JP6791570B2 - カキ肉より抽出された抗ストレス作用物質 - Google Patents
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Description
すなわち、物理的・身体的ストレスや心理的ストレスを受けると、酸化ストレスを生じさせられ、視床下部−脳下垂体−副腎皮質系(hypothalamo-pituitary-adrenal axis: HPA系)が活性化され、副腎皮質ホルモンが放出される。
そして、脳内酸化ストレスの予防には、脳移行性の良い抗酸化物質、抗ストレス作用物質の摂取が重要であると言われている。
通常、生体の酸化レベルは活性酸素産生系と抗酸化物質による消去系のバランスでほぼ一定に保たれているが、薬物、放射線、虚血などの様々な要因によりこのバランスが崩れ、活性酸素産生系へ傾くのが酸化ストレスといわれている。
さらに、ヒト低比重リポ蛋白(low-densitylipoproteins、LDL)の酸化実験と、肝臓の株化細胞の酸化実験における当該物質の抗酸化能をも確認している。
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とすることを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(2)以下の動物実験により得られた、脳中の8-OHdG濃度値が、4.54±0.68(ng/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とすることを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(3)以下の動物実験により得られた、脳中のMDA濃度値が、27.02±1.05(μM/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とすることを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(4)以下の動物実験により得られた、血漿コルチコステロン濃度値が、119.8±5.7(ng/mL)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とすることを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(5)以下の動物実験により得られた、尿中の8-OHdG濃度値が、46.69±5.89(ng/mg crea.) である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、1気圧以上の加圧状態で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(6) 以下の動物実験により得られた、脳中の8-OHdG濃度値が、4.54±0.68(ng/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、1気圧以上の加圧状態で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(7)以下の動物実験により得られた、脳中のMDA濃度値が、27.02±1.05(μM/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、1気圧以上の加圧状態で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(8)以下の動物実験により得られた、血漿コルチコステロン濃度値が、119.8±5.7(ng/mL)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、1気圧以上の加圧状態で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(9)以下の動物実験により得られた、尿中の8-OHdG濃度値が、46.69±5.89(ng/mg crea.) である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、3気圧以上の加圧状態で少なくとも1時間以上、90℃以上で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(10)以下の動物実験により得られた、脳中の8-OHdG濃度値が、4.54±0.68(ng/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、3気圧以上の加圧状態で少なくとも1時間以上、90℃以上で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(11)以下の動物実験により得られた、脳中のMDA濃度値が、27.02±1.05(μM/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、3気圧以上の加圧状態で少なくとも1時間以上、90℃以上で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(12)以下の動物実験により得られた、血漿コルチコステロン濃度値が、119.8±5.7(ng/mL)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、3気圧以上の加圧状態で少なくとも1時間以上、90℃以上で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とする。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
(13)以下の動物実験により得られた、海馬におけるGR Alpha値が0.812±0.038(ng/mg of hippocampus)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とすることを特徴とする。
(動物実験2)
個別飼育ストレスによる各群のストレス応答状況を正確に把握するため各試験食餌の投与量を実験1の2倍に増加し、かつ匹数を増加し、血漿コルチコステロン濃度と海馬コルチコステロン受容体数の変化を観察した。
実験2でも上記と同じ予備飼育の後、群分けを行い、A群(n=10)、B群(n=10)、C群(n=10)の3群に群分けた後、CR雄性マウスをCRF-1と蒸留水の自由摂取にて49日間の個別飼育を行った。
個別飼育開始後42日目から、各試料を7日間、毎日AM9:00に胃ゾンデにて強制経口投与した。投与量は、体重10gあたり0.2 mLとした。
A群には、純水を、B群には、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を含有しないカキ軟体部エキス分画を、C群には、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を含有したカキ軟体部エキス分画を強制経口投与した。7日目投与1時間後(AM10:00)より解剖を行った。解剖は、ソムノペチル(50mg/kg)麻酔下にて開腹し、腹部下大静脈よりヘパリン加採血を行った。その後、全脳を摘出し、海馬を分離した。
前述のようにしてカキ肉抽出物が抽出された抽出用溶液2を次は濃縮工程によって濃縮されるものとなる。
そして、図8から理解されるように、沈殿物7は乾燥させ、打錠し、最終的に健康食品などに供される。
すなわち、前記のごとく沈殿物7と上澄み液8に分離した後、該上澄み液8につき、まず、エバポレータなどで前記上澄み液8のエタノール分を除去し、約半分の量になるまで濃縮する。
たとえば40mL分の上澄み液8を濃縮して20mLの上澄み液8の濃縮液9を確保するがごときである。
たとえば、エタノール溶液4を含んだ抽出用溶液2内にカキ肉3を投入してカキ肉有効成分抽出物の抽出を行なう(ステップ100、ステップ102)。
例えば、ロータリーエバポレーターなどで100mLまで濃縮し、該濃縮液20mLに例えば蒸留水80mLを加えて分液ロートに移し、ヘキサン抽出を行う。
すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)抽出のための有機溶媒の極性を段階的に高めていってそれらをそれぞれ投入した分画を生成し、おのおのの分画に3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が抽出されているかを確認する(図11参照)。
なお、以下の操作によっても3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を分離精製することができる。
すると、やはり前記4種類の抽出画分の中では酢酸エチル抽出画分に抗酸化活性が確認された。
UV(EtOH)、λmax270nm;1H-NMR(500MHz、Acetone-d6)δH:7.82(2H、br.s、aromatic-OH)、6.40(2H、s、H-2、6)、4.42(2H、s、H-1’)、3.94(1H、br.s、-OH)、3.79(3H、s、-OMe);13C-NMR(125MHz、Acetone-d6)δC:151.1(C-3、5)、139.4(C-1)、13、5.1(C-4)、106.5(C-2、6)、64.5(C-1’)、60.6(-OMe);ESI-TOFMS、m/z153.05451[M-OH]+(calc.forC8H8O3、153.05517)、171.06911[M+H]+(calc.forC8H11O4、171.06573)。
また、当該3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)は、図15に示すようなフェノール性化合物であることが確認された。
よって、本実施例では、ORAC法により抗酸化力を測定することとしている。
また一回の測定で抗酸化作用の持続時間とその力価を合わせて評価でき、実験操作が容易であるなどから本実施例での測定に有利であったと考える。
そして、特願2014−169316号として特許出願するに至った。
加熱実験(加圧なし)では、1kgの生ガキに1Lの純水を加えて標準気圧にて1時間、例えば90℃以上で加熱した後、固形分(ゆでガキ)を取り除いたカキエキス(抽出液)を例えば90℃以上で長時間加熱した。
そして、前記加熱状態において、2時間おきにサンプリングを行い(16時間から19時間までは1時間おき)、そのサンプリングした抽出液に、該抽出液のエタノール濃度が例えば、70%になるように100%エタノールを加え、その抽出液を遠心分離(8100G、10分)し、上澄を得た。
そして、前記上澄を約100倍希釈し、約100倍希釈した上澄中のE6濃度をMRMによって測定したのである。
そして、E6濃度は4.86±0.10μg/mLであった。
さらに、18時間加熱した際の液量が125.38gであることより、生ガキ1kgから生成されたE6の総量は609±13μgであった。
そして、E6標準試料の検量線とMRMクロマトグラムの解析により、E6濃度は3.5±0.39μg/mLであった。
これらのことより、E6は長時間の加熱によって生成され、さらに加圧することで収集量が多くなることが確認できたのである。
まず、生ガキ肉を押圧し、潰して、液体化する。
そして、その液体化した生ガキ中に、いかなる濃度の3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が存在するか否かの測定を行った。
この場合において、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)はカキ1kgあたり519.5μg生成されたことを意味する。
すると、さらに増加した濃度数値である4.86(μg/ml)との数値を測定することができた。
これは、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)がカキ1kgあたり609.3μg生成されたことを意味する。
そして、この場合に、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)はカキ1kgあたり581.3μg生成されたことを意味する。
酸化ストレスによるHPA系の過剰亢進は海馬グルココルチコイド受容体の減少とHPA系の伝達不備のため、コルチコステロンの過剰分泌を惹起させることが知られている。
予備検討実験として、ICR雄性マウスを6日間の予備飼育の後、集団飼育群(n=3)と個別飼育群(n=3)をCRF−1の自由摂取にて43日間の飼育の後、脳内MDA値を測定し,一元配置分散分析法を行い、Student’s t-testにて検討した。
ICR雄性マウス18匹4週齢を6日間の間、集団飼育を行った。尚、ICR系マウスとは、スイス系マウスを起源とするアルビノマウスで、Dr.Hauschkaが多産を目的に選抜を行った系統である。
すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせたのである。
前記試験対象物の投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
図1に尿中の8-OHdG濃度を示す。
尚、図1乃至図4中のA群は、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群であり、B群は、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群であり、C群は3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群である。
前記結果より、C群の脳中の8-OHdG濃度値は、A群の脳中の8-OHdG濃度値より低くなることが確認できた。したがって、5%の危険率となり有意であった。
前記結果より、C群の脳中のMDA濃度値は、A群の脳中のMDA濃度値より低くなることが確認できた。したがって、5%の危険率となり有意であった。
実験2では、個別飼育ストレスによる各群のストレス応答状況を正確に把握するため各試験食餌の投与量を2倍に増加し、かつ匹数を増加し、血漿コルチコステロン濃度と海馬コルチコステロン受容体数の変化を観察した。
図5に血漿コルチコステロン濃度を示す。
C群の血漿コルチコステロン値141.4±9.8(ng/ml)は、A群193.9±9.1(ng/ml)より1%危険率で有意に低く、また、B群177.3±6.7(ng/ml)より1%危険率で有意に低値であった(図5)。
図6から理解されるように、C群の海馬におけるGR Alpha値0.812±0.038(ng/mg of hippocampus)は、A群0.590±0.036(ng/mg of hippocampus)より1%危険率で有意に高く、また、B群0.638±0.049(ng/mg of hippocampus)より5%危険率で有意に高い値であった(図6)。
なお、ストレス状態が長期化すると海馬自体の神経突起が萎縮・消失することで、脳がストレスに対して脆弱になると言われている。
2 抽出用溶液
3 生カキ肉
4 エタノール溶液
5 酢酸エチル
6 濃縮液
7 沈殿物
8 上澄み液
9 上澄み液の濃縮液
10 希釈液
10a 水層
11 酢酸エチル層
Claims (13)
- 以下の動物実験により得られた、尿中の8-OHdG濃度値が、46.69±5.89(ng/mg crea.) である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、脳中の8-OHdG濃度値が、4.54±0.68(ng/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、脳中のMDA濃度値が、27.02±1.05(μM/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、血漿コルチコステロン濃度値が、119.8±5.7(ng/mL)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、尿中の8-OHdG濃度値が、46.69±5.89(ng/mg crea.) である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、1気圧以上の加圧状態で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とするカキ肉より抽出された抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、脳中の8-OHdG濃度値が、4.54±0.68(ng/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、1気圧以上の加圧状態で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とするカキ肉より抽出された抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、脳中のMDA濃度値が、27.02±1.05(μM/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、1気圧以上の加圧状態で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とするカキ肉より抽出された抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、血漿コルチコステロン濃度値が、119.8±5.7(ng/mL)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、1気圧以上の加圧状態で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とするカキ肉より抽出された抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、尿中の8-OHdG濃度値が、46.69±5.89(ng/mg crea.) である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、3気圧以上の加圧状態で少なくとも1時間以上、90℃以上で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とするカキ肉より抽出された抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、脳中の8-OHdG濃度値が、4.54±0.68(ng/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、3気圧以上の加圧状態で少なくとも1時間以上、90℃以上で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とするカキ肉より抽出された抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、脳中のMDA濃度値が、27.02±1.05(μM/g wet tissue)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、3気圧以上の加圧状態で少なくとも1時間以上、90℃以上で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とするカキ肉より抽出された抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、血漿コルチコステロン濃度値が、119.8±5.7(ng/mL)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、3気圧以上の加圧状態で少なくとも1時間以上、90℃以上で加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加圧状態で加熱したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする、
ことを特徴とするカキ肉より抽出された抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験1)
ICR雄性マウス18匹につき6日間の集団飼育の後、ICR雄性マウス18匹について群分けを行い、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを与えた対照群(A群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えた群(B群と称する)6匹と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えた群 (C群と称する)6匹の3群に分別した。
その後の飼育は、CRF−1の自由摂取にて43日間前記マウスの個別飼育を行った。
個別飼育とはあえて前記のマウスを1匹ずつ隔離し、個別に飼育することを意味する。マウスは集団で、すなわち群で飼育しないとストレスを感じる動物である。よって、あえて個別飼育をすることによって酸化ストレスを生じさせた。
また、解剖前の14日間、各A群、B群、C群に、それぞれ、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されているカキ肉エキスや3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えず、例えば飲料水のみを、また、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを、または、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有(含有量:2.43μg/0.1ml)されたカキ肉エキスを、胃ゾンデにて経口投与した。その投与量は、マウスの体重10gあたり0.1mLとした。
なお、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されていないカキ肉エキスを与えたB群と、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が含有されたカキ肉エキスを与えたC群へのカキ肉エキス内の亜鉛量等の含有量は同量とした。
前記経口投与してから1時間後に、採血、臓器摘出を行い、血漿コルチコステロン濃度、尿中の8-OHdG濃度、脳中の8-OHdG濃度、脳中のMDA濃度を測定した。
- 以下の動物実験により得られた、海馬におけるGR Alpha値が0.812±0.038(ng/mg of hippocampus)である、カキ肉から抽出された抽出物に含有する3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法であって、
生の状態では3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)が検出されない生ガキ肉を、加熱することにより、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を前記加熱処理したカキ肉液より生成し、前記生成された3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を有効成分とする抗ストレス作用物質の製造方法。
(動物実験2)
個別飼育ストレスによる各群のストレス応答状況を正確に把握するため各試験食餌の投与量を実験1の2倍に増加し、かつ匹数を増加し、血漿コルチコステロン濃度と海馬コルチコステロン受容体数の変化を観察した。
実験2でも上記と同じ予備飼育の後、群分けを行い、A群(n=10)、B群(n=10)、C群(n=10)の3群に群分けた後、CR雄性マウスをCRF-1と蒸留水の自由摂取にて49日間の個別飼育を行った。
個別飼育開始後42日目から、各試料を7日間、毎日AM9:00に胃ゾンデにて強制経口投与した。投与量は、体重10gあたり0.2 mLとした。
A群には、純水を、B群には、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Free群すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を含有しないカキ軟体部エキス分画を、C群には、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)-Containing群、すなわち、3、5-ジヒドロキシ-4-メトキシベンジルアルコール(3、5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)を含有したカキ軟体部エキス分画を強制経口投与した。7日目投与1時間後(AM10:00)より解剖を行った。解剖は、ソムノペチル(50mg/kg)麻酔下にて開腹し、腹部下大静脈よりヘパリン加採血を行った。その後、全脳を摘出し、海馬を分離した。
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