JP5469360B2 - 先行手摺 - Google Patents

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Description

この発明は、先行手摺に関し、特に、建築や造船などの作業現場における作業足場に設けられる先行手摺の改良に関する。
建築や造船などの作業現場には、多くの場合に、仮設施設たる作業用の足場、すなわち、作業足場が設けられるが、この作業足場は、多くの場合に、枠組足場かあるいは単管足場として形成される。
そして、枠組足場は、寸法が統一された枠体たる概ね門型に形成の建枠を筋交および足場板の利用下に横方向に連結し、また、上方に連結して組み上げられ、単管足場は、任意の長さの単管を専用クランプの利用下に縦横および奥行き方向に連結して組み上げられる。
それゆえ、枠組足場にあっては、建枠を始めとする構成材、すなわち、足場板および筋交の寸法が統一されている分、建築の作業現場での利用に向き、単管足場にあっては、自由な形状の作業足場を組み上げられる点で、造船などの作業現場での利用に向く。
一方、仮設施設を設ける場合は、利用する作業員の安全が考慮され、したがって、作業足場にあっても、作業員の落下防止を図る目的で、作業員が命綱を利用することに加えて、安全設備としての手摺が設けられる。
そして、この手摺は、下段の作業足場において手摺があって作業員の安全が確保された状態で上段の作業足場を組み上げるのに先立って、すなわち、上段の作業足場の組立作業に先行して設けられる、つまり、先行手摺とされ、この先行手摺が設けられることで、上段の作業足場を組み上げる作業員における安全性が向上される。
このとき、特許文献1に開示されているように、たとえば、枠組足場からなる作業足場において、先行手摺が据え置き型とされるよりも盛り替え型とされる方が、いわゆる使い回しが可能になる分、仮設費のコストダウンを図れる上で有利となる。
ちなみに、この特許文献1に開示の先行手摺にあっては、実質的に先行手摺を形成する手摺枠が一対となる左右の縦材における下端部に取付装置を一体に有し、この取付装置が作業足場を構成する建枠の構成要素たる横杆に連結されると共に同じく建枠の構成要素たる脚柱に連結される。
それゆえ、この特許文献1に開示の提案にあっては、枠組足場からなる作業足場を組み上げる際に、下段の作業足場から上段に向けて先行手摺を設けることが可能になる。
特許第3892710号公報(請求項1,明細書中の段落0017,図1から図6参照)
しかしながら、凡そ仮設施設を形成する仮設資材については、いわゆる手入れをしてその再利用を図るのが常態であって、作業足場を構成する単管や建枠および筋交や足場板はもちろんのこと、手摺枠にあっても同様である。
このことからすると、単管や建枠などは、いわゆるシンプルな形状に形成されていて手入れを簡単にし、また、収納時の収まりも良くするが、上記した特許文献1に開示の手摺枠にあっては、一対となる左右の縦材における下端部に取付装置を一体に有してなるから、手摺枠についての手入れが面倒になり、また、収納の際しても、取付装置を有するがゆえに納まりを悪くする不具合がある。
そして、この特許文献1に開示の手摺枠にあっては、一対となる左右の縦材における下端部に取付装置を一体に有してなるから、搬送性や取扱性が低下され易くなり、これを搬送したりなどする作業員にとって扱い辛くなり、また、収まりが悪い状況のまま、積み上げられて運搬されたりすると、積み重ねられたもの同士の自重などで取付装置が曲がったりして、いわゆる組付性が悪くなることも危惧される。
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、作業足場を組み上げる際に先行手摺を設け得るのはもちろんのこと、その組付性や取扱性、さらには、収納性を良くし、仮設資材としての恒久的な再利用を容易に可能にして、その汎用性の向上を期待するのに最適となる先行手摺を提供することである。
上記した目的を達成するため、この発明による先行手摺の構成を、基本的には、柱材と桁材とを有する作業足場に連結される手摺枠が一対とる一方および他方の縦材と、この縦材の上端部間に水平方向に架け渡される手摺材とを有してなる一方で、上記一対の縦材における下端部が上記桁材に吊持される取付装置に分離可能に連結されてなる先行手摺において、上記取付装置が上記桁材に吊持される本体部を有すると共に、この本体部が上記一方の縦材における下端部を内側に臨在させる一方のホルダ部と、上記他方の縦材における下端部を内側に臨在させる他方のホルダ部と、上記桁材に係止されるフック部と、中央部に上記の柱材を嵌装させる凹部とを有し、この凹部に固定手段を対向させて上記凹部からの上記柱材のラジアル方向への抜け出しを阻止すると共に、上記一方の縦材が下端部に直径方向に配在される水平ピンを有し、この水平ピンが上記一方のホルダ部に分離可能に連結されるとする。
それゆえ、この発明にあっては、手摺枠が一対となる左右の縦材における下端部を上段の作業足場を構成する骨組みに吊持される取付装置に分離可能に連結するから、この種取付装置が手摺枠を構成する一対となる左右の縦材における各下端部にあらかじめ一体に設けられている場合に比較して、先行手摺における組付性や取扱性、さらには、収納性を良くする。
すなわち、手摺枠において、一対となる左右の縦材の各下端部に言わば余計なものを一体に有しないから、この手摺枠を搬送したり作業足場を構成する骨組みに連結したりする作業員にとって、組み付け易く、また、扱い易くなる。
そして、手摺枠において、一対となる左右の縦材の各下端部に取付装置を有しないから、この手摺枠の再利用に備えてする手入れが容易になり、また、収納の際しても、取付装置を有しないがゆえに納まりを悪くせずして収納性を良くする。
一方、この発明にあっては、取付装置において、作業足場を構成する骨組みに吊持される本体部が有する一方のホルダ部に手摺枠を構成する一方の縦材における下端部に配設の水平ピンの分離可能な連結を許容すると共に、他方のホルダ部に他方の縦材における下端部を内側に臨在させるから、縦材における下端部を下段の取付装置におけるホルダ部から分離して、上段の取付装置におけるホルダ部に連結することで、先行手摺のいわゆる盛り替えを可能にし得る。
そして、この発明にあっては、取付装置において、桁材に係止されるフック部を有するから、このフック部が桁材に架けられることで、取付装置の作業足場への吊持が可能とされる。
また、この発明にあっては、取付装置において、本体部が中央部に柱材を嵌装させる凹部を有し、この凹部に固定手段を対向させてこの凹部からの柱材のラジアル方向への抜け出しを阻止するから、当該取付装置における揺動を阻止し得ることになる。
この発明による先行手摺が作業足場たる単管足場に具現化される状態を示す概略正面図である。 この発明による手摺枠を示し、(A)は、正面図、(B)は、右側面図である。 図2に引き続いて手摺枠を示し、(A)は、左側面図、(B)は、縦材の下端部を拡大して示す部分側面図、(C)は、(B)中のY‐Y線位置で示す一部正面断面図である。 この発明による取付装置を示し、(A)は、平面図、(B)は、正面図、(C)は、底面図である。 図4に引き続いて取付装置を示し、(A)は、左側面図、(B)は、右側面図である。 一方の縦材の下端部が取付装置におけるホルダ部に連結される状態を示す部分拡大断面図である。 他の実施形態による手摺枠を盛り替え状態と共に示す正面図である。 他の実施形態による手摺枠を示す正面図である。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明による先行手摺は、任意の長さの単管を専用連結具で縦横に連結して組み上げられる単管足場からなる作業足場への具現化に向く。
すなわち、単管足場は、図1に示すように、横方向に整列されて立設される多数本の縦方向材たる柱材1と、この柱材1に直交する横方向材とされながら上方に整列されて多段とされる桁材2とを専用連結具たる直交クランプ3で連結して形成される。
このとき、単管足場にあっても、足場板4を架け渡して作業員M(図1参照)などの歩廊を形成するのが常態で、そのため、縦材1と桁材2とからなる言わば単面の作業足場をたとえば建築物の壁面との間で二面にすると共に、この二面を繋ぎ材たる梁材5で、すなわち、足場板4の架け渡しを許容する梁材5で直交クランプ3の利用下に連結して作業足場を形成するのが常態である。
また、この種の単管足場にあっては、多くの場合に、柱材1,1間および桁材2,2間が1800mmに、すなわち、尺貫法で言う一間に設定されるのが慣例であるが、柱材1,1間については、作業足場の形状などから1800mmより短い、たとえば、900mmとされることがある。
ちなみに、単管足場の構成要件からすれば、柱材1,1間が1800mmより大きくなることがない訳ではないが、このような場合には、多くの場合に、定尺とされる1800mmで一旦区切ってから、余長部に別途柱材1を連結するであろう。
また、作業足場の組立作業に熟練する作業員M、たとえば、足場鳶は、採寸することもあろうが、柱材1,1間および桁材2,2間の寸法誤差を単管の外径(48.6mm)に近い50mm以内にして、すなわち、著しい寸法誤差を発現させずして、単管足場たる作業足場を組み上げることが周知されている。
なお、上記の単管足場にあっては、図示しないが、柱材1と桁材2とからなる面に専用連結具たる自在クランプの利用下に長尺の斜材を連結して自己支持性を保障し、面方向の変形を防ぐ。
以上からすると、専用連結具たる直交クランプ3(および自在クランプ)の利用下に単管を縦横に組み上げて形成される単管足場たる作業足場にあっても、寸法上で統一された定型の先行手摺を設けること、すなわち、手摺枠10を連結することが基本的には不可能ではなく、その意味で、この発明は、単管足場からなる作業足場への利用に向く先行手摺を提供する。
その一方で、単管足場からなる作業足場に連結される手摺枠10については、元来、単管足場にあって、特に、柱材1,1の間隔を自由に設定できるから、この柱材1,1の間隔を自由にすることに対応できるように形成されるのが好ましいが、このことについては後述する。
上記のような前提の下、この発明による先行手摺は、図1に示すように、手摺枠10を有すると共に、この手摺枠10の単管足場たる作業足場への分離可能な連結を許容する取付装置20を有してなる。
まず、手摺枠10は、基本的には、所定の機械的強度を有して、同じく所定の機械的強度を有する後述の取付装置20に分離可能に連結できるように形成されていれば足りる。
そして、この手摺枠10は、図2に示すところでは、一対となる左右の縦材11,11と、この左右の縦材11,11の各上端部に両端部が枢着される手摺材12とを有してなる。
一対となる左右の縦材11,11および手摺材12は、所定の機械的強度を有するように、たとえば、金属材で形成され、金属材としては、鉄材やアルミ材が選択されるが、耐久性を優先させる上からは鉄材で形成されるのが好ましく、軽量化を優先させる上からはアルミ材で形成されるのが良い。
ちなみに、後述する取付装置20にあっては、手摺枠10の構成材と同じ材料で形成されるのが好ましいが、手摺枠10が鉄材からなるとき、アルミ材からなるとしても良く、逆に、手摺枠10がアルミ材からなるとき、鉄材で形成されても良い。
一対となる左右の縦材11,11におけるいずれか一方の縦材11、すなわち、図示するところでは、図2(A)中で右方となる縦材11は、その下端部に水平ピン13を有し、この水平ピン13が取付装置20に分離可能に連結される(図1参照)ことで、この手摺枠10の取付装置20への分離可能な連結が可能とされる。
それに対して、他方の縦材11、すなわち、図2(A)中で左方となる縦材11は、図3(B),(C)に示すように、下端部内に附勢ピン機構14を有してなり、この附勢ピン機構14は、縦材11の下端部内に収装される逆V字状を呈するバネ部材14aを有すると共に、このバネ部材14aの自由端に一体に連設されたピン14bを有し、このピン14bがこの縦材11の下端部に開穿された孔11a(図3(A)参照)から先端部(符示せず)を外部に突出させるとしている。
そして、このピン機構14にあって、上記のバネ部材14aは、たとえば、作業員Mによる指で挟むようにするいわゆる人力によるピン14bの押し込操作で簡単に撓み、ピン14bのいわゆる後退を容易に可能にする。
それゆえ、この他方の縦材11にあっては、上記の附勢ピン機構14におけるピン14bを嵌挿させる孔を有する部材、すなわち、この発明にあっては、後述する取付装置20における筒状に形成の他方のホルダ部23(図4および図5参照)に対する分離可能な連結を可能にする。
ところで、前記したように、手摺枠10における一方の縦材11は、下端部に水平ピン13を有してなる(図3参照)が、この水平ピン13は、図2(B)に示すように、下端部を直径方向に貫通する状態に溶接の併用などで配設されてなる。
そして、この水平ピン13は、図4(B)および図6に示すように、これが後述する取付装置20における半筒状に形成の一方のホルダ部22に形成の係止溝22aに導通されるとき、このホルダ部22に対する一方の縦材11の分離可能な連結を可能にする。
手摺枠10における一対となる左右の縦材11,11が上記したように形成される一方で、手摺材12は、図2に示すところでは、角ループ状に形成されてなる。
そして、この手摺材12は、ボルトナット構造15(図2(B)参照)で両端部が縦材11,11に枢着されて、特に、後述するが、縦材11,11の枢着要素たるボルトナット構造15を回転中心にする揺動を許容している(図1中の仮想線図参照)。
その一方で、この手摺材12は、図2(A)参照に示すように、横方向の中央部に補強部材としての束部材16を有してなり、この手摺材12に作業員Mが寄り掛かるなどして体重を預けるとしても容易に変形しないように配慮しているが、この束部材16を設けることは、この手摺枠10の成立に関して必須ではなく、したがって、その配設が省略されて良いことはもちろんである。
ちなみに、手摺材12には、作業員Mが寄り掛かることがあることを考慮すると、図2(B)中および図3(A)中にそれぞれ実線図で示すように、縦材11,11における足場板4(図1参照)上にいる作業員M側に手摺材12が配設されるのが良いが、所定の機械的強度を有するのであれば、図2(B)中および図3(A)中にそれぞれ仮想線図で示すように、縦材11,11における反対側たるいわゆる外部側に手摺材12が配設されても良い。
ところで、この手摺材12は、縦材11,11に対して両端部が枢着されるから、手摺枠10としてだけ観察すると、手摺材12と縦材11,11とは、いわゆる自由揺動する。
このことは、手摺枠10としてのみ見るとき、定型性に欠けることを意味し、したっがて、定型性を有する、すなわち、容易に変形しないように配慮する必要がある。
その観点から、図示するところでは、縦材11と手摺材12との間に任意の構造からなる定型具17が設けられるとし、この定型具17は、詳しくは図示しないが、平面視でL字状を呈し、手摺材12が図2に示すいわゆる静止姿勢にあるとき、手摺材12の左下方への揺動を阻止するが、逆に、図1中に仮想線図で示すように、手摺材12の右上方への揺動を許容する。
以上からすると、この定型具17については、これが手摺材12と縦材11との間に設けられれば良く、したがって、この観点からすれば、この定型具17が縦材11に保持されるのに代えて、手摺材12に保持されるとしても良い。
そして、この手摺枠10にあって、左右の縦材11,11の下端部が取付装置20に連結されることからすると、特に、ホルダ部22,23(図4参照)が半筒状あるいは筒状に形成されることを鑑みると、いわゆる使用時にこれが折り畳まれるように変形することはない。
このことからすると、上記の定型具17については、これを設けることは必須でないが、いわゆる静止時により安定するように配慮する上からは、これが配設されるのが好ましいが、その一方で、上記の定型具17をいわゆる解除状態にするときには、この手摺枠10の折り畳みを許容する手段となる。
なお、この発明にあって、手摺枠10は、後述する取付装置20を一体に有しないことに特徴があるから、このことを重視する観点からすれば、この手摺枠10が折り畳み可能に形成されることは、必須の要件ではない。
手摺枠10が上記のように形成されるのに対して、取付装置20は、図4および図5に示すように、前記した単管足場を形成する桁材2に吊持される本体部21を有すると共に、この本体部21が前記した手摺枠10を構成する一対となる左右の縦材11,11、すなわち、図1中で右側となり、図4(B)中で左側となる一方の縦材11における下端部を内側に臨在させる半筒状に形成のホルダ部22を有すると共に、図1中で左側となり、図4(B)中で右側となる他方の縦材11における下端部を内側に臨在させる筒状に形成のホルダ部23を有してなる。
そして、この取付装置20にあって、本体部21は、ホルダ部22,23を介してであるが、図5に示すように、上方側で先端を下方に向けて折り曲げるフック片からなるフック部24,24を有し、このフック部24,24が桁材2に架けられることで、本体部21の、すなわち、この取付装置20の作業足場への吊持が可能とされる。
一方、本体部21は、図示するところでは、横向きコ字状の断面を有するように形成され(図5参照)ながら中央に凹部21aを有し、この凹部21aに作業足場を形成する柱材1を嵌装させる。
このとき、この凹部21aは、図4(A)に示すように、同図において下方となる作業足場の外に向けていわゆる開口するから、図5に示すように、フック部24を桁材2に架ける場合には、この凹部21aに言わば自動的に柱材1が嵌装されることになり、図5中に仮想線矢印a,bで示す方向に取付装置20の下端側が揺動して、取付装置20がいわゆる傾斜するのを自動的に阻止できる。
その一方で、この取付装置20には、利用時に手摺枠10の縦材11,11が連結される、すなわち、手摺枠10が連結され、そして、この手摺枠10には、作業員Mの体重が作用することを鑑みると、この取付装置20が上記した仮想線矢印a,bで示す方向の反対方向に簡単に揺動する。
そこで、この発明にあっては、図4および図5に示すように、本体部21が楔構造からなる固定手段25を有し、図4に示すように、この固定手段25における楔25aが本体21に連設の一対の係止片25b,25bに嵌装されるとき、柱材1の上記の凹部21aからの脱け出しを阻止する、すなわち、上記した取付装置20の反対方向への揺動を阻止し得る。
ところで、前記したホルダ部22,23についてだが、まず、ホルダ部22は、図4(A),(C)に示すように、図中で左方となる平面視でいわゆる横向きに開口する半角筒状に形成され、図4(B)に示すように、いわゆる両翼の下端部にほぼ斜めに形成されて前記した一方の縦材11の下端部に連設の水平ピン13の導通を許容する係止溝22aを有してなる。
それゆえ、このホルダ部22にあっては、図6に示すように、縦材11における水平ピン13が係止溝22aに導通されるとき、この係止溝22aの最下端までの導入を許容し、縦材11が起立されるとき、その自重によって安定される。
なお、図示するところにあっては、図6に示すように、上記の係止溝22aの上端が縦材11における軸線方向に沿う真上を向くように開口してなるから、上記の水平ピン13を係止溝22aに導通するとき、ホルダ部22の両翼の端部に水平ピン13を副わせて下降させることで、水平ピン13を簡単に係止溝22aに導通し得る。
ところで、以上のようにして、縦材11の下端部を連結させるホルダ部22であるが、このホルダ部22は、いわゆる横方向に開口する態様に形成されてなるから、そのままでは、僅かな外力作用で、縦材11が倒れることになるので、その危険を防止するため、この取付装置20にあっては、図4および図5(A)に示すように、閂機構26を有してなる。
そして、この閂機構26は、図4(A),(C)に示すように、平面視でホルダ部22に相似する形状に形成されてホルダ部22に一体に連設されるフランジ部26aに閂部材26bが分離可能に連繋してなるとする。
それゆえ、この閂機構26にあっては、閂部材26bをいわゆる外して開放状態にするとき、縦材11の下端部のホルダ部22への連結を可能にし、閂部材26bをいわゆるセットすることで、縦材11のホルダ部22に対する倒れを阻止し得ることになる。
ホルダ部22が上記のように形成されるのに対して、ホルダ部23は、図4(A),(C)に示すように、平面視で円形を呈する筒状に形成され、図4(B)に示すように、下端部にストッパピン23aを有してこのホルダ部23に挿入される前記した他方の縦材11における下端の担持を可能にしている。
そして、このホルダ部23は、図4(B)に示すように、他方の縦材11の下端部に内装の附勢ピン機構14におけるバネ部材14aに連設のピン14bが縦材11に開穿の孔11a(図3(A)参照)を介して貫通する孔23b(図5(B)参照)を有してなる。
なお、ホルダ部23に開穿の孔23bに附勢ピン機構14におけるピン14bが貫通するときには、このホルダ部23に挿通される縦材11における下端がこのホルダ部23が有するストッパピン23aに担持されているときであることはもちろんである。
以上のように形成されたホルダ部23にあっては、これが筒状に形成されるから、ここに下端部が挿通される縦材11にあっては、他に特別の手段を講じることなく、その倒れを阻止できる。
それゆえ、以上のように形成された取付装置20にあっては、まず、これが、手摺枠10に一体に設けられないから、手摺枠10の搬送性や収納性、さらには、取扱性などを悪くしない。
つぎに、この取付装置20にあっては、作業足場を形成する桁材2にフック部24を引掛けるようにすることで本体部21を吊持し得るから、また、本体部21を桁材2に吊持させるとき、自動的に本体部21が有する凹部21aに作業足場を形成する柱材1を収容できるから、取付装置20が安定した状態で作業足場に吊持される。
それゆえ、この取付装置20を作業足場に連結する作業に際しては、作業員Mが取付装置20から一旦手を離すようにして次の作業なり準備をなし得ることになり、作業性が向上される利点がある。
そして、この取付装置20にあっては、楔構造からなる固定手段25を有してなるから、この固定手段25の利用で本体部21を作業足場の桁材2に固定状態に連結することが可能になる。
そしてまた、この発明の先行手摺にあっては、上記したようにして作業足場に固定的に連結された取付装置20に手摺枠10を、すなわち、手摺枠10を構成する一対となる左右の縦材11,11を分離可能に連結させるから、上段となる桁材2に連結された取付装置20に手摺枠10を連結することで、上段の作業足場が形成される前に先行していわゆる手摺を設けることが可能になる。
上記したところがこの発明における先行手摺に基本的な構成であるが、さらには、手摺枠10および取付装置20にさらなる配慮をなし得るので、以下には、これについて少し説明する。
まず、手摺枠10における一対となる左右の縦材11,11についてであるが、前記したところでは、図1中で右側となる一方の縦材11における長さに対して、同じく図1中で左側となる他方の縦材11における長さの方が長くなる設定とされているが、これは、いわゆる左右の取り違えを防止するためであり、したがって、たとえば、作業員Mにおいて、左右の取り違えを容易に阻止できるのであれば、図示しないが、左右の縦材11,11における長さが同一になるように設定されてもよい。
つぎに、手摺枠10における手摺材12についてであるが、前記した図1に示す手摺材12は、伸縮不能な角ループ状に形成されてなるとしたが、これに代えて、図7に示すように、角ループ状に形成されながら外側部材12aと、この外側部材12aに対して出没可能に連繋される内側部材12bとの二点からなり、伸縮可能に形成されてなるとしても良い。
手摺材12がこのように伸縮可能に形成される場合には、たとえば、図7に示すように、作業足場を形成する柱材1,1間が、前記した図1に示す実施形態の場合に比較して、いわゆる幅狭に設定されてなる場合に、また、図示しないが、逆に、幅広に設定されてなる場合における設置はもちろんのこと盛り換えも可能にする利点がある。
また、手摺材12については、図8(A)に示すように、伸縮不能な固定型に形成されながらメッシュ18を有してなるとしても良く、この場合には、手摺材12における機械的強度を容易に向上できる。
そして、この手摺材12については、図8(B)に示すように、これが一本棒状に形成される一方で、この手摺材12の下方に中桟部材19を有し、この中桟部材19が外側部材19aと、この外側部材19aに対して出没可能に連繋される内側部材19bとの二点からなり、伸縮可能に形成されてなるとしても良い。
このとき、手摺材12の両端部および中桟部材19のいわゆる両端部は、詳しくは図示しないが、ボルトナット構造(図2(B)中の符号15参照)下などに一対となる左右の縦材11,11に枢着されてなるのはもちろんである。
一方、取付装置20については、図7に示すように、本体部21に連設されるホルダ部を一方のホルダ部22に統一しても良く、この場合には、手摺枠10において、一対となる左右の縦材11,11が同じ構造となるので、いわゆる左右方向についての方向性を有しないことになり、作業員Mによる連結作業を迅速に行える点で有利になる。
また、取付装置20を製作するのにあっても、本体部21の左右に同じホルダ部22を連設すれば足りるから、部品点数の増大を抑え、さらに、作業性を向上させる点で有利となる。
前記したところは、この発明による先行手摺が単管足場からなる作業足場に設けられるとして説明したが、この発明における取付装置20の構成からすれば、図示しないが、建枠を利用して組み上げられる枠組足場にあっても、その利用が可能になる。
つまり、枠組足場にあっては、基本的には、単管足場における桁材2に相当する横架材を有しないから、この取付装置20の吊持が不能と解されるが、整列する建枠同士を長尺となる単管で横一連に連結する場合には、この発明の取付装置20を単管からなる横架材に吊持させることが可能になり、その意味では、枠組足場にあってもこの発明の先行手摺を設けることが可能になる。
また、前記したところでは、手摺枠10において、手摺材12の両端部が一対となる左右の縦材11,11に枢着されてなるとしたが、この発明が意図するところからすれば、手摺枠10の、すなわち、先行手摺の盛り替えを可能にする限りには、枢着に代えて、図示しないが、分離可能に連結されてなるとしても良い。
ちなみに、前記したように、手摺枠10において、手摺材12が縦材11,11に対して分離可能でなく、枢着されてなる場合には、縦材11,11と手摺材12とが分離することがなく、したがって、たとえば、この手摺枠10の盛り替えの作業中に作業員Mが手を滑らせるなどがあっても、いわゆる手摺枠を落下させないようにする上で有利になる。
そして、前記したところでは、手摺枠10が手摺材12を有するから、図示しないが、この手摺材12への作業員Mが装備する安全ベルトに連結の命綱を連繋可能にするが、このとき、命綱の先端は、上記の手摺材12にスライド移動可能に介装されるのが良い。
足場を組み上げる際に先行して手摺を設け得るのはもちろんのこと、その組付性や取扱性、さらには、収納性を良くして、仮設資材としての恒久的な再利用を容易に可能にするのに向く。
1 柱材
2 桁材
10 手摺枠
11 縦材
11a 孔
12 手摺材
13 水平ピン
14 附勢ピン機構
14a バネ部材
14b ピン
20 取付装置
21 本体部
21a 凹部
22 一方のホルダ部
23 他方のホルダ部
24 フック部
25 固定手段

Claims (6)

  1. 柱材と桁材とを有する作業足場に連結される手摺枠が一対とる一方および他方の縦材と、この縦材の上端部間に水平方向に架け渡される手摺材とを有してなる一方で、上記一対の縦材における下端部が上記桁材に吊持される取付装置に分離可能に連結されてなる先行手摺において、
    上記取付装置が上記桁材に吊持される本体部を有すると共に、この本体部が上記一方の縦材における下端部を内側に臨在させる一方のホルダ部と、上記他方の縦材における下端部を内側に臨在させる他方のホルダ部と、上記桁材に係止されるフック部と、中央部に上記の柱材を嵌装させる凹部とを有し、
    この凹部に固定手段を対向させて上記凹部からの上記柱材のラジアル方向への抜け出しを阻止すると共に、
    上記一方の縦材が下端部に直径方向に配在される水平ピンを有し、この水平ピンが上記一方のホルダ部に分離可能に連結されることを特徴とする先行手摺。
  2. 上記ホルダ部が上記水平ピンを分離可能に導通させる係止溝を有してなる請求項1に記載の先行手摺。
  3. 上記手摺材が水平方向に伸縮不能あるいは伸縮可能に形成されると共に、当該手摺材の両端部が上記一対の縦材に枢着されてなる請求項1に記載の先行手摺。
  4. 上記手摺材が水平方向に伸縮不能あるいは伸縮可能な角ループ状に形成されながら両端部が上記一対の縦材に枢着されてなる請求項1に記載の先行手摺。
  5. 上記水平ピンが両端部を上記一方の縦材における下端部にあって直径方向に適宜の長さに固定的に突出させてなる請求項1に記載の先行手摺。
  6. 上記他方の縦材が下端部に附勢ピン機構を有し、この附勢ピン機構が当該縦材における下端部内に収装される逆V字状を呈するバネ部材を有すると共に、このバネ部材の自由端に一体に連設されたピンを有し、このピンが当該縦材における下端部に開穿された孔から先端部を外部に突出させてなる請求項1に記載の先行手摺。
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