JP6786303B2 - シャッタ装置、撮像装置、シャッタ装置の制御方法、および、制御プログラム - Google Patents

シャッタ装置、撮像装置、シャッタ装置の制御方法、および、制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子先幕方式のシャッタ装置に関する。
特許文献1には、2組の遮光部材を備え、各々に連結された2組のステップモータを駆動することによりレンズの開口を開閉するシャッタ装置が開示されている。このような構成において各ステップモータを駆動することにより、シャッタの先幕および後幕のそれぞれを駆動することができる。
一方、カメラ用のフォーカルプレーンシャッタとして、フォーカルプレーンシャッタと電子シャッタを併用して撮像動作を行う撮像装置も提案されている。このような撮像装置は、メカシャッタで構成される後羽根群と、後幕の走行に先行して撮像素子の画素のリセット走査を行う電子シャッタとにより、撮影を行う。羽根群は、複数のアーム、シャッタ羽根、および、枢支部材を備え、シャッタ地板の開口部を覆う位置と、退避した位置との間を往復作動するように構成されている。また、撮像素子の電荷蓄積開始走査(リセット走査)は、後幕のメカシャッタの走行特性に合わせた走査パターンとなっている。
このような構成のシャッタにおいては、撮像素子への撮像終了後の電荷読出し中に、撮像素子へ露光しないように後羽根群により遮光する必要がある。また、次の撮影を行う際には、メカシャッタを、シャッタ地板の開口を遮光した状態から開放状態に移動した後、露光動作を行う。一方、先羽根群を有するシャッタの場合、撮像素子への撮像終了後の電荷読み出し中に、先羽根群、後羽根群の順にチャージ動作を行うことで撮像素子へ露光することなく撮影前の待機状態に復帰することが可能である。従って、先羽根群および後羽根群を有するシャッタ装置と比較して、連写時のレリーズタイムラグやコマ速が遅くなるという問題があった。そこでコマ速を速くするため、撮像素子を遮光するための先羽根群を設け、電荷読出し中に先後羽根群のチャージ動作を行い、撮影前の待機状態に復帰することが望ましい。
特開平7−56211号公報
しかしながら、遮光用の先羽根群を設けてフォーカルプレーンシャッタと電子シャッタとを併用して撮像動作を行う場合、特許文献1のシャッタ装置では、先羽根群を制御するためのアクチュエータが必要となる。このため、シャッタ装置が大型化し、製造コストが増加してしまう。
そこで本発明は、小型かつ低コストの電子先幕方式のシャッタ装置、撮像装置、シャッタ装置の制御方法、および、制御プログラムを提供する。
本発明の一側面としてのシャッタ装置は、電子先幕方式で動作可能なシャッタ装置であって、第1の回転方向および該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転可能なモータと、アパーチャを閉鎖する閉鎖状態と該アパーチャを開放する開放状態との間で移動可能な第1の遮光手段と、前記アパーチャを閉鎖する閉鎖状態と該アパーチャを開放する開放状態との間で移動可能な第2の遮光手段と、前記モータの前記第1の回転方向および前記第2の回転方向のそれぞれにおける回転に応じて、前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を連動して移動させるカム部材とを有し、前記カム部材は、前記モータの前記第1の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させ、前記モータの前記第2の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させる。
前記シャッタ装置を有する撮像装置、シャッタ装置の制御方法、および、制御プログラムも、本発明の他の側面を構成する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、小型かつ低コストの電子先幕方式のシャッタ装置、撮像装置、シャッタ装置の制御方法、および、制御プログラムを提供することができる。
本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの正面図(撮像素子側から見た図)および背面図(被写体側から見た図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの分解斜視図(撮像素子側から見た図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの分解斜視図(被写体側から見た図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのカムレバーの正面図、側面図、および、背面図である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの先羽根駆動部材の正面図および側面図である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの要部の動作を示す図である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのカムギアの正面図および背面図である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの各構成部品の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの撮像待機状態(タイミングA)を示す図(正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの撮像待機状態(タイミングA)を示す図(背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの撮像待機状態(タイミングA)を示す図(要部正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの撮像待機状態(タイミングA)を示す図(要部背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのチャージ状態(タイミングB〜D)を示す図(正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのチャージ状態(タイミングB〜D)を示す図(背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのチャージ状態(タイミングB〜D)を示す図(要部正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのチャージ状態(タイミングB〜D)を示す図(要部背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのチャージ完了状態(タイミングE)を示す図(正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのチャージ完了状態(タイミングE)を示す図(背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのチャージ完了状態(タイミングE)を示す図(要部正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのチャージ完了状態(タイミングE)を示す図(要部背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのステップ駆動状態(タイミングH)を示す図である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの減速開始状態(タイミングI)を示す図である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの後羽根走行完了状態(タイミングJ)を示す図(正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの後羽根走行完了状態(タイミングJ)を示す図(背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの後羽根走行完了状態(タイミングJ)を示す図(要部正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの後羽根走行完了状態(タイミングJ)を示す図(要部背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの先羽根チャージ状態(タイミングK)を示す図(正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの先羽根チャージ状態(タイミングK)を示す図(背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの先羽根チャージ状態(タイミングK)を示す図(要部正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの先羽根チャージ状態(タイミングK)を示す図(要部背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのカムギア停止状態(タイミングN)を示す図(正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのカムギア停止状態(タイミングN)を示す図(背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのカムギア停止状態(タイミングN)を示す図(要部正面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタのカムギア停止状態(タイミングN)を示す図(要部背面図)である。 本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタの後羽根減速開始状態(タイミングQ)を示す図(正面図および背面図)である。 本実施形態における撮像装置のブロック図である。 本実施形態における撮像素子の全体構成図である。 本実施形態における撮像素子の1つの画素部の回路図である。 本実施形態における撮像素子の列共通読出し回路の回路図である。 本実施形態における撮像素子のリセット走査および静止画読み出し走査を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図17乃至図21を参照して、本実施形態における撮像装置について説明する。図17は、撮像装置400のブロック図である。撮像装置400において、401は撮像レンズ(撮像光学系)、113はフォーカルプレーンシャッタ、403は撮像素子、481はミラー部材、482はファインダ装置である。
図17に示されるように撮像装置400がファインダ観察状態にある場合、撮像レンズ401を通過した被写体光のうちの一部の光束は、撮像光路内に位置するミラー部材481で反射し、ファインダ装置482に導かれる。これにより、撮影者はファインダ装置482を介して被写体像を観察することができる。一方、ファインダ観察状態から撮像状態またはライブビュー状態に移行すると、ミラー部材481が不図示のミラー部材駆動装置により撮像光路から退避する。これにより、撮像レンズ401からの被写体光は、撮像素子403に向かう。フォーカルプレーンシャッタ113は、撮像素子403に対して物体側に配置されている。
シャッタ駆動回路411は、フォーカルプレーンシャッタ113を駆動制御する。フォーカルプレーンシャッタ113は、後述のように複数の羽根13、14、15、16を備えて構成されるメカ後幕を有する。CPU409は、シャッタ駆動回路411を介して、フォーカルプレーンシャッタ113の駆動を制御する。またフォーカルプレーンシャッタ113は、後述のモータ27を有する。シャッタ駆動回路411に含まれる後述の駆動回路313および制御回路312(モータ制御手段)は、モータ27を制御する。498は撮像準備開始スイッチSW1、499は撮像開始スイッチSW2である。スイッチ(SW1)498およびスイッチ(SW2)499は2段スイッチとして構成されており、第1ストロークでスイッチ(SW1)498がオンし、第2ストロークでスイッチ(SW2)499がオンする。
撮像素子403は、CMOSイメージセンサなどを備え、撮像レンズ401を介して形成された被写体像(光学像)を光電変換して画像データを出力する。AFE(Analog Front End)404は、A/D変換部を含み、撮像素子403から出力される画像データ(アナログ画像信号)をデジタル画像信号に変換する。DSP(Disital Signal Processer)405は、AFE404から出力されるデジタル画像信号に対して、各種の画像処理や圧縮・伸張処理などを行う。
記録媒体406は、DSP405により処理された画像データを記録する不揮発性メモリ(EEPROM)である。表示部407は、液晶ディスプレイ(LCD)などを備え、撮像した画像や各種メニュー画面などを表示する。TG408は、タイミングジェネレータであり、CPU409の指令に基づいて撮像素子403を駆動制御する。RAM410は、DSP405と接続されており、画像データなどを一時的に記憶する。
レンズ制御手段491は、撮像レンズ401の焦点距離、絞り径、射出瞳径、射出瞳と撮像素子403との距離などのレンズ情報をCPU409に出力する。またレンズ制御手段491は、CPU409の指令に基づいて、絞りやレンズなどを駆動制御する。撮像装置400の各検出手段による検出結果は、CPU409に入力される。CPU409は、AFE404、DSP405、TG408、シャッタ駆動回路411、および、レンズ制御手段491などの各部の制御を行う。
次に、図18および図19を参照して、撮像素子403による撮像動作について説明する。図18は、撮像素子403の全体構成図である。図19は、撮像素子403の一つの画素部420の回路図である。
図18に示されるように、撮像素子403の画素領域PAには、複数の画素部420(画素部p11〜pkn)が行列状に配置されている。図19において、フォトダイオード(PD)441は、入射した光信号を光電変換し、露光量に応じた電荷を蓄積する。PD441に蓄積されている電荷は、転送ゲート442の信号txをHighレベルにすることにより、FD(フローティングディフュージョン)部443に転送される。FD部443は、フローティングディフュージョンアンプ(FDアンプ)444のゲートに接続されている。FDアンプ444は、PD441から転送された電荷量を電圧量に変換する。
FDリセットスイッチ445の信号resをHighレベルにすると、FD部443の電荷はリセットされる。また、PD441の電荷をリセットする場合、信号txと信号resとを同時にHighレベルにすることにより、転送ゲート442およびFDリセットスイッチ445の両方をオンし、FD部443経由でPD441のリセットを行うことになる。画素選択スイッチ446の信号selをHighレベルにすることにより、FDアンプ444で電圧に変換された画素信号は、画素部420の出力部voutに出力される。
図18において、垂直走査回路421は、駆動信号res_1、tx_1、sel_1などを各画素に供給する。これらの駆動信号は、それぞれの画素のres、tx、selに接続される。各画素の出力部voutは、列ごとに垂直出力線422を介して列共通読出し回路423(clm1〜clmk)に接続されている。
ここで、図20を参照して、列共通読出し回路423について説明する。図20は、撮像素子403の列共通読出し回路423の回路図である。垂直出力線422は列ごとに設けられており、1列分の画素部420の出力部voutがそれぞれの垂直出力線422に接続されている。垂直出力線422には電流源424が接続されており、電流源424と、画素部420の各画素内のFDアンプ444とによりソースフォロワ回路が構成される。
画素部420から読み出される画素信号Sは、信号tsをHighレベルにすることにより、S信号転送スイッチ451を介してS信号保持容量453に記憶される。画素部420から読み出されるノイズ信号Nは、信号tnをHighレベルにすることにより、N信号転送スイッチ452を介してN信号保持容量454に記憶される。S信号保持容量453およびN信号保持容量454はそれぞれ、列共通読出し回路423の出力部vs、vnに接続されている。
図18において、列共通読出し回路423の出力部vs、vnはそれぞれ、水平転送スイッチ425、426に接続されている。水平転送スイッチ425、426は、水平走査回路427の出力信号hsr*(*は列番号1〜k)により制御される。信号hsr*がHighレベルになることにより、S信号保持容量453およびN信号保持容量454の信号はそれぞれ水平出力線428、429へ転送される。水平出力線428、429は、差動増幅器430の入力部に接続されている。差動増幅器430は、S信号とN信号との差分をとると同時に所定のゲインをかけ、最終的な画像信号を出力端子431へ出力する。水平出力線リセットスイッチ432、433は、信号chresがHighになることによってオンし、それぞれの水平出力線428、429はリセット電圧Vchresにリセットされる。
次に、図21を参照して、撮像素子403の静止画読み出し走査について説明する。図21は、撮像素子403のリセット走査および静止画読み出し走査における1行あたりの動作を示すタイミングチャートである。ここではi行目のデータを読み出すものとして説明する。
まず、信号sel_iをHighレベルにしてi行目の画素の画素選択スイッチ446をオンする。その後、信号res_iをLowレベルにしてFDリセットスイッチ445をオフし、FD部443のリセットを開放する。次に、信号tnをHighレベルにして、N信号転送スイッチ452を介してN信号保持容量454にN信号を記憶する。続いて信号tnをLowにし、N信号転送スイッチ452をオフした後、信号tsをHighレベルにしてS信号転送スイッチ451をオンすると共に、信号tx_iをHighレベルにすることで転送ゲート442をONする。この動作により、選択されているi行目のPD441に蓄積されていた信号がFDアンプ444、画素選択スイッチ446を介して垂直出力線422へ出力され、更にS信号転送スイッチ451を介してS信号保持容量453へ記憶される。
続いて、信号tx_i、tsをLowレベルにして転送ゲート442、S信号転送スイッチ451を閉じた後、信号res_iをHighレベルにしてFDリセットスイッチ445をオンし、FD部443をリセットする。以上により、i行目のN信号及びS信号を、それぞれS信号保持容量453およびN信号保持容量454へ記憶する動作を終了する。
次に、S信号保持容量453、N信号保持容量454に蓄えられたS信号、N信号を撮像素子403から出力する動作が行われる。まず、水平走査回路427の出力hsr1がHighレベルになることにより、水平転送スイッチ425、426がオンし、S信号保持容量453、N信号保持容量454の信号が水平出力線428、429と差動増幅器430とを介して出力端子431に出力される。
水平走査回路427は、各列の選択信号hsr1、hsr2・・・、hsrkを順次Highにすることにより、i行目の全データを出力する。なお、信号hsr1〜hsrkによって各列の信号が読み出される間、信号chresをHighレベルにすることで水平出力線リセットスイッチ432、433をオンし、一旦、水平出力線428、429をリセット電圧Vchresのレベルにリセットする。以上で、1行の読出し動作が終了する。この動作を各行で繰り返すことにより、撮像素子403の全行の信号が読み出される。
次に、図1乃至図6を参照して、本実施形態におけるフォーカルプレーンシャッタ113の構成について説明する。図1(a)はフォーカルプレーンシャッタ113の正面図(撮像素子403側から見た図)、図1(b)は背面図(被写体側から見た図)である。図2(a)はフォーカルプレーンシャッタ113を撮像素子403側から見た分解斜視図、図2(b)は被写体側から見た分解斜視図である。
シャッタ地板1の撮像素子403側には、仕切り板2およびカバー板3が取り付けられている。シャッタ地板1、仕切り板2、および、カバー板3にはそれぞれ、互いに類似した形状のアパーチャ1a、2a、3a(開口部)が形成されており、これら3つのアパーチャ1a、2a、3aを重ね合わせた長方形の露光開口が、シャッタを通過する光束を規定する。仕切り板2とカバー板3との間には、羽根(先羽根)6、7、8、9、羽根連結軸10、先羽根主アーム4、および、先羽根サブアーム5を備えて構成される先羽根ユニット(第2の遮光手段)が設けられている。シャッタ地板1と仕切り板2との間には、羽根(後羽根)13、14、15、16、羽根連結軸10、後羽根主アーム11、および、後羽根サブアーム12を備えて構成される後羽根ユニット(第1の遮光手段)が設けられている。シャッタ地板1には、被写体側と撮像素子403側に複数の軸1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1i、1jが立設されている。またフォーカルプレーンシャッタ113は、カムレバー20(第2のカム部材)を有する。
図3(a)〜(c)はそれぞれ、カムレバー20の正面図、側面図、および、背面図である。カムレバー20は、穴20aとシャッタ地板1の軸1eとが回転可能に係合している。カムレバー20は、第1の当接部20bおよび第2の当接部20cを有する。摺動ピン20dは、先羽根駆動部材18のレール部18cと係合している。軸20eには、固定端側の腕部21aをシャッタ地板1の軸1fに軸支されたトグルバネ21の可動端側の腕部21bが取り付けられている。またフォーカルプレーンシャッタ113は、先羽根駆動部材18を有する。
図4(a)、(b)はそれぞれ、先羽根駆動部材18の正面図および側面図である。先羽根駆動部材18は、穴18aとシャッタ地板1の軸1bとが回転可能に係合している。先羽根駆動ピン18bは、先羽根主アーム4の穴4bと係合している。先羽根駆動部材18のレール部18cは、カムレバー20の摺動ピン20dと係合しており、カムレバー20の回転に従って先羽根駆動部材18が回転するように構成されている。
図5(a)〜(c)は、フォーカルプレーンシャッタ113の要部(先羽根駆動部材18、カムレバー20、トグルバネ21)の動作を示す図である。図5(a)、(b)に示されるように、先羽根駆動部材18は、先羽根駆動部材18の先羽根駆動ピン18bが緩衝部材30と接触することで回転が係止される。これにより、先羽根駆動部材18のレール部18cと係合している摺動ピン18bを介してカムレバー20を係止する。ここで、先羽根駆動部材18が図5(a)に示される状態のとき、すなわちカムレバー20が摺動ピン18bを介して図5(a)における反時計方向に係止された位置を第1の位置という。また、先羽根駆動部材18が図5(b)に示される状態のとき、すなわちカムレバー20が摺動ピン18bを介して図5(a)における時計方向に係止された位置を第2の位置という。
トグルバネ21(バネ部材)は、カムレバー20が第1の位置にある場合には図5(a)における反時計方向に、カムレバー20が第2の位置にある場合には図5(a)における時計方向にそれぞれ付勢力を与える。また、トグルバネ21による付勢力は、カムレバー20が第1の位置から第2の位置へ、または、第2の位置から第1の位置へ回転することで徐々に付弱まる。そして図5(c)に示される状態になると、カムレバー20の回転方向への付勢力がなくなる。カムレバー20が図5(c)に示される状態からさらに回転すると、トグルバネ21による付勢方向が逆方向になるように取り付けられている。
先羽根ユニットは、先羽根主アーム4、先羽根サブアーム5、および、4つの羽根6、7、8、9を備えて構成されている。2つの羽根アーム4、5の穴4a、5aがシャッタ地板1の撮像素子403側において、それぞれ軸1g、1hに回動自在に枢着されている。そして、4枚の羽根6、7、8、9は、それらの羽根アーム4、5の他端に向け、連結軸10を介して、順次、枢支されている。羽根アーム4には穴4bが形成されており、先羽根駆動部材18の先羽根駆動ピン18bが穴4bに係合する。これにより、先羽根駆動部材18の回転に従って、羽根6、7、8、9がシャッタ地板1のアパーチャ1aを覆う閉鎖状態と、アパーチャ1aから退避する開放状態とに、それぞれ移行できるように構成されている。
後羽根駆動部材19は、穴19aとシャッタ地板1の軸1cとが回転可能に係合している。後羽根駆動ピン19bは、後羽根主アーム11の穴11bと係合している。カム係合ピン19cは、カムギア23(第1のカム部材)のカム溝23aと係合している。
後羽根ユニットは、後羽根主アーム11、後羽根サブアーム12と、4つの羽根13、14、15、16を備えて構成されている。2つの羽根アーム11、12の穴11a、12aがシャッタ地板1の撮像素子403側において、それぞれ軸1i、1jに回動自在に枢着されている。そして、4枚の羽根13、14、15、16はそれらの羽根アーム11、12の他端に向け、連結軸10を介して、順次、枢支されている。羽根アーム11には穴11bが形成されており、後羽根駆動部材19の後羽根駆動ピン19bが穴11bに係合する。これにより、後羽根駆動部材19の回転に従って、羽根13、14、15、16がシャッタ地板1のアパーチャ1aを覆う閉鎖状態と、アパーチャ1aから退避する開放状態とに、それぞれ移行できるように構成されている。
内径部がシャッタ地板1の軸1jにガイドされたガタ寄せバネ17は、後羽根サブアーム12の穴12bおよびシャッタ地板1の軸1jに係合する。これにより、後羽根サブアーム12は、被写体側から見て反時計方向(羽根がアパーチャ1aを開放する方向)に付勢され、羽根走行の際のガタつきが抑制される。ガタ寄せバネ17により、後羽根サブアーム12に羽根がアパーチャ1aを開放する方向に付勢力が発生する。このため、羽根13〜16と連結軸10とを介して後羽根駆動ピン19bが後羽根主アーム11の穴11bと、羽根13〜16がアパーチャ1aを閉鎖する方向に駆動する際に接触する側(カムギア23の回転中心に近い側のカム面)において常に当接している。従って、羽根13、14、15、16がアパーチャ1aを閉鎖する方向に走行する場合、後羽根駆動ピン19bと後羽根主アーム11の穴11bにガタが無いため、走行の動き出し時間のバラツキを少なくすることが可能となる。
また、ガタ寄せバネ17の付勢力は、後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cをカムギア23のカム溝23aのカム面に常に当接するように作用する。従って、カムギア23の回転動作に連動してカムギア23のカム溝23aのカム面に常に追随して、カム係合ピン19cが摺動することが可能となる。
駆動バネ24は、その内径部がシャッタ地板1の軸1dの根元部にガイドされており、固定端側の腕部24aはシャッタ地板1の係止部1kと、可動端側の腕部24bとはバネ係止部材28により係止されている。このため、被写体側から見て腕部24aは図1(a)における反時計方向において、腕部24bは、図1(a)における時計方向に付勢力が発生するようにチャージされている。
図6(a)、(b)はそれぞれ、カムギア(第1のカム部材)23の正面図および背面図である。カムギア23は、穴23cとシャッタ地板1の軸1dとが回転可能に嵌合しており、駆動バネ24の可動端側の腕部24aと係合可能な駆動バネかけ部23eを有する。カム溝23aは、穴23cと同心円状に形成され、カム係合ピン19cを介して、羽根ユニットを走行前の待機状態で保持する第1の空走駆動領域23hおよび第2の空走駆動領域23iを有する。またカム溝23aは、羽根ユニットを展開・重畳状態に駆動させ、アパーチャ1aを開放状態と閉鎖状態とに移動させる露光駆動領域23j、および、穴23cと同心円状に形成され、羽根ユニットを走行完了状態で保持する第3の空走駆動領域23kを有する。
カム係合ピン19cが第1の空走駆動領域23hにある場合、駆動バネ24は、可動端側の腕部24bがカムギア23のバネ保持部23eにより保持された状態であり、カムギア23を図6(a)における時計方向に付勢する。カムギア23は係止部23dを有し、カバー部材22に取り付けられた2つのカム係止部材29と接触することで、時計方向・反時計方向の各回転方向における回転止めとなっている。
カムギア23は、第1の凸部23f、および、第1の凸部23fに対して光軸方向に高さの異なる第2の凸部23gを有する。第1の凸部23fはカムレバー20の第1の当接部20bと、第2の凸部23gはカムレバー20の第2の当接部20cとそれぞれ光軸方向において同じ高さになっている。従って、カムギア23の回転によりカムギア23の第1の凸部23fとカムレバー20の第1の当接部20bとが、カムギア23の第2の凸部23gとカムレバー20の第2の当接部20cとがそれぞれ接触可能である。
モータ27は、モータプレート25に取り付けられている。モータプレート25は、カバー部材22にビスによってビス止めされている。モータ27の出力軸27aにはピニオンギア26が取り付けられており、カバー部材22の穴22aを貫通し、カムギア23のギア部23bと係合することで、モータ27からのトルクをカムギア23へ伝達する。モータ27は、所定の時間間隔に従ってコイルの通電状態を切り換えて駆動するステップ駆動(オープンループ駆動:第1のモード)と、進角値が異なる2種類のフィードバック駆動(第2のモード)とが可能なステッピングモータである。
後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cがカム部材23のカム溝23aの第1の空走駆動領域23hおよび第2の空走駆動領域23iと係合している区間は、オープンループ駆動により駆動させる。後羽駆動部材19のカム係合ピン19cがカム溝23aの第2の空走駆動領域23iから露光駆動領域23jに達すると、ステップ駆動(オープンループ駆動)からフィードバック駆動(センサード駆動)で駆動させる。センサード駆動とは、後羽根部材19の駆動位置に関する情報を出力する位置センサ(不図示)の出力に応じてコイルの通電状態を切り替える駆動方式である。モータ27は、カムギア23を図1(a)における時計方向に回転させる第1の回転方向、カムギア23を図1(a)における反時計方向に回転させる第2の回転方向に駆動可能である。
次に、図7乃至図16を参照して、フォーカルプレーンシャッタ113の動作について説明する。図7は、フォーカルプレーンシャッタ113の各構成部品の動作を示すタイミングチャートである。図8(a)乃至図16は、図7に示される各タイミング(タイミングA〜R)におけるフォーカルプレーンシャッタ113の状態の説明図である。なお、図8(a)乃至図16において、回転方向(時計方向または反時計方向)は、正面図(撮像素子403側から見た図)における方向で定義される。
(撮像待機状態:タイミングA)
図8(a)乃至図8(d)は、フォーカルプレーンシャッタ113の撮像前の待機状態(撮像待機状態)を示す図である。図8(a)および図8(b)はそれぞれ、フォーカルプレーンシャッタ113の正面図(撮像素子側から見た図)および背面図(被写体側から見た図)である。図8(c)および図8(d)はそれぞれ、フォーカルプレーンシャッタ113の要部(先羽根駆動部材18、カムレバー20、トグルバネ21、カムギア23)の正面図および背面図である。なお、後述の図9(a)乃至図9(d)、図10(a)乃至図10(d)、図13(a)乃至図13(d)、図14(a)乃至図14(d)、図15(a)乃至図15(d)についても同様である。
撮像待機状態であるタイミングAにおいて、図8(b)に示されるように、後羽根13、14、15、16はアパーチャ1aを開放している。このとき、後羽根サブアーム12の穴12bにかけられたガタ寄せバネ17の付勢力により、後羽根駆動部材19の後羽根駆動ピン19bは時計方向に付勢される。またカム係合ピン19cは、カムギア23のカム溝23aと、羽根13、14、15、16がアパーチャ1aを閉鎖する方向に駆動する際に接触する側(カムギア23の回転中心に近い側のカム面)とが当接した状態で待機する。このとき、カムギア23の駆動バネかけ部23eと、バネ係止部材28に係止されている駆動バネ24の腕部24bは十分離れている。このため、カムギア23に対して駆動バネ24の付勢力は発生していない。
カムレバー20は、トグルバネ21により反時計方向に付勢され、第1の位置で保持されている。先駆動部材18は、カムレバー20の摺動ピン20dにより、レール部18cを介して反時計方向に付勢されている。このため羽根6、7、8、9は、アパーチャ1aを閉鎖した状態となっている。
(チャージ状態:タイミングB、C、D、E)
タイミングAにおいてスイッチ(SW1)498がオンすると、低進角のフィードバック駆動モードにてモータ27が第2の回転方向に駆動される。このためカムギア23は、図8(a)に示される状態から反時計方向に回転する。ここで、モータ27のピニオンギア26とカムギア23のギア部23bとが噛み合っているため、モータ27の回転方向とカムギア23の回転方向とは互いに逆になる。
カムギア23が回転を開始すると、駆動バネ24の腕部24bは、カムギア23の駆動バネかけ23eに保持され、バネ係止部材28から離れる。このためカムギア23は、駆動バネ24により時計方向に付勢される。またカムギア23は、駆動バネ24をチャージしながら反時計方向に回転するため、モータ27の負荷変動が大きくなる。しかし、低進角のフィードバック駆動モードにてモータ27が駆動されているため、モータ27が脱調することはない。
図8(a)乃至図8(d)に示される状態(タイミングA)からカムギア23が反時計方向に回転すると、カムギア23の第1の凸部23fは、カムレバー20の第1の当接部20bと接触する(タイミングB)。タイミングBからカムギア23がさらに反時計方向に回転すると、図9(a)乃至図9(d)に示されるように、カムレバー20の第1の当接部20bは、カムギア23の第1の凸部23fに押され、時計方向に回転する。図9(a)乃至図9(d)は、フォーカルプレーンシャッタ113のチャージ状態を示す図である。カムレバー20が回転すると、カムレバー20の摺動ピン20dは、先駆動部材18のレール部18cと摺動しながら先駆動部材18を反時計方向に回転させる。これによりアパーチャ1aを遮光していた羽根6、7、8、9は、アパーチャ1aを開放する方向に移動を開始する。
タイミングCまでカムギア23が回転すると、カムレバー20に負荷されるトグルバネ21による付勢力が、カムレバー20を時計方向に回転させる方向に切り替わる。タイミングCからカムギア23がさらに反時計方向に回転すると、カムレバー20は、カムギア23の第1の凸部23fにより受ける力だけでなく、トグルバネ21の付勢力も受けて時計方向に回転する。したがって、カムレバー20がトグルバネ21の付勢力にアシストされて時計方向に回転するため、カムギア23のチャージ時のモータ27への負荷を軽減することができる。
制御回路312は、カムギア23の係止部23dとカム係止部材29とを接触させる以上のステップ数だけ回転させ、その後、駆動回路313を制御する。したがって、カムギア23の係止部23dは、カム係止部材29に当接し、カムギア23の回転が停止する。
カムレバー20は、第2の位置に到達する。また、カムレバー20を介してトグルバネ21の付勢力により回動する先羽根駆動部材18は、先羽根駆動ピン18bと緩衝部材30とが衝突することで回動が停止する。このとき羽根6、7、8、9は、アパーチャ1aを開放した図10(a)乃至図10(d)に示される状態(タイミングE)となる。図10(a)乃至図10(d)は、フォーカルプレーンシャッタ113のチャージ完了状態(タイミングE)を示す図である。なお撮像装置400(CPU409)は、タイミングAでスイッチ(SW1)498がオンすると、不図示の測距手段は被写体までの距離を測定し、レンズ制御手段491は撮像レンズ401を駆動してピント合わせを行うなどの撮像準備動作を行う。
(ステップ駆動・第1の空走駆動区間:タイミングF〜G)
スイッチ(SW2)499がオンすると、CPU409はTG408を制御して、撮像素子403の全画素をリセット状態にする。具体的には、CPU409は、信号res_1〜res_nをLowレベルに、信号tx_1〜tx_nをHighレベルにし、1行目からn行目の全ての画素部420のPD441をリセット状態にする。またスイッチ(SW2)499がオンすると、不図示のミラー駆動手段はミラー部材481を撮像光路から退避させ、不図示の被写体輝度測定装置は被写体輝度を測定し、レンズ制御手段491は撮像レンズ401の不図示の絞りを駆動する。
スイッチ(SW2)499がオンしてから所定時間後(タイミングF)において、羽根13、14、15、16がアパーチャ1aを閉鎖する方向にカムギア23を回転させるように、チャージ時とは逆方向である第1の回転方向にモータ27に通電を行う。これにより、ステップ駆動モードによる助走駆動が開始する。助走駆動中において、制御回路312は、所定の駆動パルスの幅を徐々に小さくすることにより、モータ27の回転速度を徐々に速くする。
モータ27への通電が開始すると、駆動バネ24による付勢力を受け、カムギア23は時計方向へ回転し、助走を開始する。後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、後羽根主アーム11の穴11bにかけられたガタ寄せバネ17による付勢力により加速を開始する。このときカム係合ピン19cは、カムギア23のカム溝23aの第1の空走駆動領域23hと、羽根6、7、8、9を閉鎖する方向に駆動する際に接触する側(カムギア23の回転中心に近い側のカム面)とに当接しながら加速を開始する。
(ステップ駆動・第2の空走駆動区間:タイミングG〜H)
さらにモータ27を第1の回転方向に回転させると、駆動バネ24の腕部24bがバネ係止部材28により係止された状態(タイミングG)となり、カムギア23は駆動バネ24の付勢力を受けなくなる。このためカムギア23は、モータ27の駆動力のみにより回転する。また後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、後羽根サブアーム12の穴12bにかけられたガタ寄せバネ17による付勢力により、さらに加速する。このときカム係合ピン19cは、カムギア23のカム溝23aの第2の空走駆動領域23iと、羽根6、7、8、9を閉鎖する方向に駆動する際に接触する側(カムギア23の回転中心に近い側のカム面)と当接しながら加速する。なお、スイッチ(SW2)499がオンしてからCPU409の制御によりTG408が電子先幕操作を開始するまでの期間において、撮像素子403の全画素リセット状態は継続する。
スイッチ(SW2)499がオンしてから所定時間後、羽根の走行に先駆け、TG408は電子先幕走査を開始する。電子先幕走査とは、全画素がリセット状態となっている撮像素子403に対して1ラインずつ電荷蓄積を開始することである。具体的には、垂直走査回路421が信号tx_*をn行目から1行目に向かって順にLowレベルにしていく。これにより、各行のPD441はリセットが順次解除され、蓄積状態に入る。
1ラインずつ電荷蓄積を開始する走査パターンは、羽根13、14、15、16の走行特性に合わせた走査パターンとなっている。このため、撮像素子403のいずれのラインでも均一な蓄積時間(露光時間)となる。また、助走駆動の際に、カム係合ピン19cは、カムリフトが略ゼロになっているカムギア23の第1の空走駆動領域23hおよび第2の空走駆動領域23iをトレースする。このため、図11に示される状態(タイミングH)における後羽根駆動部材19の位置は、図8(a)乃至図10(d)における後羽根駆動部材19の位置と同じである。図11は、フォーカルプレーンシャッタ113のステップ駆動状態(タイミングH)を示す図である。これにより、モータ27をステップ駆動モードで駆動しても、負荷変動がないため、モータ27が脱調することはない。
また、この空走駆動区間(ステップF〜H)において、カムギア23の第1の凸部23fがカムレバー20へ再度接近するが、カムレバー20の第1の当接部20bに対して十分なクリアランスを有しているため、接触することはない。また、カムギア23の第1の凸部23fは、カムレバー20の第2の当接部20cに対しては光軸方向に位置が異なるため、接触することなく回転することができる。従って、羽根6、7、8、9は、アパーチャ1aを開放した状態を維持する。
(後羽根駆動開始(ステップ駆動→高進角駆動):タイミングH〜I)
制御回路312は、ステップFから所定ステップ後に高進角のフィードバック駆動モードにてカムギア23を時計方向に駆動するように、駆動回路313を制御する(タイミングH)。タイミングGからカムギア23が時計方向に回転すると、この区間にて、後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、カムギア23の同心円カムである第2の空走駆動領域23iから露光駆動領域23jへ移行する(タイミングH)。そして、露光駆動領域23jをトレースして後羽根駆動部材19を回転させる。これにより、アパーチャ1aを開放していた羽根13、14、15、16は、アパーチャ1aを閉鎖していくとともに撮像素子403を遮光する状態になる。
従って、露光駆動中には、モータ27を高速駆動する必要があり、かつモータ27の駆動中に負荷変動は大きくなる。このとき、モータ27は高進角のフィードバック駆動モードにて駆動されるため、高速駆動や負荷変動によってモータ27が脱調することはない。また、助走駆動にてモータ27の回転速度は十分高速になっているため、高進角のフィードバック駆動モードにてモータ27を高速駆動することができる。羽根の走行が開始すると、モータ27の回転駆動力の変化は、カムギア23の回転スピードや電気信号との同調具合への影響は相対的に小さくなる。このため、モータ27は、多少の負荷変動があっても、脱調することなく羽根を安定的に走行させることができる。
電子先幕の走査から、羽根13、14、15、16によって撮像素子403を遮光するまでの時間が露光時間に相当する。露光時間は、タイミングFでのスイッチ(SW2)499をオンしてからのモータ通電開始の所定時間を制御することにより制御される。本実施形態では、タイミングFでモータ27に通電した後に電子先幕の走査を開始しているが、露光時間によっては(露光時間が長い場合など)電子先幕の走査を開始した後にモータ27を通電する場合もある。
(減速:タイミングI)
図11に示される状態(タイミングH)からモータ27の高進角駆動を続けると、図12に示される状態(タイミングI)となる。図12は、フォーカルプレーンシャッタ113の減速開始状態(タイミングI)を示す図である。
後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、カムギア23の第3の駆動領域23kに切り替わる直前の、後羽根駆動部材19の回転速度が減速する領域に到達する。このとき後羽根駆動部材19は、カム係合ピン19cがカムギア23のカム溝23aのカム面から力を受けるため、一体となって動作する後羽根ユニットにもその力が伝わる。このとき羽根13、14、15、16は、慣性と相反する力をうけるため、羽根13、14、15、16は光軸方向に変形する。羽根ユニットで光軸方向に最も突出している連結軸10は、羽根13、14、15、16の減速によってシャッタ地板1や仕切り板2に接触する可能性が増す。しかし、減速領域を設けた第3の駆動領域23kの直前において連結軸10は、アパーチャ1a端部より十分に手前である。このため、連結軸10がアパーチャ1aに接触しないか、または、接触してもほとんど削れゴミを発生させない程度にまで羽根の振動は減衰しており、ゴミの発生を抑制することができる。
制御回路312は、減速領域から更に高進角駆動を続け、モータ27を検知する不図示の磁気センサから所定のパルス数が入力されると、センサ高進角駆動からステップ駆動に切り替える(タイミングI)。そして制御回路312は、更にモータ27の回転速度を低速に切り替えるように駆動回路313を制御する。
(後羽根走行完了:タイミングJ)
タイミングIからモータ27のステップ駆動を更に続けると、後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cがカム溝23aの第3の駆動領域23kに到達した、図13(a)乃至図13(d)に示される状態(後羽根走行完了状態:タイミングJ)となる。図13(a)乃至図13(d)は、フォーカルプレーンシャッタ113の後羽根走行完了状態を示す図である。このときカムギア23はまだ回転を続けているが、後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、カムギア23の第3の駆動領域23kにおいて同心円におり、羽根を展開する力は作用しない。
(第3の走行区間(先羽根チャージ):タイミングK、L、M)
図13(a)乃至図13(d)に示される状態(タイミングJ)からカムギア23がさらに時計方向に回転すると、カムギア23の第2の凸部23gは、カムレバー20の第2の当接部20cと接触(タイミングK)する。図14(a)乃至図14(d)は、フォーカルプレーンシャッタ113の先羽根チャージ状態(タイミングK)を示す図である。そしてカムレバー20は、カムギア23の時計方向の回転に従って(第2の当接部20cが第2の凸部23gに押されることにより)、反時計方向に回転する。このとき、カムギア23の回転エネルギーの一部がカムレバー20の回動に使われるため、カムレバー20を効率的に減速することができる。カムレバー20が回転すると、カムレバー20の摺動ピン20dは、先駆動部材18のレール部18cと摺動しながら先駆動部材18を反時計方向に回転させる。これにより、アパーチャ1aを開放していた羽根6、7、8、9は、アパーチャ1aを閉鎖する方向に移動を開始する。
また、タイミングLまでカムギア23が回転すると、カムレバー20の受けるトグルバネ21による付勢が時計方向から反時計方向に切り替わる。タイミングLからカムギア23がさらに時計方向に回転すると、カムレバー20はカムギア23の第2の凸部23gにより受ける力だけでなく、トグルバネ21の付勢力を受けて反時計方向に回転する。また、カムレバー20は第1の位置に到達し、カムレバー20を介してトグルバネ21の付勢力により回動する先羽根駆動部材18は、先羽根駆動ピン18bと緩衝部材30が衝突することで回動が停止する。このとき羽根6、7、8、9は、アパーチャ1aを閉鎖した状態(タイミングM)となる。
(カムギア停止:タイミングN)
制御回路312は、カムギア23の係止部23dとカム係止部材29とを接触させる以上のステップ数だけ回転させ、その後、モータ27の通電保持させるように駆動回路313を制御する。従って、図15(a)乃至図15(d)に示されるように、カムギア23の係止部23dがカム係止部材29に当接し、カムギア23の回転が停止する(タイミングN)。図15(a)乃至図15(d)は、フォーカルプレーンシャッタ113のカムギア停止状態(タイミングN)を示す図である。
またタイミングNにおいて、撮像素子403は羽根6、7、8、9により遮光されている。このため撮像装置400(CPU409)は、撮像素子403の静止画読み出し走査を開始するとともに、不図示のミラー駆動手段によりミラー部材481を撮像光路に侵入させ、ファインダ観察状態に移行する。
(待機位置復帰動作:タイミングO、P)
タイミングNから所定時間後、撮像素子403の静止画読み出し走査が終了した後に、待機位置への復帰動作が開始する(タイミングO)。すなわち、モータ27はステップ駆動により第2の回転方向に回転し、カムギア23は図15(a)中の反時計方向に回転を開始する。後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、同心円である第3の駆動領域23kにあり、カムギア23の回転は後羽根駆動部材19に伝達されない。
また、待機位置復帰動作の際、カムギア23の第2の凸部23gがカムレバー20へ再度接近するが、カムレバー20の第2の当接部20cに対して十分なクリアランスを有しているため、接触することはない。また、カムギア23の第2の凸部23gは、カムレバー20の第1の当接部20bに対しては光軸方向に位置が異なるため、接触することなく回転することができる。このため羽根6、7、8、9は、アパーチャ1aを閉鎖した状態を維持する。
モータ27が通電開始から所定ステップ数だけステップ駆動を続けると、後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、カムギア23の露光駆動領域23jに到達する。このため後羽根駆動部材19は、シャッタ地板1の軸1cを中心に時計方向に回転を開始する(タイミングP)。同時に、アパーチャ1aを閉鎖し、撮像素子403を遮光していた羽根13、14、15、16は、アパーチャ1aを開放する方向に動作を開始する。
(復帰動作時の減速:タイミングQ、R)
制御回路312は、タイミングOからモータ27の不図示の磁気センサからの所定のパルス数が検知されたタイミングQになると、モータ27をセンサ高進角駆動からステップ駆動に切り替え、ステップ駆動スピードを落とすように駆動回路313を制御する。図16は、フォーカルプレーンシャッタ113の後羽根減速開始状態(タイミングQ)を示す図((a):正面図、(b):背面図)である。
モータ27の減速に引き続き、後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、第2の駆動領域23iに到達する。この時点より手前でモータ27の回転スピードを落とし、後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cが第2の駆動領域23iに当接する時の速度を遅くすることにより、カム係合ピン19cとカム溝23aとの衝突による削れが発生しにくくなる。第2の駆動領域23iは、羽根走行時の加速域となっており、SH精度への影響が大きい。
本実施形態では、モータ27の減速をカムの切り替わりよりも先に行うことで、耐久により第2の駆動領域23iの削れによるSH精度の劣化を抑制することができる。また、全領域を低速駆動する場合とは異なり、部分的に低速駆動するため、復帰動作にかける時間が大きく延びることがない。また、モータ27がステップ駆動を続けると、カム溝23aに沿うことで後羽根駆動部材19の回転速度が減速する。そして後羽根駆動部材19のカム係合ピン19cは、カムギア23の同心円である第2の駆動領域23iに到達し、後羽根駆動部材19と一体に動作する羽根13、14、15、16は停止位置に至る(タイミングR)。このとき、羽根13、14、15、16の運動エネルギーは完全には失われていないため、カム係合ピン19cは同心円である第2の駆動領域23iの外側と内側に交互にあたり、運動エネルギーを失うまでわずかな振動が継続する。
(モータ停止:タイミングS(A’))
タイミングRから更に所定のステップでモータステップ駆動を続けると、停止位置である図8(a)乃至図8(d)の状態となり(ステップS(A´))、モータ27への通電を停止する。
このように本実施形態のシャッタ装置は、電子先幕方式のシャッタ装置であって、モータ27、第1の遮光手段(後羽根ユニット)、第2の遮光手段(先羽根ユニット)、および、カム部材(カムギア23)を有する。モータ27は、第1の回転方向(例えば反時計方向)および第1の回転方向とは反対の第2の回転方向(例えば時計方向)に回転可能である。第1の遮光手段および第2遮光手段はそれぞれ、アパーチャ1aを閉鎖する閉鎖状態とアパーチャ1aを開放する開放状態との間で移動可能である。カム部材は、モータ27の第1の回転方向および第2の回転方向のそれぞれにおける回転に応じて、第1の遮光手段および第2の遮光手段を連動して移動させる。
好ましくは、カム部材は、モータの第1の回転方向および第2の回転方向のそれぞれにおける回転に応じて、第1の遮光手段および第2の遮光手段を互いに異なるタイミングで閉鎖状態と開放状態との間で移動させる。また好ましくは、カム部材は、モータの第1の回転方向および第2の回転方向のそれぞれにおける回転に応じて、第1の遮光手段を第2の遮光手段よりも先に移動させる。
好ましくは、カム部材は、モータの第1の回転方向における回転により、第1の遮光手段を開放状態から閉鎖状態へ移動させた後(タイミングH〜I)、第2の遮光手段を開放状態から閉鎖状態へ移動させる(タイミングK〜M)。またカム部材は、モータの第2の回転方向における回転により、第1の遮光手段を閉鎖状態から開放状態へ移動させた後(タイミングP〜Q)、第2の遮光手段を閉鎖状態から開放状態へ移動させる(タイミングB〜D)。
好ましくは、シャッタ装置は、第2のカム部材(カムレバー20)を有する。第2のカム部材は、第2の遮光部材を閉鎖状態で保持する第1の位置と、第2の遮光部材を開放状態で保持する第2の位置との間で移動可能である。また好ましくは、シャッタ装置は、第2のカム部材を付勢するバネ部材(トグルバネ21)を有する。バネ部材は、第2のカム部材が第1の位置にある場合、第2の遮光部材が開放状態から閉鎖状態へ向かう方向に第2のカム部材を付勢する。一方、バネ部材は、第2のカム部材が第2の位置にある場合、第2の遮光部材が閉鎖状態から開放状態へ向かう方向に第2のカム部材を付勢する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態によれば、小型かつ低コストの電子先幕方式のシャッタ装置、撮像装置、シャッタ装置の制御方法、および、制御プログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
6、7、8、9 先羽根(第2の遮光手段)
13、14、15、16 後羽根(第1の遮光手段)
23 カムギア(カム部材)
27 モータ

Claims (10)

  1. 電子先幕方式で動作可能なシャッタ装置であって、
    第1の回転方向および該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転可能なモータと、
    アパーチャを閉鎖する閉鎖状態と該アパーチャを開放する開放状態との間で移動可能な第1の遮光手段と、
    前記アパーチャを閉鎖する閉鎖状態と該アパーチャを開放する開放状態との間で移動可能な第2の遮光手段と、
    前記モータの前記第1の回転方向および前記第2の回転方向のそれぞれにおける回転に応じて、前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を連動して移動させるカム部材と、を有し、
    前記カム部材は、
    前記モータの前記第1の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させ、
    前記モータの前記第2の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させることを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記カム部材は、前記モータの前記第1の回転方向および前記第2の回転方向のそれぞれにおける前記回転に応じて、前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を互いに異なるタイミングで前記閉鎖状態と前記開放状態との間で移動させることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記カム部材は、前記モータの前記第1の回転方向および前記第2の回転方向のそれぞれにおける前記回転に応じて、前記第1の遮光手段を前記第2の遮光手段よりも先に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のシャッタ装置。
  4. 第2のカム部材を更に有し、
    前記第2のカム部材は、前記第2の遮光手段を前記閉鎖状態で保持する第1の位置と、該第2の遮光手段を前記開放状態で保持する第2の位置との間で移動可能であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシャッタ装置。
  5. 前記第2のカム部材を付勢するバネ部材を更に有し、
    前記バネ部材は、
    前記第2のカム部材が前記第1の位置にある場合、前記第2の遮光手段が前記開放状態から前記閉鎖状態へ向かう方向に該第2のカム部材を付勢し、
    前記第2のカム部材が前記第2の位置にある場合、前記第2の遮光手段が前記閉鎖状態から前記開放状態へ向かう方向に該第2のカム部材を付勢することを特徴とする請求項に記載のシャッタ装置。
  6. 前記カム部材は、第1の凸部および第2の凸部を有し、
    前記第2のカム部材は、第1の当接部および第2の当接部を有し、
    前記第2のカム部材は、
    前記カム部材の前記第1の凸部が前記第2のカム部材の前記第1の当接部に押されることにより、前記第1の位置から前記第2の位置へ移動し、
    前記カム部材の前記第2の凸部が前記第2のカム部材の前記第2の当接部に押されることにより、前記第2の位置から前記第1の位置へ移動することを特徴とする請求項またはに記載のシャッタ装置。
  7. 撮像光学系を介して形成された光学像を光電変換する撮像素子と、
    電子先幕方式で動作可能なシャッタ装置と、を有し、
    前記シャッタ装置は、
    第1の回転方向および該第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転可能なモータと、
    アパーチャを閉鎖する閉鎖状態と該アパーチャを開放する開放状態との間で移動可能な第1の遮光手段と、
    前記アパーチャを閉鎖する閉鎖状態と該アパーチャを開放する開放状態との間で移動可能な第2の遮光手段と、
    前記モータの前記第1の回転方向および前記第2の回転方向のそれぞれにおける回転に応じて、前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を連動して移動させるカム部材と、を有し、
    前記カム部材は、
    前記モータの前記第1の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させ、
    前記モータの前記第2の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させることを特徴とする撮像装置。
  8. 前記モータの駆動を制御するモータ制御手段を更に有し、
    モータ制御手段は、前記第2の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へと移行する際に、前記モータを所定の時間間隔に従ってコイルの通電状態を切り換えて駆動する第1のモードで駆動し、前記第1の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へと移行する際に、前記モータを該第1の遮光手段の位置に関する情報に基づいてフィードバック駆動する第2のモードで駆動するように制御することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 電子先幕方式で動作可能なシャッタ装置の制御方法であって、
    モータの第1の回転方向における回転に応じて、第1の遮光手段および第2の遮光手段を互いに異なるタイミングで、アパーチャを開放する開放状態から該アパーチャを閉鎖する閉鎖状態へ移動させるステップと、
    前記モータの前記第1の回転方向と反対の第2の回転方向における回転に応じて、前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を互いに異なるタイミングで前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させるステップと、を有し、
    前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段は、該第1の遮光手段および該第2の遮光手段を連動して移動させるカム部材により前記開放状態と前記閉鎖状態との間を移動し、
    前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させるステップにおいて、前記カム部材は、前記モータの前記第1の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させ、
    前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させるステップにおいて、前記カム部材は、前記モータの前記第2の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させる、ことを特徴とするシャッタ装置の制御方法。
  10. 電子先幕方式で動作可能なシャッタ装置の制御プログラムであって、
    モータの第1の回転方向における回転に応じて、第1の遮光手段および第2の遮光手段を互いに異なるタイミングで、アパーチャを開放する開放状態から該アパーチャを閉鎖する閉鎖状態へ移動させるステップと、
    前記モータの前記第1の回転方向と反対の第2の回転方向における回転に応じて、前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を互いに異なるタイミングで前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させるステップと、をコンピュータに実行させる制御プログラムであって、
    前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段は、該第1の遮光手段および該第2の遮光手段を連動して移動させるカム部材により前記開放状態と前記閉鎖状態との間を移動し、
    前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させるステップにおいて、前記カム部材は、前記モータの前記第1の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させ、
    前記第1の遮光手段および前記第2の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させるステップにおいて、前記カム部材は、前記モータの前記第2の回転方向における前記回転により、前記第1の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させた後、前記第2の遮光手段を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させる、ことを特徴とする制御プログラム。
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