JP6793158B2 - ノイズフィルタ及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、ノイズフィルタ及びワイヤハーネスに関する。
従来、電線に乗った電気的なノイズを低減させるべく、そのノイズ低減対象電線にノイズフィルタを介装させる、という技術が知られている。そのノイズフィルタは、コンデンサ等のノイズ低減素子が設けられたフィルタ回路を備えており、そのフィルタ回路をノイズ低減対象電線とアース端子との間に介在させている。この種のノイズフィルタについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2012−039201号公報
ところで、従来のノイズフィルタにおいては、フィルタ回路側に設置された端子金具に対して、ノイズ低減対象電線等の電線の端末に圧着された相手方端子金具を接続させる。その端子金具と相手方端子金具は、それぞれに端子部を備えており、一方の雌型の端子部と他方の雄型の端子部とを互いに挿入嵌合させることによって、フィルタ回路と電線とを電気的に接続させる。この端子金具と相手方端子金具の接続構造は、互いの嵌合状態を保つための機構を具備しなければならず、その小型化にも限度がある。従って、従来のノイズフィルタは、体格の小型化を図る上で、改善の余地がある。
そこで、本発明は、体格の小型化を図り得るノイズフィルタ及びワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係るノイズフィルタは、ノイズ成分を低減させるノイズ低減素子、前記ノイズ低減素子の第1接続部が電気的に接続された導電性の第1回路接続部材及び前記ノイズ低減素子の第2接続部が電気的に接続された導電性の第2回路接続部材を備えるフィルタ回路と、電線の芯線の中間接続部を前記第1回路接続部材及び前記第2回路接続部材の内の一方の主体に対して対向配置させ、かつ、前記電線の前記芯線の前記中間接続部を前記第1回路接続部材及び前記第2回路接続部材の内の一方に対して電気的に接続させる電気接続構造と、を備え、前記電気接続構造は、前記第1回路接続部材又は前記第2回路接続部材の内の一方に設け、前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的又は直接的に作用させた弾発力によって前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的又は直接的に電気接続させる回路側接続体を備え、前記回路側接続体は、前記主体側から前記電線の前記芯線の前記中間接続部に向けて前記弾発力を付勢させることを特徴としている。
ここで、前記フィルタ回路と前記電線の前記芯線の前記中間接続部と前記電気接続構造とを収容する筐体を備え、前記筐体は、前記回路側接続体との間で前記電線の前記芯線の前記中間接続部を間接的又は直接的に挟持する挟持体を有することが望ましい。
また、前記電気接続構造は、前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して物理的且つ電気的に接続される電線側接続体を備え、前記回路側接続体は、前記電線側接続体に作用させた前記弾発力によって前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的に電気接続させるものとして形成することが望ましい。
また、前記電線の前記芯線の前記中間接続部は、前記電線の前記芯線を成す複数本の素線を一纏めに固着させた部位であり、前記回路側接続体は、前記電線の前記芯線の前記中間接続部に作用させた前記弾発力によって当該中間接続部に対して直接的に電気接続させるものとして形成することが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、電線を含む幹線と、ノイズ成分を低減させるノイズフィルタと、を備え、前記ノイズフィルタは、ノイズ成分を低減させるノイズ低減素子、前記ノイズ低減素子の第1接続部が電気的に接続された導電性の第1回路接続部材及び前記ノイズ低減素子の第2接続部が電気的に接続された導電性の第2回路接続部材を備えるフィルタ回路と、電線の芯線の中間接続部を前記第1回路接続部材及び前記第2回路接続部材の内の一方の主体に対して対向配置させ、かつ、前記電線の前記芯線の前記中間接続部を前記第1回路接続部材及び前記第2回路接続部材の内の一方に対して電気的に接続させる電気接続構造と、を備え、前記電気接続構造は、前記第1回路接続部材又は前記第2回路接続部材の内の一方に設け、前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的又は直接的に作用させた弾発力によって前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的又は直接的に電気接続させる回路側接続体を備え、前記回路側接続体は、前記主体側から前記電線の前記芯線の前記中間接続部に向けて前記弾発力を付勢させることを特徴としている。
本発明に係るノイズフィルタは、電線の中間接続部と回路側接続体との間の電気的な接続構造が、回路側接続体の弾発力を利用するものとなっている。よって、このノイズフィルタは、その接続構造が従来のような雌雄の端子部の嵌合構造となっているものと比較して、電気的な接続構造の小型化が可能になる。従って、このノイズフィルタは、体格の小型化を図ることができる。また、本発明に係るワイヤハーネスは、そのようなノイズフィルタを具備するものであり、このノイズフィルタが得られる効果を奏することができる。
図1は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図2は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図3は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスを別角度から見た分解斜視図である。 図4は、実施形態のノイズフィルタのフィルタ回路を示す斜視図である。 図5は、図1のX1−X1線断面とX2−X2線断面とを簡略化して示す断面図である。 図6は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの組付け工程の一部を示す断面図である。 図7は、実施形態のノイズフィルタのフィルタ回路特性の概念図である。 図8は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第1変形形態を示す分解斜視図である。 図9は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第1変形形態を示す斜視図である。 図10は、第1変形形態の第2筐体部材を示す斜視図である。 図11は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第2変形形態を示す分解斜視図である。 図12は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第2変形形態を示す斜視図である。 図13は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第3変形形態を示す斜視図である。 図14は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第4変形形態を示す斜視図である。 図15は、第4変形形態の第1及び第2の回路接続体を示す斜視図である。 図16は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第5変形形態を示す斜視図である。 図17は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第6変形形態を示す分解斜視図である。 図18は、実施形態のノイズフィルタ及びワイヤハーネスの第6変形形態を示す斜視図である。 図19は、図17のY−Y線断面図である。 図20は、図18のY−Y線断面図である。
以下に、本発明に係るノイズフィルタ及びワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るノイズフィルタ及びワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図20に基づいて説明する。
図1から図3の符号1は、本実施形態のノイズフィルタを示す。このノイズフィルタ1は、2本の電線(第1電線WE1、第2電線WE2)の中間部分同士をフィルタ回路で繋いだノイズ低減装置であり、2本の電線の内の一方を接地させ、その内の他方に乗った電気的なノイズ成分をフィルタ回路で低減させる。その2本の電線は、例えば、車両のワイヤハーネスWHの幹線WTが備える複数本の電線の内の2本であって、一方の電線がアース線として接地され、他方の電線が電源線として利用される。その電源線には、例えば、デフォッガやハイマウントストップランプ等の負荷が電気的に接続されている。ノイズフィルタ1は、その2本の電線に接続することによって、ワイヤハーネスWHの構成要素の1つとなる。以下に例示するワイヤハーネスWHにおいては、第1電線WE1を電源線として利用し、第2電線WE2をアース線として利用する。第1電線WE1は、一方の端部が電源(例えば、車両の二次電池)に対して電気的に接続され、他方の端部が負荷に対して電気的に接続されている。また、第2電線WE2は、一方の端部が接地されている。第1電線WE1と第2電線WE2は、各々、導電性の芯線WEaと、この芯線WEaの外周面を覆う絶縁性の被覆WEbと、を備える。
[ノイズフィルタ1A]
以下においては、このノイズフィルタ1の一例としてのノイズフィルタ1Aを説明する(図1から図3)。
ノイズフィルタ1Aは、ノイズ成分を低減させるフィルタ回路10を備えるノイズ低減装置であり(図1から図3)、例えば、第1電線WE1に乗った電気的なノイズ成分をフィルタ回路10で低減させる。
フィルタ回路10は、第1電線WE1の中間部分に位置している芯線WEaの一部分と第2電線WE2の中間部分に位置している芯線WEaの一部分との間に介在させ、それぞれの芯線WEaに対して電気的に接続させる。以下においては、その第1電線WE1の中間部分に位置している芯線WEaの一部分を「中間接続部WE1a」と称し、かつ、第2電線WE2の中間部分に位置している芯線WEaの一部分を「中間接続部WE2a」と称する。また、以下においては、その第1電線WE1の芯線WEaの中間接続部WE1aのことを「第1電線WE1の中間接続部WE1a」と簡略化し、かつ、その第2電線WE2の芯線WEaの中間接続部WE2aのことを「第2電線WE2の中間接続部WE2a」と簡略化する。
このフィルタ回路10は、その第1電線WE1の中間接続部WE1aと第2電線WE2の中間接続部WE2aとの間に介在させ、それぞれの中間接続部WE1a,WE2aに対して電気的に接続させる(図1)。
フィルタ回路10は、ノイズ成分を低減させる少なくとも1つのノイズ低減素子11と、このノイズ低減素子11の第1接続部(以下、「第1素子接続部」という。)が電気的に接続された導電性の第1接続部材(以下、「第1回路接続部材」という。)12と、そのノイズ低減素子11の第2接続部(以下、「第2素子接続部」という。)が電気的に接続された導電性の第2接続部材(以下、「第2回路接続部材」という。)13と、を備える(図1から図3)。尚、第1素子接続部と第2素子接続部については、図示を省略している。
ノイズ低減素子11は、このノイズフィルタ1Aの回路構成でノイズの低減を図り得るものであれば、如何様なものを用いてもよい。例えば、ノイズ低減素子11としては、コンデンサやコイル等が考えられる。このフィルタ回路10では、ノイズ低減素子11として2つのコンデンサを備えており、この2つのコンデンサでノイズの低減を図ることができるように構成する(図1から図3)。
第1回路接続部材12と第2回路接続部材13は、ノイズ低減素子11を介して互いを電気的に接続させる導電部材である。この例示の第1回路接続部材12と第2回路接続部材13は、各々、金属等の導電性材料で板状のバスバとして成形されている。
第1回路接続部材12と第2回路接続部材13は、各々、平板状の主体12a,13aを有する(図1から図3)。このフィルタ回路10においては、それぞれの主体12a,13aが同一の平面上に配置されるように、第1回路接続部材12と第2回路接続部材13とを並べて配置している。そして、このフィルタ回路10においては、第1回路接続部材12の主体12aにノイズ低減素子11の第1素子接続部を物理的且つ電気的に接続し、かつ、第2回路接続部材13の主体13aにノイズ低減素子11の第2素子接続部を物理的且つ電気的に接続する。その接続形態としては、ノイズ低減素子11の第1素子接続部や第2素子接続部の形態に応じて、例えば溶着や半田付け等が適用される。
第1回路接続部材12は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して間接的に電気接続させる第1回路側接続体12bを有する(図1から図3)。その第1回路側接続体12bは、後述するように、第1電気接続構造30の構成要素となる。また、第2回路接続部材13は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して間接的に電気接続させる第2回路側接続体13bを有する(図1から図3)。その第2回路側接続体13bは、後述するように、第2電気接続構造40の構成要素となる。
この例示のフィルタ回路10においては、2つのノイズ低減素子11が絶縁性のモールド体14で覆われている(図1から図3)。そのモールド体14は、2つのノイズ低減素子11と第1回路接続部材12の主体12aと第2回路接続部材13の主体13aとの間に注入したモールド剤の固化物であり、2つのノイズ低減素子11と主体12aとの接続部分及び2つのノイズ低減素子11と主体13aとの接続部分についても覆っている。
更に、このノイズフィルタ1Aは、フィルタ回路10と第1電線WE1の中間接続部WE1aと第2電線WE2の中間接続部WE2aとを内方の収容室20a(図1)に収容すると共に、第1電線WE1におけるそれぞれの端部側を内方の収容室20aから外方へと引き出し、かつ、第2電線WE2におけるそれぞれの端部側を内方の収容室20aから外方へと引き出す筐体20を備える(図1から図3)。その筐体20は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。この筐体20は、第1筐体部材21と第2筐体部材22とを互いに嵌め合わせることによって、収容室20aを形成する。
第1筐体部材21は、内壁面21a1にフィルタ回路10が設置される主壁体21aと、この主壁体21aの周縁部から立設させた周壁体21b−21eと、を有する(図2)。この例示の第1筐体部材21は、矩形の平板状の主壁体21aと、この主壁体21aの4つの辺部から各々垂設させた平板状の第1から第4の周壁体21b−21eと、を有している。第1筐体部材21は、第1から第4の周壁体21b−21eの縁部から成る開口21fを有している。
この第1筐体部材21の主壁体21aの内壁面21a1側には、第1回路接続部材12と第2回路接続部材13とを設置する(図1及び図2)。
例えば、第1回路接続部材12と第2回路接続部材13は、各々、主体12a,13aの壁面を主壁体21aの内壁面21a1に載せ置き、その内壁面21a1に係合機構(図示略)で固定する。その係合機構とは、例えば、主壁体21aの内壁面21a1の複数箇所に設けた爪部等の係止部で主体を保持するロック機構のことである。また、ここでは、第1回路接続部材12と第2回路接続部材13とに対して第1筐体部材21を一体成形させることによって、第1筐体部材21の主壁体21aの内壁面21a1側に第1回路接続部材12と第2回路接続部材13とを設置してもよい。この場合、第1回路接続部材12と第2回路接続部材13のそれぞれの主体12a,13aにおいては、第1筐体部材21の主壁体21aの内壁面21a1側で壁面を露出させておく。
第2筐体部材22は、第1筐体部材21の主壁体21aの内壁面21a1に間隔を空けて対向配置される主壁体22aを有するものであり、第1筐体部材21の開口を塞ぐ。この例示の第2筐体部材22は、更に、その主壁体22aの周縁部から立設させた周壁体22b−22eを有する(図3)。ここでは、矩形の平板状の主壁体22aと、この主壁体22aの4つの辺部から各々垂設させた平板状の第1から第4の周壁体22b−22eと、を有している。第2筐体部材22は、第1から第4の周壁体22b−22eの縁部から成る開口22fを有している。
この例示の筐体20においては、第1筐体部材21と第2筐体部材22のそれぞれの第1周壁体21b,22b同士を対向配置させ、かつ、それぞれの第2周壁体21c,22c同士を対向配置させ、かつ、それぞれの第3周壁体21d,22d同士を対向配置させ、かつ、それぞれの第4周壁体21e,22e同士を対向配置させる。
この例示の筐体20は、第1電線WE1と第2電線WE2とを並列配置状態で収容室20aに収容し、その収容室20aの中で第1電線WE1と第2電線WE2とを併走させる。この筐体20においては、第1筐体部材21における対向配置状態の第1周壁体21b及び第2周壁体21c並びに第2筐体部材22における対向配置状態の第1周壁体22b及び第2周壁体22cから第1電線WE1と第2電線WE2とを外方に引き出している。
第1筐体部材21と第2筐体部材22のそれぞれの第1周壁体21b,22bは、各々、第1電線WE1の一方の端部側を外方に引き出させる第1引出口21b1,22b1と、第2電線WE2の一方の端部側を外方に引き出させる第2引出口21b2,22b2と、を有する(図2及び図3)。それぞれの第1周壁体21b,22bにおいては、第1引出口21b1,22b1同士を対向配置させ、かつ、第2引出口21b2,22b2同士を対向配置させる。
第1筐体部材21と第2筐体部材22のそれぞれの第2周壁体21c,22cは、各々、第1電線WE1の他方の端部側を外方に引き出させる第3引出口21c1,22c1と、第2電線WE2の他方の端部側を外方に引き出させる第4引出口21c2,22c2と、を有する(図2及び図3)。それぞれの第2周壁体21c,22cにおいては、第3引出口21c1,22c1同士を対向配置させ、かつ、第4引出口21c2,22c2同士を対向配置させる。
尚、この例示の筐体20は、ノイズフィルタ1Aの設置対象物に対して保持させる保持体23を有している(図3)。その保持体23は、設置対象物の相手方保持体(図示略)に係合させることによって、設置対象物に筐体20を保持させる。ここでは、その保持体23を第1筐体部材21の主壁体21aの外壁面に設けている。
更に、このノイズフィルタ1Aは、第1電線WE1の中間接続部WE1aをフィルタ回路10の第1回路接続部材12に対して電気的に接続させる第1電気接続構造30と、第2電線WE2の中間接続部WE2aをフィルタ回路10の第2回路接続部材13に対して電気的に接続させる第2電気接続構造40と、を備える(図1から図3)。筐体20の収容室20aには、その第1電気接続構造30と第2電気接続構造40についても収容される。
第1電気接続構造30は、第1電線WE1の軸線方向が第1回路接続部材12の主体12aの平面に沿うように、その相互間の接続を行う。また、第2電気接続構造40は、第2電線WE2の軸線方向が第2回路接続部材13の主体13aの平面に沿うように、その相互間の接続を行う。そして、第1電気接続構造30と第2電気接続構造40は、第1電線WE1と第2電線WE2のそれぞれの軸線方向が同じ方向を向くように、第1電線WE1と第1回路接続部材12との間の接続及び第2電線WE2と第2回路接続部材13との間の接続を行う。
第1電気接続構造30は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して物理的且つ電気的に接続される第1電線側接続体31と、その第1電線側接続体31と第1回路接続部材12とに対して物理的且つ電気的に接続される第1回路側接続体32と、を備える(図1及び図2)。
この例示の第1電線側接続体31は、そのものが金属等の導電性材料で1つの部材(第1電線側接続部材)として成形されている。例えば、この第1電線側接続体31は、矩形の金属板を第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して巻き付けながら加締めていくことによって、その中間接続部WE1aに対して物理的且つ電気的に接続された筒状部材となる。この例示の第1電線側接続体31は、円筒状に成形している(図1及び図2)。
第1回路側接続体32は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して間接的に電気接続させるものとして形成する。この例示の第1回路側接続体32は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して間接的に作用させた弾発力によって、その中間接続部WE1aに対して間接的に電気接続させる。具体的に、この第1回路側接続体32は、第1電線側接続体31に対して直接的に弾発力を作用させ、その第1電線側接続体31に作用させた弾発力によって第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して間接的に電気接続させる。この第1回路側接続体32は、第1回路接続部材12に設ける。この第1回路側接続体32は、そのものが1つの部材として成形されたものであってもよく、或る部材が自らの一部として有するものであってもよい。
前者の第1回路側接続体32は、第1回路接続部材12とは別の部材として成形する。この第1回路側接続体32は、第1回路接続部材12に対して溶接等で物理的且つ電気的に接続させることによって、この第1回路接続部材12に設ける。
また、後者の第1回路側接続体32は、例えば、第1回路接続部材12の主体12aと共に一体となって成形されたものであり、第1回路接続部材12が有するものとして設ける。この例示の第1電気接続構造30は、この後者の第1回路側接続体32を備えている(図1から図3)。ここでは、第1回路接続部材12の第1回路側接続体12bを第1電気接続構造30の第1回路側接続体32として利用する。
この第1回路側接続体32(12b)は、第1回路接続部材12の主体12aから自由端側を浮き上がらせた片持ちの片体状で且つ弾性を持つ片部(以下、「弾性片部」という。)32aと、この弾性片部32aの自由端に設け、第1電線側接続体31に対して直接的に電気接続させる接点部32bと、を有する(図4から図6)。この第1回路側接続体32は、弾性片部32aで弾発力を発生させると共に、その弾発力を接点部32bから第1電線側接続体31に対して直接的に作用させることによって、この第1電線側接続体31に対して物理的且つ電気的に接続される。よって、この第1回路側接続体32は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して第1電線側接続体31を介して間接的に電気接続させることができる。
第2電気接続構造40は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して物理的且つ電気的に接続される第2電線側接続体41と、その第2電線側接続体41と第2回路接続部材13とに対して物理的且つ電気的に接続される第2回路側接続体42と、を備える(図1から図3)。
この例示の第2電線側接続体41は、第1電線側接続体31と同じ円筒状の筒状部材であり、矩形の金属板を第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して巻き付けながら加締めていくことによって、その中間接続部WE2aに対して物理的且つ電気的に接続させる(図1から図3)。
第2回路側接続体42は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して間接的に電気接続させるものとして形成する。この例示の第2回路側接続体42は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して間接的に作用させた弾発力によって、その中間接続部WE2aに対して間接的に電気接続させる。具体的に、この第2回路側接続体42は、第2電線側接続体41に対して直接的に弾発力を作用させ、その第2電線側接続体41に作用させた弾発力によって第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して間接的に電気接続させる。この第2回路側接続体42は、第2回路接続部材13に設ける。この第2回路側接続体42は、第1回路側接続体32と同じように、そのものが1つの部材として成形されたものであってもよく、或る部材が自らの一部として有するものであってもよい。この例示の第2回路側接続体42は、第2回路接続部材13の主体13aと共に一体となって成形されたものであり、第2回路接続部材13が有するものとして設ける。ここでは、第2回路接続部材13の第2回路側接続体13bを第2電気接続構造40の第2回路側接続体42として利用する。
この第2回路側接続体42(13b)は、第1回路側接続体32(12b)と同等の形状に形成する。よって、この第2回路側接続体42は、第2回路接続部材13の主体13aから自由端側を浮き上がらせた片持ちの片体状で且つ弾性を持つ片部(以下、「弾性片部」という。)42aと、この弾性片部42aの自由端に設け、第2電線側接続体41に対して直接的に電気接続させる接点部42bと、を有する(図4から図6)。この第2回路側接続体42は、弾性片部42aで弾発力を発生させると共に、その弾発力を接点部42bから第2電線側接続体41に対して直接的に作用させることによって、この第2電線側接続体41に対して物理的且つ電気的に接続される。よって、この第2回路側接続体42は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して第2電線側接続体41を介して間接的に電気接続させることができる。
ここで、第1回路側接続体32の弾発力は、第1筐体部材21と第2筐体部材22とを嵌め合わせた際に、第1回路接続部材12と第1電線側接続体31とを第1筐体部材21の主壁体21aの内壁面21a1側と第2筐体部材22の主壁体22aの内壁面22a1側とで挟持させることによって発生させる(図5)。よって、第1電気接続構造30においては、第1電線側接続体31と第1回路側接続体32(第1回路接続部材12の第1回路側接続体12b)とを第1筐体部材21と第2筐体部材22の嵌合方向で対向配置させる。
また、第2回路側接続体42の弾発力は、第1筐体部材21と第2筐体部材22とを嵌め合わせた際に、第2回路接続部材13と第2電線側接続体41とを第1筐体部材21の主壁体21aの内壁面21a1側と第2筐体部材22の主壁体22aの内壁面22a1側とで挟持させることによって発生させる(図5)。よって、第2電気接続構造40においては、第2電線側接続体41と第2回路側接続体42(第2回路接続部材13の第2回路側接続体13b)とを第1筐体部材21と第2筐体部材22の嵌合方向で対向配置させる。
このノイズフィルタ1Aにおいては、第1回路側接続体32と第2回路側接続体42とに弾発力を発生させるべく、第1筐体部材21と第2筐体部材22の嵌合方向にて、第1電線側接続体31を第1回路側接続体32の接点部32bと第2筐体部材22の主壁体22aの内壁面22a1側とで挟持させ、かつ、第2電線側接続体41を第2回路側接続体42の接点部42bと第2筐体部材22の主壁体22aの内壁面22a1側とで挟持させる(図5)。つまり、ここでは、第1筐体部材21と第2筐体部材22の嵌合方向が、第1電線側接続体31や第2電線側接続体41に対しての挟持方向(以下、「電線挟持方向」という。)になる。
第2筐体部材22の主壁体22aの内壁面22a1には、第1回路側接続体32の接点部32bとの間で第1電線WE1の中間接続部WE1aを間接的に挟持する第1挟持体24と、第2回路側接続体42の接点部42bとの間で第2電線WE2の中間接続部WE2aを間接的に挟持する第2挟持体25と、を少なくとも1つずつ設けている(図3、図5及び図6)。
第1挟持体24は、第1回路側接続体32の接点部32bとの間で第1電線側接続体31を挟持することによって、その接点部32bとの間で第1電線WE1の中間接続部WE1aを間接的に挟持する。この第1挟持体24は、第2筐体部材22の主壁体22aの内壁面22a1から自由端側を浮き上がらせた片持ちの片体状の片部24aと、この片部24aの自由端に設け、第1電線側接続体31に接触させて加圧する加圧部24bと、を有する(図3、図5及び図6)。その片部24aは、弾性を有するものであってもよく、弾性を有しないものであってもよい。また、加圧部24bは、電線挟持方向で接点部32bに対向配置させる。ここでは、加圧部24bと接点部32bとを各々矩形の片体状に形成し、それぞれの平面の間で第1電線側接続体31を挟持させる。
第2挟持体25は、第2回路側接続体42の接点部42bとの間で第2電線側接続体41を挟持することによって、その接点部42bとの間で第2電線WE2の中間接続部WE2aを間接的に挟持する。この第2挟持体25は、第2筐体部材22の主壁体22aの内壁面22a1から自由端側を浮き上がらせた片持ちの片体状の片部25aと、この片部25aの自由端に設け、第2電線側接続体41に接触させて加圧する加圧部25bと、を有する(図3、図5及び図6)。その片部25aは、弾性を有するものであってもよく、弾性を有しないものであってもよい。また、加圧部25bは、電線挟持方向で接点部42bに対向配置させる。ここでは、加圧部25bと接点部42bとを各々矩形の片体状に形成し、それぞれの平面の間で第2電線側接続体41を挟持させる。
このノイズフィルタ1Aにおいて、第1筐体部材21の内方の空間には、第1電線側接続体31が接点部32bに載せ置かれた状態で第1電線WE1を配置すると共に、第2電線側接続体41が接点部42bに載せ置かれた状態で第2電線WE2を配置する(図6)。このノイズフィルタ1Aにおいては、その第1筐体部材21に対して第2筐体部材22を嵌め合わせていく(図6)。
第1筐体部材21と第2筐体部材22とを嵌め合わせた際には、第1電線側接続体31に対して加圧部24bから接点部32bに向けた押圧力が作用し、この第1電線側接続体31が接点部32bを押し動かすので、その押動力に抗する弾性片部32aの弾発力が接点部32bから第1電線側接続体31に作用する。また、第1筐体部材21と第2筐体部材22とを嵌め合わせた際には、第2電線側接続体41に対して加圧部25bから接点部42bに向けた押圧力が作用し、この第2電線側接続体41が接点部42bを押し動かすので、その押動力に抗する弾性片部42aの弾発力が接点部42bから第2電線側接続体41に作用する。よって、このノイズフィルタ1Aにおいては、第1筐体部材21と第2筐体部材22とを嵌め合わせた際に、第1電線側接続体31が加圧部24bと接点部32bとで挟持されて、その第1電線側接続体31と接点部32bとが物理的且つ電気的に接続され、かつ、第2電線側接続体41が加圧部25bと接点部42bとで挟持されて、その第2電線側接続体41と接点部42bとが物理的且つ電気的に接続される。従って、このノイズフィルタ1Aにおいては、第1電線WE1の中間接続部WE1aとフィルタ回路10の第1回路接続部材12とが第1電線側接続体31を介して間接的に電気接続され、かつ、第2電線WE2の中間接続部WE2aとフィルタ回路10の第2回路接続部材13とが第2電線側接続体41を介して間接的に電気接続される。
ところで、従来のノイズフィルタは、前述した特許文献のように、ノイズ低減対象電線とフィルタ回路との間に中間電線を介在させている。その中間電線は、ノイズフィルタへの組付け作業性や車両への配索経路等を考慮して、長さに関する許容公差が大きく取られている。このため、従来のノイズフィルタは、その長さに応じた中間電線のノイズ成分をも考慮に入れて、フィルタ回路特性(共振点やノイズ低減性能等)の調整を行う必要がある。しかしながら、このノイズフィルタ1Aにおいては、ワイヤハーネスWHの幹線WTに束ねられている第1電線WE1の中間接続部WE1aと第2電線WE2の中間接続部WE2aとの間にフィルタ回路10を介在させ、そのフィルタ回路10をそれぞれの中間接続部WE1a,WE2aに対して電気的に接続している。よって、このノイズフィルタ1Aは、従来のような幹線からの分岐電線(中間電線)の影響を考慮に入れたフィルタ回路特性の調整が不要になる。つまり、このノイズフィルタ1Aは、中間電線の影響を受けることのないものとなっている。
図7には、周波数を横軸とし、ノイズ低減レベルを縦軸としたフィルタ回路特性の概念図を示している。本図では、破線でノイズ低減の要求性能を表し、実線で本実施形態のノイズフィルタ1Aのフィルタ回路特性を表し、二点鎖線で従来のノイズフィルタのフィルタ回路特性を表している。
尚、ノイズフィルタ1Aは、例えば、幹線WTと一緒に粘着テープ等で巻き付けて、この幹線WTに抱きかかえさせればよい。
更に、このノイズフィルタ1Aは、一方の端部を接地させる第2電線WE2の中間接続部WE2aに対してフィルタ回路10を電気的に接続させるので、例えば、幹線WTの周囲に接地可能な導電体が存在しておらずとも、また、自らの設置対象物が合成樹脂等の絶縁性材料で成形されていたとしても、容易にアースを取ることができる。つまり、従来のノイズフィルタは、導電性の設置対象物に取り付けた際に当該設置対象物にアース端子を接続することによって、その設置対象物を介してアースを取っている。よって、従来のノイズフィルタにおいては、アース端子と設置対象物との固定作業を容易にするために、アース端子を筐体から食み出させている。しかしながら、このノイズフィルタ1Aは、そのようなアース端子を備えずとも、アースを取ることができる。従って、このノイズフィルタ1Aは、体格の小型化や軽量化を図ることができる。
また更に、このノイズフィルタ1Aは、第1電線WE1の中間接続部WE1aと第1回路側接続体32との間の電気的な接続構造及び第2電線WE2の中間接続部WE2aと第2回路側接続体42との間の電気的な接続構造が、第1回路側接続体32と第2回路側接続体42のそれぞれの弾発力を利用するものとなっている。よって、このノイズフィルタ1Aは、その接続構造が従来のような雌雄の端子部の嵌合構造となっているものと比較して、それぞれの接続構造の小型化が可能になる。従って、このノイズフィルタ1Aは、体格の小型化を図ることができる。また、そのような従来の接続構造は形状如何で原価の高騰を招く虞があるが、このノイズフィルタ1Aは、弾発力を利用する接続構造であるが故に、その構造の簡素化を図ることができ、原価の高騰を抑えることができる。
また更に、このノイズフィルタ1Aは、そのような弾発力による接続構造を採用することによって、それぞれの構成部品の寸法ばらつきを吸収し、それぞれの中間接続部WE1a,WE2aに安定した接触荷重を作用させることができる。また、このノイズフィルタ1Aは、第1挟持体24の片部24aと第2挟持体25の片部25aとに弾性を持たせることによって、第1回路側接続体32と第2回路側接続体42の弾性と相俟って、それぞれの構成部品の寸法ばらつきがより大きくなったとしても、その寸法ばらつきを吸収し、それぞれの中間接続部WE2aに安定した接触荷重を作用させることができる。このような特性によって、このノイズフィルタ1Aは、第1電線WE1及び第2電線WE2とフィルタ回路10との間の通電品質の向上を図ることができる。
また更に、このノイズフィルタ1Aは、弾発力による接続構造を採用することによって、第1回路側接続体32と第2回路側接続体42の弾性域の範囲内で、様々な外径の電線(第1電線WE1、第2電線WE2)に対して電気的な接続を図ることができる。また、このノイズフィルタ1Aは、第1挟持体24の片部24aと第2挟持体25の片部25aとに弾性を持たせた場合、これらも含めた弾性域の範囲内で、様々な外径の電線(第1電線WE1、第2電線WE2)に対して電気的な接続を図ることができる。つまり、このノイズフィルタ1Aは、様々な外径の電線(第1電線WE1、第2電線WE2)への対応が可能になり、汎用性を高めることができる。
[ノイズフィルタ1B]
ここで、本実施形態のノイズフィルタ1は、先の第1挟持体24と第2挟持体25とを有する第2筐体部材22に替えて、次のような第1挟持体124と第2挟持体125とを第2筐体部材122に設けたノイズフィルタ1Bとして構成してもよい(図8及び図9)。このノイズフィルタ1Bは、先のノイズフィルタ1Aと同様の効果が得られると共に、その第1挟持体124と第2挟持体125とによって、後述する効果を得ることができる。
第2筐体部材122は、先に示した第2筐体部材22において、第1挟持体24を第1挟持体124に置き換え、かつ、第2挟持体25を第2挟持体125に置き換えたものである。この第2筐体部材122は、先に示した第1筐体部材21に嵌合させることによって、内方に収容室120aが形成された筐体120を構成する(図9)。この第2筐体部材122の主壁体122aの内壁面122a1には、第1挟持体124と第2挟持体125とを2つずつ設ける(図8及び図9)。
第1挟持体124は、先に示した第1挟持体24と同様の片部124a及び加圧部124bの他に、その加圧部124bから膨出させた係止突起部124cを有する(図8から図10)。また、第2挟持体125は、先に示した第2挟持体25と同様の片部125a及び加圧部125bの他に、その加圧部125bから膨出させた係止突起部125cを有する(図8から図10)。
このノイズフィルタ1Bにおいては、2つの第1挟持体124のそれぞれの加圧部124bと接点部32bとで第1電線側接続体31を挟持させ、かつ、2つの第2挟持体125のそれぞれの加圧部125bと接点部42bとで第2電線側接続体41を挟持させる(図8及び図9)。その際、接点部32bは、一方の第1挟持体124の加圧部124bに対してのみ電線挟持方向で対向配置させてもよく、双方の第1挟持体124のそれぞれの加圧部124bに対して電線挟持方向で対向配置させてもよい。これと同様に、接点部42bは、一方の第2挟持体125の加圧部125bに対してのみ電線挟持方向で対向配置させてもよく、双方の第2挟持体125のそれぞれの加圧部125bに対して電線挟持方向で対向配置させてもよい。
また、一方の第1挟持体124の係止突起部124cは、第1電線側接続体31における筒軸方向の一端を当該筒軸方向で係止するものとして形成する(図9)。そして、他方の第1挟持体124の係止突起部124cは、第1電線側接続体31における筒軸方向の他端を当該筒軸方向で係止するものとして形成する(図9)。つまり、このノイズフィルタ1Bにおいては、その2つの係止突起部124cを用いて、筒軸方向の両端から第1電線側接続体31を挟持させる。更に、一方の第2挟持体125の係止突起部125cは、第2電線側接続体41における筒軸方向の一端を当該筒軸方向で係止するものとして形成する(図9)。そして、他方の第2挟持体125の係止突起部125cは、第2電線側接続体41における筒軸方向の他端を当該筒軸方向で係止するものとして形成する(図9)。つまり、このノイズフィルタ1Bにおいては、その2つの係止突起部125cを用いて、筒軸方向の両端から第2電線側接続体41を挟持させる。これにより、このノイズフィルタ1Bにおいては、その2つの係止突起部124cと2つの係止突起部125cとによって、筐体120の収容室120aの中での第1電線側接続体31及び第1電線WE1並びに第2電線側接続体41及び第2電線WE2の位置決めを行うことができる。従って、このノイズフィルタ1Bは、第1電線WE1及び第2電線WE2とフィルタ回路10との間の通電品質を更に向上させることができる。
[ノイズフィルタ1C]
また、本実施形態のノイズフィルタ1は、先の第1挟持体24と第2挟持体25とを有する第2筐体部材22に替えて、次のような第1挟持体224と第2挟持体225とを第2筐体部材222に設けたノイズフィルタ1Cとして構成してもよい(図11及び図12)。このノイズフィルタ1Cは、先のノイズフィルタ1Aと同様の効果が得られると共に、その第1挟持体224と第2挟持体225とによって、後述する効果を得ることができる。
第2筐体部材222は、先に示した第2筐体部材22において、第1挟持体24を第1挟持体224に置き換え、かつ、第2挟持体25を第2挟持体225に置き換えたものである。この第2筐体部材222は、先に示した第1筐体部材21に嵌合させることによって、内方に収容室220aが形成された筐体220を構成する(図12)。この第2筐体部材222の主壁体222aの内壁面222a1には、第1挟持体224と第2挟持体225とを2つずつ設ける(図11及び図12)。
第1挟持体224は、主壁体222aの内壁面222a1から膨出させ、第1電線側接続体31に接触させて加圧する加圧部224bと、その内壁面222a1から膨出させた係止突起部224cと、を有する(図11及び図12)。また、第2挟持体225は、主壁体222aの内壁面222a1から膨出させ、第2電線側接続体41に接触させて加圧する加圧部225bと、その内壁面222a1から膨出させた係止突起部225cと、を有する(図11及び図12)。
このノイズフィルタ1Cにおいては、2つの第1挟持体224のそれぞれの加圧部224bと接点部32bとで第1電線側接続体31を挟持させ、かつ、2つの第2挟持体225のそれぞれの加圧部225bと接点部42bとで第2電線側接続体41を挟持させる。その際、接点部32bは、一方の第1挟持体224の加圧部224bに対してのみ電線挟持方向で対向配置させてもよく、双方の第1挟持体224のそれぞれの加圧部224bに対して電線挟持方向で対向配置させてもよい。これと同様に、接点部42bは、一方の第2挟持体225の加圧部225bに対してのみ電線挟持方向で対向配置させてもよく、双方の第2挟持体225のそれぞれの加圧部225bに対して電線挟持方向で対向配置させてもよい。
また、一方の第1挟持体224の係止突起部224cは、第1電線側接続体31における筒軸方向の一端を当該筒軸方向で係止するものとして形成する(図12)。そして、他方の第1挟持体224の係止突起部224cは、第1電線側接続体31における筒軸方向の他端を当該筒軸方向で係止するものとして形成する(図12)。つまり、このノイズフィルタ1Cにおいては、その2つの係止突起部224cを用いて、筒軸方向の両端から第1電線側接続体31を挟持させる。更に、一方の第2挟持体225の係止突起部225cは、第2電線側接続体41における筒軸方向の一端を当該筒軸方向で係止するものとして形成する(図12)。そして、他方の第2挟持体225の係止突起部225cは、第2電線側接続体41における筒軸方向の他端を当該筒軸方向で係止するものとして形成する(図12)。つまり、このノイズフィルタ1Cにおいては、その2つの係止突起部225cを用いて、筒軸方向の両端から第2電線側接続体41を挟持させる。これにより、このノイズフィルタ1Cにおいては、その2つの係止突起部224cと2つの係止突起部225cとによって、筐体220の収容室220aの中での第1電線側接続体31及び第1電線WE1並びに第2電線側接続体41及び第2電線WE2の位置決めを行うことができる。従って、このノイズフィルタ1Cは、第1電線WE1及び第2電線WE2とフィルタ回路10との間の通電品質を更に向上させることができる。
[ノイズフィルタ1D]
本実施形態のノイズフィルタ1は、先の第1回路側接続体32(12b)を有する第1電気接続構造30と第2回路側接続体42(13b)を有する第2電気接続構造40とに替えて、次のような第1回路側接続体332を有する第1電気接続構造330と第2回路側接続体342を有する第2電気接続構造340とを設けたノイズフィルタ1Dとして構成してもよい(図13及び図14)。このノイズフィルタ1Dは、先のノイズフィルタ1Aと同様の効果が得られると共に、その第1回路側接続体332と第2回路側接続体342とによって、後述する効果を得ることができる。
第1回路側接続体332は、先の例示と同じように、主体312aと第1回路側接続体312bとを有する第1回路接続部材312に設けており、その第1回路側接続体312bを利用する(図13及び図14)。この第1回路側接続体332は、先の第1回路側接続体32(12b)と同様の弾性片部332aを有すると共に、この弾性片部332aの自由端に設け、第1電線側接続体31に対して直接的に電気接続させる接点部332bを有する(図13から図15)。この例示の接点部332bは、第1電線側接続体31の外周面に接触させる先の接点部32bと同様の矩形の片部332b1と、この片部332b1から突出させ、第1電線側接続体31における筒軸方向の両端を当該筒軸方向で挟み込む2つの係止突起部332b2と、を有する(図13から図15)。この例示の係止突起部332b2には、第1電線WE1の中間接続部WE1aが挿入される弧状の切欠き332b21を設けている(図15)。この第1回路側接続体332は、先の第1電線側接続体31と対になって第1電気接続構造330を構成する。
第2回路側接続体342は、先の例示と同じように、主体313aと第2回路側接続体313bとを有する第2回路接続部材313に設けており、その第2回路側接続体313bを利用する(図13及び図14)。この第2回路側接続体342は、先の第2回路側接続体42(13b)と同様の弾性片部342aを有すると共に、この弾性片部342aの自由端に設け、第2電線側接続体41に対して直接的に電気接続させる接点部342bを有する(図13から図15)。この例示の接点部342bは、第2電線側接続体41の外周面に接触させる先の接点部42bと同様の矩形の片部342b1と、この片部342b1から突出させ、第2電線側接続体41における筒軸方向の両端を当該筒軸方向で挟み込む2つの係止突起部342b2と、を有する(図13から図15)。この例示の係止突起部342b2には、第2電線WE2の中間接続部WE2aが挿入される弧状の切欠き342b21を設けている(図15)。この第2回路側接続体342は、先の第2電線側接続体41と対になって第2電気接続構造340を構成する。
このノイズフィルタ1Dは、2つの係止突起部332b2と2つの係止突起部342b2とによって、筐体20の収容室20aの中での第1電線側接続体31及び第1電線WE1並びに第2電線側接続体41及び第2電線WE2の位置決めを行うことができる。従って、このノイズフィルタ1Dは、第1電線WE1及び第2電線WE2とフィルタ回路10との間の通電品質を更に向上させることができる。
[ノイズフィルタ1E]
本実施形態のノイズフィルタ1は、先の第1電気接続構造30と第2電気接続構造40とに替えて、次のような第1電気接続構造430と第2電気接続構造440とを設けたノイズフィルタ1Eとして構成してもよい(図16)。このノイズフィルタ1Eは、先のノイズフィルタ1Aと同様の効果が得られると共に、その第1電気接続構造430と第2電気接続構造440とによって、後述する効果を得ることができる。
第1電気接続構造430は、先の第1電線側接続体31を持たずに、先の第1回路側接続体32を備えたものである。この第1電気接続構造430は、第2筐体部材22の第1挟持体24と相俟って、その加圧部24bと第1回路側接続体32の接点部32bとで第1電線WE1の中間接続部WE1aを挟持させる。
つまり、この例示の第1回路側接続体32は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して直接的に電気接続させるものとして形成する。この第1回路側接続体32は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して直接的に作用させた弾発力によって、その中間接続部WE1aに対して直接的に電気接続させる。また、この例示の第1挟持体24は、第1回路側接続体32の接点部32bとの間で第1電線WE1の中間接続部WE1aを直接的に挟持するものとして形成する。
また、第2電気接続構造440は、先の第2電線側接続体41を持たずに、先の第2回路側接続体42を備えたものである。この第2電気接続構造440は、第2筐体部材22の第2挟持体25と相俟って、その加圧部25bと第2回路側接続体42の接点部42bとで第2電線WE2の中間接続部WE2aを挟持させる。
つまり、この例示の第2回路側接続体42は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して直接的に電気接続させるものとして形成する。この第2回路側接続体42は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して直接的に作用させた弾発力によって、その中間接続部WE2aに対して直接的に電気接続させる。また、この例示の第2挟持体25は、第2回路側接続体42の接点部42bとの間で第2電線WE2の中間接続部WE2aを直接的に挟持するものとして形成する。
ここで、このノイズフィルタ1Eは、丸導体等の単線を芯線WEaとする第1電線WE1と第2電線WE2を適用する場合に用いることが望ましい。何故ならば、それぞれの中間接続部WE1a,WE2aにおいては、芯線WEaが複数本の素線を束ねた集合体である場合、加圧部24b,25bと接点部32b,42bとで挟持するときに各素線がばらけてしまう可能性があるので、加圧部24b、25bからの押動力と接点部32b,42bからの弾発力を受け止めることができなくなる可能性がある。つまり、芯線WEaが複数本の素線の集合体の場合には、それぞれの中間接続部WE1a,WE2aに適切な接触荷重を作用させることができず、それぞれの中間接続部WE1a,WE2aとフィルタ回路10との間での通電が上手く為されない可能性があるからである。但し、第1電線WE1と第2電線WE2は、芯線WEaが複数本の素線の集合体であったとしても、中間接続部WE1a,WE2aにおける複数本の素線を熱圧着等で溶着して一纏めに固着させることによって(図16)、先の第1電線側接続体31や第2電線側接続体41を備えずとも、このノイズフィルタ1Eに適用することができる。
このように、このノイズフィルタ1Eは、第1電気接続構造430と第2電気接続構造440とにおいて部品点数が削減されるので、軽量化や組付け作業性の向上、原価の低減を図ることができる。
[ノイズフィルタ1F]
本実施形態のノイズフィルタ1は、先の第1挟持体24及び第2挟持体25を有する第2筐体部材22、第1電気接続構造30並びに第2電気接続構造40に替えて、次のような第1挟持体524及び第2挟持体525を有する第2筐体部材522、第1電気接続構造530並びに第2電気接続構造540を設けたノイズフィルタ1Fとして構成してもよい(図17及び図18)。このノイズフィルタ1Fは、先のノイズフィルタ1Aと同様の効果が得られると共に、その第1挟持体524及び第2挟持体525並びに第1電気接続構造430及び第2電気接続構造440によって、後述する効果を得ることができる。
第2筐体部材522は、先に示した第2筐体部材22において、第1挟持体24を第1挟持体524に置き換え、かつ、第2挟持体25を第2挟持体525に置き換えたものである。この第2筐体部材522は、先に示した第1筐体部材21に嵌合させることによって、内方に収容室520aが形成された筐体520を構成する(図18)。この第2筐体部材522の主壁体522aの内壁面522a1には、第1挟持体524と第2挟持体525とを少なくとも1つずつ設ける(図17及び図18)。ここでは、第1挟持体524と第2挟持体525とを1つずつ設けている。
第1挟持体524は、先に示した第1挟持体24と同様の片部524aを有すると共に、この片部524aの自由端に設け、第1電線WE1の中間接続部WE1aに接触させて加圧する加圧部524bを有する(図17及び図18)。その加圧部524bは、U字状に形成する。この加圧部524bは、第1電線WE1の中間接続部WE1a側に口を開けており、その開口から中間接続部WE1aを内方に挿入させる。また、第2挟持体525は、先に示した第2挟持体25と同様の片部525aを有すると共に、この片部525aの自由端に設け、第2電線WE2の中間接続部WE2aに接触させて加圧する加圧部525bを有する(図17及び図18)。その加圧部525bは、U字状に形成する(図19)。この加圧部525bは、第2電線WE2の中間接続部WE2a側に口を開けており、その開口から中間接続部WE2aを内方に挿入させる。
第1電気接続構造530は、先の第1電線側接続体31を持たずに、第1回路側接続体532を備えたものである(図17及び図18)。その第1回路側接続体532は、先の例示と同じように、主体512aと第1回路側接続体512bとを有する第1回路接続部材512に設けており、その第1回路側接続体512bを利用する(図17及び図18)。この第1回路側接続体532は、先の第1回路側接続体32(12b)と同様の弾性片部532aを有すると共に、この弾性片部532aの自由端に設け、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して直接的に電気接続させる接点部532bを有する(図17及び図18)。この例示の接点部532bは、U字状に形成する(図19)。この接点部532bは、第1電線WE1の中間接続部WE1a側に口を開けており、その開口から中間接続部WE1aを内方に挿入させる。
また、第2電気接続構造540は、先の第2電線側接続体41を持たずに、第2回路側接続体542を備えたものである(図17及び図18)。その第2回路側接続体542は、先の例示と同じように、主体513aと第2回路側接続体513bとを有する第2回路接続部材513に設けており、その第2回路側接続体513bを利用する(図17及び図18)。この第2回路側接続体542は、先の第2回路側接続体42(13b)と同様の弾性片部542aを有すると共に、この弾性片部542aの自由端に設け、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して直接的に電気接続させる接点部542bを有する(図17及び図18)。この例示の接点部542bは、U字状に形成する(図19)。この接点部542bは、第2電線WE2の中間接続部WE2a側に口を開けており、その開口から中間接続部WE2aを内方に挿入させる。
つまり、この例示の第1回路側接続体532は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して直接的に電気接続させるものとして形成されている。この第1回路側接続体532は、第1電線WE1の中間接続部WE1aに対して直接的に作用させた弾発力によって、その中間接続部WE1aに対して直接的に電気接続させる。また、この例示の第1挟持体524は、第1回路側接続体532の接点部532bとの間で第1電線WE1の中間接続部WE1aを直接的に挟持するものとして形成されている。また、この例示の第2回路側接続体42は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して直接的に電気接続させるものとして形成されている。この第2回路側接続体42は、第2電線WE2の中間接続部WE2aに対して直接的に作用させた弾発力によって、その中間接続部WE2aに対して直接的に電気接続させる。また、この例示の第2挟持体25は、第2回路側接続体42の接点部42bとの間で第2電線WE2の中間接続部WE2aを直接的に挟持するものとして形成されている。
加圧部524bと接点部532bは、第1筐体部材21と第2筐体部材22とを嵌め合わせた際に、それぞれのU字の内方に第1電線WE1の中間接続部WE1aを各々の開口から挿入させ(図20)、かつ、その中間接続部WE1aの軸線方向で互いに対向配置させる(図18)。加圧部524bと接点部532bは、その軸線方向にて近接配置する。これにより、この加圧部524bと接点部532bは、それぞれのU字の底部によって、その中間接続部WE1aを電線挟持方向で挟み込み、この中間接続部WE1aに対して安定した接触荷重を作用させることができる。また、この加圧部524bと接点部532bは、それぞれのU字の内方で第1電線WE1の中間接続部WE1aを囲うことができる(図20)。よって、このノイズフィルタ1Fにおいては、芯線WEaが単線の第1電線WE1であっても適用することができ、また、素線のばらけを抑制できるので、芯線WEaが複数本の素線の集合体となっている第1電線WE1であっても適用することができる。また、その第1電線WE1は、先に示した中間接続部WE1aにおける複数本の素線を熱圧着等で溶着して固めたものであってもよい。
また、加圧部525bと接点部542bは、第1筐体部材21と第2筐体部材22とを嵌め合わせた際に、それぞれのU字の内方に第2電線WE2の中間接続部WE2aを各々の開口から挿入させ(図20)、かつ、その中間接続部WE2aの軸線方向で互いに対向配置させる(図18)。加圧部525bと接点部542bは、その軸線方向にて近接配置する。これにより、この加圧部525bと接点部542bは、それぞれのU字の底部によって、その中間接続部WE2aを電線挟持方向で挟み込み、この中間接続部WE2aに対して安定した接触荷重を作用させることができる。また、この加圧部525bと接点部542bは、それぞれのU字の内方で第2電線WE2の中間接続部WE2aを囲うことができる(図20)。よって、このノイズフィルタ1Fにおいては、芯線WEaが単線の第2電線WE2であっても適用することができ、また、素線のばらけを抑制できるので、芯線WEaが複数本の素線の集合体となっている第2電線WE2であっても適用することができる。また、その第2電線WE2は、先に示した中間接続部WE2aにおける複数本の素線を熱圧着等で溶着して固めたものであってもよい。
このように、このノイズフィルタ1Fは、第1電気接続構造530と第2電気接続構造540とにおいて部品点数が削減されるので、軽量化や組付け作業性の向上、原価の低減を図ることができる。
[ノイズフィルタ1Aの変形形態]
ところで、先に示したノイズフィルタ1Aにおいては、図示しないが、互いに間隔を空けて対向配置された圧接刃を有するものとして、それぞれの接点部32b,42bを形成してもよい。接点部32bの圧接刃は、間に差し込んだ第1電線WE1の被覆WEbに切込みを入れて、第1電線WE1の芯線WEaに食い込ませる。よって、この接点部32bは、それぞれの圧接刃によって、第1電線WE1を電気接続状態で圧接固定することができる。また、接点部42bの圧接刃は、間に差し込んだ第2電線WE2の被覆WEbに切込みを入れて、第2電線WE2の芯線WEaに食い込ませる。よって、この接点部42bは、それぞれの圧接刃によって、第2電線WE2を電気接続状態で圧接固定することができる。
以上示したように、本実施形態のノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)は、ワイヤハーネスWHの幹線WTに束ねられている第1電線WE1の中間接続部WE1aと第2電線WE2の中間接続部WE2aとの間にフィルタ回路10を介在させ、そのフィルタ回路10をそれぞれの中間接続部WE1a,WE2aに対して電気的に接続させる。よって、本実施形態のノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)は、従来のような中間電線のノイズ成分をも考慮に入れたフィルタ回路特性の調整が不要な簡便なものとなっている。更に、本実施形態のノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)は、アース端子が不要なので、体格の小型化や軽量化を図ることができる。また更に、本実施形態のノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)は、第1電線WE1及び第2電線WE2とフィルタ回路10との間の電気的な接続に弾性を利用しているので、体格の小型化や原価高騰の抑制を図ることができ、かつ、様々な外径の電線(第1電線WE1、第2電線WE2)への対応が可能な汎用性の高いものとなる。また更に、本実施形態のノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)は、そのような弾性を利用した接続構造によって、それぞれの構成部品の寸法ばらつきを吸収し、第1電線WE1の中間接続部WE1aと第2電線WE2の中間接続部WE2aとに安定した接触荷重を作用させて、通電品質の向上を図ることができる。また、本実施形態のワイヤハーネスWHは、そのようなノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)を具備するものであり、このノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)が得られる効果を奏することができる。
ところで、本実施形態のノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)では、第1電線WE1と第2電線WE2との間にフィルタ回路10を介在させるものとして例示しているので、第1電線WE1とフィルタ回路10との間の電気的な接続構造及び第2電線WE2とフィルタ回路10との間の電気的な接続構造(第1及び第2の電気接続構造)の双方について、弾性を利用するものとして示している。しかしながら、本実施形態のノイズフィルタ1(1A,1B,1C,1D,1E,1F)では、そのそれぞれの接続構造の内の一方について弾性を利用するものとし、その内の他方を別の接続構造のものとしてもよい。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F ノイズフィルタ
10 フィルタ回路
11 ノイズ低減素子
12,312,512 第1回路接続部材
13,313,513 第2回路接続部材
20,120,220,520 筐体
24,124,224,524 第1挟持体
25,125,225,525 第2挟持体
30,330,430,530 第1電気接続構造
31 第1電線側接続体
32,332,532 第1回路側接続体
40,340,440,540 第2電気接続構造
41 第2電線側接続体
42,342,542 第2回路側接続体
WE1 第1電線
WE1a 中間接続部
WE2 第2電線
WE2a 中間接続部
WEa 芯線
WH ワイヤハーネス
WT 幹線

Claims (5)

  1. ノイズ成分を低減させるノイズ低減素子、前記ノイズ低減素子の第1接続部が電気的に接続された導電性の第1回路接続部材及び前記ノイズ低減素子の第2接続部が電気的に接続された導電性の第2回路接続部材を備えるフィルタ回路と、
    電線の芯線の中間接続部を前記第1回路接続部材及び前記第2回路接続部材の内の一方の主体に対して対向配置させ、かつ、前記電線の前記芯線の前記中間接続部を前記第1回路接続部材及び前記第2回路接続部材の内の一方に対して電気的に接続させる電気接続構造と、
    を備え、
    前記電気接続構造は、前記第1回路接続部材又は前記第2回路接続部材の内の一方に設け、前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的又は直接的に作用させた弾発力によって前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的又は直接的に電気接続させる回路側接続体を備え、
    前記回路側接続体は、前記主体側から前記電線の前記芯線の前記中間接続部に向けて前記弾発力を付勢させることを特徴としたノイズフィルタ。
  2. 前記フィルタ回路と前記電線の前記芯線の前記中間接続部と前記電気接続構造とを収容する筐体を備え、
    前記筐体は、前記回路側接続体との間で前記電線の前記芯線の前記中間接続部を間接的又は直接的に挟持する挟持体を有することを特徴とした請求項1に記載のノイズフィルタ。
  3. 前記電気接続構造は、前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して物理的且つ電気的に接続される電線側接続体を備え、
    前記回路側接続体は、前記電線側接続体に作用させた前記弾発力によって前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的に電気接続させるものとして形成することを特徴とした請求項1又は2に記載のノイズフィルタ。
  4. 前記電線の前記芯線の前記中間接続部は、前記電線の前記芯線を成す複数本の素線を一纏めに固着させた部位であり、
    前記回路側接続体は、前記電線の前記芯線の前記中間接続部に作用させた前記弾発力によって当該中間接続部に対して直接的に電気接続させるものとして形成することを特徴とした請求項1又は2に記載のノイズフィルタ。
  5. 電線を含む幹線と、
    ノイズ成分を低減させるノイズフィルタと、
    を備え、
    前記ノイズフィルタは、
    ノイズ成分を低減させるノイズ低減素子、前記ノイズ低減素子の第1接続部が電気的に接続された導電性の第1回路接続部材及び前記ノイズ低減素子の第2接続部が電気的に接続された導電性の第2回路接続部材を備えるフィルタ回路と、
    電線の芯線の中間接続部を前記第1回路接続部材及び前記第2回路接続部材の内の一方の主体に対して対向配置させ、かつ、前記電線の前記芯線の前記中間接続部を前記第1回路接続部材及び前記第2回路接続部材の内の一方に対して電気的に接続させる電気接続構造と、
    を備え、
    前記電気接続構造は、前記第1回路接続部材又は前記第2回路接続部材の内の一方に設け、前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的又は直接的に作用させた弾発力によって前記電線の前記芯線の前記中間接続部に対して間接的又は直接的に電気接続させる回路側接続体を備え、
    前記回路側接続体は、前記主体側から前記電線の前記芯線の前記中間接続部に向けて前記弾発力を付勢させることを特徴としたワイヤハーネス。
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