JP6795573B2 - 吊り足場 - Google Patents

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この発明は、建築現場において建築梁等に取付けて用いられる吊り足場に関する。
周知のように、建築現場において、かご形の足場を建築梁に吊り下げて用いる吊り足場が広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
このような吊り足場を用いた作業では、例えば、吊り足場内で建築梁側面のボルト締結作業をする場合には吊り足場近傍に設置された親綱等に命綱をかけて作業し、建築梁上面でボルト締結等の作業をする場合は、建築梁の上方に張られた親綱に命綱をかけて作業する場合がある。
したがって、吊り足場内における作業と、建築梁上面における作業をする際には、吊り足場と建築梁上を移動する必要が生じる。
特開2015−212477号公報
しかしながら、吊り足場と建築梁上面との間を移動する際には、親綱等予め設けられた命綱係止部材から場合によっては命綱をはずして移動する場合があり、命綱を親綱等からはずした状態では、作業者の安全は施工現場に設置されたセーフティーネットだけに依存することになってしまう。
そこで、セーフティーネットに依存すること無く、命綱を用いて安全に移動可能な技術が望まれている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、作業者が吊り足場と建築梁上を移動する際に、命綱によって安全を確保することが可能な吊り足場を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、作業ステップと、建築梁の上面より低い位置に作業ステップと前記建築梁の上面との間を移動することが可能され、前記作業ステップを保持するステップ吊下げ部材と、前記ステップ吊下げ部材を前記建築梁に固定する固定部材と、を有し、前記建築梁に取付けられる吊り足場本体と、前記吊り足場本体に取付けられた墜落防止金具と、を備えた吊り足場であって、前記墜落防止金具は、前記ステップ吊下げ部材の上部に取付けられ前記建築梁の上面より高い位置に形成された命綱を引っかけるための命綱係合孔を備前記ステップ吊下げ部材は上下方向に延在する筒支柱部からなり、前記墜落防止金具は、前記筒支柱部に嵌挿される嵌挿取付け部を備え、前記嵌挿取付け部と前記筒支柱部とは、前記筒支柱部及び前記嵌挿取付け部を貫通する取付部材により取付けられ、前記取付部材は、前記筒支柱部及び前記嵌挿取付け部を貫通する軸部と、前記軸部の一端側に配置される頭部と、前記軸部の他端側に配置され前記軸部に対して屈曲可能とされた屈曲部と、を有する金具取付ピンであることを特徴とする。
この発明に係る吊り足場によれば、墜落防止金具は、ステップ吊下げ部材の上部に取付けられ建築梁の上面より高い位置に命綱係合孔が形成されているので、作業者は、建築梁の上、吊り足場内のいずれにいても、親綱等の命綱係止部材か墜落防止金具のいずれかに命綱を引っかけることができる。
すなわち、作業者は、吊り足場から建築梁上に移動する際には、第1の命綱を墜落防止金具に引っかけるとともに吊り足場近傍に引っかけていていた第2の命綱をはずす。建築梁上に移動したら、第2の命綱を親綱に引っかけて、建築梁上における安全を確保する。また、第1の命綱を墜落防止金具からはずして足下の安全や作業性を確保する。また、建築梁上から吊り足場に移動する際には、第1の命綱を墜落防止金具に引っかけるとともに親綱に引っかけていていた第2の命綱をはずす。吊り足場に移動したら、第2の命綱を吊り足場近傍に引っかけるとともに、第1の命綱を墜落防止金具からはずす。
その結果、吊り足場と建築梁の上面との間を移動する際に、作業者の安全を命綱によって確保することができる。
この発明に係る吊り足場によれば、墜落防止金具は、筒支柱部に嵌挿される嵌挿取付け部を備えていて、嵌挿取付け部と筒支柱部とが、筒支柱部及び嵌挿取付け部を貫通する取付部材により取付けられているので、簡単な構造にて確実に取付けることができる。
この発明に係る吊り足場によれば、吊り足場本体に、容易かつ効率的に墜落防止金具を取り付け及び取りはずしすることができる。
この発明に係る吊り足場によれば、作業者が吊り足場と建築梁上を移動する際に、命綱によって安全を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る吊り足場の概略構成を説明する側面から見た概略構成図である。 第1実施形態に係る吊り足場の概略構成を説明する後方から見た概略構成図である。 第1実施形態に係る吊り足場の概略構成を説明する平面視した概略構成図である。 第1実施形態に係る墜落防止器具の概略構成を説明する平面視した概略構成図である。 第1実施形態に係る墜落防止器具の概略構成を説明する図であり、図7に矢視V−Vで示す断面図である。 第1実施形態に係る墜落防止器具の概略構成を説明する後方から見た概略構成図である。 第1実施形態に係る墜落防止器具の概略構成を説明する側面から見た概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る吊り足場における墜落防止金具の取付けの概略を説明する図であり、(A)は墜落防止金具を吊り足場の筒支柱部に装着する状態を、(B)は墜落防止金具を吊り足場の取付部位に装着した状態を示す概念図である。 本発明の第3実施形態に係る吊り足場における墜落防止金具の取付けの概略を説明する斜視図である。
<第1実施形態>
以下、図1から図7を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る吊り足場の概略構成を説明する側面から見た概略構成図であり、図2は吊り足場を説明する後方から見た概略構成図であり、図3は吊り足場を説明する平面視した概略構成図である。
図において、符号100は吊り足場を、符号110は吊り足場本体を、符号160は墜落防止金具を、符号170は金具取付ねじ(取付部材)を示している。また、符号15は建築梁を示している。なお、この実施形態において、前後、左右とは作業者Pの前後左右と対応するものとする。
吊り足場100は、図1〜図3に示すように、例えば、吊り足場本体110と、墜落防止金具160と、金具取付ねじ(取付部材)170と、を備え、建築梁15に固定して吊り下げられている。
吊り足場本体110は、例えば、作業ステップ111と、ステップ吊下げ部材120と、後部柵部材130と、連結部材135と、ヒンジ部材136と、固定部材140と、を備えている。
作業ステップ111は、例えば、アルミニウム合金からなる枠部材と、枠部材の上部に配置された板部材とを備えている。
また、作業ステップ111は、作業者Pが板部材の上面に載って作業する際に充分な強度及び剛性を有している。
ステップ吊下げ部材120は、例えば、上下方向に延在する左右一対の筒支柱部121と、左右の筒支柱部121を連結する横部材122と、を備えている。
また、ステップ吊下げ部材120の下部には、作業ステップ111が折りたたみ可能に連結されている。
筒支柱部121は、図4、図5に示すように、例えば、長手方向に沿って見たときに、断面が略長方形の閉断面を有する筒状に形成されている。
また、筒支柱部121は、上端が、建設梁15の上面15Fより上方に位置するように構成されている。
また、それぞれの筒支柱部121は、建築梁15の長手方向と直交して形成される辺の内面に、上下方向に延在し、互いに対向する側に突出する補強リブ121Aが形成されている。
また、筒支柱部121の上部には、金具取付ねじ(取付部材)170を挿入する取付孔121Hが形成されている。
後部柵部材130は、図2、図3に示すように、例えば、上下方向に延在する左右一対の後部柵縦部材131と、左右の後部柵縦部材131を連結する後部柵横部材132と、を備え、略はしご状に形成されている。
連結部材135は、左右一対の筒支柱部121と、左右一対の後部柵縦部材131とを、前後方向に連結している。
この実施形態において、筒支柱部121と後部柵縦部材131とは、例えば、三対(複数)の連結部材135により連結されている。
また、それぞれの連結部材135は、例えば、筒支柱部121、後部柵縦部材131の長手方向に等間隔をあけて配置されている。
また、筒支柱部121と連結部材135、後部柵縦部材131と連結部材135とは、ボルト等の連結部135Aにより互いに回動可能に連結されている。
その結果、連結部135Aにおいて、連結部材135を、筒支柱部121及び後部柵縦部材131に対して、回動させることにより、筒支柱部121及び後部柵縦部材131を、互いの平行を維持して近接して、折り畳むことが可能とされている。
ヒンジ部材136は、第1部材136Aと、第2部材136Bと、第1部材136Aと第2部材136Bとを回動可能に連結する連結部136Cと、ロック部(不図示)と、を備えている。
そして、ヒンジ部材136は、連結部136Cにおいて、第2部材136Bが第1部材136Aに対して右回転することにより、第1部材136Aと第2部材136Bとが直線的に配置されて、筒支柱部121と後部柵縦部材131とが離れた状態でロックされる。
また、連結部136Cにおいて、第2部材136Bが第1部材136Aに対して左回転することで、第1部材136Aと第2部材136Bとが屈曲して、筒支柱部121と後部柵縦部材131とが近接した状態となり、折り畳まれる。
固定部材140は、図1に示すように、ねじ部材141と、固定かぎ部材142と、ロックねじ部材143と、連結部144と、を備え、ステップ吊下げ部材120を建築梁15に固定する。
ねじ部材141は、例えば、筒支柱部121に連結するための頭部を有し、外周に雄ネジが形成された軸部材である。
また、ねじ部材141は、図1に示すように、ピン又はねじ等により構成された連結部144によって、頭部が左右の筒支柱部121の上下方向の途中に取付けられている。
また、ねじ部材141は、筒支柱部121に対して回動可能とされている。
固定かぎ部材142は、ねじ部材141よりわずかに大きな内径を有しねじ部材141を軸方向に移動可能に形成された筒部と、この筒部の外周に形成され、建築梁15に引っ掛けることが可能なかぎ形状部(フック形状部)とを備えている。
ここで、吊り足場100を適用して施工する建築梁15としては、種々の形式のものを対象とすることが可能であるが、例えば、図1に示すようにH形鋼により構成してもよく、H形鋼により構成される場合には、H形鋼のフランジ(上フランジ)にかぎ形状部(フック形状部)を引っかける。
ロックねじ部材143は、例えば、蝶ねじにより構成されていて、ねじ部材141に螺合させながらねじ部材141の軸方向に進退させることにより、固定かぎ部材142を軸方向の任意の位置で停止させることが可能とされている。
その結果、ねじ部材141の軸方向に固定かぎ部材142を移動させて、固定かぎ部材142によりH形鋼の上フランジを係止する。そして、ロックねじ部材143を締め込むことにより、固定かぎ部材142をねじ部材141の軸方向の所定位置でロックする。
墜落防止金具160は、図4〜図7に示すように、例えば、嵌挿取付け部(装着部)161と、嵌挿取付け部161の一端側に接続された命綱取付け部165と、を備え、綱取付け部165には、命綱ひっかけ孔(命綱係合孔)166が形成されている。
嵌挿取付け部(装着部)161は、例えば、筒支柱部(被装着部)121の内面と対応する略直方体に形成されている。
また、嵌挿取付け部(装着部)161には、長手方向に沿って補強リブ121Aと対応する溝部161Uが形成されていて、筒支柱部121の長手方向に沿って挿入(装着)可能とされている。
また、嵌挿取付け部(装着部)161は、筒支柱部121に挿入した状態で、筒支柱部121の取付孔121Hと対応するねじ装着孔161Hが形成されている。
そして、嵌挿取付け部(装着部)161を筒支柱部(被装着部)121に挿入した状態で、金具取付ねじ(取付部材)170により嵌挿取付け部161を筒支柱部121に固定することにより、墜落防止金具160が吊り足場本体110に装着される。
ここで、金具取付ねじ(取付部材)170は、周知の任意の締結部材を用いることが可能であるが、この実施形態においては、例えば、ボルト170Aと、ナット170Bにより構成されていて、必要に応じてワッシャ及びスプリングワッシャが用いられる。
この実施形態においては、筒支柱部121の上端が建設梁15の上面15Fより上方に位置されているので、命綱ひっかけ孔(命綱係合孔)166は、建設梁15の上面15Fより高い位置に配置されるが、例えば、筒支柱部121の上端が建設梁15の上面15Fより上方に配置されていない場合は、命綱取付け部165と筒支柱部121の上端との間に、命綱ひっかけ孔166を建設梁15の上面15Fに位置させるための首部等を形成してもよい。
命綱取付け部165は、図6、図7に示すように、命綱ひっかけ孔(命綱係合孔)166が形成されたプレート部材とされている。
命綱ひっかけ孔(命綱係合孔)166の大きさ,位置に着いては任意に設定可能であるが、この実施形態では、例えば、内径φ32mmの孔が外径φ12mmの丸棒を丸めて形成したような構成とされている。
また、この実施形態では、命綱ひっかけ孔166は、図1、図3に示すように、例えば、建築梁15の上面15Fよりも外側に形成されている。
吊り足場100は、図1〜図3に示すように、例えば、基礎梁仕口鉄骨10を構成し鉛直方向に立設された矩形鋼管柱(立て柱)11から水平方向に延在する横梁(建築梁)15に対して他の横梁(建築梁)15を連結する場合等に用いられる。
ここで、建築梁15は、基礎梁仕口鉄骨10から延出する横梁、基礎梁仕口鉄骨10から延出する横梁に連結する梁等、種々の梁が含まれる。
このような建築現場では、例えば、作業者Pが建築梁15の上面15Fで作業する際に、命綱を引っかけるために、隣接する基礎梁仕口鉄骨10の間に親綱W0が張られている。
また、作業者Pが吊り足場100内で作業する際に命綱を引っかけるための親綱又は引っかけ金具(不図示)が設けられる。
次に、建築工事現場における吊り足場100及び墜落防止金具160の使用方法の一例について説明する。
(1)作業者Pは、吊り足場100から建築梁15の上面15Fに移動する際に、第1の命綱W1を墜落防止金具160に引っかけるとともに、吊り足場100近傍に設けられた命綱係止部(不図示)に引っかけていていた第2の命綱(不図示)をはずす。
(2)作業者Pは、建築梁15の上面15Fに移動したら、第2の命綱を親綱W0に引っかけて、建築梁15上における安全を確保する。また、第1の命綱W1を墜落防止金具160からはずして足下の安全と作業性を確保する。
(3)また、建築梁15上から吊り足場100に移動する際には、第1の命綱W1を墜落防止金具160に引っかけるとともに親綱W0に引っかけていていた第2の命綱をはずす。
(4)吊り足場100に移動したら、第2の命綱(不図示)を吊り足場近傍に設けられた命綱係止部(不図示)に引っかけるとともに、第1の命綱W1を墜落防止金具160からはずす。
第1実施形態に係る吊り足場100によれば、墜落防止金具160が、ステップ吊下げ部材120の上部に取付けられ建築梁の上面より高い位置に命綱取付孔(命綱係合孔)166が形成されているので、作業者Pは、建築梁15の上、吊り足場100内のいずれにいても、親綱W0等の命綱係止部材と、墜落防止金具160のいずれかに命綱を引っかけることができる。
また、第1実施形態に係る吊り足場100によれば、墜落防止金具160は、筒支柱部121に嵌挿される嵌挿取付け部(装着部)161を備えていて、嵌挿取付け部161と筒支柱部121が金具取付ねじ(取付部材)170により取付けられるので、簡単な構造にて確実に取付けることができる。
<第2実施形態>
以下、図8(A)、図8(B)を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る吊り足場における墜落防止金具の取付け状態の概略構成を説明する図であり、図8(A)は墜落防止金具を吊り足場の筒支柱部に装着する状態を、図8(B)は墜落防止金具を吊り足場の取付部位に装着した後の状態を示す図である。図8において、符号200は吊り足場を、符号110は吊り足場本体を、符号160は墜落防止金具を、符号270は金具取付ピン(取付部材)を示している。
吊り足場200は、図8に示すように、例えば、吊り足場本体110と、墜落防止金具160と、金具取付ピン(取付部材)170と、を備えている。
吊り足場200が、第1実施形態に係る吊り足場100と異なるのは、金具取付ねじ(取付部材)170に代えて、金具取付ピン(取付部材)270を備えている点であり、その他は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
金具取付ピン(取付部材)270は、図8(A)、図8(B)に示すように、軸部271と、軸部271の一端側に形成された頭部272と、軸部271の他端側に配置される屈曲部材273と、軸部271と屈曲部材273とを回動可能に連結するピン部274とを備えている。
軸部271及び屈曲部材273は、例えば、取付孔121H、装着孔161Hよりも小径に形成されている。
次に、金具取付ピン(取付部材)270による墜落防止金具160の装着について説明する。
(1)まず、墜落防止金具160の嵌挿取付け部161を、矢印T1方向に筒支柱部121に挿入する。
このとき、嵌挿取付け部161は、装着孔161Hが取付孔121Hと合うまで挿入する。
(2)次に、金具取付ピン(取付部材)270は、屈曲部材173を軸部271と同軸にしてまっすぐにする。
(3)次いで、金具取付ピン(取付部材)270を、装着孔161H及び取付孔121Hに対して矢印T2方向に挿入する。
(4)金具取付ピン(取付部材)270が装着孔161H及び取付孔121Hに嵌挿されたら、図8(B)に示すように、屈曲部材273を屈曲させて、金具取付ピン270が抜けないようにする。
第2実施形態に係る吊り足場200によれば、墜落防止金具160が、金具取付ピン270により固定されるので、吊り足場本体110に、容易かつ効率的に墜落防止金具160を取り付け及び取りはずしすることができる。
<第3実施形態>
以下、図9を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図9は、本発明の第3実施形態に係る吊り足場における墜落防止金具の取付け状態の概略構成を説明する斜視図である。
図9において、符号300は吊り足場を、符号310は吊り足場本体を、符号160は墜落防止金具を、符号170は金具取付ねじ(取付部材)を示している。
吊り足場300は、図9に示すように、例えば、吊り足場本体310と、墜落防止金具160と、金具取付ねじ(取付部材)170と、を備えている。
吊り足場本体310が、第1実施形態に係る吊り足場本体110と異なるのは、ステップ吊下げ部材120、筒支柱部121に代えて、ステップ吊下げ部材320、筒支柱部321を備えている点であり、その他は第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
筒支柱部321は、例えば、第1実施形態の筒支柱部121において、筒支柱部121の上部に、長手方向に沿ってみたときに略ハット形状に形成された挟持取り付け部322と、挟持プレート323と、プレート取付ねじ324と、を備えている。
挟持取り付け部322は、例えば、筒支柱部321の上端から下方に向かって墜落防止金具160の嵌挿取付け部(装着部)161の長さと対応する位置まで形成されている。
また、挟持取り付け部322には、装着された状態で、墜落防止金具160のねじ装着孔161Hと対応する位置に取付孔322Hが形成されるとともに、挟持取り付け部322の内面には上下方向に沿って補強リブ321Aが形成されている。
挟持プレート323は、挟持取り付け部322と協働して墜落防止金具160の嵌挿取付け部161を挟持するのに充分な強度及び剛性を有している。
また、挟持プレート323には、取付孔322Hと対応する取付孔323Hが形成されるとともに、上下方向に沿って補強リブ321Aが形成されている。
プレート取付ねじ324は、挟持取り付け部322と挟持プレート323が墜落防止金具160を挟んだ状態でこれらを一体に取り付ける。
なお、プレート取付ねじ324は、周知の任意の締結部材等を用いることが可能であり、この実施形態においては、例えば、ボルト324A及びナット324Bにより構成されている。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、ステップ吊下げ部材120が長手方向に沿って見たときに、矩形閉断面の壁部を有する筒支柱部121を備えている場合について説明したが、筒支柱部柱を備えた構成とするかどうか、筒支柱部柱が矩形閉断面の筒状部材により構成するかどうかは任意に設定することができる。
また、上記実施形態においては、墜落防止金具160を吊り足場本体110、310に対して、金具取付ねじ(取付部材)170、金具取付ピン270によって着脱可能に装着する場合について説明したが、墜落防止金具160が吊り足場本体に溶接等により接合された構成とされていてもよい。
また、墜落防止金具160の嵌挿取付け部(装着部)161が、略直方体に形成されている場合について説明したが、装着部はステップ吊下げ部材の被装着部と対応していれば任意に設定することができる。
また、上記実施の形態においては、吊り足場が吊り足場であるある場合について説明したが、建築梁に対して恒久的に設けられる吊り足場に適用してもよい。
本発明に係る吊り足場によれば、作業者が吊り足場と建築梁上を移動する際に、命綱によって安全を確保することができるので産業上利用可能である。
10 基礎梁仕口鉄骨
11 矩形鋼管柱
15 建築梁
100、200、300 吊り足場
110、310 吊り足場本体
120、320 ステップ吊下げ部材
121、321 筒支柱部
160 墜落防止金具
161 嵌挿取付け部(装着部)
166 命綱ひっかけ孔(命綱係合孔)
170 金具取付ねじ(取付部材)
270 金具取付ピン(取付部材)

Claims (1)

  1. 作業ステップと、建築梁の上面より低い位置に作業ステップと前記建築梁の上面との間を移動することが可能とされ、前記作業ステップを保持するステップ吊下げ部材と、前記ステップ吊下げ部材を前記建築梁に固定する固定部材と、を有し、前記建築梁に取付けられる吊り足場本体と、
    前記吊り足場本体に取付けられた墜落防止金具と、
    を備えた吊り足場であって、
    前記墜落防止金具は、
    前記ステップ吊下げ部材の上部に取付けられ前記建築梁の上面より高い位置に形成された命綱を引っかけるための命綱係合孔を備え、
    前記ステップ吊下げ部材は上下方向に延在する筒支柱部からなり、
    前記墜落防止金具は、
    前記筒支柱部に嵌挿される嵌挿取付け部を備え、
    前記嵌挿取付け部と前記筒支柱部とは、前記筒支柱部及び前記嵌挿取付け部を貫通する取付部材により取付けられ、
    前記取付部材は、前記筒支柱部及び前記嵌挿取付け部を貫通する軸部と、前記軸部の一端側に配置される頭部と、前記軸部の他端側に配置され前記軸部に対して屈曲可能とされた屈曲部と、を有する金具取付ピンである
    ことを特徴とする吊り足場。
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