JP3924567B2 - 先行手摺り組立セット並びに先行手摺り用支柱 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、土木、建築等の工事現場において、橋梁の脚柱の周りや建築物の外壁に沿って作業足場を組立てる際に使用する枠組足場用の先行手摺り組立セット並びに先行手摺り用支柱に関する。
従来から、土木、建築等の工事現場では、鳥居型の建枠を使用した枠組足場が広く使用されている。
図13に、従来の枠組足場の代表例として縦一列だけを斜視図で示す。
枠組足場を構築する建枠20は、二本の脚柱21を有し、脚柱21の上端を腕木22で連結している。腕木22と脚柱21の間は、連結補強材23で補強している。建枠20は左右上下に増設されることで、必要な大きさの作業足場が完成する。
隣り合った左右の建枠20,20相互間には筋交い24を斜めに渡すと共に、腕木22に足場板26が水平に架設される。建枠20の脚柱21は管材が使われており、下段の建枠20aの脚柱21aの上端開口部と上段の建枠20bの脚柱21bの下端開口部とはジョイントピン27によって連結されることで、縦方向に段数を重ねることができるようになっている。腕木22の高さは一定であるから、各段毎に水平に連続した足場板26による作業足場が構築される。
枠組足場を組み立てるときは、下段の枠組足場を作り、下段に上段の枠組足場を重ねていき、解体のときはこれとは逆に、上段から順次下段に向かって解体して行く。枠組足場の組み立て、解体に際しては、最上段の足場板26の上面に立って組立、解体作業を行う。
しかしながら、組み立て時には最上段の足場板26の周囲には、建枠20の脚柱21や手摺りがないので、作業者には転落の危険があるという問題点があった。
図14に、従来の枠組足場の別の例を斜視図で示す。
図13で示した枠組足場の危険を解消する枠組足場として、いわゆるH形枠組足場が提案がされている(特許文献1)。
このH型枠組足場にあっては、建枠20には、脚柱21の中間の高さに腕木22を設けている。したがって、中間の高さの腕木22に足場板26を設けている。建枠20には、腕木22の架設箇所の上側に手摺り28を設け、腕木22の架設箇所の下側に筋交い24を設けている。そこで、作業者は、最上段の足場板26の上で組立、解体作業する場合には、作業者の周りに最上段を構成している建枠20bの脚柱21bの上半分が存在するため、その部分を利用して親綱を張り巡らせる等の手段を採用することで、作業者は安全に枠組足場の組立又は解体ができる。また、下段の足場板26上で、上段の建枠20bの脚柱21bの上半分の部分に手摺り28を取り付けるようにすれば、上段の足場板26で作業するときには、既に足場板26の周りには手摺り28が存在することになり、作業者は安全に枠組足場を組立又は解体ができる。この方法は、最上段の足場板26での作業に先行して手摺り28が構築されることから、先行型の手摺り構築法と呼ばれ、そのための手摺りを先行手摺りと呼んでいる。
また、従来の枠組足場の形状を変えずに、先行型の手摺り構築法を採用したものも提案されている(特許文献2)。つまり、図16で示した建枠20の脚柱21の上端部に、枠体をした手摺り枠を取り付けるための手摺り枠用ジョイントを追加的に設ける。手摺り枠用ジョイントは、手摺り枠が装着自在になるように工夫してある。上段の建枠20を構築する前に、手摺り枠ジョイントを利用して手摺り枠を建枠20の脚柱21に取り付けておけば、下段の建枠20を設けるときには、上段の手摺り枠が確保されていくことになる。
実公平1−18753号公報 特開平7−54480号公報
以上のように、改良を加えていない従来の枠組足場は、作業者の安全策が十分ではないという問題点があった。
一方、枠組足場は、組立と解体を繰り返しながら使用する仮設材であり、耐久性を考慮して製作されており、大量の枠組足場が今なお実用に耐えている。したがって、従来の枠組足場を早急に廃棄してH形枠組足場に全面的に切り替えることは、経済的コストがかかりすぎるという問題点がある。
また、従来の枠組足場に手摺り枠用ジョイントを設ける足場は、新たな形態の枠組足場を採用するものではなく、従来の枠組足場に簡単な造作を加えるだけで安全策を得ようとするものである。しかし、古い大量の枠組足場に手摺り枠用ジョイントを追加的に設けることは、手間が掛かり新たなコストの発生を招く。しかも、手摺り枠は、予めコの字型に形成した大型の金属製枠材を準備しておかなければならず、その搬送や、現場での組立又は解体に関する取り扱いが不便である。
そこで、この発明は、製造が容易であるため僅かな製造コストで足りるにもかからず、現場への搬送、現場での組立又は解体が容易な先行手摺り組立セット並びに先行手摺り用支柱を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、この発明は以下の手段を採った。
請求項1に記載の先行手摺り用支柱に係る発明は、支柱本体の下端部に建枠の脚柱に固定する脚柱取付部を備え、前記支柱本体の少なくとも上端部に手摺り棒の両端部に設けた開口部が係合する手摺り棒係止部を備え、前記支柱本体の下端部と上端部との途中には建枠の腕木に掛ける腕木掛止部を有する先行手摺り用支柱であって、前記脚柱取付部は、建枠の脚柱の中間位置に対して着脱自在な固定手段を有し、腕木掛止部は、建枠の脚柱が貫通可能に二又に開いて前記支柱本体から垂直に突設された水平保持板と、前記水平保持板の各先端部から上方向に立設された垂直板と、前記垂直板間に着脱自在に装着されて前記腕木の上部に掛けられる掛止ピンとを備えることを特徴としている。
これにより、支柱の中央部に設けた腕木係止部を建枠の腕木の上部に掛けることで、建枠に対する支柱の上下方向の位置が定まり、支柱の下端部に設けた脚柱取付部にて支柱を建枠の脚柱に固定できる。この場合、脚柱取付部は上段の建枠の足場板より下側に位置するから、支柱の取付作業は地上又は下段の建枠の足場板上から実行できる。また、左右一対の支柱を建枠に取り付ける前に、支柱に設けた手摺り棒係止部に手摺り棒の支柱係合部を係合させてから、支柱を建枠の脚柱に取り付けるようにすれば、支柱が建枠に取り付けられた段階で、左右一対の支柱間には手摺り棒が存在することになる。
また、脚柱取付部が、建枠の脚柱に対して着脱自在な固定手段を有しているので、すべての段の建枠に支柱と手摺り棒とからなる先行手摺り組立セットを取り付けたままで現場作業を行うことができる。また、下段の建枠の腕木に上段の足場板を取り付けると共に下段の建枠の脚柱の上端開口部にジョイントを差し込み、上段の足場板上で左右一対の新たな(上段の)建枠の脚柱の下端開口部を前記ジョイントに差し込み上段の建枠を組み付け、その左右一対の建枠間に筋交いを取り付けて枠組足場を完成させることができる。次に、上段の足場板上で下段の建枠に取り付けられていた脚柱取付部の固定手段を解除して手摺り棒の付いた支柱を取り外し、その取り外した手摺り棒の付いた支柱を新たな建枠の脚柱に取り付けるといった作業を繰り返すことで、左右一対の支柱とその支柱に取り付けられた手摺り棒の組立セットを建枠の縦一列に対して1セットだけ使用して、常時最上段の建枠に転用して行くこともできる。
請求項2に記載の先行手摺り組立セットに係る発明は、請求項1に記載の先行手摺り用支柱と、該先行手摺り用支柱に組み合わす前記手摺り棒とを含み、前記手摺り棒は、両端に前記手摺り棒係止部と係合する支柱係合部を有しており、該支柱係合部には、前記手摺り棒の軸心と平行な対向二辺と前記手摺り棒の軸心と直交する対向二辺とを有する略矩形状の開口部を形成しており、前記手摺り棒係止部は、前記開口部に差し込み可能な係止板を前記支柱本体から外側に向けて突設したものであり、前記係止板には、前記手摺り棒の軸心と平行な対向二辺の間隔よりも狭い凹部と広い凸部とが前記係止板の突設する方向に連なった凹凸部を有し、前記開口部の前記手摺り棒の軸心と直交する対向二辺の間隔は、前記係止板の凸部の最大寸法よりも大きな寸法に形成され、前記係止板の一方の縁の凹部から隣接する他方の縁の凸部の先端までの差し渡し寸法が、開口部の前記手摺り棒の軸心と平行な対向二辺の間隔より小さい寸法に設定されていることを特徴とする。
これにより、支柱本体の中央部に設けた腕木係止部を建枠の腕木の上部に掛けることで、建枠に対する支柱の上下方向の位置が定まり、支柱の下端部に設けた脚柱取付部にて支柱を建枠の脚柱に固定できる。この場合、脚柱取付部は上段の建枠の足場板より下側に位置するから、支柱の取付作業は地上又は下段の建枠の足場板上から実行できる。また、左右一対の支柱を建枠に取り付ける前に、支柱に設けた手摺り棒係止部に手摺り棒の支柱係合部を係合させてから、支柱を建枠の脚柱に取り付けるようにすれば、支柱が建枠に取り付けられた段階で、左右一対の支柱間には手摺り棒が存在することになる。
また、係止板には、手摺り棒の軸心と平行な対向二辺の間隔よりも狭い凹部と広い凸部とが係止板の突設する方向に連なった凹凸部を有しており、開口部の手摺り棒の軸心と直交する対向二辺の間隔は、係止板の凸部の最大寸法よりも大きな寸法に形成されているから、手摺り棒の開口部を支柱の係止板に係合する際に、支柱の軸心と手摺り棒の軸心とが平行乃至傾斜するように手摺り棒を斜めに構えて係止板の突設方向に動かすことで、開口部が係止板の凸部に妨げられることなく取り付け取り外しが可能となる。他方、手摺り棒の軸心を支柱の軸心と直交させた場合には、そのままの状態で係止板の突設方向に手摺り棒を動かしても開口部が係止板の凸部を乗り越えることができないため、係止板から手摺り棒を取り外することができない。
また、脚柱取付部が、建枠の脚柱に対して着脱自在な固定手段を有しているので、すべての段の建枠に支柱と手摺り棒とからなる先行手摺り組立セットを取り付けたままで現場作業を行うことができる。また、下段の建枠の腕木に上段の足場板を取り付けると共に下段の建枠の脚柱の上端開口部にジョイントを差し込み、左右一対の新たな(上段の)建枠の脚柱の下端開口部を前記ジョイントに差し込み上段の建枠を組み付け、その左右一対の建枠間に筋交いを取り付けて枠組足場を完成させることができる。次に、上段の足場板上で下段の建枠に取り付けられていた脚柱取付部の固定手段を解除して手摺り棒の付いた支柱を取り外し、その取り外した手摺り棒の付いた支柱を新たな建枠の脚柱に取り付けるといった作業を繰り返すことで、左右一対の支柱とその支柱に取り付けられた手摺り棒の組立セットを建枠の縦一列に対して1セットだけ使用して、常時最上段の建枠に転用して行くこともできる。
請求項1又は2に記載の発明によれば、従来の建枠に特別な造作を加える必要がないから経済的である。また、支柱に手摺り棒係止部が設けてあり、手摺り棒には支柱係合部が設けてあり、それぞれ別個の部品として取り扱うことができ、両者を別々に現場に搬入したり現場から搬出することができるから搬送作業が容易である。さらに、手摺り棒係止部と支柱係合部とを係合させて左右一対の支柱を左右一対の建枠の脚柱に取り付ければ、支柱と手摺り棒からなる手摺り枠体が容易に完成する。また、建枠への支柱の取り付けは、腕木掛止部の位置決め手段と脚柱取付部の固定手段により正確にしかも容易に行える。また、手摺り棒の軸心を支柱の軸心と直交させた場合には、そのままの状態で係止板の突設方向に手摺り棒を動かしても開口部が係止板の凸部を乗り越えることができないため、作業者の体が手摺り棒に触れたとしても手摺り棒は手摺り用支柱から脱落することがないので、作業者は安全に高所作業を行うことができる。
更に、手摺り用支柱の建枠への取り付け取り外しが容易であるから、左右一対の支柱とその支柱に取り付けられた手摺り棒の組立セットを建枠の縦一列に対して1セットだけ使用して、建枠を積層していく際に常時最上段の建枠に転用して行くことが難なく実行できるため、より安全作業を実現するための部材コストが少なくて済む。
[発明の実施の形態1]
以下、この発明の実施の形態1に係る先行手摺り組立セットについて説明する。
実施の形態1に示したものは、支柱と支柱に組み合わせて使用する手摺り棒との組立セットの例を示す。例えば、従来の鳥居型の建枠などを生かし、下段の建枠を使用して、上段の建枠を組んで枠組足場を形成していく際に使用する。
図1に、この発明の実施の形態1に係る手摺り用支柱の外観図を示す。
支柱1は、建枠20の脚柱21に固定する脚柱取付部2を支柱本体3の下端部に備え、下端部と上端部との途中には比較的下端部寄りの高さに腕木掛止部3を有している。支柱本体3の上端部及び中央部には、手摺り係止部5を有している。支柱1は、この手摺り係止部5によって、手摺り棒を支柱1に着脱自在に取り付けられる。
図2に、脚柱取付部の拡大斜視図を示す。
脚柱取付部2は、支柱本体3から垂直に突き出た軸部2aを備えている。軸部2aの先端には、平面から見てほぼコ字形をしたコ字形板部材2bを接続している。コ字形板部材2bの開き幅は、中間部に段部を設けて先端側をより広くし、建枠20の脚柱21が支柱1に平行に貫通可能な第一の支柱貫通域2cをコ字形の内側に開いている。さらに、そのコ字形板部材2bの両先端部には、L字形のスリットを形成し楔挿通口2dを設け、断面L字形の楔2eを着脱自在に挿通している。
図3に、腕木掛止部の拡大斜視図を示す。
腕木掛止部4は、支柱本体3から垂直に水平保持板4aを突き出している。水平保持板4aは、Y字形乃至V字形に成形してあり、先端側を二又に開いている。開いた二又箇所には、建枠20の脚柱21に対して同じ方向で支柱1が取り付け可能になるよう、脚柱21が貫通可能な第二の支柱貫通域4bを開いている。二又に開いた水平保持板4aの先端部には、水平に対して直角上方向に垂直板4c,4dを立設し、二つを並立している。垂直板4c,4dは、掛止ピン挿通口4eを共通で有し、鎖を備えた腕木掛止ピン4fを垂直板4c,4d間に着脱自在に挿通してある。この垂直板4c,4dは、この腕木掛止ピン4fを腕木22の上部に掛け、脚柱21に対する支柱1の上下位置を決定すると共に支柱1が落下するのを防ぐ。
図4に、手摺り係止部の拡大側面図を示す。
手摺り係止部5は、その板面を支柱1の軸心方向と同じ方向に向けた(直立させた)係止板6を、支柱本体3から長さ方向を正面に突き出している。係止板6は、上下の辺縁に波形の凹凸を設けて形成してあり、これにより、手摺り棒11が係止自在な凹部6bを係止板6の周縁部に有している。上縁は凸部6aを2カ所と、これらに対応する凹部を2カ所設けてある。上縁の波形と下縁の波形は同調することなく、下縁は凸部6aを3カ所と、これらに対応する凹部6bを2カ所を設けてある。係止板6の先端に位置する凸部6aの端部は丸みを持たせることで、手摺り棒11の開口部13の取り付け取り外しを容易にすると共に作業者への安全を考慮した形状としている。
次に、手摺り係止部5に係合する手摺り棒11について説明する。
図5に手摺り棒の中間部を省略した正面図、図6に端部の拡大斜視図を示す。
手摺り棒11は、両端に支柱係合部12を有している。手摺り棒11は管体で形成してあり、その支柱係合部12は、管体両端をそれぞれを前後から潰して部分的に垂直板部12aを形成し、その垂直板部12aの内側を略矩形にくり抜いて環状に形成してある。すなわち、手摺り棒11には、一方の開口部13aと他方の開口部13bとを設けている。
それぞれの開口部13a,13bは、支柱1の係止板6が差し込み自在な大きさにくり抜いてある。具体的には、開口部13a,13bは、図7に示したように、手摺り棒11の軸心を支柱1の軸心と平行乃至傾斜して係止板6に宛ったときに、凸部5aの最大寸法よりも大きな寸法を有する平行な対向二辺13y,13yを有している。つまり、開口部13a,13bの手摺り棒11の軸心と平行な対向二辺13x,13xの間隔は、係止片6の凹部6aよりも広く凸部6bよりも狭い寸法に形成されており、開口部13a,13bの手摺り棒11の軸心と直交する対向二辺13y,13yの間隔は、係止板6の支柱1の軸心と平行な凸部6bの最大寸法よりも小さな寸法に形成されている。
このため、手摺り棒11を支柱1の軸心と平行乃至傾斜して係止板6に宛ったときに、手摺り棒11の開口部13a,13bが係止板6の凸部6bを通過して一気に係止板6の付け根部まで到達することができる。
一方、手摺り棒11を支柱1の軸心と直交させた場合(手摺り棒11が直立した支柱1に取り付けられた水平な姿勢の場合)には、開口部13a,13bの手摺り棒11の軸心と平行な対向二辺13x,13xの間隔は、係止板6の支柱1の軸心と平行な凸部6bの最大寸法より小さい関係にあるから、係止板6に支柱係合部12を係合させた状態では、手摺り棒11の重心の関係で支柱係合部12の垂直板部12aが垂直な姿勢に保たれる。そこで、この状態(手摺り棒11が直立した支柱1に取り付けられた水平な姿勢)のまま係止板6の先端側へ手摺り棒11を引っ張ったとしても、開口部13a,13bが係止板6の凸部6bを通過することができないから、手摺り棒11は支柱1から取り外すことはできない。
ただし、係止板6の凹部6aから凸部6bの先端までの差し渡し寸法を開口部13a,13bの手摺り棒11の軸心と平行な対向二辺13x,13xの間隔より僅かに小さい寸法に設定しておくことで、図8に示したように、開口部13a,13bの手摺り棒11の軸心と平行な対向二辺13x,13xの向かい合う壁の一方を係止板6の凹部6aに接触させて手摺り棒11の軸心を中心に垂直板部12aを係止板5の先端側へ対向二辺13x,13xの向かい合う他方の壁が係止板6の凸部6bを乗り越えさせるといった動作を繰り返せば、手摺り棒11は水平な状態のままでも手摺り棒11を支柱1から取り外すことができる。しかしながら、これは作業者が意識的にそのような操作を行った場合であって、風が吹いたり作業者の体が手摺り棒11に触れた程度では手摺り棒11が係止板6から外れるようなことはないので、作業者の高所での安全作業が保証される。
図9に、開口部と係止板との位置関係を表す概念図を示す。
図9では、インチサイズを採用した枠組足場の係止板6の位置を実線(ハッチング有り)で示し、メートルサイズを採用した枠組足場の係止板6の位置を二点鎖線で示している。すなわち、一方の開口部13aと他方の開口部13bとの間隔を、枠組足場のメートルサイズ(左右一対の建枠の軸心間隔1800mm)及びインチサイズ(左右一対の建枠の軸心間隔1829mm)のいずれにも対応可能なように、余裕を持って大きくしている。こうすることで、一種類の手摺り棒がメートルサイズ及びインチサイズの枠組足場に兼用できるので、製造段階での標準化が図れ、作業者にとってはメートルサイズ及びインチサイズの枠組足場を構築する際に、間違った寸法の手摺り棒を使用するといった混乱がなくなると共に、施工業者においてはより少ない資材で多様な工事に対応できる利点が生じる。
[発明の実施の形態2]
以下、この発明の実施の形態2に係る先行手摺り組立セットについて説明する。
図10に、この発明の実施の形態2に係る手摺り用支柱の側面図を示す。
実施の形態2の手摺り用支柱1では、実施の形態1のコ字形板部材2bと楔2eとの組み合わせに代え、脚柱取付部2として、クランプ部材7を設けており、その他の構成については、実施の形態1と同じである。また、手摺り棒11については、実施の形態1と同じである。
手摺り用支柱1に取り付けられるクランプ部材7は、支柱本体3から垂直に突き出た軸部2aの先端に固着されたクランプ本体7aと、クランプ本体7aに揺動自在に取り付けられたクランプねじ7bと、クランプねじ7bをクランプ本体7aに対して揺動自在に支持するねじ回動軸7cと、クランプ本体7aに開閉自在に取り付けられた開閉蓋7dと、開閉蓋7dをクランプ本体に対して開閉自在に支持する開閉軸7eなどを有している。
実施の形態2にあっては、クランプ部材7を設けることで脚柱取付部2は脚柱21に締着可能となるから、コ字形板部材2bと楔2eとの組み合わせによる楔方式を使用している実施の形態1の場合に比べ、より信頼性の高い固定手段が得られる。
以下、実施の形態2の先行手摺り組立セットの使用方法を説明する。
枠組足場の構築の様子を表した概念図を図11に示す。
図11は枠組足場を側面から見た状態を示している。構築が終わった下段の建枠20aを実線で示し、構築予定の上段の建枠20bを二点鎖線で示している。下段には、建枠20a、筋交い24、足場板26などが既に取り付けてある。作業者は、下段の足場板26上にいて上段の手摺り用支柱1と手摺り棒11とを組んでいく。
最初に手摺り棒11を一方の支柱1に架けるときは、図7に示したように、一方の支柱1に対して手摺り棒11を傾けるようにして行う。そして、手摺り棒11を他方の支柱1に対して傾けながら架けるときは、図12に示したように、既に下段の建枠20aの脚柱21aに固定されている一方の支柱1の手摺り係止部5を回動軸として、他方の支柱1を持ち上げて、その腕木係止部4を下段の建枠20aの腕木22の上に掛けて上下位置を定めてからクランプ部材7にて固定する。
枠組足場の構築に当たり、正面から見て手摺り棒11を傾けて手摺り棒11の一方の開口部13aを左右一対の支柱1のいずれか一方の手摺り係止部5に係合する。次に、支柱1の中央部に設けた腕木係止部4を建枠20の腕木22の上部に掛けることで、建枠20に対する支柱1の上下位置を定める。具体的には、留め金ピン挿通口4eから腕木掛止ピン4fを外しておき、下段の脚柱21aの上部を腕木係止部4の第一の支柱貫通域4b内に挿通してから、留め金ピン挿通口4eに腕木掛止ピン4fを挿入して、腕木22の上に腕木掛止ピン4fを引っ掛けるといった手順を経る。
次に、支柱1の下端部に設けたクランプ部材(脚柱取付部)7にて支柱1を建枠20の脚柱21に固定する。クランプ部材(脚柱取付部)7はクランプねじ7bに螺合しているナットを緩めて、クランプねじ7bから開閉蓋7dを解除した状態で、クランプ部材(脚柱取付部)7内に建枠20の脚柱21を挿入してから開閉蓋7dを閉じて、クランプねじ7bを回動して開閉蓋7dの上にナットを係止し、そのナットを締め込んでいくことでクランプ部材(脚柱取付部)7で支柱1を建枠20の脚柱21に強固に取り付ける。
この場合、クランプ部材(脚柱取付部)7は上段の建枠20bの足場板26より下側に位置するから、支柱1の取付作業は地上又は下段の建枠20aの足場板26上から実行できる。次に、手摺り棒11の他方の開口部13bを他方の支柱1の手摺り係止部4に係合する。次に、この他方の支柱1を最初に下段の建枠20aに固定した一方の支柱1と向かい合っている反対側の建枠20aの脚柱21aに近づけていき、腕木係止部4を建枠20aの腕木22の上に掛けることで、反対側の建枠20aに対する他方の支柱1の上下位置を定めて、他方の支柱1の下端部に設けたクランプ部材(脚柱取付部)7にて他方の支柱1を建枠20aの脚柱21aに固定する。
以上のような手順で左右一対の支柱1,1を左右一対の建枠20,20の脚柱21に取り付けるようにすれば、支柱1が建枠20に取り付けられた段階で、左右一対の支柱1,1の間、つまり左右一対の建枠20,20の間には手摺り棒11が水平な状態で存在することになる。
そして、下段の建枠20aの脚柱21aの上端開口部にジョイント27を差し込み、上段の足場板26上で左右一対の新たな(上段の)建枠20b,20bの脚柱21bの下端開口部をジョイント27に差し込み上段の建枠20bを組み付ける。次に、その左右一対の建枠20b,20b間に筋交い24を取り付けて上段の枠組足場を完成させる。
次に、下段の建枠20aに取り付けられていた脚柱取付部2の固定手段であるクランプ部材7の締着を解除して、手摺り棒11の付いた支柱1を下段の建枠20aの脚柱21aから取り外し、その取り外した手摺り棒11の付いた支柱1を新たな(上段の)建枠20bの脚柱21bに取り付けるといった作業を繰り返す。これにより、左右一対の支柱1,1とその支柱1に取り付けられた手摺り棒11との組立セットを左右一対の建枠20,20の縦一列に対して1セットだけ使用して、建枠20を積層していく際に常時最上段の建枠20に転用して行くことで、縦一列の枠組足場に対して組立セットを一セット使用するだけで各段毎の足場板26上での安全作業が可能となる。
この例によれば、先行手摺り組立セットは下段から上段に枠組足場を一段一段構築する度に取り外しと取り付けを繰り返すが、一旦取り付けた先行手摺り組立セットは取り外さないで順次上方に建枠20と一緒に新たな先行手摺り組立セットを取り付けていき、各段毎に先行手摺り組立セットを備え付けるようにしてもよい。この場合には、一単位であるすべての枠組足場毎に先行手摺り組立セットが必要になるが、各段毎の取り外し作業が不要となる。いずれの方式を採用するかは、施工業者が工事の態様によって適宜選択すればよい。
なお、支柱1の手摺り係止部5は、少なくとも支柱本体3の上端部に一つ設ければよいが、実施の形態1及び2に示したように、その長手方向に所定の間隔を置いて2つ設けることで手摺り棒11を2本平行に配置することで、枠組足場の開口部をより小さくして作業の安全性を高めることが望ましい。
この発明の実施の形態1に係る手摺り用支柱の外観図である。 同実施の形態1に係る手摺り用支柱の脚柱取り付け部の拡大斜視図である。 同実施の形態1に係る手摺り用支柱の腕木掛け部の拡大斜視図である。 同実施の形態1に係る手摺り用支柱の手摺り係止部の拡大斜視図である。 同実施の形態1に係る手摺り棒の中間部を省略した正面図である。 同実施の形態1に係る手摺り棒の端部の拡大斜視図である。 同実施の形態1に係る手摺り棒の一端を一方の支柱の手摺り係止部に取り付ける状態を示した要部拡大図である。 同実施の形態1に係る手摺り棒の開口部を支柱の手摺り係止部に取り付けた状態を示した一部断面の側面図である。 同実施の形態1に係る手摺り棒の開口部と係止板との位置関係を表す概念図である。 この発明の実施の形態2に係る手摺り用支柱の側面図である。 同実施の形態2に係る先行手摺り組立セットを使用した枠組足場の構築の様子を表した側面から見た概念図である。 同実施の形態2に係る先行手摺り組立セットを使用した枠組足場の構築の様子を表した正面から見た概念図である。 鳥居型の建枠を使用した従来の枠組足場の完成状態を示した斜視図である。 H型の建枠を使用した従来の枠組足場の完成状態を示した斜視図である。
符号の説明
1 支柱
2 脚柱取付部
3 支柱本体
4 腕木掛止部
5 手摺り棒係止部
6 係止板
6a 凸部
6b 凹部
7 クランプ部材(脚柱取付部)
11 手摺り棒
12 支柱係合部
13a,13b 開口部

Claims (2)

  1. 支柱本体の下端部に建枠の脚柱に固定する脚柱取付部を備え、前記支柱本体の少なくとも上端部に手摺り棒の両端部に設けた開口部が係合する手摺り棒係止部を備え、前記支柱本体の下端部と上端部との途中には建枠の腕木に掛ける腕木掛止部を有する先行手摺り用支柱であって、
    前記脚柱取付部は、建枠の脚柱の中間位置に対して着脱自在な固定手段を有し、
    腕木掛止部は、建枠の脚柱が貫通可能に二又に開いて前記支柱本体から垂直に突設された水平保持板と、前記水平保持板の各先端部から上方向に立設された垂直板と、前記垂直板間に着脱自在に装着されて前記腕木の上部に掛けられる掛止ピンとを備える
    ことを特徴とする先行手摺り用支柱。
  2. 請求項1に記載の先行手摺り用支柱と、該先行手摺り用支柱に組み合わす前記手摺り棒とを含み、
    前記手摺り棒は、両端に前記手摺り棒係止部と係合する支柱係合部を有しており、該支柱係合部には、前記手摺り棒の軸心と平行な対向二辺と前記手摺り棒の軸心と直交する対向二辺とを有する略矩形状の開口部を形成しており、
    前記手摺り棒係止部は、前記開口部に差し込み可能な係止板を前記支柱本体から外側に向けて突設したものであり、
    前記係止板には、前記手摺り棒の軸心と平行な対向二辺の間隔よりも狭い凹部と広い凸部とが前記係止板の突設する方向に連なった凹凸部を有し、
    前記開口部の前記手摺り棒の軸心と直交する対向二辺の間隔は、前記係止板の凸部の最大寸法よりも大きな寸法に形成され、
    前記係止板の一方の縁の凹部から隣接する他方の縁の凸部の先端までの差し渡し寸法が、開口部の前記手摺り棒の軸心と平行な対向二辺の間隔より小さい寸法に設定されていることを特徴とする先行手摺り組立セット。
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