JP6789613B2 - 経口組成物 - Google Patents

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Description

本発明は経口組成物に関する。より詳細には、本発明は血管内皮機能改善作用を有する経口組成物に関する。
動脈硬化症は各種心疾患や脳血管疾患を引き起こすことが知られており、動脈硬化症の一因として血管内皮機能の低下が挙げられる(非特許文献1)。一方、血管内皮機能の低下は可逆的であることから、一旦その機能が低下しても、その機能を回復させることは動脈硬化症の抑制に役立ち、ひいては心疾患や脳血管疾患の発症抑制にもつながる。
血管内皮機能は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満、運動不足、喫煙をはじめとする様々な因子により低下し、生活習慣に起因するところも大きい。このような血管内皮機能低下の原因となる因子をなるべく取り除くことは、血管内皮機能の低下抑制をもたらす。高血圧に対しては、例えば降圧剤等の各種薬物を用いた治療が行われており、薬物の服用により効果的な血圧降下作用が得られることが知られている。しかしながら、このような降圧剤等の薬物では動悸、めまい、空咳、意識を失う等の副作用が生じることも報告されており、一方で血圧降下を持続させるためには長期的な服用が求められることから、該服用には日常的且つ継続的な身体的、精神的な苦痛を伴うことが多い。
このことから、服用に伴う苦痛が軽減されながらも血管内皮機能の改善や良好な状態での維持を可能にする手段を提供することは非常に重要である。
東 幸仁、「6.血管内皮機能」、Mebio, Vol., 24, No.11, p.65-75, 2007年11月号, メジカルビュー社
そこで、本発明は、血管内皮機能改善作用を有しながらも服用しやすい経口組成物を提供することを目的とする。
本発明者らが前記課題に鑑み鋭意検討を行ったところ、ゲニポシド酸、アスペルロシド及びクロロゲン酸を特定の含有量及び重量比で用いることにより、血管内皮機能を改善でき、しかも服用しやすい経口組成物が得られることを見出した。本発明は該知見に基づき更に検討を重ねた結果完成されたものであり、次に掲げるものである。
項1.(a)ゲニポシド酸、(b)アスペルロシド及び(c)クロロゲン酸を含有し、1日投与量中、成分(a)が50〜450mg、成分(b)が10〜300mgであり、成分(c)1重量部に対して、成分(a)が0.4〜2重量部、成分(b)が0.2〜2重量部である、経口組成物。
項2.血管内皮機能改善用組成物である、項1に記載の経口組成物。
項3.液状である、項1または2に記載の経口組成物。
本発明の経口組成物によれば血管内皮機能を改善でき、また、飲みやすいことから服用に伴う苦痛を軽減できる。
以下、本発明についてより詳細に説明する。
本発明の経口組成物は、(a)ゲニポシド酸、(b)アスペルロシド及び(c)クロロゲン酸を含有し、1日投与量中、成分(a)が50〜450mg、成分(b)が10〜300mgであり、成分(c)1重量部に対して、成分(a)が0.4〜2重量部、成分(b)が0.2〜2重量部である。
(a)ゲニポシド酸は、天然由来のゲニポシド酸であってもよく、化学合成して製造されたゲニポシド酸であってもよい。
ゲニポシド酸は商業的に入手することができ、例えば和光純薬工業株式会社から購入することができる。
また、ゲニポシド酸を含有する天然物として、例えば杜仲(Eucommia ulmoides)、オオバコ等の植物が挙げられる。植物は、栽培により生産されたものであっても天然より採取されたものであってもよい。使用する植物の部位は、ゲニポシド酸を含む部位であれば制限されず、全草、花、果実、葉、枝、樹皮、根茎、種子のいずれも使用でき、杜仲の場合は、好ましくは葉が例示される。天然物からゲニポシド酸を得る方法は従来公知であり、本発明の経口組成物は、ゲニポシド酸を精製した状態で含んでいてもよく、粗精製の状態で含んでいてもよい。
粗精製の状態(以下、粗精製物)の例として、天然物、好ましくは杜仲葉、オオバコ種子等の植物の加工処理物が挙げられる。加工処理物の例として、天然物の乾燥物、粉砕物(生及び乾燥物を含む)、搾汁(濃縮物及び乾燥物を含む)、溶媒抽出物(濃縮物及び乾燥物を含む)、ゲニポシド酸を含む分画物等が挙げられる。加工処理物として、好ましくは杜仲葉の溶媒抽出物、溶媒抽出物の分画物が例示される。
本発明を制限するものではないが、杜仲葉抽出物は次のようにして得ることができる。杜仲葉抽出物は、例えば、杜仲葉をそのまままたは乾燥し、更に必要に応じてこれを裁断または粉砕した後、溶媒抽出、超臨界抽出等の慣用の抽出方法に従って調製することができる。
ここで本発明を制限するものではないが、杜仲葉乾燥物は次のようにして得ることができる。杜仲葉乾燥物は、好ましくは杜仲葉を乾燥させる工程を経ることにより得ることができる。乾燥は天日乾燥、遠赤外線照射、乾燥機(熱風乾燥、冷風乾燥、真空凍結乾燥)等の従来公知の方法に従って行うことができる。このようにして得られる杜仲葉乾燥物中の水分量は、制限されないが、通常12重量%以下、好ましくは8重量%以下、より好ましくは5重量%以下である。
また、杜仲葉乾燥物は、前記乾燥工程に加えて、その前に杜仲葉を蒸す工程を経ることにより得てもよい。また、これらの工程に葉打ち、揉捻、焙煎等の工程を組み合わせてもよい。このことから、例えば杜仲葉乾燥物は、杜仲葉を蒸す工程、葉打ちする工程、揉捻する工程、乾燥する工程、焙煎する工程等を適宜組み合わせて得ることもできる。
また、杜仲葉乾燥物は、粉砕処理されたものであっても良い。粉砕物は粗粉状及び細粉状のいずれの形状を有するものであってもよい。粉砕物は、例えば前述のようにして得られた乾燥物を慣用の粉砕機(ジェットミル等)などに供して調製することができる。
このような杜仲葉乾燥物として、例えば、杜仲生葉を天日乾燥し、100〜140℃で30〜50分間焙煎し、更に適当な大きさに切断または粉末にしたものであってもよい。
また、このような杜仲葉乾燥物として、例えば、杜仲生葉を蒸した後、これを揉捻し、更に必要に応じて熟成させながら乾燥し、更に得られた乾燥物を焙煎して得たものであってもよい。本発明を制限するものではないが、揉捻工程の前の蒸し工程を温度90〜120℃、好ましくは100〜110℃で60〜140秒間行い、揉捻工程の後の乾燥工程を天日下で3〜5日、好ましくは3〜4日、または乾燥機を用いて60〜100℃で3〜10時間、好ましくは4〜8時間行うことにより製造した杜仲葉乾燥物であってもよい。
また、このような杜仲葉乾燥物として、例えば杜仲生葉を温度100〜110℃で20〜120秒間蒸し、次いで揉捻し、天日で4〜5日または乾燥機を用いて熟成させながら、水分量5%まで乾燥し、焙煎することにより製造した杜仲葉乾燥物であってもよい。
これらの杜仲葉は、杜仲葉そのままの大きさであってもよく、適当な大きさに切断または粉末にしたものであってもよい。
また、本発明を制限するものではないが、杜仲葉抽出物を抽出溶媒を用いて得る場合、抽出溶媒としては、水(温水及び熱水を含む)、有機溶媒(メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の炭素数1〜4の低級アルコール;プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール;アセトン等のケトン類;ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類;キシレン、ベンゼン、クロロホルム等)、これらの混合物が例示される。抽出溶媒として好ましくは水、低級アルコール、これらの混合物であり、より好ましくは温水、熱水であり、更に好ましくは熱水である。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
抽出条件は、ゲニポシド酸を抽出できる条件であればよく、特に制限されない。例えば、前記杜仲葉乾燥物等の杜仲葉を水に浸漬させる方法が挙げられる。この際、必要に応じて攪拌してもよい。水を使用する場合、例えば杜仲葉乾燥物1重量部に対して、10〜800重量部、好ましくは10〜700重量部、より好ましくは10〜500重量部の割合になるように水の量を調整し、20〜100℃程度、好ましくは70〜98℃程度で、1〜60分、好ましくは5〜40分、より好ましくは10〜40分浸漬する方法が例示される。
また、1度抽出に使用した杜仲葉を再度抽出に供してもよい。更に、抽出物は1つの温度条件下で得られるものだけではなく、例えば、50〜60℃程度で抽出した杜仲葉抽出物と70〜100℃程度で抽出した杜仲葉抽出物とを混合することもできる。水以外の抽出溶媒を使用して抽出を行う場合や杜仲葉以外の天然物を使用する場合は、前記条件を参考にして適宜設定すればよい。
杜仲葉抽出物は、該抽出処理後、濾過や遠心分離等の定法の固液分離法により固形分を取り除くことにより取得、調製できる。得られた抽出物はそのままの状態であってもよく、更に濃縮してもよく、このようにして得た抽出物や濃縮物を更に乾燥処理(スプレードライ処理、凍結乾燥処理を含む)してもよい。また必要に応じて、乾燥処理後に粉砕して粉末物としてもよい。
また必要に応じて、このようにして得られた抽出物を更に分画または精製処理してもよい。分画または精製処理は、杜仲葉抽出物中に含まれるゲニポシド酸を分画し、またはその精製度を高める方法であればよく、定法に従って濾過処理、ポリスチレンゲル(ポリスチレン・ジビニルベンゼン共重合体等)、イオン交換樹脂、活性炭カラム等を用いた各種クロマトグラフィーをはじめとする吸着処理等を行うことにより、また、再結晶などにより精製して得ることができる。これにより、ゲニポシド酸を豊富に含む溶媒抽出物の分画物や精製物を適宜得ることができる。
なお、同種の天然物を用いた場合であっても、天然物の収穫年度や収穫月、生育期間、生育場所等によって天然物中のゲニポシド酸の含有量は異なり、また、同時期に収穫した天然物であっても個体によってゲニポシド酸の含有量が異なることも多い。このため、例えば同様の手順で抽出物を得ても同一組成の抽出物が得られるとは限らず、むしろゲニポシド酸の含有量の異なる抽出物しか得られないことも多い。このことから、本発明の経口組成物は、複数の杜仲葉抽出物を必要に応じて混合、水等で希釈及び/または濃縮したり、また、必要に応じて、杜仲葉抽出物に、抽出物以外の粗精製物や精製物、市販のゲニポシド酸等を更に混合等して、前記特定の含有量及び重量比となるように調製されることが好ましい一例として挙げられる。
(b)アスペルロシドは、天然由来のアスペルロシドであってもよく、化学合成して製造されたアスペルロシドであってもよい。
アスペルロシドを含有する天然物として、例えば杜仲、オオバコ等の植物が挙げられる。前述と同様に、植物は、栽培により生産されたものであっても天然より採取されたものであってもよく、使用する植物の部位は、アスペルロシドを含む部位であれば制限されず、全草、花、果実、葉、枝、樹皮、根茎、種子のいずれも使用でき、杜仲の場合は、好ましくは葉が例示される。天然物からアスペルロシドを得る方法は従来公知であり、本発明の経口組成物は、アスペルロシドを精製した状態で含んでいてもよく、粗精製の状態で含んでいてもよい。
粗精製物の例としては、前述と同様に加工処理物が挙げられ、好ましくは杜仲葉の溶媒抽出物、溶媒抽出物の分画物が例示される。これらを得る手順も前述と同様に説明され、また、抽出条件もアスペルロシドを抽出できる限り、前記手順を参考にして適宜設定すればよい。また、前述と同様にして、アスペルロシドを含有する抽出物は、得られた抽出物そのままの状態であってもよく、更に濃縮してもよく、得られた抽出物や濃縮物を更に乾燥処理してもよい。また必要に応じて、乾燥処理後に粉砕して粉末物としてもよく、また、必要に応じて更に分画物や精製物としてもよい。
なお、ゲニポシド酸と同様に、同種の天然物を用いた場合であっても、天然物の収穫年度や収穫月、生育期間、生育場所等によって天然物中のアスペルロシドの含有量は異なり、また、同時期に収穫した天然物であっても個体によってアスペルロシドの含有量が異なることも多い。このため、例えば同様の手順で抽出物を得ても同一組成の抽出物が得られるとは限らず、むしろアスペルロシドの含有量の異なる抽出物しか得られないことも多い。この観点からも、本発明の経口組成物は、複数の杜仲葉抽出物を必要に応じて混合、水等で希釈及び/または濃縮したり、また、必要に応じて、杜仲葉抽出物に、抽出物以外の粗精製物や精製物、合成品であるアスペルロシド等を更に混合等して、前記特定の含有量及び重量比となるように調製されることが好ましい一例として挙げられる。
また、(c)クロロゲン酸も、天然由来のクロロゲン酸であってもよく、化学合成して製造されたクロロゲン酸であってもよい。
クロロゲン酸は商業的に入手することができ、例えば東京化成工業株式会社から購入することができる。
クロロゲン酸を含有する天然物として、例えば杜仲、オオバコ等の植物が挙げられる。前述と同様に、植物は、栽培により生産されたものであっても天然より採取されたものであってもよく、使用する植物の部位は、クロロゲン酸を含む部位であれば制限されず、全草、花、果実、葉、枝、樹皮、根茎、種子のいずれも使用でき、杜仲の場合は、好ましくは葉が例示される。天然物からクロロゲン酸を得る方法は従来公知であり、本発明の経口組成物は、クロロゲン酸を精製した状態で含んでいてもよく、粗精製の状態で含んでいてもよい。
粗精製物の例としては、前述と同様に加工処理物が挙げられ、好ましくは杜仲葉の溶媒抽出物、溶媒抽出物の分画物が例示される。これらを得る手順も前述と同様に説明され、また、抽出条件もクロロゲン酸を抽出できる限り、前記手順を参考にして適宜設定すればよい。また、前述と同様に、クロロゲン酸を含有する抽出物も、得られた抽出物そのままの状態であってもよく、更に濃縮してもよく、得られた抽出物や濃縮物を更に乾燥処理してもよい。また必要に応じて、乾燥処理後に粉砕して粉末物としてもよく、また、必要に応じて更に分画物や精製物としてもよい。
前述と同様に、同種の天然物を用いた場合であっても、天然物の収穫年度や収穫月、生育期間、生育場所等によって天然物中のクロロゲン酸の含有量は異なり、また、同時期に収穫した天然物であっても個体によってクロロゲン酸の含有量が異なることも多い。このため、例えば同様の手順で抽出物を得ても同一組成の抽出物が得られるとは限らず、むしろクロロゲン酸の含有量の異なる抽出物しか得られないことも多い。この観点からも、本発明の経口組成物は、複数の杜仲葉抽出物を必要に応じて混合、水等で希釈及び/または濃縮したり、また、必要に応じて、杜仲葉抽出物に、抽出物以外の粗精製物や精製物、市販のクロロゲン酸等を更に混合等して、前記特定の含有量及び重量比となるように調製されることが好ましい一例として挙げられる。
本発明の経口組成物は、ヒトに投与(服用、摂取)する場合、このように(a)ゲニポシド酸、(b)アスペルロシド及び(c)クロロゲン酸を、1日投与量中、成分(a)が50〜450mg、成分(b)が10〜300mgであり、成分(c)1重量部に対して、成分(a)が0.4〜2重量部、成分(b)が0.2〜2重量部という、特定の含有量及び特定の重量比となるよう調製することにより製造される。
本発明の経口組成物として好ましくは、1日投与量中、成分(a)が50〜300mg、より好ましくは50〜200mgである。また、本発明の経口組成物として好ましくは、1日投与量中、成分(b)が10〜150mg、より好ましくは10〜100mgである。また、本発明の経口組成物として好ましくは、成分(c)1重量部に対して、成分(a)が0.6〜1.7重量部、より好ましくは0.6〜1.5重量部である。また、本発明の経口組成物として好ましくは、成分(c)1重量部に対して、成分(b)が0.2〜1.7重量部、より好ましくは0.2〜1.2重量部である。
本発明はこの限りにおいて制限されないが、本発明の経口組成物は、例えば1日投与量中、成分(c)を好ましくは25〜750mg、より好ましくは25〜500mg含有する。
本発明において成分(a)〜(c)の含有量及び重量比は、高速液体クロマトグラフィー(以下、HPLC)を用いて確認できる。より詳細には、(a)〜(c)の含有量及び重量比は後述の実施例に記載するHPLCの条件で測定、算出し、各成分のピークの面積からその含有量を算出し、また、重量比を算出する。
また、この限りにおいて制限されないが、本発明の経口組成物として、経口組成物中、より好ましくは成分(a)を0.014〜4.5重量%、更に好ましくは0.014〜2重量%含有するものが例示される。同様に制限されないが、本発明の経口組成物として、経口組成物中、より好ましくは成分(b)を0.002〜3重量%、更に好ましくは0.002〜1重量%含有するものが例示される。また、同様に制限されないが、本発明の経口組成物として、経口組成物中、より好ましくは成分(c)を0.007〜7.5重量%、更に好ましくは0.007〜5重量%含有するものが例示される。
本発明の経口組成物の形態も制限されず、目的に応じて適宜設定すればよい。本発明の経口組成物の形態として、液剤、乳剤、懸濁剤、酒精剤、シロップ剤、エキス剤、エリキシル剤等の液状形態、散剤、顆粒剤、錠剤、丸剤、カプセル剤(ハードカプセル、ソフトカプセル)、トローチ、チュアブル、液状形態の凍結乾燥物等の固形形態とすることができる。また、例えば本発明の経口組成物が散剤、顆粒剤、凍結乾燥物等の固形形態である場合、これらは水等と混合して服用してもよく、また、本発明の経口組成物は持続性または徐放性の剤形であってもよい。
これらは各種形態の従来公知の通常の手順に従い製造すればよく、形態に応じて、例えば1種または2種以上の食品学的または薬学的に許容される賦形剤、崩壊剤、希釈剤、滑沢剤、着香剤、着色剤、甘味剤、矯味剤、懸濁剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、補助剤、防腐剤、緩衝剤、結合剤、安定剤、増量剤、増粘剤、pH調整剤、界面活性剤、コーティング剤、栄養成分等を必要に応じて用いて製造してもよい。
本発明の経口組成物の服用量は、対象者の体型、年齢、体調、血管内皮機能の度合い等により、適宜選択することができる。本発明の経口組成物は、1日あたり単回投与であってもよく、複数回投与であってもよい。また、本発明を制限するものではないが、本発明の経口組成物は、1日投与量として、体重60kgの成人を基準として10〜1500g、好ましくは10〜1000gが例示される。
本発明の経口組成物を用いることにより血管内皮機能を改善できる。
本発明の経口組成物は、このように血管内皮機能の改善作用を備えているため、血管内皮機能改善用組成物ともいえ、一般食品(飲料を含む)、保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品、サプリメント等を含む)、病者用食品、医薬品や医薬部外品(本発明では医薬品、医薬部外品を総称して「薬学的組成物」ともいう)、また、血管内皮機能改善剤、食品、医薬品、医薬部外品等への添加剤等として使用することができる。前述の通り、1種または2種以上の食品学的または薬学的に許容される賦形剤、崩壊剤、希釈剤、滑沢剤、着香剤、着色剤等を必要に応じて用いて従来公知の手順に従い、これらを製造すればよい。
血管内皮機能が改善されたかどうかは従来公知の方法に従って評価することが可能であり、例えば後述の実施例のように、血流依存性血管拡張反応(flow-mediated dilation、FMD)をFMD測定装置を用いて測定され、評価される。
また、本発明の経口組成物は、血管内皮機能改善作用を有しながらも、不快な風味が軽減されており、苦味、渋味、酸味、甘み、すっきり感等などを総合的に判断して服用しやすい。このため、本発明によれば、経口組成物の服用に伴う苦痛を軽減しながら、血管内皮機能改善効果を発揮できる。
特に、血管内皮機能の低下には生活習慣も大きく関連していることから、比較的長期にわたって血管内皮機能の改善を続けることが求められる。このように本発明によれば服用に伴う苦痛を軽減できることから、本発明の経口組成物が、苦味等の不快感が口腔内に広がりやすい液状形態であったり、散剤等の固形形態を水等と混合して服用する形態であっても、また、口腔内にとどまる時間が比較的長いトローチ等の形態であっても、本発明によれば服用に伴う苦痛を著しく軽減できる。また、このように本発明の経口組成物は良好な飲みやすさ有するため、お茶、特に杜仲茶として、また清涼飲料などの飲料としても、服用に伴う苦痛を軽減しながら、おいしく服用できる。
このように本発明によれば、血管内皮機能を改善でき、すなわち、血管をより柔軟に拡張させることができ、これにより血管内皮機能の低下に伴う動脈硬化症等をはじめとする各種の疾患の発症を予防または抑制することが可能となる。また、本発明によれば、血管内皮機能改善作用を有する組成物を日常的に且つ継続的に気軽に摂取することが可能となる。
このことから、本発明は、優れた血管内皮機能改善効果を発揮し、動脈硬化症などの血管内皮機能の低下に関係する疾患の発症予防や進行を抑制するための経口組成物、すなわち血管内皮機能改善用組成物等の調製に、特に長期的な服用にも適した血管内皮機能改善用組成物等の調製に好適に使用できる。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれに限定されない。
試験例1:血管内皮機能改善確認試験
(1)経口組成物の調製
次の手順に従い経口組成物(実施例1)を調製した。
・杜仲葉の調製
杜仲の生葉5kgを、日本茶製造用の送帯蒸機により110℃で90秒間蒸熱した。具体的には、生葉を送帯蒸機の投入口から機内に投入し、ネットコンベヤ上を移動する間に上下スチーム供給装置からスチームを生葉に当て、110℃で90秒間蒸熱した。ネットコンベヤ上に杜仲生葉を広げ、ボイラーから供給される無圧蒸気を充満させた処理室を通過させることにより、杜仲生葉を蒸熱処理することができる。次いで、この蒸熱後の杜仲葉を揉捻機を用いて30分間揉捻した後、揉捻物を乾燥機を用いて80℃で5時間、水分量を5%になるまで乾燥させた。杜仲葉の色調が緑色を帯びた黒褐色に変化したことを確認し、炒葉機を用いて100℃で30分間焙煎し、杜仲葉乾燥物2kgを得た。
・杜仲葉抽出物の調製
前述のようにして得た杜仲葉乾燥物1kgを90℃の熱水15kgに投入し、90℃で30分間抽出し、14kgの抽出物を得た。これを150メッシュのフィルターを用いて濾過し、濾液を5℃に冷却し一晩放置した。次いで、上澄み液を取り出し、減圧下50℃で濾液を濃縮して濃縮液1kgを得た。この濃縮液を遠心分離機で処理して沈殿物を除去し、得られた上澄み液を85℃、2時間加熱殺菌し、杜仲葉抽出物を得た。
・経口組成物の調製
前述のようにして得た杜仲葉抽出物を、経口組成物350mL中にゲニポシド酸が85mg、アスペルロシドが22mgとなるように精製水で希釈して調整し、85℃で20分間加熱殺菌し、容器に充填して350mLの経口組成物(飲料)を得た。経口組成物350mLは350gに相当する。この際、杜仲葉抽出物1種を希釈等して飲料を調製することや2種以上の杜仲葉抽出物を混合、希釈等して所望の飲料を調製することもできるが、本試験例では1種の杜仲葉抽出物を用いて飲料を調製した。
なお、ゲニポシド酸とアスペルロシドの含有量は、各成分を標準物質として用い、次の条件で高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により測定、算出した。なお、標準物質としてゲニポシド酸(商品名ゲニポシド酸標準品、和光純薬工業社製)、アスペルロシド(試験例2に記載の調製物)を用いた。
[HPLC測定条件]
HPLC装置:LC−6(島津製作所社製)
カラム:YMC−Pack ODS A−312、φ6.0mm×150mm(YMC社製)
移動相:水/メタノール/リン酸=870/130/1(v/v)
カラム温度:40℃付近の一定温度
流速:1mL/分
検出器:UV検出器(測定波長:215nm)
ゲニポシド酸とアスペルロシドの含有量及び重量比は検量線法により算出した。
(2)血管内皮機能の評価試験
健常男女合計42名の被験者を2群に分け、一方の群に前述のようにして調製した経口組成物350mL/日を、もう一方の群にプラセボ組成物350mL/日を、12週間服用させた。該プラセボ組成物はゲニポシド酸及びアスペルロシドを含有しない組成物であり、水、着香剤、着色剤、pH調製剤を混合して目視において前記経口組成物と同様になるように調製し、対照として用いた。
血管内皮機能は、血流依存性血管拡張反応(flow-mediated dilation、FMD)を測定することにより評価した。具体的には、前記組成物を12週間服用させた各被験者を仰臥位にて10分間安静にさせ、次いで上腕動脈の血管径を測定した(安静時血管径)。該測定に続いて、上腕を収縮期血圧+50mmHgの圧力で5分間駆血し、駆血解除後の最大拡張期の血管径を測定し(最大拡張期血管径)、該測定値に基づいて、次の式に従って血管拡張率(%FMD)を算出した。測定、算出にはFMD測定装置(ユニクス社製)を用い、使用手順に従った。
%FMD=(最大拡張期血管径−安静時血管径)×100/安静時血管径
なお、本試験例では、前記組成物を服用させる前にも、各被験者の血管拡張率を同様にして測定、算出し、次の式に従って、服用前後の%FMDの変化量を更に算出した。
%FMDの変化量=服用後の%FMD−服用前の%FMD
(3)結果
結果を表1に示す。表1に示した値は、各被験者について求めた%FMD変化量の平均値である。
Figure 0006789613
表1から明らかなように、プラセボ組成物を服用しても%FMDに改善が認められなかったのに対して、実施例1に示す経口組成物を服用することにより%FMDが1.29%も増加するという有意な改善が認められた。ここで、%FMD変化量が1%を上回るということは、非常に優れた効果があると判断される。本試験例においては、服用前に平均して3.69%程度の%FMDであった者が、服用後に平均して4.98%の%FMDへと変化しており、これは、前記経口組成物の服用により、服用前に比して135%((4.98%/3.69%)×100(%))もの血管拡張効果が得られたことを示している。よって、本試験例は、本発明の経口組成物に、格別顕著な効果があったことを示している。
このことから、該経口組成物を服用することにより血管をより柔軟に拡張させることが可能になり、すなわち、該経口組成物は非常に優れた血管内皮機能改善作用を備えていることが分かった。
試験例2:風味確認試験
(1)経口組成物の調製
ゲニポシド酸、アスペルロシド及びクロロゲン酸が、後述の表4の含有量となるように経口組成物(実施例2〜5、比較例1)を調製した。具体的には、前記試験例1で得た杜仲葉抽出物にゲニポシド酸(商品名ゲニポシド酸標準品、和光純薬工業社製)、アスペルロシド、クロロゲン酸(商品名クロロゲン酸水和物、東京化成工業社製)、水を適宜添加して、後述する表4に示す各経口組成物を調製した。
なお、アスペルロシドは、次のようにして調製した。イオン交換水(70L)に杜仲葉粉末(40kg)を加え、室温で8時間攪拌した。得られた混合物を、三菱ダイヤイオンHP−20(三菱化学社製)を充填したカラム(ポリプロピレン(PP)製、200mmID×1000mm)に注ぎ込み、目的物を吸着させた。更にイオン交換水(40L)を注いでカラムを洗浄した後に、35%エタノール水溶液(v/v)を用いて目的物を溶出させた。得られた溶液に等量のイオン交換水を加えて希釈し、フィルター(1.2μm、10インチ)により濾過して、不溶解物を除去した。
次いで、別途用意したカラム(PP製、200mmID×1000mm;充填剤:三菱ダイヤイオンHP−20(三菱化学社製))に得られた濾液を注ぎ、カラムに目的物を吸着させ、イオン交換水(40L)を注いでカラムを洗浄した。その後、エタノール(100%)を使用して溶出させ5Lずつ分画し、得られた各画分中のアスペルロシドの含有量を次の条件でHPLCにより確認した後、含有量の高い画分を回収した。得られた溶液をエバポレーター(50℃)で濃縮し、濃縮乾固物(1.97kg)を得た。
[HPLC測定条件]
HPLC装置:LC−6(島津製作所社製)
カラム:YMC−Pack ODS A−312、φ6.0mm×150mm(YMC社製)
移動相:水/メタノール/リン酸=870/130/1(v/v)
カラム温度:40℃付近の一定温度
流速:1mL/分
検出器:UV検出器(測定波長:215nm)
アスペルロシドの含有量は検量線法により算出した。
得られた濃縮乾固物をイオン交換水に溶解させ、ODSカラム(φ200mm×1000mm;充填剤:ダイソゲルSP−120−40/60、ODS−B)(ダイソー社製)を用いたカラムクロマトグラフィーに供し、各画分中のアスペルロシドの含有量を確認した(移動相:エタノール/水=1/2(v/v);流速:500mL/分;検出器:UV検出器(測定波長:215nm))。アスペルロシドを多く含む画分を回収し、エバポレーター(50℃)で濃縮した。得られた濃縮物を濾過し、濾液を減圧乾燥することにより結晶を得た。最終的に179.8gのアスペルロシドを得た。純度は98.83%(エリア比)であった。
また、各経口組成物中のゲニポシド酸、アスペルロシド、クロロゲン酸の含有量及び重量比は、各成分を標準物質として用い、前述と同じHPLC条件で測定した。なお、クロロゲン酸の標準物質は、前述のクロロゲン酸水和物(東京化成工業社製)を用いた。
(2)風味の評価試験
習熟したパネル合計5名に各経口組成物350mLを服用させ、苦味、渋味、酸味、甘み、すっきり感等を勘案して、総合的な飲みやすさを次の表2に示す5段階で評価させた。表2において値が大きいほど、飲みやすいことを示す。また、このように評価した値の合計値に基づいて、次の表3に示す基準に従って、風味について判定した。
Figure 0006789613
Figure 0006789613
(3)結果
判定結果を表4に示す。
Figure 0006789613
表4から明らかなように、比較例1では好ましい風味が得られなかったのに対して、実施例2〜5に示す経口組成物は飲みやすく好ましい風味が得られた。血管内皮機能は生活習慣に左右されるところも大きいことから、血管内皮機能を改善させ、また、より望ましい状態で維持しておくためには、長期的に服用しやすい組成物を提供することが重要である。
実施例2〜5に示す経口組成物は飲みやすく好ましい風味を有し、特に杜仲葉を用いているにもかかわらず、杜仲独特の苦味、渋味、酸味といった不快感が抑えられ、すっきりとした風味を有していた。このことから、該経口組成物によれば、日常的且つ継続的に使用した場合であっても服用に伴う苦痛を大きく軽減しながら、効果的に血管内皮機能を改善できることが分かった。
処方例
以下に本発明の経口組成物の処方例を示すが、本発明はこれに限定されない。これらの経口組成物についても、前述の試験例と同様の効果が得られた。
飲料
前記試験例と同様にして杜仲葉抽出物、ゲニポシド酸(商品名ゲニポシド酸標準品、和光純薬工業社製)、アスペルロシド(試験例2に記載の調製物)、クロロゲン酸(商品名クロロゲン酸水和物、東京化成工業社製)、水を用いて、常法に従い次の表5に示す組成を有する飲料を製造した。
Figure 0006789613
チュアブル剤
前述と同様にして杜仲葉抽出物、ゲニポシド酸、アスペルロシド、クロロゲン酸、その他の成分を用いて、常法に従い次の表6に示す組成を有するチュアブル剤を製造した。
Figure 0006789613
ドロップタイプのチュアブル剤(飴剤)
前述と同様にして杜仲葉抽出物、ゲニポシド酸、アスペルロシド、クロロゲン酸、その他の成分を用いて、常法に従い次の表7に示す組成を有する飴剤を製造した。
Figure 0006789613

Claims (3)

  1. (a)ゲニポシド酸、(b)アスペルロシド及び(c)クロロゲン酸を含有する杜仲葉抽出物配合経口組成物であって
    1日投与量中、成分(a)が50〜300mg、成分(b)が10〜150mgであり、
    該経口組成物中、成分(c)1重量部に対して、成分(a)が0.6〜1.5重量部、成分(b)が0.2〜1.2重量部であり、
    該経口組成物中、成分(c)が57/3500〜150/3500重量%であり、
    該経口組成物が液状形態、または、散剤、顆粒剤、トローチ、チュアブル及び液状形態の凍結乾燥物からなる群より選択される少なくとも1種の固形形態である、
    経口組成物。
  2. 血管内皮機能改善用組成物である、請求項1に記載の経口組成物。
  3. 液状形態である、請求項1または2に記載の経口組成物。

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