚部材20を左側の後支柱10aに
分離自在に取り付ける後係合機構50を構成し、棚部材
20の奥側の右端側に位置する前記第1係止部31と、
右側の後支柱10aの前記第1取付け部15とにより、
棚部材20を右側の後支柱10aに分離自在に取り付け
る後係合機構50を構成してある。すなわち、図5
(イ),(ロ)および図6に示すように、左右いずれの
後係合機構50においても、第1係止部31を第1取付
け孔14に後支柱10aの前方側から挿入し、第1取付
け部15を形成している後支柱部分が第1係止部31の
下向きに開口する切欠き部32に入り込むように下降さ
せて第1取付け孔14の左右の内壁面のうちの棚部材側
に位置するとともに下端側に至るほど棚部材側から離れ
る傾斜面になっている内壁面14aによって受け止め支
持させると、第1係止部31と第1取付け部15とが係
合し、後係合機構50が棚部材20を後支柱10aに取
り付ける。そして、第1係止部31を第1取付け孔14
から後支柱10aの前方側に抜き出すことにより、第1
係止部31と第1取付け部15との係合を解除でき、棚
部材20を後支柱10aから取り外せる。
【0023】棚部材20の手前側の左端側に位置する前
記第2係止部41と、左側の前支柱10bの前記第2取
付け部17とにより、棚部材20を左側の前支柱10b
に分離自在に取り付ける前係合機構51を構成し、棚部
材20の手前側の右端側に位置する前記第2係止部41
と、右側の前支柱10bの前記第2取付け部17とによ
り、棚部材20を右側の前支柱10bに分離自在に取り
付ける前係合機構51を構成してある。すなわち、図7
(イ),(ロ)および図8に示すように、左右いずれの
前係合機構51においても、第2係止部41を第2取付
け孔16に前支柱10bの前方側から挿入し、第2取付
け部17を形成している前支柱部分が第2係止部41の
下向きに開口する切欠き部42に入り込むように下降さ
せて第2取付け孔16の左右の内壁面のうちの棚部材側
に位置するとともに下端側に至るほど棚部材側から離れ
る傾斜面になっている内壁面16aによって受け止め支
持させると、第2係止部41と第2取付け部17とが係
合し、前係合機構51が棚部材20を前支柱10bに取
り付ける。そして、第2係止部41を第2取付け孔16
から前支柱10bの前方側に抜き出すことにより、第2
係止部41と第2取付け部17との係合を解除でき、棚
部材20を前支柱10bから取り外せる。
【0024】前記左右いずれもの第1係止部31におけ
る前記切欠き部32の棚部材前後方向での幅を、第1係
止部31が前記内壁面14aによって受け止め支持され
たままで第1取付け部15に対して前後にずれ動くこと
も上下に回動することも可能にする広幅に形成してあ
る。これにより、左右いずれもの後係合機構50は前記
切欠き部32で成る係合融通を備え、この係合融通32
の作用により、棚部材20を図9に示す如く操作した
り、図10に示す如く取り付けたりすることを許容す
る。すなわち、棚部材20の奥側が左右の第1係止部3
1,31を介して左右の後支柱10a,10aの第1取
付け部15に支持されているままで棚部材20の全体を
左右一対の前支柱10bおよび後支柱10aに対して前
後に移動操作することも、後支柱10aによって支持さ
れている点を揺動中心にして左右の第2係止部41,4
1が第2取付け部17に対して昇降するように棚部材2
0の前側を昇降操作することも許容する。また、棚部材
20の奥側を取り付けた後支柱10aの第1取付け部1
5と同じ配置レベルに位置する前支柱10bの第2取付
け部17に棚部材20の手前側を取付ける他に、棚部材
20の奥側を取り付けた後支柱10aの第1取付け部1
5よりも一段分高い配置レベルに位置する前支柱10b
の第2取付け部17に棚部材20の手前側を取付けると
か、棚部材20の奥側を取り付けた後支柱10aの第1
取付け部15よりも一段分低い配置レベルに位置する前
支柱10bの第2取付け部17に棚部材20の手前側を
取付けることを許容する。
【0025】図4および図7に示すように、左右いずれ
もの第2係止部41において、この第2係止部41を形
成している第2連結金具40のうちの前記切欠き部42
の後側内壁面43aを形成している金具部分44aと、
前記切欠き部42の前側内壁面43bを形成している金
具部分44bとにより、棚部材20の前支柱10bおよ
び後支柱10aに対する前後動を抑制する第1位置決め
部44を形成するとともに、この第1位置決め部44
は、棚部材20の手前側が前係合機構51によって前支
柱10bに取り付けられるに伴って自ずと作用するよう
に構成してある。すなわち、第2係止部41が第2取付
け孔16に挿入されて前係合機構51が棚部材20を前
支柱10bに取り付けると、第2取付け部17を形成し
ている前支柱部分が切欠き部42に入り込むことによ
り、第1位置決め部44が前記後側内壁面43aと前側
内壁面43bとを噛み合い面として第2取付け部17に
自ずと噛み合う。すると、この噛み合いのために、第2
係止部41と前支柱10bとが前後方向に相対移動する
ことが抑制され、棚部材20が前支柱10bおよび後支
柱10aに対して前後方向に移動することが抑制され
る。
【0026】前記第1位置決め部44と第2取付け部1
7とが噛み合うための前記噛み合い面43aと43bと
のうちの後側噛み合い面43aを、上端側に至るほど前
側噛み合い面43bとの間隔が小になる傾斜面に形成し
てある。これにより、棚部材20が前支柱10bに対し
て下降して第1位置決め部44と第2取付け部17との
噛み合いが深くなるほど、前記噛み合い面43aの傾斜
によるカム作用のために両者44,17の噛み合い融通
が減少し、棚部材20が前支柱10bに対して前後方向
にガタ付かないように固定する。
【0027】図4および図6に示すように、左右いずれ
もの第1連結金具30において、第1係止部31の基端
側を形成している金具部分33aと、この金具部分33
aに対向するとともに後側補強杆23に連結している金
具部分33bとにより、棚部材20の奥側が後支柱10
aに対して横移動することを抑制するように棚部材20
の後側が備える第2位置決め部33を形成するととも
に、この第2位置決め部33は、前記第1位置決め部4
4が第2取付け部17に噛み合うに伴って自ずと作用す
るように構成してある。すなわち、棚部材20が後支柱
10aおよび前支柱10bに対して下降して第1位置決
め部44が第2取付け部17に噛み合うに伴い、金具部
分33aが第1取付け孔14の内部を、金具部分33b
が後支柱10aよりも組立て棚内側をそれぞれ下降して
両金具部分33a,33bが第1取付け孔14の横側に
位置する後支柱部分でなる固定部18を挟持する。これ
により、第2位置決め部33が固定部18に前記内壁面
14aを噛み合い面として自ずと噛み合う。すると、こ
の噛み合いのために、第1係止部31と後支柱10aと
が横方向に相対移動することが抑制され、棚部材20の
奥側が後支柱10aに対して横移動することが抑制され
る。
【0028】図4および図8に示すように、左右いずれ
もの第2連結金具40において、第2係止部41の基端
側を形成している金具部分45aと、この金具部分45
aに対向するとともに前側補強杆24に連結している金
具部分45bとにより、棚部材20の手前側が前支柱1
0bに対して横移動することを抑制するように棚部材2
0の手前側が備える第2位置決め部45を形成するとと
もに、この第2位置決め部45は、前記第1位置決め部
44が第2取付け部17に噛み合うに伴って自ずと作用
するように構成してある。すなわち、棚部材20が後支
柱10aおよび前支柱10bに対して下降して第1位置
決め部44が第2取付け部17に噛み合うに伴い、金具
部分45aが第2取付け孔16の内部を、金具部分45
bが前支柱10bよりも組立て棚内側をそれぞれ下降し
て両金具部分45a,45bが第2取付け孔16の横側
に位置する前支柱部分でなる固定部19を挟持する。こ
れにより、第2位置決め部45が固定部19に前記内壁
面16aを噛み合い面として自ずと噛み合う。すると、
この噛み合いのために、第2係止部41と前支柱10b
とが横方向に相対移動することが抑制され、棚部材20
の手前が前支柱10bに対して横移動することが抑制さ
れる。
【0029】前記後側の第2位置決め部33と固定部1
8とが噛み合うための前記噛み合い面14a、および、
前記前側の第2位置決め部45と固定部19とが噛み合
うための前記噛み合い面16aを、下端側に至るほど支
柱10a,10bの第3側面11cとの間隔が大になる
傾斜面に形成してある。これにより、棚部材20が前支
柱10bおよび後支柱10aに対して下降して第2位置
決め部33,45と固定部18,19との噛み合いが深
くなるほど、前記噛み合い面14a,16aの傾斜によ
るカム作用のために両者33と18、45と19の噛み
合い融通が減少し、棚部材20が後支柱10aおよび前
支柱10bに対して横方向にガタ付かないように固定す
る。
【0030】つまり、棚の組立てを行うには、図1およ
び図11に示すように、台車1の四隅部に支柱10a,
10bを前記第1取付け姿勢で立設し、後支柱10aの
前面側に第1取付け孔14を、前支柱10bの前面側に
第2取付け孔16をそれぞれ位置させる。そして、図9
(イ)に示すように、棚部材20を前支柱10b,10
bどうしの間から四本の支柱10a,10bの間に差し
入れ、図9(ロ)に示すように、棚部材20の全体をさ
らに奥側に移動させて奥側の左右の第1係止部31,3
1を後支柱10aの複数個の第1取付け部15のうちか
ら選択した一つの第1取付け部15の第1取付け孔14
に挿入し、奥側を左右の後支柱10a,10aに後係合
機構50によって取付けて支持させる。次に、棚部材2
0の奥側を左右の後支柱10a,10aによって支持さ
せながら手前側を手で支持し、左右の後支柱10aによ
る支持点を揺動中心として手前側を前支柱10bの第2
取付け部17に対して上下に揺動操作するとともに、棚
部材20の全体を奥側に移動させて手前側の左右の第2
係止部41を前支柱10bの複数個の第2取付け部17
のうちから選択した一つの第2取付け部17の第2取付
け孔16に位置合わせする。この位置合わせができる
と、図9(ハ)に示すように、棚部材20の全体をさら
に組立て棚後方側に移動させ、左右の第2係止部41,
41を第2取付け孔16に挿入して棚部材20の手前側
を左右の前支柱10bに前係合機構51,51によって
取付けることにより、棚部材20を四本の支柱10a,
10bにわたって取り付けられる。
【0031】このとき、棚部材20の手前側を取り付け
る前支柱10bの第2取付け部17として、奥側を取付
けた後支柱10aの第1取付け部15と同じ配置レベル
に位置する第2取付け部17を選択すると、図9(ハ)
に示す如く棚部材20を水平またはそれに近い取付け姿
勢にできる。また、棚部材20の手前側を取り付ける前
支柱10bの第2取付け部17として、奥側を取り付け
た後支柱10aの第1取付け部15よりも高い配置レベ
ルに位置する第2取付け部17を選択すると、図10に
一点鎖線で示す如く棚部材20を前上がり傾斜の取付け
姿勢にでき、奥側を取り付けた後支柱10aの第1取付
け部15よりも低い配置レベルに位置する第2取付け部
17を選択すると、図10に一点鎖線で示す如く棚部材
20を前下がり傾斜の取付け姿勢にできる。
【0032】棚部材20を水平、前上がり、前下がりの
いずれの取付け姿勢にした場合でも、左右の前係合機構
51,51が係合状態になるに伴い、左右の第1位置決
め部44,44が第2取付け部17に自ずと噛み合って
棚部材20を後支柱10aおよび前支柱10bに対して
前後動しないように固定し、かつ、後側の左右の第2位
置決め部33が後支柱10aの固定部18に自ずと噛み
合って棚部材20の奥側を後支柱10aに横移動しない
ように固定するとともに手前側の左右の第2位置決め部
45も前支柱10bの固定部19に自ずと噛み合って棚
部材20の手前側を前支柱10bに横移動しないように
固定する。これにより、棚部材20を四本の支柱10
a,10bに固定できる。
【0033】組立て棚を分解する場合、図9(ロ)に示
すように、棚部材20の奥側を左右の後支柱10a,1
0aの第1取付け部15に取付けて支持させたままにし
ながら棚部材20の手前側を手で支持し、左右の後支柱
10aによる支持点を揺動中心として手前側を前支柱1
0bの第2取付け部17に対して上昇操作するととも
に、棚部材20を前支柱10bおよび後支柱10aに対
して組立て棚前方側に移動させ、第1位置決め部44の
第2取付け部17に対する噛み合い、および、前側の第
2位置決め部45の前支柱10bの固定部19に対する
噛み合いを解除するとともに、左右の第2係止部41を
第2取付け孔16から前支柱10bの前方側に抜き外
し、棚部材20の手前側を左右の前支柱10bから取り
外す。次に、図9(イ)に示すように、棚部材20の全
体を手前側に引き操作して奥側の左右の第1係止部31
を後支柱10aの第1取付け孔14から後支柱10aの
前方側に抜き出し、後側の第2位置決め部33による後
支柱10aに対する固定と、後係合機構50による後支
柱10aに対する取付けとを解除することにより、棚部
材20を四本の支柱10a,10bから取り外せる。さ
らに、棚部材20を前支柱10b,10bどうしの間か
ら組立て棚前方側に引き出すことにより、組立て棚の外
部に取り出せる。
【0034】このとき、図12に示すように、四本の支
柱10a,10bを前記第1取付け姿勢から前記第2取
付け姿勢に付け替える。すると、図12(イ),(ロ)
に示すように、支柱10a,10bから取り外した棚部
材20をこれの四隅部に位置する係止部31,41がこ
れに対応する支柱10a,10bのスリット12に入り
込むようにして台車1の上に載せることができる。これ
により、支柱10a,10bから取り外した複数枚の棚
部材20を台車1の上に積み重ね、支柱10a,10b
を第1係止部31や第2係止部41に係止して棚部材2
0の積み崩れを防止する支柱に利用しながら台車1と共
にコンパクトに格納したり、台車1を運搬車に利用して
楽に搬送したりできる。
【0035】図14に明示するように、各棚部材20に
おいて、左右の第1係止部31の基端部分の下面側には
棚部材20の横外側に向くとともに下端側が上端側より
も棚部材20の内側に位置する傾斜姿勢の当たり部31
aを、上面側には棚部材20の内側に向くとともに上端
側が下端側よりも棚部材20の外側に位置する傾斜姿勢
の当たり部31bをそれぞれ備え、左右の第2係止部4
1の基端部分の下面側には棚部材20の横外側に向くと
ともに下端側が上端側よりも棚部材20の内側に位置す
る傾斜姿勢の当たり部41aを、上面側には棚部材20
の内側に向くとともに上端側が下端側よりも棚部材20
の外側に位置する傾斜姿勢の当たり部41bをそれぞれ
備えるとともに、棚部材20を棚部材本体21の上面で
成る物品載置面21aが上向きになるようして積み重ね
た際には、上段側の棚部材20と下段側の棚部材20と
の第1係止部31どうしが前記当たり部31aと31b
とによって当接するとともに、上段側の棚部材20と下
段側の棚部材20との第2係止部41どうしが前記当た
り部41aと41bとによって当接し、棚部材20が物
品載置面21aに沿う方向で左右方向にずれ動くことが
抑制されるように構成してある。また、図15に示すよ
うに、このように積み重ねた棚部材20が物品載置面2
1aに沿う方向で前後方向にずれ動くに伴い、前記前側
補強杆23や後側補強杆24を棚部材本体21に連結し
ているリベット26の棚部材裏面側に突出している端部
と、補強杆23,24が物品載置面21aよりも上側に
突出して側壁を形成している部分とが当接し、それ以上
棚部材20がずれ動くことを防止するように構成してあ
る。これにより、支柱10a,10bから取り外した棚
部材20は、第1係止部31、第2係止部41、リベッ
ト26および補強杆23,24を崩れ防止手段に利用し
て崩れにくいように安全に積み重ねてコンパクトに格納
できる。
【0036】図13に明示するように、台車1の四隅部
の前記パイプ材8の下端側部分8bにより、車体フレー
ム6から下向きに突出する台車連結部を形成するととも
に、台車1を積み重ねた際には、上段側の台車1の台車
連結部8bの先細り下端部8cが下段側の台車1の支柱
連結部8の支柱抜差し口8aに入り込むことにより、上
下段の台車1の台車連結部8bと支柱連結部8とが連結
して上下の車体フレーム6どうしの間に上段側の台車1
の車輪2を収納するスペースを形成するように構成して
ある。これにより、支柱10a,10bの取り外した状
態にした台車1は、支柱連結部8を車輪収納スペースを
形成するためのスペーサ手段に利用して車輪2を台車段
積みの障害にならないように車体フレーム6の間に収納
して安全に積み重ねてコンパクトに格納できる。
【0037】〔別実施形態〕図16は、別の実施構造を
備える組立て棚の組立て状態を示す。この組立て棚の場
合、支柱10a,10bおよび棚部材20の構造、棚部
材20を支柱10a,10bに取り付ける構造として
は、上記した組立て棚と同様の構造を備えており、台車
1において上記した組立て棚とは異なる構造を備えてい
る。すなわち、台車1の四隅部に支柱10bを立設する
とともに、台車1の左右側の前後方向での中間部に二本
の支柱10a,10aを台車前後方向に並べて立設する
ように構成してある。つまり、棚部材20を台車1の前
後方向に二枚並べて組み付けられるように構成してあ
る。そして、台車前後方向に並ぶ二枚の棚部材20,2
0のうちの台車前方側に位置する棚部材20は、台車1
の前端側に位置する左右の支柱10b,10bを前支柱
とし、台車1の前後方向中間部に位置する左右の支柱1
0a,10aを後支柱10aとしてこれらの支柱に取付
けるのであり、台車前後方向に並ぶ二枚の棚部材20,
20のうちの台車後方側に位置する棚部材20は、台車
1の後端側に位置する左右の支柱10b,10bを前支
柱とし、台車1の前後方向中間部に位置する左右の支柱
10a,10aを後支柱10aとしてこれらの支柱に取
付ける。尚、この組立て棚の場合、台車前後方向に並ぶ
二枚の棚部材20,20の奥側を取付ける後支柱10a
としては、図16に示す如く二枚の棚部材20,20の
一方を前面側に、他方を後面側に取付ける一本の支柱を
採用する他、支柱10bと同じ構造の支柱を二本、台車
の前後方向に並べ、二枚の棚部材20,20を別々に取
付ける支柱を採用して実施してもよい。
【0038】図17は、さらに別の実施構造を備える組
立て棚を示す。すなわち、車輪2を備える左右一対のメ
インフレーム3,3と、両メインフレーム3,3の一端
側どうしを連結する連結フレーム4と、この連結フレー
ム4に取付けた台車プレート7とにより、台車1を構成
してある。左側の前支柱10bと後支柱10aとは一方
のメインフレーム3に立設し、右側の前支柱10bと後
支柱10aとは他方のメインフレーム3に立設してあ
る。両メインフレーム3,3を連結フレーム4に回動自
在に連結し、左右の後支柱10a,10aを連結フレー
ム4に立設している支持枠9の縦枠部分9aに継ぎ手9
bによって回動自在に連結し、台車プレート7を連結フ
レーム4に起伏操作自在に連結してある。つまり、両メ
インフレーム3,3を連結フレーム4から前方側に延出
するように引き出し、台車プレート7を両メインフレー
ム3,3の上に倒伏させて載置して物品載置台に使用で
きるようにするとともに、四本の支柱10a,10bを
台車プレート7の四隅部付近に立設するように配置して
これらの支柱10a,10bにわたって棚部材20を取
付けることにより、組立て状態にできる。そして、棚部
材20を四本の支柱10a,10bから取り外し、台車
プレート7を支持枠9の方に起立させるとともに両メイ
ンフレーム3,3を連結フレーム4の方に回動させて前
支柱10bを支持枠9の方に寄せることにより、台車1
および支柱10a,10bを折り畳み格納できる。
【0039】図18は、別実施構造を備える前支柱10
bおよび後支柱10aを示す。すなわち、後支柱10a
の支柱上下方向に並ぶ複数個の第1取付け部15それぞ
れの第1取付け孔14を図18に示す如き下細り孔に形
成してある。すなわち、図19(ロ)に示す如く棚部材
20の奥側を後支柱10aに対して組立て棚の内側に位
置させてこの奥側に位置する第1係止部31を複数個の
第1取付け部15から選択した一つの第1取付け部15
の第1取付け孔14に挿入することにより、この第1係
止部31が第1取付け孔14の一対の横内壁面14a,
14bのうちの一方の横内壁面14aに受け止め支持さ
れるように係合して棚部材20の奥側を後支柱10aに
取付けられるように、かつ、図19(ロ)に示す如く第
1係止部31を第1取付け孔14から抜き出すことによ
り、第1係止部31が第1取付け部15から離脱して棚
部材20の奥側を後支柱10aから取り外せるように、
さらに、棚部材20の奥側を後支柱10aに対して組立
て棚の横外側に位置させてこの奥側に位置する第1係止
部31を複数個の第1取付け部15から選択した一つの
第1取付け部15の第1取付け孔14に挿入することに
より、この第1係止部31が第1取付け孔14の一対の
横内壁面14a,14bのうちの他方の横内壁面14b
に受け止め支持されるように係合して棚部材20の奥側
を後支柱10aに取付けられるように、かつ、第1係止
部31を第1取付け孔14から後支柱10aの前方側に
抜き出すことにより、第1係止部31が第1取付け部1
5から離脱して棚部材20の奥側を後支柱10aから取
り外せるように、第1取付け孔14の前記一対の横内壁
面14a,14bを支柱下端側に至るほど支柱横幅方向
での中心側に位置する傾斜壁面に形成してある。
【0040】前支柱10bの支柱上下方向に並ぶ複数個
の第2取付け部17それぞれの第2取付け孔16を図1
8に示す如き下細り孔に形成してある。すなわち、図1
9(ロ)に示す如く棚部材20の手前側を前支柱10b
に対して組立て棚の内側に位置させてこの手前側に位置
する第2係止部41を複数個の第2取付け部17から選
択した一つの第2取付け部17の第2取付け孔16に挿
入することにより、この第2係止部41が第2取付け孔
16の一対の横内壁面16a,16bのうちの一方の横
内壁面16aに受け止め支持されるように係合して棚部
材20の手前側を前支柱10bに取付けられるように、
かつ、図19(ロ)に示す如く第2係止部41を第2取
付け孔16から抜き出すことにより、第2係止部41が
第2取付け部16から離脱して棚部材20の手前側を前
支柱10bから取り外せるように、さらに、棚部材20
の手前側を前支柱10bに対して組立て棚の横外側に位
置させてこの手前側に位置する第2係止部41を複数個
の第2取付け部17から選択した一つの第2取付け部1
7の第2取付け孔16に挿入することにより、この第2
係止部41が第2取付け孔16の一対の横内壁面16
a,16bのうちの他方の横内壁面16bに受け止め支
持されるように係合して棚部材20の手前側を前支柱1
0bに取付けられるように、かつ、第2係止部41を第
2取付け孔16から前支柱10bの前方側に抜き出すこ
とにより、第2係止部41が第2取付け部17から離脱
して棚部材20の手前側を前支柱10bから取り外せる
ように、第2取付け孔16の前記一対の横内壁面16
a,16bを支柱下端側に至るほど支柱横幅方向での中
心側に位置する傾斜壁面に形成してある。
【0041】つまり、鉢植え花などの載置物品を収納す
るとか搬送するとかの際には、図20(イ)に示すよう
に、複数枚の棚部材20を花丈など物品高さに相当する
棚間隔で蜜に並べて四本の支柱10a,10bに支持さ
せた多数棚段に組立て棚を構成し、数多くの物品を組立
て棚に纏めて載置して数の割りには狭いスペースに収納
するとか少ない搬送回数で能率よく搬送することを可能
にしてある。そして、花を陳列するなど物品を展示する
際には、図20(ロ)に示すように、物品の収納時や搬
送時に組立て棚内に取り付けていた一部の棚部材20を
取り外し、残りの複数枚の棚部材20が花丈など物品高
さよりも広い棚間隔で並んで四本の支柱10a,10b
に支持される少数棚段に組立て棚を構成する。そして、
この少数棚段にした組立て棚を組立て棚横方向に組立て
棚間に棚部材20が入る間隔を隔てて並べ、組立て棚か
ら取り外した棚部材20を、二個の少数棚段の組立て棚
の一方の右側の前支柱10b、後支柱10aと、他方の
小数棚段の組立て棚の左側の前支柱10b、後支柱10
aとにわたって支持させ、物品を数の割りには広くて見
やすい棚間隔で展示することを可能にしてある。尚、こ
れらの場合も、図4に示す係合融通32と同様の係合融
通32による作用と、第1取付け孔14および第2取付
け孔16が前向き孔であることの作用により、各棚部材
20を支柱10a,10bに容易に着脱できる。また、
図4に示す後側の第2位置決め部33と、前側の第1位
置決め部44および第2位置決め部45と同様の第1位
置決め部44、第2位置決め部33,45の作用により
各棚部材20を支柱10a,10bに固定できる。
【0042】上記した如く四本の支柱10a,10bを
台車1に取り付けて、組立て棚を移動式に構成する場合
の他、複数枚の棚部材20のうちの一枚を支柱10a,
10bの下端部に基台に兼ねて取り付けて、組立て棚を
定置式に構成する場合にも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立て棚完成状態の斜視図
【図2】支柱の斜視図
【図3】棚部材の一部切欠き状態での平面図
【図4】棚部材取付け構造の斜視図
【図5】後係合機構の作用状態を示す説明図
【図6】後係合機構の作用状態での断面図
【図7】前係合機構の作用状態を示す説明図
【図8】前係合機構の作用状態での断面図
【図9】棚部材着脱要領の説明図
【図10】棚部材取付け姿勢の説明図
【図11】棚部材取付け状態の平面図
【図12】棚部材格納状態の説明図
【図13】台車積み重ね状態の説明図
【図14】棚部材積み重ね状態の説明図
【図15】棚部材積み重ね状態での断面図
【図16】別実施構造を備える組立て棚の平面図
【図17】別実施構造を備える組立て棚の斜視図
【図18】別実施構造を備える前支柱および後支柱の斜
視図
【図19】別実施構造を備える組立て棚の棚部材の連結
構造の説明図
【図20】別実施構造を備える組立て棚の使用要領を示
す説明図
【図21】従来の棚部材取付け技術の説明図
【符号の説明】
1 台車 8 支柱連結部 8b 台車連結部 10a 後支柱 10b 前支柱 12 スリット 14 第1取付け孔 14a,16a 噛み合い面 15 第1取付け部 16 第2取付け孔 17 第2取付け部 20 棚部材 21 棚部材本体 23 後側補強杆 24 前側補強杆 31 第1係止部 31a,31b 当たり部 32 係合融通 33,45 第2位置決め部 41 第2係止部 41a,41b 当たり部 43a 噛み合い面 50 後係合機構 51 前係合機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62B 3/02 A47B 47/02 B62B 5/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四本の支柱と、この支柱のうちの相対向
    する二本の支柱どうしの間を通して四本の支柱の間に対
    して出し入れされる棚部材とを備えるとともに、前記支
    柱のうちの組立て棚奥側に位置する左右一対の後支柱そ
    れぞれと、棚部材との間に、後支柱の第1取付け孔を有
    する第1取付け部と、前記第1取付け孔に抜差し自在な
    棚部材側の第1係止部とによって棚部材を後支柱に分離
    自在に取り付ける後係合機構を備え、前記支柱のうちの
    組立て棚手間側に位置する左右一対の前支柱それぞれ
    と、棚部材との間に、前支柱の第2取付け孔を有する第
    2取付け部と、前記第2取付け孔に抜差し自在な棚部材
    側の第2係止部とによって棚部材を前支柱に分離自在に
    取り付ける前係合機構を備えてある組立て棚の棚部材連
    結構造であって、 前記棚部材の奥側が前記左右一対の後支柱に支持されて
    いる状態で棚部材が前支柱および後支柱に対して前後方
    向に移動すること、および、後支柱よる支持点を揺動中
    心にして前記第2係止部が前記第2取付け部に対して昇
    降することを許容する係合融通を、前記左右一対の後係
    合機構に備え、 前記棚部材の手前側が前記前係合機構によって前支柱に
    取り付けられるに伴って前記第2取付け部に噛み合って
    棚部材の前支柱および後支柱に対する前後動を抑制する
    第1位置決め部を、前記左右一対の第2係止部に備え、 前記第2取付け孔を、前記第2係止部が前支柱の前方側
    から挿入されるように前向き孔に形成し、 前記後支柱が前記第1取付け部を複数個、前記前支柱が
    前記第2取付け部を複数個それぞれ支柱上下方向に並ぶ
    状態で備え、棚部材の奥側を後支柱のいずれか一つの第
    1取付け部に取付け、この第1取付け部とは異なるレベ
    ルに位置する前支柱のいずれか一つの第2取付け部に棚
    部材の手前側を取付けることを前記係合融通が許容する
    ように構成してある 組立て棚の棚部材連結構造。
  2. 【請求項2】 四本の支柱と、この支柱のうちの相対向
    する二本の支柱どうしの間を通して四本の支柱の間に対
    して出し入れされる棚部材とを備えるとともに、前記支
    柱のうちの組立て棚奥側に位置する左右一対の後支柱そ
    れぞれと、棚部材との間に、後支柱の第1取付け孔を有
    する第1取付け部と、前記第1取付け 孔に抜差し自在な
    棚部材側の第1係止部とによって棚部材を後支柱に分離
    自在に取り付ける後係合機構を備え、前記支柱のうちの
    組立て棚手間側に位置する左右一対の前支柱それぞれ
    と、棚部材との間に、前支柱の第2取付け孔を有する第
    2取付け部と、前記第2取付け孔に抜差し自在な棚部材
    側の第2係止部とによって棚部材を前支柱に分離自在に
    取り付ける前係合機構を備えてある組立て棚の棚部材連
    結構造であって、 前記棚部材の奥側が前記左右一対の後支柱に支持されて
    いる状態で棚部材が前支柱および後支柱に対して前後方
    向に移動すること、および、後支柱よる支持点を揺動中
    心にして前記第2係止部が前記第2取付け部に対して昇
    降することを許容する係合融通を、前記左右一対の後係
    合機構に備え、 前記棚部材の手前側が前記前係合機構によって前支柱に
    取り付けられるに伴って前記第2取付け部に噛み合って
    棚部材の前支柱および後支柱に対する前後動を抑制する
    第1位置決め部を、前記左右一対の第2係止部に備え、 前記第2取付け孔を、前記第2係止部が前支柱の前方側
    から挿入されるように前向き孔に形成し、 前記棚部材が積み重ねられた際、上段側の棚部材と下段
    側の棚部材との前記第1係止部および前記第2係止部ど
    うしが当接して棚部材の載置面方向でのずれ動きを抑制
    する当たり部を前記第1係止部および第2係止部に備え
    てある 組立て棚の棚部材連結構造。
  3. 【請求項3】 四本の支柱と、この支柱のうちの相対向
    する二本の支柱どうしの間を通して四本の支柱の間に対
    して出し入れされる棚部材とを備えるとともに、前記支
    柱のうちの組立て棚奥側に位置する左右一対の後支柱そ
    れぞれと、棚部材との間に、後支柱の第1取付け孔を有
    する第1取付け部と、前記第1取付け孔に抜差し自在な
    棚部材側の第1係止部とによって棚部材を後支柱に分離
    自在に取り付ける後係合機構を備え、前記支柱のうちの
    組立て棚手間側に位置する左右一対の前支柱それぞれ
    と、棚部材との間に、前支柱の第2取付け孔を有する第
    2取付け部と、前記第2取付け孔に抜差し自在な棚部材
    側の第2係止部とによって棚部材を前支柱に分離自在に
    取り付ける前係合機構を備えてある組立て棚の棚部材連
    結構造であって、 前記棚部材の奥側が前記左右一対の後支柱に支持されて
    いる状態で棚部材が前支柱および後支柱に対して前後方
    向に移動すること、および、後支柱よる支持点を揺動中
    心にして前記第2係止部が前記第2取付け部に対して昇
    降することを許容する係合融通を、前記左右一対の後係
    合機構に備え、 前記棚部材の手前側が前記前係合機構によって前支柱に
    取り付けられるに伴って前記第2取付け部に噛み合って
    棚部材の前支柱および後支柱に対する前後動を抑制する
    第1位置決め部を、前記左右一対の第2係止部に備え、 前記第2取付け孔を、前記第2係止部が前支柱の前方側
    から挿入されるように前向き孔に形成し、 前記前支柱および後支柱を着脱自在に立設する台車を備
    え、 前記第1係止部が抜差し自在に入り込む支柱上下向きの
    スリットを前記第1取付け部とは支柱周方向に位置ずれ
    する状態で後支柱に備えるとともに、前記後支柱を前記
    第1取付け孔が前向きになる取付け姿勢と、前記スリッ
    トが前向きになる取付け姿勢とに前記支柱連結部に付け
    替えできるように構成し、前記第2係止部が抜差し自在
    に入り込む支柱上下向きのスリットを前記第2取付け部
    とは支柱周方向に位置ずれする状態で前支柱に備えると
    ともに、前記前支柱を前記第2取付け孔が前向きになる
    取付け姿勢と、前記スリットが前向きになる取付け姿勢
    とに前記支柱連結部に付け替えできるように構成してあ
    組立て棚の棚部材連結構造。
  4. 【請求項4】 前記前支柱および後支柱が分離自在に連
    結するとともに車体フレームから上向きに突出する支柱
    連結部と、前記車体フレームから下向き突出する台車連
    結部とを前記台車に備えるとともに、前記台車が積み重
    ねられる際、上段側の台車の前記台車連結部と、下段側
    の台車の前記支柱連結部とが連結して車体フレームどう
    しの間に車輪収納スペースを形成するように構成してあ
    る請求項3記載の組立て棚の棚部材連結構造。
  5. 【請求項5】 前記後支柱が前記第1取付け部を複数
    個、前記前支柱が前記第2取付け部を複数個それぞれ支
    柱上下方向に並ぶ状態で備え、棚部材の奥側を後支柱の
    いずれか一つの第1取付け部に取付け、この第1取付け
    部とは異なるレベルに位置する前支柱のいずれか一つの
    第2取付け部に棚部材の手前側を取付け ることを前記係
    合融通が許容するように構成してある請求項2、3又は
    4に記載の組立て棚の棚部材連結構造。
  6. 【請求項6】 前記棚部材が積み重ねられた際、上段側
    の棚部材と下段側の棚部材との前記第1係止部および前
    記第2係止部どうしが当接して棚部材の載置面方向での
    ずれ動きを抑制する当たり部を前記第1係止部および第
    2係止部に備えてある請求項3又は4に記載の組立て棚
    の棚部材連結構造。
  7. 【請求項7】 前記第1取付け孔を、前記第1係止部が
    後支柱の前方側から挿入されるように前向き孔に形成し
    てある請求項1〜6のいずれか1項に記載の組立て棚の
    棚部材連結構造。
  8. 【請求項8】 前記第1位置決め部と前記第2取付け部
    とが噛み合うための噛合い面を、第1位置決め部と第2
    取付け部との噛み合いが深くなるほど噛合い融通が減少
    する傾斜面に形成し、前記第1位置決め部が前記第2取
    付け部に噛み合うに伴って支柱側の固定部に噛み合って
    棚部材の前支柱および後支柱に対する横移動を抑制する
    第2位置決め部を棚部材に備えるとともに、この第2位
    置決め部と前記固定部とが噛み合うための噛合い面を、
    第2位置決め部と固定部との噛み合いが深くなるほど噛
    合い融通が減少する傾斜面に形成してある請求項1〜7
    のいずれか1項に記載の組立て棚の棚部材連結構造。
  9. 【請求項9】 前記後支柱が前記第1取付け部を複数
    個、前記前支柱が前記第2取付け部を複数個それぞれ支
    柱上下方向に並ぶ状態で備え、後支柱の前記複数個の第
    1取付け部を、後支柱の両横側に配置される前記棚部材
    の前記第1係止部が係合するように構成するとともに、
    前支柱の前記複数個の第2取付け部を、前支柱の両横側
    に配置される前記棚部材の前記第2係止部が係合するよ
    うに構成して、組立て棚横方向に間隔を隔てて並ぶ二個
    の組立て棚の支柱どうしにわたって前記棚部材を支持さ
    せられるように構成してある請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の組立て棚の棚部材連結構造。
  10. 【請求項10】 前記棚部材の前側補強杆を棚部材本体
    とは別部品に作成して棚部材本体の前端側に棚部材本体
    の横幅方向に沿わせて連結するとともに、前記第2係止
    部を前記前側補強杆の端部に備えさせ、前記棚部材の後
    側補強杆を棚部材本体とは別部品に作成して棚部材本体
    の後端側に棚部材本体の横幅方向に沿 わせて連結すると
    ともに、前記第1係止部を前記後側補強杆の端部に備え
    させてある請求項1〜9のいずれか1項に記載の組立て
    棚の棚部材連結構造。
JP33174196A 1996-12-12 1996-12-12 組立て棚の棚部材連結構造 Expired - Fee Related JP3395876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33174196A JP3395876B2 (ja) 1996-12-12 1996-12-12 組立て棚の棚部材連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33174196A JP3395876B2 (ja) 1996-12-12 1996-12-12 組立て棚の棚部材連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10167075A JPH10167075A (ja) 1998-06-23
JP3395876B2 true JP3395876B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=18247097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33174196A Expired - Fee Related JP3395876B2 (ja) 1996-12-12 1996-12-12 組立て棚の棚部材連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3395876B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100564942B1 (ko) * 2002-11-07 2006-03-30 최천순 조립식 선반틀
KR100614982B1 (ko) 2004-04-13 2006-08-25 최천순 조립식 선반틀
DE202005005087U1 (de) * 2005-03-31 2005-06-23 Korte, Hermann, Dipl.-Ing. Lagerungsplattform zum Lagern und Bewässern von Pflanzen sowie Bewässerungsvorrichtung
AU2014227308B2 (en) 2013-03-05 2017-12-14 Kawajun Co., Ltd. Coupling member and ready-to-assemble shelving that uses same
DE202014005166U1 (de) * 2014-06-27 2014-08-04 De Crignis Blechverarbeitung Gmbh Verbindungskonstruktion zur Verbindung aneinanderstoßender Blechteile und diese aufweisendes Blechgehäuse
NL2015371B1 (en) * 2015-08-31 2017-05-24 Container Centralen As Shelf for a trolley.
NL2015372B1 (en) 2015-08-31 2017-05-24 Container Centralen As Trolley for carrying goods.
JP7112723B2 (ja) * 2018-08-07 2022-08-04 京都機械工具株式会社 工具棚

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10167075A (ja) 1998-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5718441A (en) Display cart
US8469373B2 (en) Shopping cart, frame, basket and production methods
JP3395876B2 (ja) 組立て棚の棚部材連結構造
JP3568015B2 (ja) 組立て棚の棚部材連結構造
US9260126B2 (en) Tubular frame shopping cart
JP4812062B2 (ja) 組立棚
JPH0711473U (ja) 組立式運搬車
JPH07312989A (ja) 園芸用台車
AU674203B2 (en) Container base with three perpendicular fixing elements in the corners
JP4487187B2 (ja) ラック
JP3030341U (ja) 変圧器の収納保管装置
JP2001213504A (ja) ラック装置
JPH07228255A (ja) 棚付台車
JP3907904B2 (ja) ボックスパレット
US20030029818A1 (en) Display rack for wheelbarrow components
JP2000289742A (ja) 物品収納具およびその使用方法
JP2552933Y2 (ja) 組立式雛壇
JPH09309440A (ja) 育苗箱運搬車
KR100467037B1 (ko) 분해조립식 간이 진열대
JP3047566U (ja) 分解可能な育苗棚
JPH10139040A (ja) パレット
JP3115375U (ja) 折畳式ラック
JP4473603B2 (ja) 商品陳列装置
JP2918833B2 (ja) 棚板の支持構造
JP3048361U (ja) パレット支持枠構造体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees