JP6794280B2 - ショーケース - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ショーケースに関する。
従来、ショーケースでは、商品を陳列する陳列棚の傾斜角度が変更可能で、前方に向けて下方に傾斜し、常に商品が陳列棚の前端側に位置するように構成されたものが提供されている。加えて、陳列棚を前方向に引き出し可能なものもある。
こうした陳列棚は、ブラケットに取り付けられる傾斜板上に配置され、傾斜板の後方にある操作部を操作して傾斜板の後方側を持ち上げることにより陳列棚を傾斜させるものが知られている。
例えば、特許文献1では、傾斜板の役割をする棚板の後方に上下方向に延びる長孔を有し、長孔に固定部材を挿入させて棚板を所定角度に保持している。
特許4348157号公報
しかしながら、上述したショーケースでは、陳列棚の傾斜角度を変更する際に、傾斜板の後方を操作しなければならないため、作業者はショーケース庫内の後方まで手を延ばす必要がある。さらに、傾斜角度を変更する陳列棚の下段に商品が並んでいると、商品が手に当たり、商品が倒れるなどして作業性が悪いという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、陳列棚の傾斜角度を変更するときに、傾斜板の前方で操作ができるショーケースを提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態のショーケースは、前面を開口したショーケース本体と、ショーケース本体の庫内背面に後端面を係止支持されたブラケットと、ブラケットに取り付けられた傾斜板と、傾斜板上に配置される陳列棚と、を備える。一端をブラケットの後方に回動自在に軸支され、他端を傾斜板の後方に回動自在に軸支された支持部材を有し、傾斜板は前方に前後方向に長いスライド孔を備え、ブラケットは前方にスライド孔を滑動自在に支持するピンを備える。
陳列棚は、スライド孔をピンに沿って滑動させるとともに、支持部材の回動により傾斜板の後方側を上下方向に移動させて、第1傾斜状態または第2傾斜状態に変更される。
本実施形態によるショーケースを示す斜視図である。 同実施形態によるショーケースの一部を破断した側面図である。 同実施形態によるショーケースの陳列棚及びブラケット組み立て部が第1傾斜状態のときの要部の側面図である。 同実施形態によるショーケースの陳列棚及びブラケット組み立て部が第2傾斜状態のときの要部の側面図である。 同実施形態によるショーケースの陳列棚、ブラケット組み立て部及び引き出し機構の分解斜視図である。 同実施形態によるショーケースの陳列棚及びブラケット組み立て部が第2傾斜状態のとき引き出し機構を閉じた斜視図である。 同実施形態によるショーケースにおいて、陳列棚及びブラケット組み立て部が第2傾斜状態のとき引き出し機構を引き出した斜視図である。
以下、発明を実施するための実施形態について図1乃至図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態のショーケース1の斜視図である。図2はショーケース1の一部を破断した側面図である。ショーケース1は前面を開口したショーケース本体2と、ショーケース本体2の開口部3に陳列室10と、ショーケース本体2内の上部、背面部、底部に形成されるダクト20(上部ダクト21、背面ダクト22、底部ダクト23)と、底部に機械室30とから構成される。
上部ダクト21は陳列室10の天板11、背面ダクト22は陳列室10の背面壁12、底部ダクト23は陳列室10の底板13によってショーケース本体2の開口部3とから仕切られる。
ショーケース本体2は断熱壁4を有している。断熱壁4は背面部を上下方向に延びる背面断熱壁4bと、背面断熱壁4bの上端部から前方へ延びる上部断熱壁4aと、背面断熱壁4bの下端部から前方へ延びる下部断熱壁4cとから形成される。機械室30前面は板金などで形成された基台6であり、断面壁4を支持している。
機械室30及び背面ダクト22の左右両端は側板7で囲まれ、陳列室10の左右両端はガラスなどの透明な材料で形成された窓部14によって囲まれている。
ダクト20は、ショーケース本体2の上部ダクト21の前方の下端に吹出し口24が設けられ、吹出し口24に対向する底部ダクト23の上部に吸込み口25が設けられる。
機械室30は、送風機31と冷却器32が備えられる。送風機31は、機械室30を仕切る仕切り板33に取り付けられている。冷却器32は機械室30と背面ダクト22が連通する部分に取り付けられ、ショーケース1の外部に設けられた圧縮機や凝縮器等を有する図示しない冷凍回路に接続されている。
空気の流れを図2に矢印で示す。機械室30に収容される送風機31が駆動すると、吸込み口25からショーケース本体2内に空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は底部ダクト23を通過して冷却機32により冷却される。さらに、背面ダクト22、上部ダクト21を通過し、上部ダクト21に設けられた吹出し口24から冷却された空気が吹出される。吹出された空気は、ショーケース本体1の前面にエアカーテンを形成し、陳列室10内を冷却するとともに、陳列室10の冷気が外部に流れ出るのを防止し、さらにショーケース本体2の外部から陳列室10への外部空気の侵入を阻止している。また、吹出し口24から吹き出された空気は再び底部ダクト23に設けられた吸込み口25からショーケース本体2内に吸い込まれる。
陳列室10は、上部を天板11と、底部を底板13と、背面を背面壁12と、左右側面を窓部14とで囲まれ、前方が開口して形成されている。背面壁12は下方に向かうにつれてやや前面に突出するように傾いている。背面壁12には左右両端に上下方向に延びる一対の柱状の支持部15が設けられている。それぞれの支持部15には前面方向に複数の係止孔16が長手方向に所定の間隔で配置されている。
陳列室10は、商品を陳列する陳列棚18が上下方向に複数設けられる。通常、陳列棚18は支持部15に取り付けられる左右1対のブラケット50の上部に配置される。本実施形態のショーケース1においては、ブラケット50に傾斜板60を取り付けたブラケット組み立て部70の上に陳列棚18を配置している。また、実施形態のショーケース1は、陳列棚18を前方に引き出し可能なショーケース1である。
陳列棚18及びブラケット組み立て部70について図3乃至図5を用いて説明する。図3は陳列棚18及びブラケット組み立て部70が第1傾斜状態のときの要部の側面図であり、第1傾斜状態は陳列棚18及びブラケット組み立て部70の上部71がほぼ水平な状態である。図4は陳列棚18及びブラケット組み立て部70が第2傾斜状態のときの要部の側面図であり、第2傾斜状態は陳列棚18及びブラケット組み立て部70の上部71が前方に向けて下方に傾斜した状態である。図5はブラケット組み立て部70及び後述する引き出し機構80の各部材を分解した斜視図である。
なお、一対のブラケット組み立て部70は左右対称の部材である。以下、ショーケース本体2の正面から見て右側に取り付けられるブラケット組み立て部70を説明する。
ブラケット組み立て部70の第1傾斜状態について図3及び図5を基に説明する。
ブラケット50は短辺側50aと長辺側50bを有する略L字状の部材である。短辺側50aが陳列室10の後方に位置するように配置される。
短辺側50aの後端面52に係止爪56が備えられる。この係止爪56は、支持部15に配置された任意の係止孔16に挿入して係止される。後端面52の下端側には右側に折れ曲がったリブ58が形成される。リブ58が支持部15に当たることによりブラケット50の横方向の揺れを防ぎ、ブラケット50の強度を高めている。
ブラケット50の長辺側50bには上部51から下方に向かって溝51aが設けられている。これは後述する支持部材76の傾斜板60との軸支点76bのねじ766sを避けるためのものである。ブラケット50の左側側面53の前方にピン57が設けられている。
ブラケット50を支持部15に取り付けたとき、ブラケット50の長辺側50bの上部51は常にほぼ水平となり、先端部55が前方に突出する状態となる。
傾斜板60はブラケット50の前後方向の長さよりも短く、前方に向かってわずかに突出するように、ブラケット50の上部51と左側側面53の一部を覆う板金で形成されている。左側側面63の下端はブラケット50の左側側面53の下端と略同一、あるいはブラケット50の左側側面53の下端がわずかに突出している。傾斜板60の左側側面63の下端がブラケット50の左側側面53の下端よりも突出しても良いが、その差はブラケット50の係止爪56の係止部分の高さ方向の長さよりも小さい。
傾斜板60の上部61には樹脂性のすべり用板68を複数のねじ68sで取り付けられている。傾斜板60の前方側の下端は下方に突出する段差部63bを有し、その先端は右側へ折れ曲がり、傾斜板60を前後及び上下方向に操作する操作部63aを形成している。
傾斜板60の前方側には長手方向に延びるスライド孔67が形成される。スライド孔67は傾斜板60の前方に向かって下方向に傾きを有するスライド部67sを有し、スライド孔67の前方側の先端には上向きの凹部67aと下向きの下端凹部67bが形成されている。
スライド孔67はブラケット50に設けられるピン57に滑動自在に支持され、スライド部67sの先端が、陳列棚18の自重によりピン57の上に載って支持されている。本実施形態のピン57は、ねじ57sとブッシュ57wとから成り、傾斜板60の右側からスライド孔67を通してねじ57sが締められている。このブッシュ57wは樹脂製であり、スライド孔67のスライドによる塗装の剥離を防ぐことができる。
また、ブラケット組み立て部70の左側側面73の後方には支持部材76を有し、この支持部材76は、軸支点76aにより一端をブラケット50に回動自在に軸支され、軸支点76bにより他端を傾斜板60に回動自在に軸支されている。これら軸支点76a,76bはねじ765s、766sとブッシュ765w、766wにより構成されている。それぞれを軸支している軸支点76a、76bの位置は、傾斜板60の後方側が上下方向に移動できる角度が必要なため、支持部材76とブラケット50との軸支点76aが支持部材76と傾斜板60との軸支点76bよりも低い位置で軸支されている。すなわち、第1傾斜状態において、傾斜板60を第2傾斜状態に移行する際に、作業者が傾斜板60の操作部63aを後方に押す方向(図3中矢印方向)に対して、軸支点76aから軸支点76bを結ぶ直線が上方に傾いた状態となっている。
陳列棚18は、ブラケット組み立て部70の上部71上に載置される。陳列棚18は、前方と後方の上方に突出する係止部41a,41bを有する。また、前方には下方に向かって突出する突出部44があり、その先端にねじ用の孔45が形成されている。
次にブラケット組み立て部70の第2傾斜状態について図4を基に説明する。第2傾斜状態は、第1傾斜状態に比べて、傾斜板60は前方側が後方に移動し、後方側は上方に移動する。これにより、ブラケット50の前方側が傾斜板60の前方側よりも前方に突出し、スライド孔67の凹部67aがピン57に掛止される。支持部材76は第1傾斜状態よりもブラケット50との軸支点76aと傾斜板60との軸支点76bの位置の高さの差が大きくなる。
第2傾斜状態では傾斜板60の下端がブラケット50の上部51よりも上側に位置する部分があり、この傾斜板60の下端の一部とブラケット50の上部との間にわずかな隙間Sができる。この隙間Sは人の指が入らないほどのものであり、万が一、作業者が陳列室10の後方まで手を延ばしたとしても隙間Sに指を挟む恐れはない。
陳列棚18の高さを変えるなどしてブラケット組み立て部70をショーケース本体2から取り外すとき、ブラケット組み立て部70はブラケット50と傾斜板60をまとめて取り外すことができる。ブラケット組み立て部70の上部71に載置される陳列棚18を外し、左右それぞれのブラケット組み立て部70を内側から下部を支えるようにして上方へ持ち上げると、ブラケット50の後端面52の係止爪56の係止が外れ、ショーケース本体2から取り外すことができる。前述したように傾斜板60の左側側面63の下端はブラケット50の左側側面53の下端と略同一、あるいはブラケット50の左側側面53の下端がわずかに突出しているため、第1傾斜状態で、ブラケット組み立て部70全体を持ち上げる際に、ブラケット50と傾斜板60を同時に把持することができ、ずれることなく持ち上げることができる。
ブラケット組み立て部70の傾斜状態の変更方法について図3と図4を用いて説明する。第1傾斜状態から第2傾斜状態への変更と、第2傾斜状態から第1傾斜状態への変更をそれぞれ説明する。なお、傾斜状態の変更は、後述するスライド機構80を操作して、陳列棚18を引き出した状態(図7参照)にしてから行う。
まず、第1傾斜状態から第2傾斜状態に変更するときの変更方法について説明する。第1傾斜状態ではスライド孔67の後方側の先端がピン57に載っているだけであるため、力を加えて傾斜板60をスライドさせればよい。つまり、作業者が操作部63aを図3矢印方向に示すように後方に押すことで、スライド孔67に沿って傾斜板60をスライドさせて、傾斜板60の前方部分を後方に移動させると、支持部材76が回動して軸支点76bが上方に移動し傾斜板60の後方側が上方に移動する。傾斜板60を移動し続けると、スライド孔67の前方側の先端にピン57が当たる。ここで操作部63aから手を放し、スライド孔67の凹部67aをピン57に掛止させる。この位置がブラケット組み立て部70の第2傾斜状態であり、スライド孔67のピン57への掛止によりブラケット組み立て部70が第2傾斜状態で確実に保持される。
次に、第2傾斜状態から第1傾斜状態に変更するときの変更方法について説明する。同様に、図4矢印に示すように作業者が操作部63aを上方向に押すとスライド孔67の凹部67aのピン57への掛止が解除される。さらに操作部63aを上方向に押し続けると、スライド孔67の前方下端に形成された下端凹部67bにピン57が当たり、傾斜板60が若干前方へ移動する。これによりピン57がスライド孔67のスライド部67sに移動し、作業者が操作部63aを支える力を弱めると、傾斜板60自重により傾斜板60がスライド移動を開始する。すなわち、傾斜板60の後方部分が下方へ移動するのに連動して、スライド孔67に沿って傾斜板60をスライドさせて、傾斜板60の前方部分を前方に移動させると、支持部材76が回動して傾斜板60の後方側が下方に移動する。スライド孔67の後方側の先端にピン57が当たるところで操作部63aから手を放すと、スライド部67sの先端がピン57の上に載って支持され、ブラケット組み立て部70が第1傾斜状態で保持される。
ブラケット組み立て部70の傾斜角度を変更したあと、スライド機構80を操作して陳列棚18を陳列室10庫内へ押し戻すと、陳列棚18は再び左右対称の1対のブラケット組み立て部70上に配置される。従って陳列棚18はブラケット組み立て部80の傾きに合わせて傾斜状態が変更される。
本実施形態のショーケース1は、前述したとおり陳列棚18を前方向に引き出しが可能なショーケース1である。ここで、ブラケット組み立て部70と同様に、正面から見て右側に取り付けられる引き出し機構80について図5乃至図7を用いて説明する。
引き出し機構80は、内レール81および外レール83と、内レール81と外レール83との間に中レール82が介在されてなる。図6は第2傾斜状態時の引き出し機構80が閉じた陳列棚18の斜視図である。図7は第2傾斜状態時の引き出し機構80が引き出された陳列棚18の斜視図である。内レール81に対して外レール83を最大限引き出した状態を示していて、内レール81と外レール83は互いに略同一長さに形成される。ブラケット50の右側に内レール81がねじ固定され、上部は傾斜板60の上部61にブラケット50とともに覆われている。外レール83及び中レール82が前後にスライド可能となっている。
外レール83の右側側面にはカバー84がねじ84sで取り付けられる。カバー84は先端が前方にやや突出しており、その先端には陳列棚18と繋ぐためのねじ用の孔85を備えている。陳列棚18とブラケット組み立て部70と引き出し機構80を組み合わせたとき、陳列棚18の前方の下方に向かって突出する突出部44は、引き出し機構80の右側に並列するように配置される。従って、陳列棚18と引き出し機構80は、陳列棚18の突出部44の外側からねじ85sとブッシュ85wを用いて回動自在のヒンジ構造状に締結され繋がれている。これにより、外レール83を手前に引くのに伴って陳列棚18が手前に引き出されると共に、陳列棚18は外レール83に対して上下方向へ回動可能であり、ねじ85sを軸にしてブラケット組み立て部70の傾斜状態の変更に合わせて回動する。ブラケット組み立て部70の上部71を形成する傾斜板60の上部61にすべり用板68を取り付けたことにより、ブラケット組み立て部70上を陳列棚18がすべり易くなるため、容易に陳列棚18を引き出すことができる。
外レール83の前方先端にはストッパーレバー86が備えられている。ストッパーレバー86を下方に押すとスライドのロックが解除され、外レール83及び中レール82が前後にスライド可能となる。
陳列棚18を引き出すときは、ストッパーレバー86を下方に押し、スライドのロックを解除した後、所定の位置まで陳列棚18を手前にスライドすると再びスライドがロックされ、ストッパーレバー86は元の位置に戻る。
陳列棚18を陳列室10内に戻すときは、同様にストッパーレバー86を押してスライドのロックを解除する。陳列棚18を後方へ押し、元の位置に戻るとスライドがロックされ、ストッパーレバー86は元の位置に戻る。
なお、前述の構造により傾斜板60の上下方向への回動と陳列棚18の前後のスライド移動は独立した構造によるため、陳列棚18が第1傾斜状態及び第2傾斜状態どちらの状態でも可能である。
前述したように、ブラケット組み立て部と引き出し機構は陳列室10の背面壁12の左右両端に固定された支持部15に取り付けられ、左右1対のブラケット組み立て部70及び引き出し機構80により陳列棚18を支えている。この左右1対のブラケット組み立て部70及び引き出し機構80は左右対称の部品である。これらは左右の部品が連動していないため、片方毎の操作が可能で、作業者が1人であっても容易に操作できる。
以上説明した実施形態のショーケース1によれば、傾斜板60の前方側に移動可能なスライド孔67と傾斜板60の傾斜状態を保持するピン57と傾斜板60のスライド移動を操作する操作部63aとが設けられるので、陳列棚18の傾斜角度を変更する際に作業者がショーケース1庫内の後方側まで手を挿入する必要がなく、傾斜板18の前方で簡易な操作が可能となる。
また、陳列棚18の前方へスライドする際にも外レール83の前方にストッパーレバー86が備えられるので、前方のみの操作でスライドが可能となる。
上記実施形態では、第1傾斜状態において特に係止手段を設けていないが、さらにスライド孔67aの後方側に係止凹部を設けるなどの方法で係止手段を設けてよい。
また、上記実施形態では、陳列棚18及び傾斜板60の傾斜状態を固定する方法としてスライド孔67aに設けられた凹部にピン57を係止する方法としたが、ブラケット50と傾斜板60を係止するその他の方法を用いてよい。
また、第1傾斜状態及び第2傾斜状態のみではなく、第3、第4の傾斜状態に傾斜可能としてもよい。
また、上記実施形態では、ブラケット50にピン57を設け、傾斜板60にスライド孔67を形成しているが、反対にブラケット50にスライド孔を、傾斜板60にピンを設けても良い。この場合は、スライド孔に沿ってピンをスライドさせることにより傾斜板60の傾斜角度を変更する。
また、ブラケット50に対して傾斜板60前方側が前後方向にスライドする構成は、上記実施形態に示したスライド孔67とピン57による可動構造の他にも種々の可動構造を用いて良い。例えば、スライド孔67の代わりに切欠き状のレールを形成し、ピン57の代わりに切欠き状のレールにスライド可能に係止される把持部や係止部を用いてもよい。
また、ブラケット50に対して傾斜板60後方側が上下方向に移動する構成は、上記実施形態に示した支持部材76と軸支点76a,76bによる回動構造の他にも種々の可動構造を用いてよい。例えば、ブラケット50後方側に略上下方向に傾斜して形成されるスライド孔と、このスライド孔に傾斜板60後方側をスライド可能に支持するピンを用いてもよい。このようにブラケット50及び傾斜板60の前方側の可動係止部が前後方向に可動するのに伴い、後方側可動係止部が上下方向に可動する構成となっていればよい。
以上のように、上記実施形態に記載した特徴は、ショーケース1の陳列棚18の傾斜角度を変更する際に、使用者が傾斜板60の前方側を操作しこれに連動して陳列棚18後方側の高さが変更される構成とすることができる。これにより、陳列棚の傾斜角度を容易に変更することが可能となるショーケース1を提供するものであって、上記効果を奏するその他の具体的構成を用いてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ショーケース、2…ショーケース本体、50…ブラケット、57…ピン、60…傾斜板、63a…操作部、67…スライド孔、67a…上向きの凹部、76…支持部材、76a,76b…軸支点

Claims (4)

  1. 前面を開口したショーケース本体と、前記ショーケース本体の庫内背面に後端面を係止支持されたブラケットと、前記ブラケットに取り付けられた傾斜板と、前記傾斜板上に配置される陳列棚と、を備えるショーケースにおいて、
    一端を前記ブラケットの後方に回動自在に軸支され、他端を前記傾斜板の後方に回動自在に軸支された支持部材を有し、前記傾斜板は前方に前後方向に長いスライド孔を備え、前記ブラケットは前方に前記スライド孔を滑動自在に支持するピンを備え、
    前記スライド孔を前記ピンに沿って滑動させるとともに、前記支持部材の回動により前記傾斜板の後方側を上下方向に移動させて、前記陳列棚を第1傾斜状態または第2傾斜状態に変更させるショーケース。
  2. 前記スライド孔の前方側に上向きの凹部が形成され、前記傾斜板の前方の下端に操作部を設け、
    前記陳列棚がほぼ水平な状態である第1傾斜状態から前記陳列棚が前方に傾斜する状態の第2傾斜状態に変更するとき、前記操作部を操作して前記凹部が前記ピンに掛止され、
    第2傾斜状態から第1傾斜状態に変更するとき、前記操作部を操作して前記凹部が前記ピンから外れる請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記支持部材は、前記傾斜板の前方側が前後方向に移動するのに伴って、後方側が上下方向に移動可能な角度で備えられ、前記支持部材と前記ブラケットとの軸支点が前記支持部材と前記傾斜板との軸支点よりも低い位置で軸支された請求項1または請求項2に記載のショーケース。
  4. 第1傾斜状態および第2傾斜状態のいずれの状態であっても、前記ブラケットの下端が前記傾斜板の下端よりも突出しているまたは同じ高さであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のショーケース。
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