JP7162407B2 - ストレス緩和作用が確認されたカキ肉エキスの生産方法 - Google Patents
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また、隔離飼育による酸化ストレスによりHPA系の亢進された雄性ラットに対するマガキ軟体部抽出上澄み物分画の経口投与による脳内における抗酸化作用と海馬グルココルチコイド受容体量の増加と血漿コルチコステロン濃度の低下によりHPA系の負のフィードバックの向上によるストレス緩和作用を認めた。
マガキ軟体部抽出上澄み物分画の経口投与によるHPA系の抑制が生じたことより、同時にCRF分泌低下が生じたと示唆された。
生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去し、除去した後に残る抽出物である液体状のカキ肉エキスを濃縮し、濃縮した後、濃縮物を冷却し、攪拌を行った後、沈殿させて、沈殿物分画と上澄み物分画に分け、
性周期が4日性周期を示し、性周期が発情後期であるメスのラットを試験に使用し、
前記ラット複数匹を群として、ストレスを与えず、前記沈殿物分画や前記上澄み分画の投与を行わなかった正常の群、ストレスを与え、メチルセルロースの投与を行ったストレスの群、ストレスを与え、前記沈殿物分画と前記上澄み物分画の投与を行ったストレス+混合物の群、ストレスを与え、前記沈殿物分画の投与を行ったストレス+沈殿物の群、ストレスを与え、前記上澄み物分画の投与を行ったストレス+上澄み物の群に分け、
前記ストレスの群、ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群の4群について、各群のラット全てを一つのケージに収容して、過密ストレス状態下に置いてストレスを与え、その後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えるストレスを与えた後、前記ストレスを与えた群のラットの血漿コルチコステロン濃度を、ストレスを与えない正常の群ラットの濃度と比較して前記ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群についてストレス緩和作用を確認し、前記メスのラットにつきストレス緩和作用が確認されたカキ肉エキスを生産する、
ことを特徴とし、
または、
ラット10匹を群として生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去し、除去した後に残る抽出物である液体状のカキ肉エキスを濃縮し、濃縮した後、濃縮物を自然冷却し、その後、エタノール液を添加し、攪拌を行った後、沈殿させて、沈殿物分画と上澄み物分画に分け、
性周期が8週齢から安定し、4日性周期を示し、性周期が発情後期の個体であるメスのラットを試験に使用し、
ストレスを与えず、前記沈殿物分画や上澄み分画の経口投与を行わなかった正常の群、ストレスを与え、0.5%MC(メチルセルロース)の経口投与を行ったストレスの群、ストレスを与え、沈殿物分画3000mgと上澄み物分画2000mgの経口投与を行ったストレス+混合物の群、ストレスを与え、沈殿物分画4500mgの経口投与を行ったストレス+沈殿物の群、ストレスを与え、上澄み物分画4000mgの経口投与を行ったストレス+上澄み物の群に分け、
前記ラットの飼育開始時より、前記ストレスの群、ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群の4群について、各群の個体全てを一つのケージに収容して、過密ストレス状態下に置いて前記ストレスを与え、その後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えるストレスを与えた後、前記ストレスを与えた群のラットの血漿コルチコステロン濃度を、ストレスを与えない正常の群ラットの濃度と比較し、前記ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群についてストレス緩和作用を確認し、前記メスのラットにつきストレス緩和作用が確認されたカキ肉エキスを生産する、
ことを特徴とし、
または、
前記ストレスとは 過密ストレス及び隔離ストレスをいい、過密ストレスとは大量のマウスの中で、過密状態にしたときのストレスであり、隔離ストレスとはマウス単体として隔離したときのストレスをいう、
ことを特徴とし、
または、
生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去し、除去した後に残る抽出物である液体状のカキ肉エキスを濃縮し、濃縮した後、濃縮物を冷却し、その後攪拌を行った後、沈殿させて、沈殿物分画と上澄み物分画に分け、
性周期が4日性周期を示し、性周期が発情後期の個体であるメスのラットを試験に使用し、
前記ラット複数匹を群として、ストレスを与えず、前記沈殿物分画や前記上澄み分画の投与を行わなかった正常の群、ストレスを与え、メチルセルロースの投与を行ったストレスの群、ストレスを与え、前記沈殿物分画と前記上澄み物分画の投与を行ったストレス+混合物の群、ストレスを与え、前記沈殿物分画の経口投与を行ったストレス+沈殿物の群、ストレスを与え、前記上澄み物分画の投与を行ったストレス+上澄み物の群に分け、
前記ストレスの群、ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群の4群について、各群のラット全てを一つのケージに収容して、過密ストレス状態下に置いてストレスを与え、その後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えるストレスを与えた後、
前記ストレスを与えた各群のラットにおける血漿エストロゲン濃度の変化をストレスを与えない正常の群のラットの血漿エストロゲン濃度の変化と比較し、
該比較により、前記ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群にエストロゲン過剰抑制が確認されたカキ肉エキスを生産する、
ことを特徴とし、
または、
生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去し、除去した後に残る抽出物である液体状のカキ肉エキスを濃縮し、濃縮した後、濃縮物を自然冷却し、その後、エタノール液を添加し、攪拌を行った後、沈殿させて、沈殿物分画と上澄み物分画に分け、
性周期が8週齢から安定し、4日性周期を示し、性周期が発情後期の個体であるメスのラットを試験に使用し、
前記ラット10匹を群として、ストレスを与えず、前記沈殿物分画や上澄み分画の経口投与を行わなかった正常の群、ストレスを与え、0.5%MC(メチルセルロース)の経口投与を行ったストレスの群、ストレスを与え、沈殿物分画3000mgと上澄み物分画2000mgの経口投与を行ったストレス+混合物の群、ストレスを与え、沈殿物分画4500mgの強制経口投与を行ったストレス+沈殿物の群、ストレスを与え、上澄み物分画4000mgの経口投与を行ったストレス+上澄み物の群に分け、
前記ラットの飼育開始時より、前記ストレスの群、ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群の4群について、各群の個体全てを一つのケージに収容して、過密ストレス状態下に置いてストレスを与え、その後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えるストレスを与えた後、
前記ストレスを与えた各群のラットにおける血漿エストロゲン濃度の変化をストレスを与えない正常の群のラットの血漿エストロゲン濃度の変化と比較し、
該比較により、前記ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群にエストロゲン過剰抑制が確認されたカキ肉エキスを生産する、
ことを特徴とし、
または、
前記ストレスとは 過密ストレス及び隔離ストレスをいい、過密ストレスとは大量のマウスの中で、過密状態にしたときのストレスであり、隔離ストレスとはマウス単体として隔離したときのストレスをいう、
ことを特徴とするものである。
(1)供試動物
種-ラット、系統-Iar:Wistar Imamichi*、性別-メス
* : 性周期が8週齢から安定し、4日性周期を示す。
試験に供試する動物は、予備飼育開始時点において、性周期が発情後期の個体とした。
生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去した。
尚、前記湯煎抽出の温度は約100℃である。しかし、この温度に限定されるものではない。
尚、濃縮の程度については限定されない。そして、濃縮の後、エタノール液を添加する。
(ア)正常群(Stress無し、P.O.無し)10匹
ストレスを与えず、また、前記沈殿物分画や上澄み分画の強制経口投与を行わなかった群である。
ストレスを与え、また、0.5%MC(メチルセルロース)の強制経口投与を行った群である。
ストレスを与え、また、沈殿物分画3000mgと上澄み物分画2000mgの強制経口投与を行った群である。
ストレスを与え、また、沈殿物分画4500mgの強制経口投与を行った群である。
ストレスを与え、また、上澄み物分画4000mgの強制経口投与を行った群である。
(ア)複合ストレス負荷
本飼育開始時より、前述したストレス群、ストレス+混合物群、ストレス+沈殿物群、ストレス+上澄み物群の4群については、各群の個体全て(n=10)を一つのケージ(床敷材切換)に収容し、PM1:00~ 5:00 の4時間、過密ストレス状態下に置いた。4時間経過後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えた。
なお、過密ストレス負荷は、投与開始2~6日目の連続5日間、9~13日目の連続5日間、15~19日目の連続5日間、21~25日目の連続5日間とした。
下記日程のAM8:00より尾静脈採血(ヘパリン加)を行い、遠心分離(4℃ 13000G、10min)後、血漿を採取した。得られた血漿は、分析まで凍結(-60℃ )保存し、後日、添付書に準じて測定を行った。
採血日:試験対象物投与前(0)、8、14、20、26日目
下記日程に採取する膣スメア判定の結果、発情前期と判定した個体について、PM8:00 から尾静脈採血(ヘパリン加) を行った。血液は、遠心分離(4℃ 13000G、10min) した後、血漿を採取し、分析まで凍結(-60℃) 保存した。後日、各添付書に準じて測定を行った。
採血日 : 試験対象物投与3、7、11、15、19、23日目
凍結保存している脳海馬を、氷上にて解凍したのち、ハサミを用いて細切し、各分析に必要な量を素早く秤量した。
秤量した海馬は、各分析項目の添付書に準じて測定を行った。
(1)血漿コルチコステロン値の変化
図1、図2にある様に、ストレスを負荷飼育8、14、20、26日目のストレス群の血漿コルチコステロン濃度は、正常群の値と比較しP<0.01で有意に高値であった。これより、ストレス群のHPA系の異常亢進が観察された。
同じストレスを受けても雌ラットのほうが雄ラットよりストレスホルモンが上昇し、影響が大きいことが確認されている。しかして、本件発明では雌ラットに対するカキ肉抽出物からの混合物分画、沈殿物分画、上澄み物分画の成分に有意なストレス緩和作用が認められることが確認されたものである。
ストレス群においてゴナドトロピンであるFSH値5.89±0.82 ng/mlとLH値5.24±0.23 ng/mlは、正常群のFSH値8.82±0.90 ng/mlとLH値6.67±0.37ng/mlより有意に低値であった(図3乃至図5)。
これより、ストレス群ではHPA軸の亢進に誘導され、HPG軸が抑制されていることが示唆された。
図6のように各採血日においてストレス群の血漿プロゲステロン濃度は、各群より低値の傾向があるが、15日目、19日目のストレス群の血漿プロゲステロン濃度は、正常群より有意に低値を示した。
11日目、15日目、19日目、23日目のストレス群の血漿エストロゲン濃度は、正常群より常に有意に高く、ストレス群では、エストロゲン過剰が生じていた(図7)。
その中でも沈殿物分画の投与では、すべての週でエストロゲン過剰分泌の抑制作用が観察されている。
ストレス群、ストレス+混合物群、ストレス+沈殿物群の抗ミュラー管ホルモン値は、正常群より有意に低値であり、ストレス群、ストレス+混合物群、ストレス+沈殿物群の卵巣内の卵胞の数は、正常群より少ないことが観察された。一方、ストレス+上澄み物群の抗ミュラー管ホルモン値は、正常群と同程度であった。ここでもマガキから抽出した上澄み物分画の有効性が確認された。
ストレス群の海馬中の8-OHdG濃度(5.93±0.35ng/g of hippocampus)は、正常群の8-OHdG濃度(4.90±0.31ng/g of hippocampus)より5%危険率で有意に高値であった。
本飼育期間中に採取した膣スメア像の観察について、供試動物の発情周期が4日周期であることを基準に判定を行った。
ストレス群は、持続発情および持続休止型の傾向が観察された。発情周期は不安定で、正常周期を示した個体は10匹中2匹であった。
Claims (6)
- 生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去し、除去した後に残る抽出物である液体状のカキ肉エキスを濃縮し、濃縮した後、濃縮物を冷却し、攪拌を行った後、沈殿させて、沈殿物分画と上澄み物分画に分け、
性周期が4日性周期を示し、性周期が発情後期であるメスのラットを試験に使用し、
前記ラット複数匹を群として、ストレスを与えず、前記沈殿物分画や前記上澄み分画の投与を行わなかった正常の群、ストレスを与え、メチルセルロースの投与を行ったストレスの群、ストレスを与え、前記沈殿物分画と前記上澄み物分画の投与を行ったストレス+混合物の群、ストレスを与え、前記沈殿物分画の投与を行ったストレス+沈殿物の群、ストレスを与え、前記上澄み物分画の投与を行ったストレス+上澄み物の群に分け、
前記ストレスの群、ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群の4群について、各群のラット全てを一つのケージに収容して、過密ストレス状態下に置いてストレスを与え、その後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えるストレスを与えた後、前記ストレスを与えた群のラットの血漿コルチコステロン濃度を、ストレスを与えない正常の群ラットの濃度と比較して前記ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群についてストレス緩和作用を確認し、前記メスのラットにつきストレス緩和作用が確認されたカキ肉エキスを生産する、
ことを特徴とするストレス緩和作用が確認されたカキ肉エキスの生産方法。
- ラット10匹を群として生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去し、除去した後に残る抽出物である液体状のカキ肉エキスを濃縮し、濃縮した後、濃縮物を自然冷却し、その後、エタノール液を添加し、攪拌を行った後、沈殿させて、沈殿物分画と上澄み物分画に分け、
性周期が8週齢から安定し、4日性周期を示し、性周期が発情後期の個体であるメスのラットを試験に使用し、
ストレスを与えず、前記沈殿物分画や上澄み分画の経口投与を行わなかった正常の群、ストレスを与え、0.5%MC(メチルセルロース)の経口投与を行ったストレスの群、ストレスを与え、沈殿物分画3000mgと上澄み物分画2000mgの経口投与を行ったストレス+混合物の群、ストレスを与え、沈殿物分画4500mgの経口投与を行ったストレス+沈殿物の群、ストレスを与え、上澄み物分画4000mgの経口投与を行ったストレス+上澄み物の群に分け、
前記ラットの飼育開始時より、前記ストレスの群、ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群の4群について、各群の個体全てを一つのケージに収容して、過密ストレス状態下に置いて前記ストレスを与え、その後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えるストレスを与えた後、前記ストレスを与えた群のラットの血漿コルチコステロン濃度を、ストレスを与えない正常の群ラットの濃度と比較し、前記ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群についてストレス緩和作用を確認し、前記メスのラットにつきストレス緩和作用が確認されたカキ肉エキスを生産する、
ことを特徴とするストレス緩和作用が確認されたカキ肉エキスの生産方法。
- 前記ストレスとは 過密ストレス及び隔離ストレスをいい、過密ストレスとは大量のマウスの中で、過密状態にしたときのストレスであり、隔離ストレスとはマウス単体として隔離したときのストレスをいう、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のストレス緩和作用が確認されたカキ肉エキスの生産方法。
- 生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去し、除去した後に残る抽出物である液体状のカキ肉エキスを濃縮し、濃縮した後、濃縮物を冷却し、その後攪拌を行った後、沈殿させて、沈殿物分画と上澄み物分画に分け、
性周期が4日性周期を示し、性周期が発情後期の個体であるメスのラットを試験に使用し、
前記ラット複数匹を群として、ストレスを与えず、前記沈殿物分画や前記上澄み分画の投与を行わなかった正常の群、ストレスを与え、メチルセルロースの投与を行ったストレスの群、ストレスを与え、前記沈殿物分画と前記上澄み物分画の投与を行ったストレス+混合物の群、ストレスを与え、前記沈殿物分画の経口投与を行ったストレス+沈殿物の群、ストレスを与え、前記上澄み物分画の投与を行ったストレス+上澄み物の群に分け、
前記ストレスの群、ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群の4群について、各群のラット全てを一つのケージに収容して、過密ストレス状態下に置いてストレスを与え、その後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えるストレスを与えた後、
前記ストレスを与えた各群のラットにおける血漿エストロゲン濃度の変化をストレスを与えない正常の群のラットの血漿エストロゲン濃度の変化と比較し、
該比較により、前記ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群にエストロゲン過剰抑制が確認されたカキ肉エキスを生産する、
ことを特徴とするエストロゲン過剰抑制が確認されたカキ肉エキスの生産方法。
- 生カキを湯煎抽出した後、前記湯煎抽出でボイルされたカキ肉を除去し、除去した後に残る抽出物である液体状のカキ肉エキスを濃縮し、濃縮した後、濃縮物を自然冷却し、その後、エタノール液を添加し、攪拌を行った後、沈殿させて、沈殿物分画と上澄み物分画に分け、
性周期が8週齢から安定し、4日性周期を示し、性周期が発情後期の個体であるメスのラットを試験に使用し、
前記ラット10匹を群として、ストレスを与えず、前記沈殿物分画や上澄み分画の経口投与を行わなかった正常の群、ストレスを与え、0.5%MC(メチルセルロース)の経口投与を行ったストレスの群、ストレスを与え、沈殿物分画3000mgと上澄み物分画2000mgの経口投与を行ったストレス+混合物の群、ストレスを与え、沈殿物分画4500mgの強制経口投与を行ったストレス+沈殿物の群、ストレスを与え、上澄み物分画4000mgの経口投与を行ったストレス+上澄み物の群に分け、
前記ラットの飼育開始時より、前記ストレスの群、ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群の4群について、各群の個体全てを一つのケージに収容して、過密ストレス状態下に置いてストレスを与え、その後、通常の個別飼育による隔離飼育ストレス負荷を加えるストレスを与えた後、
前記ストレスを与えた各群のラットにおける血漿エストロゲン濃度の変化をストレスを与えない正常の群のラットの血漿エストロゲン濃度の変化と比較し、
該比較により、前記ストレス+混合物の群、ストレス+沈殿物の群、ストレス+上澄み物の群にエストロゲン過剰抑制が確認されたカキ肉エキスを生産する、
ことを特徴とするエストロゲン過剰抑制が確認されたカキ肉エキスの生産方法。
- 前記ストレスとは 過密ストレス及び隔離ストレスをいい、過密ストレスとは大量のマウスの中で、過密状態にしたときのストレスであり、隔離ストレスとはマウス単体として隔離したときのストレスをいう、
ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載のエストロゲン過剰抑制が確認されたカキ肉エキスの生産方法。
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若年女性の月経前症状とストレス緩和要因や月経へのイメージおよびコーピングとの関連,心身医学,53 巻、8 号 ,2013年,p. 748-756,https://doi.org/10.15064/jjpm.53.8_748 |
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