JP2019015763A - シャッタ装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】往復方向の露光走行が可能なシャッタ装置において、安定かつ高速な動作を実現する。【解決手段】シャッタ装置(113)は、開口が形成されるシャッタ地板(1)と、開口を閉鎖する閉鎖状態と開口を開放する開放状態とに往復移動可能な遮光部材(2、3)と、モータ(20)と、モータに駆動されて回転することにより遮光部材を移動させるカム部材(14、15)と、カム部材の回転を規制する規制部材(23、24)とを有する。【選択図】図7

Description

本発明は、露光動作のため異なる方向に走行可能なシャッタ装置および当該シャッタ装置を備えた撮像装置に関する。
従来から、所謂ステップ駆動が可能なステッピングモータによりシャッタ羽根の走行を行うシャッタ装置が知られている。特許文献1には、ステッピングモータによりカム溝を備えたカム部材を回転駆動し、当該カム部材のカム溝に係合した駆動部材によりシャッタ羽根を往復動作させることで露光開口を開閉可能なシャッタ装置が開示されている。
国際公開第2015/071988号
特許文献1に開示されたシャッタ装置は、露光動作を安定させるため、カム部材を静止させてからシャッタの開閉動作を行う。しかしながら、カム部材は別部材に当接することで静止するため、別部材との当接による跳ね返りなどにより、カム部材が静止するまでに時間を要し、連写時のコマ速が遅くなる。
そこで本発明の目的は、往復方向の露光走行が可能なシャッタ装置において、安定かつ高速な動作を実現することである。
本発明の一側面としてのシャッタ装置は、開口が形成されるシャッタ地板と、前記開口を閉鎖する閉鎖状態と前記開口を開放する開放状態とに往復移動可能な遮光部材と、モータと、前記モータに駆動されて回転することにより前記遮光部材を移動させるカム部材と、前記カム部材の回転を規制する規制部材とを有する。
本発明の他の側面としての撮像装置は、前記シャッタ装置と、撮像光学系を介して形成された光学像を光電変換する撮像素子とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、往復方向の露光走行が可能なシャッタ装置において、安定かつ高速な動作を実現することができる。
各実施例における撮像装置のブロック図である。 各実施例におけるモータの概略図である。 各実施例における撮像素子の全体構成図である。 各実施例における撮像素子の1つの画素部の回路図である。 各実施例における撮像素子の列共通読出し回路の回路図である。 各実施例における撮像素子のリセット走査および静止画読み出し走査を示すタイミングチャートである。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの分解斜視図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの第1の駆動部材の斜視図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの第2の駆動部材の斜視図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタのロータリーダンパの斜視図、上面図、および、断面図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタのカムギアを撮像素子側から見た正面図および背面図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの奇数回目の撮影前の待機状態を示す図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタのカムギアが奇数回目の撮影時に駆動ばねをチャージしている状態を示す図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの奇数回目の撮影時の露光動作で、駆動部材がカムギアに駆動されている状態を示す図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの奇数回目の撮影時の羽根走行完了状態を示す図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの偶数回目の撮影前の待機状態を示す図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタのカムギアが偶数回目の撮影時に駆動ばねをチャージしている状態を示す図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの偶数回目の撮影時の露光動作で、駆動部材がカムギアに駆動されている状態を示す図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタの偶数回目の撮影時の羽根走行完了状態を示す図である。 各実施例におけるフォーカルプレンシャッタのカムギアの回転角度と羽根位置の関係とカムギアのカム線図を示す図である。 実施例1におけるフォーカルプレンシャッタの各構成部品の動作タイミングを示す図である。 実施例2におけるフォーカルプレンシャッタの各構成部品の動作タイミングを示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における撮像装置について説明する。図1は、撮像装置400のブロック図である。図1において、401は撮像レンズ(撮像光学系)、113はフォーカルプレンシャッタ(シャッタ装置)、403は撮像素子、481はミラー部材、482はファインダ装置である。撮像装置400が図1に示されるようなファインダ観察状態である場合、撮像レンズ401を通過した被写体光のうちの一部の光束は、撮影光路内に位置するミラー部材481により反射し、ファインダ装置482に導かれる。これにより、撮影者はファインダ装置482を介して被写体像を観察することができる。ファインダ観察状態から撮影状態またはライブビュー状態に移行すると、ミラー部材481が不図示のミラー部材駆動装置により撮影光路から退避する。これにより、撮像レンズ401からの被写体光は、撮像素子403に向かう。
撮像素子403の物体側には、フォーカルプレンシャッタ113が配置されている。411は、フォーカルプレンシャッタ113を駆動するシャッタ駆動回路である。フォーカルプレンシャッタ113は、複数の羽根ユニット(第1の羽根ユニット2および第2の羽根ユニット3(図1参照))を有し、CPU409(制御部)によりシャッタ駆動回路411を介して駆動制御される。第1の羽根ユニット2および第2の羽根ユニット3はそれぞれ、閉鎖状態と開放状態とに往復移動可能な遮光部材である。またフォーカルプレンシャッタ113はモータ20(図7参照)を有する。
図2は、モータ20の概略図である。図2に示されるように、ロータ(出力軸20a)は、マグネット301を備え、シャッタ駆動回路411に含まれる制御回路(制御部)312および駆動回路313によって回転可能に制御される。マグネット301は、円筒形状に形成され、外周面を周方向に分割して、異なる極に交互に多極着磁されている。本実施例では、8分割すなわち8極に着磁されている。なお、8極に限らず、4極や12極に着磁してもよい。
第1のコイル303は、マグネット301の軸方向の一端に配置されている。第1のヨーク305は、軟磁性材料で、マグネット301の外周面に隙間を持って対向して形成されている。また、第1のヨーク305は、円環状の本体部から軸方向に延出され、周方向に所定の間隔で配置された複数の第1の磁極部305aを備えている。第1の磁極部305aは、第1のコイル303に通電されることで励磁される。第1のコイル303と第1のヨーク305と複数の第1の磁極部305aに対向するマグネット301によって第1のステータユニットが構成される。第2のコイル304は、マグネット301の第1のコイル303が取り付けられた軸方向の一端と反対側の他端に配置されている。
第2のヨーク306は、軟磁性材料で、マグネット301の外周面に隙間を持って対向して形成されている。また、第2のヨーク306は、円環状の本体部から軸方向に延出され、周方向に所定の間隔で配置された複数の第2の磁極部306aを備えている。第2の磁極部306aは、第2のコイル304に通電されることで励磁される。第2のコイル304と第2のヨーク306と複数の第2の磁極部306aに対向するマグネット301によって第2のステータユニットが構成される。第1の磁極部305aと第2の磁極部306aに励磁される極(N極、S極)を切り換えることで、ロータ(出力軸20a)に与えるトルクを変化させることができる。
第1磁気センサ(第1の検出素子)307、第2磁気センサ(第2の検出素子)308、第3磁気センサ(第3の検出素子)309、第4磁気センサ(第4の検出素子)310は、検出手段を構成する。各磁気センサは、それぞれマグネット301の磁束を検出するホール素子であり、モータカバー311に固定される。モータカバー311は、第1の磁極部305aと第2の磁極部306aとがマグネット301の着磁位相に対して電気角で略90度ずれて配置されるように第1のヨーク305と第2のヨーク306を固定保持する。
ここで、電気角とは、マグネット磁力の1周期を360°として表したものであり、ロータの極数をM、機械角をθ0とすると、電気角θは以下の式(1)で表せる。
θ=θ0×M/2 … (1)
本実施例では、マグネット301の着磁は8極であるから電気角90度は機械角で22.5度となる。
制御回路312は、ステップ駆動と推進量が異なる2種類のフィードバック駆動とを切り換えて駆動することができる。制御回路312がステップ駆動を行う場合、所定の時間間隔で第1のコイル303および第2のコイル304の通電状態を切り換えるように、制御回路312が駆動回路313を制御する。すなわち、ステップ駆動を行う場合には、第1磁気センサ307、第2磁気センサ308、第3磁気センサ309、第4磁気センサ310の出力を使用しない。一方、制御回路312が2種類のフィードバック駆動を行う場合、第1磁気センサ307、第2磁気センサ308、第3磁気センサ309、第4磁気センサ310の出力を使用する。
モータ20は、第3の方向(第1の回転方向)および第4の方向(第1の回転方向とは反対の第2の回転方向)に回転可能であり、その方向に応じてカムギア14、15を回転駆動する。カムギア14、15はそれぞれ、モータ20に駆動された回転するカム部材である。モータ20の動作は、シャッタ駆動回路411に含まれる制御回路312および駆動回路313(図2参照)により制御される。
498は撮影準備を開始するスイッチ(SW1)、499は撮影を開始するスイッチ(SW2)である。スイッチ(SW1)498とスイッチ(SW2)499は2段スイッチとして構成されており、第1ストロークでスイッチ(SW1)498がオンし、第2ストロークでスイッチ(SW2)499がオンする。
撮像素子403は、CMOSイメージセンサなどを有し、撮像レンズ401(撮像光学系)を介して形成された被写体像(光学像)を光電変換して画像データ(アナログ画像信号)を出力する。AFE(Analog Front End)404は、撮像素子403から出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。DSP(Disital Signal Processer)405は、AFE404から出力されたデジタル画像信号に対して、各種画像処理や圧縮・伸張処理などを行い、処理後の画像データを出力する。
記録媒体406は、DSP405により処理された画像データを記録する。表示部407は、液晶ディスプレイ(LCD)などを含み、撮影画像や各種メニュー画面などを表示する。TG408は、タイミングジェネレータであり、撮像素子403を駆動制御する。RAM410は、DSP405と接続されており、画像データなどを一時的に記憶する。
レンズ制御手段491は、撮像レンズ401の焦点距離、絞り径、射出瞳径、および、射出瞳と撮像素子403との間の距離などのレンズ情報をCPU409に出力する。またレンズ制御手段491は、CPU409(制御部)による制御に応じて、撮像レンズ401に含まれる絞りやレンズなどを駆動する。レンズ制御手段491に含まれる各検出手段の検出結果は、CPU409に入力される。CPU409は、AFE404、DSP405、TG408、シャッタ駆動回路411、および、レンズ制御手段491を制御する。
次に、図3および図4を参照して、撮像素子403による撮像動作について説明する。図3は、撮像素子403の全体構成図である。図4は、撮像素子403の一つの画素部420の回路図である。
図3に示されるように、撮像素子403の画素領域PAには、複数の画素部420(画素部p11〜pkn)が行列状に配置されている。図4において、フォトダイオード(PD)441は、入射した光信号を光電変換し、露光量に応じた電荷を蓄積する。PD441に蓄積されている電荷は、転送ゲート442の信号txをHighレベルにすることにより、FD(フローティングディフュージョン)部443に転送される。FD部443は、フローティングディフュージョンアンプ(FDアンプ)444のゲートに接続されている。FDアンプ444は、PD441から転送された電荷量を電圧量に変換する。
FDリセットスイッチ445の信号resをHighレベルにすると、FD部443の電荷はリセットされる。また、PD441の電荷をリセットする場合、信号txと信号resとを同時にHighレベルにすることにより、転送ゲート442およびFDリセットスイッチ445の両方をオンし、FD部443経由でPD441のリセットを行うことになる。画素選択スイッチ446の信号selをHighレベルにすることにより、FDアンプ444で電圧に変換された画素信号は、画素部420の出力部voutに出力される。
図3において、垂直走査回路421は、駆動信号res_1、tx_1、sel_1などを各画素に供給する。これらの駆動信号は、それぞれの画素のres、tx、selに接続される。各画素の出力部voutは、列ごとに垂直出力線422を介して列共通読出し回路423(clm1〜clmk)に接続されている。
ここで、図5を参照して、列共通読出し回路423について説明する。図5は、撮像素子403の列共通読出し回路423の回路図である。垂直出力線422は列ごとに設けられており、1列分の画素部420の出力部voutがそれぞれの垂直出力線422に接続されている。垂直出力線422には電流源424が接続されており、電流源424と、画素部420の各画素内のFDアンプ444とによりソースフォロワ回路が構成される。
画素部420から読み出される画素信号Sは、信号tsをHighレベルにすることにより、S信号転送スイッチ451を介してS信号保持容量453に記憶される。画素部420から読み出されるノイズ信号Nは、信号tnをHighレベルにすることにより、N信号転送スイッチ452を介してN信号保持容量454に記憶される。S信号保持容量453およびN信号保持容量454はそれぞれ、列共通読出し回路423の出力部vs、vnに接続されている。
図3において、列共通読出し回路423の出力部vs、vnはそれぞれ、水平転送スイッチ425、426に接続されている。水平転送スイッチ425、426は、水平走査回路427の出力信号hsr*(*は列番号1〜k)により制御される。信号hsr*がHighレベルになることにより、S信号保持容量453およびN信号保持容量454の信号はそれぞれ水平出力線428、429へ転送される。水平出力線428、429は、差動増幅器430の入力部に接続されている。差動増幅器430は、S信号とN信号との差分をとると同時に所定のゲインをかけ、最終的な画像信号を出力端子431へ出力する。水平出力線リセットスイッチ432、433は、信号chresがHighになることによってオンし、それぞれの水平出力線428、429はリセット電圧Vchresにリセットされる。
次に、図6を参照して、撮像素子403の静止画読み出し走査について説明する。図6は、撮像素子403のリセット走査および静止画読み出し走査における1行あたりの動作を示すタイミングチャートである。ここではi行目のデータを読み出すものとして説明する。
まず、信号sel_iをHighレベルにしてi行目の画素の画素選択スイッチ446をオンする。その後、信号res_iをLowレベルにしてFDリセットスイッチ445をオフし、FD部443のリセットを開放する。次に、信号tnをHighレベルにして、N信号転送スイッチ452を介してN信号保持容量454にN信号を記憶する。続いて信号tnをLowにし、N信号転送スイッチ452をオフした後、信号tsをHighレベルにしてS信号転送スイッチ451をオンすると共に、信号tx_iをHighレベルにすることで転送ゲート442をONする。この動作により、選択されているi行目のPD441に蓄積されていた信号がFDアンプ444、画素選択スイッチ446を介して垂直出力線422へ出力され、更にS信号転送スイッチ451を介してS信号保持容量453へ記憶される。
続いて、信号tx_i、tsをLowレベルにして転送ゲート442、S信号転送スイッチ451を閉じた後、信号res_iをHighレベルにしてFDリセットスイッチ445をオンし、FD部443をリセットする。以上により、i行目のN信号及びS信号を、それぞれS信号保持容量453およびN信号保持容量454へ記憶する動作を終了する。
次に、S信号保持容量453、N信号保持容量454に蓄えられたS信号、N信号を撮像素子403から出力する動作が行われる。まず、水平走査回路427の出力hsr1がHighレベルになることにより、水平転送スイッチ425、426がオンし、S信号保持容量453、N信号保持容量454の信号が水平出力線428、429と差動増幅器430とを介して出力端子431に出力される。
水平走査回路427は、各列の選択信号hsr1、hsr2・・・、hsrkを順次Highにすることにより、i行目の全データを出力する。なお、信号hsr1〜hsrkによって各列の信号が読み出される間、信号chresをHighレベルにすることで水平出力線リセットスイッチ432、433をオンし、一旦、水平出力線428、429をリセット電圧Vchresのレベルにリセットする。以上で、1行の読出し動作が終了する。この動作を各行で繰り返すことにより、撮像素子403の全行の信号が読み出される。
次に、図7乃至図11を参照して、本実施例におけるフォーカルプレンシャッタ113の構成について説明する。図7(a)は本実施例のフォーカルプレンシャッタ113を撮像素子403側から見た分解斜視図、図7(b)は被写体側から見た分解斜視図である。
シャッタ地板1の撮像素子403側には、カバー板9が取り付けられている。シャッタ地板1とカバー板9との間には、第1の羽根ユニット2および第2の羽根ユニット3が設けられている。第1の羽根ユニット2は、羽根2a、2b、2cと羽根アーム2d、2eとを備えて構成される。第2の羽根ユニット3は、羽根3a、3b、3cと羽根アーム3d、3eとを備えて構成される。シャッタ地板1およびカバー板9には、アパチャ1a、9a(開口)がそれぞれ形成されている。シャッタ地板1の被写体側には軸1b、1c、1f、1gが立設されている。軸1bには第1の駆動部材11が、軸1fには第2の駆動部材12が、軸1cには第1のカムギア14が、軸1gには第2のカムギア15がそれぞれ回転可能に取り付けられている。シャッタ地板1の撮像素子403側には軸1d、1e、1h、1iが立設されており、軸1d、軸1eには第1の羽根ユニット2が、軸1h、軸1iには第2の羽根ユニット3がそれぞれ回転可能に取り付けられている。
図8は、第1の駆動部材11の斜視図である。図9は、第2の駆動部材12の斜視図である。第1の駆動部材11は、穴11aとシャッタ地板1の軸1bとが嵌合し、回転可能に構成されている。第1の駆動部材11の第1のカム係合ピン11bおよび第2のカム係合ピン11cは、後述する第1のカムギア14の複数のカム面に当接し、第1のカムギア14の回転に従って、第1の駆動部材11は駆動されるように構成されている。第2の駆動部材12は、穴12aとシャッタ地板1の軸1fとが嵌合し、回転可能に構成されている。第2の駆動部材12の第1のカム係合ピン12bおよび第2のカム係合ピン12cは、後述する第2のカムギア15の複数のカム面に当接し、第2のカムギア15の回転に従って、第2の駆動部材12は駆動されるように構成されている。
第1の羽根ユニット2は、2つの羽根アーム2d、2eと、3つの羽根2a、2b、2cとを備えて構成されている。2つの羽根アーム2d、2eの穴2f、2gは、シャッタ地板1の撮像素子403側において、それぞれ軸1d、1eに回動自在に枢着されている。3枚の羽根2a、2b、2cは、羽根アーム2d、2eの他端に向け、連結軸4を介して、順次、枢支されている。羽根アーム2dには穴2hが形成されており、穴2hに第1の駆動部材11の駆動ピン11dが係合する。このような構成により、第1の羽根ユニット2は、第1の駆動部材11の回転に従って、羽根2a、2b、2cがシャッタ地板1のアパチャ1aを覆う閉鎖状態と、アパチャ1aから退避する開放状態とに、それぞれ移行可能(往復移動可能)である。
第2の羽根ユニット3は、2つの羽根アーム3d、3eと、3つの羽根3a、3b、3cとを備えて構成されている。2つの羽根アーム3d、3eの穴3f、3gは、シャッタ地板1の撮像素子403側において、それぞれ軸1h、1iに回動自在に枢着されている。3枚の羽根3a、3b、3cは、羽根アーム3d、3eの他端に向け、連結軸4を介して、順次、枢支されている。羽根アーム3dには穴3hが形成されており、穴3hに第2の駆動部材12の駆動ピン12dが係合する。このような構成により、第2の羽根ユニット3は、第2の駆動部材12の回転に従って、羽根3a、3b、3cがシャッタ地板1のアパチャ1aを覆う閉鎖状態と、アパチャ1aから退避する開放状態とに、それぞれ移行可能(往復移動可能)である。
第1のトグルばね5は、シャッタ地板1に立設された軸1nと羽根アーム2eの穴2iとに係合している。これにより、羽根アーム2eは、アパチャ1aの開放状態では羽根がアパチャ1aを開放する方向(開放状態を維持する方向)に付勢される。また羽根アーム2eは、アパチャ1aの閉鎖状態では羽根がアパチャ1aを閉鎖する方向(閉鎖状態を維持する方向)に付勢されている。この付勢により、アパチャ1aの開放状態では、羽根2a、2b、2cと連結軸4を介して第1の駆動部材11の駆動ピン11dが羽根アーム2dの穴2hの羽根がアパチャ1aを閉鎖する方向に駆動する際に接触する側が当接する。また、アパチャ1aの閉鎖状態では、羽根2a、2b、2cと連結軸4を介して第1の駆動部材11の駆動ピン11dが羽根アーム2dの穴2hの羽根がアパチャ1aを開放する方向に駆動する際に接触する側が当接している。またトグルばね5は、トグルばね抑え部材7により、軸1n方向の動きが制限される。
第2のトグルばね6は、シャッタ地板1に立設された軸1oと羽根アーム3eの穴3iとに係合している。これにより、羽根アーム3eは、アパチャ1aの開放状態では羽根がアパチャ1aを開放する方向(開放状態を維持する方向)に付勢され、アパチャ1aの閉鎖状態では羽根がアパチャ1aを閉鎖する方向(閉鎖状態を維持する方向)に付勢されている。この付勢により、アパチャ1aの開放状態では羽根3a、3b、3cと連結軸4を介して第2の駆動部材12の駆動ピン12dが羽根アーム3dの穴3hの羽根がアパチャ1aを閉鎖する方向に駆動する際に接触する側が当接している。また、アパチャ1aの閉鎖状態では羽根3a、3b、3cと連結軸4を介して第2の駆動部材12の駆動ピン12dが羽根アーム3dの穴3hの羽根がアパチャ1aを開放する方向に駆動する際に接触する側が当接している。またトグルばね6は、トグルばね抑え部材7により、軸1o方向の動きが制限される。
ばねガイド部材19は、シャッタ地板1の軸1cおよび軸1gの周りに外嵌している。駆動ばね18の内径部は、ばねガイド部材19の外周でガイドされており、腕部18aはシャッタ地板1の係止部1j、1lに、腕部18bはシャッタ地板1の係止部1k、1mにそれぞれ係止される。後述するカムギア14、15により、被写体側から見て腕部18aは右回転方向に、腕部18bは左回転方向に付勢力が発生するようにチャージされる。23、24は、カムギア14、15の回転を規制するロータリーダンパ(規制部材)である。ロータリーダンパ23、24は、カムギア14、15に当接することで、カムギア14、15の第1の方向への回転および第1の方向とは異なる第2の方向への回転を規制する回転可能な規制部材である。またロータリーダンパ23、24は、カムギア14、15の第1の方向への回転を規制する際とカムギア14、15の第2の方向への回転を規制する際とで、ロータリーダンパ23、24の回転方向における位置が異なる。
図10を参照して、ロータリーダンパ23、24の構成について説明する。図10はロータリーダンパの構成図であり、図10(a)は斜視図、図10(b)は上面図、図10(c)は図10(b)中の線A−Aに沿った断面図をそれぞれ示している。
ロータリーダンパ23、24は、ベース部23a、24aと回転部23b、24bとを備えて構成されている。ベース部23a、24aは、ホルダー部材16に固定された固定部である。ベース部23a、24aの内部23f、24fは、粘性を有する液体で満たされており、シール部材23e、24eで封止されている。このような構成により、ロータリーダンパ23、24は、回転部23b、24bの回転速度に応じて粘性抵抗により回転方向の逆向きの抵抗力が発生し、ダンパとして働く。回転部23b、24bには腕部23c、24c(第2の腕部、第2の当接部)および腕部23d、24d(第1の腕部、第1の当接部)がそれぞれ設けられている。回転部23b、24bは、後述するように、腕部23c、24c、23d、24dがカムギア14、15の可動端部14e、15eに当接することで回転駆動され、ホルダー部材16の当接面16eにて回転位置を規制される。
このように本実施例において、ロータリーダンパ23、24は、カムギア14、15の第1の方向への回転を規制するためにカムギア14、15と当接する腕部23d、24d(第1の当接部)を有する。またロータリーダンパ23、24は、カムギア14、15の第2の方向への回転を規制するためにカムギア14、15と当接する腕部23c、24c(第2の当接部)を有する。また第1の当接部は、ロータリーダンパ23、24において、第2の当接部とは異なる位置に設けられている。またロータリーダンパ23、24は、カムギア14、15の第1の方向への回転に応じてカムギア14、15が第1の当接部と当接した後と第2の方向への回転に応じてカムギア14、15が第2の当接部と当接した後とで、回転方向における位置が異なる。
本実施例において、腕部23c、24cが当接面16eに当接した姿勢(位置)を第2の姿勢(第2の位置)、腕部23d、24dが当接面16eに当接した姿勢(位置)を第1の姿勢(第1の位置)という。本実施例では、回転部23、24bに腕部23c、24c、23d、24dが設けられているが、これに限定されるものではなく、例えば回転部と腕部とを、ギアを介して連結する構成を採用してもよい。
ここで、図11および図21を参照して、カムギア14、15の構成を説明する。図11(a)はカムギア14、15を撮像素子403側から見た正面図、図11(b)は背面図である。図21は、フォーカルプレンシャッタ113の各構成部品の動作タイミングを示す図である。
第1のカムギア14は、穴14aとシャッタ地板1の軸1cが嵌合し、回転可能になっている。カムギア14には、切り欠き14c、14dが設けられている。カムギア14が被写体側から見て左回転方向に所定角度だけ回転すると、駆動ばね18の腕部18aが切り欠き14cと係合し、カムギア14は被写体側から見て右回転方向に付勢力を受ける。さらにカムギア14が被写体側から見て左回転方向に所定角度だけ回転すると、カムギア14の可動端部14eがロータリーダンパ23の腕部23cに当接し、回転方向と逆向きの力を受けながら左回転方向に回転する。さらにカムギア14が被写体側から見て左回転方向に所定角度だけ回転すると、カムギア14の可動端部14eはロータリーダンパ23の腕部23cを介してホルダー部材16の当接面16eに当接し、カムギア14の回転位相が規定される(第2の姿勢)。
一方、カムギア14が被写体側から見て右回転方向に所定角度だけ回転すると、駆動ばね18の腕部18bが切り欠き14dと係合し、カムギア14は被写体側から見て左回転方向に付勢力を受ける。さらにカムギア14が被写体側から見て右回転方向に所定角度だけ回転すると、カムギア14の可動端部14eがロータリーダンパ23の腕部23dに当接し、回転方向と逆向きの力を受けながら右回転方向に回転する。さらにカムギア14が被写体側から見て右回転方向に所定角度だけ回転すると、カムギア14の可動端部14eはロータリーダンパ23の腕部23dを介してホルダー部材16の当接面16eに当接し、カムギア14の回転位相が規定される(第1の姿勢)。
カムギア14は穴14aと同心円状に形成され、第1の空走駆動カム面14f(第1の領域、第1の回転領域)および第1の露光駆動カム面14g(第2の領域、第2の回転領域)を有する。第1の空走駆動カム面14fは、第1の駆動部材11の第1のカム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を展開状態で保持する。第1の露光駆動カム面14gは、カム係合ピン11bを介して第1の羽根ユニット2を展開状態から重畳状態に駆動させ、アパチャ1aを閉鎖状態から開放状態に移動させる。第1の空走駆動カム面14fと第1の露光駆動カム面14gとは、第1の切り替わり部14nにおいて滑らかに接続している。またカムギア14は、穴14aと同心円状に形成された第2の空走駆動カム面14h(第3の領域、第3の回転領域)および第2の露光駆動カム面14i(第2の領域、第2の回転領域)を有する。第2の空走駆動カム面14hは、第1の駆動部材11の第2のカム係合ピン11cを介して第1の羽根ユニット2を重畳状態で保持する。第2の露光駆動カム面14iは、カム係合ピン11cを介して第1の羽根ユニット2を重畳状態から展開状態に駆動させ、アパチャ1aを開放状態から閉鎖状態に移動させる。第2の空走駆動カム面14hと第2の露光駆動カム面14iとは、第2の切り替わり部14oで滑らかに接続している。
第1の空走駆動カム面14fと第2の空走駆動カム面14hの半径の差は小さいほど、第1の羽根ユニット2が駆動され始める瞬間に、第1の駆動部材11が第1の露光駆動カム面14gと第2の露光駆動カム面14iから受ける駆動力の差が小さくなる。カムギア14の駆動力による第1の羽根ユニット2の展開速度と重畳速度を同等とするために、第1の空走駆動カム面14fと第2の空走駆動カム面14hの半径は互いに等しいことが好ましい。本実施例では、図20(a)、(b)に示されるように、後述する奇数回目の撮影と偶数回目の撮影においてモータの駆動条件が等しい場合、同じカム線図で示される第1の露光駆動カム面14gと第2の露光駆動カム面14iを第1の駆動部材11がトレースする。これにより、第1の羽根ユニット2の駆動速度が同等になる。
またカムギア14は、穴14aと同心円状に形成された第1の保持カム面14jと、第3の切り替わり部14pで第1の保持カム面14jと滑らかに接続された第1の受けカム面14kとを有する。第1の空走駆動カム面14fと第1の保持カム面14jは、所定の幅を有し、第1の空走駆動カム面14f、第1の露光駆動カム面14g、および、第1の受けカム面14kの幅は、第3の切り替わり部14pから他端に向かって広くなっている。カムギア14は、穴14aと同心円状に形成された第2の保持カム面14lと、第4の切り替わり部14qで第2の保持カム面14lと滑らかに接続された第2の受けカム面14mを有する。第2の空走駆動カム面14hと第2の保持カム面14lは所定の幅を有し、第2の空走駆動カム面14h、第2の露光駆動カム面14i、および、第2の受けカム面14mの幅は、第4の切り替わり部14qから他端に向かって広くなっている。
第2のカムギア15は、穴15aとシャッタ地板1の軸1gが嵌合し、回転可能になっている。カムギア15には、切り欠き15c、15dが設けられている。カムギア15が被写体側から見て左回転方向に所定角度だけ回転すると、駆動ばね18の腕部18aが切り欠き15cと係合し、カムギア15は被写体側から見て右回転方向に付勢力を受ける。さらにカムギア15が被写体側から見て左回転方向に所定角度だけ回転すると、カムギア15の可動端部15eがロータリーダンパ24の腕部24cに当接し、回転方向と逆向きの力を受けながら左回転方向に回転する。さらにカムギア15が被写体側から見て左回転方向に所定角度だけ回転すると、カムギア15の可動端部15eはロータリーダンパ24の腕部24cを介してホルダー部材16の当接面16eに当接し、カムギア15の回転位相が規定される(第2の姿勢)。
一方、カムギア15が被写体側から見て右回転方向に所定角度だけ回転すると、駆動ばね18の腕部18bが切り欠き15dと係合し、カムギア15は被写体側から見て左回転方向に付勢力を受ける。さらにカムギア15が被写体側から見て右回転方向に所定角度だけ回転すると、カムギア15の可動端部15eがロータリーダンパ24の腕部24dに当接し、回転方向と逆向きの力を受けながら右回転方向に回転する。さらにカムギア15が被写体側から見て右回転方向に所定角度だけ回転すると、カムギア15の可動端部15eはロータリーダンパ24の腕部24dを介してホルダー部材16の当接面16eに当接し、カムギア14の回転位相が規定される(第1の姿勢)。
カムギア15は、穴15aと同心円状に形成された第1の空走駆動カム面15f(第1の領域、第1の回転領域)および第1の露光駆動カム面15g(第2の領域、第2の回転領域)を有する。カムギア15は、第1の空走駆動カム面15fにおいて、第2の駆動部材12の第1のカム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を重畳状態で保持する。またカムギア15は、第1の露光駆動カム面15gにおいて、カム係合ピン12bを介して第2の羽根ユニット3を重畳状態から展開状態に駆動させ、アパチャ1aを開放状態から閉鎖状態に移動させる。第1の空走駆動カム面15fと第1の露光駆動カム面15gは、第1の切り替わり部15nで滑らかに接続されている。
またカムギア15は、穴15aと同心円状に形成された第2の空走駆動カム面15h(第3の領域、第3の回転領域)および第2の露光駆動カム面15i(第2の領域、第2の回転領域)を有する。カムギア15は、第2の空走駆動カム面15hにおいて、第2の駆動部材12の第2のカム係合ピン12cを介して第2の羽根ユニット3を展開状態で保持する。またカムギア15は、第2の露光駆動カム面15iにおいて、カム係合ピン12cを介して第2の羽根ユニット3を展開状態から重畳状態に駆動させ、アパチャ1aを閉鎖状態から開放状態に移動させる。第2の空走駆動カム面15hと第2の露光駆動カム面15iは、第2の切り替わり部15oで滑らかに接続されている。
第1の空走駆動カム面15fと第2の空走駆動カム面15hの半径の差は小さいほど、第2の羽根ユニット3が駆動され始める瞬間に、第2の駆動部材12が第1の露光駆動カム面15gと第2の露光駆動カム面15iとから受ける駆動力の差が小さくなる。カムギア15の駆動力による第2の羽根ユニット3の展開速度と重畳速度を同等とするために、第1の空走駆動カム面15fと第2の空走駆動カム面15hの半径は互いに等しいことが好ましい。本実施例では、図20(a)、(b)に示されるように、後述する奇数回目の撮影と偶数回目の撮影においてモータの駆動条件が等しい場合、同じカム線図で示される第1の露光駆動カム面15gと第2の露光駆動カム面15iを第2の駆動部材12がトレースする。これにより、第2の羽根ユニット3の駆動速度が同等になる。
またカムギア15は、穴15aと同心円状に形成された第1の保持カム面15jと、第3の切り替わり部15pで第1の保持カム面15jと滑らかに接続された第1の受けカム面15kを有する。第1の空走駆動カム面15fと第1の保持カム面15jは所定の幅を有し、第1の空走駆動カム面15f、第1の露光駆動カム面15g、および、第1の受けカム面15kの幅は、第3の切り替わり部15pから他端に向かって広くなっている。カムギア15は、穴15aと同心円状に形成された第2の保持カム面15lと、第4の切り替わり部15qで第2の保持カム面15lと滑らかに接続された第2の受けカム面15mを有する。第2の空走駆動カム面15hと第2の保持カム面15lは所定の幅を有し、第2の空走駆動カム面15h、第2の露光駆動カム面15i、および、第2の受けカム面15mの幅は、第4の切り替わり部15qから他端に向かって広くなっている。
モータ20は、図7に示されるように、ホルダー部材16に取り付けられている。モータ20の出力軸20aにはピニオンギア22が取り付けられている。ピニオンギア22は、ホルダー部材16の穴16cを貫通し、カムギア14、15のギア部14b、15bと係合することで、モータ20からのトルクをカムギア14、15へ伝達する。モータ20は、所定の時間間隔に従ってコイルの通電状態を切り換えて駆動するステップ駆動(オープンループ駆動)されるステッピングモータである。またモータ20は、進角値が異なる2種類のフィードバック駆動が可能に構成されていてもよい。
次に、図12乃至図21を参照して、本実施例におけるフォーカルプレンシャッタ113の後幕先幕メカシャッタ動作について説明する。図21は、フォーカルプレンシャッタ113の動作を説明するタイミングチャートである。図12乃至図19は、図21に示されるステップ(ステップA〜P)におけるフォーカルプレンシャッタ113の状態の説明図である。なお、図12乃至図19のそれぞれにおいて、(a)、(b)はカムギア14、ロータリーダンパ23の腕部23c、23d、第1の駆動部材11、および、第1の羽根ユニット2を示す。また図12乃至図19のそれぞれにおいて、(c)、(d)はカムギア15、第2のロータリーダンパ24の腕部24c、24d、第2の駆動部材12、および、第2の羽根ユニット3を示す。各図において、(a)、(c)は正面図(被写体側から見た図)、(b)、(d)は背面図(撮像素子側から見た図)を示している。回転方向(左右)は、各図の(a)、(c)の方向で定義する。したがって、各図において(a)と(b)は左右が逆になり、(c)と(d)は左右が逆になる。以下、往復露光を行う際の、奇数回目の撮影と偶数回目の撮影におけるフォーカルプレンシャッタ113の動作について説明する。
<奇数回目の撮影>
(撮影待機状態)
図12は、本実施例におけるフォーカルプレンシャッタの撮影前の奇数回目の待機状態を示す図である。図12(a)、(b)に示されるように、羽根2a、2b、2cは、撮像装置400の待機状態となるステップA1において、アパチャ1aを閉鎖している。ステップA1では、羽根アーム2eの穴2iに掛けられたトグルばね5の付勢力により、第1の駆動部材11の駆動ピン11dは羽根ユニット2がアパチャ1aを閉鎖する方向に付勢されている。また第1のカム係合ピン11bは、カムギア14の第1の空走駆動カム面14fに当接した状態で待機される。このとき、カムギア14に配設されている切り欠き14cは、駆動ばね18の腕部18aには当接せず、駆動ばねはチャージされないため、自然状態である。また、ロータリーダンパ23の回転部23bは、腕部23dがホルダー部材16の当接面16eに当接した状態(第1の姿勢、第1の位置)で待機している。
図12(c)、(d)に示されるように、羽根3a、3b、3cは、撮像装置400の待機状態となるステップA2において、アパチャ1aを開放している。ステップA2では、羽根アーム3eの穴3iに掛けられたトグルばね6の付勢力により、第2の駆動部材12の駆動ピン12dは羽根ユニット3がアパチャ1aを開放する方向に付勢されている。また第1のカム係合ピン12bは、カムギア15の第1の空走駆動カム面15fに当接した状態で待機される。このとき、カムギア15に配設されている切り欠き15cは、駆動ばね18の腕部18aには当接せず、駆動ばねはチャージされないため、自然状態である。また、ロータリーダンパ24の回転部24bは、腕部24dがホルダー部材16の当接面16eに当接した状態(第1の姿勢、第1の位置)で待機している。
(チャージ状態)
ステップA1においてスイッチ(SW1)498がオンすると、モータ20が右回転方向に駆動される。このためカムギア14は、図12(a)、(b)に示される状態から左回転方向に回転する。ここで、モータ20のピニオンギア22とカムギア14のギア部14bとが噛み合っているため、モータ20の回転方向とカムギア14の回転方向は互いに逆になる。
図12(a)、(b)に示される状態(ステップA1)からカムギア14が左回転方向に回転すると、カムギア14に配設されている切り欠き14cは駆動ばね18の腕部18aと当接し、チャージしながら回転する。駆動回路313は、モータ20を通電開始させ、カムギア14を、カムギア14の可動端部14eがロータリーダンパ23の腕部23cを介してホルダー部材16の当接面16eに当接させる以上のステップ数だけ回転させる。その後、駆動回路313は、モータ20を通電保持させる。
従って、ロータリーダンパ23の回転部23bが第1の姿勢で待機している場合、カムギア14の可動端部14eがロータリーダンパ23の腕部23cに当接し、ロータリーダンパ23を第1の姿勢から第2の姿勢へ移行させる。このときカムギア14は、ロータリーダンパ23から回転方向と逆向きの力を受け、回転速度が減少していく。ロータリーダンパ23の腕部23cがホルダー部材16の当接面16eに当接することにより、カムギア14の回転が停止する。このときカムギア14は、ロータリーダンパ23により回転の勢いが抑制されているため、当接面での跳ね返りが少なくなり、カムギア14の停止までの時間が短い。
また、単写時や連写の1コマ目の撮影時において、カムギア14は、図12(a)、(b)に示される待機位置からチャージを開始するので、ロータリーダンパ23の回転部23bが第2の姿勢で待機していても、カムギア14の回転速度が遅い。このため、ダンパ効果がなくても当接面での跳ね返りは少なく、カムギア14の停止までの時間は短い。従って、単写時や、連写の1コマ目の撮影時における待機状態では、ロータリーダンパ23の回転部23bは、腕部23cがホルダー部材16の当接面16eに当接した第2の姿勢で待機していてもよい。
図13(a)、(b)に示される状態(ステップB1)において、駆動ばね18がチャージされた状態となる。このためカムギア14は、駆動ばね18により右回転方向に付勢される。図13(a)、(b)に示されるように、羽根2a、2b、2cは、ステップB1において、アパチャ1aを閉鎖している。
ステップA1から所定時間が経過すると、ステップA2へ移行し、モータ20が右回転方向に駆動される。このためカムギア15は、図12(c)、(d)に示される状態から左回転方向に回転する。ここで、モータ20のピニオンギア22とカムギア15のギア部15bとが噛み合っているため、モータ20の回転方向とカムギア15の回転方向は互いに逆になる。
図12(c)、(d)に示される状態(ステップA2)からカムギア15が左回転方向に回転すると、カムギア15に配設されている切り欠き15cは、駆動ばね18の腕部18aと当接し、チャージしながら回転する。駆動回路313は、モータ20を通電開始させ、カムギア15を、カムギア15の可動端部15eがロータリーダンパ24の腕部24cを介してホルダー部材16の当接面16eに当接させる以上のステップ数だけ回転させる。その後、駆動回路313は、モータ20を通電保持させる。
従って、ロータリーダンパ24の回転部24bが第1の姿勢で待機している場合、カムギア15の可動端部15eがロータリーダンパ24の腕部24cに当接し、ロータリーダンパ24を第1の姿勢から第2の姿勢へ移行させる。このときカムギア15は、ロータリーダンパ24から回転方向と逆向きの力を受け、回転速度が減少していく。ロータリーダンパ24の腕部24cがホルダー部材16の当接面16eに当接することにより、カムギア15の回転が停止する。このときカムギア15はロータリーダンパ24により回転の勢いが抑制されている。このため、当接面での跳ね返りが少なくなり、カムギア15の停止までの時間が短い。
また、単写時や連写の1コマ目の撮影時において、カムギア15は、図12(c)、(d)に示される待機位置からチャージを開始するため、ロータリーダンパ24の回転部24bが第2の姿勢で待機していても、カムギア15の回転速度が遅い。このため、ダンパ効果がなくても当接面での跳ね返りは少なく、カムギア15の停止までの時間は短い。従って、単写時や、連写の1コマ目の撮影時における待機状態では、ロータリーダンパ24の回転部24bは、腕部24cがホルダー部材16の当接面16eに当接した第2の姿勢で待機していてもよい。
図13(c)、(d)に示される状態(ステップB2)において、駆動ばね18がチャージされた状態となる。このためカムギア15は、駆動ばね18により右回転方向に付勢される。図13(c)、(d)に示されるように、羽根3a、3b、3cは、ステップB2において、アパチャ1aを開放している。撮像装置400は、ステップA1においてスイッチ(SW1)498がオンすると、不図示の測距手段(焦点検出手段)が被写体までの距離を測定し、レンズ制御手段491が撮影レンズを駆動しピント合わせを行う等の撮影準備動作を行う。
(助走駆動)
スイッチ(SW2)499がオンしてから所定時間後(ステップC1)において、羽根2a、2b、2cがアパチャ1aを開放する方向に、カムギア14を回転するようにチャージ時とは逆方向にモータ20に通電を行う。さらに所定時間後(ステップC2)、羽根3a、3b、3cがアパチャ1aを閉鎖する方向にカムギア15を回転するようにチャージ時とは逆方向にモータ20に通電を行い、助走駆動を開始する。助走駆動にて、所定の駆動パルスの幅を徐々に小さくしていくことにより、モータ20の回転速度を徐々に速くする。
カムギア14は、モータ20への通電が開始されると、駆動ばね18による付勢力を受け、右回転方向へ回転して助走を始める。第1の駆動部材11は、羽根アーム2eの穴2iに掛けられたトグルばね5の付勢力により、第1の羽根ユニット2がアパチャ1aを閉鎖する方向に付勢される。カムギア14は、第1のカム係合ピン11bが第1の空走駆動カム面14fに当接しながら加速を始める。このときカムギア14は、ロータリーダンパ23の影響は受けないため、スムースに加速することができる。カムギア15は、モータ20への通電が開始されると、駆動ばね18による付勢力を受け、右回転方向へ回転して助走を始める。第2の駆動部材12は、羽根アーム3eの穴3iに掛けられたトグルばね6の付勢力により、第2の羽根ユニット3がアパチャ1aを開放する方向に付勢される。カムギア15は、第1のカム係合ピン12bが第1の空走駆動カム面15fに当接しながら加速を始める。このときカムギア15は、ロータリーダンパ24の影響は受けないため、スムースに加速することができる。撮像素子403は、スイッチ(SW2)499がオンしてから所定時間後(ステップE)に、リセット走査を行い、各行の蓄積を開始する。
(羽根駆動開始)
駆動回路313は、ステップC1、C2から所定ステップ後(ステップF1、F2)において、カムギア14、15を右回転方向に駆動する。カムギア14が図13(a)、(b)に示される状態(ステップC1)から右回転方向に回転すると、第1のカム係合ピン11bがカムギア14の同心円カムである第1の空走駆動カム面14fから第1の露光駆動カム面14gへと移行する(ステップF1)。そして露光駆動カム面14gをトレースして駆動部材11を回転させ、第2の羽根ユニット2は、アパチャ1aを閉鎖状態から開放状態へ移行する。
カムギア14は、図14(a)、(b)に示される状態からさらに右回転方向に回転すると、第1の駆動部材11の第1のカム係合ピン11bは、カムギア14の第1の露光駆動カム面14gから乖離する。そして第1の駆動部材11および第1の駆動部材11と連動して回転している第1の羽根ユニット2の慣性力により、第1の駆動部材11は、第1の羽根ユニット2がアパチャ1aを開放する方向に回転する。このとき、トグルばね5の付勢力は切り替わっている。このため第1の駆動部材11は、羽根アーム2eの穴2iに掛けられたトグルばね5の付勢力により、第1の羽根ユニット2がアパチャ1aを開放する方向に付勢される。従って、第1の駆動部材11および第1の駆動部材11と連動して回転している第1の羽根ユニット2の回転速度は減少しない。
カムギア15が図13(c)、(d)に示される状態(ステップC2)から右回転方向に回転すると、第1のカム係合ピン12bがカムギア15の同心円カムである第1の空走駆動カム面15fから第1の露光駆動カム面15gへ移行する(ステップF2)。そして露光駆動カム面15gをトレースして第2の駆動部材12を回転させ、第2の羽根ユニット3はアパチャ1aを開放状態から閉鎖状態へ移行する。
カムギア15は、図14(c)、(d)に示される状態からさらに右回転方向に回転すると、第2の駆動部材12の第1のカム係合ピン12bは、カムギア15の第1の露光駆動カム面15gから乖離する。そして第2の駆動部材12および駆動部材12と連動して回転している第2の羽根ユニット3の慣性力により、第2の駆動部材12は、第2の羽根ユニット3がアパチャ1aを閉鎖する方向に回転する。このとき、トグルばね6の付勢力は切り替わっている。このため第2の駆動部材12は、羽根アーム3eの穴3iに掛けられたトグルばね6の付勢力により羽根ユニット3がアパチャ1aを閉鎖する方向に付勢される。従って、第2の駆動部材12および第2の駆動部材12と連動して回転している第2の羽根ユニット3の回転速度は減少しない。
これにより、アパチャ1aを閉鎖していた羽根2a、2b、2cがアパチャ1aを開放していくとともに、アパチャ1aを開放していた羽根3a、3b、3cがアパチャ1aを閉鎖していく。このため第1の羽根ユニット2と第2の羽根ユニット3は、撮影者が定めたシャッタ秒時で、撮像素子403に対して露光を行う。
(露光走行完了)
図14(a)、(b)に示される状態から所定角度だけ回転した後、図15(a)、(b)に示される状態(ステップG1)へ移行する。このとき、第1の駆動部材11の第2のカム係合ピン11cがカムギア14の第2の露光駆動カム面14iに当接し、第2の露光駆動カム面14iをトレースしながら減速する。このため、第1の駆動部材11および第1の羽根ユニット2には大きな衝撃がかからない。また、第2のカム係合ピン11cは、カムギア14の第2の受けカム面14mにより誘導され、第2の空走駆動カム面14hと第2の保持カム面14lにより摺動保持されるため、バウンドによる再半開状態にならない。
図14(c)、(d)に示される状態から所定角度だけ回転した後、図15(c)、(d)に示される状態(ステップG2)へ移行する。第2の駆動部材12の第2のカム係合ピン12cがカムギア15の第2の露光駆動カム面15iに当接し、第2の露光駆動カム面15iをトレースしながら減速する。このため、第2の駆動部材12および第2の羽根ユニット3には大きな衝撃がかからない。また、第2のカム係合ピン12cは、カムギア15の第2の受けカム面15mにより誘導され、第2の空走駆動カム面15hと第2の保持カム面15lにより摺動保持されるため、バウンドによる再半開状態にならない。
露光完了してから所定時間が経過した後(ステップH)、撮像装置400は、撮像素子403が羽根ユニット3により遮光されているため、撮像素子403の静止画読み出し走査を開始する。
<偶数回目の撮影>
(撮影待機状態)
図16は、フォーカルプレンシャッタ113の撮影前の偶数回目の待機状態を示す図である。図16(a)、(b)に示されるように、羽根2a、2b、2cは、撮像装置400の待機状態となるステップI1において、アパチャ1aを開放している。ステップI1において、羽根アーム2eの穴2iに掛けられたトグルばね5の付勢力により、第1の駆動部材11の駆動ピン11dは、羽根ユニット2がアパチャ1aを開放する方向に付勢される。また第2のカム係合ピン11cは、カムギア14の第2の空走駆動カム面14hに当接した状態で待機される。このとき、カムギア14に配設されている切り欠き14dは、駆動ばね18の腕部18bには当接せず、駆動ばね18はチャージされないため、自然状態である。また、ロータリーダンパ23の回転部23bは、腕部23cがホルダー部材16の当接面16eに当接した状態(第2の姿勢、第2の位置)で待機している。
図16(c)、(d)に示されるように、羽根3a、3b、3cは、撮像装置400の待機状態となるステップI2において、アパチャ1aを閉鎖している。ステップI2において、羽根アーム3eの穴3iに掛けられたトグルばね6の付勢力により、第2の駆動部材12の駆動ピン12dは、羽根ユニット3がアパチャ1aを閉鎖する方向に付勢される。また第2のカム係合ピン12cは、カムギア15の第2の空走駆動カム面15hに当接した状態で待機される。このとき、カムギア15に配設されている切り欠き15dは、駆動ばね18の腕部18bには当接せず、駆動ばね18はチャージされないため、自然状態である。また、ロータリーダンパ24の回転部24bは、腕部24cがホルダー部材16の当接面16eに当接した状態(第2の姿勢、第2の位置)で待機している。
(チャージ状態)
ステップI1においてスイッチ(SW1)498がオンすると、モータ20が左回転方向に駆動される。このためカムギア14は、図16(a)、(b)に示される状態から右回転方向に回転する。ここで、モータ20のピニオンギア22とカムギア14のギア部14bとが噛み合っているため、モータ20の回転方向とカムギア14の回転方向は互いに逆になる。
図16(a)、(b)に示される状態(ステップI1)からカムギア14が右回転方向に回転すると、カムギア14に配設されている切り欠き14dは、駆動ばね18の腕部18bと当接し、チャージしながら回転する。駆動回路313は、モータ20を通電開始させ、カムギア14を、カムギア14の可動端部14eがロータリーダンパ23の腕部23dを介してホルダー部材16の当接面16eに当接させる以上のステップ数だけ回転させる。その後、駆動回路313は、モータ20を通電保持させる。
従って、ロータリーダンパ23の回転部23bが第2の姿勢で待機している場合、カムギア14の可動端部14eがロータリーダンパ23の腕部23dに当接し、ロータリーダンパ23を第2の姿勢から第1の姿勢へ移行させる。このときカムギア14は、ロータリーダンパ23から回転方向と逆向きの力を受け、回転速度が減少していく。ロータリーダンパ23の腕部23dがホルダー部材16の当接面16eに当接することにより、カムギア14の回転が停止する。このときカムギア14は、ロータリーダンパ23によって回転の勢いが抑制されているため、当接面での跳ね返りが少なくなり、カムギア14の停止までの時間が短い。
また、単写時や連写の1コマ目の撮影時において、カムギア14は、図16(a)、(b)に示される待機位置からチャージを開始するため、ロータリーダンパ23の回転部23bが第1の姿勢で待機していても、カムギア14の回転速度が遅い。このため、ダンパ効果がなくても当接面での跳ね返りは少なく、カムギア14の停止までの時間は短い。従って、単写時や、連写の1コマ目の撮影時における待機状態において、ロータリーダンパ23の回転部23bは、腕部23dがホルダー部材16の当接面16eに当接した第1の姿勢で待機していてもよい。
図17(a)、(b)に示される状態(ステップJ1)において、駆動ばね18がチャージされた状態となる。このためカムギア14は、駆動ばね18により左回転方向に付勢される。図17(a)、(b)に示されるように、羽根2a、2b、2cは、ステップJ1において、アパチャ1aを開放している。ステップI1から所定時間が経過すると、ステップI2へ移行し、モータ20が左回転方向に駆動される。このためカムギア15は、図16(c)、(d)に示される状態から右回転方向に回転する。ここで、モータ20のピニオンギア22とカムギア15のギア部15bとが噛み合っているため、モータ20の回転方向とカムギア15の回転方向は互いに逆になる。
図16(c)、(d)に示される状態(ステップI2)からカムギア15が右回転方向に回転すると、カムギア15に配設されている切り欠き15dは、駆動ばね18の腕部18bと当接し、チャージしながら回転する。駆動回路313は、モータ20を通電開始させ、カムギア15を、カムギア15の可動端部15eがロータリーダンパ24の腕部24dを介してホルダー部材16の当接面16eに当接させる以上のステップ数だけ回転させる。その後、駆動回路313は、モータ20を通電保持させる。
従って、ロータリーダンパ24の回転部24bが第2の姿勢で待機している場合、カムギア15の可動端部15eがロータリーダンパ24の腕部24dに当接し、ロータリーダンパ24を第2の姿勢から第1の姿勢へ移行させる。このときカムギア15は、ロータリーダンパ24から回転方向と逆向きの力を受け、回転速度が減少していく。ロータリーダンパ24の腕部24dがホルダー部材16の当接面16eに当接することにより、カムギア15の回転が停止する。このときカムギア15は、ロータリーダンパ24により回転の勢いが抑制されているため、当接面での跳ね返りが少なくなり、カムギア15の停止までの時間が短い。
また、単写時や連写の1コマ目の撮影時において、カムギア15は、図16(c)、(d)に示される待機位置からチャージを開始するため、ロータリーダンパ24の回転部24bが第1の姿勢で待機していても、カムギア15の回転速度が遅い。このため、ダンパ効果がなくても当接面での跳ね返りは少なく、カムギア15の停止までの時間は短い。従って、単写時や、連写の1コマ目の撮影時における待機状態において、ロータリーダンパ24の回転部24bは、腕部24dがホルダー部材16の当接面16eに当接した第1の姿勢で待機していてもよい。
図17(c)、(d)に示される状態(ステップJ2)において、駆動ばね18がチャージされた状態となる。このためカムギア15は、駆動ばね18により左回転方向に付勢される。図17(c)、(d)に示されるように、羽根3a、3b、3cは、ステップJ2において、アパチャ1aを閉鎖している。撮像装置400は、ステップI1においてスイッチ(SW1)498がオンすると、不図示の測距手段(焦点検出手段)が被写体までの距離を測定し、レンズ制御手段491が撮影レンズを駆動しピント合わせを行う等の撮影準備動作を行う。
(助走駆動)
スイッチ(SW2)499がオンしてから所定時間の経過後(ステップK1)、羽根3a、3b、3cがアパチャ1aを開放する方向にカムギア15を回転するように、チャージ時とは逆方向にモータ20に通電を行う。さらに所定時間後(ステップK2)、羽根2a、2b、2cがアパチャ1aを閉鎖する方向にカムギア14を回転するように、チャージ時とは逆方向にモータ20に通電を行い、助走駆動を開始する。助走駆動にて、所定の駆動パルスの幅を徐々に小さくすることにより、モータ20の回転速度を徐々に速くする。
カムギア15は、モータ20への通電が開始されると、駆動ばね18による付勢力を受け、左回転方向へ回転して助走を始める。第2の駆動部材12は、羽根アーム3eの穴3iに掛けられたトグルばね6の付勢力により、羽根ユニット3がアパチャ1aを閉鎖する方向に付勢される。カムギア15は、第2のカム係合ピン12cが第2の空走駆動カム面15hに当接しながら加速を始める。このときカムギア15は、ロータリーダンパ24の影響は受けないため、スムースに加速することができる。カムギア14は、モータ20への通電が開始されると、駆動ばね18による付勢力を受け、左回転方向へ回転して助走を始める。第1の駆動部材11は、羽根アーム2eの穴2iに掛けられたトグルばね5の付勢力により、第1の羽根ユニット2がアパチャ1aを開放する方向に付勢される。カムギア14は、第2のカム係合ピン11cが第2の空走駆動カム面14hに当接しながら加速を始める。このときカムギア14は、ロータリーダンパ23の影響は受けないため、スムースに加速することができる。撮像素子403は、スイッチ(SW2)499がオンしてから所定時間後(ステップM)に、リセット走査を行い、各行の蓄積を開始する。
(羽根駆動開始)
駆動回路313は、ステップK1、K2から所定ステップ後(ステップN1、N2)において、カムギア14、15を左回転方向に駆動する。カムギア15が図17(c)(d)に示される状態(ステップK1)から左回転方向に回転すると、第2のカム係合ピン12cがカムギア15の同心円カムである第2の空走駆動カム面15hから第2の露光駆動カム面15iへ移行する(ステップN1)。そして露光駆動カム面15iをトレースして第2の駆動部材12を回転させ、第2の羽根ユニット3はアパチャ1aを閉鎖状態から開放状態へ移行する。
カムギア15は、図18(c)、(d)に示される状態からさらに左回転方向に回転すると、駆動部材12の第2のカム係合ピン12cは、カムギア15の第2の露光駆動カム面15iから乖離する。そして第2の駆動部材12は、第2の駆動部材12および第2の駆動部材12と連動して回転している第2の羽根ユニット3の慣性力により、第2の羽根ユニット3がアパチャ1aを開放する方向に回転する。このとき、トグルばね6の付勢力は切り替わっている。このため第2の駆動部材12は、羽根アーム3eの穴3iに掛けられたトグルばね6の付勢力により、第2の羽根ユニット3がアパチャ1aを開放する方向に付勢される。従って、第2の駆動部材12および第2の駆動部材12と連動して回転している羽根ユニット3の回転速度は減少しない。
カムギア14が図17(a)、(b)に示される状態(ステップK2)から左回転方向に回転すると、第2のカム係合ピン11cがカムギア14の同心円カムである第2の空走駆動カム面14hから第2の露光駆動カム面14iへ移行する(ステップN2)。そして露光駆動カム面14iをトレースして第1の駆動部材11を回転させ、第1の羽根ユニット2はアパチャ1aを開放状態から閉鎖状態へ移行する。
カムギア14は、図18(a)、(b)に示される状態からさらに左回転方向に回転すると、第1の駆動部材11の第2のカム係合ピン11cは、カムギア14の第2の露光駆動カム面14iから乖離する。そして第1の駆動部材11は、第1の駆動部材11および第1の駆動部材11と連動して回転している第1の羽根ユニット2の慣性力により、羽根ユニット2がアパチャ1aを閉鎖する方向に回転する。このとき、トグルばね5の付勢力は切り替わっている。このため第1の駆動部材11は、羽根アーム2eの穴2iに掛けられたトグルばね5の付勢力により、第1の羽根ユニット2がアパチャ1aを閉鎖する方向に付勢される。従って、第1の駆動部材11および第1の駆動部材11と連動して回転している羽根ユニット2の回転速度は減少しない。
これにより、アパチャ1aを閉鎖していた羽根3a、3b、3cがアパチャ1aを開放していくとともに、アパチャ1aを開放していた羽根2a、2b、2cがアパチャ1aを閉鎖していく。このため第1の羽根ユニット2と第2の羽根ユニット3は、撮影者が定めたシャッタ秒時で、撮像素子403に対して露光を行う。
(露光走行完了)
図18(c)、(d)に示される状態から所定角度だけ回転した後、図19(c)、(d)に示される状態(ステップO1)へ移行する。このとき、第2の駆動部材12の第1のカム係合ピン12bは、カムギア15の第1の露光駆動カム面15fに当接し、第1の露光駆動カム面15gをトレースしながら減速する。このため、第2の駆動部材12および第2の羽根ユニット3には大きな衝撃がかからない。また、第1のカム係合ピン12bは、カムギア15の第1の受けカム面15kにより誘導され、第1の空走駆動カム面15fと第1の保持カム面15jにより摺動保持されるため、バウンドによる再半開状態にならない。
図18(a)、(b)に示される状態から所定角度だけ回転した後、図19(a)、(b)に示される状態(ステップO2)へ移行する。このとき第1の駆動部材11の第1のカム係合ピン11bは、カムギア14の第1の露光駆動カム面14fに当接し、第1の露光駆動カム面14gをトレースしながら減速する。このため、第1の駆動部材11および第1の羽根ユニット2には大きな衝撃がかからない。また、第1のカム係合ピン11bは、カムギア14の第1の受けカム面14kにより誘導され、第1の空走駆動カム面14fと第1の保持カム面14jにより摺動保持されるため、バウンドによる再半開状態にならない。
露光完了してから所定時間の後(ステップP)において、撮像装置400は、撮像素子403が羽根ユニット2により遮光されているため、撮像素子403の静止画読み出し走査を開始する。
以上のように、チャージ動作でロータリーダンパ23、24がカムギア14、15の回転速度を減少させることにより、当接時の衝撃を小さくし、カムギア14、15が停止するまでの時間を短縮することができる。カムギア14、15でロータリーダンパ23、24の腕部23c(23d)、24c(24d)をホルダー部16の当接面16eに押し付けることにより、次の撮影で使用する位置まで回転部23b、24bを移動させる。これにより、助走駆動ではロータリーダンパ23、24は影響せず、カムギア14、15はスムースに加速ができ、チャージ動作でのみダンパ効果を得ることができる。なお本実施例では、羽根の往復動作でそれぞれセンサへの露光を行っているが、本実施例は片側のみ露光を行う場合にも適用可能である。
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例のフォーカルプレンシャッタ113は、電子先幕シャッタ動作を行う電子先幕方式のシャッタ装置である点で、実施例1とは異なる。他の構成や動作は実施例1と同様であるため、それらの説明は省略する。
図22は、本実施例における撮像装置400のフォーカルプレンシャッタ113の動作を説明するタイミングチャートである。図12乃至図19は、図22に示すステップ(ステップA〜P)となるときのフォーカルプレンシャッタ113の状態を説明する図である。
本実施例において、奇数回目の撮影は、実施例1と同様に、撮影待機状態、チャージ状態、助走駆動、羽根駆動開始、および、露光走行完了の順に進む。羽根駆動開始の際に、スイッチ(SW2)499をオンしてからステップEの期間は、撮像素子403の全画素リセット状態が継続される。スイッチ(SW2)499がオンしてから所定時間後のステップEにおいて、CPU409がTG408を制御することにより、TG408は電子先幕走査を開始する。ここで、電子先幕走査とは、全画素がリセット状態となっている撮像素子403に対して1ラインずつ電荷蓄積を開始することである。具体的には、垂直走査回路421が信号tx_*を1行目からn行目に向かって順にLowレベルにしていく。これにより、各行のPD441はリセットが順次解除され、蓄積状態に入る。1ラインずつ電荷蓄積を開始する走査パターンは、羽根3a、3b、3cの走行特性に合わせた走査パターンとなっているため、撮像素子403のどのラインでも均一な蓄積時間(露光時間)となる。
電子先幕の走査から、羽根3a、3b、3cが撮像素子403を遮光するまでの時間が、露光時間となる。ステップC1におけるスイッチ(SW2)499のオンによるモータ通電開始からの所定時間を制御することで、露光時間が制御される。なお本実施例では、ステップEでモータ20に通電した後に電子先幕の走査を開始しているが、露光時間によっては(露光時間が長い場合等)、電子先幕の走査を開始した後にモータ20を通電する場合もある。
本実施例において、偶数回目の撮影は、実施例1と同様に、撮影待機状態、チャージ状態、助走駆動、羽根駆動開始、および、露光走行完了の順に進む。羽根駆動開始の際に、スイッチ(SW2)499がオンしてからステップMの期間は、撮像素子403の全画素リセット状態が継続される。スイッチ(SW2)499がオンしてから所定時間後のステップMにおいて、CPU409は、TG408を制御することにより、TG408は電子先幕走査を開始する。ここで、電子先幕走査とは、全画素がリセット状態となっている撮像素子403に対して1ラインずつ電荷蓄積を開始することである。具体的には、垂直走査回路421が信号tx_*をn行目から1行目に向かって順にLowレベルにしていく。これにより、各行のPD441はリセットが順次解除され、蓄積状態に入る。1ラインずつ電荷蓄積を開始する走査パターンは、羽根2a、2b、2cの走行特性に合わせた走査パターンとなっているため、撮像素子403のどのラインでも均一な蓄積時間(露光時間)となる。
カムギア14が図17(a)、(b)に示される状態(ステップK2)から左回転方向に回転すると、第2のカム係合ピン11cがカムギア14の同心円カムである第2の空走駆動カム面14hから第2の露光駆動カム面14iへ移行する(ステップN2)。そして露光駆動カム面14iをトレースして第1の駆動部材11を回転させ、第1の羽根ユニット2はアパチャ1aを開放状態から閉鎖状態へ移行する。電子先幕の走査から、羽根2a、2b、2cが撮像素子403を遮光するまでの時間が、露光時間となる。ステップK1のスイッチ(SW2)499のオンによるモータ通電開始の所定時間を制御することで、露光時間が制御される。なお本実施例では、ステップMでモータ20に通電した後に電子先幕の走査を開始しているが、露光時間によっては(露光時間が長い場合等)電子先幕の走査を開始した後にモータ20を通電してもよい。
各実施例によれば、往復方向の露光走行が可能なシャッタ装置において、安定かつ高速な動作を実現することができる。このため、コマ速の速いシャッタ装置および撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 シャッタ地板
2 第1の羽根ユニット(遮光部材)
3 第2の羽根ユニット(遮光部材)
14 第1のカムギア(カム部材)
15 第2のカムギア(カム部材)
20 モータ
23 第1のロータリーダンパ(規制部材)
24 第2のロータリーダンパ(規制部材)
113 フォーカルプレンシャッタ(シャッタ装置)


Claims (13)

  1. 開口が形成されるシャッタ地板と、
    前記開口を閉鎖する閉鎖状態と前記開口を開放する開放状態とに往復移動可能な遮光部材と、
    モータと、
    前記モータに駆動されて回転することにより前記遮光部材を移動させるカム部材と、
    前記カム部材に当接することで前記カム部材の第1の方向への回転および前記第1の方向とは異なる第2の方向への回転を規制する回転可能な規制部材と、を有し、
    前記規制部材は、前記カム部材の前記第1の方向への回転を規制する際と前記カム部材の前記第2の方向への回転を規制する際とで、前記規制部材の回転方向における位置が異なることを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記規制部材は、前記カム部材の前記第1の方向への回転を規制するために前記カム部材と当接する第1の当接部と、前記カム部材の前記第2の方向への回転を規制するために前記カム部材と当接する第2の当接部とを有し、
    前記第1の当接部は、前記規制部材において前記第2の当接部とは異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記規制部材は、前記カム部材の前記第1の方向への回転に応じて当該カム部材が前記第1の当接部と当接した後と、前記カム部材の前記第2の方向への回転に応じて当該カム部材が前記第2の当接部と当接した後とで、前記回転方向における位置が異なることを特徴とする請求項2に記載のシャッタ装置。
  4. 前記モータは、第3の方向および第4の方向に回転可能であり、
    前記カム部材は、
    前記モータが前記第3の方向に回転することにより、前記遮光部材を前記閉鎖状態から前記開放状態へ移動させ、
    前記モータが前記第4の方向に回転することにより、前記遮光部材を前記開放状態から前記閉鎖状態へ移動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシャッタ装置。
  5. 前記カム部材は、
    前記遮光部材を移動させることなく移動可能な第1の領域と、
    前記遮光部材を移動させる第2の領域と、
    前記遮光部材を移動させることなく移動可能な第3の領域と、を有することを特徴とする請求項4に記載のシャッタ装置。
  6. 前記規制部材は、前記カム部材の回転に応じて姿勢を変更することを特徴とする請求項5に記載のシャッタ装置。
  7. 前記規制部材は、
    前記モータが前記第3の方向に回転する場合、前記第3の領域において、前記カム部材に係合して前記姿勢を変更し、
    前記モータが前記第4の方向に回転する場合、前記第1の領域において、前記カム部材に係合して前記姿勢を変更することを特徴とする請求項6に記載のシャッタ装置。
  8. 前記規制部材は、前記カム部材に係合するロータリーダンパであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシャッタ装置。
  9. 前記ロータリーダンパは、粘性を有する液体が満たされた固定部と、前記固定部に対して回転する回転部と、を有することを特徴とする請求項8に記載のシャッタ装置。
  10. 前記モータを取り付けるホルダー部材を更に有し、
    前記ロータリーダンパの前記回転部は、
    第1の腕部と、第2の腕部と、を有し、
    前記第1の腕部または前記第2の腕部が前記カム部材に当接することにより回転駆動され、
    前記ロータリーダンパは、前記第1の腕部が前記ホルダー部材に当接した第1の姿勢、および、前記第2の腕部が前記ホルダー部材に当接した第2の姿勢で、前記カム部材の回転を規制することを特徴とする請求項9に記載のシャッタ装置。
  11. 前記ロータリーダンパが前記第1の姿勢である場合に、前記カム部材が前記第1の腕部を介して前記ホルダー部材に当接し、前記カム部材の回転位相が規定され、
    前記ロータリーダンパが前記第2の姿勢である場合に、前記カム部材が前記第2の腕部を介して前記ホルダー部材に当接し、前記カム部材の回転位相が規定されることを特徴とする請求項10に記載のシャッタ装置。
  12. 前記シャッタ装置は、電子先幕方式のシャッタ装置であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシャッタ装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシャッタ装置と、
    撮像光学系を介して形成された光学像を光電変換する撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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