JP3140936U - 商品陳列台 - Google Patents

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Abstract

【課題】基台と陳列板以外の別途のパーツが不要で、且つひとつの基台でフラット面と前方下り傾斜の陳列面の2形態の変更が容易な商品陳列台を提供する。
【解決手段】円形断面の2本の丸棒部材11を前後方向に所定間隔wで平行に配した基台1と、丸棒部材11に係合する半円形断面の第2係止部3を裏面に4つ所定間隔で平行に配した陳列板2と、を有する商品陳列台において、第2係止部のうち、前から1番目のもの3aと2番目のもの3bは前方側に、前から3番目のもの3cと4番目のもの3dは後方側にそれぞれ付設し、2番目のもの3bと4番目のもの3dを前後方向に所定間隔wで且つ該陳列板2の表面から同じ長さの位置に付設し、1番目のもの3aと3番目のもの3cを前後方向に所定間隔wで且つ3番目のもの3cの長さを1番目のもの3aの長さより長く付設し、1番目のもの3aから4番目のもの3dの全てが平面視で重なることがない位置にある。
【選択図】図1

Description

本考案は、スーパーなどで商品を陳列するために使用されるものであって、フラットな陳列面と前方下り傾斜の陳列面の2形態を手軽に変更できる商品陳列台に関するものである。
スーパーなどで商品を陳列する商品陳列台には種々のものがある。この中、フラットな陳列面と前方下り傾斜の陳列面の2形態を変更して使用する商品陳列台が知られている。このような商品陳列台としては、基台の形状がフラットなものにフラットな形状の陳列板を設置して、フラットな陳列面を形成するか、あるいは基台の形状が前方下り傾斜のものにフラットな形状の陳列板を設置して、前方下り傾斜の陳列面を形成する商品陳列台が知られている。また、基台に対して陳列板が種々の傾斜姿勢を採る、所謂リクライニング自在となるように付設された商品陳列台も知られている。
しかしながら、2つの基台を準備するのはコストアップになり、また保管場所の確保など問題が多い。また、基台に対して陳列板がリクライニング自在となるように付設された商品陳列台は、リクライニング手段が必要となり、基台と陳列板以外の別途のパーツが必要となる。従って、基台と陳列板以外の別途のパーツが不要で、且つひとつの基台でフラット面と前方下り傾斜の陳列面の2形態がとれる商品陳列台の開発が望まれていた。
すなわち、本考案の目的は、基台と陳列板以外の別途のパーツが不要で、且つひとつの基台でフラット面と前方下り傾斜の陳列面の2形態の変更が容易な商品陳列台を提供することにある。
すなわち、本考案は上記課題を解決するものであって、円形断面の2本の第1係止部を前後方向に所定間隔(w)で平行に配した基台と、該第1係止部に係合する半円形断面の第2係止部を裏面に4つ所定間隔で平行に配した陳列板と、を有し、該第2係止部のうち、前から1番目のものと2番目のものは前方側に、前から3番目のものと4番目のものは後方側にそれぞれ付設し、該2番目のものと該4番目のものを前後方向に所定間隔(w)で且つ該陳列板の表面から同じ長さ(h、h)の位置に付設し、該1番目のものと該3番目のものを前後方向に所定間隔(w)で且つ該3番目のものの長さ(h)を該1番目のものの長さ(h)より長く付設し、該1番目〜該4番目のものの全てが平面視で重なることがない位置にあることを特徴とする商品陳列台を提供するものである。
また、本考案は、該第1係止部と、該第2係止部のうち前から2番目と4番目を係止させて該陳列板の陳列面を水平とする前記商品陳列台を提供するものである。また、本考案は、該第1係止部と、該第2係止部のうち前から1番目と3番目を係止させて該陳列板の陳列面を前方下り傾斜面とすることを特徴とする前記商品陳列台を提供するものである。
また、本考案は、円形断面の2本の第1係止部を前後方向に所定間隔(w)で平行に配した基台と、該第1係止部に係合する半円形断面の第2係止部を裏面に4つ所定間隔で平行に配した陳列板と、を有し、該第2係止部のうち、前から1番目のものと2番目のものは前方側に、前から3番目のものと4番目のものは後方側にそれぞれ付設し、該1番目のものと該3番目のものを前後方向に所定間隔(w)で且つ該陳列板の表面から同じ長さ(hh、hh)の位置に付設し、該2番目のものと該4番目のものを前後方向に所定間隔(w)で且つ該4番目のものの長さ(hh)を該2番目のものの長さ(hh)より長く付設し、該1番目〜該4番目のものの全てが平面視で重なることがない位置にあることを特徴とする商品陳列台を提供するものである。
また、本考案は、該第1係止部と、該第2係止部のうち前から1番目と3番目を係止させて該陳列板の陳列面を水平とする前記商品陳列台を提供するものである。また、本考案は、該第1係止部と、該第2係止部のうち前から2番目と4番目を係止させて該陳列板の陳列面を前方下り傾斜面とすることを特徴とする前記商品陳列台を提供するものである。
また、本考案は、該陳列板の表面に、更に商品陳列トレーを付設したことを特徴とする前記商品陳列台を提供するものである。
また、本考案は、該陳列板の表面に形成された第1係合部と該商品陳列トレーに形成された第2係合部とを係合させることを特徴とする前記商品陳列台を提供するものである。
本考案の商品陳列台は、基台の2本の丸棒部材と陳列板の裏面の4つの係合凹部(第2係合部)との係合関係で、陳列板の陳列面をフラット面と前方下り傾斜面の2形態を採ることができると共に、一方の形態から他方の形態への変更が容易である。また、陳列板の裏面の4つの係合凹部は、平面視で互いが重なる位置にないため、設置形態の変更の際は、陳列板を上方に持ち上げ、前後の位置を少しずらせて降ろすだけで、何の障害もなく特に陳列板を傾斜させるなど作業者に煩わしさを与えることなく、陳列形態の変更ができる。
次に、本考案の第1の実施の形態における商品陳列台を図1〜図6を参照して説明する。図1は本考案の第1の陳列形態における商品陳列台の斜視図、図2は本第2の陳列形態における商品陳列台の他の斜視図、図3は図1の商品陳列台の側面図、図4は図2の商品陳列台の側面図、図5は図1の商品陳列台に商品陳列トレーを載せた斜視図、図6は図2の商品陳列台に商品陳列トレーを載せた斜視図をそれぞれ示す。本明細書中、「前」は顧客側を言い、「後」はその反対側を言う。
商品陳列台10は、円形断面の2本の丸棒部材(第1係止部)11を前後方向に所定間隔(w)で平行に配した基台1に、丸棒部材11に係合する半円形断面の第2係止部3を裏面に4つ所定間隔で平行に配した陳列板2を載せて得られる。基台1において、2本の丸棒部材11は、設置面に設置される2本の水平部材111と、2本の水平部材111の中央から立設する垂直部材112と、垂直部材112に中央で連結する上部水平部材113で形成される横H部材に支持されている。基台1の形状及び構造は円形断面の2本の丸棒部材11を有するものであれば、上記横H部材に限定されない。
商品陳列台10において、前から1番目(以降、順番を示す数字は「前から」であるため、「前から」の記載は省略する。)の第2係止部3aと2番目の第2係止部3bは前方側に、3番目の第2係止部3cと4番目の第2係止部3dは後方側にそれぞれ付設される。また、2番目の第2係止部3bと4番目の第2係止部3dは前後方向に所定間隔(w)で且つ陳列板の表面21から同じ長さ(h=h)の位置に付設され、1番目の第2係止部3aと3番目の第2係止部3cは前後方向に所定間隔(w)で且つ3番目の第2係止部3cの長さ(h)を1番目の第2係止部3aの長さ(h)より長く付設し、1番目の第2係止部3a〜4番目の第2係止部3dの全てが平面視で重なることがない位置に形成されている。平面視とは、陳列板2の陳列面21を水平状態において上から見た状態を言う。商品陳列台10の第2係止部3である半円形断面形状の溝は無垢の板状物の裏面に左右方向に延出するように形成されている。
なお、商品陳列台10は、2番目の第2係止部3bと4番目の第2係止部3dで形成される水平面形成用係止部が、1番目の第2係止部3aと3番目の第2係止部3cで形成される前方下り傾斜面形成用係止部の後方側となっているが、これに限定されず、2番目の第2係止部3bと4番目の第2係止部3dで形成される水平面形成用係止部が、1番目の第2係止部3aと3番目の第2係止部3cで形成される前方下り傾斜面形成用係止部の前方側となってもよい。
水平面形成用係止部が、前方下り傾斜面形成用係止部の前方側となる第2係止部3の形状としては、1番目の第1係止部3aと3番目の第2係止部3cは前後方向に所定間隔(w)で且つ陳列板の表面21から同じ長さ(hh=hh)の位置に付設され、2番目の第2係止部3bと4番目の第2係止部3dは前後方向に所定間隔(w)で且つ4番目の第2係止部3dの長さ(hh)を2番目の第2係止部3bの長さ(hh)より長く付設し、1番目の第2係止部3a〜4番目の第2係止部3dの全てが平面視で重なることがない位置に形成されるものが挙げられる(不図示)。
商品陳列台10において、陳列台2の平坦な陳列面21には商品陳列用トレー4を設置すれば、前方下り傾斜で陳列する際、お惣菜等の少量陳列をボリューム感を出して陳列することができる(図6)。なお、陳列台2の陳列面21への商品陳列用トレー4の設置は、陳列面21に形成された第1係合部と商品陳列用トレー4の底板の裏面に形成された第2係合部との係合による方法、両面接着テープによる接着方法などが挙げられる。第1係合部及び第2係合部としては、凹部と凸部の係合又は凹部と凸部の係合が挙げられる。
図1〜図6に示す商品陳列台10において、陳列面21を水平面とするには、基台1を床などの水平面に設置し、基台1の前方の丸棒部材11に陳列板2の第2係止部3bを係止させ、基台1の後方の丸棒部材11に陳列板2の第2係止部3dを係止させればよい(図1、3及び5)。また、この状態から陳列面21を前方下り傾斜に変更する場合、陳列板2を手で上方に持ち上げ、丸棒部材11、11と、陳列板2の第2係止部3b及び第2係止部3dの係止を解除し、この状態から陳列板2を後方側へ少し移動させ、降ろし、基台1の前方の丸棒部材11に陳列板2の第2係止部3aを係止させ、基台1の後方の丸棒部材11に陳列板2の第2係止部3cを係止させればよい(図2、4及び6)。
第1の実施の形態における商品陳列台10によれば、基台の2本の丸棒部材と陳列板の裏面の4つの係合凹部(第2係合部)との係合関係で、陳列板の陳列面をフラット面と前方傾斜面の2形態に容易に変更できる。また、陳列板の裏面の4つの係合凹部は、平面視で互いが重なる位置にないため、設置形態の変更の際は、陳列板を持ち上げ、前後の位置を少しずらせて降ろすだけでよく、何の障害もなく特に陳列板を傾斜させるなど作業者に煩わしさを与えることがない。
次に、本考案の第2の実施の形態における商品陳列台について、図7〜図11を参照して説明する。図7は本例の商品陳列台で使用する陳列板を裏から見た斜視図、図8は本例の商品陳列台で使用する陳列板を表から見た斜視図、図9は図7の陳列板にアクセサリー部材を設置したものの斜視図、図10は本例の商品陳列台で使用する商品陳列トレーを裏から見た斜視図、図11は本例の商品陳列台の変形例の斜視図をそれぞれ示す。
図7〜図11において、図1〜図6と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図7及び図8の陳列板2aにおいて、図1〜図6の陳列板2と異なる点は、陳列板2aの表面21に矩形断面の半錐状の凹部24を前後方向に対称及び左右方向に対称となるように、所定のピッチで9個形成したこと、前端に角棒状の部材22を設け、更に角棒状の部材22の右端に所定深さの係合丸穴221を立設したこと、角棒状の部材22と陳列本体部との間に左右方向に所定のピッチで6個の貫通孔23を設けたこと、陳列板2aの後方縁に左右方向に延びる横溝28を設けたこと、第2係止部3を陳列板2の裏面から下方に延びる四角形状の枠状部材に半円形断面の切り欠きを設けることで形成したことにある。
陳列板2aの表面21に形成された9個の凹部24は、図10に示されるような商品陳列トレー4の底板の裏面に形成された4つの突起43と係合するものである。これにより、陳列板2aと商品陳列トレー4は一体化し、前方下り傾斜姿勢となっても、商品陳列トレー4が陳列板2aから脱落することはない。なお、陳列板2aの表面21に形成された凹部24や商品陳列トレー4の底板の裏面に形成された突起43の個数及び形状は上記形態に限定されず、適宜決定される。
角棒状の部材22の右端に形成される所定深さの係合丸穴221には、図11に示すような、トング立て7を設置することができる。トング立て7にトング71を設置すれば、商品陳列トレー4の中のお惣菜などを取るのに便利である。
角棒状の部材22と陳列本体部との間に形成される貫通孔23には、図9に示すような、アーチ状で且つ円形断面形状の線材26を設置することができる。アーチ状の脚部の先端が貫通孔23に差し込まれる。これにより、商品陳列トレー4の前方への転落を防止することができる。また、線材26に商品情報カードなどを表示した表示具6を掛止めすることができ、陳列の演出効果が向上する。
陳列板2aの後方縁に形成される横溝28には、図9に示すように、転落防止用の板状部材27を設置することができる。
図7に示すように、陳列板2aの裏面に形成される第2係止部3は、板状物で四角状に囲まれた大きい第1枠体31の左右の板状部材31aと、板状物で四角状に囲まれた第1枠体31より小さい第2枠体32の左右の板状の脚部材32aに切り欠き状に形成される。このような第2係止部3を枠体構造とすることにより、軽量で且つ強度が十分なものとすることができる。第1枠体31の左右の板状部材31aには、1番目の第2係止部3a、2番目の第2係止部3b及び4番目の第2係止部3dがそれぞれ形成されている。また、第2枠体31の左右の板状の脚部材32aには、2番目の第2係止部3bと3番目の第2係止部3cがそれぞれ形成されている。3番目の第2係止部3cが形成される脚部材の長さは2番目の第2係止部3bが形成される脚部材の長さより長い。なお、陳列板2の裏面に形成される小さい高さの板状突起33は、強度を高めるためのリブ部材である。
第2の実施の形態例の商品陳列台10aによれば、第1の実施の形態における商品陳列台10と同様の効果を奏する他、陳列台を軽量にできたり、商品陳列トレーを陳列板2に固定できたり、種々のアクセサリーを設置して、転落防止機能やお惣菜分取機能を付与したりすることができる。
第1の陳列形態における商品陳列台の斜視図である。 第2の陳列形態における商品陳列台の他の斜視図である。 図1の商品陳列台の側面図である。 図2の商品陳列台の側面図である。 図1の商品陳列台に商品陳列トレーを載せた斜視図である。 図2の商品陳列台に商品陳列トレーを載せた斜視図である。 本例の商品陳列台で使用する陳列板を裏から見た斜視図である。 本例の商品陳列台で使用する陳列板を表から見た斜視図である。 図7の陳列板にアクセサリー部材を設置したものの斜視図である。 本例の商品陳列台で使用する商品陳列トレーを裏から見た斜視図である。 本例の商品陳列台の変形例の斜視図である。
符号の説明
1 基台
2、2a 陳列板
3 第2係止部
3a 1番目の第2係止部材
3b 2番目の第2係止部材
3c 3番目の第2係止部材
3d 4番目の第2係止部材
4 商品陳列トレー
6 アーチ状の線材
7 トング立て
10、10a 商品陳列台
11 2本の丸棒部材(第1係止部)

Claims (8)

  1. 円形断面の2本の第1係止部を前後方向に所定間隔(w)で平行に配した基台と、
    該第1係止部に係合する半円形断面の第2係止部を裏面に4つ所定間隔で平行に配した陳列板と、を有し、該第2係止部のうち、前から1番目のものと2番目のものは前方側に、前から3番目のものと4番目のものは後方側にそれぞれ付設し、該2番目のものと該4番目のものを前後方向に所定間隔(w)で且つ該陳列板の表面から同じ長さ(h、h)の位置に付設し、該1番目のものと該3番目のものを前後方向に所定間隔(w)で且つ該3番目のものの長さ(h)を該1番目のものの長さ(h)より長く付設し、該1番目〜該4番目のものの全てが平面視で重なることがない位置にあることを特徴とする商品陳列台。
  2. 該第1係止部と、該第2係止部のうち前から2番目と4番目を係止させて該陳列板の陳列面を水平とすることを特徴とする請求項1記載の商品陳列台。
  3. 該第1係止部と、該第2係止部のうち前から1番目と3番目を係止させて該陳列板の陳列面を前方下り傾斜面とすることを特徴とする請求項1記載の商品陳列台。
  4. 円形断面の2本の第1係止部を前後方向に所定間隔(w)で平行に配した基台と、
    該第1係止部に係合する半円形断面の第2係止部を裏面に4つ所定間隔で平行に配した陳列板と、を有し、該第2係止部のうち、前から1番目のものと2番目のものは前方側に、前から3番目のものと4番目のものは後方側にそれぞれ付設し、該1番目のものと該3番目のものを前後方向に所定間隔(w)で且つ該陳列板の表面から同じ長さ(hh、hh)の位置に付設し、該2番目のものと該4番目のものを前後方向に所定間隔(w)で且つ該4番目のものの長さ(hh)を該2番目のものの長さ(hh)より長く付設し、該1番目〜該4番目のものの全てが平面視で重なることがない位置にあることを特徴とする商品陳列台。
  5. 該第1係止部と、該第2係止部のうち前から1番目と3番目を係止させて該陳列板の陳列面を水平とすることを特徴とする請求項4記載の商品陳列台。
  6. 該第1係止部と、該第2係止部のうち前から2番目と4番目を係止させて該陳列板の陳列面を前方下り傾斜面とすることを特徴とする請求項4記載の商品陳列台。
  7. 該陳列板の表面に、更に商品陳列トレーを付設したことを特徴とする請求項1又は4記載の商品陳列台。
  8. 該陳列板の表面に形成された第1係合部と該商品陳列トレーに形成された第2係合部とを係合させることを特徴とする請求項1又は4に記載の商品陳列台。
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